JPH05151360A - ラウンドコーナー描画方式 - Google Patents

ラウンドコーナー描画方式

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JPH05151360A
JPH05151360A JP31059291A JP31059291A JPH05151360A JP H05151360 A JPH05151360 A JP H05151360A JP 31059291 A JP31059291 A JP 31059291A JP 31059291 A JP31059291 A JP 31059291A JP H05151360 A JPH05151360 A JP H05151360A
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豊可 牛込
Hajime Kikuta
元 菊田
Yuji Koami
裕二 小網
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的とする線種および線幅のラウンドコーナ
ーパターンの生成において、少ないパターン数で品質の
良いラウンドコーナーの描画が可能とされるラウンドコ
ーナーの描画方式を提供する。 【構成】 矩形枠の角を丸めてパターンを生成するラウ
ンドコーナー描画装置であって、各線種の最も太い線幅
の線幅パターンを格納する線種パターンメモリ1と、各
線幅のマスクパターンを格納するマスクパターンメモリ
2と、これらの線種パターンメモリ1およびマスクパタ
ーンメモリ2のパターン同士の論理積をとるマスク論理
3と、各パターンを格納する線種パターンバッファ4、
マスクパターンバッファ5および生成パターンバッファ
6とから構成され、線種パターンがマスクパターンでマ
スクされ、所望の線種、線幅のパターンが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラウンドコーナーの描
画技術に関し、特にマスク処理によるラウンドコーナー
の描画において、メモリ容量の削減が可能とされるラウ
ンドコーナー描画方式に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラウンドコーナーの描画方式とし
ては、たとえば特開昭64−17173号公報に記載さ
れるように、円弧描画処理方法を用いて1ドット単位に
描画を行う方法や、パターンを用いて描画を行う方法が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な従来技術において、たとえば1ドット単位に描画を行
う方法では、線幅を持つラウンドコーナーを描画する場
合、所定線幅の円弧を線幅分繰り返して描画を行う必要
がある。また、線種および線幅を持つラウンドコーナー
の場合、たとえば破線の描画を行う時にはラウンドコー
ナーの中心に向かって破線の幅を小さくしていく処理が
必要であり、描画速度の点から見て不利である。
【0004】それに対して、パターンを用いて描画を行
う方法では、描画の際に演算を必要としないために描画
速度は優れているが、各線種および線幅の全ての組み合
わせについてパターンを用意しなければならず、たとえ
ば線種9種、線幅4種のラウンドコーナーの場合、四隅
用のパターンを考慮して4×9×4=144個のパター
ンが必要となり、パターン格納のために多くのメモリ容
量を必要とするという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、パターンを用い
て描画を行う場合でも、少ないパターン数で品質の良い
ラウンドコーナーの描画を行うことができるラウンドコ
ーナー描画方式を提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0008】すなわち、本発明のラウンドコーナー描画
方式は、矩形枠の角を丸めてラウンドコーナーのパター
ンを生成するラウンドコーナー描画方式であって、各線
種の最も太い線幅の線種パターンと、各線幅のパターン
生成用のマスクパターンと、これらの線種パターンおよ
びマスクパターンのパターン同士の論理積をとる論理手
段とを備えるものである。
【0009】また、前記論理積をとる論理手段に加えて
パターンを回転させる回転論理手段を備えるようにした
ものである。
【0010】
【作用】前記したラウンドコーナー描画方式によれば、
線種パターン、マスクパターンおよび論理手段が備えら
れることにより、線種パターンをマスクパターンでマス
クし、目的とする所望の線種および線幅のパターンを生
成することができる。
【0011】すなわち、破線、鎖線などの線種の最も太
い線幅のパターンと、線幅が異なる実線のマスクパター
ンとを用意しておき、ラウンドコーナーパターン描画の
際には、指定された線種のパターンを指定された線幅の
マスクパターンでマスクすることにより、目的とする線
種および線幅のラウンドコーナーパターンを得ることが
できる。
【0012】また、回転論理手段が追加されることによ
り、1つのコーナー用のラウンドコーナーパターンを回
転させて全てのコーナー用のパターンを生成することが
できる。すなわち、回転論理を用いることにより、一隅
のラウンドコーナーパターンから四隅のラウンドコーナ
ーパターンを得ることができる。
【0013】これにより、目的とする線種および線幅の
ラウンドコーナーのパターン描画において、品質を落す
ことなくパターン数を削減することができる。
【0014】
【実施例1】図1は本発明のラウンドコーナー描画方式
の一実施例であるラウンドコーナー描画装置を示す概略
構成図である。
【0015】まず、図1により本実施例のラウンドコー
ナー描画装置の構成を説明する。
【0016】本実施例のラウンドコーナー描画装置は、
たとえば矩形枠の角を丸めてラウンドコーナーのパター
ンを生成するラウンドコーナー描画装置とされ、線種パ
ターンを格納する線種パターンメモリ1と、マスクパタ
ーンを格納するマスクパターンメモリ2と、これらの線
種パターンメモリ1およびマスクパターンメモリ2のパ
ターン同士の論理積をとるマスク論理(論理手段)3と
から構成され、線種パターンがマスクパターンでマスク
され、所望の線種および線幅のパターンが生成されるよ
うになっている。
【0017】線種パターンメモリ1は、ラウンドコーナ
ーの線種パターン、たとえばいろいろなピッチの破線、
鎖線などのパターンを格納するメモリであり、各線種の
最も太い線幅の線幅パターンが格納されている。
【0018】また、線種パターンメモリ1には、この線
種パターンメモリ1から読み出した線種パターンを格納
するために、高速処理が可能な一時記憶用の線種パター
ンバッファ4が接続されている。
【0019】マスクパターンメモリ2は、たとえば線幅
が異なる実線の各線幅パターンを格納するメモリであ
り、線種パターンメモリ1に格納されているラウンドコ
ーナーパターンから指定された線幅を生成するために用
いるマスクパターンが格納されている。
【0020】また、マスクパターンメモリ2にも、線種
パターンメモリ1と同様に、マスクパターンメモリ2か
ら読み出したマスクパターンを格納するための一時記憶
用のマスクパターンバッファ5が接続されている。
【0021】マスク論理3は、線種パターンバッファ4
およびマスクパターンバッファ5に格納されているパタ
ーン同士の論理積をとる論理であり、線種パターンから
必要な線幅のマスクパターンを取り出すために用いられ
る。
【0022】また、マスク論理3には、このマスク論理
3によって生成されたパターンは格納する生成パターン
バッファ6が接続されている。
【0023】次に、本実施例の作用について、線種パタ
ーンとマスクパターンとを用いて目的とする線種および
線幅のパターンを生成するまでの動作を説明する。
【0024】まず、線種パターンメモリ1上に格納され
ている線種パターンの中から、指定された線種パターン
を線種パターンバッファ4上に読み出す。また、マスク
パターンメモリ2上に格納されているマスクパターンの
中から、指定された線幅用のマスクパターンをマスクパ
ターンバッファ5上に読み出す。
【0025】そして、目的とする線種および線幅のラウ
ンドコーナーパターンを生成するために、マスク論理3
によって線種パターンバッファ4に格納されている線種
パターンと、マスクパターンバッファ5に格納されてい
るマスクパターンの論理積をとる。
【0026】この結果、目的とする線種で、目的とする
線幅を持つ所望のラウンドコーナーパターンを生成パタ
ーンバッファ6上に生成することができる。
【0027】従って、本実施例のラウンドコーナー描画
装置によれば、線種パターンメモリ1、マスクパターン
メモリ2およびマスク論理3と、これらのパターンを格
納する線種パターンバッファ4、マスクパターンバッフ
ァ5および生成パターンバッファ6が備えられることに
より、指定された線種パターンを線種パターンメモリ1
から線種パターンバッファ4に読み出し、また指定され
た線幅用のマスクパターンをマスクパターンメモリ2か
らマスクパターンバッファ5に読み出し、さらにマスク
論理3によって論理積した後に生成パターンバッファ6
に格納することにより、目的とする所望の線種および線
幅のラウンドコーナーパターンを生成することができ
る。
【0028】
【実施例2】図2は本発明のラウンドコーナー描画方式
の他の実施例であるラウンドコーナー描画装置を示す概
略構成図、図3は本実施例のラウンドコーナー描画装置
において、回転論理を示す概略構成図である。
【0029】本実施例のラウンドコーナー描画装置は、
1つのラウンドコーナーのパターンを回転させて全ての
コーナー用のパターンを生成するラウンドコーナー描画
装置とされ、実施例1と同様の線種パターンメモリ1
a、マスクパターンメモリ2a、マスク論理(論理手
段)3a、線種パターンバッファ4a、マスクパターン
バッファ5aおよび生成パターンバッファ6aに加え
て、マスクパターンバッファ5aと生成パターンバッフ
ァ6aとの間に、回転パターンバッファ7および反転論
理(回転論理手段)8が追加された構成となっている。
【0030】すなわち、回転パターンバッファ7は、行
方向および列方向のどちらからも読み出し可能なバッフ
ァであり、マスク論理3によって生成されたパターンに
回転をかけるために用いられる。
【0031】また、反転論理8は、パターンを左右方向
に反転するための論理であり、回転パターンバッファ7
から読み出されたパターンに対して必要に応じて左右反
転を行うものである。
【0032】そして、回転パターンバッファ7および反
転論理8によって回転されたパターンは、生成パターン
バッファ6aに格納される。
【0033】次に、本実施例の作用について、一隅のラ
ウンドコーナーパターンから四隅のラウンドコーナーパ
ターンを生成するまでの動作を説明する。
【0034】まず、実施例1と同様に、指定された線種
パターンを線種パターンメモリ1aから線種パターンバ
ッファ4aに読み出し、また指定された線幅用のマスク
パターンをマスクパターンメモリ2aからマスクパター
ンバッファ5aに読み出し、さらにマスク論理3aによ
って論理積した後に目的とする線種および線幅のラウン
ドコーナーパターンを回転パターンバッファ7に格納す
る。
【0035】そして、回転パターンバッファ7上に格納
されているパターンを、回転を行う方向によって回転パ
ターンバッファ7からの読み出し方向と反転論理8の制
御を行い、ラウンドコーナーの描画位置に合わせて回転
させることによって、指定された線種および線幅を持
ち、描画位置に合わせて回転されたラウンドコーナーパ
ターンが生成パターンバッファ6a上に生成される。
【0036】この場合に、たとえば180度回転させた
場合には、図2に示すようなラウンドコーナーパターン
を生成パターンバッファ6a上に生成することができ、
また正立、右90度回転、左90度回転させた場合に
は、それぞれ図3に示すようなパターンを生成すること
が可能となる。
【0037】従って、本実施例のラウンドコーナー描画
装置によれば、実施例1に加えてさらに回転パターンバ
ッファ7および反転論理8が追加され、回転論理を行う
ことによって1つのコーナー用のラウンドコーナーパタ
ーンから、目的とする線種および線幅の全てのラウンド
コーナーのパターンを生成することができる。
【0038】また、特に各線種の中の最も大きい線幅パ
ターンと、各線幅用のマスクパターンのみをメモリ上に
持っていればよいので、たとえば線種9種、線幅4種の
ラウンドコーナーの場合、従来は4×9×4=144個
のパターンが必要であったのに対して、実施例1の場合
には(9+4)×4=52個のパターンでよく、さらに
本実施例のように回転論理を用いた場合には9+4=1
3個のパターンのみをメモリ上に持っていればよいの
で、メモリ容量の大幅な削減が可能となる。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例1および2に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記各実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0040】たとえば、前記実施例のラウンドコーナー
描画装置については、矩形枠の角を丸めてラウンドコー
ナーのパターンを生成する場合について説明したが、本
発明は前記実施例に限定されるものではなく、円形リン
グ状のパターンなどの生成についても適用可能であり、
この場合には、たとえば円形リングを90度で4分割
し、1箇所のパターンを生成して回転論理を用いること
によって円形リング状パターンの生成が可能となる。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0042】(1).各線種の最も太い線幅の線種パターン
と、各線幅のパターン生成用のマスクパターンと、これ
らの線種パターンおよびマスクパターンのパターン同士
の論理積をとる論理手段とを備えることにより、線種パ
ターンをマスクパターンでマスクし、目的とする所望の
線種および線幅のパターンを生成することができるの
で、各線種および線幅の全ての組み合わせのパターンを
メモリ上に持つ必要がなく、各線種の中の最も大きい線
幅のパターンと、各線幅用のマスクパターンのみを各メ
モリ上に持つことによってラウンドコーナーのパターン
描画が可能となる。
【0043】(2).論理積をとる論理手段に加えてパター
ンを回転させる回転論理手段を備えることにより、1つ
のコーナー用のラウンドコーナーパターンを回転させて
全てのコーナー用のパターンを生成することができるの
で、さらにメモリ上に持つパターンが少なくなり、より
一層メモリ容量の削減が可能となる。
【0044】(3).前記(1) および(2) により、最小限の
パターンで全ての線種および線幅のパターンを生成する
ことができるので、品質を落すことなくメモリ容量の削
減が可能とされるラウンドコーナー描画方式を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラウンドコーナー描画方式の実施例1
であるラウンドコーナー描画装置を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明のラウンドコーナー描画方式の実施例2
であるラウンドコーナー描画装置を示す概略構成図であ
る。
【図3】実施例2のラウンドコーナー描画装置におい
て、回転論理を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,1a 線種パターンメモリ 2,2a マスクパターンメモリ 3,3a マスク論理(論理手段) 4,4a 線種パターンバッファ 5,5a マスクパターンバッファ 6,6a 生成パターンバッファ 7 回転パターンバッファ 8 反転論理(回転論理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊田 元 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ユータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小網 裕二 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形枠の角を丸めてラウンドコーナーの
    パターンを生成するラウンドコーナー描画方式であっ
    て、各線種の最も太い線幅の線種パターンと、各線幅の
    パターン生成用のマスクパターンと、該線種パターンお
    よびマスクパターンのパターン同士の論理積をとる論理
    手段とを備え、前記線種パターンを前記マスクパターン
    でマスクして目的とする所望の線種および線幅のパター
    ンを生成することを特徴とするラウンドコーナー描画方
    式。
  2. 【請求項2】 前記論理積をとる論理手段に加えてパタ
    ーンを回転させる回転論理手段を備え、1つのコーナー
    用の前記ラウンドコーナーのパターンを回転させて全て
    のコーナー用のパターンを生成することを特徴とする請
    求項1記載のラウンドコーナー描画方式。
JP31059291A 1991-11-26 1991-11-26 曲線パターン生成装置 Expired - Fee Related JP3221898B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4963308A (ja) * 1972-10-20 1974-06-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4963308A (ja) * 1972-10-20 1974-06-19

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