JPH05154614A - 双ロール式薄板鋳造装置 - Google Patents

双ロール式薄板鋳造装置

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Publication number
JPH05154614A
JPH05154614A JP5194491A JP5194491A JPH05154614A JP H05154614 A JPH05154614 A JP H05154614A JP 5194491 A JP5194491 A JP 5194491A JP 5194491 A JP5194491 A JP 5194491A JP H05154614 A JPH05154614 A JP H05154614A
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JP
Japan
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strip
cast strip
fluid cushion
twin roll
slab
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Withdrawn
Application number
JP5194491A
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English (en)
Inventor
Kazumi Yasuda
一美 安田
Kiyomi Shio
紀代美 塩
Yoshiyuki Uejima
良之 上島
Kenichi Miyazawa
憲一 宮沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH05154614A publication Critical patent/JPH05154614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】双ロールから出た鋳片の破断を防止して捲取機
に搬送する事が可能な搬送手段を備えた双ロール式薄板
鋳造装置の提供。 【構成】双ロールから出た帯状鋳片6は自由ループ10
を形成する。帯状鋳片を搬送する駆動装置9は、矢印1
2方向に回転し、鋳片を捲取機に送る。流体クッション
装置11は、流体導入孔13から高圧流体を導入し、ノ
ズル14から高圧流体を噴出する。このため自由ループ
10を形成している帯状鋳片はノズルから噴出する高圧
流体の流体クッションにより下方から加圧され、ループ
の短い10−1では流体クッション装置から離れている
ため加圧力は小さいが、鋳片の自重も小さいので過大な
引張応力がかからず破断しない。ループの長い10−2
では自重も大きくなるが流体クッションによる加圧力が
大きいため鋳片の自重は軽減され過大な引張応力がかか
らず鋳片の破断を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双ロール式薄板連続鋳造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】双ロール式薄板連続鋳造によると、厚さ
が1〜3mmの薄い金属薄板の鋳片が製造できる。従っ
て圧延が困難な金属の薄板が製造できる。また圧延によ
って更に薄い金属薄板を製造する際は、圧下量が少ない
ために圧延工程を大幅に簡易化できる。
【0003】図3は、双ロール式薄板連続鋳造における
鋳片の形成の説明図である。図3(A)で溶湯5は、矢印
8方向に回転する双ロール1−1,1−2と側堰12で
形成される湯溜り2に注入する。溶湯は双ロールで冷却
されて凝固シェル3−1,3−2を形成する。この凝固
シェル3−1と3−2は、一体化し、鋳片6となって最
小間隙部4からとり出される。
【0004】凝固シェル3−1,3−2は、最小間隙部
4で一体化せしめる。図3(B)は凝固シェル3−1と3
−2が、最小間隙部4に至る前の7で一体化した例であ
る。7で一体化すると、最小間隙部4における双ロール
の間隙t1mmよりも厚いt2mmの凝固物となるが、厚
さがt2mmの凝固物をt2mmよりも狭いt1mmの双
ロールの間隙部を通過させる事は難しい。
【0005】以上述べた如く、双ロール式薄板鋳造で
は、凝固シェルを最小間隙部4で一体化させるため、最
小間隙部4から取り出された直後の鋳片6は、板厚の中
心部には液体状態のミクロ偏析が散在しかつ高温である
ため、極めて脆弱である。このため最小間隙部4から出
た直後の鋳片6に過大な応力が加わると、鋳片は最小間
隙部4の近傍で破断する。
【0006】双ロールから取り出された帯状鋳片は捲取
機で巻取られてコイルとなる。圧延で製造した金属帯板
の搬送とは異なり、帯状鋳片は捲取機に至る間に温度が
低下して熱収縮するため、捲取機を双ロールの周速度と
同じ周速度で回動させると、帯状鋳片は緊張して過大な
引張応力が発生するが、この引張応力によって帯状鋳片
は、双ロールを出た直後の脆弱な部分で破断し易い。
【0007】双ロールの直下に帯状鋳片の自由ループを
形成すると、熱収縮しても帯状鋳片は緊張し破断するこ
とはない。しかし、例えばループが長くなり過ぎると、
ループの自重が大きくなって、双ロールを出た直後の鋳
片に過大な自重がかゝり、帯状鋳片は双ロールを出た直
後の脆弱な部分で破断する。
【0008】特開平1−130847号公報には、フリ
ーループを一定に制御する薄板連続鋳造設備が記載され
ている。即ち出力信号を発する位置検出手段や、演算制
御装置や張力検出装置を設けて、捲取機を制御すること
によってループの形状を制御する。しかし帯状鋳片は高
温でありかつ走行速度が早いために、格別な位置検出手
段や張力検出装置や演算制御装置が必要で、また応答速
度が格別に優れた捲取機が必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、双ロールか
ら出た鋳片の破断を防止して捲取機に搬送する事が可能
な搬送手段を備えた双ロール式薄板鋳造装置の提供を課
題としている。
【0010】
【課題が解決するための手段および作用】本発明は、双
ロールと搬送駆動装置の間に帯状鋳片を下方から加圧す
る流体クッションを設けたことを特徴とする、双ロール
式薄板鋳造装置である。図1はその装置の例の要部の説
明図である。この例では、双ロールから出た帯状鋳片6
は、双ロール1−1,1−2の下方に自由ループ10を
形成する。9は帯状鋳片を搬送する駆動装置で、矢印1
2方向に回転し、帯状鋳片を捲取機に送る。この駆動装
置としては、ピンチロール等を用いる事ができるが、ピ
ンチロールを設けない場合には捲取機そのものであって
もよい。11は流体クッション装置で、流体導入孔13
から高圧流体を導入しノズル14から高圧流体を噴出す
る。このため自由ループ10を形成している帯状鋳片は
14から噴出する高圧流体の流体クッションによって下
方から加圧されている。
【0011】10−1はループが短い例である。この際
は流体クッション装置から離れているため、流体クッシ
ョンによる加圧力は小さい。しかしループが短い場合
は、ループを形成している帯状鋳片の自重も小さいため
に、双ロールの最小間隙部4から出た直後の鋳片に過大
な引張応力がかゝる事はない。従って双ロールから出た
直後の脆弱な鋳片部分の破断を防止することができる。
【0012】10−2はループが長い例である。この際
はループの下端は流体クッション装置に接近するため、
流体クッションによって上向きに強い力で加圧される。
10−2ではループを形成している帯状鋳片の自重は大
きくなるが、流体クッションによる加圧力が大きいた
め、鋳片の自重は軽減されて、双ロールから出た直後の
鋳片に過大な引張応力がかゝることはない。従って双ロ
ールから出た直後の脆弱な鋳片部分の破断を防止するこ
とができる。以上述べた如く、本発明の装置を用いる
と、ループ10が短い場合にも長い場合にも、帯状鋳片
の破断を防止することができる。
【0013】図2は本発明の装置の他の例の要部の説明
図で、(A)は側面説明図、(B)は平面説明図である。こ
の装置では双ロール1−1,1−2の下方から搬送駆動
装置9の間に、凹に湾曲した流体クッション装置例えば
11−1,11−2,11−3を設け、各流体クッショ
ン装置の高圧流体導入孔13−1,13−2,13−3
に高圧流体を導入し、各流体クッション装置に設けたノ
ズル14から高圧流体を帯状鋳片6に向けて噴射して、
帯状鋳片6を下方から加圧して走行させる。図2で帯状
鋳片6の走路が10−2となると、帯状鋳片の自重は増
加するが、帯状鋳片の自重は流体クッション11(11
−1,11−2,11−3)からの加圧によって軽減し
て、双ロールの最小間隙部4を出た直後の鋳片にかゝ
る。従って脆弱な鋳片に過度な引張り応力がゝる事を防
止することができる。
【0014】図2で流体クッション装置11の側面に沿
って、流体クッション装置の両側面に垂直な抵抗壁16
を設けると、流体クッション11から噴出された高圧流
体が、流体クッション11と帯状鋳片6の間に貯えられ
て、図2の例えば10−1と流体クッション装置の間の
空隙Pの圧力が増加する。この空隙Pの圧力によって、
帯状鋳片6は一層強力に加圧される。従って図2の装置
によると、帯状鋳片6の走路が10−1の場合にも、帯
状鋳片にかゝる張力を大幅に軽減することができる。尚
図2で15は帯状鋳片6の上面を加圧する流体クッショ
ンの例であるが、例えば湾曲のコーナに配することによ
って、帯状鋳片6の走路は安定する。
【0015】以上述べた如く、図2の装置を用いると、
帯状鋳片6は下方から常に強く加圧されるために、双ロ
ールを出た直後の鋳片にかゝる張力は常に小さく、従っ
て帯状鋳片の破断を更に防止できる。双ロールを出た鋳
片は高温のために軟質で、ローラガイド等で案内し支持
すると表面にすり疵や打ち疵等が発生し易い。本発明で
は図1、および図2に示す如く、帯状鋳片は高温の間は
非接触に保たれ、温度が降下して硬質になった後で、ピ
ンチロール等と接触する。このために本発明の装置を用
いると、帯状鋳片6の表面に発生する表面疵を大幅に低
減することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の双ロール式薄板鋳造装置を用い
ると、双ロールから出た鋳片の破断を防止して、捲取機
に搬送する事ができる。また本発明の装置を用いると帯
状鋳片の表面疵を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の装置の例の要部の説明図、図2は本発明
の装置の他の例の要部の説明図、図3は双ロール式薄板
連続鋳造における鋳片の形成の説明図、である。
【符号の説明】
1−1,1−2:双ロール、 2:湯溜り、 3−1,
3−2:凝固シェル、4:最小間隙部、 5:溶湯、
6:鋳片、 8:双ロールの回転方向、9:搬送駆動装
置、 10(10−1,10−2):自由ループ、 1
1:流体クッション装置、 12:側堰、 13:流体
導入孔、 14:ノズル、 15:上面を加圧する流体
クッション、 16:垂直な抵抗壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 憲一 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社中央研究本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双ロールと搬送駆動装置の間に帯状鋳片
    を下方から加圧する流体クッション装置を設けたことを
    特徴とする、双ロール式薄板鋳造装置。
  2. 【請求項2】 双ロールの下方に帯状鋳片の自由ループ
    を形成し、自由ループの帯状鋳片を下方から加圧する流
    体クッション装置を設けたことを特徴とする、双ロール
    式薄板鋳造装置。
  3. 【請求項3】 双ロールの下方から搬送駆動装置の間に
    凹に湾曲した流体クッション装置を設け、流体クッショ
    ンによって帯状鋳片を下方から加圧して、帯状鋳片を走
    行させることを特徴とする、双ロール式薄板鋳造装置。
JP5194491A 1991-03-18 1991-03-18 双ロール式薄板鋳造装置 Withdrawn JPH05154614A (ja)

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JP5194491A JPH05154614A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 双ロール式薄板鋳造装置

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JP5194491A JPH05154614A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 双ロール式薄板鋳造装置

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JPH05154614A true JPH05154614A (ja) 1993-06-22

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ID=12900985

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JP5194491A Withdrawn JPH05154614A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 双ロール式薄板鋳造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2757790A1 (fr) * 1996-12-31 1998-07-03 Usinor Procede de coulee continue de bandes metalliques minces entre deux cylindres, et installation pour sa mise en oeuvre

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2757790A1 (fr) * 1996-12-31 1998-07-03 Usinor Procede de coulee continue de bandes metalliques minces entre deux cylindres, et installation pour sa mise en oeuvre

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Effective date: 19980514