JPH0515209Y2 - - Google Patents

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JPH0515209Y2
JPH0515209Y2 JP1989090251U JP9025189U JPH0515209Y2 JP H0515209 Y2 JPH0515209 Y2 JP H0515209Y2 JP 1989090251 U JP1989090251 U JP 1989090251U JP 9025189 U JP9025189 U JP 9025189U JP H0515209 Y2 JPH0515209 Y2 JP H0515209Y2
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inflatable
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pump
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は空気入れポンプとこの空気入れポンプ
を備えた空気入れ傘に関する。
従来の技術 従来において、ビニール製浮き袋やビニール製
プールやゴムボートなど小型な注気対象物品に空
気を主とする気体を注入する場合、口を使つて息
を吹き込んだり、または備え付けの人力ポンプを
使つて注気していた。
備え付けの人力ポンプとしては、密閉されたベ
ロー管を2枚のペダル板で挟持し、連結ホースで
ベロー管と注気対象物品を連結するとともに、ベ
ロー管に逆止弁を取りつけていた。そして、足で
ペダル板を踏みつけることで、注気対象物品への
注気を行つていた。
また、自転車用の空気入れポンプのような構造
を有するものも使用されていた。
そして、従来の空気入れ傘においても、以上に
記述したような注気手段が使用されていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、以上のような従来技術におい
て、口で息を吹き込むものは衛生的でないととも
に、時間および労力を要するものであつた。ま
た、備え付けの注気器具を使用するものは、注気
対象物品と注気器具とが別個に成形されていたた
め、注気器具の携帯を忘れたり、注気器具が破損
したりした時などには、注気が行なえなくなつて
いた。
本考案は以上のような実情を背景になされたも
ので、注気対象物と一体的に成形されるコンパク
トな空気入れポンプとこの空気入れポンプを備え
た空気入れ傘を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案にかかわる
空気入れポンプにおいては、注気対象物品と連接
する連接部と、 連接部から軟質気密材料により中空状に延設さ
れる外筒体と、 外筒体の内部において同じく連接部から軟質気
密材料により中空状に延設される内筒体と、 これら外筒体および内筒体の連接部とは反対側
の開口部分を同時に密閉する外ふた部と、 これら外筒体および内筒体の間において、連接
部および外ふた部を常に離間するように付勢する
弾性部材と、 連接部の適当な位置に配設され、注気対象物品
の内部方向へのみ気体を通過させる逆止弁構造を
備えた注気バルブと、 外ふた部の適当な位置に配設され、外筒体およ
び内筒体の内部空間方向へのみ気体を通過させる
逆止弁構造を備えた吸気バルブと、 外ふた部の外部方向へ延設され、中空円筒状か
つ底辺密閉の押し体とから構成されるものにおい
て、 前記押し体が、外ふた部から取り外し可能かつ
気密に連接されて傘形注気体の内部に充填された
気体を排出する気体排気手段を形成すると同時
に、前記連接部に開設された通気孔および内筒体
の中空内部によつて気体が流通可能に連接され、
かつ適当な位置に押し体の外部方向へのみ気体を
通過させる逆止弁構造を備えた圧力調整弁を有す
るように構成すると効果的である。
そして、本考案にかかわる空気入れポンプを備
えた空気入れ傘においては、 前記空気入れポンプと、前記連接部を含む形で
軟質気密材料により雨傘の傘部分の形状かつ中空
密閉状に成形した傘形注気体と、硬質かつ中空な
管状材料で雨傘の中棒およびハンドル部分の形状
に形成した傘柄体とから構成さるものにおいて、 前記押し体が雨傘の中棒およびハンドル部分の
形状を有する傘柄体であるように形成すると十分
な効果が得られる。
作 用 本考案にかかわる空気入れポンプは、その連接
部を注気対象物品の一部分としているので、空気
入れポンプと注気対象物品とが一体的に形成され
るとともに、ポンプ内部を軟質気密材料で仕切つ
て外筒体と内筒体とを気密に区分しているので、
連接部と外ふた部とにそれぞれ設けられた各逆止
弁、つまり注気バルブおよび吸気バルブ、ならび
に連接部と外ふた部との間に介装された弾性部材
によつて、効果的な注気が行われる。
そして、押し体に設けた排気手段で注気対象物
品からの排気が行えると同時に、過大な注気圧力
を圧力調整弁から排出して注気対象物品が破損す
ることを未然に防止する。
また、本考案にかかわる空気入れポンプを備え
た空気入れ傘は、上述のような簡単な構造により
傘形注気体への注気および排気を行うことができ
るように構成されている。
実施例 以下、本考案にかかわる好適な実施例を図面に
基づいて説明する。
第1実施例 第1図において、空気入れポンプ1は、中空用
筒状の外筒体10と、この外筒体の内部において
同一軸心方向へ並設される内筒体11と、これら
外筒体10および内筒体11を上下面において密
閉する連接部12および外ふた部13と、外筒体
10の内周側および内筒体11の外周側におい
て、これら連接部12と外ふた部13との間に弾
装される弾性部材14と、外ふた部13にねじ手
段などにより接続される押し体15とから構成さ
れている。
外筒体10は、軟質で気密性にすぐれた材料、
例えば軟質ポリ軟化ビニール等で円筒状に成形さ
れ、その上端を連接部12に、その下端を外ふた
部13に気密性を保持できるように、高周波ウエ
ルダまたは超音波ウエルダなどを利用して溶接し
ている。
内筒体11も、外筒体10と同様に軟質気密材
料で円筒状に成形され、その上端を連接部12
に、その下端を外ふた部13に固着している。
連接部12は、注気対象物品の一部を利用して
なるもので、ほぼ中央に内筒体11と連通する通
気孔120を設けるとともに、外筒体10の内周
側および内筒体11の外周側に接する適当な場所
において矢印A1方向へ空気を主とする気体を通
過させる逆止弁構造(後述)を備えた少くとも1
つの注気バルブ16を配設している。
外ふた部13は、中央孔130を有するととも
に、本実施例では中央孔130の内周面にねじ手
段132を刻設している。そして、少くとも中央
孔130付近は適当な硬さを有して気密性が保持
しやすく形成されていると同時に、前記注気バル
ブ16とほぼ対応する位置に逆止弁構造を備えて
矢印A2方向へのみ気体を通過させる少くとも1
つの吸気バルブ17を配設している。
弾性部材14は、本実施例では図示のごとく圧
縮コイルばねを利用している。
押し体15は、下部が密閉された気密な中空円
筒状で、その中空内部を中心孔150とするとと
もに、その上端外周面に前記外ふた部13のねじ
手段132に対応した雄ねじからなるねじ手段1
51を刻設している。そして、ねじ手段151の
下方にはフランジ152を周設してOリング15
3を介装するように形成している。
また、この押し体15の側壁において矢印B方
向へのみ気体を通過させる逆止弁構造を備えた圧
力調整バルブ19(後述)を設けている。更に、
中心孔150の密閉された底面には矢印A3方向
へのみ気体を通過させる逆止弁構造を備えた吹気
バルブ18を配設している。この吹気バルブ18
は口で気体を吹き込みたい時に使用するもので、
本考案においては省略しても差しつかえない。
第1図aと第1図bにおいて、上記注気バルブ
16、吸気バルブ17、吹気バルブ18および圧
力調整バルブ19の概略構造を説明すると、第1
図aは注気バルブ16、吸気バルブ17、吹気バ
ルブ18の基本構造を示しており、気体が太い矢
印方向へ進入してくると、弁体Rが持ち上げられ
て気体が矢印A1〜3方向へのみ進入する。第1
図bは圧力調整バルブ19の基本構造を示してお
り、気体が太い矢印方向へ出ようとすると、弁体
Rが持ち上げられて気体が矢印B方向へのみ排出
される。
第1図aから第1図cにおいて、空気入れポン
プ1の作動を説明すると、第1図で説明した連接
部12は、例えば、第1図cに図示した子供用の
ビニール製プール5の二重気密壁構造となつた球
皮体50の一部であるとすることができる。従つ
て、押し体15を押して空気入れポンプ1を圧縮
すると、外筒体10の内部にある気体が注気バル
ブ16を矢印A1方向へのみ通過してビニール製
プール5の球皮体50内部へ進入する。次に、弾
性部材14の復元力により空気入れポンプ1を押
し広げると、気体が矢印A2方向へのみ吸気バル
ブ17を通過して外筒体10の内部に進入する。
そこで、押し体15を反復して押したり緩めたり
すると、気体が球皮体50の内部に充満してビニ
ール製プール5を膨張させる。そして、気体が必
要以上に注入されると、球皮体50内部の気体
は、連接部12の通気孔120から内筒体11を
通つて押し体15の中心孔150に到達し、圧力
調節バルブ19を押し開いて矢印B方向へのみ排
気される。従つて、気体の入れすぎで、ビニール
製プール5などの注気対象物品が破損することを
未然に防止できる。
また、ビニール製プール5などの注気対象物品
から気体を排出したい時は、外ふた部13と押し
体15とがねじ手段132,151によりOリン
グ153を介して気密に連結されているので、押
し体15を外ふた部13から切り離すことにより
簡単に気体を外部へ排出することが出来る。
第2実施例 第2図において、本考案にかかわる空気入れポ
ンプを空気入れ傘において実施した第2実施例を
説明する。
この第2実施例は、空気入れポンプ1と、傘形
注気体3と、傘柄体4とから構成される。本実施
例において、空気入れポンプ1は第1実施例とほ
ぼ同一構造である。
空気入れポンプ1は、前記押し体15(第1図
を参照)のかわりに傘柄体4の中棒40を設けて
おり、連接部12は本実施例では硬質気密性板材
を採用して、外筒体10および内筒体11を気密
に連接しているとともに、ねじ手段132,42
が連接部12に固着されて傘柄体4の中棒40を
支持するように形成している。
傘形注気体3は、傘形の注気部30と支持部3
2とから構成されている。注気部30は、詳細な
図示はしていないが、軟質気密材料で成形される
壁面が更に2重以上の重層構造となつていて破損
による気体もれを防止している。そして、支持部
32は雨傘の上ろくろを形成するもので、図示し
ていないが注気部30と連通している。
傘柄体4は、中棒40とハンドル44とを備え
ている。中棒40およびハンドル44は、硬質気
密性材料で中空な管状に一体成形されて、中棒4
0に圧力調整バルブ19と気体排出手段20とを
配設している。この気体排出手段20は、傘形注
気体3の内部に充填された気体を排出する時に使
用されるもので、押しボタン式、キヤツプ式、ス
ライド式…といつた様々な形態のものが採用でき
る。この気体排気手段20を中棒40に配設する
ことによつて、傘をたたむ時にねじ手段132,
42をゆるめる手間を省略できる。
従つて、中棒40を片手で支持して、片手で空
気入れポンプ1の外ふた部13を反復して圧縮す
ると、気体が注気バルブ16、吸気バルブ17を
通つて矢印A1方向へ傘形注気体3の内部へ進入
して注気部30を膨張させて傘形注気体3を図示
のように開く、そして、注気部30の圧力が高く
なりすぎると、圧力調整バルブ19から気体を矢
印B方向へ適当に排気し、傘をたたみたい時に
は、気体排気手段20で注気部30の中の気体を
排出する。
第3実施例 第3図において、本考案にかかわる第3実施例
は、空気入れポンプ1の外筒体10と内筒体11
との間に仕切り筒体21を気密に介設して気柱室
22を形成して弾性部材14としている。その他
の構造は第2実施例と同一であるので説明しな
い。
第4実施例 第4図において、本考案にかかわる第4実施例
は、空気入れポンプ1の前記外筒体10と弾性部
材14とを一体成形してベロー式外筒体22とし
ている。従つて、ベロー式外筒体22が持つ弾性
力によつて空気入れポンプ1が復元する。その他
の構造は第2実施例と同一であるので説明しな
い。
第5実施例 第5図において、本考案にかかわる第5実施例
は、第4実施例における空気入れポンプ1の外ふ
た部13にグリツプ23を一体的または別個(図
示せず)に付設して空気入れポンプ1の圧縮操作
を容易にしている。その他の構造は第4実施例と
同一である。
第6実施例 第6図において、本考案にかかわる第6実施例
は、第4実施例の空気入れポンプ1を傘形注気体
3の上方に載置したもので、傘形注気体3の中央
部位に円筒状の気密壁34を設けて柄孔24を開
設することで、傘柄体4の中棒40を遊貫させる
とともに、中棒40の途中にストツパ25を突設
している。また、傘形注気体3の下方において、
前記ストツパ25のまわりにグリツプ23を垂設
している。従つて、片手でグリツプ23を支えて
片手で傘柄体4を引き下げることで空気入れポン
プ1を圧縮し、傘柄体4から片手を離すことで空
気入れポンプ1を復元させるように形成できる。
そして、本実施例では、ねじ手段132,42
付近に連通孔120を設けてポンプ内部と傘柄体
4内部とを連通させている。
なお、圧力調整バルブ19および気体排気手段
20を傘形注気体30の適当な位置に設けること
もできる(第7図を参照)。この場合、連通孔1
20は不要となる。
第7実施例 第7図において、本考案にかかわる第7実施例
は、第6実施例の空気入れポンプ1のベロー式外
筒体22と内筒体11との間に補助弾性部材26
として圧縮コイルばねを弾装するとともに、前記
グリツプ23を長目のグリツプ23として形成し
握りやすくしている。そして、図示のように圧力
調整バルブ19と気体排出手段20とを注気部3
0の壁面に配設することで、傘柄体4は最も簡単
な構造となる。また、他の実施例にも共通して言
えることであるが、傘形注気体3の適当な位置に
ネームバンド37を付設しておくと、傘をたたん
だり名前を記入したりするのに便利である。
第8実施例 第8図おいて、第8実施例は第7実施例の変形
であつて、傘柄体4を上下に運動させる代わり
に、中空な中棒40の内部にワイヤー45を遊挿
して、その一端を空気入れポンプ1の外ふた部1
3の内部中央に設けた固着手段46に固着し、そ
の他端をハンドル44から下方へ突出した位置に
おいてプルリング47に固着する構成としてい
る。従つて、プルリングを下方へ引き下げるだけ
で空気入れポンプ1を圧縮することができる。な
お、圧力調整バルブ19は図示のように傘形注気
体3の上部に設けても良い。
第9実施例 第9図において、本考案にかかわる第9実施例
は、空気入れポンプ1を傘形注気体3の内部に設
けてなるもので、ベロー式外筒体22に注気バル
ブ16を注気部30の壁面、つまり空気入れポン
プ1の連通部12に吸気バルブ17をそれぞれ設
けている。なお、傘形注気体3の支持部32には
連通孔36が開設されて気体が連通するように形
成されている。従つて、片手でグリツプ23を支
えて片手で傘柄体4を上下運動させると注気部3
0が膨張する。
第10実施例 第10図において、本考案にかかわる第10実施
例は第9実施例の変形であつて、空気入れポンプ
1に設けられた固着手段46とプルリング47と
に傘柄体4の中棒40内部を遊挿したワイヤー4
5の両端を固着して、プルリング47を上下運動
させることで傘形注気体3に注気を行う。
第11実施例 第11図において、本考案にかかわる第11実施
例は第9実施例の変形であつて、空気入れポンプ
1の外ふた部13の内壁面にある固着手段46と
プルリング47とにワイヤー45の両端を固着す
ることで、傘形注気体3の上方向からワイヤー4
5を引くように構成している。
第12実施例 第12図において、本考案にかかわる第12実施
例は第6実施例(第6図)の変形であつて、空気
入れポンプ1を単一なベロー管1Aだけ構成して
いる。
ベロー管1Aの下端と傘形注気体3の上側中央
とにはねじ手段が設けられて連結できるととも
に、傘形注気体3側に注気バルブ16を設けてい
る。ベロー管1Aの上部にはねじ手段等によりキ
ヤツプ10Aが固着されるが、このキヤツプ10
Aは空気を通すように設計されているので吸気バ
ルブ17によりベロー管1Aの内部方向へのみ気
体が吸気される。
また、注気部30の内部中央に内接される支持
部32は連通孔36を開設しているが、膨張した
注気部30が垂れ下がらないように円錐台状に成
形されている。従つて、ベロー管内をキヤツプ1
0Aにおいて反復して圧縮するだけで傘形注気体
3に対して注気が行われる。
第13実施例 第13図において、本考案にかかわる第13実施
例は第12実施例の変形であつて、ベロー管1Aが
傘形注気体3に半ば埋めこまれて実施態様となる
とともに、キヤツプ10Aを注気部30ごと上下
運動させながら注気を行う。なお、注入される気
体の流れは矢印A1方向となり、本実施例におい
ては注気部30をベロー管1Aに密着して支持す
るので、第12図に図示の指示部32は省略でき
る。
第14実施例 第14図において、本考案にかかわる第14実施
例は第4実施例(第4図)および第12実施例(第
12図)の変形であつて、ベロー管1Aをねじ手
段により傘形注気体3の下部中央に連結するとと
もに、傘柄体4の中棒40の途中に設けられた滑
動キヤツプ11Aでベロー管1Aの下端を密閉す
る。そして、滑動キヤツプ11Aは中棒40の外
周面との間に矢印C方向へ往復移動が可能な滑動
手段12A、例えば特殊なOリングなどを介装し
ている。
従つて、滑動キヤツプ11Aを上下運動させる
とともに、連接部12の下方に通気ねじ手段42
を配設することで、空気が注気バルブ16を通つ
て傘形注気体3の内部へ注入される。そして、注
入された空気は連通部12に開設された通気孔1
20を介して傘柄体4の中空な内部へと還流する
ように構成しているので、圧力調整バルブ19お
よび気体排出手段20を有効に作動させることが
出来る。
考案の効果 本考案は以上のように構成されているので少く
とも下記の効果を有する。
請求項1の空気入れポンプにおいては、簡単で
小型な構造で空気入れポンプを構成するので、注
気対象物品に取りつけたまま使用および保存する
ことが出来る。
請求項2の空気入れポンプを備えた空気入れ傘
においては、傘形注気体への注気が容易かつ迅速
に行うことが出来、かつ過大な空気圧力の発生が
未然に防止できるとともに、ワンタツチで傘形注
気体内部の気体を排出することができる。
請求項3の空気入れ傘においては、弾性部材と
して気柱を利用することが出来、請求項3から7
の空気入れ傘においては、外筒体と弾性部材とを
一体成形したベロー式外筒体を採用しているので
構造が簡略化するとともに、グリツプを設けるこ
とによつて操作が簡単になる。
請求項8,10,11の空気入れ傘においては、傘
柄体を動かす代りに、ワイヤーで空気入れポンプ
を作動させるので構造が簡略化できる。
請求項9から11の空気入れ傘においては、空気
入れポンプを傘形注気体の内部に設けているの
で、より小型化できる。
請求項12から14の空気入れ傘においては、空気
入れポンプを単一なベロー管だけで成形するので
構造が大幅に簡略化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかわる空気入れポンプの第
1実施例を示す断面図、第1図aは注気バルブ、
吸気バルブ等の構造を説明するための概略断面
図、第1図bは圧力調整バルブの構造を説明する
ための概略断面図、第1図cは第1実施例の作動
を説明するための斜視図、第2図は本考案にかか
わる空気入れ傘に使用される空気入れポンプの第
2実施例を示す要部断面図、第3図はその第3実
施例を示す要部断面図、第4図はその第4実施例
を示す要部断面図、第5図はその第5実施例を示
す要部断面図、第6図はその第6実施例を示す要
部断面図、第7図はその第7実施例を示す要部断
面図、第8図はその第8実施例を示す要部断面
図、第9図はその第9実施例を示す要部断面図、
第10図はその第10実施例を示す要部断面図、第
11図はその第11実施例を示す要部断面図、第1
2図はその第12実施例を示す要部分解断面図、第
13図はその第13実施医を示す一部分解表示の要
部断面図、第14図はその第14実施例を示す要部
分解断面図である。 1……空気入れポンプ、3……傘形注気体、4
……傘柄体、5……ビニール製プール、10……
外筒体、11……内筒体、12……連接部、13
……外ふた部、14……弾性部材、15……押し
体、16……注気バルブ、17……吸気バルブ、
18……吹気バルブ、19……圧力調整バルブ、
20……気体排出手段、21……仕切り筒体、2
2……ベロー式外筒体、23……グリツプ、24
……柄孔、25……ストツパ、26……補助弾性
部材、30……注気部、32……支持部、34…
…気密壁、35……ネームバンド、36……連通
孔、40……中棒、42……ねじ手段、44……
ハンドル、45……ワイヤー、46……固着手
段、47……プルリング、50……球皮体、12
0……通気孔、130……中央孔、132……ね
じ手段、150……中心孔、1A……ベロー管、
10A……キヤツプ、11A……滑動キヤツプ、
12A……滑動手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気を主とする気体を注気の対象となる物品
    へ手動により注入する空気入れポンプであつ
    て、 注気対象物品と連接する連接部と、 連接部から軟質気密材料により中空状に延設
    される外筒体と、 外筒体の内部において同じく連接部から軟質
    気密材料により中空状に延設される内筒体と、 これら外筒体および内筒体の連接部とは反対
    側の開口部分を同時に密閉する外ふた部と、 これら外筒体および内筒体の間において、連
    接部および外ふた部を常に離間するように付勢
    する弾性部材と、 連接部の適当な位置に配設され、注気対象物
    品の内部方向へのみ気体を通過させる逆止弁構
    造を備えた注気バルブと、 外ふた部の適当な位置に配設され、外筒体お
    よび内筒体間の内部空間方向へのみ気体を通過
    させる逆止弁構造を備えた吸気バルブと、 外ふた部の外部方向へ延設され、中空円筒状
    かつ底辺密閉の押し体とから構成されるものに
    おいて、 前記押し体が、外ふた部から取り外し可能か
    つ気密に連接されて傘形注気体の内部に充填さ
    れた気体を排出する気体排気手段を形成すると
    同時に、前記連接部に開設された通気孔および
    内筒体の中空内部によつて気体が流通可能に連
    接され、かつ適当な位置に押し体の外部方向へ
    のみ気体を通過させる逆止弁構造を備えた圧力
    調整弁を有することを特徴とする空気入れポン
    プ。 (2) 請求項1に記載の空気入れポンプを利用して
    構成される空気入れ傘であつて、 前記空気入れポンプと、前記連接部を含む形
    で軟質気密材料により雨傘の傘部分の形状かつ
    中空密閉状に成形した傘形注気体と、硬質かつ
    中空な管状材料で雨傘の中棒およびハンドル部
    分の形状に形成した傘柄体とから構成されるも
    のにおいて、 前記押し体が雨傘の中棒およびハンドル部分
    の形状を有する傘柄体であることを特徴とする
    請求項1に記載の空気入れポンプを備えた空気
    入れ傘。 (3) 上記空気入れポンプが、外筒体と内筒体との
    間に仕切り筒体を並設して気体を密封すること
    で弾性部材を形成したことを特徴とする請求項
    1または2に記載の空気入れ傘。 (4) 上記空気入れポンプが、外筒体をベロー式外
    筒体として連接部および外ふた部との間に介装
    される弾性部材を兼用したことを特徴とする請
    求項1または2に記載の空気入れ傘。 (5) 上記空気入れポンプが、外ふた部の下方に傘
    柄体の一部を包囲するように延設されたグリツ
    プを設けていることを特徴とする請求項4に記
    載の空気入れ傘。 (6) 上記空気入れポンプが、傘形注気体の上部に
    載置されることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか一項に記載の空気入れ傘。 (7) 上記傘形注気体が、下方において傘柄体の一
    部を包囲するグリツプを付設するとともに、ベ
    ロー式外筒体と内筒体との間に補助弾性部材を
    介装したことを特徴とする請求項5または6に
    記載の空気入れ傘。 (8) 上記傘柄体が、中空となつた内部にワイヤー
    を遊挿し、ワイヤーの一端を空気入れポンプの
    外ふた部に固着し、ワイヤーの他端を傘柄体よ
    り突出させるとともに、突出したワイヤーの他
    端にプルリングを固着したことを特徴とする請
    求項7に記載の空気入れ傘。 (9) 上記空気入れポンプが、傘形注気体の内部に
    内設されたことを特徴とする請求項1または2
    に記載の空気入れ傘。 (10) 上記傘柄体が、中空となつた内部にワイヤー
    を遊挿して、ワイヤーの一端を空気入れポンプ
    の連接部に固着し、ワイヤーの他端を傘柄体よ
    り突出させるとともに、突出したワイヤーの他
    端にプルリングを固着したことを特徴とする請
    求項9に記載の空気入れ傘。 (11) 上記空気入れポンプが、傘形注気体の頂点部
    位を開口して、内筒体の中空となつた内部にワ
    イヤーを遊挿して、ワイヤーの一端を空気入れ
    ポンプの外ふた部に固着し、ワイヤーの他端を
    傘形注気体より突出させるとともに、突出した
    ワイヤーの他端にプルリングを固着したことを
    特徴とする請求項9に記載の空気入れ傘。 (12) 上記空気入れポンプが、単一なベロー管だけ
    で成形されるとともに、通気性のあるキヤツプ
    をベロー管の上端に冠装し、かつ傘形注気体の
    上部に載置されたことを特徴とする請求項1,
    2,6のいずれか一項に記載の空気入れ傘。 (13) 上記空気入れポンプが、傘形注気体の内部に
    一部埋めこめられた形で設けられたことを特徴
    とする請求項12に記載の空気入れ傘。 (14) 上記空気入れポンプが、傘形注気体の下部に
    連設されるとともに、傘形注気体の一部分を上
    下に往復移動する滑動キヤツプを気密に配設し
    たことを特徴とする請求項4または12に記載の
    空気入れ傘。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5040682U (ja) * 1973-08-01 1975-04-25
JPS56168705A (en) * 1981-01-12 1981-12-25 Yoshio Nakashima Boneless umbrella

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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