JPH09274643A - 画像処理装置及び画像出力装置 - Google Patents

画像処理装置及び画像出力装置

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JPH09274643A
JPH09274643A JP8108488A JP10848896A JPH09274643A JP H09274643 A JPH09274643 A JP H09274643A JP 8108488 A JP8108488 A JP 8108488A JP 10848896 A JP10848896 A JP 10848896A JP H09274643 A JPH09274643 A JP H09274643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーカー検出における誤検出を低減し、マー
キングされた特定画像領域のみを抽出可能とする。ま
た、使用者がマーキングした領域について文字認識する
場合の文字認識時間を短縮する。 【解決手段】 原稿画像を読み取る画像読み取り手段1
に接続された画像処理装置14において、前記画像読み
取り手段で読み取られた原稿画像中の特定輝度又は特定
濃度の部分で囲まれた画像領域を検出する領域検出手段
12と、前記画像領域の大きさに関する情報を指定する
ための指定手段19と、前記領域検出手段による検出結
果と前記指定手段により指定された画像領域の大きさと
に基づいて、前記領域検出手段で検出された画像領域の
うちから特定画像領域を抽出する抽出手段301とを設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等に用いられる画像処理装置及び画像出力装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読み取り手段で読み取った画
像情報から、文字領域を切り出し、これを文字認識し
て、文字認識された各単語の辞書検索を行って、認識さ
れた文字と当該文字の辞書検索による翻訳の結果とを同
一紙面上に画像形成するデジタル複写装置が知られてお
り(例えば、特開平4−77965号)、すでに、商品
化もされている。この従来装置によれば、原稿を画像読
み取り手段にセットして、コピースタートボタンを押す
という、普通に複写機を使うのと同様の作業によって簡
単に翻訳が行えるという極めて有益な効果がある。ここ
で、上述のような文字認識における認識時間は、原稿画
像の画像情報の量に比例して大きくなり、特に原稿の画
質が悪かったり、原稿画像に本来翻訳の必要ない絵柄領
域が含まれていたりする場合には、増大する。この認識
時間を短縮することを目的として、複写機に装着されて
いるいわゆる「デジタイザ」を用いて原稿画像の特定領
域を指定し、当該特定領域についてのみ文字認識するこ
とも行われている。しかし、このデジタイザによる特定
領域の指定においては、その指定操作が煩雑であり、ま
た、デジタイザを複写機に装着するとコストアップが生
ずるという欠点がある。
【0003】そこで、近年においては、上記特定領域の
指定に際して、いわゆる「マーカー検出」が広く行われ
るようになっている。このマーカー検出は、原稿画像中
の特定領域をマーカーペンを使ってマーキングし、複写
機側で当該マーキング部分を検出するものである。上記
マーカー検出について、図13を用いてさらに説明す
る。図13(a)は絵柄領域と文字領域の混在する原稿
を示す。使用者は、この原稿の必要とする部分(例え
ば、翻訳する場合は翻訳したい部分)をマーカーペンを
使用して、図13(b)のようにマーキングする。この
マーキング後の原稿を複写機の画像読み取り手段にセッ
トして、原稿画像を読み取り、マーキング部分で囲まれ
た画像領域を抽出しようとするものである。このような
マーカー検出による理想的な抽出結果を示すのが図13
(c)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
ーカー検出においては、マーキング部分を特定の輝度デ
ータ又は濃度データとして検出するものであるため、原
稿画像中のマーキング部分以外の部分にマーキング部と
同一の輝度データ又は濃度データが存在する場合には、
この部分まで、マーキング部分として検出してしまうと
いう問題が生じた。特に、黒単色で画像を形成する複写
機においては、高階調(高濃度)の文字部との誤検出を
避けるために、マーキングを中間調の輝度データ又は濃
度データをもつもので行うため、図13(d)に示すよ
うに、該中間調のデータが存在しやすい絵柄部分をマー
キング部分として誤検出することが多かった。また、こ
の誤検出された結果に対して文字認識を行うと、本来必
要でない部分に文字認識を行うこととなり、余分な時間
がかかるという問題が生じていた。さらに、誤検出され
た上記絵柄領域に文字認識を行うと、本来文字でない部
分を文字認識させることとなり、パターンマッチング等
による文字認識に、より多くの時間を費やす結果となっ
ていた。そして、上記文字認識結果に基づいて、上記特
開平4−77965号にあるように辞書検索を行って、
認識された文字と当該文字の辞書検索による翻訳の結果
とを同一紙面上に画像出力すると、図14に示すよう
に、文字領域でないにもかかわらず文字認識された本来
必要のない部分(図14A)まで画像出力されることと
なっていた。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、マーカー検出におけ
る誤検出を低減し、マーキングされた特定画像領域のみ
を抽出可能とする画像処理装置及び画像出力装置を提供
することである。また、使用者がマーキングした領域に
ついて文字認識する場合の文字認識時間を短縮した画像
処理装置及び画像出力装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1の画像処理装置は、原稿画像を読み取る
画像読み取り手段に接続された画像処理装置において、
前記画像読み取り手段で読み取られた原稿画像中の特定
輝度又は特定濃度の部分で囲まれた画像領域を検出する
領域検出手段と、前記画像領域の大きさに関する情報を
指定するための指定手段と、前記領域検出手段による検
出結果と前記指定手段により指定された画像領域の大き
さとに基づいて、前記領域検出手段で検出された画像領
域のうちから特定画像領域を抽出する抽出手段とを設け
たことを特徴とするものである。
【0007】ここで、本件発明者が、従来技術における
マーカー検出における誤検出の特性を検討した結果、上
記誤検出される領域は、マーキングした領域に比較して
微小な領域であるという事実が判明した。これは、マー
キング部分と同一輝度又は同一濃度を有する画像データ
が原稿画像中に連続して存在することは稀であり、マー
キング部分と同一輝度又は同一濃度の画像データで囲ま
れた大きな領域を形成していることが稀だからである。
請求項1の画像処理装置は、このような事実に基づいて
なされたものである。請求項1の情報処理装置において
は、画像領域の大きさに関する情報という使用者がマー
キングした特定画像領域を抽出するのに有益な情報を用
いて、上記領域検出手段の検出結果を修正する。例え
ば、特定輝度又は特定濃度の部分に囲まれた領域として
検出された領域のサイズと使用者が指定した領域サイズ
を比較して、上記検出された領域のなかから、上記指定
した領域サイズと同一又は上記指定した領域サイズより
も大きな領域のみを抽出する。
【0008】請求項2の画像処理装置は、原稿画像を読
み取る画像読み取り手段に接続された画像処理装置にお
いて、前記画像読み取り手段で読み取られた原稿画像中
の特定輝度又は特定濃度の部分で囲まれた画像領域を検
出する領域検出手段と、画像読み取り装置で読み取られ
た原稿画像の絵柄領域と文字領域とを分離する像域分離
手段と、前記領域検出手段による検出結果と前記像域分
離手段による分離結果とに基づいて、前記領域検出手段
で検出された画像領域のうちから特定画像領域を抽出す
る抽出手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0009】使用者が、原稿画像中の特定画像領域に存
在する文字を文字認識させることを目的として、原稿に
マーキングを行うような場合には、マーキングされた領
域は、当然に文字領域ということになる。そこで、請求
項2の画像処理装置においては、原稿画像を絵柄領域と
文字領域とに像域分離した分離結果という、使用者がマ
ーキングした領域を特定するに有益な情報を用いて、上
記領域検出手段の検出結果を修正する。例えば、原稿画
像を文字領域と絵柄領域に像域分離して、上記特定輝度
又は特定濃度の部分で囲まれた領域として検出された領
域のなかから、上記絵柄領域に属していない特定画像領
域のみを抽出する。
【0010】請求項3の画像処理装置は、原稿画像を読
み取る画像読み取り手段に接続された画像処理装置にお
いて、前記画像読み取り手段で読み取られた原稿画像中
の特定輝度又は特定濃度の部分で囲まれた部分の画像領
域を検出する領域検出手段と、画像読み取り装置で読み
取られた原稿画像の絵柄領域と文字領域とを分離する像
域分離手段と、前記画像領域の大きさに関する情報を指
定するための指定手段と、前記検出手段による検出結果
と前記像域分離手段による分離結果と前記指定手段によ
り指定された画像領域の大きさとに基づいて、前記領域
検出手段で検出された画像領域のうちから特定画像領域
を抽出する抽出手段とを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項3の画像処理装置においては、画像
領域の大きさに関する情報、及び原稿画像を絵柄領域と
文字領域とに像域分離した分離結果という使用者がマー
キングした特定画像領域を抽出するのに有益な二つの情
報を用いて、上記領域検出手段の検出結果を修正する。
例えば、原稿画像中の特定輝度又は特定濃度の部分で囲
まれた領域として検出され領域が絵柄領域に属するか否
かを判定するとともに、上記検出された領域の大きさ
と、使用者が指定した領域サイズとを比較し、前記検出
された領域のなかから、上記絵柄領域に属さず、かつ上
記指定された領域サイズと同一又は上記指定された領域
サイズよりも大きな領域のみを抽出する。
【0012】請求項4の画像処理装置は、請求項1、2
又は3の画像処理装置において、上記抽出手段によって
抽出された特定画像領域の画像について文字認識を行う
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項4の画像出力装置においては、請求
項1、2又は3の画像処理装置で抽出された特定画像領
域について文字認識を行う。
【0014】請求項5の画像出力装置は、請求項4の画
像処理装置を備え、前記文字認識によって認識された文
字に関連する情報を検索し、前記検索された情報と、前
記特定画像領域の画像とを画像合成して、該合成された
画像を出力するものである。
【0015】請求項5の画像出力装置においては、請求
項4の画像処理装置によって、特定画像領域の画像を文
字認識し、その結果に基づいて、認識された文字に関連
する情報を検索する。そして、前記特定画像領域の画像
と、上記検索により検索された情報とを画像合成し、こ
の合成された画像を出力する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像出力装置とし
てのデジタル複写機(以下、「複写機」という。)に適
用した実施形態について説明する。図1は、実施形態に
かかる複写機の概略ブロック図である。本実施形態にか
かる複写機は、大きくは、画像読み取り手段としてのス
キャナ部1、記録媒体上に画像を形成するためのユニッ
トであるエンジンユニット10及び複写機の各種制御や
画像処理等を行う部分である制御ユニット14からなっ
ている。上記制御ユニット14は、画像処理を実行する
という観点から、画像処理装置として位置付けられる。
上記スキャナ部1には、CCD(チャージ・カップルド
・デバイス)イメージセンサ1が設けられており、原稿
画像は、このCCDイメージセンサ15で読み取られ
る。該CCD15から出力される原稿画像に対応したア
ナログの電気信号は、制御ユニット14内の画像処理前
ブロック2に入力される。この画像処理前ブロック2に
は、増幅器、A/D変換器、及びシェーディング補正回
路等が設けられている。そして、上記CCDイメージセ
ンサ15からのアナログ電気信号は、上記増幅器によっ
て所定の電圧振幅に増幅され、上記A/D変換器で2の
n乗(nは任意の整数)の階調からなるデジタル信号に
変換される。本実施形態においては、上記nは「8」で
あり、256階調のデジタル信号に変換している。この
デジタル信号は、スキャナ部1の光源の照度むら及びC
CDイメージセンサ15の各素子間の感度ばらつき等を
補正すべく、シェーディング補正回路にて補正される。
その後、画像処理部3に出力される。
【0017】上記画像処理部3は、後述するような各種
の画像処理を行い、処理後のデジタル信号をLD制御回
路4に出力する。該LD制御回路4は、プリンタエンジ
ンユニット10において図示しない感光体表面に光書き
込みを行うための発光素子5の点滅を制御するためのも
のである。ここで、上記発光素子5によって、上記感光
体表面に書き込まれる画像は、原稿画像のうち黒画像に
相当するものである。本実施形態においては、この黒画
像以外にも、他の色(本実施形態では赤色である。)に
よる光書き込みを可能としている。これは、上記画像処
理部3からの上記他の色に対応したデジタル信号に基づ
いて、プリンタエンジンユニット10内のLEDA(ラ
イト・エミッティング・ダイオード・アレイ)7の各素
子の発光を制御することによって行うものである。上記
発光制御は、LED制御回路6によって行われる。
【0018】図中、CPU(中央処理装置)8は、RO
M16に記憶された制御プログラムに従い、CPUバス
18を介して接続された上記画像処理前ブロック2、画
像処理部3、LD制御回路4、及びLED制御回路6の
制御を行う。符号9は、CPU周辺ICであり、上記R
OM16やRAM17等におけるデータの入出力制御や
アドレス制御を行うものである。また、上記CPU8
は、エンジンユニット10とシリアル通信を行い、該プ
リンタエンジン10の制御も行う。さらに、上記CPU
8は、操作部19とも通信し、操作部19に設けられた
表示装置上への情報の表示、操作部からの情報の入力に
も関与する。記録媒体上に実際に画像を形成するユニッ
トであるエンジンユニット10においては、いわゆる電
子写真方式による画像形成が行われるが、この方式は、
すでに周知のものであるので、その詳細説明は省略す
る。
【0019】上記画像処理部3には、画像メモリ11、
編集処理部12、及び認識処理部13が接続されてい
る。上記画像メモリ11は、スキャナ部1で読み取った
原稿画像に対応したデジタル信号を記憶するためのもの
である。上記編集処理部12は、画像の切り抜き、影付
け、画像回転等の所定の画像加工を行う部分である。ま
た、上記認識処理部13は、後に詳述するように、原稿
画像中に存在する文字の認識等を行う部分である。
【0020】次に、画像処理部3について、図2及び図
3に基づいてその詳細を説明する。図2は、画像処理部
3の詳細ブロック図である。画像処理部3は、大きく
は、第1〜第3の3つのブロックからなる。前述した図
1の画像処理前ブロック2からのデジタル信号は、画像
処理部3の第1ブロックに入力される。ここで、上記デ
ジタル信号201は、R(レッド)、G(グリーン)、
及びB(ブルー)の3色からなる256階調の信号であ
る。また、上記第1ブロックには、ビデオ制御信号20
0も入力される。この、ビデオ制御信号200は、画像
処理部の各回路等における上記デジタル信号の処理タイ
ミングを制御するための信号である。
【0021】上記第1ブロックは、上記3色のデジタル
信号201から、256階調の黒画像信号と、2階調の
他の色(赤)画像信号を生成するための2色処理回路2
07を備える。上記第1ブロックから出力される上記黒
画像信号202及び他の色画像信号203は、第2ブロ
ック205に入力される。この第2ブロックは、2次元
リアルタイム変倍を行う変倍回路208を備える。ま
た、原稿画像中の文字部や線画部等の解像度をあげるた
めのMTF補正、及び、信号ノイズを除去し原稿画像中
の絵柄部等の階調性を向上するための平滑化処理等を行
う空間フィルタ回路209を備える。第3ブロックは、
複写機操作部からの使用者の画像濃度の設定に対応し
て、第2ブロックから出力された画像信号202、20
3の入出力特性を補正するガンマ補正回路210を備え
る。また、上記ガンマ補正回路210の出力に対して、
中間調処理等を行う階調処理回路211を備える。さら
に、階調処理回路211からの出力に2値化処理や画像
信号の画素密度の変換等を行うための編集回路212を
備える。
【0022】画像メモリ11は、256階調の黒画像信
号202を記憶する記憶手段であり、本実施形態におい
ては、第2ブロック205から出力された黒画像信号に
第3ブロックでの各処理を行わずに、記憶するようにし
ている。そして、エンジンユニット10に黒画像信号を
送出するときに、上記画像メモリから上記黒画像信号を
読み出して、第3ブロックでの各処理を行っている。以
上説明したように本実施形態における複写機は2色画像
を形成するようにしているが、黒単色の画像を形成する
ようにしても良い。図3は、かかる黒単色画像を形成す
る場合の画像処理部3の詳細ブロック図である。図3の
ブロック図は、第1ブロック204がない点で、図2の
ブロック図と相違する。これは、黒単色画像を形成する
場合には、前述したCCD15が、黒単色のデジタル信
号のみを出力すること、さらに、単色であるため、前述
した2色処理という行程が不要であることによるもので
ある。その他の第2ブロック205、第3ブロック20
6における処理等に関しては、図2と図3との間に本質
的な相違はない。これ以降においては、内容理解の容易
のため、黒単色画像を形成することを前提として説明を
行う。
【0023】ここで、本実施形態におけるマーカー検
出、及び、該マーカー検出の結果に基づいた文字認識の
第1の実施例について、図4及び図5に基づいて説明す
る。図4は第1の実施例におけるデータの流れを説明す
る説明図であり、図5は、第1の実施例における処理動
作を示すフローチャートである。まず、使用者は、例え
ば、図13の符号402で示すように、所定のマーカー
ペンを用いて、原稿の文字認識したい部分を囲むように
マーキングする。そして、この原稿をスキャナ部1にセ
ットする。この後、複写機の操作部からマーカ検知モー
ドを選択して設定するとともに、マーキングした領域の
おおよそのサイズを指定する(501)。この指定され
たサイズは、RAM17に記憶する(505)。 (以下、余白)
【0024】ここで上記サイズの指定は、例えば、複写
機の操作部19に設けられたタッチパネルとして構成さ
れた液晶表示部に、「3cm四方」、「5cm四方」、
「10cm四方」、「15cm四方」のごとき表示を行
い、このなかから使用者の判断に従って、マーキングし
た領域の大きさと同一又はそれよりも小さな領域サイズ
を指定させればよい。尚、使用者が1枚の原稿中に複数
の領域をマーキングした様な場合には、当該複数の領域
のうちで、もっとも小さな領域サイズの大きさと同一又
はそれより小さなサイズを指定する。このように、複写
機の操作部19は、領域サイズ、即ち、領域の大きさを
指定するための指定手段としての機能も有している。
【0025】複写機のコピースタートキーが押下される
と、スキャナ部1は、セットされた上記原稿画像の読み
取りを開始する(502)。スキャナ部1で読み取られ
た原稿画像は、前述したように256階調で、黒単色の
デジタルデータとなって画像処理部3の第2ブロックに
入力される(図3参照)。第2ブロックにて、前述した
所定の処理が行われた黒画像データは、編集処理部12
に入力され、該編集処理部12は、リアルタイムにマー
カー検出を行う(503)。ここでのマーカー検出は、
第2ブロック205から送られる黒画像データ中のマー
キング部に対応した特定輝度又は特定濃度の画像データ
によって囲まれた領域を検出するものである。従って、
上記編集処理部12は、原稿画像中の特定輝度又は特定
濃度の部分で囲まれた領域を検出する領域検出手段とし
ての機能を有する。上記検出の結果、編集処理部12
は、上記特定輝度又は特定濃度の画像データで囲まれた
領域の黒画像データのみを第3ブロック206に送出す
る。
【0026】第3ブロック206では、前述したような
ガンマ処理回路210におけるガンマ処理、階調処理回
路211における階調処理、及び、2値化回路212に
おける2値化処理を行う。そして、各処理の終了した画
像データを、認識処理部インターフェース213を介し
て、認識処理部13に送出する。認識処理部13に送ら
れた前記画像データは、認識処理部13内に設けられた
第2画像メモリ300内に記憶される(504)。この
後、上記第2画像メモリ300に記憶された黒画像デー
タの各領域と、上記ステップ505でRAM17に記憶
された、使用者が指定した領域サイズとを、認識処理部
13内の領域サイズ判定部301によって判定し(50
6)、使用者がマーキングした領域の最終的な特定を行
う。
【0027】上記ステップ506の内容を領域サイズ判
定部301の判定フローチャートである図6に基づいて
詳述する。まず、領域サイズ判定部301は、第2画像
メモリ300内に記憶されている黒画像データの領域
数、即ち、マーキング領域として検出された領域数iを
初期値0として設定する(601)。そして、第2画像
メモリ300内に記憶されている領域数をカウントし、
その総数がi(この時点では0)と等しいか否か判断す
る(602)。この結果、領域数が0であれば、処理を
終了する。一方、領域がある場合には、当該領域の幅
(横方向長さ)及び高さ(縦方向長さ)を取得する(6
03)。そして、当該領域の幅及び高さがともに使用者
が指定したサイズよりも小さい場合には、当該領域の画
像データを第2画像メモリ300から削除し、領域総数
から1を減じ、ステップ602に戻る(604、60
5)。一方、上記領域の幅及び高さのいずれかが上記指
定されたサイズよりも大きな場合には、上記画像データ
の削除は行わずにステップ602に戻る。こうして、最
終的には、第2画像メモリ300内に、使用者が指定し
たサイズよりも大きな領域の黒画像データのみが残るこ
ととなる。以上より明らかなように、上記領域サイズ判
定部301は、使用者がマーキングした原稿画像の特定
領域を抽出するための抽出手段としての機能を有する。
【0028】図5にもどり、ステップ507以降を説明
する。上記ステップ506の処理(図6の処理)が終了
したら、第2画像メモリ300内に最終的に確定して記
憶されている領域に対して、文字認識手段であるOCR
処理部303によって文字認識を行う(507)。この
文字認識は、いわゆるパーターンマッチング等の周知の
技術を用いて容易に行うことができるので、詳細説明は
省略する。ステップ507の文字認識が完了したら、文
字認識結果をOCR処理部303に設けられた図示しな
いメモリに格納する(508)。この後、格納された認
識結果に基づいて、認識処理部13の辞書検索部302
は、上記文字認識された文字に関する情報である訳語を
検索すべく、辞書検索を行い(509)、上記文字認識
された各単語に対応した訳語を抽出して、抽出結果を格
納する(509、510)。その後、作画部304は、
上記文字認識の結果と、前記抽出された訳語とに基づい
て両者を合成した画像データを作成する(511)。そ
して、上記作成した画像データを認識処理部インターフ
ェース213、LD制御回路4を介してエンジンユニッ
ト10に出力し、記録媒体上に上記画像データに基づく
画像を形成する(512)。ここで上記、ステップ50
7〜ステップ512については、本件出願人がすでに提
案している特開平4−77965号に記載された技術等
を利用することが可能である。
【0029】次に、本実施形態におけるマーカー検出、
及び、該マーカー検出の結果に基づいた文字認識の第2
の実施例について、図7及び図8に基づいて説明する。
図7は、第2の実施例におけるデータの流れを説明する
説明図であり、図8は、第2の実施例における処理動作
を示すフローチャートである。第2の実施例は、第1の
実施例と、そのほとんどで共通する。異なる点は、第1
の実施例が、編集処理部12でのマーカ検出後の画像デ
ータを認識処理部13の第2画像メモリに記憶していた
のに対して、第2の実施例では、上記画像データを画像
メモリ11に記憶している点である。これに伴い第2の
実施例では、第1の実施例においては認識処理部13内
にあった領域サイズ判定部301を画像メモリ11に接
続されるよう認識処理部13外に配置している。また、
画像メモリから認識処理部13へ領域サイズ判定後の画
像データを転送するタイミングを制御するためのタイミ
ング制御部も、画像メモリ11に接続するようにしてい
る。
【0030】従って、図8からも明らかなようにステッ
プ801からステップ803までは、第1の実施例と同
様の処理を行い、ステップ804において、認識処理部
13の第2画像メモリではなく、画像メモリ11にマー
カ検知後の画像データを記憶する。そして、この画像メ
モリ11を用いて、第1の実施例のごとき領域サイズの
判定(図6参照)を行う。この領域サイズの判定によ
り、マーキング領域として確定した領域の画像データの
みが、上記第3ブロックにおけるガンマ処理、階調処
理、及び2値化処理を経て、文字認識のために、認識処
理部13の第2画像メモリに格納される。これ以降に行
われる文字認識、合成画像の作画等(808〜812)
の処理も第1の実施例と同様である。
【0031】次に、本実施形態におけるマーカー検出、
及び、該マーカー検出の結果に基づいた文字認識の第3
の実施例について、図9及び図10に基づいて説明す
る。図9は、第3の実施例におけるデータの流れを説明
する説明図であり、図10は、第3の実施例における処
理動作を示すフローチャートである。まず、使用者は、
所定のマーカーペンを用いて、原稿の文字認識したい部
分を囲むようにマーキングする。そして、この原稿をス
キャナ部1にセットし、複写機の操作部からマーカ検知
モードを選択して設定しする(1001)。この後、複
写機のコピースタートキーが押下されると、スキャナ部
1は、セットされた上記原稿画像の読み取りを開始する
(502)。
【0032】スキャナ部1で読み取られた原稿画像は、
マーカ検出されることなく、認識処理部13内の第2画
像メモリに記憶される(1003)。この第2画像メモ
リに記憶された前記画像データに対して、像域分離部3
06で画像データの領域を絵柄領域と文字領域とに分離
(識別)する(1004)。そして、上記分離結果を図
示しない記憶手段に格納しておく(1005)。一方、
上記第2画像メモリに記憶されている画像データに対し
て、認識処理部13内のマーカー検出部307によっ
て、マーカー検出、即ち、マーキング部に対応した特定
輝度又は特定濃度の画像データによって囲まれた領域を
検出する(1006)。従って、本実施例においては、
上記マ−カ−検出部が原稿画像中の特定輝度又は特定濃
度の部分で囲まれた画像領域を検出するための領域検出
手段としての機能を有する。上記検出結果を、図示しな
い記憶手段に格納する(1007)。そして、上記像域
分離結果と、上記マーカー検出結果とを比較判定部30
8にて比較判定して(1008)、使用者がマーキング
した領域の最終的な特定を行う。
【0033】上記比較判定部308における比較判定処
理の詳細について、図11に基づいて説明する。まず、
マーキング領域として検出された領域数jを初期値0に
設定する(1101)。そして、マーキング領域として
検出された領域の数をカウントし、その総数がj(この
時点では0)か否か判定する(1102)。この結果、
jが0であれば、処理を終了する。一方、jが0以外で
ある場合、即ち、マーキング領域として検知された領域
がある場合には、j番目の当該領域の座標位置を検出す
る(1103)。次に、像域分離手段306で文字領域
以外の絵柄領域として識別された領域の数iを初期値0
に設定する(1104)。そして、上記絵柄領域として
検出された領域の数をカウントし、その総数がi(この
時点では0)か否か判定する(1105)。この結果、
iが0であれば、ステップ1102に戻る。一方、iが
0以外である場合、即ち、絵柄領域として検知された領
域がある場合には、i番目の当該領域の座標位置を検出
する(1106)。その後、j番目の領域の座標とi番
目の領域の座標に基づいて、i番目の領域内にj番目の
領域が含まれるか否かを判定する(1107)。この結
果、i番目の領域内にj番目の領域が含まれるか、又は
同一である場合には、j番目のマーキング領域として検
出された領域の画像データを第2画像メモリから削除す
るとともに、マーカー領域として検知された領域の総数
から1を減じて(1108)、ステップ1105に戻
る。こうして、マーカ領域と文字領域との重なっている
部分のみを検出することができる。
【0034】この点を従来技術の説明で使用した図13
を用いて概念的に説明する。図13(b)のごとくマー
キングされた原稿の像域分離結果を示すのが図13
(e)であり、特定輝度又は特定濃度で囲まれた領域を
抽出した結果が図13(d)である。図13(d)に示
すように、原稿画像の絵柄領域に誤検知が発生してい
る。これを、前述の像域分離結果と比較判定、絵柄に属
する誤検知領域を削除することにより、図13(c)に
示すような、使用者がマーキングした部分の領域のみを
抽出することができる。
【0035】ここで、複写機の使用者が文字認識を行わ
せようとして、マーキングする場合には、文字領域に対
してマーキングするはずであり、また、前述したよう
に、マーキング領域として誤検知される領域は、そのほ
とんどが絵柄領域についてである。従って、本実施例に
よれば、絵柄領域に存在するマーキング領域として検知
された領域(即ち、誤検知領域)の画像データを削除す
るので、文字領域に存在する真に使用者が設定したマー
キング領域を精度良く抽出することが可能となる。以上
のように、本実施例における比較判定手段は、使用者が
原稿中にマーキングした特定領域を抽出するための抽出
手段としての機能を有する。尚、上記像域分離部とし
て、本願出願人が特開平5−176167号や特願平8
−58572号にてすでに提案している像域分離装置を
用いることによって、高精度で絵柄領域と文字領域とを
分離、識別することができる。
【0036】図10に戻って説明を続ける。上記のよう
にして比較判定(1008)が終了した後、最終的に削
除されずに残ったマーキング領域として検出された領域
についてのみ文字認識を行い、また、辞書検索等の処理
を行う(1009〜1014)。これらのステップ10
09〜1014については、上述の第1の実施例及び第
2の実施例と同様である。
【0037】尚、第3の実施例では、マーキング領域と
して検出された各々の領域に像域分離を行うものではな
く、あくまでも、像域分離は読み取られた原稿画像全体
の領域について行い、その結果とマーキング領域として
検出された領域との比較判定を行っている点に留意すべ
きである。これに関して、本件発明者は、第1及び第2
の実施例のように、まず、マーカー検出により、マーキ
ング領域として検出された各領域に対して像域分離を行
うことも検討し、実験した。
【0038】しかし、このようにすると、像域分離装置
は、マーキング領域として誤検知された微小領域につい
て、本来絵柄領域であるにも関わらず文字領域と誤分離
してしまうことがわかった。その結果、本来、誤検知に
よりマーキング領域として検出された領域が、削除され
ずに残ってしまうこととなった。この様子を示すのが図
15であり、符号A、B及びCで示した部分が削除され
ずに残ってしまった部分である。尚、この図15は、図
16のごとき原稿画像をスキャナ1で読み取った場合の
ものである。上述の現象が生ずるのは、像域分離を微小
領域について行うと、当該微小領域に隣接する画像デー
タとの関係が不明となり、像域分離のための、原稿画像
の大域的な観察が不可能となることに起因するものであ
ると考えられる。
【0039】本実施形態におけるマーカー検出、及び、
該マーカー検出の結果に基づいた文字認識の第4の実施
例について説明する。第4の実施例は、上記第3の実施
例における、比較判定ステップ(図10のステップ10
08)の改良を与えるものである。具体的には、第3の
実施例における比較判定をより精度良くするために、上
記比較判定処理に、第1及び第2実施例にあるような使
用者が指定した領域サイズとの比較ステップを加えたも
のである。以下、図12のフローチャートに基づき説明
する。
【0040】まず、マーキング領域として検出された領
域数jを初期値0に設定する(1201)。そして、マ
ーキング領域として検出された領域の数をカウントし、
その総数がj(この時点では0)か否か判定する(12
02)。この結果、jが0であれば、処理を終了する。
一方、jが0以外である場合、即ち、マーキング領域と
して検知された領域がある場合には、j番目の当該領域
の座標位置を検出する(1203)。次に、像域分離手
段306で文字領域以外の絵柄領域として識別された領
域の数iを初期値0に設定する(1204)。そして、
上記絵柄領域として検出された領域の数をカウントし、
その総数がi(この時点では0)か否か判定する(12
05)。この結果、iが0であれば、ステップ1202
に戻る。一方、iが0以外である場合、即ち、絵柄領域
として検知された領域がある場合には、i番目の当該領
域の座標位置を検出する(1206)。その後、j番目
の領域の座標とi番目の領域の座標に基づいて、i番目
の領域内にj番目の領域が含まれるか否かを判定する
(1107)。この結果、i番目の領域内にj番目の領
域が含まれるか、又は同一である場合には、j番目のマ
ーキング領域として検出された領域の画像データを第2
画像メモリから削除するとともに、マーカー領域として
検知された領域の総数から1を減じて(1208)、ス
テップ1205に戻る。
【0041】上記ステップ1207で、i番目の領域内
にj番目の領域が含まれない場合は、j番目の領域内に
i番目の領域が含まれるか、あるいは重複するかを判定
する(1209)。この結果、j番目の領域内にi番目
の領域が含まれるか、あるいは重複する場合は、さら
に、第1の実施例のごとくして使用者が設定した領域サ
イズとの比較を行う。即ち、j番目の領域からi番目の
領域を除いた領域のサイズが使用者の指定したサイズよ
り大きい化否かを判定する(1210)。これにより大
きいと判定された場合には、j番目のマーキング領域と
して検出された領域の座標を更新して、ステップ120
5に戻る。こうして、マーカ領域として検出された領域
かつ文字領域であって、指定された領域サイズよりも大
きな領域のみの画像データについて文字認識を行う。
尚、文字認識等とこれ以降の処理は第3の実施例と同様
であるので、説明を省略する。
【0042】
【発明の効果】請求項1の画像処理装置によれば、画像
領域の大きさに関する情報という使用者がマーキングし
た特定画像領域を抽出するのに有益な情報を用いて、上
記領域検出手段の検出結果を修正する。従って、従来の
技術に比較し、使用者が原稿画像中にマーキングした特
定画像領域以外の領域までも抽出しまうという事態を低
減することが可能となるという優れた効果を有する。
【0043】請求項2の画像処理装置によれば、原稿画
像を絵柄領域と文字領域とに像域分離した分離結果とい
う、使用者がマーキングした領域を特定するに有益な情
報を用いて、上記領域検出手段の検出結果を修正する。
従って、使用者が、原稿画像の特定領域を文字認識させ
ることを目的としてマーキングする場合に、使用者が原
稿画像中にマーキングした特定画像領域以外の領域まで
も抽出してしまうという事態を低減することが可能とな
るという優れた効果を有する。
【0044】請求項3の画像処理装置によれば、画像領
域の大きさに関する情報、及び原稿画像を絵柄領域と文
字領域とに像域分離した分離結果という使用者がマーキ
ングした特定画像領域を抽出するのに有益な二つの情報
を用いて、上記領域検出手段の検出結果を修正する。従
って、使用者が原稿画像中にマーキングした特定画像領
域以外の領域までも抽出してしまうという事態を、請求
項1又は請求項2の画像処理装置に比較して、より確実
に低減することが可能となるという優れた効果を有す
る。
【0045】特に、請求項4の画像処理装置によれば、
請求項1、2又は3の画像処理装置によって抽出された
特定画像領域に対してのみ文字認識を行うので、本来文
字認識の不要な領域についての文字認識を防止すること
ができる。従って、従来技術に比較し、文字認識に要す
る時間を短縮することができる。
【0046】請求項5の画像出力装置によれば、特定画
像領域の画像を文字認識によって認識された文字に関連
する情報を検索し、前記検索された情報と、前記特定画
像領域の画像とを画像合成して出力場合において、本来
文字認識の不要な領域についての文字認識を防止するこ
とができるので、画像出力の完了までに要する時間の短
縮が可能ととなるとともに、使用者の意に反した画像出
力を防止することが可能となるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施形態にかかる複写機の概略ブロッ
ク図。
【図2】図2は、画像処理部の詳細ブロック図。
【図3】図3は、かかる黒単色画像を形成する場合の画
像処理部3の詳細ブロック図。
【図4】図4は、第1の実施例におけるデータの流れを
説明する説明図。
【図5】図5は、第1の実施例における処理動作を示す
フローチャート。
【図6】図6、領域サイズ判定部301の判定処理を示
すフローチャート。
【図7】図7は、第2の実施例におけるデータの流れを
説明する説明図。
【図8】図8は、第2の実施例における処理動作を示す
フローチャート。
【図9】図9は、第3の実施例におけるデータの流れを
説明する説明図。
【図10】図10は、第3の実施例における処理動作を
示すフローチャート。
【図11】図11、比較判定部308における比較判定
処理を示すフローチャート。
【図12】図12は、第4の実施例の比較判定部308
における比較判定処理を示すフローチャート。
【図13】図13は、従来技術を説明する説明図。
【図14】図14は、従来技術による画像出力結果を説
明する説明図。
【図15】図15は、マーキング領域として誤検出され
た領域が削除されずに残ってしまう点を説明する説明
図。
【図16】図16は、図15の検出結果を得たときに使
用された原稿画像の概略を説明する説明図。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 画像処理前ブロック 3 画像処理部 4 LD制御部 5 LD(レーザダイオード:発光素子) 6 LED制御部 7 LEDA(ライト・エミッティング・ダイオー
ド・アレイ) 8 CPU 9 CPU周辺IC 10 エンジンユニット 11 画像メモリ 12 編集処理部 13 認識処理部 14 制御ユニット 15 CCD 16 ROM 17 RAM 18 CPUバス 19 操作部 204 第1ブロック 205 第2ブロック 206 第3ブロック 207 2色処理部 208 変倍部 209 空間フィルタ部 210 ガンマ処理部 211 階調処理部 212 2値化処理部 300 第2画像メモリ 301 領域サイズ判定部 302 辞書検索部 303 OCR処理部 304 作画部 305 タイミング制御部 307 マーカー検出部 308 比較判定部 400 絵柄領域 401 文字領域 402 マーキング部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読み取る画像読み取り手段に接
    続された画像処理装置において、 前記画像読み取り手段で読み取られた原稿画像中の特定
    輝度又は特定濃度の部分で囲まれた画像領域を検出する
    領域検出手段と、 前記画像領域の大きさに関する情報を指定するための指
    定手段と、 前記領域検出手段による検出結果と前記指定手段により
    指定された画像領域の大きさとに基づいて、前記領域検
    出手段で検出された画像領域のうちから特定画像領域を
    抽出する抽出手段とを設けたことを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】原稿画像を読み取る画像読み取り手段に接
    続された画像処理装置において、 前記画像読み取り手段で読み取られた原稿画像中の特定
    輝度又は特定濃度の部分で囲まれた画像領域を検出する
    領域検出手段と、 画像読み取り装置で読み取られた原稿画像の絵柄領域と
    文字領域とを分離する像域分離手段と、 前記領域検出手段による検出結果と前記像域分離手段に
    よる分離結果とに基づいて、前記領域検出手段で検出さ
    れた画像領域のうちから特定画像領域を抽出する抽出手
    段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】原稿画像を読み取る画像読み取り手段に接
    続された画像処理装置において、 前記画像読み取り手段で読み取られた原稿画像中の特定
    輝度又は特定濃度の部分で囲まれた部分の画像領域を検
    出する領域検出手段と、 画像読み取り装置で読み取られた原稿画像の絵柄領域と
    文字領域とを分離する像域分離手段と、 前記画像領域の大きさに関する情報を指定するための指
    定手段と、 前記検出手段による検出結果と前記像域分離手段による
    分離結果と前記指定手段により指定された画像領域の大
    きさとに基づいて、前記領域検出手段で検出された画像
    領域のうちから特定画像領域を抽出する抽出手段とを設
    けたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像処理装置におい
    て、前記抽出手段によって抽出された特定画像領域の画
    像について文字認識を行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4の画像処理装置を備え、前記文字
    認識によって認識された文字に関連する情報を検索し、
    前記検索された情報と、前記特定画像領域の画像とを画
    像合成して、該合成された画像を出力する画像出力装
    置。
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