JPH051553Y2 - - Google Patents

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JPH051553Y2
JPH051553Y2 JP1986113833U JP11383386U JPH051553Y2 JP H051553 Y2 JPH051553 Y2 JP H051553Y2 JP 1986113833 U JP1986113833 U JP 1986113833U JP 11383386 U JP11383386 U JP 11383386U JP H051553 Y2 JPH051553 Y2 JP H051553Y2
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slide frame
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crusher
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leader
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、老朽化した煙突等の高層コンクリー
ト構造体を破壊する特殊解体機に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に、老朽化した煙突等の高層コンクリート
構造体は、震度4程度の地震でも転倒する恐れが
あり、早急に取り壊す必要がある。
従来、高層コンクリート構造体例えば煙突を取
り壊す際には、煙突の周囲に架設した足場に作業
者が登り、ハンマ、ハンドブレーカ等を用いて上
方から下方にかけて順次煙突を取り壊す方法や、
煙突の基底部を切断し、煙突を地上に倒すことに
より取り壊す方法が行われていた。
しかしながら、前者の方法では高所作業を伴い
危険である上に、作業能率が悪いという欠点があ
り、又後者の方法では煙突という長尺物が地上に
倒れる為、事故が起こりやすく作業の安全上好ま
しくなかつた。
この為、第4図に示す如くカツター刃を有する
2つのカツター体b,cにより鋏状に形成された
開閉自在なカツター装置aを、移動作業機eの伸
縮自在なマストdに高さ調整自在に吊下げ、前記
移動作業機eの操作によつて前記カツター体b,
cを閉止せしめ剪断応力により煙突fのコンクリ
ート部及び鉄筋部を破砕、切断して破壊を行う高
層コンクリート構造体破壊装置があつた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記カツター装置aは高さ調整
自在に吊下げられているのみであり、前記カツタ
ー体b,cの姿勢制御は不可能である為、煙突f
の円周方向の鉄筋は切断可能であるが、軸芯方向
の鉄筋は切断できず、作業員が足場を組んで切断
作業を行う必要が生じ、安全性及び作業能率の面
に於いて依然として問題を有していた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上述の従来の問題点を解決すること
を目的としてなしたものであり、解体機本体に設
けられたリーダの前面及び側面に、該リーダの長
手方向に延びるガイドレールを設け、該前面側の
ガイドレールに着脱自在なスライドフレームを昇
降可能に設け、該スライドフレームに起伏自在な
アームを取付け、該アーム先端に破砕機を、アー
ムと同一平面上を回動自在に且つ回動軸芯と直交
する方向に設けた軸を中心として旋回自在に設
け、前記側面側のガイドレールに着脱自在なスラ
イドフレームを昇降可能に設け、該スライドフレ
ームに破砕片落下防止プレートを傾動可能に設け
たことを特徴とするものである。
[作用] アームの起伏動作と、該アームと同一平面上に
於ける破砕機の回動動作と、該回動動作に於ける
回動軸と直交する方向に設けた軸を中心とした破
砕機の回動動作とを組合せることにより破砕機の
姿勢を様々に変化せしめつつ、煙突等のコンクリ
ート及び鉄筋を破砕・切断し得、しかも、破砕・
切断作業時に解体機本体側へ落下してくる破砕片
は破砕片落下防止プレートによつて受けられ、破
砕片落下防止プレート上に落ちた破砕片の量が許
容量に達した場合には、破砕片落下防止プレート
をガイドレールに沿つて地上付近の安全な位置ま
で降下させ傾けることにより、破砕片の処理が安
全且つ容易に行える。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1〜3図に示す如く、30は解体機本体であ
り、該解体機本体30は下部走行体1と下部走行
体1に旋回自在に設けた上部旋回体2を有し、該
上部旋回体2の先端部にリーダ3を立設し、該リ
ーダ3を前記上部旋回体2後部に取付けたバツク
ステー4にて保持する。
前記リーダ3の先端部にはガイドシーブ28を
取付けると共に、前面及び側面には、夫々長手方
向に伸びるガイドレール5,6を設ける。
該ガイドレール5に、着脱自在なスライドフレ
ーム7を昇降し得るよう取付け、前記上部旋回体
2上に設置したウインチ24に巻回したワイヤロ
ープ26を前記ガイドシーブ28に掛け回しつ
つ、前記スライドフレーム7上部に接続する。
該スライドフレーム7の上部にアーム12を枢
着し、該アーム12下面とスライドフレーム7下
部とを起伏油圧シリンダ9にて連結することによ
り、アーム12を起伏自在に設ける。
該アーム12先端に、連結具14を固定した回
動ブラケツト13を枢着し、連結具14とアーム
12背面に設けた回動油圧シリンダ11とをリン
ク機構15を介して連結し、回動油圧シリンダ1
1の伸縮により、回動ブラケツト13を前記アー
ム12と同一平面上を回動自在に設ける。前記回
動ブラケツト13下部に、支持ブラケツト16
を、図示しない駆動装置により前記回動ブラケツ
ト13の回動軸と直交する方向に設けた軸を中心
として旋回自在に設ける。前記支持ブラケツト1
6内に、先端部にコンクリート破砕機19a,2
0a及び鉄筋切断刃19b,20bを夫々有する
爪部17,18を相対峙せしめ、該爪部17,1
8のほぼ中央部を支持ブラケツト16下部に夫々
ピン結合すると共に、爪部17,18の上部に開
閉シリンダ21を掛け渡して設け、該開閉シリン
ダ21の伸縮により、爪部17,18の先端部を
開閉自在とし、破砕機22を構成する。
更に、前記ガイドレール6に、着脱自在なスラ
イドフレーム8を昇降し得るよう取付け、前記上
部旋回体2上に設置したウインチ25に巻回した
ワイヤロープ27を前記ガイドシーブ28に掛け
回しつつ、前記スライドフレーム8上部に接続す
る。
該スライドフレーム8の上部に破砕片落下防止
プレート23を枢着し、該破砕片落下防止プレー
ト23下面とスライドフレーム8下部とを傾動油
圧シリンダ10にて連結することにより、破砕片
落下防止プレート23を傾動可能に設ける。
上述の如く構成したので、煙突29を取壊す際
には、先ず破砕機22を有するスライドフレーム
7をリーダ3のガイドレール5に取付け、ウイン
チ24にてワイヤロープ26を巻上げることによ
り煙突29先端部に破砕機22が届く位置までス
ライドフレーム7を上昇せしめる。同時に、破砕
片落下防止プレート23を有するスライドフレー
ム8をリーダ3のガイドレール6に取付け、ウイ
ンチ25にてワイヤロープ27を巻上げることに
より、前記スライドフレーム7の下方所要位置ま
でスライドフレーム8を上昇せしめ、傾動油圧シ
リンダ10を伸長せしめることにより破砕片落下
防止プレート23を水平に保持する。
前記上部旋回体2の旋回動作並びに起伏油圧シ
リンダ9によるアーム12の起伏動作と、油圧シ
リンダ11によるアーム12と同一平面上に於け
る破砕機22の旋回動作と、駆動装置(図示せ
ず)による破砕機22の回動動作との組合せによ
り破砕機22の姿勢を様々に変化せしめつつ、該
破砕機22に設けた爪部17,18の開閉動作に
より煙突29のコンクリート及び円周・長手方向
を含む全ての方向の鉄筋を破砕・切断する。該破
砕・切断作業の際に生じる破砕片のうち大部分の
ものは、極力煙突内に落とされるが、それ以外の
破砕片は前記破砕片落下防止プレート23上に落
ち、解体機本体30側への破砕片の落下が防止で
きる。
前記破砕機22の作動範囲内に於ける破砕・切
断作業終了後、前記ウインチ24,25にてワイ
ヤロープ26,27を巻下げることにより、スラ
イドフレーム7,8を夫々所要位置まで降下せし
め、上述の如き破砕・切断作業を繰り返し行う。
破砕片落下防止プレート23上の破砕片の量が許
容量に達した場合は、その都度破砕・切断作業を
中断し、前記ウインチ25にてワイヤロープ27
を巻下げることにより、スライドフレーム8を地
上付近の安全な位置まで降下せしめると共に、前
記傾動油圧シリンダ10を収縮し破砕片落下防止
プレートを傾けることにより、破砕片を地上に落
下せしめ、再びスライドフレーム8を所要位置ま
で上昇せしめ、傾動油圧シリンダ10を伸長し破
砕片落下防止プレートを水平に保持し、破砕・切
断作業を再開する。ある程度地上に近づき破砕片
の落下による危険がほとんど無くなつた時点で、
前記破砕片落下防止プレート23を有するスライ
ドフレーム8を取り外し、作業を継続し、煙突2
9の取り壊しを完了する。
尚、本考案は上記実施例のみに限定されるもの
ではなく、リーダをシリンダ等の駆動装置にてリ
ーダ軸芯を中心として所要範囲回転可能とすれば
作業範囲を拡大し得ること、破砕機22は種々の
形式のものを選定し得ること、破砕片落下防止プ
レート23は種々の形式のものを選定し得るこ
と、破砕機22を有するスライドフレーム7及び
破砕片落下防止プレート23を有するスライドフ
レーム8は既存の杭打機等にも取付け得ること
等、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に於いて
種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、煙突等の円周
方向に設けられた鉄筋はもとより長手方向を含む
あらゆる方向に設けられた鉄筋を切断し得るよ
う、破砕機の姿勢を様々に変化せしめ得る為、煙
突等の取り壊し作業を一貫して機械で行え、安全
性及び作業能率を著しく向上せしめ得ると共に、
昇降可能且つ傾動可能な破砕片落下防止プレート
を設けている為、破砕・切断作業時における解体
機本体側への破砕片の落下を防止し得、且つ破砕
片落下防止プレート上に落ちた破砕片の量が許容
量に達した場合にも、破砕片落下防止プレートを
ガイドレールに沿つて地上付近の安全な位置まで
降下させ傾けることにより、破砕片の処理を安全
且つ容易に行えるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体説明図、第
2図は破砕機の拡大説明図、第3図は第1図の
−矢視拡大図、第4図は従来例を示す全体説明
図である。 1は下部走行体、2は上部旋回体、3はリー
ダ、4はバツクステー、5はガイドレール、7は
スライドフレーム、9は起伏油圧シリンダ、11
は油圧シリンダ、12はアーム、13は回動ブラ
ケツト、15はリンク機構、22は破砕機、24
はウインチ、26はワイヤロープ、28はガイド
シーブ、29は煙突、30は解体機本体を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 解体機本体に設けられたリーダの前面及び側面
    に、該リーダの長手方向に延びるガイドレールを
    設け、該前面側のガイドレールに着脱自在なスラ
    イドフレームを昇降可能に設け、該スライドフレ
    ームに起伏自在なアームを取付け、該アーム先端
    に破砕機を、アームと同一平面上を回動自在に且
    つ回動軸芯と直交する方向に設けた軸を中心とし
    て旋回自在に設け、前記側面側のガイドレールに
    着脱自在なスライドフレームを昇降可能に設け、
    該スライドフレームに破砕片落下防止プレートを
    傾動可能に設けたことを特徴とする特殊解体機。
JP1986113833U 1986-07-24 1986-07-24 Expired - Lifetime JPH051553Y2 (ja)

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JP1986113833U JPH051553Y2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24

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JPS6319655U JPS6319655U (ja) 1988-02-09
JPH051553Y2 true JPH051553Y2 (ja) 1993-01-14

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931651B2 (ja) * 1977-08-11 1984-08-03 株式会社山武 ガス燃焼器における安全装置
JPS6016188U (ja) * 1983-07-12 1985-02-02 有限会社 田口人形店 人形立札

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931651U (ja) * 1982-08-24 1984-02-27 近畿イシコ株式会社 圧砕装置

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JPS6319655U (ja) 1988-02-09

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