JPH0655358B2 - レーザ溶接装置 - Google Patents
レーザ溶接装置Info
- Publication number
- JPH0655358B2 JPH0655358B2 JP63101345A JP10134588A JPH0655358B2 JP H0655358 B2 JPH0655358 B2 JP H0655358B2 JP 63101345 A JP63101345 A JP 63101345A JP 10134588 A JP10134588 A JP 10134588A JP H0655358 B2 JPH0655358 B2 JP H0655358B2
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- JP
- Japan
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- welding
- laser
- measuring means
- laser beam
- temperature measuring
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ光による金属類を主対象とするレーザ溶
接装置に関する。
接装置に関する。
従来のレーザ溶接装置はレーザ発振装置,レーザ光集束
装置,被溶接物位置決め装置,被溶接物観察装置から構
成されており,前記被溶接物観察装置は溶接状態を人間
が目で見て判断するための手段で,溶接品質の管理は精
精レーザ出力を一定に保つ程度の手段によっていた。
装置,被溶接物位置決め装置,被溶接物観察装置から構
成されており,前記被溶接物観察装置は溶接状態を人間
が目で見て判断するための手段で,溶接品質の管理は精
精レーザ出力を一定に保つ程度の手段によっていた。
上述した従来のレーザ溶接装置の被溶接物観察装置は単
に溶接前,後の状態をTVモニター等で見る程度の装置
であり,溶接状態に異常が発生した後,人為的に装置の
制御,パラメータの変更を行うため,不良品の発生を押
えるためには常に作業者がついている必要がある。ま
た,生産速度が早い場合には人間の目視によるオン・ラ
イン観測が不可能となり,抜き取り検査,あるいは製品
検査を行うことになり,溶接装置の異常による溶接不良
の発生の予防ができないという問題点があった。
に溶接前,後の状態をTVモニター等で見る程度の装置
であり,溶接状態に異常が発生した後,人為的に装置の
制御,パラメータの変更を行うため,不良品の発生を押
えるためには常に作業者がついている必要がある。ま
た,生産速度が早い場合には人間の目視によるオン・ラ
イン観測が不可能となり,抜き取り検査,あるいは製品
検査を行うことになり,溶接装置の異常による溶接不良
の発生の予防ができないという問題点があった。
また,レーザ出力が一定に保たれていても,材料に異常
がある場合には溶接不良が発生するが,従来のレーザ溶
接装置はいわゆるオープン・ループの加工を行っている
ため,溶接不良の製品も良品と見なしてしまうという問
題点がある。
がある場合には溶接不良が発生するが,従来のレーザ溶
接装置はいわゆるオープン・ループの加工を行っている
ため,溶接不良の製品も良品と見なしてしまうという問
題点がある。
本発明は従来のもののこのような問題点を解決したレー
ザ溶接装置を提供するものである。
ザ溶接装置を提供するものである。
本発明によるとレーザ発振装置,レーザ光集束装置,被
溶接物位置決め装置,被溶接物観察装置からなり,該被
溶接物観察装置は溶接部位温度測定手段と加工時発光強
度測定手段とを含み,該溶接部位温度測定手段と加工時
発光強度測定手段の出力により前記レーザ発振装置と被
溶接物位置決め装置の動作を制御するようにしたことを
特徴とするレーザ溶接装置が得られる。
溶接物位置決め装置,被溶接物観察装置からなり,該被
溶接物観察装置は溶接部位温度測定手段と加工時発光強
度測定手段とを含み,該溶接部位温度測定手段と加工時
発光強度測定手段の出力により前記レーザ発振装置と被
溶接物位置決め装置の動作を制御するようにしたことを
特徴とするレーザ溶接装置が得られる。
すなわち,本発明は溶接状態を直接レーザ加工実行中に
モニタし,異常の有無を検出し,異常が発生すれば直ち
にレーザ発振装置,あるいはレーザ光集束装置,被溶接
物位置決め装置等にフィードバックし,正常溶接状態を
維持させ,また異常の程度によってはアラームを出し装
置動作を停止させようとするものである。
モニタし,異常の有無を検出し,異常が発生すれば直ち
にレーザ発振装置,あるいはレーザ光集束装置,被溶接
物位置決め装置等にフィードバックし,正常溶接状態を
維持させ,また異常の程度によってはアラームを出し装
置動作を停止させようとするものである。
次に,本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。レーザ
発振装置1はパルス励起Nd:YAGレーザ,またはC
W励起YAGレーザ,あるいはCO2レーザ等のレーザ
発振器よりなり,レーザ光集束装置3はレンズ,反射鏡
等を組合わせて構成されるレーザ加工用光学系,あるい
はオプティカルファイバとレンズを組合わせたレーザ加
工用光学系よりなり,レーザ発振装置1から出射された
レーザビーム2は被溶接物5に所望のスポット径で照射
される。
発振装置1はパルス励起Nd:YAGレーザ,またはC
W励起YAGレーザ,あるいはCO2レーザ等のレーザ
発振器よりなり,レーザ光集束装置3はレンズ,反射鏡
等を組合わせて構成されるレーザ加工用光学系,あるい
はオプティカルファイバとレンズを組合わせたレーザ加
工用光学系よりなり,レーザ発振装置1から出射された
レーザビーム2は被溶接物5に所望のスポット径で照射
される。
被溶接物観察装置6は溶接部位観察装置7,溶接部位温
度測定器8,加工時発光強度測定器9等で構成され,溶
接部位観察装置7は、T.V.カメラおよびT.V.モ
ニタまたは反射レーザ光を十分に減衰させるフィルタを
組込んだ顕微鏡よりなり,従来のレーザ溶接装置同様に
溶接部位の位置確認,溶接後の状態観察等,人間の目視
判断の手段となるものである。
度測定器8,加工時発光強度測定器9等で構成され,溶
接部位観察装置7は、T.V.カメラおよびT.V.モ
ニタまたは反射レーザ光を十分に減衰させるフィルタを
組込んだ顕微鏡よりなり,従来のレーザ溶接装置同様に
溶接部位の位置確認,溶接後の状態観察等,人間の目視
判断の手段となるものである。
溶接部位温度測定器8はレーザビーム照視直後の一定時
間に溶接部位の温度を測定するもので,正常な溶接が行
われていれば一定の測定値となるが,レーザエネルギー
に変動があったり,材料の接合状態に異常があれば,測
定温度にも変化が生ずる。この変化を制御装置10を介
してレーザ発振装置1,被溶接物位置決め装置4にフィ
ードバックをかけ、次の被溶接物に対するレーザビーム
照射条件を最適化する。
間に溶接部位の温度を測定するもので,正常な溶接が行
われていれば一定の測定値となるが,レーザエネルギー
に変動があったり,材料の接合状態に異常があれば,測
定温度にも変化が生ずる。この変化を制御装置10を介
してレーザ発振装置1,被溶接物位置決め装置4にフィ
ードバックをかけ、次の被溶接物に対するレーザビーム
照射条件を最適化する。
また,加工時発光強度測定器9はレーザビーム照射中の
被溶接物から発生する蒸気からの光,いわゆる加工光の
中から特定の波長域を選び,その強度を選び,その強度
をモニタすることによって,溶接状態を判定するもの
で,前記溶接部位温度測定器8同様,測定値の変動に応
じてレーザ発振装置1,被溶接物位置決め装置4にフィ
ードバックをかけ,レーザ出力,あるいはレーザビーム
集光位置,レーザビーム集光径を制御し,溶接状態を一
定に保つものである。
被溶接物から発生する蒸気からの光,いわゆる加工光の
中から特定の波長域を選び,その強度を選び,その強度
をモニタすることによって,溶接状態を判定するもの
で,前記溶接部位温度測定器8同様,測定値の変動に応
じてレーザ発振装置1,被溶接物位置決め装置4にフィ
ードバックをかけ,レーザ出力,あるいはレーザビーム
集光位置,レーザビーム集光径を制御し,溶接状態を一
定に保つものである。
以上説明したように本発明は,被溶接物の溶接状態を常
時モニタし,異常を一早く検知しレーザ溶接装置の逐次
制御を行うことによって,レーザ溶接によって生産され
る製品の品質を一定に係つ効果がある。
時モニタし,異常を一早く検知しレーザ溶接装置の逐次
制御を行うことによって,レーザ溶接によって生産され
る製品の品質を一定に係つ効果がある。
また,検知した異常値が特に標準値より大きく外れるよ
うな場合には,装置全体にアラーム信号を送り,停止さ
せることによって不良品の大量生産と言った不測の事態
を防ぐ効果も得られる。
うな場合には,装置全体にアラーム信号を送り,停止さ
せることによって不良品の大量生産と言った不測の事態
を防ぐ効果も得られる。
第1図は本発明のレーザ溶接装置の一実施例のブロック
図である。 記号の説明:1……レーザ発振装置,2……レーザビー
ム,3……レーザ光集束装置,4……被溶接物位置決め
装置,5……被溶接物,6……被溶接物観察装置,7…
…溶接部位観察装置,8……溶接部位温度測定器,9…
…加工時発光強度測定器,10……制御装置。
図である。 記号の説明:1……レーザ発振装置,2……レーザビー
ム,3……レーザ光集束装置,4……被溶接物位置決め
装置,5……被溶接物,6……被溶接物観察装置,7…
…溶接部位観察装置,8……溶接部位温度測定器,9…
…加工時発光強度測定器,10……制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】レーザ発振装置,レーザ光集束装置,被溶
接物位置決め装置,被溶接物観察装置からなり,該被溶
接物観察装置は溶接部位温度測定手段と加工時発光強度
測定手段とを含み,該溶接部位温度測定手段と加工時発
光強度測定手段の出力により前記レーザ発振装置と被溶
接物位置決め装置の動作を制御するようにしたことを特
徴とするレーザ溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63101345A JPH0655358B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | レーザ溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63101345A JPH0655358B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | レーザ溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01273685A JPH01273685A (ja) | 1989-11-01 |
JPH0655358B2 true JPH0655358B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=14298249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63101345A Expired - Lifetime JPH0655358B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | レーザ溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655358B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2720649B2 (ja) * | 1991-09-20 | 1998-03-04 | 日産自動車株式会社 | 溶接状態のモニタ装置 |
JP2684480B2 (ja) * | 1991-11-29 | 1997-12-03 | ファナック株式会社 | レーザ加工装置 |
JPH05154675A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-22 | Fanuc Ltd | レーザ加工装置 |
US6060685A (en) * | 1997-10-23 | 2000-05-09 | Trw Inc. | Method for monitoring laser weld quality via plasma light intensity measurements |
JP4043859B2 (ja) | 2002-06-18 | 2008-02-06 | 浜松ホトニクス株式会社 | 樹脂溶接装置及び樹脂溶接方法 |
CN101107501B (zh) * | 2005-03-04 | 2011-07-27 | 松下电器产业株式会社 | 激光加热装置及激光加热方法 |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP63101345A patent/JPH0655358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01273685A (ja) | 1989-11-01 |
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