JP7103966B2 - スイッチング装置 - Google Patents

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Description

本開示は、スイッチング装置に関する。
従来、バスバを介して2つのリレーを接続する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-50768号公報
一方のリレーの動作による振動が他方のリレーに伝達することがある。振動が可動接点に伝達した場合、可動接点の開閉が振動による影響を受けることがある。つまり、可動接点への振動の伝達は、スイッチング装置の信頼性に影響を及ぼすことがある。
かかる観点に鑑みてなされた本開示の目的は、高い信頼性を有するスイッチング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係るスイッチング装置は、第1リレーと、第2リレーと、制御部と、リレー間バスバとを備える。前記第1リレーは、第1固定接点に接続されている第1固定側端子と、前記第1固定接点と離れている開状態及び前記第1固定接点と接触している閉状態のいずれかの状態に遷移する第1可動接点に接続されている第1可動側端子とを有する。前記第2リレーは、第2固定接点に接続されている第2固定側端子と、前記第2固定接点と離れている開状態及び前記第2固定接点と接触している閉状態のいずれかの状態に遷移する第2可動接点に接続されている第2可動側端子とを有する。前記制御部は、前記第1可動接点及び前記第2可動接点それぞれの状態を制御する。前記リレー間バスバは、前記第1可動側端子と前記第2固定側端子とを接続する。前記制御部は、前記第1可動接点の状態と前記第2可動接点の状態とを両方とも変化させる場合に、前記第1可動接点の状態を変化させた後に、前記第2可動接点の状態を変化させる。
第1の観点に係るスイッチング装置は、高い信頼性を有しうる。
一実施形態に係る組電池の構造の一例を示す外観斜視図である。 電池セルの一例を示す斜視図である。 組電池を負荷に接続する回路図の一例である。 一実施形態に係るスイッチング装置の構成例を示すブロック図である。 バスバによってリレーを接続している構成の一例を示す平面図である。 リレーと弾性部材とがケースの上面に載置される構成の一例を示す分解斜視図である。 バスバと締結受け部材とを含む構成の一例を示す分解斜視図である。 リレーの端子とバスバとが締結されている構成の一例を示す斜視図である。 リレーの端子とバスバとが締結されている構成の一例を示す側面図である。
以下、本開示に係る一実施形態が、図面を参照して説明される。図面は、模式的なものである。図面上の寸法又は比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。各図面における各構成部の描写は、部分的に簡略化されることがある。
図1に示されるように、一実施形態に係る組電池100は、ケース110と、ホルダ120とを備える。
本実施形態に係る組電池100は、内燃機関を備えた車両、又は内燃機関と電動機との双方の動力で走行可能なハイブリッド車両等の車両に搭載されて使用されると仮定する。本実施形態に係る組電池100は、Z軸の正の方向が上に向くように車両等に搭載されると仮定する。本実施形態において、Z軸の正及び負それぞれの方向の側に位置する面は、上面、及び、底面と称されるとする。組電池100は、例えば、車両の座席の下に搭載されてよい。組電池100は、例えば、車両のセンターコンソール内に搭載されてよい。組電池100は、車両用に限られず、他の用途で用いられてよい。
組電池100は、図2に例示される電池セル150を備える。電池セル150は、ケース110とホルダ120とによって取り囲まれた状態で、組電池100に収容されている。電池セル150がケース110とホルダ120とによって取り囲まれている構成は、電池モジュールともいう。ケース110と、ホルダ120とは、例えば、PP(Polypropylene)又はPBT(Poly-Butylene Terephthalate)等の樹脂で構成されてよい。
図2に示されているように、電池セル150は、6つの面を有する略直方体形状である。電池セル150の6つの面のうち2つの面は、他の4つの面よりも大きい面積を有する。電池セル150の面のうち比較的面積の大きい2つの面は、扁平面ともいう。電池セル150は、扁平面がZ軸の正の方向の側及び負の方向の側に位置するように配置される。
本実施形態に係る組電池100において、電池セル150は、2段と3段とに分けてZ軸方向に積層されるとする。つまり、組電池100は、5つの電池セル150を備えるとする。電池セル150の数は、4つ以下であってもよいし、6つ以上であってもよい。2段に積層された電池セル150は、Y軸の正の方向の側に配置されるとする。3段に積層された電池セル150は、Y軸の負の方向の側に配置されるとする。電池セル150が積層される数量は、組電池100に収容される電池セル150の数量に応じて、適宜変更されうる。電池セル150の配置は、これらの例に限られず、適宜変更されうる。
電池セル150のX軸の正の方向の側の面は、キャップ面151ともいう。電池セル150は、キャップ面151に、正電極152と、負電極153とを備える。キャップ面151は、長辺と短辺とを有する略長方形状である。正電極152及び負電極153は、キャップ面151の長辺方向の両端付近に設けられる。電池セル150は、正電極152及び負電極153によって、電力を外部機器に供給したり、外部機器から供給される電力を受けたりできる。
組電池100が備える5つの電池セル150は、電極間バスバを介して直列に接続されている。直列に接続されている電池セル150の各電極のうち、正極側の端に位置する正電極152、及び、負極側の端に位置する負電極153はそれぞれ、総プラス電極バスバ164及び総マイナス電極バスバ165に接続されている。電極間バスバ、総プラス電極バスバ164及び総マイナス電極バスバ165は、銅又はアルミニウム等の高い導電率を有する材料で構成されてよい。
電池セル150は、X軸の負の方向に向けてケース110に収容されている。つまり、ケース110は、電池セル150のキャップ面151の反対側の部分を収容している。電池セル150のキャップ面151の反対側の面は、例えば接着剤等によって、ケース110に接着されていてもよい。電池セル150は、例えば接着剤等によって、電池セル150のキャップ面151の側でホルダ120に接着されている。ホルダ120は、正電極152及び負電極153それぞれに電気的に接続する電極間バスバを、電池セル150とあわせて保持している。電極間バスバは、ホルダ120が電池セル150を保持している部分よりもX軸の正の方向の側に突出している。
組電池100は、正極端子250と、負極端子270とを備える。正極端子250は、正極バスバ230と、ヒューズ240と、リレー220とを介して、総プラス電極バスバ164に接続されている。負極端子270は、負極バスバ235を介して、総マイナス電極バスバ165に接続されている。正極バスバ230及び負極バスバ235は、例えば銅又はアルミニウム等の高い導電率を有する材料で構成されてよい。正極バスバ230及び負極バスバ235の形状は、板状であるとする。正極バスバ230及び負極バスバ235の形状は、屈曲又は湾曲している部分を含んでもよい。正極バスバ230及び負極バスバ235は、単にバスバともいう。正極端子250及び負極端子270は、Z軸の正の方向に突出しており、外部機器に接続可能である。組電池100は、正極端子250及び負極端子270を介して、電池セル150が放電する電力を外部機器に供給したり、外部機器の電力で電池セル150を充電したりできる。
正極バスバ230は、第1バスバ231と、第2バスバ232と、第3バスバ233と、第4バスバ234とを含む。リレー220は、第1リレー221と第2リレー222とを含む。第1バスバ231は、正極端子250とヒューズ240の端子とを接続している。第2バスバ232は、ヒューズ240の端子と第1リレー221の端子とを接続している。第3バスバ233は、第1リレー221の端子と第2リレー222の端子とを接続している。第4バスバ234は、第2リレー222の端子と総プラス電極バスバ164とを接続している。
リレー220は、可動接点と固定接点とを有する。第1リレー221の可動接点及び固定接点はそれぞれ、第1可動接点及び第1固定接点とも称される。第2リレー222の可動接点及び固定接点はそれぞれ、第2可動接点及び第2固定接点とも称される。可動接点が固定接点に接触している状態において、リレー220は、可動側端子と固定側端子との間で電流を流すことができる。可動接点が固定接点に接触している状態は、閉状態とも称される。可動接点が固定接点から離れている状態において、リレー220は、可動側端子と固定側端子との間で電流を遮断することができる。可動接点が固定接点から離れている状態は、開状態とも称される。可動接点は、開状態及び閉状態のいずれかの状態に遷移する。リレー220の可動接点の状態が異なる状態に変化するとき、リレー220は振動を発生する。例えば、可動接点が開状態から閉状態に変化するとき、可動接点が固定接点に接触する衝撃が振動を発生させる。例えば、可動接点が閉状態から開状態に変化するとき、可動接点を動かす力が振動を発生させる。
第1リレー221と第2リレー222とが両方とも閉状態に遷移している場合、総プラス電極バスバ164と正極端子250とが導通する。第1リレー221と第2リレー222とのうち少なくとも一方が開状態に遷移している場合、総プラス電極バスバ164と正極端子250とが電気的に遮断される。
組電池100の正極端子250及び負極端子270が外部機器に接続される場合、その回路図は、例えば図3のように表される。外部機器は、負荷500として表されている。第1リレー221と第2リレー222とは、負荷500に対して電力を供給するスイッチとして機能する。第1リレー221と第2リレー222とを含む構成は、スイッチング装置200と称されるとする。スイッチング装置200は、総プラス電極バスバ164と正極端子250との間に接続されている。スイッチング装置200は、総プラス電極バスバ164と正極端子250とを導通させたり、電気的に遮断したりする。
図4に示されるように、スイッチング装置200は、制御部210と、第1リレー221と、第2リレー222とを備える。制御部210は、第1リレー221及び第2リレー222それぞれの可動接点を、開状態及び閉状態のいずれかの状態に変化させる。制御部210は、BMS(Battery Management System)の機能の一部として実現されてよい。BMSは、バッテリコントローラともいう。BMSは、少なくとも1つのプロセッサを含んで構成されてよい。BMSは、電池セル150に流れる電流を検出してもよい。BMSは、電池セル150の端子電圧を検出してもよい。組電池100が車両に搭載されている場合、BMSは、電池セル150に関する情報を、車両のECU(Electric Control Unit)に出力してもよい。
スイッチング装置200は、第1リレー221と第2リレー222とを接続する第3バスバ233をさらに備える。第3バスバ233は、リレー間バスバとも称される。
図5に示されるように、第1リレー221は、固定接点に接続されている第1固定側端子221Fと、可動接点に接続されている第1可動側端子221Mとを備える。第2リレー222は、固定接点に接続されている第2固定側端子222Fと、可動接点に接続されている第2可動側端子222Mとを備える。第1固定側端子221F及び第2固定側端子222Fは、単に固定側端子ともいう。第1可動側端子221M及び第2可動側端子222Mは、単に可動側端子ともいう。第3バスバ233は、第1リレー221の第1可動側端子221Mと、第2リレー222の第2固定側端子222Fとを接続している。
制御部210は、第1リレー221及び第2リレー222両方の可動接点が開状態である場合に、第1リレー221及び第2リレー222両方の可動接点を閉状態に変化させることによって、負荷500に電力を供給できる。制御部210は、第1リレー221の可動接点の状態を変化させるタイミングと、第2リレー222の可動接点の状態を変化させるタイミングとを異ならせる。このようにすることで、リレー220が発生するノイズレベルが低減されうる。
本実施形態に係るスイッチング装置200において、制御部210は、第1リレー221の可動接点を閉状態に変化させる動作を、第2リレー222の可動接点を閉状態に変化させる動作よりも先に開始する。つまり、制御部210は、第1リレー221の可動接点の状態を閉状態に変化させ始めた後に、第2リレー222の可動接点の状態を閉状態に変化させ始める。制御部210は、第1リレー221の可動接点の状態を閉状態に変化させ終わる前に第2リレー222の可動接点の状態を閉状態に変化させ始めてもよい。制御部210は、第1リレー221の可動接点の状態を閉状態に変化させ終わった後に第2リレー222の可動接点の状態を閉状態に変化させ始めてもよい。ここで比較例として、制御部210は、第2リレー222の可動接点を先に閉状態に変化させるとする。比較例の場合、先に動作させた第2リレー222の可動接点で生じた振動は、リレー間バスバを通じて、第1リレー221の第1可動側端子221Mと、第1可動側端子221Mに接続されている可動接点とに伝達する。可動接点は、リレー220内で固定されておらず、固定接点よりも振動による影響を受けやすい。第1リレー221の可動接点に振動が伝達した状態において第1リレー221の可動接点の状態が閉状態に変化する場合、可動接点の状態が安定しないことがある。一方、本実施形態において、第1リレー221の可動接点で生じた振動は、リレー間バスバを通じて、第2リレー222の第2固定側端子222Fと、第2固定側端子222Fに接続されている固定接点とに伝達する。固定接点は、リレー220内で固定されており、振動による影響を受けにくい。第2リレー222の固定接点に振動が伝達した状態であっても、第2リレー222の可動接点の状態は、変化後に安定しやすい。つまり、リレー間バスバが第1可動側端子221Mと第2固定側端子222Fとを接続している場合に、制御部210が第1リレー221の可動接点の状態を先に変化させることによって、後で動作する第2リレー222の可動接点の状態が安定しやすくなる。結果としてスイッチング装置200の信頼性が向上する。
第1リレー221は、コネクタ41aを有するハーネス41と、コネクタ42aを有するハーネス42とに接続されている。第2リレー222は、コネクタ43aを有するハーネス43に接続されている。コネクタ41a、42a及び43aは、制御部210に接続される。制御部210は、ハーネス41を通じて、可動接点の状態を制御する制御信号を第1リレー221に出力する。制御部210は、ハーネス43を通じて、可動接点の状態を制御する制御信号を第2リレー222に出力する。制御部210は、ハーネス42を通じて、第1可動側端子221Mにおける電圧を取得する。第1可動側端子221Mにおける電圧は、リレー間バスバの電圧に対応する。
第1リレー221と第2リレー222とは、図1に示されるように、ケース110の上面に位置する。言い換えれば、ケース110は、上面で第1リレー221と第2リレー222とを支持している。ケース110は、リレー220を支持する筐体とも称される。スイッチング装置200は、筐体をさらに備えてよい。
スイッチング装置200は、第1リレー221の一端に接続される第2バスバ232をさらに備えてよい。図1に示されるように、第2バスバ232は、ヒューズ240と接続されている部分において、ケース110の上面に締結されている。第2バスバ232は、第1固定バスバとも称される。一方で、第2バスバ232は、第1リレー221に接続されている部分において、ケース110の上面に締結されていない。つまり、第1リレー221は、筐体に直接締結されておらず、第2バスバ232を介して筐体に間接的に締結されている。このようにすることで、第1リレー221の振動が筐体に伝達しにくくなる。
スイッチング装置200は、第2リレー222の一端に接続される第4バスバ234をさらに備えてよい。図1に示されるように、第4バスバ234は、総プラス電極バスバ164と接続されている部分において、ケース110の上面に締結されている。第4バスバ234は、第2固定バスバとも称される。一方で、第4バスバ234は、第2リレー222に接続されている部分において、ケース110の上面に締結されていない。つまり、第2リレー222は、筐体に直接締結されておらず、第4バスバ234を介して筐体に間接的に締結されている。このようにすることで、第2リレー222の振動が筐体に伝達しにくくなる。
図6に示されるように、ケース110は、上面に、第1リレー221が載置される第1リレー載置部113と、第2リレー222が載置される第2リレー載置部114とを備える。第1リレー221は、第1底面側弾性部材223を介して、第1リレー載置部113に載置される。第1リレー221の上面側に、第1上面側弾性部材224が載置される。第1リレー221は、第1底面側弾性部材223と第1上面側弾性部材224との間に位置する。第2リレー222は、第2底面側弾性部材225を介して、第2リレー載置部114に載置される。第2リレー222の上面側に、第2上面側弾性部材226が載置される。第2リレー222は、第2底面側弾性部材225と第2上面側弾性部材226との間に位置する。第1底面側弾性部材223、第1上面側弾性部材224、第2底面側弾性部材225及び第2上面側弾性部材226は、単に弾性部材ともいう。弾性部材は、例えば発泡ウレタン等の振動を吸収する材料を含んでよい。リレー220が弾性部材を介してケース110の上面に載置されることによって、リレー220の振動がケース110に伝達しにくくなる。リレー220の上面に弾性部材が載置されることによって、リレー220の振動によるノイズが組電池100の外に伝達、放射しにくくなる。その結果、リレー220の動作に起因するノイズが低減される。
図5及び図7に示されるように、第3バスバ233は、第1リレー221の第1可動側端子221Mに接続される接続部233a1と、第2リレー222の第2固定側端子222Fに接続される接続部233a2とを有する。接続部233a1及び233a2はそれぞれ、締結部材60によって、第1可動側端子221M及び第2固定側端子222Fに締結されている。
第1リレー221と第2リレー222との間に流れる電流は、接続部233a1と接続部233a2との間の経路を流れる。第3バスバ233は、接続部233a1よりも第3バスバ233の端に近い位置に延伸部233b1を有する。言い換えれば、延伸部233b1は、接続部233a1から見て接続部233a2と反対側に向かって延びている。さらに、第3バスバ233は、接続部233a2よりも第3バスバ233の端に近い位置に延伸部233b2を有する。言い換えれば、延伸部233b2は、接続部233a2から見て接続部233a1と反対側に向かって延びている。第1リレー221と第2リレー222との間に流れる電流は、延伸部233b1及び233b2をほとんど流れない。したがって、延伸部233b1及び233b2は、第1リレー221と第2リレー222との間の電気抵抗の値にほとんど影響を及ぼさない。
図7に示されるように、延伸部233b1及び233b2はそれぞれ、屈曲部233c1及び233c2を含む。接続部233a1につながっている延伸部233b1における屈曲部233c1の板面は、接続部233a1の板面と交差している。接続部233a2につながっている延伸部233b2における屈曲部233c2の板面は、接続部233a2の板面と交差している。
図7、図8及び図9に示されるように、第3バスバ233は、ボルト等の締結部材60と、ナット51を有する締結受け部材50とによって、第1可動側端子221M及び第2固定側端子222Fに締結されている。締結受け部材50は、ナット51と、平ワッシャ部52と、回り止め部53とを有する。ナット51は、例えば溶接によって平ワッシャ部52に固定されている。平ワッシャ部52は、第3バスバ233の接続部233a1及び233a2の板面に沿う形状を有する。回り止め部53は、第3バスバ233の延伸部233bと屈曲部233cとに沿う形状を有する。
締結部材60と締結受け部材50とが締結される場合に、締結受け部材50は、接続部233a1及び233a2の板面の法線を軸として回動する。締結受け部材50が回動する場合、接続部233a1及び233a2の板面と、屈曲部233c1及び233c2の板面とが交差していることによって、締結受け部材50の回り止め部53が第3バスバ233の屈曲部233cに接触する。その結果、締結受け部材50の回動が制限される。また、回り止め部53の板面と屈曲部233cの板面とが互いに沿うことによって、締結受け部材50に対してより大きいトルクが掛かった場合に、回り止め部53の板面と屈曲部233cの板面との接触面積が大きくなる。これによって、締結受け部材50の回動を制限する力がさらに大きくなり、所望のトルクを得やすくなる。つまり、締結受け部材50の回動が制限されることによって、締結部材60による第3バスバ233とリレー220との締結時に、締結受け部材50が工具又は治具等で固定されなくてもよい。その結果、第3バスバ233とリレー220との締結作業が容易になり、組電池100の生産性が向上する。
図5に示されるように、第2バスバ232は、第1リレー221の第1固定側端子221Fに接続される接続部232aと、ヒューズ240(図1参照)に接続される接続部232dとを有する。接続部232aは、締結部材60によって、第1固定側端子221Fに締結されている。第2バスバ232は、接続部232aよりも、第2バスバ232の端に近い位置に延伸部232bを有する。言い換えれば、延伸部232bは、接続部232aから見て接続部232dと反対側に向かって延びている。第1リレー221とヒューズ240との間に流れる電流は、延伸部232bをほとんど流れない。したがって、延伸部232bは、第1リレー221とヒューズ240との間の電気抵抗の値にほとんど影響を及ぼさない。
第4バスバ234は、第2リレー222の第2可動側端子222Mに接続される接続部234aと、総プラス電極バスバ164(図1参照)に接続される接続部234dとを有する。接続部234aは、締結部材60によって、第2可動側端子222Mに締結されている。第4バスバ234は、接続部234aよりも、第4バスバ234の端に近い位置に延伸部234bを有する。言い換えれば、延伸部234bは、接続部234aから見て接続部234dと反対側に向かって延びている。第2リレー222と総プラス電極バスバ164との間に流れる電流は、延伸部234bをほとんど流れない。したがって、延伸部234bは、第2リレー222と総プラス電極バスバ164との間の電気抵抗の値にほとんど影響を及ぼさない。
延伸部232b及び234bはそれぞれ、屈曲部232c及び234cを含む。接続部232aにつながっている延伸部232bにおける屈曲部232cの板面は、接続部232aの板面と交差している。接続部234aにつながっている延伸部234bにおける屈曲部234cの板面は、接続部234aの板面と交差している。屈曲部232c及び234cは、屈曲部233cのように、締結受け部材50の回動を制限できる。その結果、第2バスバ232及び第4バスバ234とリレー220との締結作業が容易になり、組電池100の生産性が向上する。
第2バスバ232、第3バスバ233及び第4バスバ234と、リレー220の端子との締結点は、筐体に締結されていない。リレー220の端子が筐体に締結されないことによって、リレー220が発生する振動が筐体に伝達しにくくなる。一方で、リレー220の端子が筐体に締結されないように、筐体に固定されていない締結受け部材50が用いられる。締結受け部材50は、筐体に固定されていなくても、回り止め部53を有することによって、バスバの屈曲部232c、233c1、233c2及び234cで回動が制限される。このようにすることで、筐体に固定されていない締結受け部材50が、工具又は治具等で固定されなくても、締結部材60と締結されうる。その結果、リレー220とバスバとが容易に締結され、組電池100の生産性が向上しうる。
延伸部232b、233b1、233b2及び234bは、バスバの表面積を増大させる。これによって、リレー220の熱がバスバを通じて放散されやすくなる。一方で、延伸部232b、233b1、233b2及び234bは、電流が流れる経路の外側に位置しており、バスバの電気抵抗を増大させない。したがって、延伸部232b、233b1、233b2及び234bは、組電池100の電気抵抗を増大させることなく、リレー220の温度上昇を抑制し、スイッチング装置200の信頼性を向上しうる。
第2バスバ232(第1固定バスバ)の接続部232a、延伸部232b及び屈曲部232cはそれぞれ、第1接続部、第1延伸部及び第1屈曲部とも称される。第4バスバ234(第2固定バスバ)の接続部234a、延伸部234b及び屈曲部234cはそれぞれ、第2接続部、第2延伸部及び第2屈曲部とも称される。第3バスバ233(リレー間バスバ)の接続部233a1及び233a2、延伸部233b1及び233b2、並びに屈曲部233c1及び233c2はそれぞれ、第3接続部、第3延伸部、並びに第3屈曲部とも称される。
本開示に係る一実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
本開示において「第1」及び「第2」等の記載は、当該構成を区別するための識別子である。本開示における「第1」及び「第2」等の記載で区別された構成は、当該構成における番号を交換することができる。例えば、第1バスバは、第2バスバと識別子である「第1」と「第2」とを交換することができる。識別子の交換は同時に行われる。識別子の交換後も当該構成は区別される。識別子は削除してよい。識別子を削除した構成は、符号で区別される。本開示における「第1」及び「第2」等の識別子の記載のみに基づいて、当該構成の順序の解釈、小さい番号の識別子が存在することの根拠に利用してはならない。
本開示において、X軸、Y軸及びZ軸は、説明の便宜上設けられたものであり、互いに入れ替えられてよい。本開示に係る構成は、X軸、Y軸及びZ軸によって構成される直交座標系を用いて説明されてきた。本開示に係る各構成の位置関係は、直交関係にあると限定されるものではない。
100 組電池
110 ケース
113、114 第1リレー載置部、第2リレー載置部
120 ホルダ
150 電池セル
151 キャップ面
152 正電極
153 負電極
164 総プラス電極バスバ
165 総マイナス電極バスバ
200 スイッチング装置
210 制御部
220(221、222) リレー(第1リレー、第2リレー)
221F、221M 第1固定側端子、第1可動側端子
222F、222M 第2固定側端子、第2可動側端子
223、225 第1底面側弾性部材、第2底面側弾性部材
224、226 第1上面側弾性部材、第2上面側弾性部材
230(231~234) 正極バスバ(第1~第4バスバ)
232a、233a1、233a2、234a 接続部
232b、233b1、233b2、234b 延伸部
232c、233c1、233c2、234c 屈曲部
232d、234d 接続部
235 負極バスバ
240 ヒューズ
250 正極端子
270 負極端子
500 負荷
41、42、43 ハーネス
41a、42a、43a コネクタ
50 締結受け部材
51 ナット
52 平ワッシャ部
53 回り止め部
60 締結部材

Claims (6)

  1. 第1固定接点に接続されている第1固定側端子と、前記第1固定接点と離れている開状態及び前記第1固定接点と接触している閉状態のいずれかの状態に遷移する第1可動接点に接続されている第1可動側端子とを有する第1リレーと、
    第2固定接点に接続されている第2固定側端子と、前記第2固定接点と離れている開状態及び前記第2固定接点と接触している閉状態のいずれかの状態に遷移する第2可動接点に接続されている第2可動側端子とを有する第2リレーと、
    前記第1可動接点及び前記第2可動接点それぞれの状態を制御する制御部と、
    前記第1可動側端子と前記第2固定側端子とを接続するリレー間バスバと
    を備え、
    前記制御部は、前記第1可動接点の状態と前記第2可動接点の状態とを両方とも変化させる場合に、前記第1可動接点の状態を変化させ始めた後に、前記第2可動接点の状態を変化させ始める、スイッチング装置。
  2. 前記第1リレー及び前記第2リレーを支持する筐体と、
    前記第1固定側端子と前記筐体とを接続する第1固定バスバと、
    前記第2可動側端子と前記筐体とを接続する第2固定バスバと
    をさらに備える、請求項1に記載のスイッチング装置。
  3. 前記第1リレー及び前記第2リレーそれぞれと前記筐体との間に位置する弾性部材をさらに備え、
    前記第1リレー及び前記第2リレーはそれぞれ、前記弾性部材を介して前記筐体に支持されている、請求項2に記載のスイッチング装置。
  4. 前記第1固定バスバは、前記第1固定側端子に接続される第1接続部と、前記第1接続部から端に向けて延びる第1延伸部とを有し、
    前記第1延伸部は、第1屈曲部を有し、
    前記第1屈曲部の板面は、前記第1接続部の板面と交差する、請求項2又は3に記載のスイッチング装置。
  5. 前記第2固定バスバは、前記第2可動側端子に接続される第2接続部と、前記第2接続部から端に向けて延びる第2延伸部とを有し、
    前記第2延伸部は、第2屈曲部を有し、
    前記第2屈曲部の板面は、前記第2接続部の板面と交差する、請求項2から4のいずれか一項に記載のスイッチング装置。
  6. 前記リレー間バスバは、前記第1可動側端子及び前記第2固定側端子の少なくとも一方に接続される第3接続部と、前記第3接続部から端に向けて延びる第3延伸部とを有し、
    前記第3延伸部は、第3屈曲部を有し、
    前記第3屈曲部の板面は、前記第3接続部の板面と交差する、請求項1から5のいずれか一項に記載のスイッチング装置。
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