JPH05154675A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH05154675A
JPH05154675A JP3339971A JP33997191A JPH05154675A JP H05154675 A JPH05154675 A JP H05154675A JP 3339971 A JP3339971 A JP 3339971A JP 33997191 A JP33997191 A JP 33997191A JP H05154675 A JPH05154675 A JP H05154675A
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JP
Japan
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processing
laser
temperature
detected
abnormality
Prior art date
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Pending
Application number
JP3339971A
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English (en)
Inventor
Atsushi Mori
敦 森
Yoshinori Nakada
嘉教 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工物の加工点の温度を検出し加工異常を
検出する。 【構成】 レーザで鋼板等の被加工物を切断する場合、
加工点CPの温度が異常に上昇すると加工異常が生じ
る。そのため、加工点CPの温度を検出する温度センサ
12を加工ヘッド5に取り付ける。また、レーザ光の反
射光をカットしてするフイルタ12aを温度センサ12
に取り付け、被加工物8から発生する赤外線のみを検出
し、より正確に加工点の温度を検出する。加工異常が検
出されると、加工を停止させる。加工点の温度を常に監
視して加工異常を検出するから、加工異常が発生すると
直ちに検出でき、品質の優れた加工を実施することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ加工装置に関
し、特にレーザにより被加工物を切断するレーザ加工装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光による鋼板等の切断は、集光し
たレーザ光を被加工物の鋼板に照射し鋼板とアシストガ
スである酸素を反応させ燃焼させ、その燃焼熱によって
鋼板を溶かし切断するものである。切断点に吸収される
熱及び鋼板と酸素との反応で発生する熱とからなる発熱
と鋼板を新たに溶かすに必要な熱量が釣り合っていれば
安定した良好な切断が可能である。しかし、鋼板と酸素
が異常に反応し発熱量が増大するとバーニング(切断幅
が大きく拡がり、非常に粗い切断面となる状態)や熱暴
走等が生じる。すなわち、加工点の燃焼状態は良好な加
工ができるか否かの重要なファクターである。そのた
め、従来は、レーザ加工装置の運転中オペレータが常時
加工を監視し、加工異常が発生すると速やかに装置を停
止しその原因を調べている。また、ガウジング(被加工
物の裏まで切断できず、溶融物を被加工物の上方へ吹き
上げてしまう状態)等が生じると溶融物が被加工物の上
に吹き上がることを利用して、加工ヘッドと被加工物間
の静電容量を検出する静電容量検出手段を設け、検出静
電容量を所定値に保持するように加工ヘッドの高さ(Z
軸位置)を制御して、この加工ヘッドの高さが設定値以
上になると加工異常信号を出力するものが知られてい
る。また、タッチセンサを設け加工ヘッドが設定値以上
高くなると加工異常として異常信号を出力するレーザ加
工機も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レーザ加工機の運転
中、オペレータが常に監視して加工異常を検出する方法
では、夜間無人運転を行うことができない。また、上述
した静電容量検出手段やタッチセンサ等で加工異常を検
出する方法においても、加工ヘッドが設定値以上まで上
昇しない限り加工異常検出できない。ガウジング等が生
じ溶融物が被加工物上に吹き上げるのは徐々に生じ、上
記静電容量検出手段やタッチセンサ等を利用して、加工
ヘッドが設定値まで上昇し加工異常を検出した段階で
は、すでに加工異常は進行しており、すばやく加工異常
を検出することができない。加工異常が生じた状態で加
工を進行すれば、当然加工製品の品質は低下する。その
ため、できるだけ早い段階で加工異常を検出する必要が
ある。そこで、本発明の目的は、加工異常を直ちに検出
できるレーザ加工装置を提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は、加工ヘッドに
加工点の被加工物温度を測定する温度センサを設け、上
記温度センサで検出された温度と設定値をを比較し設定
値を越えると警告を出し自動的にレーザ加工を中断させ
る制御手段を設けることによって上記課題を解決した。
好ましくは、上記温度センサに、レーザ光の波長のみを
カットするフイルターを設け、該フイルタを介してレー
ザ光の波長をカットし被加工物から発する赤外光線の量
のみを測定するようにする。
【0005】
【作用】被加工物に対して、レーザ加工が開始される
と、温度センサは加工点の温度を測定する。制御手段
は、この温度センサで検出された温度と設定された温度
を比較し、検出温度が設定値以下ならばレーザ加工を進
める。一方検出温度が設定値を越えていると、警告を出
し自動的にレーザ加工を中断させる。また、温度センサ
は通常赤外線に反応するものであり、現在産業用として
用いられているレーザは赤外線域にあるため、特にレー
ザ光の波長のみをカットするフイルターを取り付けて、
該フイルタを介してレーザ光の波長の光をカットし被加
工物から発する赤外光線の量のみを測定するようにすれ
ば、被加工物から発する赤外線のみを測定することがで
き、より正確に加工状態(燃焼状態)を検出することが
できる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例のレーザ切断装置の
ブロック図である。数値制御装置(NC)1のプロセッ
サ21はROM22に格納された制御プログラムに基づ
いて、メモリ23に格納された加工プログラムを読み出
し、レーザ切断装置全体の動作を制御する。I/Oユニ
ット24は、プロセッサ21からの制御信号に従ってレ
ーザ発振器2を駆動し、レーザ発振器2からはパルス状
のレーザビーム6を発射する。このレーザビーム6は、
ベンディングミラー3で反射してレーザ加工機4に送ら
れる。
【0007】レーザ加工機4には、被加工物8が固定さ
れるテーブル7と、被加工物8にレーザビーム6を照射
する加工ヘッド5とが設けられている。加工ヘッド5に
導入されたレーザビーム6は、ノズル5aで絞られて被
加工物8に照射される。レーザ加工機4には、テーブル
7をX軸、Y軸の直交する2方向に移動制御するための
サーボモータ9,10が、また加工ヘッド5を上下に移
動制御するためのサーボモータ11が設けられている。
これらサーボモータ9,10及び11は、夫々サーボア
ンプ27,28及び29に接続されており、プロセッサ
21からの軸制御信号に従って回転制御される。また、
レーザ加工機4への指示は、CRT/MDI25を介し
て行われる。加工ヘッド5には、温度センサ12が取り
付けられている。図2に示すように、該温度センサ12
の先端には、レーザ光の波長の光をカットするフイルタ
ー12aが取り付けられ、加工点(切断点)CPで発生
する赤外線を該フイルタ12aを介して検出し、加工点
の温度を検出するようになっている。この検出信号は、
増幅器13で増幅され、アナログ信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器26に入力され、A/D変換器
26の出力はプロセッサ21にバス接続されている。な
お、図2において参照符号14はアシストガス供給口で
あり、図1においては図示していない。
【0008】図3は数値制御装置1のプロセッサ21が
所定周期毎実施する加工異常検出処理のフローチャート
である。プロセッサ21は所定周期毎図3に示す処理を
実施し、まず、切断中か否か判断する(ステップS
1)。プロセッサ21は加工プログラムから切断加工開
始指令を読むとフラグを立て、このフラグが立っている
か否かによって切断中か否かを判断する。そして、切断
中でなければ、そのままこの処理を終了する。一方、切
断中であると、温度センサ12で検出され、増幅器13
及びA/D変換器26を介して入力された加工点の温度
Tを読取り(ステップS2)、この検出温度Tと予め加
工異常検出判断基準として設定された設定値T0 と比較
し(ステップS3)、加工異常が発生しておらず、検出
温度Tが設定値T0 以下であれば、当該周期の処理を終
了する。また、検出温度Tが設定値T0 を越えていれ
ば、プロセッサ21は異常信号を発生させ、I/Oユニ
ット24を介してレーザ発振器2のレーザ光遮断シャッ
タを閉じさせ加工を停止させる。また、図示しないラン
プやベル等で加工異常の警報を出力し、Z軸を設定所定
量駆動し、加工ヘッド5を設定所定量上昇させてノズル
5aと被加工物8間の間隔をあけ、X,Y軸の移動を停
止させる(ステップS4)。
【0009】上記実施例では、温度センサ12にレーザ
光の波長の光をカットするフイルター12aが取り付け
たが、必ずしも、このフイルターを取り付ける必要はな
い。しかし、現在産業用として用いられている高出力レ
ーザは赤外線域にあるので、このレーザ光の反射光が温
度センサ12に入光すると、加工状態を示す被加工物8
から発生する赤外線以外の赤外線も検出することにな
る。そのため、上記加工異常検出判断基準としての設定
値T0 を大きめに設定しなければならない。また、加工
状態を示さないレーザ光の反射赤外線を検出すること
は、正確に加工状態を検出したものといえない。しか
し、レーザ光は単一の波長であるので、上記実施例のよ
うにフイルター12aを温度センサに取り付け、このフ
イルター12aを介してレーザ光の反射光を除去して加
工点からの赤外線を検出するようにすれば、より正確に
加工点の加工状態を現す温度を検出することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明のレーザ加工装置は常に加工点
(切断点)の温度を監視し、該温度が設定値を越え異常
に高くなると加工異常として検出するようにしたから、
加工点の温度上昇を素早く検出し加工異常を早期に発見
できる。そのため、本発明のレーザ加工装置を使用すれ
ば、品質の優れた加工製品を得ることができる。また、
温度センサにレーザ光をカットするフイルタを付けてレ
ーザ光の反射光をカットし、被加工物から発生する赤外
線のみによって加工点の温度を測定することによってよ
り、正確に加工点の温度を検出し、加工異常をより正確
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ切断装置のブロック
図である。
【図2】同実施例における加工ヘッドのノズル部分の部
分図である。
【図3】同実施例における数値制御装置のプロセッサが
被加工物の加工異常検出のために所定周期毎実施する処
理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 数値制御装置 2 レーザ発振器 4 レーザ加工機 5 加工ヘッド 8 被加工物 12 温度センサ 12a フイルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを集光装置を用いて集光し
    被加工物に照射して加工するレーザ加工装置において、
    加工ヘッドに加工点の被加工物温度を測定する温度セン
    サを設け、上記温度センサで検出された温度と設定値を
    比較し設定値を越えると警告を出し自動的にレーザ加工
    を中断させる制御手段を備えるレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 上記温度センサには、レーザ光の波長の
    みをカットするフイルターを備え、該フイルタを介して
    レーザ光の波長をカットし被加工物から発する赤外光線
    の量を測定するレーザ加工装置。
JP3339971A 1991-11-29 1991-11-29 レーザ加工装置 Pending JPH05154675A (ja)

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JP3339971A JPH05154675A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 レーザ加工装置

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