JPH05154694A - 溶接用ガスシールド要具 - Google Patents

溶接用ガスシールド要具

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JPH05154694A
JPH05154694A JP33940191A JP33940191A JPH05154694A JP H05154694 A JPH05154694 A JP H05154694A JP 33940191 A JP33940191 A JP 33940191A JP 33940191 A JP33940191 A JP 33940191A JP H05154694 A JPH05154694 A JP H05154694A
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gas
pipe
pipes
welding
butt
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Kiyoo Ono
清雄 大野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パイプの突合せ溶接における裏面ガスシール
ドを簡単で短時間に確実に行ない高価なアルゴンガスの
使用を少量で済ませると共に、手間の省略を計る。 【構成】 突合せ溶接すべきパイプ4内に挿入可能な溶
接用ガスシールド要具は、外周環状壁に多数のガス吹出
し用小孔6を穿設した筒状のガス吹出管1と、その1端
に連設されたガス導入管2と、ガス吹出管1の前後方向
両端に1端を固定し、他端を自由端とした複数枚の板バ
ネ3とにより構成する。この溶接用ガスシールド要具を
用いて溶接部裏面のガスシールドを行なうときは、まず
該要具を突合せ溶接するパイプ4内の溶接部5裏側にガ
ス吹出管1が位置するよう挿入する。この状態で板バネ
3のバネの反発力によりガス吹出管1はパイプ4の中心
にセットされパイプ4の内面とガス吹出管1との間隙を
一定に保つ。小孔6より吹出すアルゴンガスAにより溶
接部5内面のガスシールドを効率的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプの突合せ溶接にお
ける裏面ガスシールドを簡単に短時間で確実にできるよ
うにした溶接用ガスシールド要具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプの突合せ溶接における溶接
部裏面のガスシールド手段の1例として図2に示すもの
がある。溶接時のガスシールドに際しては、突合せ溶接
すべきパイプ4′の一端開口部に小孔11を穿設した蓋
10を嵌め込み、またパイプ4′の他端開口部には同様
に穿設した小孔11′を有する蓋10′を嵌め込み同蓋
10′にはパイプ内にガスを供給するためのガス導入管
2′を連設し、同ガス導入管2′より小孔11′を通し
てアルゴンガスを導入し、パイプ4′内の空気をアルゴ
ンガスに置換してパイプ4′の突合せ溶接部5′の裏面
のガスシールドを行なっている。この際、パイプ4′内
の空気は開放された小孔11を通して大気中に放出され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来のガスシールド手段によるときは、パイプ内全体に
アルゴンガスを流す必要があった。
【0004】そのためパイプ内の空気を完全にアルゴン
ガスに置換するには時間を要し、かつパイプ内の空気が
無くなった事を酸素分析計等により確認する必要があ
り、手間がかかった。
【0005】また、高価なアルゴンガスを大量に使用す
る必要があり、経済的でなかった。
【0006】本発明は従来のものがもつ以上のような不
具合点を解消し、短時間で、小量のアルゴンガスで確実
に溶接裏面のガスシールドができる溶接用ガスシールド
要具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明の溶接用ガスシールド要具は、一端
にガス導入管を連通固着した筒状のガス吹出管の環状外
周壁に多数のガス吹出し用小孔を穿設すると共に、前記
ガス吹出管の前後両端面に複数枚の板バネの一端を植設
し、該板バネの他端を自由端としたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】パイプの突合せ溶接時における溶接部裏面のガ
スシールドに際しては、突合せ溶接するパイプ内に本発
明のガスシールド要具を挿入する。そしてガス導入管よ
りアルゴンガスを導入することにより同ガスはガス吹出
管の環状外周壁に設けた小孔より溶接部裏面付近に噴出
し、短時間で溶接部近傍のパイプ内面のガスシールドを
行なう。
【0009】この際、ガス吹出管の前後両端面に一端を
取付けた複数の板バネは、その他端の自由端がパイプ内
壁面に周接しバネの反発力によってガス吹出管をパイプ
の中心位置に保持し、パイプの内面とガス吹出管との間
隙を一定に保つ。
【0010】溶接終了後はガス導入管を引張ることによ
り、パイプ内面に溶接裏ビードが出ていても板バネの弾
性を利用して簡単にパイプ外に引き出すことができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の1実施例を図面により説明する
と、図1は本発明溶接用ガスシールド要具の実施例の断
面図である。
【0012】図において1はパイプ4内に挿入し得るガ
ス吹出管で、外周環状壁に多数のガス吹出し用小孔6を
穿設した筒状体に構成され、その一端にはアルゴンガス
Aを給送するためのガス導入管2が連設されている。
【0013】また同ガス吹出管1の前後方向両端面には
それぞれ複数枚の板バネ3の基部が植設固定されてお
り、各板バネ3の他端は自由端に形成されている。そし
てこれらの各部材により溶接ガスシールド要具を構成し
ている。
【0014】上記構成よりなる本発明の溶接ガスシール
ド要具を用いて溶接部裏面のガスシールドを行なうに
は、図1に示すように溶接ガスシールド要具を突合せ溶
接するパイプ4内の溶接部5の裏側にガス吹出管1が位
置するように挿入する。
【0015】この状態でガス吹出管1の前後両側面に1
端を取付けた板バネ3の他端の自由端はパイプ内壁に周
接し、バネの反発力によりガス吹出管1はパイプの中心
にセットされパイプ4の内面とガス吹出管1との間隙は
一定に保たれる。
【0016】そしてパイプ4の突合せ溶接中ガス導入管
2より導入されガス吹出管1の小孔6より吹出すアルゴ
ンガスAにより溶接部5内面のガスシールドが行なわれ
る。
【0017】溶接終了後ガス導入管2をパイプ外へ向け
て引張ることによりガスシールド要具をパイプより取り
出すことができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明の溶接用ガスシ
ールド要具によれば、高価なアルゴンガスを大量に使用
することなく簡単に短時間で確実にパイプ内面溶接部の
ガスシールドを行なうことができるのである。
【0019】また従来技術のようにパイプ内空気をアル
ゴンガスに置換する際のパイプ内空気が無くなったか否
かの確認作業の手間を省略でき効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る溶接用ガスシールド要
具の断面図である。
【図2】従来のガスシールド手段を示す説明図である。
【符号の説明】 1 ガス吹出管 2 ガス導入管 3 板バネ 4 パイプ 5 溶接部 6 小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にガス導入管を連通固着した筒状の
    ガス吹出管の環状外周壁に多数のガス吹出し用小孔を穿
    設すると共に、前記ガス吹出管の前後両端面に複数枚の
    板バネの一端を植設し、該板バネの他端を自由端とした
    ことを特徴とする溶接用ガスシールド要具。
JP33940191A 1991-11-29 1991-11-29 溶接用ガスシールド要具 Expired - Lifetime JP2778867B2 (ja)

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