JPH05157521A - エリプソパラメータ測定方法及びエリプソメータ - Google Patents

エリプソパラメータ測定方法及びエリプソメータ

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JPH05157521A
JPH05157521A JP3315686A JP31568691A JPH05157521A JP H05157521 A JPH05157521 A JP H05157521A JP 3315686 A JP3315686 A JP 3315686A JP 31568691 A JP31568691 A JP 31568691A JP H05157521 A JPH05157521 A JP H05157521A
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JP
Japan
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light
beam splitter
polarization
ellipsometer
polarized
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Application number
JP3315686A
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English (en)
Inventor
Takeo Yamada
健夫 山田
Akira Kazama
彰 風間
Takahiko Oshige
貴彦 大重
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Publication of JPH05157521A publication Critical patent/JPH05157521A/ja
Priority to US08/133,762 priority Critical patent/US5335066A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/21Polarisation-affecting properties
    • G01N21/211Ellipsometry

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Biochemistry (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Pathology (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エリプソメータに含まれる可動光学部材を除
去して、測定速度を上昇するとともに、膜厚測定におい
て常に一定の高い測定精度を維持する。 【構成】 光源部から測定対象に入射されて、この測定
対象にて反射された楕円偏光を有する反射光を互いに方
向が異なる4つの偏光成分に分離して各偏光成分の光強
度を検出し、検出された4つの光強度のうち値が最も小
さい光強度を破棄して、値が大きい残りの3つの光強度
を用いてエリプソパラメータψ,Δを算出している。ま
た、可動する光学部材を排除して固定光学部材のみで構
成している。さらに、4つの光強度を得る各偏光成分の
偏光方向をそれぞれ基準方向に対して90°,0°,+
45°,−45°に設定している。また、4つの偏光成
分を取出すために複合ビームスプリッタを用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄い膜厚を正確に測定す
る場合に用いるエリプソパラメータを測定するエリプソ
パラメータ測定方法及びこの方法を用いたエリプソメー
タに係わり、特に、最良の測定状件を自動的に選択する
エリプソパラメータ測定方法及びエリプソメータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄膜の膜厚を測定する手法としてエリプ
ソメトリ手法が用いられる。この手法は、薄膜等の試料
面で光が反射する際の偏光状態の変化、すなわち電場ベ
クトルの入射面に平行な成分(P成分)の反射率Rp
と、直角な成分(S成分)の反射率Rsとの比ρを(1)
式で測定して、すでに確立されている偏光反射率比ρと
膜厚dとの一定の関係に従って、この膜厚dを求める。 ρ=Rp/Rs= tanψ exp[jΔ] …(1)
【0003】ここで、偏光反射率比ρは、(1) 式に示す
ように、一般に複素数であるので、2つのエリプソパラ
メータ、つまり振幅比ψ、および位相差Δを求める必要
がある。
【0004】従来このエリプソパラメータψ,Δを求め
る手法として、回転検光子法と言われる方式がある。こ
の方法においては、例えば、光源から測定対象に対して
所定角度で偏光した光を入射させ、その測定対象からの
楕円偏光された反射光を回転する検光子を透過させて受
光器に導く。そして、その時受光器で得られる光強度信
号波形から前記エリプソパラメータを算出する。
【0005】しかし、一つの測定を実行する場合に必ず
検光子を1回転させて光強度信号を観測する必要がある
ので、必ず、回転させるために一定以上の時間が必要で
ある。したがって、高速で移動している測定対象の膜厚
を測定することは不可能である、また、機械的な可動部
分が存在するので装置自体が大型化し、工場の製造ライ
ン等に据付け、オンラインで例えば連続して供給される
測定対象を測定することはできなかった。
【0006】このような不都合を解消するために、図1
8に示すように、可動部分を除去した3チャンネルのエ
リプソメータが開発されている(特開昭63−3610
5号公報,特開平1−28509号公報)。
【0007】例えばレーザ光源からなる光源1から出力
された単一波長を有する光は偏光子2にて直線偏光に変
換されて測定対象としての試料面3に所定角度φを有し
て入射する。なお、試料面3において、入射面は紙面と
平行し、図示するように紙面と平行する方向をP方向,
紙面と直交する方向をS方向とする。試料面3からの反
射光は3個の無偏光のビームスプリッタ4a,4b,4
cによって3本の光に分岐される。各ビームスプリッタ
4a〜4cは、光学的に等方で透明なものを使用し、か
つ互いに平行に固定されている。
【0008】そして、二つのビームスプリッタ4a,4
bを透過した第1の光は第1の検光子5aおよび集光レ
ンズ6aを介して第1の受光器7aへ入射される。第1
の受光器7aはその光強度Ia を電気信号に変換する。
同様に、ビームスプリッタ4aを透過して次のビームス
プリッタ4bで反射された第2の光は第2の検光子5b
および集光レンズ6bを介して第2の受光器7bへ入射
される。第2の受光器7bはその光強度Ib を電気信号
に変換する。さらに、ビームスプリッタ4aで反射され
次のビームスプリッタ4cを透過した第3の光は第3の
検光子5cおよび集光レンズ6cを介して第3の受光器
7cへ入射される。第3の受光器7cはその光強度Ic
を電気信号に変換する。
【0009】また、各検光子5a〜5cは偏光の有無,
偏光の方向を調べるための素子であり、偏光子と同一構
成を有する。よって、各検光子5a〜5cは設定された
方向に振動する光成分のみを通過させる。そして、第1
の検光子5aの偏光方向が基準方向(方位0°)に設定
され、第2の検光子5bの偏光方向が前記基準方向に対
して+45°傾斜して設定され、第3の検光子5cの偏
光方向が前記基準方向に対して−45°傾斜して設定さ
れている。なお、前記基準方向は、受光器7a側から見
て図中矢印a方向で示すように、資料面3への光の入射
面に平行な方向(P方向)を方位0°とする方向であ
る。
【0010】したがって、試料面3にて反射された光が
図19に示すように楕円偏光されていた場合において
は、第1の受光器7aにて得られる第1の光強度Ia は
図19に示す楕円偏光における横軸(0°方向)への正
投影の振幅を示す。また、第2の受光器7bにて得られ
る第2の光強度Ib は楕円偏光における+45°傾斜し
た線への正投影の振幅を示す。さらに、第3の受光器7
cにて得られる第3の光強度Ic は楕円偏光における−
45°傾斜した線への正投影の振幅を示す。
【0011】そして、前述したエリプソパラータψ,Δ
は、図19のように楕円偏光された試料面3からの反射
光のP成分とS成分の振幅比ψと位相差Δであるので、
簡単な幾何学的考察により、(2) (3) 式にて求められ
る。 COSΔ=(Ib −Ic )/(2Ia ){Ia /(Ib +Ic −Ia )}1/2 …(2) tanψ=(σ1 ・σ2 ){Ia /(Ib +Ic −Ia )}1/2 …(3)
【0012】但し、各ビームスプリッタ4a〜4cの各
方向への振幅反射率比σ1 ,振幅透過率比σ2 は固有な
値であり、既知の楕円偏光を有する試験光を各ビームス
プッタ4a〜4cに入射させて予め求めておく。このよ
うにして、エリプソパラメータψ,Δ,が求まると、別
途計算式を用いて膜厚dが算出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示した従来のエリプソメータにおいてもまだ改良すべ
き次のような課題があった。
【0014】すなわち、各受光器7a〜7cにて検出さ
れた光強度Ia 〜Ic は図19に示すように、試料面3
の反射光が有する楕円偏光の形状によって大きく変化す
る。例えば図19に示す楕円形状がもっと偏平形状にな
ると、3つの光強度Ia ,Ib ,Ic のうちの3番目の
光強度Ic のみが他の光強度Ia ,Ib に比較して極端
に小さい値となる。
【0015】一方、前述した各エリプソパラメータψ,
Δを例えばコンピュータで算出するために各光強度Ia
〜Ic をA/D変換器でデジタル値に変換する必要があ
る。したがって、一つの光強度のみが値が小さいと、A
/D変換された値の有効桁数が少なくなり、大きな誤差
を含むことになる。その結果、算出されたエリプソパラ
メータψ,Δの精度が低下し、最終的に得られる膜厚d
の測定精度が低下する問題が生じる。
【0016】このように、図18に示す3チャンネルの
エリプソメータは、可動部分が存在しないので、高速に
測定対象の膜厚を測定できる極めて有用な装置であるに
もかかわらず、上述したように測定対象によっては測定
精度が、先に説明した回転検光子を用いたエリプソメー
タに比較して劣る懸念がある。
【0017】なお、同一測定点における測定回数を増や
して測定結果の平均値をとれば、誤差はある程度圧縮さ
れるが、同一測定点を繰り返し測定すると全体の測定時
間がが長くなるのみならず、例えば工場の製造ラインに
おける膜厚検査等の高速で移動している測定対象には適
用できない。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、測定対象にて反射された楕円偏光を有する
反射光を互いに偏光方向が異なる4つの偏光成分に分離
して各偏光成分の光強度を検出することにより、そのな
かから値の低い光強度を破棄でき、結果として、高い値
を有する光強度のみを用いてエリプソパラメータが算出
でき、高い測定速度を維持したままで、膜厚測定精度を
大幅に向上できるエリプソパラメータ測定方法及びエリ
プソメータを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明のエリプソパラメータ測定方法においては、測
定対象に対して偏光した光を所定角度で入射させ、この
測定対象の反射光をそれぞれ互いに異なる4つの偏光成
分に分離し、この分離された4つの偏光成分の光強度の
うち値の大きい3つの光強度を選択してこの3つの光強
度に基づいてエリプソパラメータを求めるようにしてい
る。
【0020】また、本発明のエリプソメータにおいて
は、偏光した光を測定対象に所定角度で入射させる光源
部と、測定対象にて反射された反射光を互いに異なる2
方向に分岐する無偏光ビームスプリッタと、この無偏光
ビームスプリッタにて分岐された各光をそれぞれ異なる
2偏光方向に分離し、最終的に測定対象の反射光を4つ
の偏光成分に分離する複数の光学部材と、この複数の光
学部材にて分離された各偏光成分の光強度を検出する4
個の受光器と、この4個の受光器から検出された4つの
光強度のうち値の大きい3つの光強度を選択してこの3
つの光強度に基づいて前記反射光における楕円偏光のエ
リプソパラメータを算出する演算部とを備えたものであ
る。
【0021】また、別の発明においては、上記複数の光
学部材を、無偏光ビームスプリッタにて分岐された一方
の光を基準方向に対して+90°および0°方向の各偏
光成分に分離する第1の光学系と、無偏光ビームスプリ
ッタにて分岐された他方の光を前記基準方向に対して+
45°および−45°方向の各偏光成分に分離する第2
の光学系とで構成している。さらに、別の発明において
は、測定対象に対する入射光路または反射光路に波長板
を挿入している。
【0022】さらに、別の発明におけるエリプソメータ
は、偏光した光を測定対象に所定角度で入射させる光源
部と、測定対象にて反射された反射光を互いに異なる4
つの偏光成分に分離する複合ビームスプリッタと、この
複合ビームスプリッタにて分離された各偏光成分の光強
度を検出する4個の受光器と、この4個の受光器から検
出された4つの光強度のうち値の大きい3つの光強度を
選択してこの3つの光強度に基づいて反射光における楕
円偏光のエリプソパラメータを算出する演算部とを備え
たものである。
【0023】さらに別の発明おいては、上述した複合ビ
ームスプリッタを、測定対象からの反射光を入射面で反
射光と透過光とに分岐させる無偏光ガラスと、一端が無
偏光ガラスに固定され、この無偏光ガラスの反射光を基
準方向に対して+90°および0°方向の各偏光成分に
分離する第1の偏光ビームスプリッタと、無偏光ガラス
の透過光の出射面に接合され、無偏光ガラスの透過光を
基準方向に対して+45°および−45°方向の各偏光
成分に分離する第2の偏光ビームスプリッタとで構成し
ている。
【0024】さらに、第1の変更ビームスプリッタにお
いて反射光を+45°及び−45°方向の各偏光成分に
分離し、第2の変更ビームスプリッタにおいて透過光を
+90°および0°方向の各偏光成分に分離している。
【0025】
【作用】まず、このように構成されたエリプソパラメー
タ測定方法の動作原理を説明する。前述したように、光
源部から偏光した光が所定角度φで測定対象に入射する
と、この測定対象にて反射される反射光は測定対象の膜
厚等で定まる一定形状の楕円偏光を有する。そして、エ
リプソパラメータψ,Δは測定対象からの反射波のP成
分とS成分との振幅比ψと位相差Δであるので、楕円形
状および楕円の基準線からの傾き度合いから求まる。し
たがって、図19に示すように、楕円を各方向に投影し
た最低3つの光強度が得られれば、その楕円は一義的に
定まる。よって、例えば図2に示すように、4つの方向
からの投影を求めて、そのなかから1個を破棄して残り
の3つの方向からの投影を得ても、楕円は一義的に定ま
る。
【0026】よって、本発明のエリプソパラメータ測定
方法及びエリプソメータにおいては、測定対象にて反射
された楕円偏光を有する反射光は、無偏光ビームスプリ
ッタで2方向に分岐され、分岐された各方向の光はさら
にそれぞれ2方向の偏光成分に分離される。したがっ
て、最終的にそれぞれ偏光方向が異なる4つの偏光成分
が得られ、各光強度に変換される。この4つの光強度は
前述した楕円を異なる方向から投影した値であるので、
この4つの光強度のうちの任意の3つの光強度でもっ
て、エリプソパラメータの振幅比ψおよび位相差Δが求
まる。
【0027】この場合、4つの光強度のうち誤差を含む
程度が大きいと見なすことができる最も値の小さい光強
度を破棄して、値が大きい3つの光強度を用いて算出し
ているので、算出されたエリプソパラメータψ,Δの精
度が向上する。
【0028】また、各偏光成分の偏光方向を、測定対象
に対する入射光の入射面を方位0°(P方向)とする基
準方向に対して+90°,0°,+45°および−45
°に設定することによって、前記エリプソパラメータ
ψ,Δの演算が単純化される。
【0029】また、測定対象にて反射された反射光を一
つの光学部品で構成された複合ビームスプリッタでもっ
てそれぞれ互いに異なる4つの偏光成分に分離してい
る。このように、複合ビームスプリッタを用いることに
よって、光学部品点数を低減でき、エリプソメータ全体
を小型,軽量に製造できる。
【0030】また、この複合ビームスプリッタを無偏光
ガラスと、第1,第2の偏光ビームスプリッタとで構成
している。このような構成の複合ビームスプリッタにお
いて、測定対象からの反射光は無偏光ガラスの表面で透
過光と反射光とに分岐される。そして、反射光は第1の
偏光ビームスプリッタにて基準方向に対して+90°お
よび0°の2つの偏光成分に分離される。同様に透過光
は第2の偏光ビームスプリッタにて基準方向に対して+
45°および−45°の2つの偏光成分に分離される。
したがって、前記反射光は互いに異なる4つの偏光成分
に分離される。
【0031】さらに、第1の変更ビームスプリッタにお
いて反射光を+45°及び−45°方向の各偏光成分に
分離し、第2の変更ビームスプリッタにおいて透過光を
+90°および0°方向の各偏光成分に分離することも
可能である。
【0032】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0033】図3は実施例のエリプソパラメータ測定方
法を採用したエリプソメータ全体を示すブロック図であ
る。図中10は軽金属材料で形成されたケースに収納さ
れたエリプソメータ本体である。このエリプソメータ本
体10から出力された各光強度I1 ,I2 ,I3 ,I4
はA/Dコンバータ11でデジタル値に変換された後、
演算部としてのパーソナルコンピュータ12へ入力され
る。このパーソナルコンピュータ12は、入力された各
光強度I1 ,I2 ,I3 ,I4 のうちの最低値の光強度
を破棄した残りの3つの光強度を用いてエリプソパラメ
ータψ,Δを算出する。さらに、この算出されたエリプ
ソパラメータψ,Δを用いて測定対象としての試料面1
3の膜厚dを所定の演算式を用いて算出する。
【0034】ここで、A/Dコンバータ11は各光強度
I1 ,I2 ,I3 ,I4 を時分割して順番にA/D変換
していく。なお、1個の光強度の変換時間は約10μse
c である。したがって、パーソナルコンピュータ12に
おける計算時間も含めて、試料面13上のサンプリング
された1つ測定点のエリプソパラメータψ,Δおよび膜
厚dの測定時間は約100μsec である。なお、各光強
度I1 ,I2 ,I3 ,I4 は同時に測定して電圧保持回
路で保持するので、たとえ試料面13が高速で移動した
としても十分対処できる。
【0035】図1は、前記エリプソメータ本体10の内
部構成図である。例えば半導体レーザ光源14から出力
された単一波長を有するレーザ光線は偏光子15で直線
偏光に変換される。したがって、半導体レーザ光源14
および偏光子15は光源部16を構成する。直線偏光に
変換された入射光17は光源部16から試料面13へ角
度φで入射される。そして、試料面13で反射された反
射光18は試料面13の膜の存在によって、直線偏光か
ら図2に示した楕円偏光になり、無偏光ビームスプリッ
タ19へ入射される。
【0036】無偏光ビームスプリッタ19は例えば無偏
光ガラス板で構成されている。そして、入射された反射
光18は全く偏光されずに楕円偏光状態を保持したまま
二つの光20a,20bに分岐される。反射された反射
光20aは第1の偏光ビームスプリッタ21へ入射す
る。また、透過した透過光20bは第2の偏光ビームス
プリッタ22へ入射する。
【0037】第1,第2の偏光ビームスプリッタ21,
22は同一構成を有しており、例えばグラントムソンプ
リズム,グランテーラープリズム等で構成され、入射し
た楕円偏光を有する光を互い直交する2方向の偏光成分
に分離してそれそれ透過光と反射光として出力する。な
お、透過光がある角度で2成分に分かれるウォラストン
プリリズム等であってもよい。
【0038】そして、第1の光学系としての第1の偏光
ビームスプリッタ21は、この第1の偏光ビームスプリ
ッタ21の透過光21aの偏光方向が資料面13への光
の入射面に平行な方向を方位0°とした前述した基準方
向に対して受光器23a側から見て反時計回りに+90
°になるように位置決めされている。そして、第1の偏
光ビームスプリッタ21から出力された偏光方向が+9
0°の透過光21aは受光器23aへ入射される。ま
た、第1の偏光ビームスプリッタ21から出力された偏
光方向が0°となる反射光21bは受光器23bへ入射
される。
【0039】さらに、第2の光学系としての第2の偏光
ビームスプリッタ22は、この第2の偏光ビームスプリ
ッタ22の透過光22aの偏光方向が前記基準方向に対
して+45°になるように位置決めされている。そし
て、第2の偏光ビームスプリッタ22から出力された偏
光方向が+45°の透過光22aは受光器23cへ入射
される。また、第2の偏光ビームスプリッタ22から出
力される偏光方向が−45°となる反射光22bは受光
器23dへ入射される。
【0040】したがって、受光器23aに入射される透
過光21aによって反射光18の図2に示す楕円偏光の
縦軸に投影した光強度I1 (1チャンネル)が得られ
る。また、受光器23bに入射される反射光21bによ
って楕円偏光の横軸に投影した光強度I2 (2チャンネ
ル)が得られる。さらに、受光器23cに入射される透
過光22aによって楕円偏光の横軸に対して+45°傾
斜した線に対して投影した光強度I3 (3チャンネル)
が得られる。そして、受光器23dに入射される反射光
22bによって楕円偏光の横軸に対して−45°傾斜し
た線に対して投影した光強度I4 (4チャンネル)が得
られる。
【0041】すなわち、試料面13からの反射光18は
それぞれ各光強度I1,I2 ,I3,I4 を有した90
°,0°,+45°,−45°の4つの方向の各偏光成
分に分離される。そして、前述したように、これら4つ
の光強度I1 〜I4 のうちの3つの光強度を用いてこの
楕円偏光を特定するエリプソパラメータψ,Δが算出さ
れる。 条件A……光強度I1 が最小の場合(I2 ,I3 ,I4 を用いて算出) tan ψ=σ3 [2I2 /(1+σ3 2 )(I3 +I4 )−2I2 ]1/2 cos Δ=[(1+σ3 2 )(I3 −I4 )/4I2 ] ×[2I2 /(1+σ3 2 )(I3 +I4 )−2I2 ]1/2
【0042】但し、無偏光ビームスプリッタ19の振幅
透過率σ3 は固有な値であり、既知の直線偏光または楕
円偏光を有する試験光をこの無偏光ビームスプリッタ1
9へ入射して、真のエリプソパラメータψ,Δからのず
れ量から逆算して予め求めておく。 条件B……光強度I2 が最小の場合(I1 ,I3 ,I4 を用いて算出) tan ψ=[{(1+σ3 2 )(I3 +I4 )−2σ3 2 I1 }/2I1 ]1/2 cos Δ=[(1+σ3 2 )(I3 −I4 )/4σ3 I1 ] ×[2I1 /(1+σ3 2 )(I3 +I4 )−2σ3 2 I1 ]1/2 条件C……光強度I3 が最小の場合(I1 ,I2 ,I4 を用いて算出) tan ψ=(I2 /I1 )1/2 cos Δ=−[(1+σ3 2 )I4 −I2 −σ3 2 I1 ] /[2σ3 (I1 I2 )1/2 ] 条件D……光強度I4 が最小の場合(I1 ,I2 ,I3 を用いて算出) tan ψ=(I2 /I1 )1/2 cos Δ=[(1+σ3 2 )I3 −I2 −σ3 2 I1 ] /[2σ3 (I1 I2 )1/2
【0043】演算部としてのパーソナルコンピュータ1
2は図4の流れ図に従って、エリプソメータ本体10か
らA/Dコンバータ11を介して入力されデジタルの4
個の各光強度I1 〜I4 から試料面13における膜厚d
を算出する。
【0044】すなわち、流れ図が開始されると、4つの
各光強度I1 〜I4 を読取る。次に、4つの光強度のう
ち最小の光強度を破棄する。そして、残り3つの光強度
が上述した条件A〜Dのうちのどの条件に一致するかを
検索する。そして、検索された条件の示す式を選択し
て、その式を用いてエリプソパラメータψ,Δを算出す
る。エリプソパラメータψ,Δ,が求まると、別途計算
式を用いて試料面13における膜厚dを算出する。
【0045】このように構成されたエリプソメータであ
れば、測定された4つの光強度I1〜I4 のうち誤差を
含む程度が最も大きいと見なされる、最も値の小さい光
強度が破棄される。そして、誤差の程度が小さいと見な
される値が大きい残りの3つの光強度を用いてエリプソ
パラメータψ,Δが算出される。したがって、算出され
たエリプソパラメータψ,Δの精度が向上する。
【0046】このように、常時最良の条件の光強度を選
択して計算に使用するので、エリプソパラメータψ,Δ
の計算に予め固定された3個の光強度Ia 〜Ic を用い
ていた従来の3チャンネルのエリプソメータに比較し
て、その測定精度を常に一定レベル以上の高い値に維持
できる。すなわち、測定対象や測定条件に起因する測定
精度の変動が少なく、常に安定した測定精度を維持でき
る。
【0047】また、図1に示す各光学部品は例えば基板
に固定されており、可動部分は存在しない。したがっ
て、一つの測定点に対する測定所要時間はA/Dコンバ
ータ11の変換時間とパーソナルコンピュータ12内の
演算処理時間のみと見なせるので、前述したように約1
00μsec となり、ほぼ実時間で測定可能である。した
がって、たとえ測定対象が高速で移動していたとしても
正しく膜厚dを測定できる。図5は本願発明のエリプソ
メータをシリコンウェーハーの酸化膜厚の分布測定装置
に組込んだ状態を示す図である。
【0048】ベース31上に移動テーブル32が設けら
れ、この移動テーブル32上に回転支持台33が取付け
られている。そして、この回転支持台33上に測定対象
としてのシリコンウェーハー35が例えば吸着機構によ
って取付けられる。したがって、シリコンウェーハー3
5は回転しながら矢印方向に直線移動する。ベース31
上にはシリコンウェーハー35全体の厚みを測定する既
存の厚み測定装置36が配設され、また、この厚み測定
装置36の対向位置にエリプソメータ本体37が支持部
材38にて固定されている。
【0049】そして、厚み測定装置36およびエリプソ
メータ本体37は移動テーブル32および回転支持台3
3にて螺旋状に移動しているシリコンウェーハー35の
各測定位置(R,θ)における全体の厚みと酸化膜の厚
みdを測定する。
【0050】図7は酸化膜厚の分布測定装置における電
気的構成を示すブロック図である。エリプソメータ本体
37に組込まれた各受光器23a,23b,23c,2
3dから出力されるアナログの各光強度I1 ,I2 ,I
3,I4 はそれぞれ増幅器60a,60b,60c,6
0dで一定の増幅率で増幅された後、それぞれサンプル
ホールド(S/H)回路61a,61b,61c,61
dで一定期間サンプルホールドされる。そして、サンプ
ルホールドされた各光強度はマルチプレクサ回路62へ
入力される。マルチプレクサ回路62は、入力された4
つの各光強度I1 〜I4 を時分割して一つの時分割多重
信号に変換して、A/D変換器63へ送出する。A/D
変換器63は入力されたアナログの時分割多重化信号を
デジタルのデータ信号に変換してバスライン64へ送出
する。
【0051】バスライン64には、各種演算および制御
を行うCPU(中央処理装置)65が接続されている。
そして、このCPU65は前記バスライン64を介し
て、制御プログラムが記憶されているROM66,入力
されたデジタルの各光強度I1〜I4 等の各種可変デー
タを記憶するRAMで構成されたデータメモリ67,演
算結果を例えば表示器やプリンタに出力する出力装置6
8等を制御する。
【0052】さらに、CPU65は、各サンプルホール
ド回路61a〜61dにおけるサンプルホールドタイミ
ングを制御し、マルチプレクサ回路62の動作を制御す
る。また、CPU65は、前記移動テーブル32および
回転支持台33を駆動する移動機構69に対して制御信
号を送出して、移動テーブル32および回転支持台33
の移動位置を制御する。
【0053】そして、前記CPU64は外部から測定指
令が入力すると、図4に示す流れ図に従って、シリコン
ウェーハー35に対する膜厚dの測定処理を実行する。
流れ図が開始されると、移動機構69へ制御信号を送出
してシリコンウェーハー35上の測定位置(R,θ)を
初期化する。次に、該当測定位置における各光強度I1
〜I4 をA/D変換器63を介して読取り、一旦データ
メモリ67へ書込む。そして、読取った4つの光強度I
1 〜I4 のうち最小の光強度を破棄する。そして、残り
3つの光強度が前述した条件A〜Dのうちのどの条件に
一致するかを検索する。
【0054】そして、検索された条件の示す式を選択し
て、エリプソパラメータψ,Δを算出する。エリプソパ
ラメータψ,Δ,が求まると、別途計算式を用いてシリ
コンウェーハー35上の測定位置(R,θ)における膜
厚dおよび屈折率を算出する。一つの測定位置における
膜厚dおよび屈折率の測定が終了すると、移動機構69
へ制御信号を送出して測定位置(R,θ)を移動して再
度測定を実行する。そして、すべての測定位置における
測定処理が終了すると、1枚のシリコンウェーハー35
の測定が終了する。
【0055】図8(a)(b)は種々の膜厚dを有する
多数のシリコンウェーハー35に対して膜厚測定を実施
した場合において算出された位相差Δのエリプソパラメ
ータとこの位相差Δに対する誤差率(%)との関係を示
す図である。図8(a)が実施例エリプソメータを用い
た実験結果であり、図8(b)が従来のエリプソメータ
を用いた実験結果である。
【0056】図示するように、図8(b)の従来エリプ
ソメータにおいては、3つの光強度Ia〜Icのうちの
一つの光強度の値が極端に小さくなる位相差Δが0°お
よび90°近傍において、10〜12%に達する誤差が
生じている。
【0057】これに対して、図8(a)の実施例エリプ
ソメータにおいては、4つの光強度I1 〜I4 のうち値
が前述した極端に小さい一つの光強度が除去されるの
で、たとえ位相差Δが0°および90°近傍において
も、誤差率を3〜5%に低減できた。
【0058】このように、エリプソメータが高速性を保
持した上で小型化され、かつ測定精度が上昇したので、
既存の厚み測定装置36に付加的に設置可能となった。
半導体プロセスラインでは上記シリコンウェーハーの他
に、窒化膜、ポリシリコン膜、透明電極材等のオンライ
ン計測への応用が可能である。
【0059】図9は本発明の他の実施例に係わるエリプ
ソメータの概略構成を示す図である。図1と同一部分に
は同一符号が付してある。したがって重複する部分の説
明を省略する。
【0060】この実施例においては、無偏光ビームスプ
リッタ19の反射光20aを第1の偏光ビームスプリッ
タ21でもって基準方向に対して+45°および−45
°方向の各偏光成分に分離し、無偏光ビームスプリッタ
19の透過光20bを第2の偏光ビームスプリッタ22
でもって基準方向に対して90°および0°方向の偏光
成分に分離している。そして、この実施例においては、
受光器23c,23dの各光強度がI1 ,I2 となり、
受光器23a,23bの各光強度がI3 ,I4となる。
このような構成であっても図1と同様に資料面13から
の反射光18を基準方向に対してそれぞれ45°づつず
れた各方向の4つ偏光成分の各光強度が得られるので、
前述した実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0061】また、図10に示す実施例においては、図
1のエリプソメータにおける光源部16から試料面13
に対する入射光17の光路に1/4波長板40が挿入さ
れている。このように1/4波長板40を挿入すること
によって、資料面13に入射する入射光17を直線偏光
から円偏光に変換する事が可能である。したがって、図
1のエリプソメータに比較して膜厚dの測定範囲をずら
す事が可能である。
【0062】さらに、図11に示す実施例においては、
無偏光ビームスプリッタ19の反射光20aを異なる方
向の偏光成分に分離する第1の光学系として、第1の無
偏光ビームスプリッタ41とこの第1の無偏光ビームス
プリッタ41の反射光における基準方向に対する90°
方向の偏光成分を取出す検光子43a,および、この第
1の無偏光ビームスプリッタ41の透過光の0°方向の
偏光成分を取出す検光子43bを設けている。
【0063】さらに、無偏光ビームスプリッタ19の透
過光20bを異なる方向の偏光成分に分離する第2の光
学系として、第2の無偏光ビームスプリッタ42とこの
第2の無偏光ビームスプリッタ42の反射光の+45°
方向の偏光成分を取出す検光子45a,および、この第
2の無偏光ビームスプリッタ42の透過光の−45°方
向の偏光成分を取出す検光子44bを設けている。
【0064】このように偏光ビームスプリッタ21,2
2の代りに無偏光ビームスプリッタと検光子との組合わ
せ光学系を用いても、各エリプソパラメータΔ,ψの計
算式における若干の修正は必要であるが、図1の実施例
と同じ効果を得ることができる。
【0065】また、図12に示す実施例は図11の実施
例において、第1の無偏光ビームスプリッタ41に対応
する各検光子43a,43bの各偏光方向を+45°,
−45°に設定し、第2の無偏光ビームスプリッタ42
に対応する各検光子44a,44bの各偏光方向を90
°,0°に設定している。このような構成であっても図
11の実施例とほぼ同様の効果を得ることか可能であ
る。
【0066】図13に示す実施例は図11の実施例にお
いて、図10の実施例と同様に、光源部16から試料面
13に対する入射光17の光路に1/4波長板40が挿
入されている。したがって、図10の実施例とほぼ同様
の効果を得ることができる。
【0067】図14は本発明のさらに別の実施例に係わ
るエリプソメータの概略構成を示す模式図である。図1
の実施例と同一部分には同一符号が付してある。したが
って、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0068】試料面13からの反射光18は無偏光ビー
ムスプリッタ19にて反射光20aと透過光20bに分
岐される。反射光20aは検光子45へ入射される。検
光子45は反射光20aの0°方向の偏光成分を取出し
て受光器23bへ入射させる。受光器23bはその0°
方向の偏光成分の光強度I2 を出力する。無偏光ビーム
スプリッタ19の透過光20bは無偏光ガラス46の入
射面に入射される。
【0069】無偏光ガラス46は例えば三角形断面を有
するプリズムで形成されている。そして、入射面と反対
側の出射面に偏光ビームスプリッタ47の入射面が接合
されている。そして、透過光20bが入射面に対してブ
リュースター角度θでもって入射するように、取付角度
が設定されている。周知のように、ブリュースター角度
θで入射した光は入射面で反射される反射光46aと内
部へ入る透過光46bとに分離される。反射光46aは
入射面(反射面)に平行方向、すなわち基準方向に対し
て90°方向に偏光する偏光成分のみとなる。したがっ
て、反射光46aの光強度I1 が受光器23aで検出さ
れる。
【0070】無偏光ガラス46内を透過する楕円偏光状
態を維持した透過光46bは反対側の出射面から偏光ビ
ームスプリッタ47へ入射される。この場合、透過光4
6bの出射面に対する角度が垂直になるように無偏光ガ
ラス46の断面形状が設定されている。偏光ビームスプ
リッタ47は、入射した透過光46bが基準方向に対し
て+45°方向と−45°方向の各偏光成分に分離する
ように光軸回りの角度位置が設定されている。+45°
方向の偏光成分の光強度I3 が受光器23cで検出さ
れ、−45°方向の偏光成分の光強度I4 が受光器23
dで検出される。
【0071】したがって、楕円偏光を有する試料面13
からの反射光18における90°,0°,+45°,−
45°方向の各偏光成分の各光強度I1 〜I4 は各受光
器23a〜23dから得られる。よって、光学系が異な
るために各エリプソパラメータΔ,ψの計算式における
若干の修正は必要であるが、図1に示した実施例とほぼ
同様の効果を得ることができる。
【0072】図15は本発明のさらに別の実施例に係わ
るエリプソメータの概略構成を示す模式図である。図1
の実施例と同一部分には同一符号が付してある。したが
って、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0073】この実施例においては、試料面13の楕円
偏光を有する反射光18は複合ビームスプリッタ48へ
入射される。複合ビーススプリッタ48は、4角形断面
形状を有する無偏光ガラス49と、入射面の一部が無偏
光ガラス49の上面に例えば接着剤で固定された第1の
偏光ビームスプリッタ50と、入射面が無偏光ガラス4
9の出射面に接合された第2の偏光ビームスプリッタ5
1とで一つの光学部品として形成されている。
【0074】そして、試料面からの反射光18は無偏光
ガラス49の入射面で楕円偏光状態を維持したまま反射
光49aと透過光49bとに分岐される。なお、入射角
θ1は故意にブリュースター角度θ以外の角度に設定さ
れている。無偏光ガラス49で反射された反射光49a
は第1の偏光ビームスプリッタ50の入射面に垂直に入
射する。一方、透過光49bは無偏光ガラス49内を透
過して第2の偏光ビームプリッタ51の入射面に垂直に
入射する。すなわち、この複合ビームスプリッタ48の
反射光18に対する姿勢角度、および無偏光ガラス49
の入射面の角度が、反射光49aおよび透過光49bが
第1,第2の偏光ビームスプリッタ50,51の入射面
に垂直に入射するように調整されている。
【0075】また、第1の偏光ビームスプリッタ50
は、入射した反射光49aを前記基準方向に対して90
°方向の偏光成分を有する透過光と0°方向の偏光成分
を有する反射光とに分離し、それぞれ受光器23a,2
3bへ入射させる。同様に、第2の偏光ビームスプリッ
タ51は、無偏光ガラス49を透過して入射した透過光
41bを前記基準方向に対して45°方向の偏光成分を
有する透過光と−45°方向の偏光成分を有する反射光
とに分離し、それぞれ受光器23c,23dへ入射させ
る。
【0076】したがって、各受光器23a〜23dから
得られる各光強度I1〜I4 は試料面13からの反射光
18の楕円偏光における90°,0°,45°,−45
°の各方向の偏光成分の強度となる。したがって、図1
の実施例と同様に各受光器23a〜23dにて得られる
4つの各光強度I1 〜I4 のうちの値の大きい3つの光
強度を用いて図2の楕円偏光を特定するエリプソパラメ
ータψ,Δが算出される。よって図1の実施例とほぼ同
様の効果を得ることが可能である。
【0077】さらに、この実施例においては、試料面1
3からの反射光18を互いに異なる4っの偏光成分に分
離するための複数の光学要素を例えば接着剤等で互いに
接合して一つの光学部品に構成している。したがって、
このエリプソメータを製造する場合における組立作業お
よび調整作業が大幅に簡素化される。また、長期に亘る
稼働期間においても部品点数が少ないので、点検保守作
業が簡素化される。さらに、装置全体を小型,軽量に形
成できる。
【0078】図16は図15の実施例において、各偏光
ビームスプリッタの光軸回りの取付角度を変更して、各
偏光ビームスプリッタにて取出される偏光成分の各方向
を変化させた実施例である。
【0079】すなわち、この実施例おいては、第1の偏
光ビームスプリッタ52にて取出される偏光成分の方向
を前記基準方向に対して+45°および−45°に設定
されており、第2の偏光ビームスプリッタ53にて取出
される偏光成分の方向を前記基準方向に対して90°お
よび0°に設定されている。
【0080】このように構成されたエリプソメータにお
いても、それぞれ45°ずつずれた独立した方向の光強
度I1 〜I4 が得られるので、図15の実施例とほぼ同
様の効果を得ることができる。
【0081】図17は本発明の他の実施例における複合
ビームスプリッタ48における無偏光ガラス49と第1
の偏光ビームスプリッタ50との接合部分の詳細図であ
る。この実施例においては、第1の偏光ビームスプリッ
タ50の入射面の一部に段部50cが形成され、この段
部50cに無偏光ガラス49の上面49cが嵌入するよ
うに構成されている。このような係合部を構成すること
によって、光軸合わせがより正確になるとともに、複合
ビームスプリッタ48を竪牢なものにできる。このよう
に、本発明においては光学部品を種々に組合わせて実施
することが可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエリプソパ
ラメータ測定方法及びエリプソメータによれば、測定対
象にて反射された楕円偏光を有する反射光を互いに偏光
方向が異なる4つの偏光成分に分離して各偏光成分の光
強度を検出し、検出された4つの光強度のうち値が最も
小さい光強度を破棄して、値が大きい残りの3つの光強
度を用いてエリプソパラメータを算出している。また、
可動する光学部材を排除して固定光学部材のみで構成し
ている。したがって、高い測定速度を維持したままで、
常時高い一定水準以上の膜厚測定精度を得ることがてき
る。さらに、可動部分がないので装置の保守点検が簡素
化される。また、複合ビームスプリッタを用いることに
よって、装置全体をより一層小型軽量化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるエリプソメータの
本体内部の構造を示す模式図、
【図2】 実施例エリプソメータにおける反射光の楕円
偏光を示す図、
【図3】 実施例エリプソメータ全体の概略構成図、
【図4】 実施例エリプソメータの動作を示す流れ図、
【図5】 実施例エリプソメータを用いたシリコンウェ
ーハーの酸化膜厚測定装置の概略構成図、
【図6】 同酸化膜厚測定装置の動作を示す流れ図、
【図7】 同酸化膜厚測定装置の電気的構成を示すブロ
ック図、
【図8】 酸化膜厚測定装置を用いた実施例エリプソメ
ータと従来エリプソメータとの誤差率を比較するための
実測値を示す図、
【図9】 本発明の他の実施例に係わるエリプソメータ
の本体内部の構造を示す図、
【図10】 同じく他の実施例エリプソメータの構造を
示す図、
【図11】 さらに別の実施例エリプソメータの構造を
示す図、
【図12】 同さらに別の実施例エリプソメータの構造
を示す図、
【図13】 同さらに別の実施例エリプソメータの構造
を示す図、
【図14】 同さらに別の実施例エリプソメータの構造
を示す図、
【図15】 複合ビームスプリッタを用いた実施例構造
を示す図、
【図16】 複合ビームスプリッタを用いた他の実施例
構造を示す図、
【図17】 同複合ビームスプリッタの詳細構造を示す
図、
【図18】 従来のエリプソメータの概略構成を示す模
式図、
【図19】 一般的な反射光の楕円偏光を示す図。
【符号の説明】 10…エリプソメータ本体、11…A/Dコンバータ、
12…パーソナルコンピュータ、13…試料面、14…
半導体レーザ光源、15…偏光子、16…光源部、17
…入射光、18…反射光、19…無偏光ビームスプリッ
タ、21,50,52…第1の偏光ビームスプリッタ、
22,51,53…第2の偏光ビームスプリッタ、23
a〜23d…受光器、35…シリコンウェーハー、40
…1/4波長板、43a,43b,44a,44b,4
5…検光子,49…無偏光ガラス、65…CPU。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象に対して偏光した光を所定角度
    で入射させ、この測定対象の反射光をそれぞれ互いに異
    なる4つの偏光成分に分離し、この分離された4つの偏
    光成分の光強度のうち値の大きい3つの光強度を選択し
    てこの3つの光強度に基づいてエリプソパラメータを求
    めることを特徴とするエリプソパラメータ測定方法。
  2. 【請求項2】 偏光した光を測定対象に所定角度で入射
    させる光源部と、前記測定対象にて反射された反射光を
    互いに異なる2方向に分岐する無偏光ビームスプリッタ
    と、この無偏光ビームスプリッタにて分岐された各光を
    それぞれ異なる2偏光方向に分離し、最終的に前記測定
    対象の反射光を4つの偏光成分に分離する複数の光学部
    材と、この複数の光学部材にて分離された各偏光成分の
    光強度を検出する4個の受光器と、この4個の受光器か
    ら検出された4つの光強度のうち値の大きい3つの光強
    度を選択してこの3つの光強度に基づいて前記反射光に
    おける楕円偏光のエリプソパラメータを算出する演算部
    とを備えたエリプソメータ。
  3. 【請求項3】 前記複数の光学部材は、前記無偏光ビー
    ムスプリッタにて分岐された一方の光を基準方向に対し
    て+90°および0°方向の各偏光成分に分離する第1
    の光学系と、前記無偏光ビームスプリッタにて分岐され
    た他方の光を前記基準方向に対して+45°および−4
    5°方向の各偏光成分に分離する第2の光学系とで構成
    されたことを特徴とする請求項2記載のエリプソメー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記測定対象に対する入射光路または反
    射光路に波長板を挿入したことを特徴とする請求項2お
    よび請求項3のいずれか一項記載のエリプソメータ。
  5. 【請求項5】 偏光した光を測定対象に所定角度で入射
    させる光源部と、前記測定対象にて反射された反射光を
    互いに異なる4つの偏光成分に分離する複合ビームスプ
    リッタと、この複合ビームスプリッタにて分離された各
    偏光成分の光強度を検出する4個の受光器と、この4個
    の受光器から検出された4つの光強度のうち値の大きい
    3つの光強度を選択してこの3つの光強度に基づいて前
    記反射光における楕円偏光のエリプソパラメータを算出
    する演算部とを備えたエリプソメータ。
  6. 【請求項6】 前記複合ビームスプリッタは、測定対象
    からの反射光を入射面で反射光と透過光とに分岐させる
    無偏光ガラスと、一端が前記無偏光ガラスに固定され、
    この無偏光ガラスの反射光を基準方向に対して+90°
    および0°方向の各偏光成分に分離する第1の偏光ビー
    ムスプリッタと、前記無偏光ガラスの前記透過光の出射
    面に接合され、前記無偏光ガラスの透過光を基準方向に
    対して+45°および−45°方向の各偏光成分に分離
    する第2の偏光ビームスプリッタとで構成されたことを
    特徴とする請求項5記載のエリプソメータ。
  7. 【請求項7】 前記複合ビームスプリッタは、測定対象
    からの反射光を入射面で反射光と透過光とに分岐させる
    無偏光ガラスと、一端が前記無偏光ガラスに固定され、
    この無偏光ガラスの反射光を基準方向に対して+45°
    および−45°方向の各偏光成分に分離する第1の偏光
    ビームスプリッタと、前記無偏光ガラスの前記透過光の
    出射面に接合され、前記無偏光ガラスの透過光を基準方
    向に対して+90°および0°方向の各偏光成分に分離
    する第2の偏光ビームスプリッタとで構成されたことを
    特徴とする請求項5記載のエリプソメータ。
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