JPH0515477Y2 - - Google Patents

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JPH0515477Y2
JPH0515477Y2 JP1988038629U JP3862988U JPH0515477Y2 JP H0515477 Y2 JPH0515477 Y2 JP H0515477Y2 JP 1988038629 U JP1988038629 U JP 1988038629U JP 3862988 U JP3862988 U JP 3862988U JP H0515477 Y2 JPH0515477 Y2 JP H0515477Y2
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paper tube
friction
joint
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、薄物フイルムを低張力で巻取る場合
に使用される巻取軸に紙管を装着するための空気
圧摩擦継手装置に関するものである。
〔従来の技術〕
空気圧を利用した従来の摩擦継手装置として第
7図に示されるような構造のものがある。
巻取軸1の中心には空気穴2が軸方向に設けら
れていると共に、この空気穴2に連通して空気穴
3が半径方向に設けられている。
内輪体4と、外輪体5と、一対の摺動輪6と
は、一体に組み付けられていて、これを継手本体
A′と称することにする。継手本体A′は、巻取軸
1に外嵌されており、継手本体A′を構成してい
る一対の摺動輪6は、巻取軸1の外周面を摺動す
るようになつている。
継手本体A′を構成している内輪体4と、巻取
軸1との間には摩擦シール7が介装されていると
共に、内輪体4に設けられた溝8に拡張パツキン
9が内装され、圧縮空気が空気穴2,3を通つて
摩擦シール7及び拡張パツキン9の部分に供給さ
れる。
圧縮空気の空気圧によつて、摩擦シール7が巻
取軸1の外周面に押付けられると共に、拡張パツ
キン9が巻取軸1の半径方向に拡張して、爪体1
0が外輪体5から突出して紙管11の内周面を押
付け、これにより継手本体A′に紙管11が一体
に取付けられるように構成されている。
摩擦シール7が巻取軸1の外周面に押付けられ
ることにより、この部分の摩擦力によつて巻取軸
1の回転トルクが継手本体A′に伝達されると共
に、一対の摺動輪6の部分においても、その摺動
抵抗によつて巻取軸1の回転トルクが継手本体
A′に伝達され、圧縮空気の空気圧を変化させる
ことによつて、摩擦シール7の部分の摩擦力が変
化し、これにより伝達トルク(ひいては紙管11
に巻取られるフイルムの張力)が調整される。
このように、一対の摺動輪6が巻取軸1に直接
外嵌されて、巻取軸1の回りを摺動する構成にな
つているので、巻取軸1から継手本体A′に伝達
されるトルクは、一対の摺動輪6の部分において
伝達されるトルクと、摩擦シール7の部分におい
て伝達されるトルクとの和となる。
このため、巻取軸1から継手本体A′への伝達
トルク(ひいては紙管11に巻取られるフイルム
の張力)が大きくなり、薄物フイルムの巻取時に
巻取張力が大き過ぎて、フイルムが伸ばされると
同時に、巻取初期における継手本体A′の摺動抵
抗が大きいために、フイルムが大きく引張られて
しまうという不具合があつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記したような不具合に鑑み、薄物
フイルムに対処した低張力巻取りを可能にすると
共に、継手本体の摺動抵抗を小さくして、巻取初
期から安定した巻取りを行うことができるように
することを課題としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、巻取軸に継手本体を外嵌し、継手本
体の内周面と巻取軸の外周面との間に摩擦シール
を介装し、空気圧によつて巻取軸の半径方向に拡
張する拡張パツキンを継手本体に内装し、この拡
張パツキンを拡張させることにより、爪体を継手
本体から突出させて継手本体の外側に遊嵌されて
いる紙管の内周面に押付けて、継手本体に紙管を
一体に取付けると共に、空気圧の制御によつて摩
擦シールの部分の摩擦力を変化させて伝達トルク
の調整を行う構成の巻取軸に紙管を装着するため
の空気圧摩擦継手装置において、巻取軸に継手本
体を玉軸受を介して外嵌することにより、巻取軸
に対する継手本体の摺動抵抗を小さくしたことを
特徴とする巻取軸に紙管を装着するための空気圧
摩擦継手装置である。
〔実施例〕
上記した「従来の技術」の項目で説明した部分
と同一又は同等部分には、同一符号を付し、本考
案の特徴的部分についてのみ、第1図ないし第5
図を参照にして詳細に説明する。
継手本体Aは、内輪体4と、外輪体5と、一対
のリング体12とが一体となつた構成のものであ
る。巻取軸1に玉軸受Bが外嵌され、この玉軸受
Bの外輪13にリング体12が嵌込まれており、
継手本体Aは、一対の玉軸受Bを介して巻取軸1
に外嵌されている。このため、巻取軸1に対する
継手本体Aの摺動抵抗は、従来の摺動輪6が直接
巻取軸1に接して摺動する構造のものに比較して
著しく小さくなる。
内輪体4の溝8には拡張パツキン14が内装さ
れ、圧縮空気の空気圧によつて拡張パツキン14
が巻取軸1の半径方向に拡張されて爪体10を押
上げ、継手本体Aに内装されていた爪体10は、
外輪体5に設けられた窓穴15から突出して、紙
管11の内周面を押付けて、継手本体Aに紙管1
1が一体に取付けられるようになつている。
爪体10には、外輪体5の内周面に弾接してい
る復帰用板バネ16が取付けられている。
なお、多数の摩擦継手装置が巻取軸1に、該巻
取軸1の軸方向に沿つて連続して装着されてお
り、一個の継手本体Aには、数個の爪体10が円
周方向に沿つて等間隔に内装されている。
摩擦シール7及び拡張パツキン14の部分に圧
縮空気が供給されていない場合には、第1図及び
第3図に示されるように、拡張パツキン14は原
形状を保持して縮径していると共に、復帰用板バ
ネ16の弾性復元力によつて爪体10は、外輪体
5に設けられた窓穴15に完全に入り込んでい
る。
また、摩擦シール7及び拡張パツキン14の部
分に圧縮空気が供給されると、第2図及び第4図
に示されるように、摩擦シール7が巻取軸1の外
周面に押付けられ、この部分において空気圧にほ
ぼ比例した摩擦力が生ずると共に、拡張パツキン
14が拡張して爪体10を押上げ、押上げられた
爪体10が紙管11の内周面に押付けられて、継
手本体Aに紙管11が一体に取付けられる。
継手本体Aは、一対の玉軸受Bを介して巻取軸
1に外嵌されているので、継手本体Aの摺動抵抗
は極めて小さく、巻取軸1から継手本体Aへのト
ルクの伝達は、玉軸受Bの部分においては殆ど行
われない。巻取軸1から継手本体Aへのトルクの
伝達は、摩擦シール7の部分において行われる。
巻取軸1に設けられた空気穴2,3を通つて摩
擦シール7及び拡張パツキン14の部分に圧縮空
気が供給される。この圧縮空気の最低圧力の大き
さは、紙管11の内周面に対する爪体10の押付
け力によつて、継手本体Aに紙管11が一体に取
付けられる大きさでなければならない。
第6図に示されるように、巻取軸1から継手本
体Aに伝達されるトルクの大きさ(ひいては紙管
11に巻取られるフイルムの巻取張力の大きさ)
は、摩擦シール7の部分に供給される圧縮空気の
空気圧にほぼ比例する。
しかし、本考案に係わる摩擦継手装置の継手本
体Aは、一対の玉軸受Bを介して巻取軸1に外嵌
されているため、玉軸受Bの部分の摺動抵抗は、
従来の摺動輪6が巻取軸1に直接接触している構
造の摩擦継手装置に比較して著しく小さくなる。
よつて、供給する圧縮空気の空気圧が同一の場
合には、本考案に係わる装置は、従来装置に比較
して摺動抵抗が小さい分だけ伝達トルクが小さく
なり、結局紙管11に巻取られるフイルムの巻取
張力を小さくすることができる。
また、巻取初期における継手本体Aの摺動抵抗
も、従来の装置に比較して著しく小さくなるの
で、巻取張力が大きくなつてフイルムが伸ばされ
るという現象はなくなり、巻取初期から安定した
張力でフイルムを巻取ることが可能となる。
〔考案の効果〕
本考案に係わる空気圧摩擦継手装置は、巻取軸
に継手本体を玉軸受を介して外嵌してあるので、
摺動輪が直接巻取軸に接触する構造の従来の装置
に比較して巻取軸に対する継手本体の摺動抵抗が
著しく小さくなる。
このため、本考案に係わる空気圧摩擦継手装置
によれば、供給する圧縮空気の空気圧が同一の場
合には、巻取軸から継手本体へ伝達されるトルク
が従来の装置に比較して小さくなつて、紙管に巻
取られるフイルムの巻取張力を小さくすることが
できるので、極薄のフイルムを巻取る場合に必要
な低張力巻取が可能になる。
また、巻取初期における継手本体の摺動抵抗
も、従来の装置に比較して著しく小さくなるの
で、巻取初期におけるフイルムの大きな伸びがな
くなつて、巻取初期から安定した張力でフイルム
を巻取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ圧縮空気を供給
していない状態、及び供給している状態の空気圧
摩擦継手装置の縦断面図、第3図及び第4図は、
それぞれ圧縮空気を供給していない状態、及び供
給している状態の空気圧摩擦継手装置の横半断面
図、第5図は、爪体10の部分平面図、第6図
は、圧縮空気の空気圧に対する巻取張力の変化を
示す図、第7図は、従来の空気圧摩擦継手装置の
縦断面図である。本考案を構成している主要部分
の符号の説明は以下の通りである。 A……継手本体、B……玉軸受、1……巻取
軸、7……摩擦シール、10……爪体、11……
紙管、14……拡張パツキン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 巻取軸に継手本体を外嵌し、継手本体の内周面
    と巻取軸の外周面との間に摩擦シールを介装し、
    空気圧によつて巻取軸の半径方向に拡張する拡張
    パツキンを継手本体に内装し、この拡張パツキン
    を拡張させることにより、爪体を継手本体から突
    出させて該継手本体の外側に遊嵌されている紙管
    の内周面に押付けて、継手本体に紙管を一体に取
    付けると共に、空気圧の制御によつて摩擦シール
    の部分の摩擦力を変化させて伝達トルクの調整を
    行う構成の巻取軸に紙管を装着するための空気圧
    摩擦継手装置において、 巻取軸に継手本体を玉軸受を介して外嵌するこ
    とにより、巻取軸に対する継手本体の摺動抵抗を
    小さくしたことを特徴とする巻取軸に紙管を装着
    するための空気圧摩擦継手装置。
JP1988038629U 1988-03-24 1988-03-24 Expired - Lifetime JPH0515477Y2 (ja)

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JP1988038629U JPH0515477Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56108648A (en) * 1980-01-30 1981-08-28 Goode- Kikoo:Kk Take-up shaft

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JPH01143744U (ja) 1989-10-03

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