JPH0515472U - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JPH0515472U
JPH0515472U JP6148091U JP6148091U JPH0515472U JP H0515472 U JPH0515472 U JP H0515472U JP 6148091 U JP6148091 U JP 6148091U JP 6148091 U JP6148091 U JP 6148091U JP H0515472 U JPH0515472 U JP H0515472U
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JP
Japan
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hole
base material
holes
plated copper
circuit pattern
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Pending
Application number
JP6148091U
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Inventor
雅啓 村上
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回路パターンの積層数が増加しても各導体層に
おける回路形成の有効面積の減少を可及的に抑制できる
多層プリント配線板を提供する。 【構成】無処理ではめっき銅の付着しない第1の基材
と、無処理でもめっき銅の付着する第2の基材とを、各
回路パターンの各間の絶縁層として選択的に配置する。
貫通孔における第1の基材による孔壁に処理を施して孔
壁全面にめっき銅を付着した単一組接続用スルーホール
と、第1の基材を無処理状態で銅めっきを施して貫通孔
の孔壁面に部分的にめっき銅を付着した複数組接続用ス
ルーホールとを設ける。単一の複数組接続用スルーホー
ルにより複数組の回路パターンの接続を行えるのでスル
ーホールの総数を増やす必要がなくなり、非接続の回路
パターンをスルーホールから離間させなくてもよいの
で、積層数が増加しても各回路パターンを形成する導体
層の回路形成の有効面積の減少を抑制できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回路パターンを3層以上積層して高密度に実装できる多層プリント 配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は6種の回路パターンC1〜C6を絶縁層3,4,5を介在して積層した 従来の多層プリント配線板の断面を示す。この多層プリント配線板は次のような 工程を経て製造される。即ち、両面に回路パターンC2,C3およびC4,C5 をそれぞれ形成した2枚の基材1,2の間と各基材1,2の各々の外側とにプリ プレグ絶縁層3,4,5を配置し、更に両側の最外層に外層回路形成用導体を配 置し、この状態で加熱および加圧することにより、多層化積層板を成型し、続い て、所望箇所に貫通孔をそれぞれ穿設し、全面に銅めっきを施すことにより各貫 通孔の各々の孔壁全面にめっき銅6を付着させてスルーホールH1〜H4を形成 し、最後に両側の最外層の導体をエッチングして回路パターンC1,C6を形成 する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、第1のスルーホールH1は第2層目回路パターンC2と第4層目回 路パターンC4とを、第2のスルーホールH2は第3層目回路パターンC3と第 4層目回路パターンC4とを、第3のスルーホールH3は第3層目回路パターン C3と第4層目回路パターンC4と第5層目回路パターンC5とを、第4のスル ーホールH4は第3層目回路パターンC3と第5層目回路パターンC5とを、そ れぞれ電気的接続するためのものである。このように各スールホールH1〜H4 は、特定の回路パターンC1〜C6間のみの導通を図るものであるのに対し貫通 孔の孔壁全面にめっき銅6を施した構成になっているので、例えば、第3層目回 路パターンC3と第4層目回路パターンC4とを接続する第2のスルーホールH 2に対し、第2層目回路パターンC2と第5層目回路パターンC5とを導通しな いよう離間させる必要があり、その分だけ回路形成の有効面積が減少することに なる。
【0004】 また、単一のスルーホールH1〜H4において、例えば第1層目回路パターン C1と第2層目回路パターンC2との間および第3層目回路パターンC3と第4 層目回路パターンC4との間といったように複数組の回路接続を行うことができ ないので、「図3」において第1層目回路パターンC1と第2層目パターンC2 との接続を行おうとすれば、図示以外の別のスルーホールを形成する必要がある 。従って、回路パターンの積層数が多くなるに伴ってスルーホールの数も増加し 、このスルーホールの数の増加に伴って、最外層の回路パターンC1,C6の回 路形成の有効面積が減少していき、一方、内層の各回路パターンC2〜C5にお いても、スルーホールに対し導通しないよう離間する箇所が増えるので、やはり 回路形成の有効面積が減少する。
【0005】 そこで本考案は、回路パターンの積層数が増加しても各導体層における回路形 成の有効面積の減少を可及的に抑制できる構成を備えた多層プリント配線板を提 供することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を達成するための技術的手段として、多層プリント配 線板を次のように構成した。即ち、3層以上に積層した各回路パターンのうちの 所定のもの同士を、貫通孔内を銅めっきしてなるスルーホールを介して電気的接 続した多層プリント配線板において、前記各回路パターン間にそれぞれ介在する 各絶縁層を、無処理ではめっき銅の付着しない第1の基材と、無処理でもめっき 銅の付着する第2の基材とを選択的に配置して構成し、前記スルーホールとして 、前記第1の基材に処理を施して貫通孔の孔壁全面にめっき銅を付着した単一組 接続用スルーホールと、前記第1の基材を無処理状態でめっきを施して貫通孔の 孔壁面に部分的にめっき銅を付着した複数組接続用スルーホールとを混在させた ことを特徴として構成されている。
【0007】
【作用】
第1の基材の両側に位置する各回路パターンを相互接続しない箇所においては 、第1の基材に処理を施さないで複数組接続用スルーホールを形成する。このス ルーホールにおける第1の基材による孔壁面にはめっき銅が付着しないので、単 一のスルーホール内において第1の基材により分離されて複数組の回路パターン の接続を行うことができ、回路パターンの積層数が増加した場合にも、複数組接 続用スルーホールを効果的に配置することによりスルーホールの総数をさほど増 やさなくてもよい。また、第1の基材に近接する回路パターンは、スルーホール による接続を行わない場合においても該スルーホールから離間させる必要がない ので、各回路パターンを形成する導体層における回路形成の有効面積の減少を可 及的に抑制できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について図面を参照しながら詳述する。図1は図 3と同一構成の6層の回路パターンC1〜C6を積層形成した本考案の一実施例 の断面図を示し、同図において「図3」と同等のものには同一の符号を付してあ る。両面に回路パターンC2,C3およびC4,C5を各々形成した2枚の第1 の基材11,12は、ガラス織布にテフロン樹脂を含浸させた素材により構成さ れ、フッ素樹脂を除去する化学処理を施さない限りめっき銅6が付着しない。第 1の各基材11,12の間およびこれらの各々の外側とに配置された第2の基材 13,14,15は、ガラス織布にエポキシ樹脂を含浸させた素材により構成さ れ、何ら化学処理を施さなくてもめっき銅6が付着するものである。
【0009】 そして、第2層目回路パターンC2と第4層目回路パターンC4との単一組の 電気的接続を行う第1のスルーホールS1および第3層目回路パターンC3と第 5層目回路パターンC5との単一組の電気的接続を行う第4のスルーホールS4 は、第1の基材11,12の孔壁に化学処理Kを施すことにより図3に示した既 存のものと同様に貫通孔の孔壁全面にめっき銅6が付着された構成になっている 。一方、第2および第3のスルーホールS2,S3は、第1の基材11,12に 何ら化学処理を施さずにめっき銅6が付着されて第1の基材11,12における 孔壁にはメッキ6が付着していない構成になっている。従って、これらのスルー ホールS2,S3は、図3のものと同様に第3層目回路パターンC3と第4層目 回路パターンC4との間の電気的接続の他に、第1層目回路パターンC1と第2 層目回路パターンC2との間および第5層目回路パターンC5と第6層目回路パ ターンC6との間の複数組の電気的接続を行う機能を有している。即ち、単一の スルーホールS2、S3を3組の回路接続に兼用している。或いは第2層目回路 パターンC2および第5層目回路パターンC5を第3層目回路パターンC3また は第4層目回路パターンC4に接続しないよう孔壁から離間させなくてもよい機 能も果たせる。従って、積層数が増えても、スルーホールの数をさほど増やさな くてもよく、回路形成面積の減少も可及的に抑制できる。尚、理解を容易にする ために、スルーホールS2、S3の形成に際して第1の基材11,12による孔 壁のみに化学処理Kを施した状態を図示してあるが、実際にはこのような選択的 な化学処理を行うのが非常に困難であるので、実用化においては第2の基材13 ,14,15を含む貫通孔の孔壁全面に化学処理Kを施すようにすればよい。
【0010】 次に、本考案の多層プリント配線板の製造方法を、3層基板の工程を順に示し た図2を参照しながら説明する。尚、説明を簡略化するために図1と実質的に同 等のものには同一の符号を付してある。銅図(a)に示すように、両面に銅箔を 施した第の基材11の両面をエッチングして内層回路となる第2層目および第3 層目回路パターンC2,C3を形成した後に、同図(b)に示すように、第1の 基材11の両側に、一面に銅箔21,22をそれぞれ張り付けた第2の基材13 ,14を配置し、この状態じ加熱および加圧することにより圧着する。続いて、 同図(c)に示すように所定箇所に貫通孔23を穿設し、更に、同図(d)に示 すように貫通孔23における孔壁面をめっき銅6が付着するように化学処理Kを 施す。次に、同図(e)に示すように、貫通孔23の両側の所定箇所にそれぞれ 貫通孔24,25を穿設した後に、同図(f)に示すように、銅めっきを施して 各貫通孔23〜25内を含む全面にメッキ銅6を付着させると、単一組接続用ス ルーホールS1,S4および複数組接続用スルーホールS2が出来上がる。最後 に、同図(g)に示すように、両側の銅箔21,22をエッチングして外層回路 用の第1および第4層目回路パターンC1,C4を形成する。
【0011】
【考案の効果】
以上のように本考案の多層プリント配線板によると、各回路パターン間にそれ ぞれ介在する各絶縁層を、無処理ではめっき銅の付着しない第1の基材と、無処 理でもめっき銅の付着する第2の基材とを選択的に配置した構成としたので、第 1の基材を無処理状態でめっきを施して貫通孔の孔壁面に部分的にめっき銅を付 着した複数組接続用スルーホールを形成することができ、この単一の複数組接続 用スルーホール内において第1の基材により分離して複数組の回路パターンの接 続を行うことができる。そのため、回路パターンの積層数が増加した場合にも、 複数組接続用スルーホールを効果的に配置することによりスルーホールの総数を さほど増やさなくてもよく、また、非接続の回路パターンをスルーホールから離 間させる必要もないので、各回路パターンを形成する導体層における回路形成の 有効面積の減少を可及的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】(a)〜(g)は本考案の多層プリント配線板
の製造工程を順に示した断面図である。
【図3】従来の多層プリント配線板の断面図である。
【符号の説明】
6 めっき銅 11,12 第1の基材 13〜15 第2の基材 C1〜C6 回路パターン S1,S4 単一組接続用スルーホール S2,S3 複数組接続用スルーホール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3層以上に積層した各回路パターンのう
    ちの所定のもの同士を、貫通孔内を銅めっきしてなるス
    ルーホールを介して電気的接続した多層プリント配線板
    において、前記各回路パターン間にそれぞれ介在する各
    絶縁層を、無処理ではめっき銅の付着しない第1の基材
    と、無処理でもめっき銅の付着する第2の基材とを選択
    的に配置して構成し、前記スルーホールとして、前記第
    1の基材に処理を施して貫通孔の孔壁全面にめっき銅を
    付着した単一組接続用スルーホールと、前記第1の基材
    を無処理状態でめっきを施して貫通孔の孔壁面に部分的
    にめっき銅を付着した複数組接続用スルーホールとを混
    在させたことを特徴とする多層プリント配線板。
JP6148091U 1991-08-05 1991-08-05 多層プリント配線板 Pending JPH0515472U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016517173A (ja) * 2013-03-15 2016-06-09 サンミナ コーポレーションSanmina Corporation めっきレジストを用いたビア構造の同時で選択的なワイドギャップ分割

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016517173A (ja) * 2013-03-15 2016-06-09 サンミナ コーポレーションSanmina Corporation めっきレジストを用いたビア構造の同時で選択的なワイドギャップ分割

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