JP2007242319A - リレー回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】リレー作動音を低減させ、ワイヤーハーネス(W/H)の線長を短くすることでき、ワイヤーハーネス(W/H)の軽量化やコストダウンを図る。
【解決手段】第1リレー部10の第1コイル12と、第2リレー部20の第2コイル22との巻き数を変え、第1リレー部10と第2リレー部20との時定数が異なるようにし、第1接点11及び第2接点21が同時にオンされる場合であっても、第1接点11及び第2接点21のオンタイミングがずらされ、第1接点11がオンする際の音圧ピークと第2接点21がオンする際の音圧ピークがずらされるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】第1リレー部10の第1コイル12と、第2リレー部20の第2コイル22との巻き数を変え、第1リレー部10と第2リレー部20との時定数が異なるようにし、第1接点11及び第2接点21が同時にオンされる場合であっても、第1接点11及び第2接点21のオンタイミングがずらされ、第1接点11がオンする際の音圧ピークと第2接点21がオンする際の音圧ピークがずらされるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、リレー作動音の低減等に適したリレー回路に関する。
各種車載電装品は、リレー回路を介して制御ユニットにより制御される。このようなリレー回路として、たとえば図5に示すようなものがある。
同図に示すリレー回路1はたとえば2個の接点1a,1bと、これらの接点1a及び/又は1bをオンさせるコイル1cとを有している。そして、制御ユニット2によってコイル1cに励磁電流が与えられると、接点1a及び/又は1bがオンし、バッテリ3からの電力が負荷4に供給される。
また、図6に示すようなリレー回路では、並列接続されたリレー部1A,1Bを有し、制御ユニット2によってコイル1cに励磁電流が与えられると、接点1a及び/又は1bがオンし、バッテリ3からの電力が負荷4に供給される。
ところで、これらの図に示すリレー回路は、接点1a,1bが複数あり、特に、リアデフォッガーのオートオフ機能等のようにユーザの意識に関係なく作動するものに用いると、これらの接点1a,1bが同時にオンすることで、リレー作動音が大きくなってしまう。
ここで、リレー作動音が低減されるものとして、特許文献1に示されているように、半導体素子等によって構成したリレー回路がある。
また、特許文献2に示されているように、電磁石の鉄心の下端部に一端部が連なる継鉄の他端部に開閉可能に枢支され、かつ鉄心の頭部に対向する接極子の衝合面に緩衝部材が突設されるようにすることで、動作・復旧の際に発生する衝突音を低減するようにしたリレー回路がある。
特開平09−186567号公報
特開平05−174684号公報
ところで、上述した特許文献1のように、半導体素子等によってリレー回路を構成した場合、大幅なコストアップにつながるばかりか、設置スペースの設定が必要となる。
また、特許文献2のように、接極子の衝合面に緩衝部材が突設されるようにすると、構成が複雑となるばかりか、リレー回路が大型化し、コストアップを招いてしまう。
そこで、特に、リアデフォッガーのオートオフ機能等のように、ユーザの意識に関係なく動作するリレー回路にあっては、車室内の設置スペースの制約を緩和したり、車室内の静粛性を高めたりするために、車室外のエンジンルーム等に配置されればよい。
ところが、リレー回路を車室外のエンジンルーム等に配置すると、車室内でリレー回路を動作させるスイッチとそのリレー回路との間等でのワイヤーハーネス(W/H)の線長が長くなり、ワイヤーハーネス(W/H)の軽量化やコストダウンを図る上で妨げとなってしまうという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決することができるリレー回路を提供することを目的とする。
本発明のリレー回路は、制御ユニットからの制御に応じて負荷への電力供給をオン/オフするリレー回路であって、第1接点とこの第1接点をオンさせる第1コイルとを有する第1リレー部と、第2接点とこの第2接点をオンさせる第2コイルとを有する第2リレー部とを備え、前記第1リレー部と第2リレー部とが並列配置され、前記第1リレー部と第2リレー部との時定数が異なるようになされていることを特徴とする。
また、前記第1コイルと前記第2コイルとの巻き数が異なるようにすることができる。
また、前記第1コイルの両端と、前記第2コイルの両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサが接続されているようにすることができる。
また、前記第1コイルの出力端と前記第2コイルの出力端とが直列接続されているようにすることができる。
また、前記第1コイルの両端と、前記第2コイルの両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサが接続されているようにすることができる。
本発明のリレー回路では、第1リレー部と第2リレー部との時定数が異なるようになされているため、第1接点及び第2接点が同時にオンされる場合であっても、第1接点及び第2接点のオンタイミングがずらされ、第1接点がオンする際の音圧ピークと第2接点がオンする際の音圧ピークとがずらされる。
また、前記第1コイルと前記第2コイルとの巻き数が異なるようにすることができる。
また、前記第1コイルの両端と、前記第2コイルの両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサが接続されているようにすることができる。
また、前記第1コイルの出力端と前記第2コイルの出力端とが直列接続されているようにすることができる。
また、前記第1コイルの両端と、前記第2コイルの両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサが接続されているようにすることができる。
本発明のリレー回路では、第1リレー部と第2リレー部との時定数が異なるようになされているため、第1接点及び第2接点が同時にオンされる場合であっても、第1接点及び第2接点のオンタイミングがずらされ、第1接点がオンする際の音圧ピークと第2接点がオンする際の音圧ピークとがずらされる。
本発明のリレー回路によれば、第1接点がオンする際の音圧ピークと第2接点がオンする際の音圧ピークとがずらされるようにしたので、第1接点及び第2接点が同時にオンされる場合であっても、リレー作動音を低減させることができる。また、リレー作動音が低減されることで、特に、ユーザの意識に関係なく動作するものに適用することにより、車室内に配置しても静粛性が保たれることから、車室内でリレー回路を動作させるスイッチとそのリレー回路との間等でのワイヤーハーネス(W/H)の線長を短くすることができ、ワイヤーハーネス(W/H)の軽量化やコストダウンを図ることができる。
本実施形態では、第1リレー部と第2リレー部との時定数が異なるようにし、第1接点及び第2接点が同時にオンされる場合であっても、第1接点及び第2接点のオンタイミングがずらされ、第1接点がオンする際の音圧ピークと第2接点がオンする際の音圧ピークとがずらされるようにし、リレー作動音を低減させるようにした。また、特に、ユーザの意識に関係なく動作するものに適用し、車室内に配置してもリレー作動音が低減されることで、静粛性が保たれるようにようにし、車室内でリレー回路を動作させるスイッチとそのリレー回路との間等でのワイヤーハーネス(W/H)の線長が短くなるようにし、しかもワイヤーハーネス(W/H)の軽量化やコストダウンが図れるようにした。
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。
図1は、本発明のリレー回路の一実施例を説明するための図である。同図に示すように、リレー回路は、制御ユニット30からの励磁電流に応じてバッテリ31からの電力を負荷32に供給するためのものであり、それぞれ時定数の異なる第1リレー部10及び第2リレー部20を有している。また、これら第1リレー部10及び第2リレー部20は、並列配置されている。
図1は、本発明のリレー回路の一実施例を説明するための図である。同図に示すように、リレー回路は、制御ユニット30からの励磁電流に応じてバッテリ31からの電力を負荷32に供給するためのものであり、それぞれ時定数の異なる第1リレー部10及び第2リレー部20を有している。また、これら第1リレー部10及び第2リレー部20は、並列配置されている。
第1リレー部10は、第1接点11とこの第1接点11をオンさせる第1コイル12とを有している。第2リレー部20は、第2接点21とこの第2接点21をオンさせる第2コイル22とを有している。ここで、第1コイル12と第2コイル22とは、巻き数が異なっている。
このような構成では、制御ユニット30によって第1リレー部10及び第2リレー部20の第1コイル12及び第2コイル22に励磁電流が与えられると、時定数の小さい第1リレー部10又は第2リレー部20の第1接点11又は第2接点21が先にオンし、時定数の大きい第1接点11又は第2接点21が続いてオンする。
すなわち、制御ユニット30によって第1リレー部10及び第2リレー部20の第1接点11及び第2接点21が同時にオンされる場合であっても、第1接点11及び第2接点21のオンタイミングがずらされることになる。
その結果、第1接点11がオンする際の音圧ピークと第2接点21がオンする際の音圧ピークとがずらされるので、第1接点11及び第2接点21が同時にオンする際の音圧ピークに比べリレー作動音が低減される。
このように、本実施例では、第1リレー部10の第1コイル12と、第2リレー部20の第2コイル22との巻き数を変え、第1リレー部10と第2リレー部20との時定数が異なるようにし、第1接点11及び第2接点21が同時にオンされる場合であっても、第1接点11及び第2接点21のオンタイミングがずらされ、第1接点11がオンする際の音圧ピークと第2接点21がオンする際の音圧ピークとがずらされるようにしたので、リレー作動音を低減させることができる。
また、このようにリレー作動音が低減されることで、特に、ユーザの意識に関係なく動作するリアデフォッガー等のリレー回路に適用すれば、車室内に配置しても静粛性が保たれるので、車室内でリレー回路を動作させるスイッチとそのリレー回路との間等でのワイヤーハーネス(W/H)の線長を短くすることができ、ワイヤーハーネス(W/H)の軽量化やコストダウンを図ることができる。
なお、本実施例では、第1コイル12及び第2コイル22の巻き数を変え、第1リレー部10及び第2リレー部20の時定数が異なる場合について説明したが、この例に限らず、たとえば図2に示すように、第1コイル12の両端と、第2コイル22の両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサ13,23を接続するようにしてもよい。
この場合、第1コイル12及び第2コイル22の巻き数が同じであっても、それぞれ容量の異なるコンデンサ13,23により、第1リレー部10及び第2リレー部20の時定数を変えることができる。
なお、コンデンサ13,23は、第1リレー部10及び第2リレー部20の外部に配置されていてもよいし、第1リレー部10及び第2リレー部20の内部に配置されていてもよい。
また、図3に示すように、第1コイル12の出力端と第2コイル22の出力端とが直列接続されるようにしてもよい。この場合、第1コイル12及び第2コイル22の巻き数が同じであっても、第1コイル12の出力端と第2コイル22の出力端とが直列接続されることで、第1リレー部10及び第2リレー部20の時定数を変えることができる。
また、図4に示すように、第1コイル12の出力端と第2コイル22の出力端とが直列接続され、さらに第1コイル12の両端と、第2コイル22の両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサ13,23を接続するようにしてもよい。
ユーザの意識に関係なく動作するリアデフォッガー等のリレー回路に限らず、ドアロックモータ、パワーウィンドモータ、ウォッシャーモータ、サンルーフモータ等のリレー回路においても適用可能である。
1 リレー回路
1A,1B リレー部
1a,1b 接点
1c コイル
2 制御ユニット
3 バッテリ
4 負荷
10 第1リレー部
11 第1接点
12 第1コイル
13,23 コンデンサ
20 第2リレー部
21 第2接点
22 第2コイル
30 制御ユニット
31 バッテリ
32 負荷
1A,1B リレー部
1a,1b 接点
1c コイル
2 制御ユニット
3 バッテリ
4 負荷
10 第1リレー部
11 第1接点
12 第1コイル
13,23 コンデンサ
20 第2リレー部
21 第2接点
22 第2コイル
30 制御ユニット
31 バッテリ
32 負荷
Claims (5)
- 制御ユニットからの制御に応じて負荷への電力供給をオン/オフするリレー回路であって、
第1接点とこの第1接点をオンさせる第1コイルとを有する第1リレー部と、
第2接点とこの第2接点をオンさせる第2コイルとを有する第2リレー部とを備え、
前記第1リレー部と第2リレー部とが並列配置され、前記第1リレー部と第2リレー部との時定数が異なるようになされている
ことを特徴とするリレー回路。 - 前記第1コイルと前記第2コイルとの巻き数が異なることを特徴とする請求項1に記載のリレー回路。
- 前記第1コイルの両端と、前記第2コイルの両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサが接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリレー回路。
- 前記第1コイルの出力端と前記第2コイルの出力端とが直列接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリレー回路。
- 前記第1コイルの両端と、前記第2コイルの両端にそれぞれ容量の異なるコンデンサが接続されていることを特徴とする請求項4に記載のリレー回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006060690A JP2007242319A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | リレー回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006060690A JP2007242319A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | リレー回路 |
Publications (1)
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JP2007242319A true JP2007242319A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38587654
Family Applications (1)
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JP2006060690A Abandoned JP2007242319A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | リレー回路 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007242319A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020123518A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | マレリ株式会社 | スイッチング装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07220604A (ja) * | 1994-02-08 | 1995-08-18 | Fujitsu Ltd | 電磁継電器 |
JPH09147715A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-06 | Nec Corp | 電磁リレー |
-
2006
- 2006-03-07 JP JP2006060690A patent/JP2007242319A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (2)
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JP7103966B2 (ja) | 2019-01-31 | 2022-07-20 | マレリ株式会社 | スイッチング装置 |
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A762 | Written abandonment of application |
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