JP2894260B2 - 電磁リレー - Google Patents

電磁リレー

Info

Publication number
JP2894260B2
JP2894260B2 JP7301202A JP30120295A JP2894260B2 JP 2894260 B2 JP2894260 B2 JP 2894260B2 JP 7301202 A JP7301202 A JP 7301202A JP 30120295 A JP30120295 A JP 30120295A JP 2894260 B2 JP2894260 B2 JP 2894260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic relay
coil
current
terminal
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7301202A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09147715A (ja
Inventor
立身 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP7301202A priority Critical patent/JP2894260B2/ja
Publication of JPH09147715A publication Critical patent/JPH09147715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2894260B2 publication Critical patent/JP2894260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、容量性負
荷回路の開閉等に用いて好適な電磁リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電力回路の開閉には、電磁リ
レーが用いられている。特に、コンデンサやランプなど
の容量性負荷を有する電力回路においては、電磁リレー
の接点閉成時に、容量性負荷の充電電流による大きな突
入電流が瞬間的に流れる。この突入電流により、接点溶
着等が発生して、接点寿命が著しく短くなる。これを防
止するため、従来より次のような対策が取られていた。 (1)接点材料が大きく、また、接点接触力及び接点開
離力が大きい大型電磁リレーを用いる。これにより、耐
溶着性能が確保される。 (2)電気接点に直列に接続された突入電流防止回路
を、電磁リレーに外部接続する。 (3)電気接点に並列に接続された充電回路によって、
電磁リレーが閉成する前に容量性負荷の充電を行なう。
これによって、接点閉成時に突入電流が流れなくなる
(例えば、特開昭61−277320号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型の
電磁リレーを用いることは、装置の小型化や経済性の面
で好ましくなく、また、突入電流防止回路や充電回路を
電磁リレーの外部に設けることは、装置の複雑化、高コ
スト化を招いて好ましくない。他方、近年、特開平01
−167930号公報に記載されるように、2個の電磁
リレーを1つのケースに内装した小型双子電磁リレーが
開発され、実用化されている。この発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、2個の電磁リレーを内蔵する
電磁リレーの内部に極めて簡単な突入電流防止回路を内
蔵させ、もって、容量性負荷による突入電流を大幅に軽
減させることができる電磁リレーを小型、かつ安価に提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1のコイルと、前記第1のコイルの通電によって
駆動される第1のメーク接点と、第2のコイルと、前記
第2のコイルの通電によって駆動される第2のメーク接
点と、前記第1のコイルの両端間に接続され、前記第1
のメーク接点のオン動作を遅延させるコンデンサと、前
記第1、第2のメーク接点の各端子間に挿入された電流
制御手段と、前記第1、第2のコイルを直列接続する接
続線とを具備することを特徴とする。
【0005】
【0006】請求項に記載の発明は、請求項1に記載
の電磁リレーにおいて、前記電流制御手段は、抵抗であ
ることを特徴とする。
【0007】請求項に記載の発明は、請求項1に記載
の電磁リレーにおいて、前記電流制御手段は、直列接続
された、抵抗およびインダクタンスであることを特徴と
する。
【0008】請求項に記載の発明は、請求項1に記載
の電磁リレーにおいて、前記電流制御手段は、並列接続
された、抵抗およびインダクタンスであることを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる電磁リレーの外観構成を示す斜視図である。この図
に示す、電磁リレーは、互いに同一構成とされた第1の
リレー部1Aと第2のリレー部1Bとを有しており、こ
れら第1のリレー部1Aおよび第2のリレー部1Bは、
ベース200の右半部および左半部に、突出部200a
を挟んで各々固着されている。
【0010】まず、第1のリレー部1Aにおいて、2a
はコイル、4a,5aは各々コイル2aの両端に接続さ
れたコイル端子である。また、7aはヨーク、8aはア
ーマチュア、10aは可動接点バネ、11aは可動接
点、12aはメーク接点端子、13aはブレーク接点端
子である。
【0011】同様に、第2のリレー部1Bにおいて、2
bはコイル、4b,5bは各々コイル2bの両端に接続
されたコイル端子、7bはヨーク、8bはアーマチュ
ア、10bは可動接点バネ、11bは可動接点、12b
はメーク接点端子、13bはブレーク接点端子である。
なお、上述した各構成は従来の電磁リレーの構成と同様
である。
【0012】次に、第1のリレー部1Aのコイル端子4
a,5a間にコンデンサCが接続されている。ここで、
コンデンサCのリード線は、からげハンダ付けによって
コイル端子4a,5aに接続されているが、コイル端子
4a,5aの形状に応じて、かしめ、圧入等によっても
よい。また、第1のリレー部1Aのメーク接点端子12
aおよび第2のリレー部1Bのメーク接点端子12bの
各切欠部Ka,Kb間に抵抗Rが圧入接続され、さら
に、コイル端子4aとコイル端子4bとの間がリード線
Dによって接続されている。図2に上述した電磁リレー
の電気的構成を回路図によって示す。なお、図1に示す
電磁リレーにおいては、外装カバーの図示が省略されて
いるが、この外装カバーは、必要に応じて装着される。
【0013】次に、上述した電磁リレーの動作を図3を
参照して説明する。図3は、上述した電磁リレーが適用
された電力回路を示す回路図である。この図において、
電磁リレーは、直流電源16と容量性負荷Lとの間に介
挿されている。すなわち、電磁リレーの外部端子13a
T、13bTが直流電源16の正極端子に各々接続さ
れ、メーク接点端子12aが容量性負荷Lの一端に接続
されている。
【0014】また、17は、コイル端子5aと接地との
間に介挿された直流電源であり、コイル2a、2b等へ
駆動電流ILを供給する。18は、コイル端子5bと接
地との間に介挿されたコイル駆動用トランジスタであ
り、駆動信号Sが入力されると導通状態とされる。
【0015】次に、上述した一実施形態による電磁リレ
ーの動作を図3を参照して説明する。まず、コイル駆動
用トランジスタ18へ駆動信号Sが入力されると、コイ
ル駆動用トランジスタ18がオンとなり、直流電源17
から駆動電流IDが流れる。
【0016】この駆動電流IDは、まず、コンデンサC
とコイル2bとを通じて流れ、コイル2bのみが励磁さ
れ、可動接点11bがメーク接点端子12b側に接とな
る。これにより、負荷電流ILが、直流電源16→外部
端子13bT→可動接点11b→メーク接点端子12b
→抵抗素子R→メーク接点端子12a→容量性負荷L→
直流電源16のルートで流れる。そして、容量性負荷L
は、抵抗素子Rを通過した負荷電流ILにより充電され
る。このように、駆動信号Sの立ち上がりにおいて、上
記ルート中に介挿された抵抗素子Rの電流抑制作用によ
り、負荷電流IL(突入電流)が軽減される。
【0017】一定時間経過後、コンデンサCの充電が完
了すると、コンデンサCには電流が流れなくなることか
ら、駆動電流IDは、コイル2a、2bを通じて流れ
る。これにより、コイル2aが励磁され、可動接点11
bがメーク接点端子12a側に接となり、負荷電流IL
が、抵抗素子Rを含まないルート、すなわち、直流電源
16→外部端子13aT→可動接点11a→メーク接点
端子12a→容量性負荷L→直流電源16のルートで流
れる。
【0018】このとき流れる負荷電流ILは、上述した
立ち上がり時において容量性負荷Lが充電されているた
め、定常電流(または、ほぼ定常電流)であり、電磁リ
レーには、接点溶着が発生しない範囲の負荷電流ILが
流れる。そして、容量性負荷Lには、抵抗素子Rを通さ
ない所望の電力供給(輸送)が行われる。
【0019】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があっても、本発明に含まれる。例えば、上述
した一実施形態による電磁リレーにおいては、抵抗素子
Rを用いた例を示したが、これに限定されることなく、
容量性負荷Lの電気的特性に応じた突入電流抑制機能を
有する素子であればどのようなものでもよく、例えば、
抵抗素子Rに代えて、直列接続または並列接続された、
抵抗およびインダクタンスを用いてもよい。
【0020】また、上述した一実施形態による電磁リレ
ーにおいては、図3において、コンデンサCをコイル2
aに並列接続した例を示したが、これに限定されること
なく、コンデンサCをコイル2bに並列接続する構成と
してもよい。この場合、容量性負荷Lの一端をメーク接
点端子12bに接続する必要がある。なお、上述した一
実施形態による電磁リレーにおいては、外部端子13a
T、13bT等のうち、使用されていない外部端子は、
外の目的に応じて活用できるようにダミーとして導出さ
れているにすぎない。したがって、少なくとも、コイル
端子4a,5a,4b,5b、外部端子13aT,13
bT、およびメーク接点端子12a(ただし、コンデン
サCがコイル2bに並列接続されている場合は、メーク
接点端子12b)があればよい。また、各外部端子の接
続状態は、一例であって、上述した作用効果を奏するも
のであれば、いかなるものであってもよい。
【0021】
【実施例】発明者は、上述した一実施形態による電磁リ
レーの効果を定量的に知るために、直流電源16の直流
電圧を14(V)、容量性負荷Lの突入電流を100
(A)、立ち上がり10(μs)、半値幅(1ms)
で、かつ定常時の負荷電流ILを20(A)とした条件
の下で、抵抗素子Rの抵抗値を0.5(Ω)、コンデン
サCの静電容量を10(μF)として、電磁リレーの接
点開閉試験を行った。この結果、電磁リレーの接点寿命
が30万回以上というデータが得られた。
【0022】これに対して、従来の電磁リレーは、一実
施形態による電磁リレーに比して1.4倍の容積を持つ
にもかかわらず、その接点寿命はわずか5万回未満であ
った。また、従来の電磁リレーと一実施形態による電磁
リレーとを経済性の面から比較した場合においても、一
実施形態による電磁リレーは、従来のものに比してコス
ト面で有利であることが判明した。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電流制御手段が内蔵されているため、突入電流防止機能
を兼ね備えているにもかかわらず、小型にすることがで
きるという効果が得られる。また、本発明によれば、電
流制御手段が内蔵されているため、外付けの突入電流防
止回路を用いた電磁リレーに比して、コストが安く、し
かも寿命が長いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電磁リレーの外観構
成を示す斜視図である。
【図2】同一実施形態による電磁リレーの電気的構成を
示す回路図である。
【図3】同一実施形態による電磁リレーが適用された電
力回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1A…第1のリレー部、1B…第2のリレー部、2a,
2b…コイル、11a,11b…可動接点、12a,1
2b…メーク接点端子、D…リード線、R…抵抗素子、
C…コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 47/00 H01H 47/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコイルと、 前記第1のコイルの通電によって駆動される第1のメー
    ク接点と、 第2のコイルと、 前記第2のコイルの通電によって駆動される第2のメー
    ク接点と、前記第1のコイルの両端間に接続され、 前記第1のメー
    ク接点のオン動作を遅延させるコンデンサと、 前記第1、第2のメーク接点の各端子間に挿入された電
    流制御手段と、 前記第1、第2のコイルを直列接続する接続線と、 を具備することを特徴とする電磁リレー。
  2. 【請求項2】 前記電流制御手段は、抵抗であること、 を特徴とする請求項1に記載の電磁リレー。
  3. 【請求項3】 前記電流制御手段は、直列接続された、
    抵抗およびインダクタンスであること、 を特徴とする請求項1に記載の電磁リレー。
  4. 【請求項4】 前記電流制御手段は、並列接続された、
    抵抗およびインダクタンスであること、 を特徴とする請求項1に記載の電磁リレー。
JP7301202A 1995-11-20 1995-11-20 電磁リレー Expired - Fee Related JP2894260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7301202A JP2894260B2 (ja) 1995-11-20 1995-11-20 電磁リレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7301202A JP2894260B2 (ja) 1995-11-20 1995-11-20 電磁リレー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09147715A JPH09147715A (ja) 1997-06-06
JP2894260B2 true JP2894260B2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=17894013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7301202A Expired - Fee Related JP2894260B2 (ja) 1995-11-20 1995-11-20 電磁リレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2894260B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11152649B2 (en) 2016-09-08 2021-10-19 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242319A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Yazaki Corp リレー回路
JP4748727B2 (ja) * 2006-09-07 2011-08-17 Necトーキン株式会社 電磁継電器
CN104701084A (zh) * 2015-03-05 2015-06-10 盛明星 一种通过可充电蓄电池启动和机械断电的方法和继电装置
CN109690722B (zh) * 2016-09-27 2020-12-15 迪尔阿扣基金两合公司 继电器电路系统
CN110416026B (zh) * 2019-07-30 2021-09-07 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) 一种深海大功率容性负载直流接触保护器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516441U (ja) * 1974-07-02 1976-01-17
JPS5699927A (en) * 1980-01-16 1981-08-11 Fujitsu Ltd Rush current preventing circuit
JPS58189933A (ja) * 1982-04-30 1983-11-05 松下電工株式会社 遅延時間差リレ−装置
JPS63164120A (ja) * 1986-12-25 1988-07-07 日本電気株式会社 突入電流防止回路
US5309068A (en) * 1993-02-19 1994-05-03 Lutron Electronics Co. Inc. Two relay switching circuit for fluorescent lighting controller

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11152649B2 (en) 2016-09-08 2021-10-19 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09147715A (ja) 1997-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180028240A (ko) 배터리 팩
US7501790B2 (en) Power supply system for a starter device with a reversible disconnection switch
US6624989B2 (en) Arc suppressing circuit employing a triggerable electronic switch to protect switch contacts
JP2894260B2 (ja) 電磁リレー
KR101937400B1 (ko) 저전력 릴레이 구동 장치
JP4748727B2 (ja) 電磁継電器
JPS59191433A (ja) 突入電流抑制回路
JPH10143259A (ja) 突入電流防止回路
JP4132067B2 (ja) 通電スイッチ
JP2710575B2 (ja) 充電装置
JP2994380B1 (ja) 直流電源回路
US5654613A (en) Over drive control apparatus of direct current series motor
JPH06284571A (ja) 突入電流防止回路
KR20060052408A (ko) 직류 전기장치용 계전기
SU1638743A1 (ru) Устройство дл включени электромагнитного реле
JP2021170902A (ja) 放電回路
JPS5877167A (ja) スタ−タ
JPS5844718Y2 (ja) スピ−カ切換回路
KR20230102545A (ko) 액추에이터
JP2000331583A (ja) リレースイッチ回路
KR20230102546A (ko) 액추에이터
JPH1148861A (ja) コンデンサ式フラッシャ装置
JPH0116352Y2 (ja)
CN117854989A (zh) 一种接触器和一种电机控制器
JPH04242035A (ja) 電磁継電器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees