JPH0515561Y2 - - Google Patents

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JPH0515561Y2
JPH0515561Y2 JP1987115583U JP11558387U JPH0515561Y2 JP H0515561 Y2 JPH0515561 Y2 JP H0515561Y2 JP 1987115583 U JP1987115583 U JP 1987115583U JP 11558387 U JP11558387 U JP 11558387U JP H0515561 Y2 JPH0515561 Y2 JP H0515561Y2
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Japan
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nozzle
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closure
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cushioning material
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JPS6421245U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はロケツトのノズル構造に関し、さらに
詳しくは、ノズルの出口側端部にロケツトモータ
の燃焼圧力によつて切断されて飛散するノズルク
ロージヤーを備えたノズル構造に関する。
従来の技術 この種のノズル構造としては、特開昭58−
119952号公報に開示されているもののほかに、第
2図および第3図に示す構造のものが知られてい
る。
これらはいずれも基本構造は同じであるので、
第2図および第3図の構造について説明すると、
ロケツトモータ10の後部におけるノズル1の出
口側端部には該出口を閉塞するべくノズルクロー
ジヤー2が予め装着されている。このノズルクロ
ージヤー2は、円板状のクロージヤーパネル部5
とその周縁部の厚肉のフランジ部6とから構成さ
れている一方、クロージヤーパネル部5とフラン
ジ部6との境界部の内側面にはその全周にわたつ
て断面V字状のスリツト3が形成されていて、前
記フランジ部6を取付部としてそのフランジ部6
の内周のめねじ部6aがノズル1の外周のおねじ
部1aにねじ結合されることでノズルクロージヤ
ー2がノズル1の出口側端部に固定保持されてい
る。
そして、チヤンバ7内の推進薬4が燃焼する
と、その燃焼圧力によつてノズルクロージヤー2
がスリツト3の部分から切断され、切断された円
板状のクロージヤーパネル部5がフランジ部6か
ら切り離されて推進方向後方に飛散し、ノズル1
側にはフランジ部6のみが残されることになる。
考案が解決しようとする問題点 上記のような従来の構造によれば、ノズルクロ
ージヤー2に予めスリツト3が形成されているも
のの、切断されたクロージヤーパネル部5の切断
面5aは鋸歯状の如く鋭利になつていることか
ら、飛散したクロージヤーパネル部5のうち特に
その切断面5aがロケツトの後方物体に衝突した
ような場合にはその後方物体に損傷を与えること
となつて好ましくない。
本考案は、クロージヤーパネル部の切断面を緩
衝材で覆つてその切断面を直接露出させないよう
にすることで上記の問題点を解消しようとするも
のである。
問題点を解決するための手段 本考案のノズル構造においては、燃料圧力によ
つて切断されるべきクロージヤーパネル部の表裏
両面の少なくとも周縁部に、クロージヤーパネル
部切断用のスリツトよりも径方向内方のクロージ
ヤーパネル部のみを接着面として、該クロージヤ
ーパネル部よりも少なくともクロージヤーパネル
部周縁部の厚み分だけ大きい半径を有する可撓性
の緩衝材を予め接着固定し、前記クロージヤーパ
ネル部の内側面の緩衝材とノズルの出口側端面と
の間には、該ノズルの出口側端面とノズルクロー
ジヤーとで前記内側面の緩衝材を加圧拘束しない
ように〓間を設けたことを特徴としている。
作 用 このような構造によると、フランジ部を残して
スリツト位置から切断されたクロージヤーパネル
部の切断面がそれより大径の緩衝材で覆われてい
るために、飛散したクロージヤーパネル部がロケ
ツトの後方物体に衝突したとしても、そのクロー
ジヤーパネル部の切断面が直接相手物体に当たる
ことはなく、緩衝材のはたらきによつてその衝撃
が和らげられる。
また、緩衝材のうちクロージヤーパネル部の径
方向外方に突出した部分は予め接着されておら
ず、しかもクロージヤーパネル部の内側面に接着
固定された緩衝材は、ノズルの出口側端面との間
に予め〓間を設けてノズルの出口側端面とノズル
クロージヤーとで加圧拘束されないようにしてい
るので、前記緩衝材の存在が、クロージヤーパネ
ル部が飛散する際の抵抗もしくは障害となること
はなく、切断されたクロージヤーパネル部は緩衝
材とともにノズルの後方に真つすぐに飛散する。
実施例 第1図AおよびBは本考案のより具体的な一実
施例を示す図で、第2図および第3図と共通する
部分には同一符号を付してある。
本実施例においては、スリツト3から切断され
るべきクロージヤーパネル部5の表裏両面に、そ
のスリツト3よりも大径の可撓性を有する緩衝
材、例えばゴム製の緩衝材8,9がそれぞれ接着
により予め取り付けられているものである。
そして、その接着範囲はスリツト3よりも径方
向内方の部分だけに限定され、緩衝材8,9のう
ちスリツト3よりも径方向外方に突出する部分に
ついては接着されていない構造となつている一
方、前記クロージヤーパネル部5の内側面に接着
された一方の緩衝材8のノズル1の出口側端面1
bとの間には所定の〓間Gが形成さされており、
これによつて前記一方の緩衝材8の周縁部がノズ
ルクロージヤー2とノズル1の出口側端面1bと
で加圧拘束(挾持)されない構造となつている。
ここで、後述するようにクロージヤーパネル部
5の切断面5aを緩衝材8,9で覆うために、緩
衝材8,9の半径としてはクロージヤーパネル部
5の半径よりも少なくともクロージヤーパネル部
5の周縁部の厚み分だけ大きい寸法となるように
設定されている。
したがつて、本実施例構造によれば、従来と同
様にチヤンバ7内に推進薬4の燃焼圧力を受け
て、クロージヤーパネル部5が強度的に弱いスリ
ツト3から切断されてフランジ部6から切り離さ
れた上で後方に飛散することになる。
この時、切断されたクロージヤーパネル部5に
は緩衝材8,9が接着されたままであつて、しか
も緩衝材8,9はクロージヤーパネル部5よりも
予め大径に形成されていることから、クロージヤ
ーパネル部5の切断面5aまでも実質的に緩衝材
8,9で覆われている。
その結果、切断されて飛散したクロージヤーパ
ネル部5のどの部分がロケツトの後方物体に衝突
したとしてもその衝撃力は緩衝材8,9によつて
和らげられ、特に従来のような鋭利な切断面5a
との衝突による相手物体の損傷を最小限におさえ
ることができる。
また、緩衝材8,9のうち切断されたクロージ
ヤーパネル部5の切断面5aから径方向外方に突
出する部分については予め接着されていないばか
りでなく、クロージヤーパネル部5の内側面の緩
衝材8がノズル1の出口側端面1bとノズルクロ
ージヤー2とで何ら加圧拘束されていないので、
クロージヤーパネル部5の切断と同時に各緩衝材
8,9の周縁部は直ちにフランジ部6側から離脱
する一方、特に緩衝材8の周縁部はめくれ上がる
ようにしてフランジ部6側の切断面からスムーズ
に抜け出る。
したがつて、緩衝材8,9がクロージヤーパネ
ル部5の切断・飛散時の抵抗となつたり、あるい
はそのクロージヤーパネル部5の飛散経路の方向
性の障害となることはなく、切断されたクロージ
ヤーパネル部5は緩衝材8,9を伴つて真つすぐ
ノズル1の後方に飛散する。
ここで、クロージヤーパネル部5の切断面5a
が相手物体に与える損傷だけに着目した場合に
は、緩衝材8,9をクロージヤーパネル部5の周
縁部だけに限定して取り付ければ足りるが、クロ
ージヤーパネル部5の切断面5a以外の部位が相
手物体に衝突することもあり得るので、上記実施
例のようにクロージヤーパネル部5の表裏両面全
体に緩衝材8,9を取り付けるのが望ましい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、燃焼圧力によつ
て切断されるべきクロージヤーパネル部の表裏両
面の少なくとも周縁部に、クロージヤーパネル部
切断用のスリツトよりも径方向内方のクロージヤ
ーパネル部のみを接着面として、クロージヤーパ
ネル部よりも少なくともクロージヤーパネル部周
縁部の厚み分だけ大きい半径を有する可撓性の緩
衝材を予め接着固定したことにより、切断された
クロージヤーパネル部の切断面は緩衝材で覆われ
ていることから、クロージヤーパネル部が他の物
体に衝突した場合に、緩衝材の緩衝効果によつ
て、特にクロージヤーパネル部の切断面との衝突
によつて相手物体に及ぼす損傷を最小限におさえ
ることができる。
また、クロージヤーパネル部の表裏両面の緩衝
材のうちクロージヤーパネル部の径方向外方に突
出した部分は予め接着されておらず、しかもクロ
ージヤーパネル部の内側面に接着固定された一方
の緩衝材は、ノズルの出口側端面との間に予め〓
間を設けてノズルの出口側端面とノズルクロージ
ヤーとで加圧拘束されないようにしているので、
緩衝材の存在が、クロージヤーパネル部が切断・
飛散する際の抵抗もしくは障害となることはな
く、切断されたクロージヤーパネル部は緩衝材と
ともにノズルの後方に真つすぐに飛散することか
ら、緩衝材を設けない場合と同等のノズルクロー
ジヤーの性能を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案のノズル構造の一実施例を示
す断面図、第1図Bは同図Aのb部拡大図、第2
図は従来のノズル構造の断面図、第3図は第2図
のA部拡大図である。 1……ノズル、1a……おねじ部、1b……出
口側端面、2……ノズルクロージヤー、3……ス
リツト、5……クロージヤーパネル部、6……フ
ランジ部、6a……めねじ部、8,9……緩衝
材、10……ロケツトモータ、G……〓間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ノズルの出口側端部にこれを閉塞するべく円板
    状のクロージヤーパネル部とその周縁のフランジ
    部とからなるノズルクロージヤーを前記フランジ
    部を取付部として予めねじ締め固定するととも
    に、前記クロージヤーパネル部とフランジ部との
    境界部内側面にその全周にわたつてスリツトを形
    成しておき、ロケツトモータの燃焼圧力によつて
    前記ノズルクロージヤーの主要部であるクロージ
    ヤーパネル部を前記スリツト位置で切断してフラ
    ンジ部から切り離して飛散させるようにした構造
    において、 前記クロージヤーパネル部の表裏両面の少なく
    とも周縁部に、前記スリツトよりも径方向内方の
    クロージヤーパネル部のみを接着面として、該ク
    ロージヤーパネル部よりも少なくともクロージヤ
    ーパネル部周縁部の厚み分だけ大きい半径を有す
    る可撓性の緩衝材を予め接着固定し、 前記クロージヤーパネル部の内側面の緩衝材と
    ノズルの出口側端面との間には、該ノズルの出口
    側端面とノズルクロージヤーとで前記内側面の緩
    衝材を加圧拘束しないように〓間を設けたことを
    特徴とするロケツトのノズル構造。
JP1987115583U 1987-07-28 1987-07-28 Expired - Lifetime JPH0515561Y2 (ja)

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JP1987115583U JPH0515561Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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JP1987115583U JPH0515561Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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JPS6421245U JPS6421245U (ja) 1989-02-02
JPH0515561Y2 true JPH0515561Y2 (ja) 1993-04-23

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ID=31357376

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987115583U Expired - Lifetime JPH0515561Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4834300U (ja) * 1971-08-26 1973-04-24

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JPS6421245U (ja) 1989-02-02

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