JPH051522U - 自動車の換気構造 - Google Patents

自動車の換気構造

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JPH051522U
JPH051522U JP4932891U JP4932891U JPH051522U JP H051522 U JPH051522 U JP H051522U JP 4932891 U JP4932891 U JP 4932891U JP 4932891 U JP4932891 U JP 4932891U JP H051522 U JPH051522 U JP H051522U
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JP
Japan
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ventilation
vehicle
vehicle body
ventilation structure
passage
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Withdrawn
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JP4932891U
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English (en)
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孝 水間
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体外面に開設される換気口と車室内とを連
通する換気通路を備えてなる自動車の換気構造におい
て、外観を損なうことなく排気効果を高める。 【構成】 リヤフロア1の下方においてリヤバンパフェ
ース2aの下端部と燃料タンク3の下面とを連結するよう
にして配設された整流板に換気口7が開設され、この換
気口7と車室内とは、換気通路9によって連通されてい
る。整流板6は、走行時に発生する車体と路面との間の
走行風の流れを整えて、その流速を速めることによっ
て、換気口7近傍を効果的に低圧状態にするので、車室
内の空気は換気通路9を通じて換気口7より効率よく排
出される。また、換気口7は、目立たない車体下方に位
置するので外観を損なうこともない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の換気構造に関し、特に、走行時に生じる車室内外の圧力差 により車室内の排気を行なうようにした換気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体の流れに対して略平行に位置する面に対する流体の圧力は、流体の速度が 速くなるに従って減少することが知られている。このことを利用して自動車の車 室内の排気を行なうようにした換気構造がある。この換気構造は、自動車の走行 時に生じる風(以下、「走行風」という。)の流れに対して略平行に位置する車 体面に換気口を開設し、この換気口と車室内とを換気通路により連通したもので ある。すなわち、走行風による車体の換気口近傍に対する圧力は、車室内の圧力 に比べて低圧となるので、この圧力差によって車室内の空気が換気通路を通じて 換気口より排気されることになる。
【0003】 従来、このような換気構造を備える場合、外観を考慮して、例えば実開平2-10 0805号公報にも開示されているように、換気口をリヤフェンダ下部のリヤバンパ 内側という目に見えない位置に開設することが一般的になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、排気効果を高めるためには、換気口近傍の車体面に沿って流れる走 行風の速度が速いほどその部分が低圧となるので好ましい。したがって、上記の ように換気口をリヤフェンダ下部のリヤバンパ内側に設けることは、排気効果と いう点からみた場合、効率的とはいえない。上記公報では、排気効果を高めるた めに、リヤバンパ内の換気口近傍と、走行時この換気口の近傍位置より低圧とな る部位とを連通するダクトをリヤバンパ内に配設することが開示されているが、 こうした場合でも、部品数が多くなり、車体重量が増加する割には、排気効果が 効率的に高まるとはいえない。
【0005】 また、自動車によっては、サイレンサーなどの車載部品のレイアウト上、換気 口を上記したリヤフェンダ下部のリヤバンパ内側に設けることが困難となること も考えられる。このような自動車においては、換気口を他の部位に設けなければ ならないことになるが、その場合においても、排気効果や外観を考慮しなければ ならない。
【0006】 本考案は、上記課題に鑑み、排気効果が大きく、しかも外観を損なうことのな い自動車の換気構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案による自動車の換気構造は、車体外面に開 設される換気口と車室内とを連通する換気通路を備えてなる自動車の換気構造に おいて、◆ 前記車体の下方に整流板が設けられ、前記換気口が該整流板に開設されている ことを特徴とするものである。
【0008】 また、上記課題を解決するために、本考案による自動車の換気構造は、上記構 成に加え、前記整流板を、車体の下方に配設された燃料タンクと、車体後部に配 設されたリヤバンパとの間に配設し、前記換気通路を、前記燃料タンクと前記リ ヤバンパとの間に設けることができる。
【0009】 上記「整流板」とは、走行風の流れを整えて、走行風がその面に沿ってスムー ズに流れるように設けられる板のことである。
【0010】 また、上記「車室」とは、乗員室、荷室、およびエンジン室等を総称するもの である。
【0011】
【作用および効果】 上記したように、本考案による自動車の換気構造は、換気口が車体下方に設け られる整流板に開設されているものである。
【0012】 整流板は、車体下方を流れる走行風の流れを整えて、走行風がスムーズに流れ るようにするので、走行風の流速が速くなり、整流板近傍は効果的に低圧になっ ている。したがって、換気口を整流板に開設して、この換気口と車室内とを連通 する換気通路を設ければ、車室内の空気は効率良く排気されることになる。また 、整流板は、車体下方の目立たない位置に設けられているので、換気口が目立つ こともなく、外観を損ねることもない。また、換気口の開設位置の設定が比較的 自由に行なえるので、車載部品のレイアウトの自由度も向上する。
【0013】 上述のように、本考案による自動車の換気構造によれば、排気効果が大きく、 しかも外観を損なうことがないという実用的に優れた効果を奏する。
【0014】 また、上記したように、本考案による自動車の換気構造は、前記整流板を燃料 タンクとリヤバンパとの間に設け、前記換気通路をこの燃料タンクとリヤバンパ との間に設けることもでき、この場合には、上記効果に加え、自動車が後突して 車体が変形した時などに、換気通路が押しつぶされることにより緩衝材としての 役割を果して、燃料タンクの損傷を防止する効果がある。
【0015】
【実施例】
以下、本考案による自動車の換気構造の実施例について添付図面を参照しなが ら説明する。図1は、本考案の一実施例による自動車の換気構造の全体構成を車 体後部を車体前後方向に断面して示す図、および図2は、上記換気構造の全体構 成を、車体後部を車幅方向に断面して示す図1におけるII-II 線断面図である。
【0016】 図1に示すように、本実施例の換気構造を備えた自動車は、リヤフロア1の後 方に配設されたリヤバンパ2の車体前方近傍に燃料タンク3が配設されたもので ある。リヤフロア1は、リヤフロアパネル1aとフロアマット1bとの間にインシュ レータ1cが狭まれた3層構造をなし、リヤフロアパネル1aの下面には、図2に示 すように燃料タンク3の両側を車体前後方向に延びるリアフレーム4(右側のみ 示す)、および図1に示すように車幅方向に延びるクロスメンバ5がそれぞれ接 合されている。
【0017】 リヤバンパ2と燃料タンク3との間には、整流板6が、その前端部は、燃料タ ンク3の下面にボルト接合され、後端部は、リヤバンパフェース2aの下端部にネ ジ止めされて配設されている。整流板6は、車体と路面との間の走行風の流れを 整え、その流速を速めるものである。
【0018】 本実施例の換気構造は、図1、図2に示すように整流板6に開設された換気口 7と、リヤフロアに開設された排気口8とを連通する換気通路9とからなる。換 気通路9は、換気口7と排気口8とにそれぞれ設けられたグリル管10a ,10b と 、両グリル管10a ,10b を連結する、クランク状に形成された連通管11とにより 構成されている。また、図2に示すように連通管11の中間部には、水滴等が換気 通路9を通じて車室内へ入らないようにするバルブ12が設けられている。
【0019】 図1に示すように、整流板6が設けられていることにより換気口7近傍を流れ る走行風の流速が増し、これにより、換気口7付近は効果的に低圧状態になるの で、車室内の空気は、換気通路9を通じて換気口7より効率良く排気される。ま た、換気口7は、目立たない位置にあるので外観を損ねることもない。また、換 気通路9の配置が比較的自由に行なえるので図2に示すように、メインサイレン サ13のような車載部材を、リヤフェンダ14の下部近傍に配設することが可能にな るなどレイアウトの自由度が増える。
【0020】 また、本実施例のように換気通路9が、リヤバンパ2cと燃料タンク3との間に 設けられる場合には、換気通路9が車体後突時に緩衝材としての役割を果たして 、燃料タンク3を保護する効果がある。すなわち、本考案の一実施例による自動 車の換気構造の後突時の作用を示す図である図3(同図(a) は正常時、同図(b) は後突時をそれぞれ示す。)に示すように、換気通路9は、後突時に後方から荷 重Fが加えられる際に押しつぶされることにより、後突のエネルギーの一部を吸 収して、後突時の車体変形が燃料タンク3まで影響することを抑制する効果があ る。
【0021】 以上、本考案による自動車の換気構造の一実施例を説明したが、本考案による 自動車の換気構造は、かかる実施例に限定されるものではなく種々の変更をする ことができる。例えば、前記実施例では、整流板6および換気通路9が、リヤバ ンパ2と燃料タンク3との間に設けられているが、整流板および換気通路の配設 される位置は、レイアウトの都合などにより適宜変更することが可能である。ま た、換気通路は、車室内の空気を排気できるように設けられていればよく、前記 実施例のようにリヤフロアに排気口を開設するものに限定されるものではない。 また、換気通路の形状、構造、およびその組付け方法等も適宜変更することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車の換気構造の全体構成を、
車体後部を車体前後方向に断面して示す図
【図2】上記換気構造の全体構成を、車体後部を車幅方
向に断面して示す図1におけるII-II 線断面図
【図3】上記換気構造の後突時の作用を示す図
【符号の説明】
1 リヤフロア 2 リヤバンパ 3 燃料タンク 6 整流板 7 換気口 9 換気通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体外面に開設される換気口と車室内と
    を連通する換気通路を備えてなる自動車の換気構造にお
    いて、前記車体の下方に整流板が設けられ、前記換気口
    が該整流板に開設されていることを特徴とする自動車の
    換気構造。
  2. 【請求項2】 前記整流板は、車体の下方に配設された
    燃料タンクと、車体後部に配設されたリヤバンパとの間
    に設けられ、前記換気通路は、前記燃料タンクと前記リ
    ヤバンパとの間に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の自動車の換気構造。
JP4932891U 1991-06-27 1991-06-27 自動車の換気構造 Withdrawn JPH051522U (ja)

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JP4932891U JPH051522U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 自動車の換気構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58166821U (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 株式会社笹倉機械製作所 のり付機用濾過機
JP2002347435A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Toyota Industries Corp 産業車両用通気装置

Cited By (3)

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