JPH05153371A - 画像再配置機能付きデジタル複写機 - Google Patents

画像再配置機能付きデジタル複写機

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JPH05153371A
JPH05153371A JP3342323A JP34232391A JPH05153371A JP H05153371 A JPH05153371 A JP H05153371A JP 3342323 A JP3342323 A JP 3342323A JP 34232391 A JP34232391 A JP 34232391A JP H05153371 A JPH05153371 A JP H05153371A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋏で切り抜いた不定形状記事原稿のコピー,
或いは,画像トリミング機能を備えたデジタル複写機で
不定形状原稿をトリミングコピーするに際して,コピー
画像の輪郭形状を自動的に整形し,飛び地及び凹凸のな
い読みやすいコピー画像を得ること,及び,原稿の画像
面積に応じた最適な記録紙を用いて,無駄な空白コピー
を低減することを目的とする。 【構成】 原稿画像を画素に分解して読み取る画像読取
手段と,新聞等のように所定の大きさ,所定の行間で本
文行が記述されている記事画像を読み取った画像データ
から本文行サイズと合同な矩形で複数の本文行を切り出
す本文行切り出し手段と,切り出された本文行の少なく
とも1行の画像データを移動して再配置する再配置実行
手段と,再配置された画像データを出力する画像出力手
段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多様な外形形状を備えた
記事画像をコピーするに際し,その記事輪郭形状に応じ
て,画像データの一部分を自動的に移動,再配置し,画
像の配置態様を変更して出力する画像再配置機能付きデ
ジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,画像処理技術の発展に伴ってデジ
タル複写機においては,例えば,特開昭62−1595
70号公報の「画像処理装置」に示されるように,自動
的に画像トリミングを行うことができるものが開発され
てる。このようなデジタル複写機では,原画像と共に原
画上に付された所定濃度の囲みマークを画像読取手段が
読み取り,囲みマーク識別手段が囲みを識別し,囲みの
内外で異なる画像処理(例えば,囲みの外側に空白化処
理)を施して画像の抜取りを行なっている。従って,原
稿にフェルトペン等でマークすれば所望領域を自由に抜
き取ったコピー画像を得ることが可能である。
【0003】具体的には,例えば,図32に示すよう
に,新聞紙上で所望の記事の範囲を太い破線で示すよう
にフェルトペンで囲み,画像トリミングを行うことによ
り,破線で示す特定記事を含む領域のコピー画像を得る
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
画像トリミングが可能なデジタル複写機によれば,フェ
ルトペン等でマークされた領域を単純に抜き取ってコピ
ー画像を形成するため,抜き取った画像(特定記事)に
よっては,図32に示すように,飛び地が発生し,文章
が2個所に分散していて体裁が悪く,且つ,読みづらい
という問題点や,凹凸が多く読みづらいという問題点が
あった。
【0005】また,抜き取ったコピー画像の外接形状と
記録紙形状とが著しく異なるため,実際の原稿画像面積
に比較して大きめの記録紙を使用しなければならず,記
録紙に多くの無駄な空白が生じるという問題点もあっ
た。
【0006】一方,新聞の誌面を鋏で切り抜いてコピー
する方法もあるが,単純に切り抜いた場合には全く同様
の問題が発生することは明らかである。このため,オペ
レータがこのコピー画像の読み易さの程度を判定し,あ
まりにも凹凸の多い記事は,これを鋏で切り抜いて,凹
凸や飛び地が目立たないように貼合わせて再度コピーす
る方法がしばしば用いられるが,作業が煩雑になり面倒
であるという問題点が発生する。
【0007】また,これらの問題にある程度応える技術
として,特開平1−256271号に示されように,複
数矩形領域をタブレットで指定してトリミングし,さら
に複数の矩形領域毎に移動再配置することが可能な画像
形成装置があるが,この技術では画像内容の如何に関わ
らず一義的に移動方向や量を決定し,再配置するため,
使用可能な原稿が自ずと制約されるという問題点があっ
た。また,仮にタブレット指定矩形領域毎に任意の移動
方向,量を指定可能な構成にすれば,出力コピー画像上
の問題は解消されるものの,入力操作が大変で,著しく
実用性を欠くものとなってしまうのは必至である。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,鋏で切り抜いた不定形状記事原稿のコピー,或い
は,画像トリミング機能を備えたデジタル複写機で不定
形状原稿をトリミングコピーするに際して,コピー画像
の輪郭形状を自動的に整形し,飛び地及び凹凸のない読
みやすいコピー画像を得ることを目的とする。
【0009】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,鋏で切り抜いた不定形状記事原稿のコピー,
或いは,画像トリミング機能を備えたデジタル複写機で
不定形状原稿をトリミングコピーするに際して,原稿の
画像面積に応じた最適な記録紙を用いて,無駄な空白コ
ピーを低減することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,原稿画像を画素に分解して読み取る画像
読取手段と,新聞等のように所定の大きさ,所定の行間
で本文行が記述されている記事画像を読み取った画像デ
ータから本文行サイズと合同な矩形で複数の本文行を切
り出す本文行切り出し手段と,切り出された本文行の少
なくとも1行の画像データを移動して再配置する再配置
実行手段と,再配置された画像データを出力する画像出
力手段とを備えた画像再配置機能付きデジタル複写機を
提供するものである。尚,前述した再配置実行手段は,
再配置後の画像データが矩形になるように,切り出され
た本文行を再配置することが望ましい。
【0011】
【作用】本発明の画像再配置機能付きデジタル複写機
は,画像読取手段が原画像を画素に分解して読み取り,
本文切り出し手段が複数の本文行を切り出し,再配置実
行手段が所定のアルゴリズムに従って切り出した本文行
の幾つかを移動,再配置し,画像出力手段が再配置され
た画像データを永久可視像として記録し,出力するよう
にする。
【0012】
【実施例】以下,本発明の画像再配置機能付きデジタル
複写機の一実施例について,〔本装置のシステム構
成〕,〔スキャナーの構成及び動作〕,〔画像処理部の
動作〕,〔プリンターの構成及び動作〕,〔操作パネル
の画面〕,〔画像再配置処理部の構成〕,〔画像再配置
処理の概要〕,〔具体的動作〕の順に図面を参照して詳
細に説明する。
【0013】尚,本実施例では以下に示すように,R:
レッド(赤),G:グリーン(緑),B:ブルー
(青),C:シアン,M:マゼンタ,Y:イエロー,
K:ブラック(黒),LED:発光ダイオード,LED
A:発光ダイオード配列体,CCD:電荷結合素子の記
号を用いる。
【0014】〔本装置のシステム構成〕図1は,本実施
例のデジタル複写機のシステム構成を示し,カラー原画
読み取り機能を有し,R,G,B画信号を,後述する画
像処理部200,及び,画像再配置処理部400を介し
て画像データ記憶部500に出力するスキャナー100
と,原画RGB信号に画像処理を施してC,M,Y,K
画像信号に変換する機能を持ち,CMYK画像信号を,
後述するプリンター300,或いは,画像再配置処理部
400を介して画像データ記憶部500に出力する画像
処理部200と,入力したCMYK画像信号に基づいて
記録紙上に永久可視像を形成するプリンター300と,
画像データ記憶部500内の画像データに対して高度な
画像処理を施す機能を有する画像再配置処理部400
と,原画1枚分余のRGBデータ或いはコピー1枚分余
のCMYKデータを記憶する機能を持つ画像データ記憶
部500と,画像データ及び画像再配置処理プログラム
を着脱可能な光磁気ディスクに記憶をする機能を持つ画
像ファイル部600と,本複写機システム全体を統合的
に制御する機能を有し,本システムを構成する他のサブ
システム,スキャナー100,プリンター300,或い
は,画像再配置処理部400等の各部に対してコマンド
とレスポンスを送受信しながらシステム制御するシステ
ム制御部700と,本複写機のオペレータに対するメッ
セージを出力し,また複写機に対する各種指令を入力す
る機能を備える操作表示部800とから成る。
【0015】また,図示を省略するが,プリンター30
0の入力として外部機器接続系の装置が取り付けられ,
本複写機外からの画像信号もしくは文字コード信号を受
け入れ,この信号をCMYK記録信号に変換してプリン
ター300に送り込む。尚,このようにして像再生する
モードをプリンタモードと称し,スキャナー100で読
み取った原稿を像再生するモードをコピーモードと称す
る。
【0016】また,システム制御部700は,原稿送り
装置やソータなどのオプションモジュールを付加したと
きにはこれも含めて制御する。尚,図中の各部間の矢印
は画像信号もしくは制御信号の流れを表わす。
【0017】図2は,本実施例のデジタル複写機の構成
図を示し,前述したスキャナー100,画像処理部20
0,プリンター300,画像再配置処理部400,画像
データ記憶部500,画像ファイル部600,システム
制御部700,及び,操作表示部800が図示の如く配
置されている。尚,スキャナー100の後端はプリンタ
ー300の上部後端においてヒンジHで回動自在に結合
されている。
【0018】〔スキャナーの構成及び動作〕次に,図2
を参照して,スキャナー100について詳細に説明す
る。スキャナー100は,プラテンガラス101,原稿
照明ランプ102,第1ミラー103,第2ミラー10
4,第3ミラー105,結像レンズ106,CCD10
7,及び,原画読み取り回路108とから構成される。
尚,109は第1キャリジ,110は第2キャリジ,1
11は原画走査モータを示す。
【0019】また,スキャナー100の内部には,図示
の如く,画像処理部200,画像再配置処理部400,
及び,画像データ記憶部500が収納されており,スキ
ャナー100の隣には,透明タッチスイッチと液晶表示
部より成る操作パネル801を有した操作表示部800
と,画像ファイル部(光磁気ディスクドライブ)600
が配置さている。
【0020】以上の構成において,スキャナー100の
動作を説明する。スキャナー100は,原画を主走査,
副走査ともに1/16mmの標本化密度で標本化し,R
GBの3色それぞれを256階調に量子化して読み取る
機能を備えている。
【0021】先ず,プラテンガラス101上に複写面が
下となるように原画を載置すると,結像レンズ106は
原画像をCCD107の受光面に縮小投影結像する。C
CD107はカラー撮像デバイスであって。赤フィルタ
ーで覆われた4752画素1次元配列されたR撮像部,
緑フィルターで覆われた4752画素1次元配列された
G撮像部,青フィルターで覆われた4752画素1次元
配列されたB撮像部が3列平行に並べられた構造となっ
ている。図2において,R0 ,G0 ,B0 で示される位
置はプラテン202上のR,G,Bそれぞれの画像読み
取り走査線の位置を若干誇張して表わしたものである。
実際には3本の走査線は殆ど近接,具体的には3/16
mm間隔であるのと等価である。CCD107は結像レ
ンズ106が投影する各色の主走査1ラインを原画換算
で16画素/mmに分解,標本化して読み取る。
【0022】第1キャリジ109には照明ランプ102
と第1ミラー103がマウントされており,第2キャリ
ジ110には第2ミラー104と第3ミラー105とが
固着されている。原画を読み取るときは,原画走査モー
タ111によって第1キャリジ109が副走査速度Vs
ubで,第2キャリジ110がはVsub/2の速度で
光学的共役関係を維持したまま走査駆動される。
【0023】CCD107は原画からの画素単位のRG
B反射光に応じたアナログ電圧を出力し,読み取り回路
108にて8ビットのデジタル信号(即ち,256階
調)に量子化される。
【0024】また,読み取り回路108は,システム制
御部700からモノクロ2値化処理コマンドを受ける
と,原画信号のモノクロ濃度を単純に2値化して出力す
るモノクロ2値化モードを備えている。このモードは主
に文章画像等の効率的画像処理に役立てられる。
【0025】このようにしてRGB別に量子化された画
像データは画像処理部200及び画像データ記憶部50
0に送り込まれる。
【0026】〔画像処理部の動作〕上述のごとく読み取
られた原画RGB画像情報は画像処理部200に入力さ
れる。画像処理部200の機能は2つのカテゴリーに分
けられる。第1のカテゴリーは画像信号を直接操作する
のではなく画像操作を支援するための機能である。例え
ば,文字領域と階調画像領域に識別分離する像域分離処
理や,原稿サイズ検知処理や,カラー原稿/白黒原稿識
別処理がある。以下,画像処理部200での画像処理を
基本画像処理と呼ぶ。
【0027】このカテゴリーの処理には,例えば,原稿
サイズ検知のごとくプラテンガラス101上のすべての
原画情報を調べなくてはならないものがあり,コピー像
形成に先立って走査(所謂,プレスキャン)を必要とす
るものもある。
【0028】第2のカテゴリーは画像信号を操作する処
理で,例えば,変倍処理,画像トリミング処理,像移動
処理,色補正処理,階調変換処理といった画像処理であ
る。この中の処理はさらに像域によって共通の処理内容
のもの(例えば,変倍処理)と,像域で異なるもの(例
えば,階調処理)に分類される。
【0029】第1カテゴリーの処理結果の多くは,シス
テム制御部700に伝達される。システム制御部700
は,この第1カテゴリーの処理結果に基づいて各部(他
のサブシステム)に制御指令を発して像形成工程を進め
る。例えば,画像処理部200が“原稿は白黒単色”と
判定し,これをシステム制御部700に伝えると,シス
テム制御部700はプリンター300にK現像付勢,C
MY現像停止というコマンドを送る。するとプリンター
300は後述するK現像装置303Kのみ付勢して他色
の現像を停止して効率的に像形成する。
【0030】第2カテゴリーの画像処理内容は,第1カ
テゴリーの処理結果によって自動的に付勢される場合
と,オペレータによって操作表示部800から指定入力
されるものと,さらにこれらの組合せによるものとがあ
る。これら処理の1例として画像トリミング処理を取り
上げてみる。画像トリミング処理は原画に付したフェル
トペンマークの内側を抜取り,外部を空白化する処理で
あって,本画像処理部200に含まれる画像トリミング
処理で達成される。尚,この処理は従来の技術を利用し
たものであるので特に説明を省略する。
【0031】何れにしても画像処理部200に入力され
たRGB画像信号は,最終的に記録用の信号C(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(黒)に変
換され,プリンター300に入力される。尚,原稿が白
黒原稿であると識別された場合には,K信号以外は0が
出力される。
【0032】〔プリンターの構成及び動作〕プリンター
300は,図2に示すように,パワースイッチ301
と,LEDA等の露光モジュールを内部に配置した感光
体ドラム302と,シアン,イエロー,マゼンタ,黒の
4色の現像装置303C,303M,303Y,303
Kと,感光体ドラム302を一様に帯電するための帯電
コロトロン304C,304M,304Y,304K
と,感光体ドラム302上に形成されたトナー像を記録
紙に転写するための転写コロトロン305と,転写処理
後の残留電位を除去するための除電コロトロン306
と,残留トナーを除去するためのクリーニング装置30
7と,クリーニング装置307内に収納された廃トナー
を回収パイプ308を介して回収する廃トナータンク3
09と,記録紙を給紙する給紙カセット310及び給紙
トレイ311と,給紙カセット310及び給紙トレイ3
11内から記録紙を送り出す給紙ローラ312と,記録
紙の位置合わせを行うためのレジストローラ対313
と,トナー像の転写を終了した記録紙を感光体ドラム3
02から分離させる分離搬送ベルト314と,分離搬送
ベルト314のクリーニングを行うベルトクリーナ31
5と,トナー像を記録紙に定着させるための定着ローラ
316及び定着バックアップローラ317と,記録紙を
排紙するための排出ローラ318と,記録紙の排出先を
切り替える排出切り替えローラ319と,排出切り替え
ローラ319が図中の破線の位置に移動して,記録紙が
A方向に搬送された場合に該記録紙の排出先となる両面
トレイ320と,両面トレイ320に収納されている記
録紙を再度レジストローラ対313の位置へ送り出すた
めの両面給送ローラ321及びスタッキングローラ32
2とを備えている。
【0033】尚,321は外部機器接続コネクタ,32
2は外部インタフェース回路,323はインタフェース
メモリ,324はビットマップ展開回路,325はプリ
ンタ制御回路を示す。また,システム制御部700が,
図示の如く,プリンター300内に配置されている。
【0034】次に,図3を参照して,感光体ドラム30
2と内部の構成について更に詳細に説明する。感光体ド
ラム302は,後述するLEDA337C,M,Y,K
の発光波長(例えば,720nm)について良好な透過
性を有したガラス管からなり,その外面には透明導電性
層,有機感光層(OPC)が設けられている。尚,透明
導電層は複写機の0電位に接地されている。
【0035】回転する感光体ドラム302内部には,固
定された露光モジュールが配置されている。本露光モジ
ュールは熱伝導体330と,ヒータ331と,ヒートパ
イプ332と,記録インタフェース回路333と,遅延
メモリ回路334と,記録制御回路335C,335
M,335Y,335Kと,LEDA(発光ダイオード
配列体)336C,336M,336Y,336Kと,
集束性光伝送体アレイ337C,337M,337Y,
337Kとから成る。LEDA336C〜336Kのそ
れぞれは14256個の発光ダイオードが図3の紙面と
垂直方向に1次元配列された構造で,発光点密度は48
ドット/mmで,発光形状は配列方向が長く,これと直
交する方向が短い偏平な楕円である。本発光体は,分割
された複数個の半導体チップがセラミック基体にマウン
トされて構成されている。
【0036】LEDA336C(及び,336M,33
6Y,336K)の発光点P1と感光体ドラム302の
露光点P2とは光学的共役関係を維持するように集束性
光伝送体アレイ337C(及び,337M,337Y,
337K)の位置が調整して組み立てられている。
【0037】遅延メモリ回路334は,電気的には記録
インタフェース回路333と記録制御回路335d,3
35M,335Y,335Kとの間に配した回路であ
り,記録インタフェース回路333に入力されたCMY
K4色画像信号のうちMYK信号をC信号に対して所定
量遅延させる回路である。この時の遅延量はCの露光点
P2からM,Y,Kのそれぞれの露光点までのそれぞれ
の周距離を移動するに要する時間である。
【0038】以上の構成において,プリンター300の
動作を説明する。プリンター300は,記録インタフェ
ース回路333に入力されるCMYK各色について主走
査,副走査ともに画素密度1/16mmの256階調の
記録データに基づいて,記録紙上に主走査,副走査とも
にCMYK各色ともに記録ドット密度1/48mmのド
ットパタンから成るフルカラー可視画像を形成し,出力
する。
【0039】像形成サイクルが開始されると,先ず,感
光体ドラム302が所定の駆動モータによって反時計廻
りに回転される。回転に伴ってC潜像形成,Cトナー像
形成,M潜像形成,Mトナー像形成,Y潜像形成,Yト
ナー像形成,K潜像形成,Kトナー像形成が行なわれ,
最終的にCMYKの順に感光体上に重ねてトナー像が作
られる。
【0040】例えば,C像形成は以下のようにして行な
われる。帯電コロトロン304Cはコロナ放電によって
感光体ドラム302を負電荷で−700Vに一様に帯電
する。続いて,LEDA336CはC信号に基づいてラ
スタ露光を行なう。像形成のための記録信号は,一般の
コピーモードでは画像処理部200から,画像再配置処
理を含む特殊なコピーモードにおいては画像データ記憶
部500から供給される。
【0041】入力記録信号は,記録インタフェース回路
333に入力され,記録制御回路335Cが該記録信号
に基づいてLEDA336Cを入力画素単位に発光制御
する。具体的には,例えば,最高C濃度画素の場合,主
走査3×副走査3個相当のLEDがフル発光し,白画素
のときには全く発光せず,中間的な濃度の場合には濃度
に比例した発光ダイオードの個数(或いは,時間)だけ
発光させるようにしている。
【0042】このようにしてラスタ像が露光されると,
当初一様荷電された感光体ドラム302の表面におい
て,露光部分が露光光量に比例する電荷を消失し,静電
潜像が形成される。
【0043】現像装置303C内のトナーは,ドクタブ
レード338によって負極性に帯電され,また本現像装
置の現像ローラ339は感光体ドラム302の金属基体
層に対して図示しない電源手段によって負の直流電位と
交流とが重畳された電位にバイアスされている。このよ
うな構成によって,感光体ドラム302の電荷が残って
いる部分にはトナーが付着せず,電荷の無い部分つまり
露光された部分にはCトナーが吸着され,潜像と同様な
C可視像が形成されることとなる。尚,このような現像
方式を反転現像方式と呼ぶ場合がある。
【0044】次に,M像形成は以下のようにして行なわ
れる。帯電コロトロン304Mはコロナ放電によってC
トナー像が載っているドラム218を負電荷で−700
Vに一様に帯電する。LEDA336MはM信号に基づ
いてラスタ露光を行なう。
【0045】像形成のためのM記録信号は,記録インタ
フェース回路333に入力される時点ではC信号と同時
であったが,遅延回路334でC露光位置とM露光位置
の距離相当遅れて記録制御回路335Mに到達してい
る。従ってこの遅延した信号に基づいてLEDA336
Mを発光制御すれば,原画のある単一標本点データによ
って形成されたCトナー画像とM像露光位置は正確に重
なることになる。このようにしてMラスタ像が露光され
たとき,当初一様荷電された感光体ドラム302の露光
された部分は,露光光量に比例する電荷が消失し,静電
潜像が形成される。
【0046】現像装置303M内のMトナーは,現像装
置303Cと同様にドクタブレード338によって負極
性に帯電される。また,現像ローラは感光体ドラム30
2とは非接触であるがC現像と同様の電位にバイアスさ
れている。従って,感光体ドラム302の電荷が残って
いる部分にはトナーが付着せず,M露光された部分には
Mトナーが飛翔し吸着され,静電潜像と同様なM可視像
が形成されることとなる。
【0047】同様にしてY画像はCMトナー画像上に,
K画像はCMY画像上に,それぞれ重畳して形成され
る。尚,画像処理部200がUCR(下色除去)処理を
行なっているので,1つの画素が4色全てのトナーで現
像される機会は少ない。
【0048】このようにして感光体ドラム302上に形
成されたフルカラー画像はやがて転写部に回転移送され
る。一方,像形成が開始される時期に,記録紙は3つの
給送部(即ち,給紙カセット310,給紙トレイ31
1,及び,両面トレイ320)の何れかから給送ローラ
(312,或いは,321)の繰り出し作用によって給
送され,レジストローラ対313のニップで待機してい
る。
【0049】その後,転写コロトロン305に感光体ド
ラム302上のトナー像先端がさしかかるときに,ちょ
うど記録紙先端がこの像先端に一致するごとくにレジス
トローラ対313が駆動され紙と像とのレジスト合わせ
が行なわれる。
【0050】このようにして記録紙が感光体トナー像と
重ねられて正電位電源につながれた転写コロトロン30
5の下を通過する。このとき,コロナ放電電流で記録紙
が正電荷で荷電され,トナー画像の殆どが記録紙上に転
写される。続いて,分離電源につながれた分離搬送ベル
ト314を通過するときに,分離搬送ベルト314と記
録紙間に,感光体ドラム302と記録紙との吸着力より
強い引力が作用して,記録紙は感光体ドラム302から
剥離して分離搬送ベルト314に移る。
【0051】トナー像を載せた記録紙は分離搬送ベルト
314によって定着ローラ316に送られる。この際加
熱された定着ローラ316とバックアップローラ317
のニップ部に於て熱と圧力が加えられ,トナーが溶融し
記録紙の繊維にくい込んで画像が定着される(即ち,コ
ピー像が完成する)。
【0052】定着処理が終了した記録紙は,排出ローラ
318と切り替えローラ319で本体外に送り出され
る。排出された記録紙は図示しないトレイにページ順に
裏向きにスタックされる。一方,両面コピーのときに
は,切り替えローラ319を破線で示す位置に移動して
記録紙を両面トレイ320に導くことも可能で,このと
きコピーされた記録紙は,プリンター300内をA方向
に搬送されて両面トレイ320にコピー面を上にしてス
タックされる。
【0053】尚,この両面トレイ320の上部には開口
部があり,スタックされた紙を普通の操作姿勢で容易に
取り出すことができるようになっており,操作パネル8
01からのモード設定で非両面コピー時の排紙トレイと
して用いることもできる。
【0054】感光体ドラム302上の若干の未転写残留
トナーは,感光体ドラム302の再使用に備えてクリー
ニング装置307で清掃される。ここで回収されたトナ
ーは回収パイプ308を経由して廃トナータンク309
に蓄えられる。
【0055】〔操作パネルの画面〕続いて,操作表示部
800の操作パネル801について説明する。操作パネ
ル801は640ドット×400ドットの液晶ディスプ
レイの上に32×20接点の透明2次元タッチスイッチ
を重ねた構造である。画面はコピー内容のモード別に複
数あり,階層的に切り替えられ表示されるが,ここで
は,本発明に関わりのあるモード設定画面(切抜き再配
置コピーのモード設定画面)のみを示す。
【0056】図4は,切抜き再配置コピーのモード設定
画面を示す。ここでオペレータが押圧し,入力可能なボ
タン類は矩形状に表示され,入力が受け付けられたボタ
ンは色が濃くなる。
【0057】802はコピーモードボタンでプラテンガ
ラス101上の原稿或いは画像ファイル部600から記
録済みの画像を読み出して記録紙に像形成するモードを
選択する。803が白いまま(即ち,非有効)で,80
2のみが有効なときはプラテン上の原稿が選択され,8
03と802が共に有効なときには画像ファイル部60
0から画像データが読み取られ,像形成される。
【0058】803はファイルモード選択ボタンであ
る。本ボタンが802と共に押されたときの作用は上に
述べた。本ボタン803が単独に選択されたときにはプ
ラテンガラス101上の原稿の画像を切抜き再配置して
画像ファイル部600に記録するモードが付勢される。
【0059】805a〜805fは新聞の誌名もしくは
種類を指定するボタンであり,この中の1つ,図4では
805bが有効となっている。これらのボタンのそれぞ
れは後述の罫線切り出し処理や本文切り出し処理の手が
かりとなる固有の段組ルール情報が関連付けられる。ま
た記録サイズ算定処理において誌名挿入処理を行なうに
際しても参照される。
【0060】806と807は択一的に有効となるボタ
ンで記録紙を指定するのに用いる。807の自動を選択
したときには再配置された画像のサイズに応じて給紙カ
セット310或いは給紙トレイ311から最適な記録紙
が選択,給送される。備えられた紙サイズが不適切なと
きには “XXサイズの紙を入れて下さい”というメッ
セージが820に表示される。806は記録紙サイズを
指定する場合に用い,サイズ固定の表示の上部に指定サ
イズ(ここでは,A4)が表示される。同表示はサイズ
固定の表示部分をタッチ毎に順次異なるサイズが表示さ
れるようになっている。
【0061】808は複写倍率の選択ボタンで,複数種
の倍率の強制指定モードと,搭載されている記録紙と紙
サイズから最適な倍率を自動的に算定するモードとが選
択可能である。またその隣の自動ボタン809は紙サイ
ズに合わせて適切な倍率の変倍を自動的に施すボタンで
ある。
【0062】810は画像外接矩形の方向とこれと同方
向をなす記録紙の向きの選択入力を行なうボタンであ
る。またその隣の自動ボタン811は原稿の載置方向に
合わせて適切なコピー方向を自動的に決定するボタンで
ある。
【0063】812はコピー上の誌名挿入に関する選択
ボタンである。813のOFFボタンを選択したときは
誌名挿入は行なわれない。誌名挿入の表示部分をタッチ
の度に “登録画像”と“標準文字”が切り替わる。
“標準文字”が選択されたときには複写機内部に備えら
れた文字発生器から挿入文字が形成される。
【0064】“登録画像”が表示されるときは普段表示
されていない誌名登録ボタン804が表示される。ま
た,802及び803は消えた状態となる。この状態で
同ボタンをタッチすると複写機は誌名登録準備状態とな
る。次にプラテンガラス101に挿入すべき画像を置
き,スタートボタン818をタッチすれば,スキャナー
100がこれを読み取り,後述する画像再配置処理部4
00の半固定データ記憶用のRAM409にその時点で
活性な誌名805bと関連付けた挿入画像データとして
記憶される。
【0065】同様に814は日付挿入に関するボタン,
815は日付挿入のOFFボタン,816は検索語挿入
選択に関するボタン,817は検索語挿入選択のOFF
ボタンである。819は本抜取り本再配置コピーモード
画面の1階層上に画面を戻すボタンである。
【0066】818はスタートボタンで,802,80
3,804の状態に依存して作用が変わる。コピーボタ
ン802のみが有効なときにはプラテンガラス101上
の原稿の切抜き再配置コピー画像が記録紙上に形成され
出力される。コピーボタン802とファイルボタン80
3が有効なときは画像ファイル部600から画像が出力
される。ファイルボタン803のみが有効なときはプラ
テンガラス101上の原稿の切抜き再配置画像が画像フ
ァイル部600に書き込まれる。誌名登録ボタン804
が有効な時には先に述べたごとく原画画像が半固定デー
タ記憶用のRAM409(図5参照)に記憶される。
【0067】〔画像再配置処理部の構成〕図5は,画像
再配置処理部400のハードウェア構成を示し,32ビ
ットRISC或いはCISCタイプのマイクロプロセサ
ユニット(以下,CPUと記載する)401と,ダイレ
クトメモリアクセスコントローラ(以下,DMACと記
載する)402と,システム制御部700との通信を行
うためのSCONインタフェース403と,スキャナー
100と画像再配置処理部400とを接続するためのS
Cインタフェース404と,プリンター300と画像再
配置処理部400とを接続するためのPRインタフェー
ス405と,画像ファイル部600への入出力制御を行
う画像ファイルコントローラ(光磁気ディスクコントロ
ーラ)406と,画像再配置処理部400で使用する制
御プログラムが記憶されているROM407と,固定デ
ータが記憶されているROM408と,半固定的データ
を記憶するためのバックアップ電源付のRAM409
と,可変データを記憶するためのRAM410と,作業
データを記憶するためのRAM411とから成る。尚,
412は,32ビットの内部バスを示す。
【0068】また,画像再配置処理部400には,半導
体RAMで構成された画像データ記憶部500が接続さ
れている。具体的には,CPU401の内部バス412
の線形アドレシング可能な空間の一部にマッピングされ
たものであって,CPU401から観ると他のメモリと
対等な立場に置かれている。従って,CPU401のデ
ータ転送命令によって画像データ記憶部500の画像デ
ータを転送することが可能である。また,DMAC40
2が内部バス412を占有し,画像読み取り速度や記録
速度に追随可能な高速転送を行うこともまた可能であ
る。
【0069】図から明らかなように,スキャナー100
或いは画像処理部200から画像データ記憶部500に
画像データを転送する場合には,SCインタフェース4
04及び内部バス412を介して画像データ記憶部50
0にデータ転送が行われる。また,画像データ記憶部5
00からプリンター300に画像データを転送する場合
にも同様に内部バス412及びPRインタフェース40
5を介して画像データの転送が行われる。
【0070】画像再配置処理を行なう場合は,近傍処理
のみで機能を果たすのが容易ではないとか,或いは合理
的ではないといった理由で,スキャナー100で読み取
った原画画像情報を一旦画像データ記憶部500に蓄
え,この情報に基づいて画像再配置処理部400が画像
再配置処理を施し,記録情報に変換して,記録データを
像形成のプリンター300の記録インタフェース回路3
33に送り,記録媒体上に可視像を形成するようにす
る。従って,画像再配置処理を施すときは,原画読み取
りからコピー画像の出力の間に若干の時間遅れが存在す
る。
【0071】尚,画像再配置処理を行なう場合に,画像
処理部200での基本画像処理を組み合わせることも可
能である。この場合には,画像データ記憶部500への
入力をスキャナー100側の出力からではなく,画像処
理部200の出力から得るようにする。
【0072】〔画像再配置処理の概要〕次に,画像再配
置処理の概要について説明する。図6は,画像処理部2
00に登載された画像トリミング処理を用いて,新聞の
特定記事の画像抜取り(トリミング)を実行した結果を
示し,ここでitemは特定記事のコピー画像,中太の
破線boxは特定記事の画像範囲を示すための仮想的な
線,markでしめす太い破線はフェルトペンなどで描
いた画像抜取り(トリミング)範囲を示す枠である。実
際のコピーではこの枠画像を消去することもできる。特
定記事itemは単一の新聞記事で,原稿ではこの周囲
が他の記事や広告で満たされている。
【0073】また,noiseで示す部分は,所望の特
定記事item外の周囲画像で,本来なら望ましくない
ノイズ画像である。
【0074】尚,特定記事itemは,titleで示
す見出し,photoで示す網点写真画像,figで示
す線画像,lineで示す罫線,stringで示す本
文画像,spaceで示す空白より構成されている。一
般に新聞記事の構成要素としてはこの他に抄録文や中見
出しなどがある。
【0075】また,dpr1,dpr2で示す点線は検
索単語抽出のためにオペレータが特定色のフェルトペン
で原稿に重ね塗りした範囲である。因に,ここではdp
r1が『エチオピア』の文字列,dpr2が『内線』の
文字列を示し,これらの文字が検索単語となる。
【0076】このように画像トリミング処理のみを実行
した状態では以下のような現象が起こる場合がある。 (1)記録紙サイズに対して画像(特定記事item)
が傾いている。これはトリミングコピーに用いる原稿は
一般的に言って大きなサイズであるケースが多く,原稿
載置が容易でないと云う理由に因る。 (2)抜取りたい特定記事itemの周りにノイズ画像
noiseが形成される。これはペンで記事を囲むに際
して,記事画像の欠落を避けようと云う心理が広め広め
に囲ませた結果であって,しばしば起こりがちである。 (3)単一の特定記事itemがitem−1とite
m−2の2個所に分散していて体裁がよくない,読みづ
らい。 (4)特定記事itemに凹凸が多く読みづらい。 (5)単一の特定記事itemがitem−1とite
m−2の2個所に分散し,凹凸が多いので,画像面積に
対して必要以上のサイズの記録紙が要る。 (6)特定記事itemの外接形状と記録紙形状とが著
しく異なり,2者が概略相似である一般文書に慣れた目
には違和感を与える。 (7)誌名や日付がないので記事の出所が明かでない。
【0077】また,この図の例のみでは必ずしも明かで
はないが多くの新聞記事を調べると更に, (8)単一記事中に広告などの不要画像が入ったり,削
除した後の空白が残ってしまう等の現象が起こる。
【0078】また,前述したように本デジタル複写機
は,画像ファイル部600を備えており,着脱可能な光
磁気ディスクに読み取り画像を記録し,保管し,任意の
時点で該ディスクを再装着して記録紙上にハードコピー
を得ることができる。また,他のCRT画像表示機能を
備えた検索システムなどに前記ディスク記録媒体を供す
ることができる。このような使用環境においてもコピー
画像生成と同様な現象が起こる。つまり切抜き画像をC
RT表示すると同様に画像傾き,不要周囲ノイズ画像,
飛び地,多様な画像枠形状,無駄な空白部等々諸々の不
都合があり,CRT等の画像表示手段の表示画素数はハ
ードコピーの画素数に比べれば甚だ少ないので,上記不
都合はスクローラ操作が極端に多くなるなど一層深刻に
なる。例えば,CRTでは総画素数の制限から全記事画
像を同時に表示するのが困難なことが多く,飛び地の存
在は記録紙では一目瞭然であるが,CRTでは存在その
もののサーチをも要し検索作業の障害は大きくなる。
【0079】本発明のデジタル複写機における画像再配
置処理は,上記の自動画像トリミングの際(或いは,鋏
で原稿を切り抜いてコピーする際)に発生する諸問題を
解決するためのものであり,画像トリミング処理結果が
傾いた記事(図7(a)参照)の場合や,飛び地及びノ
イズを含んだ記事(図7(b)参照)の場合,或いは,
凹凸のある記事(図7(c)参照)の場合でも,図7
(c)に示すように,画像の再配置を行って整形して出
力するものである。また,誌名や日付等を付与して出力
するものである。
【0080】次に,図8に示す画像再配置処理のフロー
チャートを参照して,画像再配置処理全体の流れについ
て説明する。尚,該フローチャートは,複数のサブルー
チンから成り,サブルーチンによって,例えば,画像処
理部200による処理,スキャナー100による処理,
画像再配置処理部400による処理,或いは,操作表示
部800による処理等があり,これらを画像再配置処理
の全体の流れとして概略的に示したものである。但し,
基本的には画像再配置処理部400の制御によって行わ
れる。尚,画像再配置処理部400は再配置コピーを遂
行するための情報をシステム制御部700と交信すると
共に他の各種手段を有機的に付勢制御するための機能を
有している。
【0081】ここでは,図8の画像再配置処理のフロー
チャートの流れを,図4の操作パネル801の画面にお
いて,コピーボタン802のみが有効なケース,つまり
プラテンガラス101上の原稿の切抜き再配置コピー画
像を記録紙上に形成,出力する場合を例として説明す
る。尚,原稿の切抜き再配置画像を画像ファイル部60
0に記録出力する場合の再配置アルゴリズムは紙出力の
場合と同じであるが,縦横比などの配置パラメータはC
RT表示に適した形式で再配置される。更に,画像ファ
イル部600には別時点の検索や再編集に資するため,
画像データのみでなく区分毎の画像種類や配置情報さら
に検索単語情報を付加して記録する。
【0082】さて図4,図8を参照すれば,スタートボ
タン818がタッチされた後,画像再配置処理部400
は,第一にシステム制御部700より再配置条件を受信
し,半固定データ記憶用のRAM409内に設けた再配
置条件記憶領域に記憶する(S101)。再配置条件は
オペレータが図4の切抜き再配置コピー設定画面を用い
て設定した条件である。尚,スタートボタン818をタ
ッチした後コピー完成までは,操作パネル801のメッ
セージ820は“コピー中です,しばらくお待ち下さ
い”に変わる。
【0083】次に,画像再配置処理部400はシステム
制御部700に画像受け入れ可能信号を送り,システム
制御部700がスキャナー100を付勢して原画の全面
画像を読み取る(S102)。
【0084】読み取られた画像データは画像処理部20
0内で画像トリミング処理を施され,図6のごときマー
ク画像markの外側が空白化される(S103)。
尚,該切抜き再配置コピーモードでは対象とする原稿が
主に新聞であると想定している。新聞は概ね黒インクの
みのモノクロ画像で,文字,線画,75線/インチ程度
の粗い網点写真で構成され,濃淡画像の忠実再生を主眼
とした多値階調処理を施さなくても十分美しいコピー再
現が可能なことが実験的に知られている。そこで後続の
処理を単純化し,コピー生成時間を短縮するために本切
抜き再配置コピーモードでは画像処理部200の階調処
理回路は後述の検索語マーク検出に関する別段の処理を
除いて白黒単純2値化モードに付勢される。
【0085】このようにしてトリミングされ,単色(黒
色)2値化された画像データは画像データ記憶部500
に書き込まれる。また画像処理部200は特定色抽出回
路で特定色を別途抽出する。従って,オペレータが検索
語抽出のために特定色,例えばMの重ね塗りで付したd
pr1,dpr2領域(図6参照)は粗いビットマップ
色データとして画像データ記憶部500に書き込まれ
る。
【0086】このようにして黒色2値化画像情報にはd
pr1,dpr2の薄い特定色が欠落し,ノイズの恐れ
の完全な原画情報が画像データ記憶部500のK領域に
記憶され,且つ,特定色抽出回路の作用で特定色領域も
また完全に抽出され,別途画像データ記憶部500の例
えばM領域に記憶される。
【0087】尚,鋏を用い原稿を図6のitemの如き
形状に切り抜いてプラテンガラス101に載置して画像
を読み取った場合にも画像データ記憶部500には上記
と同等な画像データが蓄積される。即ち,以降の画像ク
リップ処理,傾き矯正処理,再配置処理が何等差し支え
なく行えるのは本複写機の1つの特徴である。
【0088】次に,画像再配置処理部400は罫線切り
出し処理を起動して,画像データ記憶部500の画像情
報を与えて,罫線もしくは段組みの段句切り空白等のフ
ィールドセパレータを検出させる。そして検出された罫
線,フィールドセパレータの情報は罫線情報として可変
データ記憶用のRAM410に記憶される(S10
4)。
【0089】続いて,画像再配置処理部400は,外周
クリップ処理を起動する。外周クリップ処理は画像デー
タ記憶部500の画像情報と共に前段で形成された罫線
情報を入力し,図6の特定記事item外の周囲ノイズ
画像noiseを消去し,画像データ記憶部500内の
画像データを更新する(S105)。この時の画像デー
タを画像形成して記録紙に出力すれば図12のようにな
る。図6と比べれば記事周辺のnoise部分が完全に
取り除かれているのが判る。また記録紙サイズも当初の
ものより小さくできる可能性も生じる。
【0090】次に,画像再配置処理部400は画像傾き
検知処理を起動する。画像傾き検知処理は,罫線情報に
基づいて画像の傾きを検知する(S106)。
【0091】画像傾き検知処理で得た画像傾きが許容範
囲内にあるか否かを判定する(S107)。許容範囲は
視覚的な不快感を起こさないレベルと後述の本文行切り
出しに差し支えない範囲とから決めてある。
【0092】ここで,傾きが許容範囲外であるときに
は,画像傾き矯正処理を駆動して,画像データ記憶部5
00内の画像データを回転矯正させる(S108)。図
6の画像は傾きが許容範囲を超えたケースで矯正の対象
となる。この傾き矯正を終えた段階で画像データ記憶部
500内の画像データで画像形成して記録紙に出力すれ
ば図14のようになる。図6と比べればnoise部分
が完全に取り除かれ,記事画像itemの外接辺が記録
紙と平行になっているのが判る。
【0093】次に,外形形状認識処理において,罫線情
報の罫線,フィールドセパレータ情報から主に記事枠形
状を調べ,画像の再配置が必要か不要かを判定してその
判定情報(再配置要フラグ)を設定する(S109)。
【0094】ここで,再配置要フラグが設定されない場
合には,再配置のための一連の処理手段をスキップして
S115の記録サイズ算定処理に進む(S110)。
【0095】再配置要フラグが設定されている場合に
は,本文切り出し処理を実行する(S111)。本文切
り出し処理は,先ず,S104〜S109のスッテプに
よって切抜き,外周クリップされ,傾き矯正された画像
を,記事本文stringの1行分のサイズの矩形を連
接した格子状メッシュで区分する。尚,本文1行分の切
り出し矩形を区分という名前でも呼んでいる。次に,区
分された矩形毎に本文か非本文(見出し,抄録文,写
真,図形など)の認識を行ない,認識情報を原配置デー
タとして記憶する。
【0096】次に,原配置データとして記憶している原
画の像種別配置情報を調べて,原画が再配置可能かどう
か判定する(S112)。ここで,原画が再配置に適さ
ない構造であると判断したときには再配置のための高速
のステップをスキップしてS115の記録サイズ算定処
理へ進む。一方,原画が再配置に適す構造であると判断
したときには,S113の再配置算定処理へ進む。
【0097】再配置算定処理では,原配置データとして
記憶されている原画の区分毎の画像種別とそのつながり
具合いを調べ,所定のアルゴリズムに従って再配置デー
タを生成し,生成した再配置データを再配置データとし
て記憶する(S113)。
【0098】続いて,再配置実行処理を駆動し,再配置
データ,原配置データを参照して画像データ記憶部50
0内の画像データを区分矩形単位に移動,再配置して該
画像データ記憶部500内の記憶データを更新する。さ
らに挿入すべき罫線があるときには罫線データを創生し
て,これを画像データ記憶部500に追記する(S11
4)。
【0099】再配置された画像は,最初にスキャナー1
00で読み込まれ,トリミングされた外接形状とはかな
り異なる。また,再配置を行なわなかった場合であって
も,当初の予定記録紙で,例えば,はみ出しがあったと
しても,別のサイズではうまく納まり,像形成記録が可
能である場合が多い。そこで,記録サイズ算定処理にお
いて適切な記録紙サイズを算定する。また,ここでは,
同時に誌名,日付,検索語の挿入処理も行い,画像デー
タ記憶部500にこれらの追記処理を実行する(S11
5)。
【0100】次に,記録サイズ算定処理で算定されたサ
イズに基づいて,記録が可能かどうか,換言すれば,変
倍処理を必要とするか否かを判定する(S116)。変
倍が必要なときは画像変倍処理を実行して画像データ記
憶部500内の画像データを変倍する(S117)。
【0101】続いて,これまで処理を終えた1つの記事
分の画像データの存在アドレスと画像形成要求信号をシ
ステム制御部700に送る(S118)。これを受けた
システム制御部700は画像データ記憶部500の前記
アドレス部分の画像データをゲートしてプリンター30
0に送り,プリンター300がこれを可視像として記録
紙に像形成して出力する。図31はこのようにして出力
された画像である。これを見れば初期の目的が達成され
ることが一目瞭然である。
【0102】次に,スキャナー100が1回で読み取る
データの中に複数の記事が含まれる場合もあり,複数記
事存在するときには本複写機では別々の記録紙に再生す
るようにしているため,ここで全記事の出力を終えたか
どうかの判定するルーチンを実行する(S119)。
【0103】全記事が完了していないときにはこれまで
とは別の記事を処理対象とするため再びS109の外形
形状認識処理へ戻り,処理を繰り返す。
【0104】全記事の出力が完了したときには終了処理
を実行して初期状態に復帰する(S120)。また,操
作パネル801は図4の状態に戻る。
【0105】〔具体的動作〕次に,図6に示す画像トリ
ミング処理後の画像データに対して画像再配置処理を施
して図31の整形後の画像データが出力されるまでを例
として, (1)罫線切り出し処理 (2)外周クリップ処理 (3)画像傾き検知処理 (4)画像傾き矯正処理 (5)外形形状認識処理 (6)本文切り出し処理 (7)再配置算定処理 (8)再配置実行処理 (9)記録サイズ算定処理 (10)画像変倍処理 の順序で各サブルーチンの処理を更に具体的に説明す
る。
【0106】(1)罫線切り出し処理 罫線切り出し処理プログラムは,ROM407内に記憶
されており,罫線や段間の空欄などのフィールドセパレ
ータを切り出す機能を備える。罫線切り出し処理は,所
定の幅の黒画素が所定長さ以上の直線状に連なり,且
つ,その周囲に所定幅の空白が存在するものに限定して
追跡する方式で検出する。尚,罫線追跡の途中で,例え
ば以下の(a)〜(g)に該当するものが検出されたと
きは,非罫線と認識して,当該罫線追跡処理を中止す
る。 (a)追跡途中の黒線分が短い長さで途切れたとき。 (b)追跡途中の黒線分の太さが途中で変化したとき。 (c)追跡途中の黒線分が途中で曲がったとき。 (d)追跡途中の黒線分に連結した別方向の黒画素が検
出されたとき。 (e)追跡途中の黒線分のごく近傍に黒画素が検出され
たとき。 (f)既に検出されている罫線と平行もしくは直角でな
いことが判ったとき。 (g)既に検出されている罫線から想定される段幅の整
数倍の距離以外の場所に位置していることが判ったと
き。
【0107】ところで新聞記事では本文の段間に罫線が
ない記事も多い。典型的には社説や囲み記事で,むしろ
罫線のないのが普通である。罫線切り出し処理では,罫
線が存在しないことを検出したときには,これに替わっ
て段間の空白線(フィールドセパレータの1種である)
を検出する。但し,画像データを直接に空白線追跡する
ための前処理として一旦黒画素の膨張処理を施し,小さ
な孤立的白画素を埋め込む操作を行なってもよい。この
前処理の後,段間空白線切り出しは,所定の幅と長さの
直線状の連続する白画素であるものとして追跡する方式
で検出する。白線の幅は前に述べた黒罫線と比べて相当
大きなサイズとなる。また,白線追跡の途中で例えば以
下の(h)〜(l)に該当するものを検出したときは,
非白線と認識して,その白線追跡処理を中止する。 (h)追跡途中の白線分が短い長さで途切れたとき。 (i)追跡途中の白線分の太さが途中で変化し,且つ,
元の太さに長い区間戻らないとき。 (j)追跡途中の白線分が途中で曲がったとき。 (k)既に検出されている段間空白線と平行もしくは直
角でないことが判ったとき。 (l)既に検出されている段間空白線から想定される段
幅の整数倍の距離以外の場所に位置していることが判っ
たとき。
【0108】以下,具体的に説明する。図6は,前述し
たように画像処理部200の処理結果(画像トリミング
処理結果)を記録紙に出力したものであるが,同時にこ
れと同等の画像データが画像データ記憶部500に記憶
されている。同図でS0,S1,S2,S3...は,
罫線切り出し処理において罫線を最初に探り当てるため
の走査線である。このため走査間隔は10mm間隔くら
いのごく粗い間隔で十分である。
【0109】図9は,罫線切り出し処理の動作を説明す
るための図で,図6のitem−2右上部分を拡大した
ものである。ここでは図のごとくX,Y座標系をとる。
同図でimg1はノイズ画像,img2は本文行と平行
な罫線,img3は本文行と90度をなす罫線である。
また,特に符号を付していない画像は文字や点状のノイ
ズである。
【0110】画像再配置処理部400のCPU401は
32ビットアーキテクチャであるので,基本処理単位は
横一列の32画素,1/16mm×2mm単位で取り扱
う。また,この処理単位にs走査線番号(相対X座標,
相対Y座標)の符号を用いる。
【0111】罫線切り出し処理は,先ず,図5の走査線
S0より罫線探り当ての走査を開始する。しかし,走査
線S0には所定幅の黒画素がないので,第2番目の走査
線S1の走査に移行する。走査線S1において,最初の
区分s1(0,0)を調べるとすべて白画素なので,次
の区分s1(1,0)に移る。区分s1(1,0)では
img1部の連続する7黒画素が検出され,その周囲は
すべて白画素であるので罫線候補とされる。罫線候補画
像が検出されたとき,検出された区分に隣接する上下左
右の区分を調べる。隣接区分に元の罫線候補黒画素と直
線様に連なっている黒画素が検出される場合にはさらに
当該区分の周辺区分が追跡的に調べられる。この追跡処
理は,その罫線様黒線分が罫線の性質を失ったと判定さ
れない限り継続される。
【0112】さて罫線候補が検出された区分s1(1,
0)に関してこの追跡処理を行なうと,上方向はすぐに
黒画素が途切れ,下方向にはs1(1,2)から途切れ
ていることが発見される。これで黒画素の連続長さは規
定の長さより短く,少なくとも罫線ではないことが判
り,追跡は中止される。
【0113】s1(2,0),s1(3,0)に罫線候
補が発見されず,s1(2,4)にさしかかるとここで
は再び罫線候補が発見される。そこでこの線分の追跡処
理が実行される。上方向には図9においてはs1(2,
−14)まで少なくとも罫線の性質が維持され,実際に
は図9の図示範囲外にこの7倍程度の長さに渡って罫線
性質が維持されることが判明する。また下方向も同様に
s1(5,3)の端点まで罫線性質が維持され,罫線性
質の線分で終端されることが明らかになる。
【0114】このようにして発見された罫線の幅の中心
を通る線の2つの端点をX,Y座標系において画素単位
で表現すれば img2罫線の第1端点 x=192,y=176 img2罫線の第2端点 x=760,y=284 となる。
【0115】走査線S1についてはs1(6,0)以降
罫線候補は発見されず走査完了となる。
【0116】次に走査線S2が走査され,まずs2
(1,0)で罫線候補が発見される。しかしこの候補線
はs2(1,−2)において分岐していることが発見さ
れ,追跡が中止される。
【0117】次にs2(2,0)においては2つの罫線
候補が見つかる。しかし同区分右側の候補線分は追跡途
中で湾曲していることが判り非罫線と判定され,左側の
せんは追跡途中s2(2,−6)で他の黒画素群と交差
していることが判り追跡が中断される。
【0118】s2(3,0)においては1つの罫線候補
が見つかり,上下方向に追跡が開始される。その結果罫
線であることが明らかになり,その座標は以下となる。 img3罫線の第1端点 x=720,y=320 img3罫線の第2端点 x=368,y=3042 このようにして次々に罫線が抽出される。
【0119】また,前に述べたように罫線が存在しない
ために罫線が抽出できないときもある。このような時に
は段間句切り空間である白線分が抽出される。また,段
組み新聞紙面の中でたった1段のみから成る記事が画像
トリミング処理で切り抜かれて画像データ記憶部500
に記憶されており,罫線も段間の白線分も検出できない
ときがある。このようなときにはトリミング画像の外周
もしくはその近傍の空白部分が白線分であるとして抽出
される。
【0120】この白線分は若干実生活上の言葉としては
違和感があるが,罫線切り出し処理においては論理的に
全く同等の概念であるので白罫線と呼ぶことにしてい
る。抽出された罫線,白罫線はときに誤りである場合が
ある。このため抽出された罫線が本当の罫線であるか否
かが罫線間の距離,切り抜かれた画像の外周との位置関
係等から検証され,もし誤りであると判定されたものが
あれば当該罫線または白罫線は削除される。
【0121】このようにして抽出され,検証された罫
線,白罫線を図解すれば図10のline1ないしli
ne10のようになる。
【0122】また,この形成切り出し処理によって求め
られた罫線情報は,表1に示す形式で可変データ記憶用
のRAM410内に記憶される。 〔表1〕 罫線番号 黒/白罫線種別 第1点x 第1点y 第2点x 第2点y 1 黒罫線 192 176 760 284 2 黒罫線 720 320 368 3042 : : : : : : : : : : : :
【0123】(2)外周クリップ処理 外周クリップ処理はプログラム記憶用RAM401に内
蔵されており,トリミングされた画像の周囲の不要ノイ
ズ画像を取り除く機能を有する。また記事画像中に現わ
れる不要な広告画像等の削除も実行する。
【0124】外周クリップ処理は,第1処理として,抽
出された罫線群を包括する直交多辺形を1つの記事範囲
であると認識する。従って,図6に示す自動トリミング
画像の場合(或いは,鋏による手作業切抜きで図6の画
像を形成した場合)には,図10を参照すれば最外郭罫
線群を囲む示す直交多辺形box1と4辺形box2を
記事枠であると認識する。尚,これら記事枠は罫線から
若干のすきまCを設けて設定される。
【0125】外周クリップ処理は,続いて第2処理とし
て,認識された記事枠外の画像をノイズとして削除す
る。本例では図10のハッチング部分noiseをノイ
ズとして認識し,削除する。
【0126】図11はこの不要画像noiseを削除す
るプロセスを説明する図であり,第2記事枠box2の
右上部分を拡大した図である。図において,white
−pixelで表わす短冊状の矩形は白データを表現
し,外周クリップ処理はこの白データで画像データ記憶
部500内の記事枠外画像情報をすべて書き換える操作
を行なう。よって記事枠外はクリップされ,この画像デ
ータに基づいて画像形成すれば図12のようになる。
【0127】尚,ここで算出した記事枠情報は後述の外
形形状認識処理や,その他の処理に資するために所定の
形式で罫線情報として記憶される。
【0128】(3)画像傾き検知処理 画像傾き検知処理は,プログラム記憶用ROM407に
内蔵されており,罫線情報内の罫線または白罫線の情報
から画像の傾きθを検知する。
【0129】図13は図6の画像の右上を拡大した図で
ある。画像の傾きθは罫線の逆正接から算出する。例え
ば,ここで第1罫線line1に関する情報は,既に罫
線情報として記憶されている。従って,画像の傾きθは
以下の数1の式で求められる。 〔数1〕 画像の傾きθ=arctan(dy/dx) =arctan((284−176)/(760−176)) =10.47度
【0130】(4)画像傾き矯正処理 画像傾き矯正処理はプログラム記憶用ROM407に内
蔵されており,画像の傾きθを矯正して0となるように
画像データ記憶部500内のデータを書き換える。ここ
では図13を参照して述べる。
【0131】同図において,image0は図6の傾い
た画像の右上部分,image1は本矯正処理によって
原画像の傾きを矯正した後の画像である。本矯正処理は
画像データ記憶部500の任意アドレスp0点にある原
画画像データを角度θだけ回転してp1点に移動する操
作を全てのアドレスに適用する方式で達成している。
X,Y座標系で原画アドレスx0,y0と回転操作後の
アドレスx1,y1は,数2の関係を満たすように画像
データの移動操作を行なう。 〔数2〕 x1=cosax0+sinay0 y1=−sinax0+cosay0
【0132】尚,詳細は省略するが,移動する前の画像
データの上に他の移動されて来る画像データを書くと最
初の画像データが破壊されてしまうので,このような不
具合が発生しないようにデータ操作の順序を工夫するの
は勿論である。
【0133】また,同時に罫線情報内の罫線データ,記
事枠データも同様の手法で修正しておく。このようにし
て画像データ記憶部500内の少なくとも記事枠内の画
像データの回転を終えて画像形成をすれば図14のごと
き出力画像が得られる。
【0134】(5)外形形状認識処理 外形形状認識処理はプログラム記憶用ROM407に内
蔵されており,再配置が必要か否かの判定を行なう。処
理手順を図15のフローチャートに示す。以下ステップ
に従って説明する。
【0135】S201:画像傾き矯正を終えた後の図6
における記事本文stringの方向性を調べる。方向
性の算定は罫線情報に基づいて行なわれる。罫線の間隔
は新聞毎の組版ルールに従って決められた値を持つが,
日本語の新聞であればどの新聞をとり挙げても概ね所定
の範囲内にあることが判っている。よってこの値を有す
る罫線間に本文が該罫線と直交する方向にあると判断し
ている。また図4の操作パネル801上で固有名の新聞
誌名が入力されたときにはこれを活用してより確度の高
い判定を行なっている。
【0136】S202:図4の操作パネル801で本文
方向ボタン810で方向が指定されているとき,これと
画像データ記憶部500内の上記判定された本文方向と
が一致しているか否かの判定を行なう。
【0137】S203:S202で同一方向ではないと
判定したときに画像データ操作を90度だけ回転させて
処理するためのフラグをセットする。
【0138】S204:単一記事が2つ以上の領域に分
かれているか否かを調べる。分かれて飛び地があるとき
には再配置が必要と判定する。飛び地有無判定は傾き矯
正済みの記事枠情報を用いて行なう。図6の記事例では
飛び地が検出されるため,S210の再配置要フラグセ
ットへ進む。
【0139】S205:1つの記事枠を構成する直交多
辺形の辺数が規定の数以内か否かを調べる。規定数以上
の辺があるときには再配置が必要と判定する。辺数判定
は傾き矯正済みの記事枠情報を用いて行ない,本複写機
の規定辺数は工場出荷時6としてある。但し,オペレー
タが変更することも可能である。
【0140】S206:記事枠を構成する直交多辺形の
凹部分の凹みの程度または凸部分の張り出しの程度が規
定の鋭さ以内か否かを調べる。細い凹凸はしばしばコピ
ーを読む人に不快感を与えるのでこの矯正を目的に検知
している。規定以上の細い凹凸があるときには再配置が
必要と判定する。凹凸判定は傾き矯正済みの記事枠情報
を用いて行ない,本複写機の規定の凹凸許容範囲は縦横
等寸法,即ち,正方形としてある。但し,オペレータが
よりきびしい規定に変更することも,或いは,処理時間
短縮のため緩やかな規定に変更することも可能である。
【0141】S207:記事枠を包括し,外接する4辺
形の縦横比率が規定の範囲内か否かを調べる。規定の縦
横比は給送手段(給紙カセット310及び給紙トレイ3
11)から給送される記録紙の縦横比,一般には1:
1.41を基準に誌名,日付,検索語挿入オプションを
加味した値に上下の許容範囲を設けたものである。この
判定はコピー用紙(記録紙)の有効利用,読み易さ,ま
とまりの良さ向上を目的とし,傾き矯正済みの記事枠情
報を用いて判定する。
【0142】S208:再配置を必要としないケースに
ついて,記事枠を包括し,外接する4辺形が給送手段
(給紙カセット310及び給紙トレイ311)から給送
される記録紙に納まるかどうかを判定する。
【0143】S209:再配置を必要としないケースに
関し,記事枠を包括し,外接する4辺形が給送手段(給
紙カセット310及び給紙トレイ311)から給送され
る記録紙に納まらないときにフラグをセットする。
【0144】S210:S204〜S207のいづれか
において再配置を要すると判定されたケースにおいて,
再配置要フラグをセットする。再配置要フラグがセット
された記事は,以降の処理を行なうために作業データ記
憶用RAM411内に確保される。図16は本データの
データ構造を表現した図であって,楕円内にC言語での
記述形式で示し,下には表形式で図解してある。ここで
readは原配置データに付した名前,org−xad
d,org−yaddは記事に外接する4辺形の画像デ
ータ記憶部500のメモリアドレスを原点としたときの
x,y座標値,cell−size−x,cell−s
ize−yは本文1行分の幅と高さ,type[5]
[45]は5×45個の2次元配列区分データのタイプ
を格納する。配列サイズは少なくとも,記事の最小外接
4辺形に含まれる区分数が必要である。
【0145】(6)本文切り出し処理 本文切り出し処理はプログラム記憶用ROM407に内
蔵されており,ノイズ画像をクリップし,傾き矯正され
た画像データについて,区分された領域毎に本文画像か
非本文画像かを識別して,識別情報として記憶する。処
理手順を図17のフローチャートに示す。以下ステップ
に従って説明する。
【0146】S301:先ず,罫線情報内の段間罫線を
抽出し,該罫線と直交方向の投影黒画素の度数(これを
周辺分布と呼ぶ場合がある)を段毎に求める。但し,最
小限1つの本文行の位置とサイズ(区分)が判明すれ
ば,後はここを基準に連続的に行切り出しができるので
必ずしも全部の段について周辺分布を求める必要はな
い。図18は図6の記事画像itemを例にこれを説明
する図で,同図(a)は1段目の一部分,(b)は2段
目の一部分である。同図countは度数のカウント結
果をグラフにしたものである。ここで,本文strin
g部分では周期的な分布となる特徴が観察できる。
【0147】S302:度数分布を所定のしきい値th
で2値化する。しきい値thは本文行間の点状のインク
のしみなど,ノイズの量に応じて決定する。実験によれ
ば本文の黒画素が圧倒的に多いため,30くらいの比較
的大きな値に設定した方が地肌濃度の高い原稿に適す
る。
【0148】このように度数分布曲線を2値化すると,
空間的1,0パルス列が得られる。ここで,図18
(b)を参照すれば,本文の周辺分布はt22ないしt
34であってそれらの幅及びピッチは概ねw及びpに近
い値となっている。また,しきい値thは行間の汚れ,
染み分布より大きな値が設定されている。しかして本文
部分では幅w周期pの周期パルス列が得られる。一方,
本文でない部分,例えば,図18(a)t11〜t13
ではこのような周期パルス列とはならない。
【0149】S303:本過程では上記の如くして得ら
れたパルス列から本文行の幅と行間ピッチを特定する。
これには上記周辺分布2値化データの自己相関分析を行
なう方法などで,本文string部分の周期(ピッ
チ)pとパルスwを割り出すことができる。またこれら
本文区間の上下にある罫線間隔は本文行の長さlkとし
て算出される。
【0150】S304:本過程では画像データ記憶部5
00内の画像データを上記手順で得られた本文行のピッ
チサイズpと長さlkで区分する。また区分する論理上
の線は隣接する2つ本文行のちょうど中央になるように
引く。図19はこのように等間隔に区分した様子を示
す。同図では画像に外接する左上角を原点とし,下方向
にx,右方向にy座標をとり,区分を1単位とする区分
アドレスを付す。
【0151】S305:また,図19を参照すれば,こ
れら付したアドレスは原配置データに含まれる構造体デ
ータreadの2次元配列データtypeの要素番号に
対応させてある。即ち,read.type[区分yア
ドレス][区分xアドレス]としてある。また,ここに
格納されるデータは0,1,2,3,4の5種類であ
り,それぞれ以下の区分に対応する。 0=画像データが存在しない区分。 1=本文である区分。 2=非本文(見出し,抄録文,写真,図など)である区
分。 3=飾り罫線区分。 4=本文区分か非本文区分であるかが確定していない区
分。
【0152】本過程では上記区分識別メモリread.
typeにこれらの情報を格納する処理を行なう。例え
ば,原点部分は原画像がない区分なのでread.ty
pe[0][0]=0となり,y=1,x=20区分は
本文であると判っているのでread.type[1]
[20]=1となる。また,例えば,区分y=1,x=
42など不明確な部分にはread.type[1]
[42]=3と付しておく。尚,これら不明確区分は後
の識別処理で明確化される。
【0153】S306:本過程では区分タイプ認識のた
めのパタンマッチング用テンプレートtpを形成する。
図20(a)はこの過程を説明するための図であって,
lk×pの矩形は上記ステップS305において原画を
区分するに用いた区分形状,またlc×wは本文区分の
行間の空白及び段間の空白を省いた文字列のみの最小外
接矩形である。後者の寸法は予め本文区分と判っている
区分,例えばread.type[1][20]などの
区分の周辺分布を調べることで達成される。また,内側
の矩形領域は第1領域tarea1,外側の矩形から内
側の矩形を差し引いた残りの領域は第2領域tarea
2と名付けられる。
【0154】S307:本過程では画像データ記憶部5
00内の区分された画像データとテンプレートtpの重
ね合わせを行なう。図20(b)は画像データの8つの
区分にテンプレートt1〜t8を重ねた状態を表わす。
【0155】S308:重ね合わされた区分において,
テンプレートtpの第1領域は点状の孤立黒画素(ノイ
ズ画像)を除いてすべてが白画素かどうかを検査する。
すべて白画素のときには非本文区分であると判定する。
図20(b)においてt2は原画区分[1][19]に
重ねられたテンプレートであり,第1領域tarea1
がすべて白画素であるので非本文区分と判定される1例
である。
【0156】S309:重ね合わされた区分においてテ
ンプレートの第2領域が点状の孤立黒画素(ノイズ画
像)を除いてすべてが白画素かどうかを検査する。すべ
てが白画素ではない(画像がある)ときには非本文区分
であると判定する。図20(b)でt1,t7,t8は
それぞれ原画区分[1][18],[0][23],
[2][23]に重ねられたテンプレートで,いずれの
区分においても第2領域tarea2に画像が存在し,
非本文区分と判定される例である。
【0157】また,t3,t4,t5,t6は図で明か
なように,領域1tarea1に画像があり,領域2t
area2はすべて白画素であり,これまでの手順で非
本文とは判定されない。つまりこの段階においては本文
候補の区分と言える。
【0158】S310:重ね合わされた区分が画像デー
タの端の区分かどうか調べる。端の区分は例えば区分
[4][7]のごとき飾り罫線など本文と見誤り易いケ
ースが多いために,縁の本文候補区分についてさらに詳
しい照合を要する。そのためにここでは縁であるかどう
かチェックする。縁であるか否かは原配置データ内の当
該区分の隣接区分のtypeデータが0(記事外)であ
るか否かを調べることによって判断することができる。
【0159】S311:本過程では画像データ縁の本文
候補区分について,第1領域tarea1内の黒画像が
想定される文字サイズと文字間隔で分布しているか否か
で判定する。例えば区分[4][7]では文字間に相当
する空白がなく非本文と判定される。
【0160】S312:原配置データ内のx,y区分r
ead.type[y][x]=1(本文)を書き込
む。
【0161】S313:原配置データ内のx,y区分r
ead.type[y][x]=3(飾り線マーク)を
書き込む。
【0162】S314:原配置データ内のx,y区分r
ead.type[y][x]=2(非本文)を書き込
む。
【0163】S315:未確認つまりread.typ
e[y][x]=4のものが残っていないかどうか調べ
る。残っているときは検査対象区間x,yを変更してS
307にジャンプし,ないときは処理を終了する。図2
1は画像データ記憶部500内の画像データの全区分に
ついて上記手順によって判定された結果を図解したもの
である。また,図22は原画画像の上に本文区分と判定
した部分をハッチングで表わしたものである。これから
本文と非本文部分が正確に分離できているのが明かであ
る。
【0164】(7)再配置算定処理 再配置算定処理はプログラム記憶用ROM407に記憶
されており,論理上の再配置を行い,処理結果を再配置
データとして記憶する。尚,再配置データは,再配置の
処理を行なうために作業データ記憶用RAM411内に
確保される。図23は本データのデータ構造を表現した
図であって,楕円内にC言語での記述形式で示し,下に
は表形式で図解してある。ここでcopyは再配置デー
タに付した名前,org−xadd,org−yadd
は再配置された記事に外接する4辺形の画像データ記憶
部500のメモリアドレスを原点としたときのx,y座
標値,cellは再配置区分のデータを格納する2次元
配列の構造体データの名前,その中のread−x,r
ead−yには原配置区分のアドレスを格納する。以
下,図24のフローチャートを参照して順を追って説明
する。
【0165】S401:本文文字の方向性を判定し,通
常の日本語記事では右上に原点を設ける処理を行なう。
これまで述べた手段の処理結果少なくとも記事の方向
(本文の方向)は既に判明しているので,ここでは向
き,つまり天地の判定ができればよい。
【0166】天地判定は,本文と非本文の配置具合いか
ら推論する方法を用いる。例えば, (a)見出し(比本文)は右上若しくは上にある確率が
圧倒的に多い。 (b)飛び地は記事の開始側に少なく終わり側に多い。 (c)細い凸状の領域があるときは,該領域部が下方で
ある確率が高い。 : : 等々いくつかの規則がある。本複写機ではこれら確率的
規則はファジィルールベースとして固定データ記憶用R
OM408に記憶してある。本過程の推論は,所謂ファ
ジイ推論方式を用いており,原配置データを前記ファジ
イルールに照らして推論結果を導く。本実施例の原配置
データを図式化した図23の入力に対してはx=0,y
=0が記事右上であると判定される。
【0167】S402:孤立非本文の区分を削除して空
白と見なすように処理する。図23の原配置データを参
照すれば区分[0][27],[1][41],[2]
[41],[3][26],[4][7]は非本文が隣
になく孤立している。これら孤立非本文区分は原配置デ
ータのtypeデータを0と書き換えて論理上の空白化
処理をする。
【0168】S403:非本文領域の独立した領域(こ
れをブロックと呼ぶ)の数及び非本文区分数c2を数え
る。本原画ではブロック数=1個,S401で既に5区
分が空白されているので,残りの区分数c2=39個と
なる。
【0169】S404:本文区分数c1を数える。本原
画ではc1=49個となっている。
【0170】S405:再配置した後の段数nyと行数
nxを求める計算をする。ここで,R,l,wは以下の
ように定義されているとすると,数3の連立方程式を解
いてny,nxを得ることができる。 R:期待する再配置後の外接矩形の縦横比 l:分割区分の段幅(長さ),原配置データ中のrea
d.cell−size−yに格納されている値 w:分割区分の幅,原配置データ中のread.cel
l−size−xに格納されている値
【0171】 〔数3〕 (ny×l)/(nx×w)=R (1式) ny×nx=c1+c2 (2式)
【0172】本実施例の原画では区分長さl=34m
m,幅w=4.54mmであり,またRを給送される記
録紙に近似し1.4に設定するとnx=21.69とな
る。しかし,行数nxは整数でなければならないので,
これを切上げnx=22とし,これから段数ny=4を
得る。
【0173】S406:非本文ブロックでny,nxよ
り大きいものがあるかどうか調べる。本例の原画ではな
い。
【0174】S407:上記手順で非本文ブロックに大
きなものがある場合にny,nxをブロックサイズ以上
になるように修正する。
【0175】S408:非本文ブロックをS401で求
めた原点側に移動する。尚,本実施例では非本文ブロッ
クについてはブロック単位の移動のみを許容している。
図25はこの処理を終えたときの再配置データcopy
(再配置データをコピーしたもの)に基づいて図解した
ものである。
【0176】S409:本文再配置作業のための原配置
カウンタsx,sy,再配置カウンタdx,dyを0に
初期化する。
【0177】S410,S411,S412,S41
3:本実施例において,本文行については,行(即ち,
区分単位)に移動する。本処理過程は移動再配置するに
際して,1つの区分の移動先のアドレスを探し出す操作
を行なう。移動先や移動元を算出する際に,単に空白が
なくうまくはめ込めればよいと云う訳ではなく文章が完
全につながるようにするのが肝要である。
【0178】移動先は原点を基準に空白区分が存在する
限りにおいて最上段,最右側とする。ただし段,行の範
囲はS405或いはS407で求めたny,nxの範囲
であることは言うまでもない。例えば,図25の非本文
区分再配置終了後の第1回目の本文再配置先はy=0,
x=12となる。更に,詳細な手順はフローチャートに
示す通りである。
【0179】S414,S415,S416,S41
7:本過程は移動再配置するに際して,移動元のアドレ
スを探し出す操作を行なう。移動元は原点を基準に本文
区分が存在する限りにおいて最上段,最右側の区分とす
る。例えば,図25の非本文区分再配置終了後の第1回
目の移動元はy=0,x=26となる。
【0180】S418:以上のようにして移動先と移動
元が決定された後,本過程では再配置データcopyの
cellデータを書き換える操作を行なう。例えば,1
回目の本文再配置ループでは copy.cell[0][12].read−x=25 copy.cell[0][12].read−y=0 とする。ここで,cellデータの配列要素番号は移動
先のアドレス,格納データは原配置の区分アドレスであ
る。
【0181】S419:全区分の再配置を終えたか否か
を調べる。未完了のときはS410にジャンプする。完
了時は処理を終了する。図26は最初の3段分について
本分の移動再配置が行なわれるプロセスを図解したもの
で矢印は移動路,それに付された数字は移動の順序を表
わしている。また,図27は,再配置算定処理の全プロ
セスを終えたときの配置様態を表わしたもので,当初,
飛び地や凹凸の多かった記事外形が整形され,まとまり
がよくなったことが明らかである。勿論文章構造の正し
さが維持されているのは言うまでもない。
【0182】(8)再配置実行処理 再配置実行処理はプログラム記憶用ROM407に記憶
されており,画像データ自体の再配置及び罫線挿入を行
なう。図28は再配置実行処理のフローチャートを示
す。
【0183】S501:先ず,再配置のためのメモリ領
域を画像データ記憶部500内に確保する。この領域は
不用意に画像データを消し去る事故を未然に防止するた
めの処置であって,元の原画画像領域と一部分重複して
いても一向に構わない。
【0184】S502:画像データ移動処理に必要なカ
ウンタ類を初期化する。
【0185】S503,S504,S505,S50
6,S507,S508:再配置データcopyを参照
して,画像データ記録部500内の画像データを移動す
る。移動は区分画像単位に行なっている。
【0186】S509:罫線を挿入する。これは再配置
したままだと部分的に罫線が欠落している場合があり,
これを補う効果がある。図30を参照すれば,本処理に
よって記事枠の上下の全幅にline11,line1
5が付加され,中間部には本文区間幅と一致するように
line12,line13,line15が挿入され
ている。
【0187】(9)記録サイズ算定処理 記録サイズ算定処理はプログラム記憶用ROM407に
記憶されている。図29は記録サイズ算定処理のフロー
チャートを示し,記録紙のサイズの算定,記録紙に対す
る最適画像位置の算定,原稿の誌名,日付,検索単語の
挿入処理を行なう。また,指定の記録紙サイズに画像が
納まらないときにこの識別フラグを立てる。
【0188】(10)画像変倍処理 画像変倍処理はプログラム記憶用ROM407に記憶さ
れており,画像の変倍を行なう。但し,前記記録サイズ
算定処理において,指定の記録紙サイズに画像が納まら
ないときの識別フラグを立てたときのみ実行される。
【0189】このようにして上記の各処理(図8のフロ
ーチャート中のサブルーチン)が機能し,画像データ記
憶部500に再配置済み画像データが蓄えられる。この
画像データをシステム制御部700がプリンター300
を付勢して像形成すれば,図31に示すように,記録紙
上に永久可視画像が得られる。ここでnameは挿入し
た誌名,dateは日付,dpr1,dpr2は原稿か
ら抽出して文字列の配置方向を横書きに変換した検索用
の単語である。
【0190】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像再配置
機能付きデジタル複写機は,原稿画像を画素に分解して
読み取る画像読取手段と,新聞等のように所定の大き
さ,所定の行間で本文行が記述されている記事画像を読
み取った画像データから本文行サイズと合同な矩形で複
数の本文行を切り出す本文行切り出し手段と,切り出さ
れた本文行の少なくとも1行の画像データを移動して再
配置する再配置実行手段と,再配置された画像データを
出力する画像出力手段とを備えたため,鋏で切り抜いた
不定形状記事原稿のコピー,或いは,画像トリミング機
能を備えたデジタル複写機で不定形状原稿をトリミング
コピーするに際して,コピー画像の輪郭形状を自動的に
整形し,飛び地及び凹凸のない読みやすいコピー画像を
得ることができる。また,原稿の画像面積に応じた最適
な記録紙を用いて,無駄な空白コピーを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するに好適な一形式のデジタル複
写機のシステム構成を示す説明図である。
【図2】本実施例のデジタル複写機の構成を示す説明図
である。
【図3】感光体ドラムとその内部の構成を示す説明図で
ある。
【図4】切抜き再配置コピーのモード設定画面を示す説
明図である。
【図5】画像再配置処理部のハードウェア構成を示す説
明図である。
【図6】新聞の一記事に対して画像トリミング処理を実
行し,画像データを記録紙上に形成した状態を示す説明
図である。
【図7】本実施例のデジタル複写機における画像再配置
処理のイメージを示すための説明図である。
【図8】画像再配置処理のフローチャートである。
【図9】罫線切り出し処理の動作を示す説明図である。
【図10】図6の画像から認識抽出された罫線と記事外
はみ出し不要画像を表わす図である。
【図11】外周クリップ処理における記事外はみ出し不
要画像の消去処理を示す説明図である。
【図12】記事外はみ出し不要画像の消去処理を行なっ
て記録紙に画像出力した状態を示す説明図である。
【図13】画像傾き検知処理における読み取り画像の傾
き検知,及び,画像傾き矯正処理における傾きの矯正を
示す説明図である。
【図14】読み取り画像の傾き矯正を行なって記録紙に
画像出力した状態を示す説明図である。
【図15】外形形状認識処理のフローチャートである。
【図16】原配置データのデータ構造を示す説明図であ
る。
【図17】本文行切り出し処理のフローチャートであ
る。
【図18】本文行切り出し処理において段毎の投影黒画
素度数から本文行サイズを推定するに至る過程を示す説
明図である。
【図19】本文行切り出し処理において原画像を本文行
サイズと合同な矩形単位に区分し,この切り出し矩形に
段番号と行番号を付した状態を示す説明図である。
【図20】本文行切り出し処理のにおいて原画像を本文
領域と非本文領域に識別分離する過程を示す説明図であ
る。
【図21】本文行切り出し処理において原画像を本文領
域と非本文領域に識別分離した結果を表現した図であ
る。
【図22】本文行切り出し処理において原画像を本文領
域と非本文領域に識別分離した結果を原画画像に重ねて
表現した図である。
【図23】再配置データのデータ構造を示す説明図であ
る。
【図24】再配置算定処理のフローチャートである。
【図25】再配置算定処理において非本文領域の再配置
算定を行なう過程を示す説明図である。
【図26】再配置算定処理において本文領域の再配置算
定を行なう過程を示す説明図である。
【図27】再配置算定処理において非本文,本文領域全
ての再配置算定を行なった結果を示す説明図である。
【図28】再配置実行処理のフローチャートである。
【図29】記録サイズ算定処理のフローチャートであ
る。
【図30】再配置実行処理によって画像データの再配
置,及び,罫線を引き直した結果を示す説明図である。
【図31】再配置実行処理が画像データを再配置し,更
に記録サイズ算定処理が書誌的事項を付加して記録紙に
出力した最終画像を示す説明図である。
【図32】従来の画像トリミングを実行後のコピー画像
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 スキャナー 200 画像
処理部 300 プリンター 400 画像再配置処理部 401 CPU 402 ダイレクトメモリアクセスコントローラ(D
MAC) 403 SCONインタフェース 404 SCインタフェース 405 PRインタフェース 406 画像ファイルコントローラ(光磁気ディスク
コントローラ) 407 ROM 408 RO
M 409 RAM 410 RA
M 411 RAM 412 内部
バス 500 画像データ記憶部 600 画像
ファイル部 700 システム制御部 800 操作
表示部 801 操作パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を画素に分解して読み取る画像
    読取手段と,新聞等のように所定の大きさ,所定の行間
    で本文行が記述されている記事画像を読み取った画像デ
    ータから本文行サイズと合同な矩形で複数の本文行を切
    り出す本文行切り出し手段と,切り出された本文行の少
    なくとも1行の画像データを移動して再配置する再配置
    実行手段と,再配置された画像データを出力する画像出
    力手段とを備えたことを特徴とする画像再配置機能付き
    デジタル複写機。
  2. 【請求項2】 前記再配置実行手段は,再配置後の画像
    データが矩形になるように,前記切り出された本文行を
    再配置することを特徴とする請求項1の画像再配置機能
    付きデジタル複写機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08255160A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Sony Corp レイアウト装置および表示装置
US6798913B2 (en) 2000-03-27 2004-09-28 Minolta Co., Ltd. Image processing device and image processing program
JP2015146122A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 シャープ株式会社 変換処理装置、それを備えた情報処理装置、プログラム、及び記録媒体
US9189459B2 (en) 2008-11-20 2015-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Document image layout apparatus

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