JPH0515557U - 携帯電話用スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯電話を利用する際、通話以外の時間に特
定位置に電話機を備え付ける手段としての携帯電話用ス
タンドを提供する。 【構成】 携帯電話用スタンドは、台座１と柱座２とか
らなる。台座１には、座板１１の頂面に垂直に延びる壁
板１２、肋板１３および座夾１５が設けられる。壁板１
２は、座夾１５に対向する位置に弾性体からなる壁夾１
４を有し、壁板１２の端部に電源導線を設けた短管１７
が設置される。座夾１５は、その底部にスプリングが設
けられ、座板１１の外側に開くようになっている。台座
１の底面には、主柱２１と支柱２２とからなる柱座２が
設けられる。主柱２１は、柄２３に対し軸回りに回転自
在に嵌合され、支柱２２は、先端部に設けられた接点２
４により車内のライター点火器に通電可能に結線され
る。携帯電話は、非使用時、壁夾１４と座夾１５とに挟
まれて保管される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯電話用のスタンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

情報化社会の進展にともない、迅速に情報を入手したり関係者とコンタクトを 取ったりすることがますます重要になってきている。このような時代の趨勢にと もない、普及率の高さや利用の簡便さの点から電話は最も身近な情報伝達手段と して活用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の電話機は電話回線を引き、特定の位置に設置しなければ利用で きなかったため、利用者がいつでもどこでも利用できる電話機を望む声は大きか った。 こうした声に応えるものとして、最近では電波の受発信による自動車電話、携 帯電話等が実用化されている。しかしながら、自動車電話は自動車の車室内のみ でしか利用することができないため、利用範囲が非常に限定されるという問題が あった。一方携帯電話は持ち運びはどこへでも可能だが、運んだ先で電話機の位 置を固定させておくことができないため、例えば自動車の車室内や出張先等で特 定期間同じ場所で携帯電話を利用する場合、通話以外の時間に電話機を置いてお く場所を特定することができないという問題があった。

【０００４】 本考案は、これらの問題を解決するためになされたもので、携帯電話を利用す る際、通話以外の時間に特定位置に電話機を備え付ける手段としての携帯電話用 スタンドを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するための本考案による携帯電話用スタンドであって、座板を 有し、該座板の一辺は垂直に延びて壁板を形成し、該壁板の一端は両方に垂直に 延びて肋板を形成し、かつその中段に斜紋を有する壁夾を有し、また該座板から 垂直に延びて壁夾に対応する座夾を設けており、該座夾は弾性を有し、該座板の 裏面には凸字孔があり、該壁板の端部に電源導線を設けた短管が設置されている 台座と、主柱と支柱とからなり、主柱の一端には柱柄が柄穴に対応して設けられ 両者が嵌合してしかも台座が回転できるようになっており、該支柱の他端には弧 形で外側に突出した接点があり、内部はライター点火器に通電可能に結線されて いる柱座と、背板上に若干のボルト孔を有し、ボルトにより壁に取付けられるよ うになっており、その中央部には背柄を有し、この背柄の形状と寸法は前記座板 裏側の柄穴と対応している背座と、円形吸盤の外部にレバーによって操作される 吸板を有し、前記レバーの端部には前記座板裏側の柄穴に対応した柄を有してい る吸座とを有することを特徴とする。

【０００６】

【作用】

本考案の携帯電話用スタンドによれば、特定位置に柱座または吸盤を取り付け 、壁夾と座夾により電話機を挾むため、利用者の必要に応じ、容易に電話機の位 置を設定および変更することができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図１は本考案の携帯電話用スタンドを柱座を用いて車内で使用するときの斜視 図、図２は吸座を用いて車内で使用するときの組立分解図である。 図に示す如く本考案は基本的には１つの台座１、柱座２、背座３、吸座４より 構成されている。

【０００８】 台座１は座板１１からなり、その一端は垂直に延びて壁板１２になっている。 壁板１２はさらに垂直方向に左右に延びた肋板１３を有し、かつ壁板１２の中段 に斜紋を有する２個の壁夾１４を設け、これらと相対する位置に座板１１に垂直 な２個の座夾１５があり、これら座夾１５の底部にスプリングが取付けられてお り、力を入れて引けば開き、離せば元に戻るようになっている（これは周知の工 芸であるので殊更に掲示する必要もない）。この他、座板１１の裏面には凸字形 柄穴を開けている（投影角度の関係で図示されていない）。また壁板１２の一方 には短管１７が垂直に取付けられ、車内の煙草点火器と相対している。

【０００９】 柱座２は主として主柱２１および支柱２２からなり、角度を調整することがで きるのもので、主柱２１と前記台座１の接合は１つの柄２３を前記の柄穴に嵌め 込み、３６０°回転できる状態になっている。支柱２２の前端部には、弧形の２ 個の接点２４が設けられ、接点２４の内部は線路を有し導線を接続することがで きるので、自動車のライター差し込み孔に差し込めるようになっている。そして 短管１７はライターの加熱に使用される。

【００１０】 背座３は１個の板体で、背板３１上に若干個のボルト孔３２を開け、中央に近 い所に背柄３３を設けている。背柄３３は長方形をなし、背板３１と一体になっ ているがその寸法と形状は柄穴１６と対応し、互いに嵌合固定される。 吸座４は円形吸盤４１に可動の吸板４２を取付け、レバー４３を操作すること によって吸座４を固定させたり、あるいは取り外したりする。レバー４３の端部 には柄４４があり、その寸法は前記柄穴１６に対応し、相互に嵌合できるように なっている。

【００１１】 また図１に示す如く、車内において使用するときは、柱座２の支柱２２を車内 のライターの挿入口に差し込み、携帯電話を台座１の壁夾１４と座夾１５の間に はさむと固定状態となる。このときライターを差し込み可能な短管１７はライタ ー挿入口と同様な効用を発揮する。 もし上記の方式を使用しない場合は、図２に示す如く、吸座４の柄４４を柄穴 １６に嵌合させ、レバー４２を操作して吸盤４１を車窓に吸着させ、携帯電話を 壁夾１４と座夾１５の間に配置する。

【００１２】 職場や家庭においては背座３をボルト孔３２にボルトを通して壁またはその他 の建材上に取付け、さらに背柄３３を前述した柄穴１６に嵌合させる。そして携 帯電話は同様に壁夾１４と座夾１５の間に置いて安定させることができる。 ここに示した例は、本考案の好ましい実施例の１つに過ぎず、本考案の技術思 想に基づく局部的修飾や変更であって、この方面技術に習熟したものの容易に推 知できるものは全て本考案を逸脱するものではなく、特許権の範囲に入るもので ある。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の携帯電話用スタンドによれば、持ち運び可能な携帯電話を利用する際 、利用者の必要に応じ通話以外の時間にある特定位置に電話機を備え付けること を可能にし、携帯電話の利点を損なうことなく利用者の便宜を図ることができる という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を車内に使用した場合の斜視図である。

【図２】本考案の吸座に使用した場合の組立分解図であ
る。

【符号の説明】

１ 台座 ２ 柱座 ３ 背座 ４ 吸座 １１ 座板 １２ 壁板 １３ 肋板 １４ 壁夾 １５ 座夾 １７ 短管 ２１ 主柱 ２２ 支柱 ２３ 柄（柱柄） ２４ 接点 ３１ 背板 ３２ ボルト孔 ３３ 背柄 ４１ 円形吸盤 ４２ 吸板 ４３ レバー ４４ 柄

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 座板を有し、該座板の一辺は垂直に延び
   て壁板を形成し、該壁板の一端は両方に垂直に延びて肋
   板を形成し、かつその中段に斜紋を有する壁夾を有し、
   また該座板から垂直に延びて壁夾に対応する座夾を設け
   ており、該座夾は弾性を有し、該座板の裏面には凸字孔
   があり、該壁板の端部に電源導線を設けた短管が設置さ
   れている台座と、 主柱と支柱とからなり、主柱の一端には柱柄が柄穴に対
   応して設けられ両者が嵌合してしかも台座が回転できる
   ようになっており、該支柱の他端には弧形で外側に突出
   した接点があり、内部はライター点火器に通電可能に結
   線されている柱座と、 背板上に若干のボルト孔を有し、ボルトにより壁に取付
   けられるようになっており、その中央部には背柄を有
   し、この背柄の形状と寸法は前記座板裏側の柄穴と対応
   している背座と、 円形吸盤の外部にレバーによって操作される吸板を有
   し、前記レバーの端部には前記座板裏側の柄穴に対応し
   た柄を有している吸座と、 を有することを特徴とする携帯電話用スタンド。