JPS6386489A - 圧電式アクチユエ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスイッチング素子としての圧電リレーや各種制
御装置の駆動素子として用いられる、圧電素子に対する
電気的負荷による湾曲動作を利用した圧電式アクチュエ
ータに関するものである。

従来の技術 近年の電子機器は省電力化が進み、リレー装置や各種制
御機器においても、圧電素子の湾曲動作を利用した圧電
式アクチュエータの採用により、消費電力の軽減と薄形
化を試みる傾向が強くなってきた。

以下、図面を参照しながら従来の圧電式アクチュエータ
について説明する。従来、この種の圧電式アクチュエー
タは、第２図に示すような構成であった。第２図におい
て、１は圧電素子で導電性タワミ板２に貼り合わされて
おり、圧電ユニモルフを構成する。３は圧電ユニモルフ
の一端を固定支持する絶縁性材料からなる支持台、４は
圧電ユニモルフへの入力電源で各々の端子は圧電素子１
及びタワミ板２に接続されている。６は圧電素子１に充
電した電荷の放電用抵抗で、電源４に並列に接続されて
いる。６は電源スィッチを示す。

以上のように構成された従来の圧電式アクチュエータに
ついて、以下その動作を説明する０今、電源スィッチ６
をＯＮにすると電源４から圧電素子１に電圧が印加され
、圧電素子１とタワミ板２を貼り合わせてなる圧電ユニ
モルフは先端が上下いずれかの方向に湾曲する（この現
象は公知であり、原理自体は本発明と直接関係ないので
説明を省略する）。そして、この時の圧電ユニモルフの
先端の動きにより、スイッチング動作や他部品の駆動制
御を行うものである。次に、スイッチ６をＯＦＦにする
と圧電素子１に充電された電荷は放電用抵抗６により放
電されるため、圧電ユニモルフの湾曲は元の位置に復帰
することとなる。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、放電用抵抗の接続時にハン
ダ付けが必要なため組立工数がアップし、またハンダ付
は時の鉛蒸気発生による環境公害の恐れもあった。さら
に、ハンダ不良によるオープン不良等の信頼性でも間層
があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、簡単な構
成で信頼性の高い圧電式アクチュエータを安価に提供す
ることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、一端が支持台に
より支持された圧電ユニモルフまたは圧電バイモルフの
他端に入力電源と電気的に並列に、抵抗値を有し且つ弾
力性を有するクリップ状の放電用抵抗を挾み込んでなる
ものである。

作用 この構成によれば、クリップ状の放電用抵抗を圧電ユニ
モルフまたは圧電バイモルフにワンタッチで容易に圧入
して挾み込むことにより、ハンダ付は等の組立工数を削
減できると共にハンダ付は時の鉛蒸気発生による環境公
害も防止できることとなる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。第１図は本発明による圧電式アクチュエータの
一実施例を示す構成図であり、従来例と同一箇所には同
一番号を付して説明を省略する。

第１図において、７は一端が支持台３により支持された
圧電素子１とタワミ板２とからなる圧電ユニモルフの他
端に圧入して挾み込まれた導電クリップで、一定の抵抗
値を有し、且つ加圧して挾み込まれるように弾力性を有
する導電性プラスチック材料から構成されている。この
導電クリップ７は、入力電源４と電気的に並列に圧電ユ
ニモルフの他端に挾み込まれる形となる。

そして、その動作は従来例と同様にスイッチ６のＯＮに
より圧電ユニモルフは湾曲し、スイッチ６のＯＦＦによ
り従来の放電用抵抗６の代用としての導電クリップ７に
より圧電素子１に充電された電荷は放電され、圧電ユニ
モルフは元の状、態に復帰するものである。

ここで、放電用抵抗としての前記導電クリップ７の代シ
に、一定の抵抗値を有する抵抗本体の両端より引出され
たリード端子にフォーミング加工等によって弾力性が与
えられた抵抗を用い、この抵抗のリード端子を圧電ユニ
モルフの先端に圧入して挾み込むようにしてもよいもの
である。

また、圧電ユニモルフに代えて、圧電素子２枚を貼り合
わせてなる圧電バイモルフにおいても本発明は同様に適
用できるものである。

発明の効果 以上のように本発明は構成されているものであり、クリ
ップ状の放電用抵抗を圧電ユニモルフまたは圧電バイモ
ルフの先端にワンタッチで容易に圧入して挾み込むこと
により、従来のハンダ付けによる組立工数を削減できる
と共にハンダ付は時の鉛蒸気発生による環境公害も防止
できるものである。また、ハンダ不良によるオーブン不
良等もなくなり、信頼性の高い製品を安価にして提供す
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による圧電式アクチュエータの一実施例
を示す構成図、第２図は従来例の圧電式アクチュエータ
を示す構成図である。 １・・・・・・圧電素子、２・・・・・・導１性タワミ
板、３・・・・・・支持台、４・・・・・・入力電源、
７・・・・・・導電クリソプ（放電用抵抗）。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 支特台 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）導電性タワミ板と圧電素子を貼り合わせてなる圧
   電ユニモルフまたは圧電素子２枚を貼り合わせてなる圧
   電バイモルフと、前記圧電ユニモルフまたは圧電バイモ
   ルフの一端を支持する支持台とからなり、前記圧電ユニ
   モルフまたは圧電バイモルフの他端にこれへの入力電源
   と電気的に並列に抵抗値を有し且つ弾力性を有するクリ
   ップ状の放電用抵抗を挾み込んでなる圧電式アクチュエ
   ータ。
2. （２）放電用抵抗に一定の抵抗値を有する導電性プラス
   チック材料からなる導電クリップを用いてなる特許請求
   の範囲第１項に記載の圧電式アクチュエータ。