JPH05157489A - 冷却海水系の運転制御方法 - Google Patents
冷却海水系の運転制御方法Info
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- JPH05157489A JPH05157489A JP3324337A JP32433791A JPH05157489A JP H05157489 A JPH05157489 A JP H05157489A JP 3324337 A JP3324337 A JP 3324337A JP 32433791 A JP32433791 A JP 32433791A JP H05157489 A JPH05157489 A JP H05157489A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Abstract
入の最適場所の設定と、注入の運転制御を確定して海生
物の付着低減をすると共に、配管類のラインを圧力損失
増大等のない良好な状態に維持して保全の容易なプラン
トとすることのできる冷却海水系の運転制御方法を提供
する。 【構成】複数のポンプ及び熱交換器を並列に設置した冷
却海水系の運転制御において、冷却水として海水を流し
て運転するポンプ及び熱交換器を備えた運転ユニット
と、待機状態において停止させた予備のポンプ及び熱交
換器を備える待機ユニットとを交互に切替え可能に設け
ると共に、前記各ポンプの下流に設けた弁の下流に淡水
希釈ラインを、また前記熱交換器の海水入口近傍に鉄イ
オン注入ラインを接続して、前記運転ユニットに対して
は淡水注入の停止と鉄イオン注入を、また待機ユニット
に対しては鉄イオン注入の停止と淡水注入を行う。
Description
に設けられる冷却海水系の運転制御方法に関する。
備機器が設けられているが、この中には除熱冷却水を必
要とする補機に対して冷却水を供給するための補機冷却
設備がある。これらの補機は、常時使用される常用補機
と、プラント通常時に運転するが、プラント点検時には
停止される常用補機、及び常時は停止している非常用補
機とに分けられる。また、一般にはこれら常用補機及び
非常用補機は同種のものが複数系統設けられている。
る海水による熱交換器を介して冷却された一次冷却水を
冷却水ポンプにより被冷却補機に供給し、除熱により昇
温した戻り一次冷却水を、再び熱交換器に通して冷却す
るようにしている。
を図2の系統構成図に示すと、上述のように常時使用さ
れる常用補機(以下、常用補機と称する)と、プラント
定期点検時に停止する常用及び非常用補機(以下、非常
用補機と称する)とに分けられ、さらに、これらは冗長
性をもたせるために複数系統が設けられている。即ち、
図2では複数系統を3系列のa,b,cとし、常用補機
1a,1b,1c、及び非常用補機2a,2b,2cは
構成を同一としている。
用補機2aには、一次冷却水の冷却ポンプ3a,4a、
及び熱交換器5a,6aが順次、冷却水配管7a,8a
によって接続されていて一次冷却系が形成されている。
供給されて高温となった一次冷却水は、冷却水ポンプ3
aあるいは冷却水ポンプ3bを経て熱交換器5a、ある
いは熱交換器6aで冷却され、一次冷却系を循環する。
ンプ9aが海水供給配管10aと海水出口配管11aによっ
て接続され、熱交換器6aには海水ポンプ12aが海水供
給配管13aと海水出口配管14aによって接続され、二次
冷却系が形成されている。前記海水ポンプ9aによって
送られる二次冷却水(通常は海水)は、熱交換器5aで
昇温されて海へ放出される。
常用補機1a、及び非常用補機2aの出口側にはサージ
タンク15aが接続され、このサージタンク15aには水位
検出器16aが設けられ、この水位検出器16aによってサ
ージタンク15aへの補給水の供給制御(図示せず)、及
び水位低下時の冷却ポンプ3a,4aの停止を行ってい
る。
で、常用補機1b,1c、非常用補機2b,2c、冷却
水ポンプ3b,3c及び4b,4c、熱交換器5b,5
c,6b,6c、海水ポンプ9b,9c,12b,12c、
サージタンク15b,15c、水位検出器16b,16c等が設
けられている。
補機1a 、非常用補機2aの入口側と常用補機1b,1
c、非常用補機2b,2cの入口側とを連結する連結配
管17が接続され、また、常用補機1a,非常用補機2a
の出口側と常用補機1b,1c、非常用補機2b,2c
の出口側とを連結する連結配管18が接続されている。
プラント通常運転時は、系列a及び系列b,cの夫々が
独立して運転され、常用補機1a,1b,1c及び非常
用補機2a.2b,2cが冷却される。
換器は、信頼性や性能上の必要性から、プラント通常運
転中の負荷に対して少なくとも各々1台の予備機を通常
各系列に有する設計となっているため、プラント通常運
転中は、各系列毎に少なくとも熱交換器1基、ポンプ1
台が運転され、少なくとも熱交換器1基、ポンプ1台が
予備として待機状態にある待機ユニットが備えられてい
る。
ニットの配管、あるいは熱交換器内等における海生物の
繁殖を防止するための淡水希釈を実施しているが、この
淡水注入は熱交換器入口部に接続されている場合が多
い。また運転ユニットの海水系には熱交換器の伝熱管の
被膜保護の観点より常時鉄イオン注入を実施している
が、これらの運転制御方法は明確でなかった。
は、海水を内包する各ポンプ、及び熱交換器への淡水希
釈や鉄イオン注入の運転制御、及び待機、保管時につい
ては明確な定めがなく、特に待機ユニット側への鉄イオ
ン注入は淡水の通水によりむだとなり、海生物付着防止
上は逆効果となる。
配管や機器内部に付着して、系統の圧力損失増大による
海水流量低下、除熱能力低下、腐食、潰食の原因とな
り、ひいてはプラント停止に至る支障が生じる可能性が
ある。
清掃を実施しているが、そのために多大の労力と費用及
び時間が必要となると共に、除去した海生物の腐敗によ
る悪臭等で作業環境が悪くなる等、海生物付着に対する
抜本的な対策が要望されていた。加えて、近年環境保護
の立場から、海生物に繁殖防止に要する塩素系滅菌剤の
使用が規制される方向にあることから、このような薬剤
によらない海生物付着防止の方策が課題となっていた。
に対する淡水希釈、及び鉄イオン注入の最適場所の設定
と、注入の運転制御を確定して海生物の付着低減をする
と共に、配管類のラインを圧力損失増大等のない良好な
状態に維持して保全の容易なプラントとすることのでき
る冷却海水系の運転制御方法を提供することにある。
器を並列に設置した冷却海水系の運転制御において、冷
却水として海水を流して運転するポンプ及び熱交換器を
備えた運転ユニットと、待機状態において停止させた予
備のポンプ及び熱交換器を備える待機ユニットとを交互
に切替え可能に設けると共に、前記各ポンプの下流に設
けた弁の下流に淡水希釈ラインを、また前記熱交換器の
海水入口近傍に鉄イオン注入ラインを接続して、前記運
転ユニットに対しては淡水注入の停止と鉄イオン注入
を、また待機ユニットに対しては鉄イオン注入の停止と
淡水注入を行う。
ポンプ吐出弁を開くことにより海水を海水ポンプ、海水
ポンプ吐出弁及び、海水供給配管を介して熱交換器に供
給し、熱交換をした後に海水出口配管より海へ放出す
る。さらに、淡水希釈ラインからの淡水注入を停止して
鉄イオン注入の効果を高め、鉄イオン注入ラインより鉄
イオンを熱交換器の入口に注入して熱交換器の伝熱管の
被膜保護を実施する。
止し、海水ポンプ吐出弁を閉じる。これにより、海水供
給配管と熱交換器の伝熱管、及び海水出口配管内には海
水が満水となる。鉄イオンの注入を停止して鉄イオンの
無駄をなくすと共に、前記海水供給配管と熱交換器の伝
熱管、及び海水出口配管内に淡水希釈ラインより淡水を
注入して、海水濃度を希釈して、海生物の生育を防止す
る。なお、この淡水希釈と鉄イオンの注入運転制御は、
運転ユニット側と待機ユニット側の切替えのより切替え
て行う。
明する。なお、上記した従来技術と同じ構成部分につい
ては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
補機冷却海水系の二次冷却水系の3系統を示したもので
あるが、各系統とも同一の構成であるので系統aを代表
として説明する。
ら海水ポンプ吐出弁20aを通過し、海水供給配管10aを
介して熱交換器5aにより熱交換をした後に、海水出口
配管11aより海へ放出される太線で示すラインを仮に運
転ユニットとする。
ニットに対する待機ユニットは、海水ポンプ12aから海
水ポンプ吐出弁21a、及び海水供給配管13aと熱交換器
6a、さらに海水出口配管14aで形成し、ラインを細線
で表す。
夫々に対して、前記海水ポンプ吐出弁20a,21aの下流
に淡水希釈ライン22a,23aを、また前記海水供給配管
10a,13aで、熱交換器5a,6aの入口近傍に鉄イオ
ン注入ライン24a,25aを接続する。さらに、前記海水
ポンプ吐出弁20a,21aの下流部に、相互間を常時閉路
の連絡弁を介挿したタイライン26aで接続して構成す
る。
待機中における海水満水部になるべく淡水を通水できる
ように、前記海水ポンプ吐出弁20a,21aの下流部で、
相互間を連絡弁を介挿して設けたタイライン26aの接続
部より上流の箇所に設置する(レイアウト上タイライン
26a部に接続した方が淡水希釈範囲が拡大する場合には
タイライン26aに設置する)。
ては、鉄イオン注入の目的が前記熱交換器5a,6aの
伝熱管の被膜保護のためであることから、熱交換器5
a,6aの入口近くへの接続が適切である。次に上記構
成による作用について説明する。
し、海水ポンプ吐出弁20aを開くことにより二次冷却材
である海水は、海水ポンプ9a、海水ポンプ吐出弁20
a、海水供給配管10aを介して熱交換器5aに供給さ
れ、熱交換をした後に海水出口配管11aより海へ放出さ
れる。待機ユニット側では、海水ポンプ12aを停止し、
海水ポンプ吐出弁21aを閉じる。従って、新たな海水は
供給されず、海水供給配管10aと熱交換器6aの伝熱
管、及び海水出口配管14a内は海水が満水となってい
る。
海水が通水されるために淡水希釈の効果が期待できない
ため、淡水希釈ライン22aは図示しない止弁を閉じて淡
水の注入を停止する。また鉄イオン注入ライン24aでは
図示しない止弁を開き、鉄イオンを熱交換器1aの入口
に注入して熱交換器1aの伝熱管の被膜保護を実施す
る。
で満水となり、滞留状態でこの海水中には海生物が混入
されている。従って、鉄イオン注入の必要はないため、
鉄イオン注入ライン25aの図示しない止弁を閉じて、鉄
イオンの注入を停止する。
る淡水希釈ライン23aの図示しない止弁を開き、海水供
給配管13a、熱交換器6a及び海水出口配管14a内に淡
水を注入して、海水濃度を約1/10程度に希釈する。こ
れにより、海生物は生育が阻止されて待機ユニットにお
ける圧力損失増大による海水流量低下、除熱能力低下、
腐食、潰食等の不具合が発生しない。
より遮断し、かつ淡水で希釈することにより海生物の生
育は停止し死滅するため、海水の通路に付着、停滞せ
ず、圧力損失増大等に起因する支障が生じない。
ットと細線表示の待機ユニットは、定期的に切替え操作
により交互運転を実施するが、この切替えに際しては前
記淡水希釈、及びと鉄イオン注入の切替えも実施する。
イオン注入ライン24a,25aの効果的な注入位置と、交
互に切替える運転ユニット及び待機ユニットに対する淡
水希釈と鉄イオン注入の組合わせ運転制御により、効果
的な海生物付着防止ができ、プラント定検時のメンテナ
ンスの際の作業時間が短縮できる。
補機冷却海水系等の海水を通ずる機器等に悪影響を及ぼ
す海生物の付着を大幅に減少させることがで、かつ分解
点検の保全頻度、あるいは作業時間の短縮、ひいては定
期検査期間の短縮が可能で、プラント稼働率向上、経済
性の向上の効果がある。
構成図。
a,9b,9c,12a,12b,12c…海水ポンプ、10
a,10b,10c,13a,13b,13c…海水供給配管、11
a,11b,11c,14a,14b,14c…海水出口配管、20
a,20b,20c,21a,21b,21c…海水ポンプ吐出
弁、22a,22b,22c,23a,23b,23c…淡水希釈ラ
イン、24a,24b,24c,25a,25b,25c…鉄イオン
注入ライン、26a,26b,26c…タイライン。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のポンプ及び熱交換器を並列に設置
した冷却海水系の運転制御において、冷却水として海水
を流して運転するポンプ及び熱交換器を備えた運転ユニ
ットと、待機状態において停止させた予備のポンプ及び
熱交換器を備える待機ユニットとを交互に切替え可能に
設けると共に、前記各ポンプの下流に設けた弁の下流に
淡水希釈ラインを、また前記熱交換器の海水入口近傍に
鉄イオン注入ラインを接続して、前記運転ユニットに対
しては淡水注入の停止と鉄イオン注入を、また待機ユニ
ットに対しては鉄イオン注入の停止と淡水注入を行うこ
とを特徴とする冷却海水系の運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3324337A JP2642552B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 冷却海水系の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3324337A JP2642552B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 冷却海水系の運転制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157489A true JPH05157489A (ja) | 1993-06-22 |
JP2642552B2 JP2642552B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=18164660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3324337A Expired - Lifetime JP2642552B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 冷却海水系の運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2642552B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014141698A1 (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-18 | パナソニック株式会社 | 液体処理方法及びそれに用いる液体処理装置 |
CN111795599A (zh) * | 2019-08-26 | 2020-10-20 | 北京京东尚科信息技术有限公司 | 冷液换热系统和液冷系统 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP3324337A patent/JP2642552B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014141698A1 (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-18 | パナソニック株式会社 | 液体処理方法及びそれに用いる液体処理装置 |
JP2014172021A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Panasonic Corp | 液体処理方法及びそれに用いる液体処理装置 |
CN105189367A (zh) * | 2013-03-12 | 2015-12-23 | 松下知识产权经营株式会社 | 液体处理方法以及用于该液体处理方法的液体处理装置 |
US9522829B2 (en) | 2013-03-12 | 2016-12-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Liquid treatment method and liquid treatment device used therein |
CN111795599A (zh) * | 2019-08-26 | 2020-10-20 | 北京京东尚科信息技术有限公司 | 冷液换热系统和液冷系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2642552B2 (ja) | 1997-08-20 |
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