JPH05157285A - 空気調和機の室外ユニットの配管接続ジョイントカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、空気調和機の室外ユニットの配管
パイプの露出部を合成樹脂製の配管接続ジョイントで保
護カバーし、空気調和機の性能を維持、施工サービス性
を向上させる。 【構成】 空気調和機の室外ユニットの配管接続部カバ
ー１ｂ，で保護カバーされ、室内ユニットに接続される
がその間の配管パイプＢ，及び、ドレンホースＣ，を挿
通保持させ、配管カバー２，と接続部カバー１ｂ，を接
続可能にした接続ジョイントカバー３，で配管パイプ
Ｂ，等が外部から保護されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室外ユニッ
トの配管接続部の配管保護用カバーのジョイントに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の配管カバーは室内ユニッ
トから室外ユニット迄の露出部の配管において、壁面か
ら室外ユニットの配管接続部の間で壁面上では多種多用
の配管保護カバーが施工されているが壁面の下端部から
室外ユニットの間では配管及び、ドレンホース等が保護
がされず露出するため、テーピングして施工する程度で
ある。また、室外ユニットの配管接続部の保護カバーが
なく、既設の配管カバーに合わせた接続部カバーでは施
工面で困難で確実な接合ができなかった（特開昭６２ー
１６５０８６号公報）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の配管の配管カバーでは壁面の下端部からの配管に
配管カバーの施工ができず、露出した配管の断熱被覆材
やドレンホース等が太陽の紫外線等で材質の劣化が進行
し、配管の断熱材では断熱性の悪化で空気調和機の性能
の低下等のに大きな影響があったり、ドレンホースでは
その素材そのものの硬化による、耐久性の低下があり、
保守改善を余儀なくされた。

【０００４】また、近年の住宅の高質化、住宅融合によ
るエクステリア性、空気調和機のサービス施工性能面で
簡易に据え付けられ、安定した品質が確保できる機能を
も兼ね備えていることが重要となってきている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は室外ユニットの配管接続部をカバーする接続
部カバーの開口部から室内から壁面に沿って配管カバー
した配管の露出部を挿通保持し、配管を保護する配管接
続ジョイントカバーとそのジョイントカバー部に配管の
湾曲部をも挿通保持させる蛇腹式のフレキシブル部を一
体で備えた配管接続ジョイントカバーと、それらの配管
接続ジョイントカバーの下面側にドレンホースの挿出用
のノックアウト穴を設け、配管及びドレンホース等の配
管カバーの施工を容易にでき、配管等に対して直接的に
起因する外部からの課題影響を解決したものである

【０００６】

【作用】本発明は上記方法により、配管の露出部の保護
カバーを合成樹脂製の配管接続ジョイントカバーで保護
し、太陽の紫外線から配管やドレンホースの耐候性能を
維持すると共に、配管カバー全体の据え付け、施工サー
ビス性を簡便化し、向上させる。また、合成樹脂製であ
るため、加工性が良い等の量産性の効果を上げること
で、安価でできる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例における配管接続ジ
ョイントカバーについて図面とともに説明する。図１及
び図２において、空気調和機の室外ユニット１，の配管
接続部１ａ，は接続部カバー１ｂ，でカバーされ、その
配管開口穴１ｃ，より室内ユニットＡ，までの間で接続
される配管パイプＢ，等に挿通保持し、保護カバーする
ための配管カバー２，に納められている。また、室内ユ
ニットＡ，からは除湿水を排水するためのドレンホース
Ｃ，が配管カバー２，に納められ、壁面側と室外ユニッ
ト１，の間の配管パイプＢ，及び、ドレンホースＣ，を
挿通保持させ、配管カバー２，と前記室外ユニット１，
の接続部カバー１ｂ，を接続可能にした接続ジョイント
カバー３，と配管パイプＢ，の湾曲部を挿通保持し、蛇
腹式のフレキシブル部４，で連接し、配管パイプＢ，等
が外部から保護構造で配設される。

【０００８】図３及び図４に示すように、接続ジョイン
トカバー３，は壁面配管カバー２，とを接合できる接続
口３ｃ，から前記室外ユニットの接続カバー１ｂ，の開
口穴１ｃ，とを印ろう状態で接合せる接続口３ｄ，とそ
れぞれの形状に合わせ、膨出させた筒状に成形し、配管
方向に垂直二分割させた接続上部カバー３ａ，と下部カ
バー３ｂ，を互いに分離、係合連結を可能にする係止突
起片３ｅ、と係合凹部３ｆ，を分割内面に設けた構成と
する。

【０００９】また、その下面側に前記ドレンホースＣ，
を挿通する穴３ｇ，をノックアウト式に形成すること
で、容易に取り外し、ドレンホースＣ，を挿通し、除湿
水を接続ジョイントカバー３，の外に排水できる構造と
する。

【００１０】上記接続ジョイントカバー３，に蛇腹式の
フレキシブル部４，を一体に成形した筒状の構成にして
前記室外ユニット１、の配管接続部カバー１ｂ，と室内
からの壁面配管カバー２，とを双方向から印ろう状態で
連接する接続口３ｃ，３ｄを設けた構造とする。

【００１１】

【発明の効果】上記説明より明らかなように本発明は、
空気調和機の室外ユニットと室内ユニットとを空調用冷
媒を循貫させる配管パイプの保護用配管カバーに、前記
室外ユニットの配管接続ジョイントカバーとの接続する
ことにより、熟練施工者でなくても施工サービスが容易
で、高品質の配管、配管カバー施工ができ、保守点検時
の取り外しが簡便で工数低下にもつながる。また、合成
樹脂製であるため、太陽の紫外線等の耐候性、水密性に
も有効であることで内部の配管パイプ等の性能が維持で
き、保守点検の回数が低減する。製造上の成形加工面で
量産性に優れているために、比較的安価にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の配管接続ジョイントカバーの一実施例
における斜視図

【図２】同実施例における配管接続ジョイントカバーの
側面図

【図３】同実施例における配管ジョイントカバーの係合
時の斜視図

【図４】同実施例における配管ジョイントカバーの分離
時の分解斜視図

【図５】従来の室外ユニットの斜視図

【符号の説明】

Ａ 空気調和機の室内ユニット Ｂ 配管パイプ Ｃ ドレンホース １ 空気調和機の室外ユニット １ａ 配管接続部 １ｂ 接続部カバー １ｃ 接続部カバーの開口穴 ２ 配管カバー ３ 配管接続ジョイントカバー ３ａ 上部カバー ３ｂ 下部カバー ３ｃ 配管カバー側接続口 ３ｄ 室外ユニット側接続口 ３ｃ 係止突起片 ３ｄ 係合凹部 ３ｅ 挿通用穴 ４ フレキシブル部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 空気調和機の室内ユニットと室外ユニッ
   トとを接続する配管の室内からの壁側配管カバーと室外
   ユニットの配管接続部をカバーする接続部カバーとの間
   で露出する配管に筒状で貫通保持させた状態で、それぞ
   れのカバー開口部に印ろう状態で接合可能にし、それを
   配管方向に垂直二分割し、その分割部内面に係止突起片
   と係合凹部を具備し、係合連結及び、分離可能にした合
   成樹脂製の、空気調和機の室外ユニットの配管接続ジョ
   イントカバー。
2. 【請求項２】 壁側配管カバーと室外ユニットとの配管
   の曲がりをも貫通保持させた状態で、壁側配管カバーの
   開口部に印ろう状態で接合可能にし、配管の曲がり部に
   蛇腹式のフレキシブルパイプで、湾曲できる部位から一
   体で膨出させ、室外ユニットの接続カバーの開口部に印
   ろう状態で接合可能とし、分離可能配管を保護させる合
   成樹脂製の、請求項１記載の空気調和機の室外ユニット
   の配管接続ジョイントカバー。
3. 【請求項３】 配管の接続状態において、配管接続ジョ
   イントカバーの下面側に室内ユニットからの除湿水を排
   出するドレンホースの挿出させるノックアウト穴を設け
   た合成樹脂製の、請求項１記載の空気調和機の室外ユニ
   ットの配管接続ジョイントカバー。