JPH05137362A - 電動機の分相起動装置 - Google Patents
電動機の分相起動装置Info
- Publication number
- JPH05137362A JPH05137362A JP28995291A JP28995291A JPH05137362A JP H05137362 A JPH05137362 A JP H05137362A JP 28995291 A JP28995291 A JP 28995291A JP 28995291 A JP28995291 A JP 28995291A JP H05137362 A JPH05137362 A JP H05137362A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- relay
- resistor
- series
- starter
- starting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H61/00—Electrothermal relays
- H01H61/002—Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
- H01H2061/004—PTC resistor in series with start winding, e.g. adapted for being switched off after starting for limiting power dissipation
Abstract
(57)【要約】
【目的】 起動リレー4に一体に補助巻線3の抵抗を増
加させる抵抗体7を設け、この抵抗体の運転時の発熱を
抑える。 【構成】 単相誘導電動機1は主巻線2と補助巻線3と
を並列に接続して構成される。起動リレー4は主巻線2
に直列に接続されるリレーコイル5と、補助巻線3に直
列に接続されるリレー接点機構6と、この接点機構に直
列に接続される抵抗体7とで一体に形成されている。こ
の抵抗体は正特性サーミスタで形成してもよい。
加させる抵抗体7を設け、この抵抗体の運転時の発熱を
抑える。 【構成】 単相誘導電動機1は主巻線2と補助巻線3と
を並列に接続して構成される。起動リレー4は主巻線2
に直列に接続されるリレーコイル5と、補助巻線3に直
列に接続されるリレー接点機構6と、この接点機構に直
列に接続される抵抗体7とで一体に形成されている。こ
の抵抗体は正特性サーミスタで形成してもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動機の分相起動装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機の分相起動装置は例えば実
公昭61−11985号公報に示されているように構成
されている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図4において、50は主巻線で、起動リレー51の
コイル52と直列に接続されている。53は補助巻線
で、コンデンサ54と直列に接続されている。このコン
デンサには正特性サーミスタ55と起動リレー51の常
開のリレー接点56との直列に接続した回路が並列に接
続されている。
公昭61−11985号公報に示されているように構成
されている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図4において、50は主巻線で、起動リレー51の
コイル52と直列に接続されている。53は補助巻線
で、コンデンサ54と直列に接続されている。このコン
デンサには正特性サーミスタ55と起動リレー51の常
開のリレー接点56との直列に接続した回路が並列に接
続されている。
【0003】この構造の電動機の分相起動装置では電動
機の起動後に起動リレー51の常開のリレー接点56を
開放し、運転時に正特性サーミスタ55に電流が流れな
いようにして運転時の正特性サーミスタ55による電力
のロスを抑えられるようにしている。
機の起動後に起動リレー51の常開のリレー接点56を
開放し、運転時に正特性サーミスタ55に電流が流れな
いようにして運転時の正特性サーミスタ55による電力
のロスを抑えられるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動機の分相起動装置は起動リレー51に抵抗としての
正特性サーミスタ55を組み込んだ回路が示されている
だけであり、起動リレー51と正特性サーミスタ55と
の組立構造については何ら示されておりません。
電動機の分相起動装置は起動リレー51に抵抗としての
正特性サーミスタ55を組み込んだ回路が示されている
だけであり、起動リレー51と正特性サーミスタ55と
の組立構造については何ら示されておりません。
【0005】この発明は起動リレーに抵抗体を一体に形
成した電動機の分相起動装置を提供することを目的とし
たものである。
成した電動機の分相起動装置を提供することを目的とし
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は主巻線と、補
助巻線と、起動リレーと、抵抗体とを備え、前記起動リ
レーを前記主巻線に直列に接続される起動リレーコイル
と、このリレーコイルと並列に補助巻線に直列に接続さ
れるリレー接点とで形成し、前記リレー接点に直列に接
続される抵抗体を起動リレーと一体に形成したものであ
る。
助巻線と、起動リレーと、抵抗体とを備え、前記起動リ
レーを前記主巻線に直列に接続される起動リレーコイル
と、このリレーコイルと並列に補助巻線に直列に接続さ
れるリレー接点とで形成し、前記リレー接点に直列に接
続される抵抗体を起動リレーと一体に形成したものであ
る。
【0007】また、この発明は抵抗体をリレー接点の可
動部と一体に形成したものである。
動部と一体に形成したものである。
【0008】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
起動リレーと一体に抵抗体を形成し、この抵抗体によっ
て補助巻線の起動時の抵抗を増加させる抵抗体の取付け
を容易にするとともに、この抵抗体の温度上昇を抑えて
再起動の起動性が損なわれないようにしたものである。
起動リレーと一体に抵抗体を形成し、この抵抗体によっ
て補助巻線の起動時の抵抗を増加させる抵抗体の取付け
を容易にするとともに、この抵抗体の温度上昇を抑えて
再起動の起動性が損なわれないようにしたものである。
【0009】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例を示す単相誘導
電動機の起動回路図である。図2は起動リレーの断面図
である。
電動機の起動回路図である。図2は起動リレーの断面図
である。
【0011】1は単相誘導電動機で、この電動機は主巻
線2と補助巻線3とを並列に接続して構成されている。
4は起動リレーで、このリレーは主巻線2に直列に接続
されるリレーコイル5と、補助巻線3に直列に接続され
るリレー接点機構6と、この接点機構に直列に接続され
る抵抗体7とで構成されている。単相誘導電動機1と起
動リレー4とは電源8に接続されている。
線2と補助巻線3とを並列に接続して構成されている。
4は起動リレーで、このリレーは主巻線2に直列に接続
されるリレーコイル5と、補助巻線3に直列に接続され
るリレー接点機構6と、この接点機構に直列に接続され
る抵抗体7とで構成されている。単相誘導電動機1と起
動リレー4とは電源8に接続されている。
【0012】9はリレーコイル5を巻回する絶縁材料製
のボビン9で、このボビンは円筒状のケース本体10
と、この本体の一方の端部に設けられるフランジ11
と、このフランジに取付けて内部に空間12を形成する
蓋13と、他方の端部に突出してフランジ11との間で
リレーコイル5を巻回する突起14とで形成されてい
る。
のボビン9で、このボビンは円筒状のケース本体10
と、この本体の一方の端部に設けられるフランジ11
と、このフランジに取付けて内部に空間12を形成する
蓋13と、他方の端部に突出してフランジ11との間で
リレーコイル5を巻回する突起14とで形成されてい
る。
【0013】リレー接点機構6はケース本体10内を摺
動するプランジャー15と、このプランジャーの中央部
に挿入される動軸16と、この動軸に接続されて蓋13
の空間12内に配置される可動接点板17と、この可動
接点板に設けられた第1の接点18と蓋13に設けられ
た第2の接点19とで構成する常開のリレー接点20
と、プランジャー15と可動接点板17との間で動軸1
6に巻かれたコイルバネ21とで構成されている。
動するプランジャー15と、このプランジャーの中央部
に挿入される動軸16と、この動軸に接続されて蓋13
の空間12内に配置される可動接点板17と、この可動
接点板に設けられた第1の接点18と蓋13に設けられ
た第2の接点19とで構成する常開のリレー接点20
と、プランジャー15と可動接点板17との間で動軸1
6に巻かれたコイルバネ21とで構成されている。
【0014】抵抗体7は可動接点板17を形成する支持
片22の第1の接点18側に取付けられている。
片22の第1の接点18側に取付けられている。
【0015】このように構成された電動機の分相起動装
置において、電源8を投入して単相誘導電動機1に通電
すると、主巻線2と起動リレー4のリレーコイル5とに
電流が流れる。同時に、このリレーコイルの励磁によっ
て常開のリレー接点20が閉じられ補助巻線3と抵抗体
7との回路で単相誘導電動機1は起動する。そして、単
相誘導電動機1が起動を終了すると、主巻線2を流れる
電流によって起動リレー4の常開の接点20が切り離さ
れ、補助巻線3と抵抗体7とには電流が流れなくなる。
そして、抵抗体7は温度を低く抑えられるようにされて
いる。
置において、電源8を投入して単相誘導電動機1に通電
すると、主巻線2と起動リレー4のリレーコイル5とに
電流が流れる。同時に、このリレーコイルの励磁によっ
て常開のリレー接点20が閉じられ補助巻線3と抵抗体
7との回路で単相誘導電動機1は起動する。そして、単
相誘導電動機1が起動を終了すると、主巻線2を流れる
電流によって起動リレー4の常開の接点20が切り離さ
れ、補助巻線3と抵抗体7とには電流が流れなくなる。
そして、抵抗体7は温度を低く抑えられるようにされて
いる。
【0016】抵抗体7は可動接点板17の支持片22に
取付けて形成することにより、補助巻線3の抵抗増加分
が起動リレー4を必要以上に大きくしなくても形成する
ことができるようにしている。
取付けて形成することにより、補助巻線3の抵抗増加分
が起動リレー4を必要以上に大きくしなくても形成する
ことができるようにしている。
【0017】抵抗体7を正特性サーミスタで形成した場
合にもリレー接点20で電源8から切り離されるため、
このサーミスタを自己保持する必要がなく、再起動性を
向上させられる。しかも、正特性サーミスタは必要な抵
抗分を確保するために、素子が大きくなることもない。
合にもリレー接点20で電源8から切り離されるため、
このサーミスタを自己保持する必要がなく、再起動性を
向上させられる。しかも、正特性サーミスタは必要な抵
抗分を確保するために、素子が大きくなることもない。
【0018】また、起動リレー4は抵抗体7を一体に形
成したリレー接点機構6をボビン9内に組み込んでから
リレーコイルを巻回することにより、このリレーコイル
が組立工程時にキズ付いたり、破損したりするのを防止
できるようにしている。
成したリレー接点機構6をボビン9内に組み込んでから
リレーコイルを巻回することにより、このリレーコイル
が組立工程時にキズ付いたり、破損したりするのを防止
できるようにしている。
【0019】図3は他の実施例を示すものであり、起動
リレー23に設けられた可動接点板24の片面の両端に
接点25が設けられていることにより、この接点の電極
材がイオン化して他方の接点25に移動しやすくなるの
を、接点25の間の可動接点板24の中間部をこの接点
より高くすることによってイオン化金属の移動を防止す
るようにしたものである。
リレー23に設けられた可動接点板24の片面の両端に
接点25が設けられていることにより、この接点の電極
材がイオン化して他方の接点25に移動しやすくなるの
を、接点25の間の可動接点板24の中間部をこの接点
より高くすることによってイオン化金属の移動を防止す
るようにしたものである。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、主巻線
と、補助巻線と、起動リレーと、抵抗体とを備え、前記
起動リレーを前記主巻線に直列に接続される起動リレー
コイルと、このリレーコイルと並列に補助巻線に直列に
接続されるリレー接点とで形成し、前記リレー接点に直
列に接続される抵抗体を起動リレーと一体に形成したの
で、前記抵抗体の耐久性及び信頼性を向上でき、しか
も、この抵抗体を可動接点と一体に形成することによ
り、起動リレーを小型化できる。
と、補助巻線と、起動リレーと、抵抗体とを備え、前記
起動リレーを前記主巻線に直列に接続される起動リレー
コイルと、このリレーコイルと並列に補助巻線に直列に
接続されるリレー接点とで形成し、前記リレー接点に直
列に接続される抵抗体を起動リレーと一体に形成したの
で、前記抵抗体の耐久性及び信頼性を向上でき、しか
も、この抵抗体を可動接点と一体に形成することによ
り、起動リレーを小型化できる。
【図1】この発明の一実施例を示す単相誘導電動機の起
動回路図である。
動回路図である。
【図2】この発明の起動リレーの断面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す起動リレーの断面
図である。
図である。
【図4】従来の電動機の回路図である。
1 単相誘導電動機 2 主巻線 3 補助巻線 4 起動リレー 5 リレーコイル 6 リレー接点機構 7 抵抗体 17 可動接点板 20 リレー接点
Claims (2)
- 【請求項1】 主巻線と、補助巻線と、起動リレーと、
抵抗体とを備え、前記起動リレーは前記主巻線に直列に
接続される起動リレーコイルと、このリレーコイルと並
列に補助巻線に直列に接続されるリレー接点とで形成さ
れ、前記抵抗体は前記リレー接点に直列に接続されてい
る電動機の分相起動装置において、前記抵抗体は起動リ
レーと一体に形成されていることを特徴とする電動機の
分相起動装置。 - 【請求項2】 主巻線と、補助巻線と、起動リレーと、
抵抗体とを備え、前記起動リレーは前記主巻線に直列に
接続される起動リレーコイルと、このリレーコイルと並
列に補助巻線に直列に接続されるリレー接点とで形成さ
れ、前記抵抗体は前記リレー接点に直列に接続されてい
る電動機の分相起動装置において、前記抵抗体はリレー
接点の可動部に一体に形成されていることを特徴とする
電動機の分相起動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28995291A JPH05137362A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電動機の分相起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28995291A JPH05137362A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電動機の分相起動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05137362A true JPH05137362A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17749862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28995291A Pending JPH05137362A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 電動機の分相起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05137362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002511729A (ja) * | 1998-04-13 | 2002-04-16 | エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク | 電動機用の始動システム |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP28995291A patent/JPH05137362A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002511729A (ja) * | 1998-04-13 | 2002-04-16 | エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク | 電動機用の始動システム |
JP4749543B2 (ja) * | 1998-04-13 | 2011-08-17 | ワールプール・エシ・ア | 電動機用の始動システム |
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