JPH0515614Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0515614Y2
JPH0515614Y2 JP1987017744U JP1774487U JPH0515614Y2 JP H0515614 Y2 JPH0515614 Y2 JP H0515614Y2 JP 1987017744 U JP1987017744 U JP 1987017744U JP 1774487 U JP1774487 U JP 1774487U JP H0515614 Y2 JPH0515614 Y2 JP H0515614Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tenon
bearing
hole
frame
bearing pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987017744U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63126613U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987017744U priority Critical patent/JPH0515614Y2/ja
Publication of JPS63126613U publication Critical patent/JPS63126613U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0515614Y2 publication Critical patent/JPH0515614Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フレーム内にコイルとロータマグネ
ツトとを対向配置してなる偏平ロータ型モータに
関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は、小形ブラシレスモータにおける軸受
構造の従来例を示す側断面図である。同図におい
て、1および11は軸受ネジ、2aおよび2bは
軸受スチールボール、3はロータ軸、4はロー
タ、5は羽根、6はロータマグネツト、7はハウ
ジングフレーム、8はコイル、9はブラケツトフ
レーム、1aおよび11aは軸受ネジ1および1
1の軸心部に穿設された軸受孔、3aおよび3b
はロータ軸3の両端(先端および後端)を小径に
形成してなる軸ホゾ部である。ロータマグネツト
6を具備し羽根5を構成してなるロータ4の中心
孔4aに、ロータ軸3を圧入してロータユニツト
が構成されている。また、軸受ネジ1および11
は、ハウジングフレーム7およびブラケツトフレ
ーム9の中心部に形成されたネジ孔部に螺合され
ており、軸受孔1aおよび11aとロータ軸3の
軸ホゾ部3aおよび3bとを嵌め合わせ、ロータ
ユニツトをフレーム内に回転自在に挟持してい
る。
一般に、ブラシレスモータにおいては、図のよ
うなコイル8とロータマグネツト6とが対向する
偏平ロータ型モータである場合が多い。このよう
な偏平ロータ型モータである場合、コイル8とロ
ータマグネツト6との相互に発生する電磁力は、
磁極がN極およびS極交互に変わることにより交
番的となり、またロータユニツトの回転方向のベ
クトルだけではなく、相互の吸引あるいは反発方
向のベクトルも発生する。したがつて、ロータユ
ニツトの挙動は回転運動と共に軸方向への垂直往
復運動も伴うことになり、軸受のスラスト方向
(軸方向)のアガキ量が不適当な場合、ロータ軸
3の軸ホゾ部3aおよび3bと軸受スチールボー
ル2aおよび2b、または軸受スチールボール2
aおよび2bと軸受ネジ1および11の内底端面
が間欠的に衝突し、耳ざわりな衝突音が発生し、
静粛さを損なうという問題が生ずる。
このため、コスト高とはなるが、組立の際、軸
受ネジ1および11のハウジングフレーム7およ
びブラケツトフレーム9への微妙なネジ込み調整
や、緩み防止用の固着作業を伴わせており、更に
設計面ではハウジングフレーム7、ブラケツトフ
レーム9間の寸法変化の少ない剛性確保等を行う
等の対策をとつている。
第4図は、軸受ネジ1および11の微妙なネジ
込み調整を不要とするための耐振軸受構造の従来
例を示す側断面図である。すなわち、軸受ネジ1
あるいは11の軸受孔(1aあるいは11a)内
に圧縮コイルバネ10を挿入配置するようにして
いる。即ち、圧縮コイルバネ10を挿入配置して
なる軸受ネジをフレームに取着し、所定量以上ネ
ジ込むと、このネジ込み動作に伴い、ロータ軸3
の軸ホゾ部先端面に軸受スチールボールが圧縮コ
イルバネ10の弾性力に抗して圧接し、以降この
圧縮コイルバネ10の弾性復帰力によりロータ軸
3にそのスラスト方向への押圧付勢力が作用す
る。つまり、ロータユニツトがそのスラスト方向
へのガタを抑えるだけの微圧を保ち挟持されるこ
とにより、微妙なネジ込み調整なしに衝突音を防
止することができ、静粛性を維持することができ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような従来の耐振軸受構造に
よると、軸受負荷を軽減させる意味から、軸ホゾ
部3aおよび3bの径を太くすることができず、
このため圧縮コイルバネ10は微細加工を必要と
し、軸受ネジの組立も困難となり、コスト高とな
つてしまうという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、フレーム内にコイルとロータマグネツトと
を対向配置してなる偏平ロータ型モータにおい
て、ロータマグネツトを備えその主軸方向両端面
に軸受孔を有するロータユニツトと、その先端に
形成された小径の軸ホゾ部をフレームの内方に向
けて固定された第1のホゾ付軸受ピンと、その上
端面に軸方向へ落孔が形成され、この落孔をフレ
ームの内方に向けて固定されたホゾ付軸受ハウジ
ングと、このホゾ付軸受ハウジングの落孔に配置
された弾性部材と、この弾性部材の上端面にその
後端面を面接触させ、且つその先端に形成された
小径の軸ホゾ部をフレームの内方に向けて、落孔
内に弾性部材に抗して軸方向へ摺動可能に挿入さ
れた第2のホゾ付軸受ピンとを設け、ロータユニ
ツトを、その一方側軸受孔および他方側軸受孔を
第1および第2のホゾ付軸受ピンの軸ホゾ部に嵌
め合わせて、第1のホゾ付軸受ピンと第2のホゾ
付軸受ピンとの間に、弾性部材の弾性力に抗して
挟圧保持させるようにしたものである。
〔作用〕
したがつてこの考案によれば、その軸ホゾ部よ
りも大径の第2のホゾ付軸受ピン後端面に圧接す
る弾性部材を介して、ロータユニツトが第1のホ
ゾ付軸受ピンと第2のホゾ付軸受ピンとの間に挟
圧保持される。
〔実施例〕
以下、本考案に係る偏平ロータ型モータを詳細
に説明する。第1図は、この偏平ロータ型モータ
の一実施例を示す小形ブラシレスモータの側断面
図である。同図において、第4図および第5図と
同一符号は同一あるいは同等構成要素を示しその
説明は省略する。同図において、20aおよび2
0bはホゾ付軸受ピン、21は圧縮コイルバネ、
24は主軸一体型ロータユニツト、24aおよび
24bはこのロータユニツト24の主軸方向両端
面(先端および後端面)に穿設された軸受孔、2
5はホゾ付軸受ハウジングである。
ホゾ付軸受ピン20aおよび20bは、同一材
質・同一形状の共通化部品であり、その先端が小
径に形成されて軸ホゾ部20a1および20b1が構
成されている。ホゾ付軸受ピン20aは、ハウジ
ングフレーム7の中心部に開設された嵌入孔にそ
の軸ホゾ部20a1をフレーム内方に向けて圧入固
定されている。また、ホゾ付軸受ピン20bは、
ホゾ付軸受ハウジング25の上端面に軸方向へ形
成された穿設孔(落孔)25a内に、圧縮コイル
バネ21に抗してその軸方向に摺動可能に挿入さ
れており(第2図)、ホゾ付軸受ハウジング25
がブラケツトフレーム9の中心部に開設された嵌
入孔にその落孔25aをフレーム内方に向けて圧
入固定されている。ホゾ付軸受ピン20bは、そ
の先端の軸ホゾ部20b1をフレーム内方に向けて
ホゾ付軸受ハウジング25に配置されており、そ
の後端面20b2が圧縮コイルバネ21の上端面に
面接触している。
ロータユニツト24の軸受孔24aおよび24
bには軸受スチールボール2aおよび2bが挿入
配置されており、この軸受スチールボール2aお
よび2bを挿入配置した状態で、軸受孔24aを
ホゾ付軸受ピン20aの軸ホゾ部20a1に、軸受
孔24bをホゾ付軸受ピン20bの軸ホゾ部20
b1に嵌め合わせている。すなわち、ロータユニツ
ト24の軸受孔24bをホゾ付軸受ピン20bの
軸ホゾ部20b1に嵌め合わせ、ホゾ付軸受ピン2
0bを圧縮コイルバネ21に抗して押下しつつ、
その軸受孔24aをホゾ付軸受ピン20aの軸ホ
ゾ部20a1に合致させ、圧縮コイルバネ21に抗
する押圧力を解除して、軸受孔24aとホゾ付軸
受ピン20aの軸ホゾ部20a1とを嵌め合わせて
いる。このような嵌め合い状態において、圧縮コ
イルバネ21が縮退付勢され、ホゾ付軸受ピン2
0bの後端面20b2がその弾性復帰力によつて突
き上げられるように各種寸法関係が設定されてい
る。したがつて、ホゾ付軸受ピン20bの軸ホゾ
部20b1の先端面20b3が軸受スチールボール2
bを介してロータユニツト24の軸受孔24bの
内底面に圧接し、、ロータユニツト24がホゾ付
軸受ピン20aと20bとの間に、圧縮コイルバ
ネ21の弾性力に抗して挟圧保持されるようにな
る。本実施例においては、ロータユニツト24を
数グラムの微小圧力でホゾ付軸受ピン20aと2
0bとの間に挟圧保持するように、圧縮コイルバ
ネ21の弾性力が選択設定されている。
このような方法によりロータ24を挟圧保持す
ることによつて、微妙なネジ込み調整を施すこと
なく、ロータユニツト24のスラスト方向への往
復運動が抑制され、モータ駆動時の衝突音の発生
が防止されてその静粛性が維持される。また、ロ
ータユニツト24のスラスト方向に対する衝撃が
圧縮コイルバネ21の弾性作用によつて吸収され
るので、耐振構造を兼ね備えた軸受構造となる。
さらに、圧縮コイルバネ21をホゾ付軸受ピン2
0bの軸ホゾ部20b1よりも大径の胴体部後端面
20b2に圧接するように配置しているので、従来
の耐振構造に用いる圧縮コイルバネに比してその
外径を大きく設定することができている。したが
つて、従来の圧縮コイルバネのような微細加工が
不要となり、更にホゾ付軸受ハウジング25にホ
ゾ付軸受ピン20bをセツトする組立作業も簡単
となり、従来に比して安価で且つ耐振・防音効果
に優れた軸受構造が得られる。
尚、本実施例においては、偏平ロータ型モータ
としてブラシレスモータを例にとつて説明した
が、ブラシレスモータにおける軸受構造に限定さ
れるものではなく、偏平ロータ型モータであれば
他のモータへの適用も可能であり、またホゾ付軸
受ピンに圧接させる弾性部材としては圧縮コイル
バネの他にゴム座等の弾性体も使用可能であり、
他にも種々の弾性部材が考えられることは言うま
でもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案による偏平ロータ型
モータによると、その軸ホゾ部よりも大径の第2
のホゾ付軸受ピン後端面に圧接する弾性部材を介
して、ロータユニツトが第1のホゾ付軸受ピンと
第2のホゾ付軸受ピンとの間に挟圧保持されるの
で、上記弾性部材を比較的大きく、しかもその微
細加工を抑えて形成することができ、微妙なネジ
込み作業を伴わせることなく、耐震・防音効果に
優れたものを低価格で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る偏平ロータ型モータの一
実施例を示す小形ブラシレスモータの側断面図、
第2図はこの小形ブラシレスモータのホゾ付軸受
ハウジングへの圧縮コイルバネを介するホゾ付軸
受ピンの挿入配置状態を示す側断面図、第3図は
小形ブラシレスモータにおける軸受構造の従来例
を示す側断面図、第4図は従来の耐振軸受構造を
示す側断面図である。 20a,20b……ホゾ付軸受ピン、20a1
20b1……軸ホゾ部、20a2,20b2……後端
面、20a3,20b3……先端面、21……圧縮コ
イルバネ、24a,24b……軸受孔、24……
ロータユニツト、25……ホゾ付軸受ハウジン
グ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フレーム内にコイルとロータマグネツトとを対
    向配置してなる偏平ロータ型モータにおいて、 前記ロータマグネツトを備えその主軸方向両端
    面に軸受孔を有するロータユニツトと、 その先端に形成された小径の軸ホゾ部を前記フ
    レームの内方に向けて固定された第1のホゾ付軸
    受ピンと、 その上端面に軸方向へ落孔が形成され、この落
    孔を前記フレームの内方に向けて固定されたホゾ
    付軸受ハウジングと、 このホゾ付軸受ハウジングの落孔に配置された
    弾性部材と、 この弾性部材の上端面にその後端面を面接触さ
    せ、且つその先端に形成された小径の軸ホゾ部を
    前記フレームの内方に向けて、前記落孔内に前記
    弾性部材に抗して軸方向へ摺動可能に挿入された
    第2のホゾ付軸受ピンとを備え、 前記ロータユニツトが、その一方側軸受孔およ
    び他方側軸受孔を前記第1および第2のホゾ付軸
    受ピンの軸ホゾ部に嵌め合わせて、前記第1のホ
    ゾ付軸受ピンと前記第2のホゾ付軸受ピンとの間
    に、前記弾性部材の弾性力に抗して挟圧保持され
    ている ことを特徴とする偏平ロータ型モータ。
JP1987017744U 1987-02-12 1987-02-12 Expired - Lifetime JPH0515614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987017744U JPH0515614Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987017744U JPH0515614Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63126613U JPS63126613U (ja) 1988-08-18
JPH0515614Y2 true JPH0515614Y2 (ja) 1993-04-23

Family

ID=30810776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987017744U Expired - Lifetime JPH0515614Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0515614Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5087356U (ja) * 1973-12-17 1975-07-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63126613U (ja) 1988-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1174623A2 (en) Blower
EP1134423B1 (en) A blower
JP2814908B2 (ja) バイブレーションモータ
US5402024A (en) Rotor for a permanent-magnet motor
JPH0515614Y2 (ja)
JP4320084B2 (ja) トルクアーム
JPH083158Y2 (ja) 電動機の軸受装置
JP2839531B2 (ja) モータ
EP4146950A1 (en) Motor bearing preloading system with plastic endbells
JP2002120735A (ja) 舵取り装置の取付構造
JP3892094B2 (ja) 往復ピストン圧縮機
GB2344697A (en) Resilient thrust bearing assembly
JPH114556A (ja) 電動機の回転子
JPS6036700B2 (ja) 誘導電動機
JPH07327347A (ja) アウタロータ用ファンモータ
JP2003032955A (ja) モータのアーマチュア支持構造
JPH06327212A (ja) 無刷子電動機の回転子
JP2001025195A (ja) 永久磁石モータ
JPH0339363U (ja)
JPH11289740A (ja) ステッピングモータ
JPH03173345A (ja) 回転振動防止装置付きステッピングモータ
JPH0134539Y2 (ja)
JPH10327556A (ja) 小型モータ
JPH02110980U (ja)
JP3268106B2 (ja) カルダン形自在軸継手