JPH07144289A - レーザ加工機のノズルのセンタリング方法及び装置 - Google Patents

レーザ加工機のノズルのセンタリング方法及び装置

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JPH07144289A
JPH07144289A JP5291051A JP29105193A JPH07144289A JP H07144289 A JPH07144289 A JP H07144289A JP 5291051 A JP5291051 A JP 5291051A JP 29105193 A JP29105193 A JP 29105193A JP H07144289 A JPH07144289 A JP H07144289A
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axis
laser beam
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嗣泰 伊東
Jiyunichi Nabesawa
惇一 鍋沢
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FUKUI NIIGATA KIKAI KK
Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目視によらずにノズルをセンタリングする。 【構成】 レーザビームがノズル5の内周面5bに遮え
ぎられている状態から、他の内周面5aに遮えぎられる
位置まで、ノズルホルダ3を、モータ13の作動で楔体
9を下降させて板ばね8に抗して右に移動させる。ワー
クにビームが照射されて加工光の強度が所定の基準値と
なった二つのノズル位置をノズル位置検出装置18で検
出し、二つのノズル位置の中央線の位置を求める。これ
をX軸とY軸について行い、ノズル5を移動させて両軸
の中央線の交点にノズル5の中心を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ加工機の加工ヘ
ッドに装着されたノズルの中心を、集光レンズで集光さ
れたレーザビームの光軸に一致させるセンタリング方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7と図8に示すように、レーザビーム
Bを集光レンズ2で集光し、ワーク(被加工材料)Wに
照射して切断を行う際、酸素ガス等の補助ガスの酸化力
や噴出圧力を併用するレーザ加工機においては、補助ガ
スを噴出するノズル5の中心Oを集光ビームBの光軸A
に一致させないと、加工点での補助ガスの流れに偏りが
生じるため、切断方向が変わると、切断面の加工品質に
差が生じる不都合がある。
【0003】そこで、従来においては、図9に示すよう
に、ノズル5の先端に透明テープ31などを張り付け、
微弱なレーザビームBを照射することによりテープ31
に穴31aを明けて、その穴31a、つまり光軸Aがノ
ズル5の噴出口の中心Oに一致しているかどうかを目視
確認し、一致していないときは、調節ねじ32(図8)
等によってノズル5を光軸Aに直交するX軸、Y軸方向
に動かしてその中心Oを光軸Aに一致させている。
【0004】上記以外に、補助ガスをノズルから噴出さ
せながら微弱レーザをワークに照射し、補助ガスによっ
て流される加工点の火花を観察して火花の流れの偏りか
ら、光軸に対するノズルの位置ずれを知る方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、ノズ
ル5の口径は約2.0mm、透明テープ31に明けられ
る穴31aの直径は約0.3mmと、非常に小さいの
で、上記従来の方法では、肉眼での正確な確認は容易で
なく、また調節ねじ32等によるノズル位置の修正も非
常に微妙なため、透明テープ31の張替えと微弱ビーム
Bの照射を繰り返えすなどして、何回も調節する必要が
あり、多大な労力と時間がかかるという欠点がある。ま
た、作業員の目視によるので、省力化できず、加工の自
動化が阻害されるという問題点もある。
【0006】本発明は、ノズル位置の割出しと修正を自
動化して作業員の負担を無くすことができる、レーザ加
工機のノズルのセンタリング方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のノズルセンタリング方法は、ワークに向
けて照射されたレーザビームがノズルに形成された中間
遮断部で遮えぎられている遮断位置から、レーザビーム
がワークに照射された後上記中間遮断部と実質的に対称
な位置に形成された他の中間遮断部によって再び遮えぎ
られる他の遮断位置まで、ノズルをレーザビームの光軸
に直交するX軸方向に上記光軸に対して移動させなが
ら、レーザビームによるワークの加工光の強度を光検知
装置で検知して加工光の強度が同一な二つの基準点にお
ける二つのノズル位置をX軸ノズル位置検出装置で検出
する行程と、ワークに向けて照射されたレーザビームが
ノズルに形成された中間遮断部で遮えぎられている遮断
位置からレーザビームがワークに照射された後上記中間
遮断部と実質的に対称な位置に形成された他の中間遮断
部によって再び遮えぎられる他の遮断位置まで、ノズル
をレーザビームの光軸と上記X軸とに直交するY軸方向
に上記光軸に対して移動させながら、レーザビームによ
るワークの加工光の強度を光検知装置で検知して加工光
の強度が同一な二つの基準点における二つのノズル位置
をY軸ノズル位置検出装置で検出する行程と、上記ノズ
ルを上記X軸方向とY軸方向に移動させて、X軸上の上
記二つのノズル位置の中央線とY軸上の上記二つのノズ
ル位置の中央線との交点にノズルの中心を一致させる行
程とを具備した構成とした。
【0008】上記の方法において、一つの基準点を、レ
ーザビームが中間遮断部による遮断を完全に解除された
遮断解除点とし、他の基準点を、レーザビームが他の中
間遮断部によって遮断を開始された遮断開始点とするこ
とができる。また、一つの基準点を、ワークに対するレ
ーザビームの照射が開始された照射開始点とし、他の基
準点を、ワークに対するレーザビームの照射が完全に終
了した照射終了点としてもよい。
【0009】更に、一つの基準点を、ワークに対するレ
ーザビームの照射が開始された照射開始点と、レーザビ
ームが中間遮断部による遮断を完全に解除された遮断解
除点との中間点とし、他の基準点を、レーザビームが他
の中間遮断部によって遮断を開始された遮断開始点と、
ワークに対するレーザビームの照射が完全に終了した照
射終了点との中間点とすることができる。
【0010】また、本発明のノズルのセンタリング装置
は、加工ヘッドに設けられたノズルをレーザビームの光
軸と直交するX軸方向に上記光軸に対して移動させるX
軸移動装置と、上記ノズルをレーザビームの光軸と上記
X軸とに直交するY軸方向に上記光軸に対して移動させ
るY軸移動装置と、上記ノズルのX軸移動位置を検出す
るX軸ノズル位置検出装置と、ノズルのY軸移動位置を
検出するY軸ノズル位置検出装置と、ノズルを通ってワ
ークに照射されたレーザビームの加工光の強度を検知す
る光検知装置と、上記X軸ノズル位置検出装置とY軸ノ
ズル位置検出装置の検出信号と上記光検知装置の検知信
号とから、加工光の強度が同一な二つの基準点におけ
る、X軸上の二つのノズル位置と、Y軸上の二つのノズ
ル位置とを検出するとともに、上記X軸上の二つのノズ
ル位置の中央線と上記Y軸上の二つのノズル位置の中央
線とを算出して上記X軸移動装置とY軸移動装置とを制
御し、上記2本の中央線の交点にノズルの中心を一致さ
せる制御装置とを具備した構成とした。
【0011】上記の装置において、移動装置を、加工ヘ
ッドに設けられノズルをレーザビームの光軸に直交する
方向に付勢する付勢手段と、レーザビームの光軸とほぼ
平行な方向に移動自在に設けられた楔手段と、該楔手段
を移動させて上記ノズルを上記付勢手段の付勢力に抗し
てレーザビームの光軸と直交する方向に上記光軸に対し
て移動させる駆動装置とで構成することができる。
【0012】
【作用】レーザビームがノズルの中間遮断部によって遮
えぎられている遮断位置から、レーザビームがワークに
照射された後、他の中間遮断部によって再び遮えぎられ
る他の遮断位置まで、ノズルをX軸移動装置でX軸方向
に移動させ、同様にY軸移動装置でY軸方向に移動させ
る。この作動中に制御装置は、X軸ノズル位置検出装置
とY軸ノズル位置検出装置の検出信号と上記光検知装置
の検知信号とから、加工光の強度が同一な二つの基準点
における、X軸上の二つのノズル位置と、Y軸上の二つ
のノズル位置とを検出するとともに、上記X軸上の二つ
のノズル位置の中央線と上記Y軸上の二つのノズル位置
の中央線とを算出して上記X軸移動装置とY軸移動装置
とを制御し、上記2本の中央線の交点にノズルの中心を
一致させる。
【0013】
【実施例】図1ないし図5は、本発明に係るレーザ加工
機のノズルのセンタリング装置の一実施例を示す。これ
らの図において符号1は加工ヘッドである。加工ヘッド
1は角筒状に形成され、フレーム(図示せず)に垂直に
支持されている。この加工ヘッド1の内部には、集光レ
ンズ2と四角形のノズルホルダ3が設けられている。集
光レンズ2は、レーザ発振器4から発振されたレーザビ
ームBを集光してノズル5からワークWに照射するもの
であり、加工ヘッド1に固定されている。
【0014】ノズルホルダ3は、集光レンズ2で集光さ
れたレーザビームBの光軸Aに直交するX軸方向と、上
記光軸AとX軸とに直交するY軸方向とに移動自在とさ
れており、X軸方向にX軸移動装置6によって、またY
軸方向にY軸移動装置7によってそれぞれ動かされる。
ノズル5はノズルホルダ3に螺着されており、着脱自在
である。
【0015】X軸移動装置6とY軸移動装置7とは構造
的に同じもので、ノズルホルダ3を光軸Aと直交する方
向に付勢して設けられた板ばね(付勢手段)8と、ノズ
ルホルダ3の傾斜面3aに接して光軸Aと平行な上下方
向に移動自在に設けられた楔体(楔手段)9と、該楔体
9を上下に移動させる駆動装置10とを備える。板ばね
8は、両端を固定軸12,12で加工ヘッド1に固定さ
れ、X軸移動装置6の板ばね8は、ノズルホルダ3を図
3で左方に、またY軸移動装置7の板ばね8は、ノズル
ホルダ3を図3で上方にそれぞれ付勢している。
【0016】駆動装置10は、サーボモータ13と、楔
体9を螺着したねじ軸14と、サーボモータ13の回転
をねじ軸14に伝える歯車等の伝動機構15とから成
る。サーボモータ13は加工ヘッド1の外側に固定さ
れ、ねじ軸14は軸受16,17によって加工ヘッド1
内に回転自在に垂直に取り付けられている。ノズルホル
ダ3は、ねじ軸14の回転によって楔体9を下に動かす
と、楔体9の下降力を傾斜面3aに受けて板ばね8の付
勢力に抗して横移動する構成となっている。
【0017】各移動装置6,7のサーボモータ13に
は、パルスコーダ等のノズル位置検出装置18,19が
それぞれ個々に設けられている。X軸ノズル位置検出装
置18は、X軸移動装置6のサーボモータ13の回転量
からX軸におけるノズル5の移動位置を検出し、Y軸ノ
ズル位置検出装置19は、同様に、Y軸移動装置7のサ
ーボモータ13の回転量からY軸におけるノズル5の移
動位置を検出する。
【0018】また、符号21は光検知装置である。光検
知装置21は、レーザビームBの照射によってワークW
の加工表面に発生した加工光Rを電気信号に変換してそ
の強度を測定するものであり、通常、集光レンズ2を通
った加工光Rを加工中のレーザビームBと干渉しない位
置において光ファイバ22でとらえ、フォトトランジス
タに導いて可視光(波長約0.4〜0.9μm)を電気
信号に変換する。そして、加工光Rの強度が所定の基準
レベルL(図5)をこえるとON信号を出力し、基準レ
ベルL以下となるとOFFとなる。
【0019】レーザ発振器4と光検知装置21は入出力
装置23,24をそれぞれ個々に介して中央処理装置2
5に接続されている。また、X軸移動装置6のサーボモ
ータ13とノズル位置検出装置18は、サーボアンプ2
6を介して中央処理装置25に接続され、Y軸移動装置
7のサーボモータ13とノズル位置検出装置19は他の
サーボアンプ27を介して中央処理装置25に接続され
ている。符号28は記憶装置であり、中央処理装置25
等と共に制御装置29を構成している。
【0020】次に、本発明のノズルセンタリング方法
を、上記の構成とされたレーザ加工機のノズルのセンタ
リング装置の作用とともに図6の流れ図に基づいて説明
する。まず、制御装置29は、X軸移動装置6のサーボ
モータ13を回転させて楔体9を最も高く上昇させる。
この作動でノズルホルダ3は、板ばね8の付勢力によっ
て図2でノズル5の右側の内周面(中間遮断部)5bが
レーザビームBを完全に遮えぎる位置(マイナス端)に
ノズル5と一緒に左移動する(ステップS1、図4の実
線参照)。
【0021】次いで制御装置29は、レーザ発振器4に
指令信号を出力し、ワークWが溶融して発光するのに十
分で、かつノズル5を溶融させない程度の微弱な一定量
のレーザビームBを発振させるとともに(ステップS
2)、X軸移動装置6のサーボモータ13を前記とは逆
方向に回転させて楔体9を下降させ、ノズルホルダ3を
ノズル5と一緒に図2と図4で右方に移動させる(ステ
ップS3)。
【0022】ノズル5のプラス端側への右移動でノズル
5の中心Oが図4のm点(照射開始点)に達すると、そ
れまで内周面5bで遮えぎられていたレーザビームBの
一部が遮断を解かれてワークWに照射されるようにな
る。ノズル5の右移動に伴ってレーザビームBのワーク
Wに対する照射量が徐々に大きくなり、ノズル5の中心
Oがn点(遮断解除点)に達すると、レーザビームBの
内周面5bによる遮断が完全に解除される。
【0023】上記の作動中、光検知装置21は、レーザ
ビームBがワークWに照射を開始された後における加工
光Rの強度を測定し、またX軸ノズル位置検出装置18
は、ノズル位置を検出する。そして光検知装置21は加
工光Rの強度が所定の基準レベルLをこえるとON信号
を出力する。制御装置29は、光検知装置21からON
信号が出力されると、その時のノズル位置Xaを記憶装
置28に記憶する(ステップS4)。
【0024】ノズル5の移動継続(ステップS5)で、
ノズル5の中心Oがv点(遮断開始点)に達すると、今
度は、右側の内周面5bと対称とされた左側の内周面5
aがレーザビームBの遮断を開始し、中心Oがw点(照
射終了点)に達したところでレーザビームBを完全に遮
断してワークWに対する照射を終了させる。そして、光
検知装置21は、加工光Rの強度が徐々に小さくなって
基準レベルL以下となると、OFFとなってON信号の
出力を止める。制御装置29は、光検知装置21がOF
Fとなると、その時のノズル位置Xbを記憶装置28に
記憶する(ステップS6)。
【0025】制御装置29は、次にX軸移動装置6とレ
ーザ発振器4を停止させ(ステップS7)、(Xb−X
a)/2の演算を行ってXを求めた後(ステップS
8)、X軸移動装置6を再び作動させてノズル5を移動
させ、その中心OをX位置につける(ステップS9)。
なお、上記のXは、光軸Aの位置に一致するY軸線(中
央線)上にある。
【0026】制御装置29は、Y軸移動装置7の作動で
上記と同一の操作をY軸に関して行う。制御装置29に
よるX軸とY軸の二つの操作によって、ノズル5の中心
OはレーザビームBの光軸Aに一致することになる。上
記ではノズル5の修正移動をX軸とY軸別々に行った
が、同時に行うこともできる。
【0027】X軸とY軸は相対的なものであるので、操
作の順序は任意であることは言うまでもない。基準レベ
ルLの位置は、m(w)点以上、n(v)点以下の範囲
で設定することができる。楔体9を上昇させてノズル5
を板ばね8の力で移動させることもできる。
【0028】また、上記では、ワークWに照射が開始さ
れると同時に加工光Rが発生し、照射の終了と同時に加
工光Rが消えるように説明したが、実際には、照射開始
点mを少し過ぎてから加工光Rが生じ、照射終了点wに
達する少し前に加工光Rが消えるのが普通であるので、
この場合は、照射開始点mを発光開始点mと、照射終了
点wを発光終了点wと読みかえる。加工光Rは単なる反
射光であってもよい。照射開始点と発光開始点、及び照
射終了点と発光終了点の位置関係は、レーザビームBの
強度と光検知装置21の検知性能等によって変わる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレー
ザ加工機のノズルのセンタリング方法及び装置は、前記
の構成とされているので、作業員の目視によらずに、ノ
ズルの中心をレーザビームの光軸に正確かつ迅速に一致
させることができる。したがって、作業員の負担がなく
なり、加工の自動化が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレーザ加工機のノズルのセンタ
リング装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 ノズルホルダと楔体等の関係を示す垂直断面
図である。
【図3】 同じく、水平断面図である。
【図4】 レーザビームとノズルの関係を示す断面図で
ある。
【図5】 ノズルの移動位置と光検知電気信号等の関係
を示す図である。
【図6】 本発明に係るレーザ加工機のノズルのセンタ
リング方法の主要部の流れ図である。
【図7】 ノズルとレーザビーム及び補助ガスの流れの
関係を示す図である。
【図8】 従来のノズル位置調節装置の断面図である。
【図9】 従来のノズルセンタリング方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 加工ヘッド 2 集光レンズ 5 ノズル 5a 内周面(中間遮断部) 5b 内周面(中間遮断部) 6 X軸移動装置 7 Y軸移動装置 8 板ばね(付勢手段) 9 楔体(楔手段) 10 駆動装置 18 X軸ノズル位置検出装置 19 Y軸ノズル位置検出装置 21 光検知装置 29 制御装置 m 照射開始点(発光開始点) n 遮断解除点 v 遮断開始点 w 照射終了点(発光終了点) A 光軸 B レーザビーム O ノズルの中心位置 R 加工光 W ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに向けて照射されたレーザビーム
    がノズルに形成された中間遮断部で遮えぎられている遮
    断位置から、レーザビームがワークに照射された後上記
    中間遮断部と実質的に対称な位置に形成された他の中間
    遮断部によって再び遮えぎられる他の遮断位置まで、ノ
    ズルをレーザビームの光軸に直交するX軸方向に上記光
    軸に対して移動させながら、レーザビームによるワーク
    の加工光の強度を光検知装置で検知して加工光の強度が
    同一な二つの基準点における二つのノズル位置をX軸ノ
    ズル位置検出装置で検出する行程と、ワークに向けて照
    射されたレーザビームがノズルに形成された中間遮断部
    で遮えぎられている遮断位置からレーザビームがワーク
    に照射された後上記中間遮断部と実質的に対称な位置に
    形成された他の中間遮断部によって再び遮えぎられる他
    の遮断位置まで、ノズルをレーザビームの光軸と上記X
    軸とに直交するY軸方向に上記光軸に対して移動させな
    がら、レーザビームによるワークの加工光の強度を光検
    知装置で検知して加工光の強度が同一な二つの基準点に
    おける二つのノズル位置をY軸ノズル位置検出装置で検
    出する行程と、上記ノズルを上記X軸方向とY軸方向に
    移動させて、X軸上の上記二つのノズル位置の中央線と
    Y軸上の上記二つのノズル位置の中央線との交点にノズ
    ルの中心を一致させる行程とを具備したことを特徴とす
    るレーザ加工機のノズルのセンタリング方法。
  2. 【請求項2】 一つの基準点は、レーザビームが中間遮
    断部による遮断を完全に解除された遮断解除点とされ、
    他の基準点は、レーザビームが他の中間遮断部によって
    遮断を開始された遮断開始点とされたことを特徴とする
    請求項1記載のレーザ加工機のノズルのセンタリング方
    法。
  3. 【請求項3】 一つの基準点は、ワークに対するレーザ
    ビームの照射が開始された照射開始点とされ、他の基準
    点は、ワークに対するレーザビームの照射が完全に終了
    した照射終了点とされたことを特徴とする請求項1記載
    のレーザ加工機のノズルのセンタリング方法。
  4. 【請求項4】 一つの基準点は、ワークに対するレーザ
    ビームの照射が開始された照射開始点と、レーザビーム
    が中間遮断部による遮断を完全に解除された遮断解除点
    との中間点とされ、他の基準点は、レーザビームが他の
    中間遮断部によって遮断を開始された遮断開始点と、ワ
    ークに対するレーザビームの照射が完全に終了した照射
    終了点との中間点とされたことを特徴とする請求項1記
    載のレーザ加工機のノズルのセンタリング方法。
  5. 【請求項5】 加工ヘッドに設けられたノズルをレーザ
    ビームの光軸と直交するX軸方向に上記光軸に対して移
    動させるX軸移動装置と、上記ノズルをレーザビームの
    光軸と上記X軸とに直交するY軸方向に上記光軸に対し
    て移動させるY軸移動装置と、上記ノズルのX軸移動位
    置を検出するX軸ノズル位置検出装置と、ノズルのY軸
    移動位置を検出するY軸ノズル位置検出装置と、ノズル
    を通ってワークに照射されたレーザビームの加工光の強
    度を検知する光検知装置と、上記X軸ノズル位置検出装
    置とY軸ノズル位置検出装置の検出信号と上記光検知装
    置の検知信号とから、加工光の強度が同一な二つの基準
    点における、X軸上の二つのノズル位置と、Y軸上の二
    つのノズル位置とを検出するとともに、上記X軸上の二
    つのノズル位置の中央線と上記Y軸上の二つのノズル位
    置の中央線とを算出して上記X軸移動装置とY軸移動装
    置とを制御し、上記2本の中央線の交点にノズルの中心
    を一致させる制御装置とを具備したことを特徴とするレ
    ーザ加工機のノズルのセンタリング装置。
  6. 【請求項6】 移動装置は、加工ヘッドに設けられノズ
    ルをレーザビームの光軸に直交する方向に付勢する付勢
    手段と、レーザビームの光軸とほぼ平行な方向に移動自
    在に設けられた楔手段と、該楔手段を移動させて上記ノ
    ズルを上記付勢手段の付勢力に抗してレーザビームの光
    軸と直交する方向に上記光軸に対して移動させる駆動装
    置とを具備したことを特徴とする請求項5記載のレーザ
    加工機のノズルのセンタリング装置。
JP5291051A 1993-11-19 1993-11-19 レーザ加工機のノズルのセンタリング方法及び装置 Expired - Lifetime JP2728358B2 (ja)

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