JPH0515711Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515711Y2 JPH0515711Y2 JP1987072503U JP7250387U JPH0515711Y2 JP H0515711 Y2 JPH0515711 Y2 JP H0515711Y2 JP 1987072503 U JP1987072503 U JP 1987072503U JP 7250387 U JP7250387 U JP 7250387U JP H0515711 Y2 JPH0515711 Y2 JP H0515711Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- actuator
- voltage
- pulse voltage
- piezoelectric element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 description 4
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は積層型圧電素子をアクチユエータとす
る圧電アクチユエータスイツチに関する。
る圧電アクチユエータスイツチに関する。
(従来の技術)
従来、アクチユエータの駆動部にコイルを用い
た電磁型アクチユエータスイツチが使用されてい
た。この様な電磁型アクチユエータスイツチでは
コイルに電流を流し、その磁力により駆動部材を
動かしていた。
た電磁型アクチユエータスイツチが使用されてい
た。この様な電磁型アクチユエータスイツチでは
コイルに電流を流し、その磁力により駆動部材を
動かしていた。
しかしながら、このような電磁型アクチユエー
タスイツチではコイルの磁力を利用していたた
め、大型化すると共に入力エネルギーが大きくな
る欠点があり、しかも熱の発生があると共に磁気
の影響が大きいという欠点があつた。
タスイツチではコイルの磁力を利用していたた
め、大型化すると共に入力エネルギーが大きくな
る欠点があり、しかも熱の発生があると共に磁気
の影響が大きいという欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、アクチユエータに積層型圧電素子を用いるこ
とにより、入力エネルギーを小さくし得、以て発
熱及び磁気の影響を軽減し得、又容易に小型化し
得る圧電アクチユエータスイツチを提供すること
を目的とする。
で、アクチユエータに積層型圧電素子を用いるこ
とにより、入力エネルギーを小さくし得、以て発
熱及び磁気の影響を軽減し得、又容易に小型化し
得る圧電アクチユエータスイツチを提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段と作用)
本考案は上記目的を達するために、板ばねより
なる第1の電極と、この第1の電極の後方に設け
られ前記第1の電極より発条力が弱い第2の電極
と、この第2の電極と前記第1の電極間に設けら
れた積層型圧電素子よりなるアクチユエータと、
前記第1の電極及び第2の電極を曲げるようにし
て支持する支持部材と、前記第1の電極の前方に
設けられた第3の電極とを具備することを特徴と
するもので、アクチユエータに積層型圧電素子を
用いることにより、入力エネルギーを低くでき、
発熱及び磁気の影響を軽減でき、又容易に小型化
できるものである。
なる第1の電極と、この第1の電極の後方に設け
られ前記第1の電極より発条力が弱い第2の電極
と、この第2の電極と前記第1の電極間に設けら
れた積層型圧電素子よりなるアクチユエータと、
前記第1の電極及び第2の電極を曲げるようにし
て支持する支持部材と、前記第1の電極の前方に
設けられた第3の電極とを具備することを特徴と
するもので、アクチユエータに積層型圧電素子を
用いることにより、入力エネルギーを低くでき、
発熱及び磁気の影響を軽減でき、又容易に小型化
できるものである。
(実施例)
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
即ち、第1図aは本発明の一実施例を示し、導
電性板ばねよりなる第1の電極1は湾曲するよう
にして支持部材である筐体2に支持され、この第
1の電極1の湾曲した中央部前面には導電性突起
3が一体に設けられる。前記第1の電極1の前方
の筐体2には突起3に対向して導電性突起よりな
る第3の電極4が設けられる。前記第1の電極1
の後方には前記第1の電極より発条力が弱い導電
性板ばねよりなる第2の電極5が湾曲するように
して支持部材である筐体2に支持される。この第
2の電極5のほぼ中央部と前記第1の電極1のほ
ぼ中央部との間には例えば圧電セラミツク等の積
層型圧電素子よりなるアクチユエータ6が設けら
れる。前記第1の電極1、第2の電極5、及び第
3の電極4にはそれぞれ導電線7,8、及び9が
接続される。前記第1の電極1と第2の電極5は
第2図a,bに示すように実線で示す場合と、点
線で示す場合の2つの安定状態を持つている。
電性板ばねよりなる第1の電極1は湾曲するよう
にして支持部材である筐体2に支持され、この第
1の電極1の湾曲した中央部前面には導電性突起
3が一体に設けられる。前記第1の電極1の前方
の筐体2には突起3に対向して導電性突起よりな
る第3の電極4が設けられる。前記第1の電極1
の後方には前記第1の電極より発条力が弱い導電
性板ばねよりなる第2の電極5が湾曲するように
して支持部材である筐体2に支持される。この第
2の電極5のほぼ中央部と前記第1の電極1のほ
ぼ中央部との間には例えば圧電セラミツク等の積
層型圧電素子よりなるアクチユエータ6が設けら
れる。前記第1の電極1、第2の電極5、及び第
3の電極4にはそれぞれ導電線7,8、及び9が
接続される。前記第1の電極1と第2の電極5は
第2図a,bに示すように実線で示す場合と、点
線で示す場合の2つの安定状態を持つている。
即ち、導電線7,8を通してアクチユエータ6
に電圧を印加しない場合は第1図a又はbに示す
ように、アクチユエータ6に圧電現象が生じない
ためアクチユエータ6は伸縮せず静止状態にあ
る。第1図aはオフ状態であり、第1図bはオン
状態である。一方、アクチユエータ6に負のパル
ス電圧を印加して駆動すると、第1図cに示すよ
うにアクチユエータ6自身の圧電現象により電圧
が機械的変位量に変換されてアクチユエータ6は
縮みオフ状態になり、又、アクチユエータ6に正
のパルス電圧を印加して駆動すると、第1図dに
示すようにアクチユエータ6自身の圧電現象によ
り電圧が機械的変位量に変換されてアクチユエー
タ6は伸びてオン状態になる。
に電圧を印加しない場合は第1図a又はbに示す
ように、アクチユエータ6に圧電現象が生じない
ためアクチユエータ6は伸縮せず静止状態にあ
る。第1図aはオフ状態であり、第1図bはオン
状態である。一方、アクチユエータ6に負のパル
ス電圧を印加して駆動すると、第1図cに示すよ
うにアクチユエータ6自身の圧電現象により電圧
が機械的変位量に変換されてアクチユエータ6は
縮みオフ状態になり、又、アクチユエータ6に正
のパルス電圧を印加して駆動すると、第1図dに
示すようにアクチユエータ6自身の圧電現象によ
り電圧が機械的変位量に変換されてアクチユエー
タ6は伸びてオン状態になる。
次に、第3図を参照して第1の電極1、第2の
電極5及びアクチユエータ6の動作を説明する。
電極5及びアクチユエータ6の動作を説明する。
第3図ににおいて、第1の電極1の可動中心1
00と第2の電極5の可動中心500間の距離を
A、第1の電極1の可動限界である101と10
2間の距離を2W、第2の電極5の可動限界であ
る501と502間の距離を2Sとする。今、ア
クチユエータ6に電圧が印加されない場合はアク
チユエータ601は伸縮しないため長さIである
(第1図aの状態)。次に、アクチユエータ6に正
のパルス電圧を印加するとアクチユエータ602
は伸びて長さl+Δl(l+Δl>A+S)になる。
この場合、アクチユエータ602の一端は第2の
電極5の可動限界502で規制されるため、アク
チユエータ602の他端は第1の電極1を押圧し
て第1の電極1は可動中心100を越える。この
場合、第1の電極1は第2の電極5より発条力が
強いため、第1の電極1は矢印イ方向へ移動し、
第1図dに示す状態になる。その後、アクチユエ
ータ6に電圧が印加されなくなると、アクチユエ
ータ603は長さlの静止状態になる(第1図b
の状態)。その後、アクチユエータ6に負のパル
ス電圧を印加すると、アクチユエータ604は縮
んで長さl−Δl(l−Δl<A−S)になる。この
場合、アクチユエータ604の一端は第2の電極
5の可動限界501で規制されるためアクチユエ
ータ604の他端の第1の電極1は可動中心10
0を越える。この場合、第1の電極1は第2の電
極5の発条力よりも強いためアクチユエータ60
4は矢印ロ方向へ移動され第1図cに示す状態に
なる。その後、アクチユエータ6に電圧が印加さ
れなくなると、アクチユエータ605は長さlの
静止状態になる(第1図aの状態)。
00と第2の電極5の可動中心500間の距離を
A、第1の電極1の可動限界である101と10
2間の距離を2W、第2の電極5の可動限界であ
る501と502間の距離を2Sとする。今、ア
クチユエータ6に電圧が印加されない場合はアク
チユエータ601は伸縮しないため長さIである
(第1図aの状態)。次に、アクチユエータ6に正
のパルス電圧を印加するとアクチユエータ602
は伸びて長さl+Δl(l+Δl>A+S)になる。
この場合、アクチユエータ602の一端は第2の
電極5の可動限界502で規制されるため、アク
チユエータ602の他端は第1の電極1を押圧し
て第1の電極1は可動中心100を越える。この
場合、第1の電極1は第2の電極5より発条力が
強いため、第1の電極1は矢印イ方向へ移動し、
第1図dに示す状態になる。その後、アクチユエ
ータ6に電圧が印加されなくなると、アクチユエ
ータ603は長さlの静止状態になる(第1図b
の状態)。その後、アクチユエータ6に負のパル
ス電圧を印加すると、アクチユエータ604は縮
んで長さl−Δl(l−Δl<A−S)になる。この
場合、アクチユエータ604の一端は第2の電極
5の可動限界501で規制されるためアクチユエ
ータ604の他端の第1の電極1は可動中心10
0を越える。この場合、第1の電極1は第2の電
極5の発条力よりも強いためアクチユエータ60
4は矢印ロ方向へ移動され第1図cに示す状態に
なる。その後、アクチユエータ6に電圧が印加さ
れなくなると、アクチユエータ605は長さlの
静止状態になる(第1図aの状態)。
尚、積層型圧電素子よりなるアクチユエータ6
は圧電素子1枚では少なかつた変位量を数10枚以
上積層することによつて機械的変位量を直列に取
出すもので、入力電圧は各素子に並列に印加され
るように結線されている。変位量は積層枚数倍に
なり、大きな荷重圧を得ることができ、しかも変
位の応答性が早いという特徴がある。
は圧電素子1枚では少なかつた変位量を数10枚以
上積層することによつて機械的変位量を直列に取
出すもので、入力電圧は各素子に並列に印加され
るように結線されている。変位量は積層枚数倍に
なり、大きな荷重圧を得ることができ、しかも変
位の応答性が早いという特徴がある。
このように、積層型圧電素子よりなるアクチユ
エータは圧電現象を利用していることにより、大
きな入力エネルギーを必要としないため熱の発生
及び磁気干渉等の磁気の影響を問題とすることな
く、又、コイルを使用していないため構造が簡単
になり小型化が容易となる。
エータは圧電現象を利用していることにより、大
きな入力エネルギーを必要としないため熱の発生
及び磁気干渉等の磁気の影響を問題とすることな
く、又、コイルを使用していないため構造が簡単
になり小型化が容易となる。
尚、パルス電圧において、アクチユエータ6の
分極方向と同じ方向に内部電界を発生させる電圧
の印加を負とする。
分極方向と同じ方向に内部電界を発生させる電圧
の印加を負とする。
(考案の効果)
以上述べたように本考案によれば、アクチユエ
ータに積層型圧電素子を用いることにより、熱の
発生及び磁気の影響を軽減でき、又容易に小型化
できる圧電アクチユエータスイツチを提供するこ
とができる。
ータに積層型圧電素子を用いることにより、熱の
発生及び磁気の影響を軽減でき、又容易に小型化
できる圧電アクチユエータスイツチを提供するこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の第1の電極の一例を示す構成図、第
3図は第1図の動作を説明するための図である。 1……第1の電極、2……筐体、4……第3の
電極、5……第2の電極、6……アクチユエー
タ。
図は第1図の第1の電極の一例を示す構成図、第
3図は第1図の動作を説明するための図である。 1……第1の電極、2……筐体、4……第3の
電極、5……第2の電極、6……アクチユエー
タ。
Claims (1)
- 板ばねよりなる第1の電極と、この第1の電極
の後方に設けられ前記第1の電極より発条力が弱
い第2の電極と、この第2の電極と前記第1の電
極間に設けられた積層型圧電素子よりなるアクチ
ユエータと、前記第1の電極及び第2の電極を曲
げるようにして支持する支持部材と、前記第1の
電極の前方に設けられた第3の電極とを具備し、
前記第1の電極及び第3の電極が、前記アクチユ
エータに負のパルス電圧を印加して駆動するとオ
フ状態になり、前記アクチユエータに正のパルス
電圧を印加して駆動するとオン状態になることを
特徴とする圧電アクチユエータスイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072503U JPH0515711Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072503U JPH0515711Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63182044U JPS63182044U (ja) | 1988-11-24 |
JPH0515711Y2 true JPH0515711Y2 (ja) | 1993-04-26 |
Family
ID=30916008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987072503U Expired - Lifetime JPH0515711Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515711Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59175532A (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-04 | 日本電気株式会社 | 圧電継電器 |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP1987072503U patent/JPH0515711Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59175532A (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-04 | 日本電気株式会社 | 圧電継電器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63182044U (ja) | 1988-11-24 |
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