JPH0515636Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0515636Y2 JPH0515636Y2 JP5872787U JP5872787U JPH0515636Y2 JP H0515636 Y2 JPH0515636 Y2 JP H0515636Y2 JP 5872787 U JP5872787 U JP 5872787U JP 5872787 U JP5872787 U JP 5872787U JP H0515636 Y2 JPH0515636 Y2 JP H0515636Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clevis
- wire
- nut
- tube
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
鉄塔間に送電線を延線する場合、けん引用の延
線ワイヤと送電線の間にランニングボードを介在
させ、このボードの頭部にスイベルジヨイントを
装着するが、本考案はこのスイベルジヨイントの
改良に関するものである。
線ワイヤと送電線の間にランニングボードを介在
させ、このボードの頭部にスイベルジヨイントを
装着するが、本考案はこのスイベルジヨイントの
改良に関するものである。
［従来の技術と問題点］
延線用ワイヤは複数本の撚線をより合せて成る
が、延線工程では強い張力を受けるのでその撚り
の戻りが起こる。スイベルジヨイントはこの撚り
の戻りをランニングボードへ波及させないよう設
けるもので、回転自在となつている。ところが鉄
塔附近までけん引された送電線は、カムアロング
（電線緊締工具）を用いて鉄塔へ係止したあと、
延線ワイヤをゆるめ、張力を送電線に移しかえ
る。このとき強い張力から解放された延線ワイヤ
は、一挙にもとの撚りの状態に復帰しようとする
ので激しい不規則振動を起こし、奔馬のように荒
れる。思いもかけぬ箇所で折曲つて巻きつくキン
クも発生する。俗に「電線の暴れ」と称するこの
現象は鉄塔上高所の作業者附近で起こるため極め
て危険なものとして恐れられている。
が、延線工程では強い張力を受けるのでその撚り
の戻りが起こる。スイベルジヨイントはこの撚り
の戻りをランニングボードへ波及させないよう設
けるもので、回転自在となつている。ところが鉄
塔附近までけん引された送電線は、カムアロング
（電線緊締工具）を用いて鉄塔へ係止したあと、
延線ワイヤをゆるめ、張力を送電線に移しかえ
る。このとき強い張力から解放された延線ワイヤ
は、一挙にもとの撚りの状態に復帰しようとする
ので激しい不規則振動を起こし、奔馬のように荒
れる。思いもかけぬ箇所で折曲つて巻きつくキン
クも発生する。俗に「電線の暴れ」と称するこの
現象は鉄塔上高所の作業者附近で起こるため極め
て危険なものとして恐れられている。
［問題点解決の手段］
スイベルジヨイントに一方向クラツチの作用を
させ、延線ワイヤの撚りの戻り方向回転のみを許
容し、その逆方向回転を許さぬものとすることに
した。
させ、延線ワイヤの撚りの戻り方向回転のみを許
容し、その逆方向回転を許さぬものとすることに
した。
［実施例］
図面について説明する。引止棒１は一端にクレ
ビスＡとその背面の段付大径部１ａとを備え、他
端部にはねじを刻み、これへナツト２が螺合して
ある。引止管３は一端がナツト２へ自由被挿可能
な管部３ａを形成し、外周にはねじが刻んであ
る。またその他端はクレビスＢとなつている。ハ
ウジング４はコツプ状体の底に中心孔を穿つたも
ので、開口端附近内径にねじが刻まれ、これが引
止棒１のねじと螺合している。また底部中心孔は
メタル輪５を介して、大径部１ａへ回転自在に支
持されている。クラツチ６は市販品であり、第２
図の如く外輪６ａの内周にコロ６ｂその他を備
え、外輪と引止棒との間に一方向回転のみを伝達
可能としたものである。（その他の部材は図示を
省略した）。外輪６ａはキー７によりハウジング
４へ、回り止めされている。ランニングボードは
常時垂直位置を保ち、引止棒は回動しない。従つ
てハウジング及びそれと一体化された引止管は引
止棒に対し一方向回転だけを許容される。スラス
ト軸受８はクラツチ６とナツト２の間に挿入して
ある。
ビスＡとその背面の段付大径部１ａとを備え、他
端部にはねじを刻み、これへナツト２が螺合して
ある。引止管３は一端がナツト２へ自由被挿可能
な管部３ａを形成し、外周にはねじが刻んであ
る。またその他端はクレビスＢとなつている。ハ
ウジング４はコツプ状体の底に中心孔を穿つたも
ので、開口端附近内径にねじが刻まれ、これが引
止棒１のねじと螺合している。また底部中心孔は
メタル輪５を介して、大径部１ａへ回転自在に支
持されている。クラツチ６は市販品であり、第２
図の如く外輪６ａの内周にコロ６ｂその他を備
え、外輪と引止棒との間に一方向回転のみを伝達
可能としたものである。（その他の部材は図示を
省略した）。外輪６ａはキー７によりハウジング
４へ、回り止めされている。ランニングボードは
常時垂直位置を保ち、引止棒は回動しない。従つ
てハウジング及びそれと一体化された引止管は引
止棒に対し一方向回転だけを許容される。スラス
ト軸受８はクラツチ６とナツト２の間に挿入して
ある。
本考案は引止棒へメタルとハウジングを被挿
し、クラツチを挿入してキー７で回り止めした後
スラスト軸受を被挿し、ナツト２で締める。その
上で引止管を螺合してハウジングと一体化する。
クレビスＢはけん引側即ち延線ワイヤ側であり、
クレビスＡはランニングボードを介して送電線が
接続される。以上はワイヤによる延線を述べた
が、旧線に代えて新線を延線する場合は旧線をけ
ん引側とすればよいことは自明である。
し、クラツチを挿入してキー７で回り止めした後
スラスト軸受を被挿し、ナツト２で締める。その
上で引止管を螺合してハウジングと一体化する。
クレビスＢはけん引側即ち延線ワイヤ側であり、
クレビスＡはランニングボードを介して送電線が
接続される。以上はワイヤによる延線を述べた
が、旧線に代えて新線を延線する場合は旧線をけ
ん引側とすればよいことは自明である。
第３図はドラムＤから巻取ウインチＷに至る
間、送電線ＥとワイヤＲの間にランニングボード
ＳとスイベルジヨイントＪを介在させた作業状態
を示す。第４図は送電線ＥをカムアロングＣによ
り鉄塔へ引止めたときの状態図で、張力が送電線
へ移されてもワイヤＲは暴れ現象を起こさない。
ランニングボードはロープで地上へおろされる
が、この際ワイヤＲは内部に撚りの戻り応力をも
つてウインチＷに巻き取られる。作業後は別の撚
り修正装置によつて正規の撚り状態に修正するこ
とが通常であり、問題はない。あとはすべて地上
で処理する。
間、送電線ＥとワイヤＲの間にランニングボード
ＳとスイベルジヨイントＪを介在させた作業状態
を示す。第４図は送電線ＥをカムアロングＣによ
り鉄塔へ引止めたときの状態図で、張力が送電線
へ移されてもワイヤＲは暴れ現象を起こさない。
ランニングボードはロープで地上へおろされる
が、この際ワイヤＲは内部に撚りの戻り応力をも
つてウインチＷに巻き取られる。作業後は別の撚
り修正装置によつて正規の撚り状態に修正するこ
とが通常であり、問題はない。あとはすべて地上
で処理する。
［効果］
鉄塔附近で暴れ現象が起こらないので作業者の
安全が確保される。
安全が確保される。
第１図は本考案の正面図、第２図は一方向クラ
ツチの正面図、第３図、第４図は延線作業説明図
である。 １……引止棒、Ａ……クレビス、２……ナツ
ト、３……引止管、Ｂ……クレビス、４……ハウ
ジング、５……メタル輪、６……一方向クラツ
チ、７……キー、８……スラスト軸受、Ｃ……カ
ムアロング、Ｄ……ドラム、Ｅ……送電線、Ｊ…
…スイベルジヨイント、Ｒ……ワイヤ、Ｓ……ラ
ンニングボード。
ツチの正面図、第３図、第４図は延線作業説明図
である。 １……引止棒、Ａ……クレビス、２……ナツ
ト、３……引止管、Ｂ……クレビス、４……ハウ
ジング、５……メタル輪、６……一方向クラツ
チ、７……キー、８……スラスト軸受、Ｃ……カ
ムアロング、Ｄ……ドラム、Ｅ……送電線、Ｊ…
…スイベルジヨイント、Ｒ……ワイヤ、Ｓ……ラ
ンニングボード。
Claims (1)
- 一端にクレビスＡを備え他端部にナツトを螺合
させた引止棒と、一端を上記ナツトへ自由被挿可
能な管部とし管部外周にねじを刻み他端をクレビ
スＢとした引止管と、開口端に設けた内径ねじで
引止管のねじと螺合し底部は中心孔によりクレビ
ス棒へ回転自在に支持されたコツプ状ハウジング
と、引止棒とハウジングの間へ挿入され外輪がハ
ウジングへキー止めされた一方向クラツチと、前
記ナツトとクラツチとの間に挿入されたスラスト
軸受とから成り、クレビスＡ及びクレビスＢの一
方をけん引ワイヤへ他方をランニングボードを介
して送電線へ、夫々接続するようにした延線用ス
イベル・ジヨイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5872787U JPH0515636Y2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5872787U JPH0515636Y2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63166745U JPS63166745U (ja) | 1988-10-31 |
| JPH0515636Y2 true JPH0515636Y2 (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=30889556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5872787U Expired - Lifetime JPH0515636Y2 (ja) | 1987-04-20 | 1987-04-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515636Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013249912A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Taiyo Seiki Kogyo Kk | スイベル |
| JP3181878U (ja) * | 2012-10-11 | 2013-02-28 | 壮一 川俣 | 水中用で使用するための、スリップリングを内蔵するスイベル（撚り戻し金具） |
-
1987
- 1987-04-20 JP JP5872787U patent/JPH0515636Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63166745U (ja) | 1988-10-31 |
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