JPH0515771Y2 - - Google Patents

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JPH0515771Y2
JPH0515771Y2 JP1986074442U JP7444286U JPH0515771Y2 JP H0515771 Y2 JPH0515771 Y2 JP H0515771Y2 JP 1986074442 U JP1986074442 U JP 1986074442U JP 7444286 U JP7444286 U JP 7444286U JP H0515771 Y2 JPH0515771 Y2 JP H0515771Y2
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JP
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container body
lid
opening edge
protrusion
curled
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JP1986074442U
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JPS62185528U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はたとえば鉛筆その他の筆記用具等を収
納するための押圧開蓋付き金属容器の改良に関
し、とくに装飾性ならびに機能性の向上をはか
り、しかも加工工数を削減してコストの低減をは
かることを目的とする。
(従来の技術) たとえば鉛筆等の筆記用具を収納する最も進歩
的な鉛筆ケースの構造に関しては本考案者らによ
り既に開発され、実公昭58−37311号として公開
されている。
これは下蓋と、これに被嵌する上蓋とからな
り、その両者の背面側であつて、いずれか一方に
回動軸を、また他方には上記回動軸を係合遊嵌さ
せる大きめの軸受け凸部をそれぞれ設けて相互に
開閉自在としたケースであつて、下蓋は少なくと
もその正面側立ち上がり壁を上蓋の施蓋時におい
てその内面に当接する高さとするとともに、背面
側立ち上がり壁の高さをこれより低くし、しかも
これに続く側面側立ち上がり壁はその背面寄りの
部分から背面側立ち上がり壁方向にかけて壁面の
高さが次第に低くなるように構成したものであ
る。
(考案の解決すべき問題点) しかしながら上記した従来品にあつては複数本
の鉛筆を並列に収納できるだけで、たとえばハサ
ミ、消しゴム等の関連物品の収納のための容器を
別途用意する必要があつた。
また下蓋の背面側立ち上がり壁の高さを低く
し、これに続く側面側立ち上がり壁の背面寄りの
部分をテーパー状に低く構成するものであるため
開蓋機能の安定性に欠け、また背面の蝶番部が複
雑で余分な加工、部材を必要とすること、さらに
蓋の角隅部を上方から押圧して開蓋する構造とす
るためには、蓋の支点となるダボを加工形成する
必要があるために、著しく美観を損ねるばかりで
なく、加工工数が増してコスト高となる等の問題
があつた。
さらに金属性容器では容器本体や蓋の開口縁を
内カール、または外カールして切傷等の事故を防
止しているが、単に安全性を保持することのみを
目的とするもので機能面の向上に役立つものでは
なかつた。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案にあつては上記した従来品の有す
る難点を解決するため、蝶番加工を不要とし、ま
た中皿を設けることによりコスト高の原因となる
ダボの形成をも不要にするとともに、必要悪であ
つた開口縁のカール部を開閉蓋機構に役立たせる
構造とし、しかも加工性を良好にするようにした
ものであつて、具体的には、上蓋の一側端縁部を
容器本体に向けて加圧することにより開蓋するよ
うにした金属製の容器本体、中皿および上蓋とか
らなる容器において、 上方開口縁をカールさせて内カール部を形成す
るとともに、その長さ方向一側の端面部寄りの位
置に、内側に向けて対向させた一対の凸状部を形
成した容器本体と、 上記内カール部および一対の凸状部によつて囲
まれたエリア内に係合保持させるところの、上方
開口縁を外側にカールさせて外カール部を形成
し、これを容器本体の内カール部および凸状部上
に重ねた状態にて支点材を兼ねて保持させるよう
にした中皿と、 容器本体の長さ方向の左右両端面部の一方の開
口縁寄りの位置と、また他方の底面寄りの位置と
に、それぞれ外方に突出形成した突起部と、 前記中皿を介して容器本体上に被嵌させるとこ
ろの、容器本体の長さ方向の両端面部に突設した
突起部に対応するようにした、立ち上がり高さの
異なる両短壁面、および両短壁面間を連結すると
ころのテーパー状をした両長壁面とをそれぞれ内
カールさせるとともに、短壁面の内カール部をそ
れぞれ容器本体の突起部に係合させるようにした
上蓋 とからなる押圧開蓋付きの金属製容器に関する。
(実施例) 以下において本考案の具体的な内容を図示の一
実施例をもとに説明すると、1は容器本体、5は
中皿、7は上蓋を示す。
容器本体1は周縁に側面部1aと端面部1b,
1cとをそれぞれ連設させた有底の容器であり金
属板をプレス加工して成形される。さらに上記側
面部1a,1aおよび端面部1b,1cからなる
上方開口縁を内側にカールさせて内カール部2が
形成され、しかも該容器本体の長さ方向一側の端
面部1c寄りの位置に容器本体1の内側方向に向
けて突出させた一対の凸状部2a,2aが形成さ
れ、また左右両端面部1b,1cの一方(凸状部
2aより遠い方)には上方開口縁寄りの位置に外
方に突出させた突起部3が、また他方には底面寄
りの位置に外方に突出させた突起部4が、それぞ
れエンボス成形等の手段により成形されている。
中皿5は金属板の周縁を上方に立ち上らせると
ともにその上方開口縁を外方にカールさせた外カ
ール部6を有し、容器本体1の上記内カール部2
および内側方向に水平に突出する一対の凸状部2
a,2aによつて囲まれたエリア内において、上
記外カール部6を上記容器本体1の内カール部2
および突状部2a,2a上に係合保持させる。
また上蓋7は前記した容器本体1の内側にカー
ルされた開口縁の外側に被嵌されるべく、容器本
体の長さ方向の両端面部に突設した突起部に対応
させるべく、立ち上がり高さを異ならしめた両短
壁面7b,7cと、その両短壁面間を連結すると
ころの、テーパー状をした長壁面7a,7aとを
それぞれ連設させ、かつ下方開口縁を内側にカー
ルさせて内カール部8,9が形成されている。前
記短壁面7bと7cは、その立ち上がり高さを7
c>7bとしており、この高さの異なる短壁面7
bと7cの各両端を長壁面7a,7aで連結して
いる。すなわち、該上蓋7の長さ方向一側の短壁
面7bの下方開口縁に形成されている内カール部
8は容器本体の長さ方向一方の端面部1bの開口
縁寄りの位置に設けた突起部3の下側に当接し、
また他側の短壁面7cの下方開口縁に形成されて
いる内カール部9は容器本体1の他方に有する端
面部1bに設けたところの底面寄りの突起部4の
下側に当接する短壁面7b,7cの立ち上がり高
さとしている。この結果、短壁面7bより7cに
かけての左右の両長壁面7a,7aは次第に立ち
上がり高さを増し、長壁面7a,7aの開口縁に
はテーパー10が形成されることとなる。
(作用) 上記した実施例の構成において、容器本体1の
内カール部2、および内側水平方向に突出させた
一対の凸状部2a,2aによつて囲まれたエリア
内に上方から中皿5を嵌装する。
中皿5はその開口周縁に有する外カール部6を
以て容器本体1の内カール部2および凸状部2
a,2a上に係合保持され、しかも上蓋の支点材
をも兼ねる。次いで中皿5の上方より上蓋7を、
その長壁面7aと短壁面7b,7cを下側に向
け、短壁面7b,7cをそれぞれ容器本体の端面
部1b,1cに対応させて容器本体1の開口縁に
被嵌する。
この際上蓋7の内カール部8および9が容器本
体1の突起部3および4に一旦当接した後、さら
にこれを押し込むことによつて該突起部3および
4を乗り越えてそれぞれ係着され、これによつて
上蓋7は中皿5の各開口縁上に保持されるととも
に突起部3および4とにより安定的に保持されて
施蓋が完了する(第3図参照)。また開蓋に際し
ては上蓋7の短壁面7c寄りの位置を上方よりX
方向の圧力を加えることにより上蓋7は中皿5の
凸状部2a,2aに保持されている側の上端外カ
ール部6を支点に図において反時計方向に回転
し、その結果反対側の端面部7bに施した内カー
ル部8と容器本体1の突起部3との係合が容易に
外され(第4図参照)その後上蓋7を上方に持ち
上げるだけで容易に開蓋することができる。
(考案の効果) 本考案は上記した通り、容器本体の上方開口縁
に内カール部を形成するとともにその長さ方向一
側の端面部寄りの位置に容器本体の内側方向に向
けて水平に突出させた一対の凸状部を形成し、該
凸状部と上記内カール部とにより囲まれたエリア
内にのみ中皿を収容するようにしたものであるた
めに容器本体の一部にはたとえば大きめの消しゴ
ムその他のものを収容でき、合理的である。
また容器本体の長さ方向左右両端面部の一方に
は開口縁寄りの位置に、また他方には底面寄りの
位置にそれぞれ外方に向けて突出させた突起部を
形成するとともに、上蓋の長さ方向一側の短壁面
を上記容器本体の一方に有する開口縁寄りの突起
部に対応する立ち上がり高さとし、また他側の短
壁面には容器本体の他方に有するところの底面寄
りの突起部に対応する立ち上がり高さとし、それ
ぞれ対応させて設けたものであるために、これを
上記容器本体上に中皿を介して被嵌させた場合に
おいて上蓋は支点材を兼ねた中皿の上方開口縁上
に保持され、しかもその長さ方向両短壁面に有す
る各内カール部が容器本体の突起部にそれぞれ安
定的に係着されているために従来の如き蝶番機構
や支点材としてのダボの形成工程を必要とせず、
その分だけコストの低減をはかることができると
同時に、審美感を向上させることができる。
また開蓋に際しては上蓋の一側端縁部を上方よ
り下方に向けて加圧するだけで上蓋は中皿の開口
縁を支点に回転し、容器本体の突起部との係合を
簡単に解除でき、その後上蓋を持ち上げるだけで
容易に開蓋が可能であり、また開蓋後に上蓋は容
器本体から分離され、これを再び閉蓋する場合、
上蓋は特定方向でないと閉蓋しないため、容器本
体と上蓋とに分割して施された各種のデザインを
必ず整合させることができる等種々の有益な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をあらわした押圧開
蓋付きの金属製容器の全体斜視図、第2図は上蓋
および容器本体のそれぞれの一部を切欠いた状態
の斜視図、第3図および第4図は第1図における
縦断面図である。 1……容器本体、2……内カール部、2a,2
a……一対の凸状部、3,4……突起部、5……
中皿、7……上蓋、7a……長壁面、7b,7c
……短壁面、8,9……内カール部、10……テ
ーパー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上蓋の一側端縁部を容器本体に向けて加圧する
    ことにより開蓋するようにした金属製の容器本
    体、中皿および上蓋とからなる容器において、 上方開口縁をカールさせて内カール部を形成す
    るとともに、その長さ方向一側の端面部寄りの位
    置に、内側に向けて対向させた一対の凸状部を形
    成した容器本体と、 上記内カール部および一対の凸状部によつて囲
    まれたエリア内に係合保持させるところの、上方
    開口縁を外側にカールさせて外カール部を形成
    し、これを容器本体の内カール部および凸状部上
    に重ねた状態にて支点材を兼ねて保持させるよう
    にした中皿と、 容器本体の長さ方向左右の両端面部の一方の開
    口縁寄りの位置と、また他方の底面寄りの位置と
    に、それぞれ外方に突出形成した突起部と、 前記中皿を介して容器本体上に被嵌させるとこ
    ろの、容器本体の長さ方向の両端面部に突設した
    突起部に対応するようにした、立ち上がり高さの
    異なる両短壁面、および両短壁面間を連結すると
    ころのテーパー状をした両長壁面の下方開口縁を
    それぞれ内カールさせるとともに、短壁面の内カ
    ール部をそれぞれ容器本体の突起部に係合させる
    ようにした上蓋 とからなる押圧開閉蓋付きの金属製容器。
JP1986074442U 1986-05-17 1986-05-17 Expired - Lifetime JPH0515771Y2 (ja)

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JPS62185528U JPS62185528U (ja) 1987-11-25
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JPS588341B2 (ja) * 1975-10-07 1983-02-15 オオタ マサユキ モクシツノボウジヨウサイヘンカラ バンジヨウブツオセイケイスルホウホウ

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