JPH05155752A - 美白化粧料 - Google Patents
美白化粧料Info
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- JPH05155752A JPH05155752A JP35011691A JP35011691A JPH05155752A JP H05155752 A JPH05155752 A JP H05155752A JP 35011691 A JP35011691 A JP 35011691A JP 35011691 A JP35011691 A JP 35011691A JP H05155752 A JPH05155752 A JP H05155752A
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- Japan
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- extract
- proteoglycan
- test
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- proteoglycan extract
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明はプロテオグリカン抽出物を含有する
ことを特徴とする美白化粧料である。プロテオグリカン
の配合量は、0.01〜30.0重量%である。 【効果】 美白作用に優れ、しみ、色黒、そばかすを著
しく改善させ、かつ安全性に優れている。
ことを特徴とする美白化粧料である。プロテオグリカン
の配合量は、0.01〜30.0重量%である。 【効果】 美白作用に優れ、しみ、色黒、そばかすを著
しく改善させ、かつ安全性に優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な美白化粧料に関す
るものである。さらに詳しくは、プロテオグリカン抽出
液を有効成分として含有せしめた、優れた美白効果をも
った美白化粧料に関するものである。
るものである。さらに詳しくは、プロテオグリカン抽出
液を有効成分として含有せしめた、優れた美白効果をも
った美白化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】皮膚しみ、色黒、そばかすの発生機構に
ついては不明な点もあるが、一般にはホルモンの異常や
日光からの紫外線の刺激が原因となって、メラニン色素
が形成され、これが皮膚内に異常沈着するものと考えら
れている。この様な、しみ、色黒、そばかすの治療、改
善には、皮膚内に存在するチロジナーゼ活性を阻害して
メラニン生成を抑制する物質、例えば、ビタミンCを大
量に投与する方法、グルタチオンを軟膏、クリーム、ロ
ーションなどの形態にして局所に塗布する方法がとられ
ている。また、欧米ではハイドロキノン製剤が医薬品と
して用いられている。最近、L−アスコルビン酸りん酸
マグネシウム、コウジ酸、胎盤抽出液が美白化粧料に配
合されている。
ついては不明な点もあるが、一般にはホルモンの異常や
日光からの紫外線の刺激が原因となって、メラニン色素
が形成され、これが皮膚内に異常沈着するものと考えら
れている。この様な、しみ、色黒、そばかすの治療、改
善には、皮膚内に存在するチロジナーゼ活性を阻害して
メラニン生成を抑制する物質、例えば、ビタミンCを大
量に投与する方法、グルタチオンを軟膏、クリーム、ロ
ーションなどの形態にして局所に塗布する方法がとられ
ている。また、欧米ではハイドロキノン製剤が医薬品と
して用いられている。最近、L−アスコルビン酸りん酸
マグネシウム、コウジ酸、胎盤抽出液が美白化粧料に配
合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の美白化粧料に用
いられてきたこれら化合物においては、種々の問題点が
ある。ビタミンCは、熱や光に対して極めて不安定で酸
化され易い性質を有し、特に水系の化粧料中においては
分解し、変臭、着色を招き易い問題点がある 。一方、
ハイドロキノン系は、皮膚刺激、アレルギー性等の安全
性に問題があるため、その使用が制限されている。ま
た、グルタチオン、システイン等のチオール系化合物は
異臭が強い上、酸化されやすく効果も緩慢である。最
近、L−アスコルビン酸りん酸マグネシウムが美白効果
に優れ、化粧料に配合されている。しかし、充分な効果
を得るためには配合量を多くする必要がある。コウジ酸
は、化粧料に配合すると、経時的に褐変し、美白効果も
充分でない問題点がある。胎盤抽出液は、生成したメラ
ニンを体外に排出する効果はあるが、メラニンの生成を
阻害する効果には問題がある。
いられてきたこれら化合物においては、種々の問題点が
ある。ビタミンCは、熱や光に対して極めて不安定で酸
化され易い性質を有し、特に水系の化粧料中においては
分解し、変臭、着色を招き易い問題点がある 。一方、
ハイドロキノン系は、皮膚刺激、アレルギー性等の安全
性に問題があるため、その使用が制限されている。ま
た、グルタチオン、システイン等のチオール系化合物は
異臭が強い上、酸化されやすく効果も緩慢である。最
近、L−アスコルビン酸りん酸マグネシウムが美白効果
に優れ、化粧料に配合されている。しかし、充分な効果
を得るためには配合量を多くする必要がある。コウジ酸
は、化粧料に配合すると、経時的に褐変し、美白効果も
充分でない問題点がある。胎盤抽出液は、生成したメラ
ニンを体外に排出する効果はあるが、メラニンの生成を
阻害する効果には問題がある。
【0004】本発明者らは、このような事情に鑑み、鋭
意研究を重ねた結果、生体抽出物のムコ多糖とタンパク
質の複合体であるプロテオグリカンの抽出液を有効成分
として含有する化粧料が、優れた美白作用を発揮し、安
全性が高いことを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
意研究を重ねた結果、生体抽出物のムコ多糖とタンパク
質の複合体であるプロテオグリカンの抽出液を有効成分
として含有する化粧料が、優れた美白作用を発揮し、安
全性が高いことを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、生体抽出物のム
コ多糖とタンパク質の複合体であるプロテオグリカン抽
出液を有効成分として含有する美白化粧料である。
コ多糖とタンパク質の複合体であるプロテオグリカン抽
出液を有効成分として含有する美白化粧料である。
【0006】本発明に使用するプロテオグリカン抽出液
とは、ムコ多糖とタンパク質の複合体の抽出液のことで
ある。ムコ多糖とタンパク質複合体は、タンパク質のポ
リペプチド鎖に数本ないしは、数十本のムコ多糖類の鎖
が結合し、5〜50%のタンパク質を含む、分子量10
0万から1000万ほどの分子構造の酸性ムコ多糖類−
タンパク質複合体である。構成酸性ムコ多糖類は、主と
してヒアルロン酸、コンドロイチン−4−硫酸、コンド
ロイチン−6−硫酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン
6,9−硫酸、コンドロイチン、ヘパリン、ヘパリチン
硫酸、ケラト硫酸などがある。このプロテオグリカン抽
出液は、高等動物の結合組織から抽出されたものであ
る。さらに詳しくは、多くの組織細胞間の空間を満たす
ジェリー状の細胞間質及び細胞間セメント、軟骨、腱、
皮膚、関節を滑らかにする骨液から抽出されたものであ
る。
とは、ムコ多糖とタンパク質の複合体の抽出液のことで
ある。ムコ多糖とタンパク質複合体は、タンパク質のポ
リペプチド鎖に数本ないしは、数十本のムコ多糖類の鎖
が結合し、5〜50%のタンパク質を含む、分子量10
0万から1000万ほどの分子構造の酸性ムコ多糖類−
タンパク質複合体である。構成酸性ムコ多糖類は、主と
してヒアルロン酸、コンドロイチン−4−硫酸、コンド
ロイチン−6−硫酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン
6,9−硫酸、コンドロイチン、ヘパリン、ヘパリチン
硫酸、ケラト硫酸などがある。このプロテオグリカン抽
出液は、高等動物の結合組織から抽出されたものであ
る。さらに詳しくは、多くの組織細胞間の空間を満たす
ジェリー状の細胞間質及び細胞間セメント、軟骨、腱、
皮膚、関節を滑らかにする骨液から抽出されたものであ
る。
【0007】その製造方法は、例えば牛より摘出した結
合組織を氷冷下で、血管、脂肪等を除去し、スライスす
る。次に、0.05M酢酸ナトリウムでpH5.8に調
整した4M塩酸グアニジンで抽出を行なう。抽出後、遠
心分離を行い、得られた上澄液を10倍量の0.05M
酢酸ナトリウム(pH5.8)に冷温下,12時間透析
したのち、密度勾配超遠心(25,000rpm、20
℃、45時間)で分画する。この分画の底部を採取して
得られたものに、必要に応じて防腐剤を添加する。この
プロテオグリカン抽出液は、タンパク質量として0.3
5から0.65重量%であり、固形分として10重量%
以下である。
合組織を氷冷下で、血管、脂肪等を除去し、スライスす
る。次に、0.05M酢酸ナトリウムでpH5.8に調
整した4M塩酸グアニジンで抽出を行なう。抽出後、遠
心分離を行い、得られた上澄液を10倍量の0.05M
酢酸ナトリウム(pH5.8)に冷温下,12時間透析
したのち、密度勾配超遠心(25,000rpm、20
℃、45時間)で分画する。この分画の底部を採取して
得られたものに、必要に応じて防腐剤を添加する。この
プロテオグリカン抽出液は、タンパク質量として0.3
5から0.65重量%であり、固形分として10重量%
以下である。
【0008】本発明で配合するプロテオグリカンの配合
量は、固形分10重量%以下の抽出液を化粧料全体中の
0.001から50.0重量%である。好ましくは0.
01から30.0重量%である。0.001重量%以下
であると本発明で言う効果が充分発揮せられず好ましく
ない。また、50.0重量%以上の配合も可能である
が、効果の顕著な増加も認められず、経済的でない。
量は、固形分10重量%以下の抽出液を化粧料全体中の
0.001から50.0重量%である。好ましくは0.
01から30.0重量%である。0.001重量%以下
であると本発明で言う効果が充分発揮せられず好ましく
ない。また、50.0重量%以上の配合も可能である
が、効果の顕著な増加も認められず、経済的でない。
【0009】なお、本発明の化粧料は通常の製造方法に
従って実施する事ができる。本発明の化粧料は前記の必
須成分に加えて必要に応じ、本発明の効果を損なわない
範囲内で化粧品一般に用いられる各種成分、すなわち油
脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、
合成エステル類、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、無機
物、香料、薬剤、精製水等を配合することができる。
従って実施する事ができる。本発明の化粧料は前記の必
須成分に加えて必要に応じ、本発明の効果を損なわない
範囲内で化粧品一般に用いられる各種成分、すなわち油
脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、
合成エステル類、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、無機
物、香料、薬剤、精製水等を配合することができる。
【0010】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。なお、以下の実施例に配合されたプロテオグリカン
抽出液は、前記記載の製造方法に従い調製したものであ
る。また、実施例に示す%とは、重量%を示す。
説明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。なお、以下の実施例に配合されたプロテオグリカン
抽出液は、前記記載の製造方法に従い調製したものであ
る。また、実施例に示す%とは、重量%を示す。
【0011】実施例−1 化 粧 水 (1)エチルアルコール抽出液 10.0% (2)香料 適 量 (3)ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.4 (4)グリセリン 5.0 (5)1,3−ブチレングリコール 3.0 (6)プロテオグリカン抽出液 10.0 (7)クエン酸 0.5 (8)クエン酸ナトリウム 1.0 (9)精製水を加えて全量を100とする。 (1)に(2)から(5)を溶解し、Aとする。次に、(6)から
(8)を(9)に溶解して、Bとする。BにAを添加して混合
した後、No.5Cのろ紙でろ過する。
(8)を(9)に溶解して、Bとする。BにAを添加して混合
した後、No.5Cのろ紙でろ過する。
【0012】実施例−2 クリーム (1)スクワラン 5.5% (2)ステアリルアルコール 1.5 (3)ベヘニルコール 0.5 (4)ポリオキシエチレン(20) ソルビタンモノステアレート 1.2 (5)ソルビタンモノステアレート 0.8 (6)ポリオキシエチレン(20) セチルエーテル 2.5 (7)吸着精製ラノリン 4.0 (8)ミリスチン酸オクチルドデシル 8.0 (9)ステアリン酸 1.2 (10)1,3−ブチレングリコール 6.0 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (12)プロテオグリカン抽出液 5.0 (13)香料 適 量 (14)精製水にて全量を100とする (1)から(9)を80℃で溶解し、Aとする。(10)、(11)を
(14)に80℃で溶解し、Bとする。AにBを攪拌しなが
ら乳化し、70℃で(13)を添加し、40℃で(12)、を添
加し、30℃まで攪拌しながら冷却する。
(14)に80℃で溶解し、Bとする。AにBを攪拌しなが
ら乳化し、70℃で(13)を添加し、40℃で(12)、を添
加し、30℃まで攪拌しながら冷却する。
【0013】実施例−3 乳 液 (1)スクワラン 3.0% (2)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (3)ワセリン 1.0 (4)ステアリルアルコール 0.3 (5)ソルビタンモノステアレート 1.5 (6)ソルビタンセスキオレート 1.4 (7)ポリオキシエチレン(20) ソルビタンモノオレイト 2.2 (8)1,3−ブチレングリコール 5.0 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (10)プロテオグリカン抽出液 1.0 (11)香料 適 量 (12)精製水にて全量を100とする (1)から(7)を80℃で溶解し、Aとする。(8)、(9)を(1
2)に80℃で溶解し、Bとする。AにBを攪拌しながら
乳化し、70℃で(11)を添加し、40℃で(10)、を添加
し、30℃まで攪拌しながら冷却する。
2)に80℃で溶解し、Bとする。AにBを攪拌しながら
乳化し、70℃で(11)を添加し、40℃で(10)、を添加
し、30℃まで攪拌しながら冷却する。
【0014】実施例−4 パック (1)カルボキシメチルセルロース 3.0% (2)1,3−ブチレングリコール 5.0 (3)グリセリン 4.0 (4)エチルアルコール 5.0 (5)ポリオキシエチレン(9) ラウリルエーテル 0.5 (6)香料 適 量 (7)プロテオグリカン抽出液 25.0 (8)精製水にて全量を100とする (1)から(6)を(8)に60℃で均一に溶解し、(7)を添加し
て、30℃まで攪拌しながら冷却する。
て、30℃まで攪拌しながら冷却する。
【0015】
【発明の効果】本発明のムコ多糖とタンパク質複合体の
プロテオグリカン抽出液を配合した化粧料は、しみ、色
黒、そばかすを著しく改善させる美白効果に優れ、かつ
安全性においても好ましいものである。次に、本発明の
効果について、実験例を挙げて効果を説明する。
プロテオグリカン抽出液を配合した化粧料は、しみ、色
黒、そばかすを著しく改善させる美白効果に優れ、かつ
安全性においても好ましいものである。次に、本発明の
効果について、実験例を挙げて効果を説明する。
【0016】有効性試験(メラニン生成抑制試験) 試 験 方 法 直径60mmのdish(Falcon 3002)に実施例−1
及び実施例−1aから実施例−1c、比較例−1、比較
例−2、比較例−3の化粧水3ml加え、さらにB16
マウスメラノーマ細胞懸濁液1.0mlを加え培養し
た。B16マウスメラノーマ細胞は、−85℃に凍結保
存してあるストックを解凍し、培養液にて37℃ 、5
%CO2条件下で培養した。試験に際しては対数増殖期
にある細胞を試験に供した。培養3日後、試料物質を含
む培養液を交換し、6日後0.25%トリプシン 、
0.02%EDTAを含むPBS(−)にて細胞を剥離
し、dish当りの細胞数を計算した。遠心にてpel
letを集めた後、10%TCAにて処理し、さらに遠
心して得たpelletに10%DMSOを含む0.1
N NaOHを1×106cells/mlになるように加
え、OD475を測定した。次に、ブランクのOD475に対
する各試料のOD475から、メラニン生成抑制率を算出
した。
及び実施例−1aから実施例−1c、比較例−1、比較
例−2、比較例−3の化粧水3ml加え、さらにB16
マウスメラノーマ細胞懸濁液1.0mlを加え培養し
た。B16マウスメラノーマ細胞は、−85℃に凍結保
存してあるストックを解凍し、培養液にて37℃ 、5
%CO2条件下で培養した。試験に際しては対数増殖期
にある細胞を試験に供した。培養3日後、試料物質を含
む培養液を交換し、6日後0.25%トリプシン 、
0.02%EDTAを含むPBS(−)にて細胞を剥離
し、dish当りの細胞数を計算した。遠心にてpel
letを集めた後、10%TCAにて処理し、さらに遠
心して得たpelletに10%DMSOを含む0.1
N NaOHを1×106cells/mlになるように加
え、OD475を測定した。次に、ブランクのOD475に対
する各試料のOD475から、メラニン生成抑制率を算出
した。
【0017】実施例−1aから実施例−1c 化粧水 実施例−1の化粧水の(7)プロテオグリカン抽出液の配
合量を以下の配合量とした化粧水。
合量を以下の配合量とした化粧水。
【0018】比較例−1 化粧水 実施例−1の化粧水の(6)プロテオグリカン抽出液を除
き、他は同様に調製した 。比較例−2 化粧水 実施例−1の化粧水の(6)プロテオグリカン抽出液をコ
ウジ酸として、他は同様に調製した。 比較例−3 化粧水 実施例−1の化粧水の(6)プロテオグリカン抽出液を胎
盤抽出液とし、他は同様に調製した。 (以下余白)
き、他は同様に調製した 。比較例−2 化粧水 実施例−1の化粧水の(6)プロテオグリカン抽出液をコ
ウジ酸として、他は同様に調製した。 比較例−3 化粧水 実施例−1の化粧水の(6)プロテオグリカン抽出液を胎
盤抽出液とし、他は同様に調製した。 (以下余白)
【0019】
【表1】
【0020】試 験 結 果 メラニン生成抑制試験の結果を
【表1】に示す。
【表1】の結果から明らかなように、プロテオグリカン
抽出液を0.1%〜30.0%の範囲で配合した実施例
−1、実施例−1b、実施例−1c、の化粧水は、実施
例−1a、比較例−1、比較例−2、比較例−3の化粧
水と比較して、メラニン生成抑制作用をもつ美白効果に
非常に優れた新規化粧料である。なお、実施例−2、実
施例−3、実施例−4についても、同様に優れたメラニ
ン生成抑制効果の結果が得られた。
抽出液を0.1%〜30.0%の範囲で配合した実施例
−1、実施例−1b、実施例−1c、の化粧水は、実施
例−1a、比較例−1、比較例−2、比較例−3の化粧
水と比較して、メラニン生成抑制作用をもつ美白効果に
非常に優れた新規化粧料である。なお、実施例−2、実
施例−3、実施例−4についても、同様に優れたメラニ
ン生成抑制効果の結果が得られた。
【0021】有効性試験(長期連用試験) 試 験 方 法 しみ、色黒、そばかすに悩む女性モニター32名(17
歳〜55歳)を被験者として、1グループ8名ずつ実施
例−3、比較例−4、比較例−5、比較例−6の乳液を
3ケ月間、一日2回朝晩毎日使用させた。3ケ月後の、
しみ、色黒、そばかすの改善度合について、他覚所見、
自覚所見にて美白効果を判定した。
歳〜55歳)を被験者として、1グループ8名ずつ実施
例−3、比較例−4、比較例−5、比較例−6の乳液を
3ケ月間、一日2回朝晩毎日使用させた。3ケ月後の、
しみ、色黒、そばかすの改善度合について、他覚所見、
自覚所見にて美白効果を判定した。
【0022】比較例−4 乳液 実施例−3の乳液の、(10)プロテオグリカン抽出液を除
き、他は同様に調製した。 比較例−5 乳液 実施例−3の乳液の、(10)プロテオグリカン抽出液をコ
ウジ酸とし、他は同様に調製した。 比較例−6 乳液 実施例−3の乳液の、(10)プロテオグリカン抽出液を胎
盤抽出液とし、他は同様に調製した。 (以下余白)
き、他は同様に調製した。 比較例−5 乳液 実施例−3の乳液の、(10)プロテオグリカン抽出液をコ
ウジ酸とし、他は同様に調製した。 比較例−6 乳液 実施例−3の乳液の、(10)プロテオグリカン抽出液を胎
盤抽出液とし、他は同様に調製した。 (以下余白)
【0023】
【表2】
【0024】試験結果 長期連用試験結果を
【表2】に示す。
【表2】から明かな様に、本発明の化粧料は、比較例−
4、比較例−5、比較例−6と比較して美白効果に優れ
た新規化粧料である。なお、実施例−1、実施例−2、
実施例−4についても同様に優れた美白効果の結果が得
られた。
4、比較例−5、比較例−6と比較して美白効果に優れ
た新規化粧料である。なお、実施例−1、実施例−2、
実施例−4についても同様に優れた美白効果の結果が得
られた。
【0025】(安全性試験) 試験方法 本発明のプロテオグリカン抽出液の安全性を明らかにす
るため、実施例−2のクリームについて100%濃度
で、ヒトに対する一次刺激試験を閉塞パッチテストによ
り行った。試験は、フィンチャンバー(EPITEST
社製)を用い、健常人30名に対し、前腕屈側部に48
時間閉塞貼付を行い、パッチテスト用絆創膏除去後、1
時間後、24時間後、48時間後の皮膚一次刺激の判定
の平均値を用いて判定した。なお、対照として蒸留水を
使用した。その結果、実施例−2のプロテオグリカン配
合のクリームでは、紅斑を認めなかった。一方、対照の
蒸留水では4名にわずかな紅斑を認めた。これらの結果
から、プロテオグリカンを配合した化粧料は一次刺激性
が極めて低く、皮膚に対して安全性が高いことが確認さ
れた。また、実施例−1、実施例−3、実施例−4のプ
ロテオグリカンを配合した他の化粧料も同様に試験し、
皮膚に対して同様に安全性が高いことが認められた。
るため、実施例−2のクリームについて100%濃度
で、ヒトに対する一次刺激試験を閉塞パッチテストによ
り行った。試験は、フィンチャンバー(EPITEST
社製)を用い、健常人30名に対し、前腕屈側部に48
時間閉塞貼付を行い、パッチテスト用絆創膏除去後、1
時間後、24時間後、48時間後の皮膚一次刺激の判定
の平均値を用いて判定した。なお、対照として蒸留水を
使用した。その結果、実施例−2のプロテオグリカン配
合のクリームでは、紅斑を認めなかった。一方、対照の
蒸留水では4名にわずかな紅斑を認めた。これらの結果
から、プロテオグリカンを配合した化粧料は一次刺激性
が極めて低く、皮膚に対して安全性が高いことが確認さ
れた。また、実施例−1、実施例−3、実施例−4のプ
ロテオグリカンを配合した他の化粧料も同様に試験し、
皮膚に対して同様に安全性が高いことが認められた。
Claims (2)
- 【請求項1】 プロテオグリカン抽出液を含有すること
を特徴とする美白化粧料。 - 【請求項2】 固形分として10重量%以下のプロテオ
グリカン抽出液が、0.01から30.0重量%含有せ
られてなる特許請求の範囲第1項記載の美白化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35011691A JPH05155752A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 美白化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35011691A JPH05155752A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 美白化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155752A true JPH05155752A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18408348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35011691A Pending JPH05155752A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 美白化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05155752A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210039636A (ko) * | 2019-10-02 | 2021-04-12 | 휴젤(주) | 피부 보습용 화장료 조성물 및 이의 제조방법 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP35011691A patent/JPH05155752A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210039636A (ko) * | 2019-10-02 | 2021-04-12 | 휴젤(주) | 피부 보습용 화장료 조성물 및 이의 제조방법 |
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