JPH05153791A - 電動機の分相起動装置 - Google Patents
電動機の分相起動装置Info
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- JPH05153791A JPH05153791A JP3310959A JP31095991A JPH05153791A JP H05153791 A JPH05153791 A JP H05153791A JP 3310959 A JP3310959 A JP 3310959A JP 31095991 A JP31095991 A JP 31095991A JP H05153791 A JPH05153791 A JP H05153791A
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- positive temperature
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H61/00—Electrothermal relays
- H01H61/002—Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P1/00—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/16—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/42—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor
- H02P1/44—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor by phase-splitting with a capacitor
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H61/00—Electrothermal relays
- H01H61/002—Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
- H01H2061/004—PTC resistor in series with start winding, e.g. adapted for being switched off after starting for limiting power dissipation
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- Induction Machinery (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケース内に収納する正特性サーミスタ９の押
圧力がケースに作用しないようにする。 【構成】 ケース１１はケース本体１４と蓋１５とで形
成されている。ケース本体１４のフランジ１８には第２
のケース１９が一体に形成されている。正特性サーミス
タ９は固定接点板２８に取付けられたバネ接点３５と端
子３６に取付けられたバネ接点３７とで挟持されてい
る。端子３６は第２のケース１９の係止孔３９内に一端
を係止し、他端を第２のケース１９と蓋１５とで挟持し
ている。
圧力がケースに作用しないようにする。 【構成】 ケース１１はケース本体１４と蓋１５とで形
成されている。ケース本体１４のフランジ１８には第２
のケース１９が一体に形成されている。正特性サーミス
タ９は固定接点板２８に取付けられたバネ接点３５と端
子３６に取付けられたバネ接点３７とで挟持されてい
る。端子３６は第２のケース１９の係止孔３９内に一端
を係止し、他端を第２のケース１９と蓋１５とで挟持し
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電動機の分相起動装置
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電動機の分相起動装置は例えば実
公昭６１−１１９８５号公報に示されているように構成
されている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図１２において、５０は主巻線で、起動リレー５１
のコイル５２と直列に接続されている。５３は補助巻線
で、コンデンサ５４と直列に接続されている。このコン
デンサには正特性サーミスタ５５と起動リレー５１の常
開のリレー接点５６との直列に接続した回路が並列に接
続されている。
公昭６１−１１９８５号公報に示されているように構成
されている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図１２において、５０は主巻線で、起動リレー５１
のコイル５２と直列に接続されている。５３は補助巻線
で、コンデンサ５４と直列に接続されている。このコン
デンサには正特性サーミスタ５５と起動リレー５１の常
開のリレー接点５６との直列に接続した回路が並列に接
続されている。
【０００３】この構造の電動機の分相起動装置では電動
機の起動後に起動リレー５１の常開のリレー接点５６を
開放し、運転時に正特性サーミスタ５５に電流が流れな
いようにして運転時の正特性サーミスタ５５による電力
のロスを抑えられるようにしている。
機の起動後に起動リレー５１の常開のリレー接点５６を
開放し、運転時に正特性サーミスタ５５に電流が流れな
いようにして運転時の正特性サーミスタ５５による電力
のロスを抑えられるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動機の分相起動装置は起動リレー５１に正特性サーミ
スタ５５を組み込んだ回路が示されているだけであり、
起動リレー５１と正特性サーミスタ５５との組立構造に
ついては何ら示されておりません。また、従来の正特性
サーミスタはケースの内壁に接触されたバネ接点で保持
されるため、挿入時に傷付いたり、挿入しずらくなる等
の問題があった（実公昭５８−３４７２２号公報参
照）。
電動機の分相起動装置は起動リレー５１に正特性サーミ
スタ５５を組み込んだ回路が示されているだけであり、
起動リレー５１と正特性サーミスタ５５との組立構造に
ついては何ら示されておりません。また、従来の正特性
サーミスタはケースの内壁に接触されたバネ接点で保持
されるため、挿入時に傷付いたり、挿入しずらくなる等
の問題があった（実公昭５８−３４７２２号公報参
照）。
【０００５】この発明はケース内に収納される正特性サ
ーミスタの取付けを容易にするとともに、起動リレーと
正特性サーミスタとを一体にケース内に収納したときの
リレー接点のスパークによる正特性サーミスタの劣化を
防止した電動機の分相起動装置を提供することを目的と
したものである。
ーミスタの取付けを容易にするとともに、起動リレーと
正特性サーミスタとを一体にケース内に収納したときの
リレー接点のスパークによる正特性サーミスタの劣化を
防止した電動機の分相起動装置を提供することを目的と
したものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は主巻線と、補
助巻線と、正特性サーミスタとを備え、前記正特性サー
ミスタを補助巻線に直列に接続するとともに、少なくと
も２分割されたケース内にこのケースの嵌合わせる方向
と同じ方向にバネ接点を有する端子で弾性的に保持した
電動機の分相起動装置において、前記正特性サーミスタ
をケース内に保持する端子の一端を一方のケースに係止
し、他端を一方のケースと他方のケースとの合わせ面で
係止したものである。
助巻線と、正特性サーミスタとを備え、前記正特性サー
ミスタを補助巻線に直列に接続するとともに、少なくと
も２分割されたケース内にこのケースの嵌合わせる方向
と同じ方向にバネ接点を有する端子で弾性的に保持した
電動機の分相起動装置において、前記正特性サーミスタ
をケース内に保持する端子の一端を一方のケースに係止
し、他端を一方のケースと他方のケースとの合わせ面で
係止したものである。
【０００７】この発明は主巻線と、補助巻線と、起動リ
レーと、正特性サーミスタとを備え、前記起動リレーは
前記主巻線に直列に接続される起動リレーコイルと、こ
のリレーコイルと並列に補助巻線に直列に接続されるリ
レー接点とで形成し、正特性サーミスタを前記リレー接
点に直列に接続し、前記起動リレーと正特性サーミスタ
とを少なくとも２分割されたケース内で仕切られて収納
した電動機の分相起動装置において、前記ケースを、外
周に起動リレーコイルを巻回するとともに、内部にプラ
ンジャーによって開閉されるリレー接点を収納するケー
ス本体と、このリレー接点の一方の接点部に接続される
バネ接点及びケースの外部に接続される端子に取付けら
れたバネ接点で挟持される正特性サーミスタを前記ケー
ス本体に被せて収納する蓋とで形成し、前記正特性サー
ミスタとリレー接点とをリレー接点の夫々の接点取付板
とこれらの接点取付板とを絶縁する接点カバーとにより
ケース内で仕切っているものである。
レーと、正特性サーミスタとを備え、前記起動リレーは
前記主巻線に直列に接続される起動リレーコイルと、こ
のリレーコイルと並列に補助巻線に直列に接続されるリ
レー接点とで形成し、正特性サーミスタを前記リレー接
点に直列に接続し、前記起動リレーと正特性サーミスタ
とを少なくとも２分割されたケース内で仕切られて収納
した電動機の分相起動装置において、前記ケースを、外
周に起動リレーコイルを巻回するとともに、内部にプラ
ンジャーによって開閉されるリレー接点を収納するケー
ス本体と、このリレー接点の一方の接点部に接続される
バネ接点及びケースの外部に接続される端子に取付けら
れたバネ接点で挟持される正特性サーミスタを前記ケー
ス本体に被せて収納する蓋とで形成し、前記正特性サー
ミスタとリレー接点とをリレー接点の夫々の接点取付板
とこれらの接点取付板とを絶縁する接点カバーとにより
ケース内で仕切っているものである。
【０００８】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
ケース内に収納する正特性サーミスタを少なくとも２分
割されるケースを嵌合わせる方向と同じ方向からバネ接
点付きの端子で挟持し、前記正特性サーミスタを傷付け
ることなくケース内に収納できるようにするとともに、
前記正特性サーミスタを挟持するバネ接点の押圧力がケ
ースに作用しないようにしたものである。
ケース内に収納する正特性サーミスタを少なくとも２分
割されるケースを嵌合わせる方向と同じ方向からバネ接
点付きの端子で挟持し、前記正特性サーミスタを傷付け
ることなくケース内に収納できるようにするとともに、
前記正特性サーミスタを挟持するバネ接点の押圧力がケ
ースに作用しないようにしたものである。
【０００９】また、この発明は同一のケース内に収納し
た起動リレーと正特性サーミスタとを前記起動リレーの
リレー接点の接点取付板とこの取付板を絶縁する接点カ
バーとで遮断し、リレー接点のスパークで正特性サーミ
スタが劣化しないようにしたものである。
た起動リレーと正特性サーミスタとを前記起動リレーの
リレー接点の接点取付板とこの取付板を絶縁する接点カ
バーとで遮断し、リレー接点のスパークで正特性サーミ
スタが劣化しないようにしたものである。
【００１０】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基いて説明
する。
する。
【００１１】図１はこの発明の一実施例の密閉型圧縮機
に起動装置を取付ける状態を示す要部断面図である。図
２は同じく単相誘導電動機の起動回路図である。図３は
同じく起動装置の正特性サーミスタを収納した状態を示
す要部断面図である。図４は同じく起動装置のリレー接
点機構を収納した状態を示す要部断面図である。図５は
同じく起動装置の平面図である。図６は同じくケース本
体内にリレー接点機構を収納した状態を示す平面図であ
る。図７は同じくケース本体内にリレー接点機構と正特
性サーミスタとを収納した状態を示す平面図である。図
８は同じく端子の平面図である。図９は同じくリレー接
点機構の固定接点板にバネ接点を取付けた状態を示す平
面図である。図１０は同じく接点カバーの正面図であ
る。図１１は同じく接点カバーの底面図である。
に起動装置を取付ける状態を示す要部断面図である。図
２は同じく単相誘導電動機の起動回路図である。図３は
同じく起動装置の正特性サーミスタを収納した状態を示
す要部断面図である。図４は同じく起動装置のリレー接
点機構を収納した状態を示す要部断面図である。図５は
同じく起動装置の平面図である。図６は同じくケース本
体内にリレー接点機構を収納した状態を示す平面図であ
る。図７は同じくケース本体内にリレー接点機構と正特
性サーミスタとを収納した状態を示す平面図である。図
８は同じく端子の平面図である。図９は同じくリレー接
点機構の固定接点板にバネ接点を取付けた状態を示す平
面図である。図１０は同じく接点カバーの正面図であ
る。図１１は同じく接点カバーの底面図である。
【００１２】１は密閉容器で、この容器内には単相誘導
電動機２と圧縮要素３とが収納されている。４は密閉容
器１を貫通して取付けられた気密ターミナルで、このタ
ーミナルには密閉容器１の外壁に単相誘導電動機２を起
動させる起動装置５が取付けられている。単相誘導電動
機２は主巻線６と補助巻線７とを並列に接続して形成さ
れている。
電動機２と圧縮要素３とが収納されている。４は密閉容
器１を貫通して取付けられた気密ターミナルで、このタ
ーミナルには密閉容器１の外壁に単相誘導電動機２を起
動させる起動装置５が取付けられている。単相誘導電動
機２は主巻線６と補助巻線７とを並列に接続して形成さ
れている。
【００１３】起動装置５は起動リレー８と正特性サーミ
スタ９とコンデンサ１０とで構成されている。正特性サ
ーミスタ９は起動リレー８に一体に形成されている。起
動リレー８は絶縁材料で形成されたケース１１とリレー
接点機構１２と起動リレーコイル１３とで構成されてい
る。
スタ９とコンデンサ１０とで構成されている。正特性サ
ーミスタ９は起動リレー８に一体に形成されている。起
動リレー８は絶縁材料で形成されたケース１１とリレー
接点機構１２と起動リレーコイル１３とで構成されてい
る。
【００１４】ケース１１はケース本体１４とこのケース
本体を塞ぐ蓋１５とで形成されている。ケース本体１４
は円筒状の第１のケース１６と、このケースの一方の端
部に凹所１７を有するフランジ１８と、このフランジに
一体に形成された第２のケース１９と、他方の端部に突
出した突起２０とで形成されている。
本体を塞ぐ蓋１５とで形成されている。ケース本体１４
は円筒状の第１のケース１６と、このケースの一方の端
部に凹所１７を有するフランジ１８と、このフランジに
一体に形成された第２のケース１９と、他方の端部に突
出した突起２０とで形成されている。
【００１５】リレー接点機構１２は第１のケース１６の
孔２１内を摺動するプランジャー２２と、このプランジ
ャーの中央に挿入される動軸２３と、この動軸に接続さ
れてフランジ１８の凹所１７内に配置される可動接点板
２４と、この可動接点板の両端に設けられた可動接点２
５，２６と、これらの可動接点のうち、一方の可動接点
２５に接触する固定接点２７を有する第１の固定接点板
２８と、他方の可動接点２６に接触する固定接点２９を
有する第２の固定接点板３０と、プランジャー２２と可
動接点板２４との間で動軸２３に巻かれたコイルバネ３
１とで構成されている。第１の固定接点板２８と第２の
固定接点板３０とはフランジ１８の端面に取付けられて
いる。フランジ１８の凹所１７は固定接点板２８，３０
と、これらの接点板の間に設けられた接点カバー３２と
で塞がれている。この接点カバーは第２のケース１９に
形成された凹み３３内に突起３４を嵌合わせることで取
付けられている。しかも、接点カバー３２は絶縁材料で
形成されている。
孔２１内を摺動するプランジャー２２と、このプランジ
ャーの中央に挿入される動軸２３と、この動軸に接続さ
れてフランジ１８の凹所１７内に配置される可動接点板
２４と、この可動接点板の両端に設けられた可動接点２
５，２６と、これらの可動接点のうち、一方の可動接点
２５に接触する固定接点２７を有する第１の固定接点板
２８と、他方の可動接点２６に接触する固定接点２９を
有する第２の固定接点板３０と、プランジャー２２と可
動接点板２４との間で動軸２３に巻かれたコイルバネ３
１とで構成されている。第１の固定接点板２８と第２の
固定接点板３０とはフランジ１８の端面に取付けられて
いる。フランジ１８の凹所１７は固定接点板２８，３０
と、これらの接点板の間に設けられた接点カバー３２と
で塞がれている。この接点カバーは第２のケース１９に
形成された凹み３３内に突起３４を嵌合わせることで取
付けられている。しかも、接点カバー３２は絶縁材料で
形成されている。
【００１６】起動リレーコイル１３はフランジ１８と突
起２０との間の第１のケース１４の外周に巻回されてい
る。
起２０との間の第１のケース１４の外周に巻回されてい
る。
【００１７】フランジ１８と一体に形成された第２のケ
ース１９内には正特性サーミスタ９が配置されている。
この正特性サーミスタは第１の固定接点板２８に上向き
に取付けられたバネ接点３５と、端子３６に下向きに取
付けられたバネ接点３７とで挟持されている。また、正
特性サーミスタ９は第２のケース１９に嵌合わされたマ
イカ板３８で横方向を規制されている。
ース１９内には正特性サーミスタ９が配置されている。
この正特性サーミスタは第１の固定接点板２８に上向き
に取付けられたバネ接点３５と、端子３６に下向きに取
付けられたバネ接点３７とで挟持されている。また、正
特性サーミスタ９は第２のケース１９に嵌合わされたマ
イカ板３８で横方向を規制されている。
【００１８】端子３６は第２のケース１９に設けた係止
孔３９に一端を係止するとともに、他端を第２のケース
１９と蓋１５とで挟持してケース１１外に延ばしてい
る。この蓋には係止孔３９に係止される端子３６の先端
を嵌合わせる凹み４０と、この端子の孔４１に嵌合わせ
る突出部４２とが形成されている。この突出部には中央
にケース本体１４と蓋１５とを固定するネジ４３の孔４
４が形成されている。
孔３９に一端を係止するとともに、他端を第２のケース
１９と蓋１５とで挟持してケース１１外に延ばしてい
る。この蓋には係止孔３９に係止される端子３６の先端
を嵌合わせる凹み４０と、この端子の孔４１に嵌合わせ
る突出部４２とが形成されている。この突出部には中央
にケース本体１４と蓋１５とを固定するネジ４３の孔４
４が形成されている。
【００１９】主巻線６と補助巻線７との共通線４５には
オーバーロードリレー４６が直列に接続されている。主
巻線６には起動リレー８の起動リレーコイル１３が直列
に接続されている。補助巻線７にはコンデンサ１０が直
列に接続されている。このコンデンサには正特性サーミ
スタ９と起動リレー８のリレー接点機構１２との直列回
路が並列に接続されている。
オーバーロードリレー４６が直列に接続されている。主
巻線６には起動リレー８の起動リレーコイル１３が直列
に接続されている。補助巻線７にはコンデンサ１０が直
列に接続されている。このコンデンサには正特性サーミ
スタ９と起動リレー８のリレー接点機構１２との直列回
路が並列に接続されている。
【００２０】このように構成された圧縮機の分相起動装
置において、起動装置５の組立順序を説明すると、ま
ず、第１のケース１６の孔２１内とフランジ１８の凹所
１７とにプランジャー２２、動軸２３、可動接点板２４
等の可動部品を挿入し、フランジ１８の端面に固定接点
板２８，３０を配置することでリレー接点機構１２がセ
ットされる。そして、第２のケース１９内にはリレー接
点機構１２の第１の固定接点板２８に取付けられた上向
きのバネ接点３５と、この接点の上に載せられた正特性
サーミスタ９と、この正特性サーミスタをバネ接点３５
との間で挟持する下向きのバネ接点３７を有する端子３
６とが配置される。その後、蓋１５を被せてケース本体
１４にネジ４３でこの蓋を固定する。最後に、起動リレ
ーコイル１３はケース１１のフランジ１８と突起２０と
の間で挟まれた外周に巻回され、起動装置５は完成す
る。
置において、起動装置５の組立順序を説明すると、ま
ず、第１のケース１６の孔２１内とフランジ１８の凹所
１７とにプランジャー２２、動軸２３、可動接点板２４
等の可動部品を挿入し、フランジ１８の端面に固定接点
板２８，３０を配置することでリレー接点機構１２がセ
ットされる。そして、第２のケース１９内にはリレー接
点機構１２の第１の固定接点板２８に取付けられた上向
きのバネ接点３５と、この接点の上に載せられた正特性
サーミスタ９と、この正特性サーミスタをバネ接点３５
との間で挟持する下向きのバネ接点３７を有する端子３
６とが配置される。その後、蓋１５を被せてケース本体
１４にネジ４３でこの蓋を固定する。最後に、起動リレ
ーコイル１３はケース１１のフランジ１８と突起２０と
の間で挟まれた外周に巻回され、起動装置５は完成す
る。
【００２１】次に、回路の動作を説明すれば、単相誘導
電動機２に通電すると、主巻線６と起動リレー８の起動
リレーコイル１３との回路と、補助巻線７と正特性サー
ミスタ９、起動リレー８のリレー接点機構１２との回路
によって単相誘導電動機２は起動する。そして、単相誘
導電動機２が起動を終了すると、主巻線６を流れる電流
によって起動リレー８のリレー接点機構１２が切り離さ
れ、正特性サーミスタ９には電流が流れなくなる。ま
た、単相誘導電動機２はコンデンサ１０によって運転効
率の高い運転が行われる。
電動機２に通電すると、主巻線６と起動リレー８の起動
リレーコイル１３との回路と、補助巻線７と正特性サー
ミスタ９、起動リレー８のリレー接点機構１２との回路
によって単相誘導電動機２は起動する。そして、単相誘
導電動機２が起動を終了すると、主巻線６を流れる電流
によって起動リレー８のリレー接点機構１２が切り離さ
れ、正特性サーミスタ９には電流が流れなくなる。ま
た、単相誘導電動機２はコンデンサ１０によって運転効
率の高い運転が行われる。
【００２２】正特性サーミスタ９はこのサーミスタを挟
持するバネ接点３５，３７を順番に重ね合わせて取付け
ることにより、取付時にこれらのバネ接点で擦られて傷
付かないようにされている。
持するバネ接点３５，３７を順番に重ね合わせて取付け
ることにより、取付時にこれらのバネ接点で擦られて傷
付かないようにされている。
【００２３】また、正特性サーミスタ９を挟持する接点
３７を取付けた端子３６は第２のケース１９の係止孔３
９に一端を係止するとともに、他端を第２のケース１９
と蓋１５とで挟み込んで固定することにより、蓋１５と
の間に隙間を設けられ、正特性サーミスタ９を挟持する
押圧力が蓋１５の中央部に作用しないようにさせられ
る。蓋１５は端子３６の孔４１に突出部４２を嵌合わ
せ、この突出部に設けた孔４４に挿入されるネジ４３で
ケース本体１４に固定することにより、ネジの取付本数
を少なくさせられる。
３７を取付けた端子３６は第２のケース１９の係止孔３
９に一端を係止するとともに、他端を第２のケース１９
と蓋１５とで挟み込んで固定することにより、蓋１５と
の間に隙間を設けられ、正特性サーミスタ９を挟持する
押圧力が蓋１５の中央部に作用しないようにさせられ
る。蓋１５は端子３６の孔４１に突出部４２を嵌合わ
せ、この突出部に設けた孔４４に挿入されるネジ４３で
ケース本体１４に固定することにより、ネジの取付本数
を少なくさせられる。
【００２４】ケース１１内に収納される正特性サーミス
タ９とリレー接点機構１２とは固定接点板２８，３０と
接点カバー３２とで仕切られることにより、可動接点板
２４に取付けた接点２５，２６と固定接点板２８，３０
の接点２７，２９との接触時や離れ時に発生するスパー
クが直接正特性サーミスタ９に当たらないようにし、こ
の正特性サーミスタが劣化しないようにされている。
タ９とリレー接点機構１２とは固定接点板２８，３０と
接点カバー３２とで仕切られることにより、可動接点板
２４に取付けた接点２５，２６と固定接点板２８，３０
の接点２７，２９との接触時や離れ時に発生するスパー
クが直接正特性サーミスタ９に当たらないようにし、こ
の正特性サーミスタが劣化しないようにされている。
【００２５】起動リレーコイル１３は組立工程の最後に
巻回することにより、組立工程でのコイルのキズや破損
を特別な保護カバーを用いることなく防止できるように
されている。また、起動装置５はリレー接点機構１２、
正特性サーミスタ９及び蓋１５等の部品を同一方向から
供給できるように組立るので、自動化を可能にしてい
る。
巻回することにより、組立工程でのコイルのキズや破損
を特別な保護カバーを用いることなく防止できるように
されている。また、起動装置５はリレー接点機構１２、
正特性サーミスタ９及び蓋１５等の部品を同一方向から
供給できるように組立るので、自動化を可能にしてい
る。
【００２６】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、主巻線
と、補助巻線と、正特性サーミスタとを備え、前記正特
性サーミスタを補助巻線に直列に接続するとともに、少
なくとも２分割されたケース内にこのケースの嵌合わせ
る方向と同じ方向にバネ接点を有する端子で弾性的に保
持した電動機の分相起動装置において、前記正特性サー
ミスタをケース内に保持する端子の一端を一方のケース
に係止し、他端を一方のケースと他方のケースとの合わ
せ面で係止したので、前記正特性サーミスタを挟持する
バネ接点の押圧力がケースに作用するのを防止させら
れ、少ない固定具で分割されたケースを固着できる。
と、補助巻線と、正特性サーミスタとを備え、前記正特
性サーミスタを補助巻線に直列に接続するとともに、少
なくとも２分割されたケース内にこのケースの嵌合わせ
る方向と同じ方向にバネ接点を有する端子で弾性的に保
持した電動機の分相起動装置において、前記正特性サー
ミスタをケース内に保持する端子の一端を一方のケース
に係止し、他端を一方のケースと他方のケースとの合わ
せ面で係止したので、前記正特性サーミスタを挟持する
バネ接点の押圧力がケースに作用するのを防止させら
れ、少ない固定具で分割されたケースを固着できる。
【００２７】また、この発明によれば、主巻線と、補助
巻線と、起動リレーと、正特性サーミスタとを備え、前
記起動リレーを前記主巻線に直列に接続される起動リレ
ーコイルと、このリレーコイルと並列に補助巻線に直列
に接続されるリレー接点とで形成し、正特性サーミスタ
を前記リレー接点に直列に接続し、前記起動リレーと正
特性サーミスタとを少なくとも２分割されたケース内で
仕切られて収納した電動機の分相起動装置において、前
記ケースを、外周に起動リレーコイルを巻回するととも
に、内部にプランジャーによって開閉されるリレー接点
を収納するケース本体と、このリレー接点の一方の接点
部に接続されるバネ接点及びケースの外部に接続される
端子に取付けられたバネ接点で挟持される正特性サーミ
スタを前記ケース本体に被せて収納する蓋とで形成し、
前記正特性サーミスタとリレー接点とをこのリレー接点
の夫々の接点取付板とこれらの接点取付板とを絶縁する
接点カバーとによりケース内で仕切っているので、前記
ケース内にリレー接点と正特性サーミスタとを収納して
も前記リレー接点の接触時及び離れ時に発生するスパー
クが直接正特性サーミスタに当たらないようにでき、こ
の正特性サーミスタが劣化するのを防止できる。
巻線と、起動リレーと、正特性サーミスタとを備え、前
記起動リレーを前記主巻線に直列に接続される起動リレ
ーコイルと、このリレーコイルと並列に補助巻線に直列
に接続されるリレー接点とで形成し、正特性サーミスタ
を前記リレー接点に直列に接続し、前記起動リレーと正
特性サーミスタとを少なくとも２分割されたケース内で
仕切られて収納した電動機の分相起動装置において、前
記ケースを、外周に起動リレーコイルを巻回するととも
に、内部にプランジャーによって開閉されるリレー接点
を収納するケース本体と、このリレー接点の一方の接点
部に接続されるバネ接点及びケースの外部に接続される
端子に取付けられたバネ接点で挟持される正特性サーミ
スタを前記ケース本体に被せて収納する蓋とで形成し、
前記正特性サーミスタとリレー接点とをこのリレー接点
の夫々の接点取付板とこれらの接点取付板とを絶縁する
接点カバーとによりケース内で仕切っているので、前記
ケース内にリレー接点と正特性サーミスタとを収納して
も前記リレー接点の接触時及び離れ時に発生するスパー
クが直接正特性サーミスタに当たらないようにでき、こ
の正特性サーミスタが劣化するのを防止できる。
【図１】この発明の一実施例の密閉型圧縮機に起動装置
を取付ける状態を示す要部断面図である。
を取付ける状態を示す要部断面図である。
【図２】この発明の単相誘導電動機の起動回路図であ
る。
る。
【図３】この発明の起動装置の正特性サーミスタを収納
した状態を示す要部断面図である。
した状態を示す要部断面図である。
【図４】この発明の起動装置のリレー接点機構を収納し
た状態を示す要部断面図である。
た状態を示す要部断面図である。
【図５】この発明の起動装置の平面図である。
【図６】この発明のケース本体内にリレー接点機構を収
納した状態を示す平面図である。
納した状態を示す平面図である。
【図７】この発明のケース本体内にリレー接点機構と正
特性サーミスタとを収納した状態を示す平面図である。
特性サーミスタとを収納した状態を示す平面図である。
【図８】この発明の端子の平面図である。
【図９】この発明のリレー接点機構の固定接点板にバネ
接点を取付けた状態を示す平面図である。
接点を取付けた状態を示す平面図である。
【図１０】この発明の接点カバーの正面図である。
【図１１】この発明の接点カバーの底面図である。
【図１２】従来の単相誘導電動機の起動回路図である。
６ 主巻線 ７ 補助巻線 ８ 起動リレー ９ 正特性サーミスタ １１ ケース １２ リレー接点機構 １３ 起動リレーコイル １４ ケース本体 １５ 蓋 １９ 第２のケース ２２ プランジャー ２４ 可動接点板 ２７，２９ 接点 ２８，３０ 固定接点板 ３２ 接点カバー ３５，３７ バネ接点 ３６ 端子 ３９ 係止孔
Claims (2)
- 【請求項１】 主巻線と、補助巻線と、正特性サーミス
タとを備え、前記正特性サーミスタは補助巻線に直列に
接続されるとともに、少なくとも２分割されたケース内
にこのケースの嵌合わせる方向と同じ方向にバネ接点を
有する端子で弾性的に保持されている電動機の分相起動
装置において、前記正特性サーミスタをケース内に保持
する端子は一方のケースに一端を係止し、他端を一方の
ケースと他方のケースとの合わせ面で係止されているこ
とを特徴とする電動機の分相起動装置。 - 【請求項２】 主巻線と、補助巻線と、起動リレーと、
正特性サーミスタとを備え、前記起動リレーは前記主巻
線に直列に接続される起動リレーコイルと、このリレー
コイルと並列に補助巻線に直列に接続されるリレー接点
とで形成され、正特性サーミスタは前記リレー接点に直
列に接続され、前記起動リレーと正特性サーミスタとは
少なくとも２分割されたケース内で仕切られて収納され
ている電動機の分相起動装置において、前記ケースは外
周に起動リレーコイルを巻回するとともに、内部にプラ
ンジャーによって開閉されるリレー接点を収納するケー
ス本体と、このリレー接点の一方の接点部に接続される
バネ接点及びケースの外部に接続される端子に取付けら
れたバネ接点で挟持される正特性サーミスタを収納する
蓋とで形成され、前記正特性サーミスタとリレー接点と
はリレー接点の夫々の接点取付板とこれらの接点取付板
とを絶縁する接点カバーとによりケース内で仕切られて
いることを特徴とする電動機の分相起動装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3310959A JPH05153791A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 電動機の分相起動装置 |
| US07/980,749 US5291085A (en) | 1991-11-26 | 1992-11-24 | Split-phase starter for an electric motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3310959A JPH05153791A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 電動機の分相起動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05153791A true JPH05153791A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18011465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3310959A Pending JPH05153791A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 電動機の分相起動装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5291085A (ja) |
| JP (1) | JPH05153791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113489382A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-10-08 | 常熟市天银机电股份有限公司 | 一体式电机起动保护器 |
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| ITPC20080034A1 (it) * | 2008-08-29 | 2010-02-28 | Electrica S R L | Supporto per rele' di avviamento atto a consentire l'applicazione di detto rele' su motori per compressori i cui terminali possono avere differenti configurazioni |
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|---|---|---|---|---|
| US4164000A (en) * | 1977-08-31 | 1979-08-07 | General Electric Company | Relay-starter electrical device for a prime mover |
| US4237508A (en) * | 1978-09-08 | 1980-12-02 | General Electric Company | Electrical control |
| US4327481A (en) * | 1978-11-13 | 1982-05-04 | General Electric Company | Method of assembling an electrical device |
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| US4422120A (en) * | 1980-10-13 | 1983-12-20 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Combination starter-protector device |
| JPS5834722A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-03-01 | Fanuc Ltd | ワイヤカツト放電加工装置 |
| US4654617A (en) * | 1982-07-06 | 1987-03-31 | Texas Instruments Incorporated | Magnetic circuit control apparatus |
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| US5053908A (en) * | 1989-11-29 | 1991-10-01 | Texas Instruments Incorporated | Psc motor start system |
| US5055726A (en) * | 1990-11-01 | 1991-10-08 | Texas Instruments Incorporated | Plug-on protector for compressor motor |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3310959A patent/JPH05153791A/ja active Pending
-
1992
- 1992-11-24 US US07/980,749 patent/US5291085A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113489382A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-10-08 | 常熟市天银机电股份有限公司 | 一体式电机起动保护器 |
| CN113489382B (zh) * | 2021-07-09 | 2024-01-30 | 常熟市天银机电股份有限公司 | 一体式电机起动保护器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5291085A (en) | 1994-03-01 |
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