JPH0515129A - 電動機の分相起動装置 - Google Patents

電動機の分相起動装置

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JPH0515129A
JPH0515129A JP16302591A JP16302591A JPH0515129A JP H0515129 A JPH0515129 A JP H0515129A JP 16302591 A JP16302591 A JP 16302591A JP 16302591 A JP16302591 A JP 16302591A JP H0515129 A JPH0515129 A JP H0515129A
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JP
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relay
thermistor
temperature coefficient
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bobbin
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JP16302591A
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Kamihito Kawashima
上人 川島
Masahide Kobayashi
正英 小林
Hiroshi Kaise
博史 貝瀬
Yutaka Hirano
裕 平野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H61/00Electrothermal relays
    • H01H61/002Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
    • H01H2061/004PTC resistor in series with start winding, e.g. adapted for being switched off after starting for limiting power dissipation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動リレー8と正特性サーミスタ9とを独立
したケースで一体に取付ける。 【構成】 起動リレー8は密閉容器1の気密ターミナル
4に差し込まれて取付けられる。この起動リレーはボビ
ン11と正特性サーミスタを収納する第2のケース27
とを別個に組立てて形成する。夫々独立した起動リレー
8に正特性サーミスタ9を嵌合わせて取付ける。 【効果】 起動リレー接点25のアーク放電の影響を正
特性サーミスタ9が受けないようにするとともに、圧縮
機の熱の影響を受けないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動機の分相起動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機の分相起動装置は例えば実
公昭61−11985号公報に示されているように構成
されている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図9において、50は主巻線で、起動リレー51の
コイル52と直列に接続されている。53は補助巻線
で、コンデンサ54と直列に接続されている。このコン
デンサには正特性サーミスタ55と起動リレー51の常
開のリレー接点56との直列に接続した回路が並列に接
続されている。
【0003】この構造の電動機の分相起動装置では電動
機の起動後に起動リレー51の常開のリレー接点56を
開放し、運転時に正特性サーミスタ55に電流が流れな
いようにして運転時の正特性サーミスタ55による電力
のロスを抑えられるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動機の分相起動装置は起動リレー51に正特性サーミ
スタ55を組み込んだ回路が示されているだけであり、
起動リレー51と正特性サーミスタ55との組立構造に
ついては何ら示されておりません。
【0005】この発明は起動リレーと正特性サーミスタ
とを別個に組立た後、この起動リレーに正特性サーミス
タを取付けて一体に形成する電動機の分相起動装置を提
供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は主巻線と、補
助巻線と、起動リレーと、正特性サーミスタと、コンデ
ンサとを備え、前記起動リレーを前記主巻線に直列に接
続される起動リレーコイルと、このリレーコイルと並列
に補助巻線に直列に接続されるリレー接点とで形成し、
正特性サーミスタを前記リレー接点に直列に接続し、コ
ンデンサをリレー接点と正特性サーミスタとの直列回路
に並列に接続した電動機の分相起動装置において、夫々
独立したボビンとケースとに起動リレーと正特性サーミ
スタとを収納し、前記起動リレーのボビンにこのボビン
の密閉容器と反対側の面に正特性サーミスタのケースを
取付けて一体に形成したものである。
【0007】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
起動リレーと正特性サーミスタとを別個に組立た後、こ
れらの起動リレーのボビンに正特性サーミスタのケース
を取付け、起動リレーのリレー接点のアーク放電が正特
性サーミスタに影響を与えないようにするとともに、正
特性サーミスタが圧縮機で加熱されないようにしたもの
である。
【0008】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基いて説明
する。
【0009】図1はこの発明の一実施例の密閉型圧縮機
に起動装置を取付ける状態を示す要部断面図である。図
2は同じく電動機の回路図である。図3は同じく起動装
置の正面図である。図4は同じく起動装置の平面図であ
る。図5は図4のA−A線方向に沿って切断した断面図
である。図6は起動装置の分解要部断面図である。図7
は起動装置にオーバーロードーリレーを取付けた平面図
である。
【0010】1は密閉容器で、この容器内には単相電動
機2と圧縮要素3とが収納されている。4は密閉容器1
を貫通して取付けられた気密ターミナルで、このターミ
ナルには密閉容器1の外壁に単相電動機2を起動させる
起動装置5が取付けられている。単相電動機2は主巻線
6と補助巻線7とを並列に接続して形成されている。
【0011】起動装置5は起動リレー8と正特性サーミ
スタ9とコンデンサ10とで構成されている。これらの
部品は夫々別個に組立られている。起動リレー8は絶縁
材料で形成されたボビン11とリレー接点機構12と起
動リレーコイル13とで構成されている。
【0012】ボビン11は円筒状の第1のケース14
と、このケースの一方の端部に凹所15を有するフラン
ジ16と、このフランジの凹所15を塞ぐ蓋17と、他
方の端部に突出した突起18とで形成されている。
【0013】リレー接点機構12は第1のケース14の
孔19内を摺動するプランジャー20と、このプランジ
ャーの中央部に挿入される動軸21と、この動軸に接続
されてフランジ16の凹所15内に配置された可動接点
板22と、この可動接点板に設けられた第1の接点23
と蓋17に設けられた第2の接点24とで構成する常開
のリレー接点25と、プランジャー20と可動接点板2
2との間で動軸21に巻かれたコイルバネ26とで構成
されている。
【0014】起動リレーコイル13はフランジ16と突
起18との間の第1のケース14の外周に巻回されてい
る。
【0015】27は正特性サーミスタ9を収納する第2
のケースで、この第2のケースはフランジ16の密閉容
器1の反対側の面に嵌合わせることによって取付けられ
ている。そして、第2のケース27はボビン11のフラ
ンジ16の凹部15を覆う蓋17を被せることで一緒に
固定される。
【0016】ボビン11にはオーバーロードリレー28
が取付けられている。
【0017】主巻線6と補助巻線7との共通線29には
オーバーロードリレー28の接点30が直列に接続され
ている。主巻線6には起動リレー8の起動リレーコイル
13が直列に接続されている。補助巻線7にはコンデン
サ10が直列に接続されている。このコンデンサには正
特性サーミスタ9と起動リレー8の常開のリレー接点2
5との直列回路が並列に接続されている。
【0018】このように構成された圧縮機の分相起動装
置において、起動装置5の組立順序を説明すると、ま
ず、起動リレー8はリレー接点機構12をボビン11の
孔19内に挿入し、このボビンのフランジ16と突起1
8との間で挟まれた外周に起動リレーコイル13を巻回
して形成される。また、正特性サーミスタ9は第2のケ
ース27内に収納して形成される。そして、起動リレー
8と正特性サーミスタ9とはボビン11に第2のケース
27を取付けて一体に形成されている。この一体のボビ
ンとケースとは蓋17を被せて固定することで、起動装
置5は完成する。
【0019】次に、回路の動作を説明すれば、単相電動
機2に通電すると、補助巻線7と特性サーミスタ9、起
動リレー8の常開の接点25との回路によって電動機2
は起動する。同時に、主巻線6の回路にも通電するの
で、この回路にある起動リレーが起動する。同時に、主
巻線6の回路にも通電するので、この回路にある起動リ
レーコイル13に通電される。そして、電動機2が起動
を終了すると、主巻線6を流れる電流によって起動リレ
ー8の常開の接点25が切り離され、正特性サーミスタ
9には電流が流れなくなる。また、単相電動機2はコン
デンサ10によって運転効率の高い運転が行われる。
【0020】起動装置5は密閉容器1の気密ターミナル
4にはめ込まれたときに正特性サーミスタ9を密閉容器
1から離れて取付けることにより、この正特性サーミス
タが圧縮機からの熱の影響を受け、キューリ点に達し
て、起動ミスを起こすのを防止できるようにされてい
る。
【0021】起動リレー8と正特性サーミスタ9とは別
個に組立てることにより、起動リレー接点25の開閉に
よるアーク放電の影響を正特性サーミスタ9が受けない
ようにするとともに、起動リレー8と正特性サーミスタ
9との組合わせを簡単に変えられるようにしている。し
かも、起動リレー8のボビン11と正特性サーミスタ9
の第2のケース27とは熱の影響や密封状態などに応じ
て材質を選定できるようにしている。
【0022】正特性サーミスタ9と起動リレー接点25
とは直列に接続することにより、このリレー接点の開放
時には正特性サーミスタ9での電力消費をなくすことが
できるとともに、起動リレー接点25が溶着した場合に
は正特性サーミスタ9の抵抗の上昇によって補助巻線7
の保護を行えるようにしている。
【0023】起動装置5はリレー接点機構12、正特性
サーミスタ9及び蓋17等の部品を同一方向から供給で
きるように組立てるので、自動化を可能にしている。
【0024】この発明は別個に組立てた起動リレー8の
ボビン11に正特性サーミスタ9を収納する第2のケー
ス27を組み込むことにより、起動リレー8と正特性サ
ーミスタ9とを独立させられ、起動リレー接点25のア
ーク放電の影響を正特性サーミスタ9が受けないように
したものである。
【0025】尚、図8に示すように正特性サーミスタ9
を縦長のケース31に収納することにより、起動装置5
は同様な効果を有するとともに、幅を狭くさせられ圧縮
機の設置スペースを小さくできるという効果も有する。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、主巻線
と、補助巻線と、起動リレーと、正特性サーミスタと、
コンデンサとを備え、前記起動リレーを前記主巻線に直
列に接続される起動リレーコイルと、このリレーコイル
と並列に補助巻線に直列に接続されるリレー接点とで形
成し、正特性サーミスタを前記リレー接点に直列に接続
し、コンデンサをリレー接点と正特性サーミスタとの直
列回路に並列に接続した電動機の分相起動装置におい
て、夫々独立したボビンとケースとに起動リレーと正特
性サーミスタとを収納し、前記起動リレーのボビンにこ
のボビンの密閉容器と反対側の面に正特性サーミスタの
ケースを取付けて一体に形成したのであるから、起動リ
レーのボビンと正特性サーミスタのケースとを独立させ
ることで、起動リレー接点のアーク放電によって正特性
サーミスタが影響を受けて起動不良を起こすのを防止で
きる。また、起動リレーと正特性サーミスタとは別個に
組立てることにより、これらの起動リレーと正特性サー
ミスタとの組合わせを簡単に変えられるとともに、正特
性サーミスタを密閉容器から離すことができ、この容器
からの熱で正特性サーミスタがキューリー点を越えて起
動ミスを起こすのを防止できるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の密閉型圧縮機に起動装置
を取付ける状態を示す要部断面図である。
【図2】この発明の電動機の回路図である。
【図3】この発明の起動装置の正面図である。
【図4】この発明の起動装置の平面図である。
【図5】この発明の図4のA−A線方向に沿って切断し
た断面図である。
【図6】この発明の起動装置の分解要部断面図である。
【図7】この発明の起動装置にオーバーロードリレーを
取付けた平面図である。
【図8】この発明の他の実施例を示す起動装置の分解要
部断面図である。
【図9】従来の電動機の回路図である。
【符号の説明】
6 主巻線 7 補助巻線 8 起動リレー 9 正特性サーミスタ 10 コンデンサ 11 ボビン 12 リレー接点機構 13 起動リレーコイル 14 第1のケース 20 プランジャー 25 イルレー接点 27 第2のケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 裕 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機株 式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 主巻線と、補助巻線と、起動リレーと、
    正特性サーミスタと、コンデンサとを備え、前記起動リ
    レーは前記主巻線に直列に接続される起動リレーコイル
    と、このリレーコイルと並列に補助巻線に直列に接続さ
    れるリレー接点とで形成され、正特性サーミスタは前記
    リレー接点に直列に接続され、かつ、コンデンサはリレ
    ー接点と正特性サーミスタとの直列回路に並列に接続さ
    れている電動機の分相起動装置において、前記起動リレ
    ーと正特性サーミスタとは夫々独立したボビンとケース
    とに収納され、かつ、前記ボビンはこのボビンの密閉容
    器と反対側の面にケースを取付けて一体に形成されてい
    ることを特徴とする電動機の分相起動装置。
JP3163025A 1991-07-03 1991-07-03 電動機の分相起動装置 Expired - Lifetime JP3026639B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6278681B1 (en) 1998-03-24 2001-08-21 Nec Corporation Optical head, method of fabricating optical head, and apparatus for fabricating optical head
JP2012038921A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Fujikura Ltd 半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6278681B1 (en) 1998-03-24 2001-08-21 Nec Corporation Optical head, method of fabricating optical head, and apparatus for fabricating optical head
JP2012038921A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Fujikura Ltd 半導体装置

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