JPH019208Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH019208Y2 JPH019208Y2 JP17147784U JP17147784U JPH019208Y2 JP H019208 Y2 JPH019208 Y2 JP H019208Y2 JP 17147784 U JP17147784 U JP 17147784U JP 17147784 U JP17147784 U JP 17147784U JP H019208 Y2 JPH019208 Y2 JP H019208Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- winding drum
- support
- attached
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 18
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 14
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
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- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は架空送電線の建設に使用される防護ナ
ツトの引留クランプに関するものである。
ツトの引留クランプに関するものである。
従来の技術
この種の防護ネツトは鉄塔間に張設して延線作
業、緊線作業、ジヤンパ線形成作業時の落下物を
受けとめ人家等を保護していた。この防護ネツト
には下方に人家、鉄道、送電線等がある場合ナイ
ロンロープ、ケプラロープ、布製ロープ等の電気
絶縁材が使用されており、防護ネツトのメーンロ
ープを鉄塔に取付ける引留クランプには、リング
状をしたシンブル、ロープ端を圧縮して掌握する
圧縮クランプ、てこ作用を利用して掌握するてこ
式クランプ、くさびのかみこみで掌握するくさび
クランプが用いられていて、いずれも径間長、ロ
ープ弛度、クランプ取付位置等を考慮して予めロ
ープ実長を算出してから工場においてシンブル又
はクランプを取付けるロープの所定位置に端末処
理を施してシンブル又は引留クランプを取付けて
いた。
業、緊線作業、ジヤンパ線形成作業時の落下物を
受けとめ人家等を保護していた。この防護ネツト
には下方に人家、鉄道、送電線等がある場合ナイ
ロンロープ、ケプラロープ、布製ロープ等の電気
絶縁材が使用されており、防護ネツトのメーンロ
ープを鉄塔に取付ける引留クランプには、リング
状をしたシンブル、ロープ端を圧縮して掌握する
圧縮クランプ、てこ作用を利用して掌握するてこ
式クランプ、くさびのかみこみで掌握するくさび
クランプが用いられていて、いずれも径間長、ロ
ープ弛度、クランプ取付位置等を考慮して予めロ
ープ実長を算出してから工場においてシンブル又
はクランプを取付けるロープの所定位置に端末処
理を施してシンブル又は引留クランプを取付けて
いた。
考案が解決しようとする問題点
従つて、従来では現地の状況に応じた適宜の変
更が困難となり、適切な取付けが得られない場合
が生じ、その補正に多大の労力と時間を要する。
又、ロープの圧縮、てこ作用によるロープの締付
けあるいはくさびによるロープへのかみこみによ
つてクランプする場合、強く把持するとロープに
傷がつきロープ強度が低下するため、大きな把持
力で把持できない難点がある。
更が困難となり、適切な取付けが得られない場合
が生じ、その補正に多大の労力と時間を要する。
又、ロープの圧縮、てこ作用によるロープの締付
けあるいはくさびによるロープへのかみこみによ
つてクランプする場合、強く把持するとロープに
傷がつきロープ強度が低下するため、大きな把持
力で把持できない難点がある。
しかも、防護ネツトのメーンロープはクランプ
端で切断されているため、径間が大きくなるとこ
ろには再使用できず、又、同じ径間であつても一
度傷のついたロープは再使用できないため、極め
て不経済であつた。
端で切断されているため、径間が大きくなるとこ
ろには再使用できず、又、同じ径間であつても一
度傷のついたロープは再使用できないため、極め
て不経済であつた。
本考案は前記するような問題点を解決し、さら
に、防護ネツトの張設に従来使用されていたカム
アロングが不要となる引留クランプを提供せんと
するものである。
に、防護ネツトの張設に従来使用されていたカム
アロングが不要となる引留クランプを提供せんと
するものである。
問題点を解決するための手段
本考案を実施例に対応する第1図〜第4図を用
いて説明する。一端に引留孔8を他端にロープ押
え具23を備える支持体1と、支持体1に回転可
能に支承され且つ少くとも一側周部に係止溝18
を多数形成してなるロープ巻回ドラム14と、前
記支持体1と前記係止溝18に挿脱自在に取付け
るロツクバー20からなる。
いて説明する。一端に引留孔8を他端にロープ押
え具23を備える支持体1と、支持体1に回転可
能に支承され且つ少くとも一側周部に係止溝18
を多数形成してなるロープ巻回ドラム14と、前
記支持体1と前記係止溝18に挿脱自在に取付け
るロツクバー20からなる。
作 用
本案引留クランプを支持体1の引留孔8に取付
けた連結金具により鉄塔の所定位置に取付ける
と、対向鉄塔に他端を取付けた防護ネツトの手前
側のメーンロープ24をロープ巻回ドラム14に
かなりの長さ巻付け、その端部を下方に設置され
たウインチのドラムに巻付ける。ここでウインチ
によりドラムを回転してロープ24を巻取り防護
ネツトが所定弛度に張設されると、支持体1と係
止溝18にロツクバー20を挿通してドラム14
を支持体1に固定し、さらにドラム14から垂下
するロープ24をロープ押え具23で支持体1に
取付けると防護ネツトの張設作業は完了する。従
つて、従来ロープの張設に使用されていたカムア
ロングは不要となる。又、この張設状態ではロー
プ巻回ドラム14上のロープ24はロープ張力に
よりドラムに圧接して大きな摩擦力が生じ、この
ロープ24はドラム14にかなりの長さ巻付けて
いるため、ドラム14に大きなロープ引留力が生
じる。
けた連結金具により鉄塔の所定位置に取付ける
と、対向鉄塔に他端を取付けた防護ネツトの手前
側のメーンロープ24をロープ巻回ドラム14に
かなりの長さ巻付け、その端部を下方に設置され
たウインチのドラムに巻付ける。ここでウインチ
によりドラムを回転してロープ24を巻取り防護
ネツトが所定弛度に張設されると、支持体1と係
止溝18にロツクバー20を挿通してドラム14
を支持体1に固定し、さらにドラム14から垂下
するロープ24をロープ押え具23で支持体1に
取付けると防護ネツトの張設作業は完了する。従
つて、従来ロープの張設に使用されていたカムア
ロングは不要となる。又、この張設状態ではロー
プ巻回ドラム14上のロープ24はロープ張力に
よりドラムに圧接して大きな摩擦力が生じ、この
ロープ24はドラム14にかなりの長さ巻付けて
いるため、ドラム14に大きなロープ引留力が生
じる。
実施例
以下本考案の実施例を図面について説明する。
1は中間にスリーブ2を装着したボルト3のスリ
ーブ両側にそれぞれ略L状をなす支持片4をその
基部に穿設せる通孔5で挿入しワツシヤ7、ナツ
ト6でボルト3に取付けてなる支持体で、両支持
片4の一端には引留孔8を設け、一方の支持片4
の他端には長孔12と切欠孔13を形成してこれ
にロープ押え金23を取付ける。ロープ押え具2
3は長孔12と切欠孔13に挿通するUボルト1
1及びナツト10とUボルト11の基部に設けた
押え金9からなり、押え金9と支持体11とでロ
ープ24を挾持する構成である。
1は中間にスリーブ2を装着したボルト3のスリ
ーブ両側にそれぞれ略L状をなす支持片4をその
基部に穿設せる通孔5で挿入しワツシヤ7、ナツ
ト6でボルト3に取付けてなる支持体で、両支持
片4の一端には引留孔8を設け、一方の支持片4
の他端には長孔12と切欠孔13を形成してこれ
にロープ押え金23を取付ける。ロープ押え具2
3は長孔12と切欠孔13に挿通するUボルト1
1及びナツト10とUボルト11の基部に設けた
押え金9からなり、押え金9と支持体11とでロ
ープ24を挾持する構成である。
14はボルト3に装着したスリーブ2に一対の
軸受15を介して回転可能に支承されたロープ巻
回ドラムで、断面がゆるやかな凹曲面をなすロー
プ溝16の両側のフランジ部17の外周部に適宜
間隔をおいて係止溝18を多数形成している。一
方、一対の支持片4には係止溝18のピツチ円2
5と等しいピツチ円上に係止溝18のピツチより
若干小さいピツチで複数個の通孔19を貫設して
いるので、そのうちの一つと係止溝18とにロツ
クボルト20を挿通しこれにナツト21を取付け
ればロープ巻回ドラム14を支持体1に固定する
ことができる。
軸受15を介して回転可能に支承されたロープ巻
回ドラムで、断面がゆるやかな凹曲面をなすロー
プ溝16の両側のフランジ部17の外周部に適宜
間隔をおいて係止溝18を多数形成している。一
方、一対の支持片4には係止溝18のピツチ円2
5と等しいピツチ円上に係止溝18のピツチより
若干小さいピツチで複数個の通孔19を貫設して
いるので、そのうちの一つと係止溝18とにロツ
クボルト20を挿通しこれにナツト21を取付け
ればロープ巻回ドラム14を支持体1に固定する
ことができる。
本実施例は前記するような構成であるから、支
持体1の引留孔8に取付けたナツト付連結ボルト
22に連結した連結金具で本案引留クランプを鉄
塔の所定位置に取付け、これと対向する鉄塔に他
端を取付けた防護ネツトの手前側のメーンロープ
24を引留クランプのロープ巻回ドラム14にか
なりの長さ巻付けてから下方に設置されたウイン
チ(図示せず)のドラムに取付ける。ここでウイ
ンチによりドラムを回転してロープを巻取り防護
ネツトが所定弛度に張設されると、通孔19と係
止溝18を一致させこれに挿通したロツクボルト
20にナツト21を取付けてロープ巻回ドラム1
4を支持体1に固定する。ここでロープ巻回ドラ
ム14から垂下するロープを切欠孔13から片側
を外したUボルト11の押え金9に嵌め、再び片
側を切欠孔13に嵌めてナツト10を緊締しロー
プを支持片4に取付けると防護ネツトの張設作業
は完了する。この張設状態では支持体1に固定さ
れたロープ巻回ドラム14上のロープ24はロー
プ張力によりドラムのロープ溝16に圧接して大
きな摩擦力が生じ、このロープはロープ巻回ドラ
ム14にかなりの長さ巻付けているため、ドラム
14に大きなロープ引留力が生じることになり、
ロープ押え具23のロープクランプ力は小さくて
よい。
持体1の引留孔8に取付けたナツト付連結ボルト
22に連結した連結金具で本案引留クランプを鉄
塔の所定位置に取付け、これと対向する鉄塔に他
端を取付けた防護ネツトの手前側のメーンロープ
24を引留クランプのロープ巻回ドラム14にか
なりの長さ巻付けてから下方に設置されたウイン
チ(図示せず)のドラムに取付ける。ここでウイ
ンチによりドラムを回転してロープを巻取り防護
ネツトが所定弛度に張設されると、通孔19と係
止溝18を一致させこれに挿通したロツクボルト
20にナツト21を取付けてロープ巻回ドラム1
4を支持体1に固定する。ここでロープ巻回ドラ
ム14から垂下するロープを切欠孔13から片側
を外したUボルト11の押え金9に嵌め、再び片
側を切欠孔13に嵌めてナツト10を緊締しロー
プを支持片4に取付けると防護ネツトの張設作業
は完了する。この張設状態では支持体1に固定さ
れたロープ巻回ドラム14上のロープ24はロー
プ張力によりドラムのロープ溝16に圧接して大
きな摩擦力が生じ、このロープはロープ巻回ドラ
ム14にかなりの長さ巻付けているため、ドラム
14に大きなロープ引留力が生じることになり、
ロープ押え具23のロープクランプ力は小さくて
よい。
考案の効果
以上の説明より明らかなように本考案において
は、防護ネツトのメーンロープをロープ巻回ドラ
ムに巻回してウインチによりロープを巻取つて鉄
塔間の防護ネツトを所定弛度に張設しているの
で、従来ロープの張設に使用されていたカムアロ
ングは不要となる。又、防護ネツトを所定弛度に
張設すると、ロープ巻回ドラム及びロープを支持
体に固定してロープ張設作業は完了するから、カ
ムアロングを使つて張設作業をする従来と比べこ
の種の作業の簡略化、能率化を図ることができ
る。しかして、支持体に固定されたロープ巻回ド
ラムには、これに相当の長さを巻回したロープの
摩擦力で大きなロープ引留力が生じるため、ロー
プ押え具のロープクランプ力はロープを傷めない
程度にとることができる。そのためロープの再使
用が可能となる。又、本案引留クランプではロー
プの取付けにロープを切断する必要がないから、
ロープを長くとるようにすれば大きな径間にも再
使用可能となり、経済的である。
は、防護ネツトのメーンロープをロープ巻回ドラ
ムに巻回してウインチによりロープを巻取つて鉄
塔間の防護ネツトを所定弛度に張設しているの
で、従来ロープの張設に使用されていたカムアロ
ングは不要となる。又、防護ネツトを所定弛度に
張設すると、ロープ巻回ドラム及びロープを支持
体に固定してロープ張設作業は完了するから、カ
ムアロングを使つて張設作業をする従来と比べこ
の種の作業の簡略化、能率化を図ることができ
る。しかして、支持体に固定されたロープ巻回ド
ラムには、これに相当の長さを巻回したロープの
摩擦力で大きなロープ引留力が生じるため、ロー
プ押え具のロープクランプ力はロープを傷めない
程度にとることができる。そのためロープの再使
用が可能となる。又、本案引留クランプではロー
プの取付けにロープを切断する必要がないから、
ロープを長くとるようにすれば大きな径間にも再
使用可能となり、経済的である。
第1図は本考案の実施例の側面図、第2図は同
一部断面した正面図、第3図は第1図におけるA
矢視図、第4図は第1図におけるB矢視図であ
る。 1…支持体、8…引留孔、14…ロープ巻回ド
ラム、18…係止溝、20…ロツクバー(ロツク
ボルト)、23…ロープ押え具、24…ロープ。
一部断面した正面図、第3図は第1図におけるA
矢視図、第4図は第1図におけるB矢視図であ
る。 1…支持体、8…引留孔、14…ロープ巻回ド
ラム、18…係止溝、20…ロツクバー(ロツク
ボルト)、23…ロープ押え具、24…ロープ。
Claims (1)
- 一端に引留孔を他端にロープ押え具を備える支
持体と、支持体に回転可能に支承され且つ少くと
も一側周部に係止溝を多数形成してなるロープ巻
回ドラムと、前記支持体と前記係止溝に挿脱自在
に係合させるロツクバーからなる送電線工事用ネ
ツトの引留クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17147784U JPH019208Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17147784U JPH019208Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6188412U JPS6188412U (ja) | 1986-06-09 |
JPH019208Y2 true JPH019208Y2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=30729161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17147784U Expired JPH019208Y2 (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH019208Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-11-12 JP JP17147784U patent/JPH019208Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6188412U (ja) | 1986-06-09 |
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