JPH0436232Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0436232Y2 JPH0436232Y2 JP1985117471U JP11747185U JPH0436232Y2 JP H0436232 Y2 JPH0436232 Y2 JP H0436232Y2 JP 1985117471 U JP1985117471 U JP 1985117471U JP 11747185 U JP11747185 U JP 11747185U JP H0436232 Y2 JPH0436232 Y2 JP H0436232Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- actuator element
- laminated piezoelectric
- pair
- levers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はリニアアクチユエータに関し、特に積
層形圧電セラミツクスアクチユエータ素子により
駆動する圧電型リニアアクチユエータに関する。
層形圧電セラミツクスアクチユエータ素子により
駆動する圧電型リニアアクチユエータに関する。
従来のこの種のリニアアクチユエータとして特
開昭60−32576号公報に開示されたような構造が
知られている。すなわち、クランプ用の一対のガ
イドレールのクランプに用いられる両当接部を開
放端に備えたU字状のクランプ用弾性支持体内に
積層圧電素子の両圧電方向端部を接続した結合体
であるクランプ素子の各底部間へ、U字状の前、
後進用弾性支持体に積層圧電素子の両圧電方向端
部を接続した結合体の両側壁部を組付けたもの
を、アクチユエータ支持体に取着して構成したも
のである。
開昭60−32576号公報に開示されたような構造が
知られている。すなわち、クランプ用の一対のガ
イドレールのクランプに用いられる両当接部を開
放端に備えたU字状のクランプ用弾性支持体内に
積層圧電素子の両圧電方向端部を接続した結合体
であるクランプ素子の各底部間へ、U字状の前、
後進用弾性支持体に積層圧電素子の両圧電方向端
部を接続した結合体の両側壁部を組付けたもの
を、アクチユエータ支持体に取着して構成したも
のである。
上述した従来のリニアアクチユエータは、U字
状のクランプ用弾性支持体が薄板で構成され、弾
性を有するようになつているため、クランプ力が
弱くなり負荷の大きな用途には不向きという欠点
があつた。
状のクランプ用弾性支持体が薄板で構成され、弾
性を有するようになつているため、クランプ力が
弱くなり負荷の大きな用途には不向きという欠点
があつた。
本考案によれば積層形圧電アクチユエータ素子
と、前記アクチユエータ素子の近傍に平行して配
置された第1のレバーと、前記第1のレバーの両
端に前記第1のレバーの延在方向と直交する方向
に延在するようにそれぞれ一端が接続された第2
および第3のレバーとを有し、かつ前記第2およ
び第3のレバーの一端は前記アクチユエータ素子
の両端にそれぞれ接続されており、各接続部は各
レバーの幅より細いくびれた形状のヒンジを構成
している構造を有する一対のクランプ素子を備
え、前記一対のクランプ素子は別の積層形圧電ア
クチユエータ素子の両端に各クランプ素子の第1
のレバーが接続されて一体化され、かつ一対の平
行部材の内側に前記第1のレバーの方向が前記平
行部材と直交するように納めたことを特徴とする
圧電型リニアアクチユエータが得られる。
と、前記アクチユエータ素子の近傍に平行して配
置された第1のレバーと、前記第1のレバーの両
端に前記第1のレバーの延在方向と直交する方向
に延在するようにそれぞれ一端が接続された第2
および第3のレバーとを有し、かつ前記第2およ
び第3のレバーの一端は前記アクチユエータ素子
の両端にそれぞれ接続されており、各接続部は各
レバーの幅より細いくびれた形状のヒンジを構成
している構造を有する一対のクランプ素子を備
え、前記一対のクランプ素子は別の積層形圧電ア
クチユエータ素子の両端に各クランプ素子の第1
のレバーが接続されて一体化され、かつ一対の平
行部材の内側に前記第1のレバーの方向が前記平
行部材と直交するように納めたことを特徴とする
圧電型リニアアクチユエータが得られる。
次に、本考案について図面を参照して説明す
る。第1図は本考案の一実施例の縦断面図であ
る。第2図は本考案の構成要素であるクランプ素
子の例を示す正面図である。第1図においてクラ
ンプ素子9と10は積層形圧電セラミツクスアク
チユエータ素子11によつて左右対称に接続され
ており、平行板12と13の内側に納められてい
る。
る。第1図は本考案の一実施例の縦断面図であ
る。第2図は本考案の構成要素であるクランプ素
子の例を示す正面図である。第1図においてクラ
ンプ素子9と10は積層形圧電セラミツクスアク
チユエータ素子11によつて左右対称に接続され
ており、平行板12と13の内側に納められてい
る。
クランプ素子9と10は第2図の如くレバー
1,2,3とヒンジ4,5,6,7と積層形圧電
セラミツクスアクチユエータ素子8とで構成され
ている。より詳述すると、各クランプ素子9,1
0は積層形圧電アクチユエータ素子8の近傍に平
行して配置された第1のレバー1の両端に第1の
レバー1の延在方向と直交する方向に延在する第
2および第3のレバー2,3の一端が接続されて
いる。また前記第2および第3のレバーの一端は
アクチユエータ素子8の両端にそれぞれ接続され
ており、各接続部は各レバーの幅より細いくびれ
た形状のヒンジ4,5,6,7を構成している構
造を有する。一対のクランプ素子を備え、前記一
対のクランプ素子9,10は別の積層形圧電アク
チユエータ素子11の両端に各クランプ素子の第
1のレバーが接続されて一体化されて一対の平行
部材12,13の内側に第1のレバー1の方向が
平行部材12,13と直交するように納められ
る。積層形圧電セラミツクスアクチユエーア素子
8に電気信号を加えると伸びの歪みを生じこの歪
みはヒンジ4と5を支点としヒンジ6と7を力点
としてレバー2と3を介してテコの原理で増幅さ
れ、レバー2と3の先端部は第1図の平行板12
と13を内側から外側方向に押しつけられる。
1,2,3とヒンジ4,5,6,7と積層形圧電
セラミツクスアクチユエータ素子8とで構成され
ている。より詳述すると、各クランプ素子9,1
0は積層形圧電アクチユエータ素子8の近傍に平
行して配置された第1のレバー1の両端に第1の
レバー1の延在方向と直交する方向に延在する第
2および第3のレバー2,3の一端が接続されて
いる。また前記第2および第3のレバーの一端は
アクチユエータ素子8の両端にそれぞれ接続され
ており、各接続部は各レバーの幅より細いくびれ
た形状のヒンジ4,5,6,7を構成している構
造を有する。一対のクランプ素子を備え、前記一
対のクランプ素子9,10は別の積層形圧電アク
チユエータ素子11の両端に各クランプ素子の第
1のレバーが接続されて一体化されて一対の平行
部材12,13の内側に第1のレバー1の方向が
平行部材12,13と直交するように納められ
る。積層形圧電セラミツクスアクチユエーア素子
8に電気信号を加えると伸びの歪みを生じこの歪
みはヒンジ4と5を支点としヒンジ6と7を力点
としてレバー2と3を介してテコの原理で増幅さ
れ、レバー2と3の先端部は第1図の平行板12
と13を内側から外側方向に押しつけられる。
各レバーの幅は各ヒンジに比べ幅広となつてい
るため、アクチユエータ素子8の伸びによつてレ
バー2,3が開がつて平行板12,13への強い
圧接力を得ることができる。
るため、アクチユエータ素子8の伸びによつてレ
バー2,3が開がつて平行板12,13への強い
圧接力を得ることができる。
第1図においてクランプ素子9を動作させて平
行板12と13の間に固定し次に積層形圧電セラ
ミツクアクチユエータ素子11に電気信号を加え
て伸びの歪みを生じさせ次にクランプ素子10を
動作させて平行板12と13の間に固定し次にク
ランプ素子9の動作を解除し次に積層形圧電セラ
ミツクアクチユエータ素子11の電気信号を解除
し次にクランプ素子9を動作させて平行板12と
13の間に固定し次にクランプ素子10の動作を
解除する。この動作を順番にくり返せばクランプ
素子9と10および積層形圧電セラミツクアクチ
ユエータ素子11で構成されるアクチユエータは
平行板12と13の内側を第1図の右方向に移動
するリニアアクチユエータが得られる。前述の一
連の動作の順番を逆に行えば左方向にも移動で
き、電気信号のタイミングを変えれば移動速度を
自由に選択できしかもミクロンメートル単位の微
小位置コントロールができる。各レバー自体は、
接続部のヒンジを除いて変形しにくいから、負荷
の大きな用途へも適用できる利点がある。また圧
電縦効果を利用したNEC積層形圧電セラミツク
アクチユエータ素子を用いれば小形で電気機械エ
ネルギー変換効率が50%と高い省エネルギー形リ
ニアアクチユエータが得られる。
行板12と13の間に固定し次に積層形圧電セラ
ミツクアクチユエータ素子11に電気信号を加え
て伸びの歪みを生じさせ次にクランプ素子10を
動作させて平行板12と13の間に固定し次にク
ランプ素子9の動作を解除し次に積層形圧電セラ
ミツクアクチユエータ素子11の電気信号を解除
し次にクランプ素子9を動作させて平行板12と
13の間に固定し次にクランプ素子10の動作を
解除する。この動作を順番にくり返せばクランプ
素子9と10および積層形圧電セラミツクアクチ
ユエータ素子11で構成されるアクチユエータは
平行板12と13の内側を第1図の右方向に移動
するリニアアクチユエータが得られる。前述の一
連の動作の順番を逆に行えば左方向にも移動で
き、電気信号のタイミングを変えれば移動速度を
自由に選択できしかもミクロンメートル単位の微
小位置コントロールができる。各レバー自体は、
接続部のヒンジを除いて変形しにくいから、負荷
の大きな用途へも適用できる利点がある。また圧
電縦効果を利用したNEC積層形圧電セラミツク
アクチユエータ素子を用いれば小形で電気機械エ
ネルギー変換効率が50%と高い省エネルギー形リ
ニアアクチユエータが得られる。
以上説明したように本考案のリニアアクチユエ
ータは従来の電磁気を利用したステツプモータな
どに比べ微小位置コントロールができ低消費電力
のためフロツピーデイスク装置、ロボツトなどの
精密位置決め用途として幅広い用途があり効果大
である。
ータは従来の電磁気を利用したステツプモータな
どに比べ微小位置コントロールができ低消費電力
のためフロツピーデイスク装置、ロボツトなどの
精密位置決め用途として幅広い用途があり効果大
である。
さらに、従来のようにレバー全体に弾力性があ
るのではなく、くびれた箇所であるヒンジ部分の
みが変形するだけであるから、平行部材へのレバ
ーの押しつけ力従来技術に比べ大きくなり、よつ
て負荷の大きな用途へも本考案のリニアアクチユ
エータは適用できるという汎用性を有するもの
で、実用的価値大である。
るのではなく、くびれた箇所であるヒンジ部分の
みが変形するだけであるから、平行部材へのレバ
ーの押しつけ力従来技術に比べ大きくなり、よつ
て負荷の大きな用途へも本考案のリニアアクチユ
エータは適用できるという汎用性を有するもの
で、実用的価値大である。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図である。
第2図は本考案の構成要素であるクランプ素子の
例を示す正面図である。 1,2,3……レバー、4,5,6,7……ヒ
ンジ、8,11……積層形圧電セラミツクアクチ
ユエータ素子、9,10……クランプ素子、1
2,13……平行板。
第2図は本考案の構成要素であるクランプ素子の
例を示す正面図である。 1,2,3……レバー、4,5,6,7……ヒ
ンジ、8,11……積層形圧電セラミツクアクチ
ユエータ素子、9,10……クランプ素子、1
2,13……平行板。
Claims (1)
- 積層形圧電アクチユエータ素子8と、前記アク
チユエータ素子8の近傍に平行して配置された第
1のレバー1と、前記第1のレバー1の両端に前
記第1のレバー1の延在方向と直交する方向に延
在するようにそれぞれ一端が接続された第2およ
び第3のレバー2,3とを有し、かつ前記第2お
よび第3のレバー2,3の一端は前記アクチユエ
ータ素子8の両端にそれぞれ接続されており、各
接続部は各レバーの幅より細いくびれた形状のヒ
ンジ4,5,6,7を構成している構造を有する
一対のクランプ素子9,10を備え、前記一対の
クランプ素子9,10は別の積層形圧電アクチユ
エータ素子11の両端に各クランプ素子9,10
の第1のレバー1が接続されて一体化され、かつ
一対の平行部在12,13の内側に前記第1のレ
バー1の方向が前記平行部材12,13と直交す
るように納めたことを特徴とする圧電型リニアア
クチユエータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985117471U JPH0436232Y2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | |
US06/890,676 US4736131A (en) | 1985-07-30 | 1986-07-30 | Linear motor driving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985117471U JPH0436232Y2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226189U JPS6226189U (ja) | 1987-02-17 |
JPH0436232Y2 true JPH0436232Y2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=31003014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985117471U Expired JPH0436232Y2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436232Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5428019B2 (ja) * | 2008-09-05 | 2014-02-26 | 並木精密宝石株式会社 | 変位拡大機構を用いた振動アクチュエータ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6032576A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-19 | Hitachi Ltd | リニアアクチユエ−タ |
JPS6195586A (ja) * | 1984-10-16 | 1986-05-14 | Nec Corp | 変位発生装置 |
-
1985
- 1985-07-30 JP JP1985117471U patent/JPH0436232Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6032576A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-19 | Hitachi Ltd | リニアアクチユエ−タ |
JPS6195586A (ja) * | 1984-10-16 | 1986-05-14 | Nec Corp | 変位発生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6226189U (ja) | 1987-02-17 |
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