JP2018125182A - 組電池 - Google Patents

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季之 本橋
Toshiyuki Motohashi
季之 本橋
貴之 平瀬
Takayuki Hirase
貴之 平瀬
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Abstract

【課題】電池セルの膨張を抑制し、全体のサイズの小型化を図ることができる組電池を提供する。【解決手段】本発明に係る組電池は、複数の電池セルと、前記複数の電池セルを積層させて保持するハウジングと、を備え、前記ハウジングのうち、前記複数の電池セルの積層方向への移動を規制する一対の側壁は、内部に補強部材を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、組電池に関する。
従来、複数の電池セルを筐体等の部材に収容した組電池が知られている。例えば、特許文献1には、複数の電池セルを積層したセルユニットをモジュールケースに収容して構成した組電池が開示されている。
このような組電池では、長期間の使用等によって電池セルが膨張することが知られている。そこで、特許文献1に開示された組電池では、セルユニットの端面とモジュールケースの側面との間に空隙を形成することで、電池セルの積層方向の膨れスペースを確保することが開示されている。
特開2014−93244号公報
しかしながら、特許文献1に開示された組電池では、電池セルが膨張したときのためにセルユニットの端面とモジュールケースの側面との間に空隙を形成するため、組電池全体のサイズが大型化する可能性があった。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、電池セルの膨張を抑制し、全体のサイズの小型化を図ることができる組電池を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る組電池は、
複数の電池セルと、
前記複数の電池セルを積層させて保持するハウジングと、を備え、
前記ハウジングのうち、前記複数の電池セルの積層方向への移動を規制する一対の側壁が、内部に補強部材を含むことを特徴とする。
本発明によれば、電池セルの膨張を抑制し、全体のサイズの小型化を図ることができる組電池が提供される。
本発明の一実施形態に係る組電池の分解斜視図である。 図1に示す組電池の外観を示す外観斜視図である。 図1に示す組電池を含む電源システムの概略を示す機能ブロック図である。 ハウジング内に収容された状態の複数の電池セルを抜き出して示した斜視図である。 図1に示す下部ケース単体の外観斜視図である。 図5に示す下部ケースの上面図である。 図7(a)は、図1に示すセルホルダ単体の上面側からの外観斜視図であり、図7(b)は、図1に示すセルホルダ単体の底面側からの外観斜視図である。 図1に示すセルホルダに取り付けられたセル間バスバの拡大外観斜視図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 図1に示すハウジング内に複数の電池セルが収容された様子を示す外観斜視図である。 図5に示す金属板及びその変形例を示す図である。 図1に示す組電池の電池セルとハウジングとの接着位置の一例を示す図である。 図1に示す組電池の電池モジュールの組立工程の概要を順に示す図である。
以下、本発明に係る組電池及び組電池の製造方法の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部位、部材には、同一の符号を付している。
図1は本発明の一実施形態に係る組電池100の分解斜視図である。図1に示すように、組電池100は、電池モジュール2と、補機モジュール3と、上部ケース300と、を備えている。組電池100は、電池モジュール2と補機モジュール3とを組み立てた後に、上部ケース300を固定することにより形成される。図2は、組み立てられた組電池100の外観を示す外観斜視図である。但し、図2では、説明の便宜上、上部ケース300を取り除いた状態を示している。以下、説明の便宜上、図1の上部ケース300に対して電池モジュール2及び補機モジュール3が位置する側を「下」側と記載し、電池モジュール2に対して補機モジュール3及び上部ケース300が位置する側を「上」側と記載する。
まず、組電池100を含む電源システム400の概略について説明する。図3は、図1及び図2に示す組電池100を含む電源システム400の概略を示す機能ブロック図である。なお、本実施形態において、組電池100は、内燃機関を備えた車両、又は内燃機関と電動機との双方の動力で走行可能なハイブリッド車両等の車両に搭載されて使用されるものとして説明するが、組電池100の用途は以下に説明する車両用に限られるものではない。
図3に示すように、電源システム400は、組電池100と、オルタネータ410と、スタータ420と、第2の二次電池430と、負荷440と、スイッチ450と、制御部460とを備える。組電池100は、電池モジュール2内に収容される第1の二次電池130を含む。第1の二次電池130、オルタネータ410、スタータ420、第2の二次電池430及び負荷440は、並列に接続される。
組電池100は、MOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)210と、リレー220と、電流センサ230と、ヒュージブルリンク240と、第1の二次電池130と、バッテリコントローラ(LBC)140とを備える。リレー220と、電流センサ230と、ヒュージブルリンク240と、第1の二次電池130とは、この順で直列に接続される。また、MOSFET210は、第2の二次電池430及び負荷440に直列に接続される。
組電池100において、SSG端子250はオルタネータ410に接続され、LOAD端子260は負荷440に接続される。また、GND端子270は、接地のために使用される。
リレー220は、第1の二次電池130を、電源システム400における組電池100外の各構成要素と並列に接続し又は切り離すスイッチとして機能する。
電流センサ230は、適宜な構造を有し、適宜な方式で第1の二次電池130を含む回路に流れる電流を測定する。
ヒュージブルリンク240は、ヒューズ本体と、ヒューズ本体を収容保持する絶縁樹脂製のヒューズハウジングと、このヒューズハウジングを覆う絶縁樹脂製のカバーと、により構成され、過電流が生じた場合に溶断する。
第1の二次電池130は、図2に示すように、電池モジュール2内に収容される電池セル150のアセンブリにより構成される。第1の二次電池130を構成する各電池セル150は、例えばリチウムイオン電池又はニッケル水素電池等の二次電池である。第1の二次電池130は、正極側がヒュージブルリンク240に接続され、負極側がGND端子270を介して接地される。なお、図2では、説明の便宜上、電池モジュール2の後述するハウジング4を透明の状態で描いている。
MOSFET210は、第2の二次電池430及び負荷440を、電源システム400における他の構成要素と並列に接続し又は切り離すスイッチとして機能する。
LBC140は、第1の二次電池130に接続され、第1の二次電池130の状態を推定する。LBC140は、例えば第1の二次電池130の充電状態(SOC:state of charge)等を推定する。
オルタネータ410は、発電機であって、車両のエンジンに機械的に接続される。オルタネータ410は、エンジンの駆動によって発電を行う。オルタネータ410がエンジンの駆動によって発電した電力は、レギュレータで出力電圧を調整されて、組電池100が備える第1の二次電池130、第2の二次電池430及び負荷440に供給され得る。またオルタネータ410は、車両の減速時等に回生によって発電可能である。オルタネータ410が回生発電した電力は、第1の二次電池130及び第2の二次電池430の充電に使用される。
スタータ420は、例えばセルモータを含んで構成され、第1の二次電池130及び第2の二次電池430の少なくとも一方からの電力供給を受けて、車両のエンジンを始動させる。
第2の二次電池430は、例えば鉛蓄電池により構成され、負荷440に電力を供給する。
負荷440は、例えば車両に備えられたオーディオ、エアコンディショナ、及びナビゲーションシステム等を含み、供給された電力を消費して動作する。負荷440は、エンジン駆動の停止中に第1の二次電池130から電力供給を受けて動作し、エンジン駆動中にオルタネータ410及び第2の二次電池430から電力供給を受けて動作する。
スイッチ450は、スタータ420と直列に接続される。スイッチ450は、スタータ420を他の構成要素と並列に接続し又は切り離す。
制御部460は、電源システム400の全体の動作を制御する。制御部460は、例えば車両のECU(Electronic Control Unit又はEngine Control Unit)により構成される。制御部460は、スイッチ450、MOSFET210及びリレー220の動作をそれぞれ制御して、オルタネータ410、第1の二次電池130及び第2の二次電池430による電力供給、並びに第1の二次電池130及び第2の二次電池430の充電を行なう。
なお、本実施形態の組電池100では、上述したMOSFET210、リレー220、電流センサ230、ヒュージブルリンク240、SSG端子250、LOAD端子260及びGND端子270は、補機モジュール3に組み付けられる。また、本実施形態の組電池100では、上述したSSG端子250、LOAD端子260及びGND端子270の3つの端子は、上部ケース300を取り付けた状態において、上部ケース300の外部に突出する。
以下、本実施形態の組電池100の詳細について説明する。
図1、図2に示すように、電池モジュール2は、複数の電池セル150と、この複数の電池セル150を収容するハウジング4と、電池セル150同士を電気的に接続するセル間バスバ160と、総プラス端子バスバ165と、総マイナス端子バスバ164と、電池セル150をハウジング4に対して接着する接着部5(図11参照)と、電池セル150間に配置される絶縁シート6と、LBC140と、を備えている。
電池セル150は略直方体形状である。本実施形態の組電池100は、複数の電池セル150を有する。具体的に、本実施形態の組電池100内には5つの電池セル150が収容されている。但し、組電池100が収容可能な電池セル150の数量は、本実施形態で示す5つに限られるものではなく、電池セル150の最大出力及び車両等の被駆動機器が消費する電力等に応じて、適宜決定することが可能である。
図4は、ハウジング4内に収容された状態の本実施形態の5つの電池セル150を抜き出して示した斜視図である。換言すれば、本実施形態の5つの電池セルは、ハウジング4内において、図4に示す状態で収容されている。図4に示すように、各電池セル150は、略直方体形状の1つのキャップ面151上に、電極端子としての正極端子152及び負極端子153を有する。キャップ面151は、長辺と短辺とを有する長方形状であり、正極端子152及び負極端子153は、キャップ面151の長辺方向の両端付近に設けられている。また、キャップ面151の中央には、経年劣化や熱暴走等によって電池セル150内部でガスが発生し電池セル150内部の圧力が所定以上になった場合にガスを外部に排出するために開く安全弁154が設けられている。
なお、図4に示すように、複数の電池セル150は、ハウジング4内において、互いに隣接する電池セル150の正極端子152と負極端子153との配置が逆方向となるように配置される。
また、電池セル150のキャップ面151以外の面は一様な平面により形成されている。具体的に、電池セル150のキャップ面151の反対側の底面7と、4つの側面8a、8b、8c及び8dとは、それぞれ一様な平面により形成されている。側面8a及び側面8cは、互いに反対側の面であり、キャップ面151及び底面7の短辺同士を連結する一対の第1側面を構成する。また、側面8b及び側面8dは、互いに反対側の面であり、キャップ面151及び底面7の長辺同士を連結する一対の第2側面を構成する。
図5は、下部ケース110の外観斜視図であり、図6は、下部ケース110の上面図である。また、図7は、セルホルダ120の外観斜視図である。具体的に、図7(a)は、セルホルダ120の上面側からの外観斜視図であり、図7(b)は、セルホルダ120の上面側と反対側(以下、「底面側」ともいう)からの外観斜視図である。
ハウジング4は、図6及び図7(b)に示すように、各電池セル150の底面7側を収容する複数の第1収容空間15と、各電池セル150のキャップ面151側を収容する複数の第2収容空間16とを有し、複数の電池セル150を、複数の第1収容空間15及び複数の第2収容空間16に収容した状態で保持するものである。具体的に、本実施形態のハウジング4は、電池セル150の底面7側を収容する下部ケース110と、電池セル150のキャップ面151側を収容するセルホルダ120と、を備えている。そして、複数の第1収容空間15は、下部ケース110に設けられ、複数の第2収容空間16は、セルホルダ120に設けられている。
下部ケース110は、図5に示すように、上側から電池セル150を収容可能な空間110aを内部に有する矩形箱形の絶縁樹脂製の筐体である。つまり、下部ケース110は、底壁111と、4つの側壁112a、112b、112c及び112dとを有し、底壁111の反対側(つまり上側)に開口113を有する。下部ケース110において、側壁112aと112cとが対向し、側壁112bと112dとが対向する。以下、4つの側壁112a、112b、112c及び112dを区別しない場合には、まとめて側壁112と記載する。側壁112の高さは、下部ケース110に収容する電池セル150の高さよりも低くなっている。したがって、電池セル150は、キャップ面151(図4参照)が開口113から突出するように、つまり上面側となるように、下部ケース110内に収容される。
図1及び図2に示したように、側壁112b及び112dは、下部ケース110の外側(つまり空間110a側とは反対側)の面に、組電池100を車両に取り付けるための取付機構114を備えるが、図5では説明の便宜上図示を省略している。取付機構114は、車両との取付方法に応じて、適宜、形状と、側壁112b及び112d上における位置とが決定される。
また、側壁112は、開口113側に、セルホルダ120との係合用の係合孔115を有する。本実施形態において、各側壁112は、開口113側の中央及び両端近傍に、3つの係合孔115を有する。
底壁111における下部ケース110の内側(つまり空間110a側)の面である上面には、上側に向かって突出し、上下方向と直交する方向に延在する第1枠体としてのリブ116が設けられている。第1枠体としてのリブ116は、収容する電池セル150の位置を示すとともに収容した電池セル150の位置ずれを防止する。また、リブ116は、電池セル150同士の間の空間を維持するスペーサでもある。なお、リブ116により形成される隣り合う電池セル150間の空間には、後述する絶縁シート6が配置される。
第1枠体としてのリブ116の高さは、側壁112の高さよりも低くなっている。本実施形態において、リブ116は、図6に示すように、側壁112b及び112dに平行に、等間隔に4つ設けられる。すなわち、本実施形態において、下部ケース110は、側壁112b、側壁112d及びリブ116により区画されている5つの第1収容空間15を有しており、各電池セル150の底面7側は、第1収容空間15内に収容される。そのため、本実施形態の5つの電池セル150は、側壁112bから側壁112dまで、互いの第2側面同士(側面8b及び8d)が対向するように積層して配置される。換言すれば、本実施形態の5つの第1収容空間15は、下部ケース110内の底壁111近傍に形成されている。
なお、リブ116の位置及び大きさは、下部ケース110が収容する電池セル150の形状及び数量等に応じて、適宜決定されるため、本実施形態の位置及び大きさに限られるものではない。
セルホルダ120は、電池セル150のキャップ面151側、つまり下部ケース110の開口113側に取り付けられる。
図7に示すように、セルホルダ120は、上面視において略矩形で、所定の高さを有する外周枠121と、外周枠121の内側において、セルホルダ120が下部ケース110に係合した状態で電池セル150を上面側から覆い保持する保持蓋122とを備える。
外周枠121は、4つの側壁121a、121b、121c及び121dを有する。4つの側壁121a、121b、121c及び121dは、外周枠121と下部ケース110とが係合された状態において、それぞれ下部ケース110の4つの側壁112a、112b、112c及び112dに対応する位置に配置される。
外周枠121は、側壁121b及び121dの端部に、補機モジュール3をねじ留めによりセルホルダ120に固定するためのねじ穴123aを有するねじ穴形成部123を備える。外周枠121は、側壁121b及び121dから外側に突出するように形成されている。ねじ穴形成部123において、ねじ穴123aは、上面側からねじを挿入できるように形成されている。
また、外周枠121は、側壁121b及び121dの上端側に、補機モジュール3のバスバ、より具体的には、後述する総プラス銅バスバ286及び総マイナス銅バスバ285(図2参照)をセルホルダ120にねじ留めするためのねじ穴123bを有する。ねじ穴123bは、後述する総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164が取り付けられる開口124aの近傍に設けられることが好ましい。
更に、図7に示すように、外周枠121は、全周に亘って、所定の高さの係合挿入部121eを有する。係合挿入部121eは、外周枠121の他の箇所よりも厚みが薄くなっている。そのため、外周枠121の外側の面は、係合挿入部121eが、外周枠121の他の箇所よりも窪んでいる。係合挿入部121eは、セルホルダ120を下部ケース110に係合させる際に、下部ケース110の開口113から下部ケース110内の空間110aに挿入される。
側壁121a、121b、121c及び121dそれぞれにおいて、係合挿入部121eは、中央及び両端近傍に、3つの係合爪128を備える。係合爪128は、下部ケース110の係合孔115に対応する位置に設けられる。セルホルダ120と下部ケース110とを係合させる際、セルホルダ120の係合爪128が、下部ケース110の係合孔115に嵌め込まれて係合されることにより、セルホルダ120と下部ケース110とが係合される。なお、係合孔115及び係合爪128の位置及び数量は、本実施形態において示した例に限られず、適宜の位置及び数量に決定することができる。
また、外周枠121は、側壁121a及び121cの上端側であって、ねじ穴123bの近傍に係合孔129aを備える。係合孔129aは、外周枠121から外側に突出するように設けられており、上面視において、略長方形状の孔になっている。係合孔129aは、セルホルダ120と、補機モジュール3とを組み付ける際に使用される。
また、外周枠121は、側壁121a、121b、121c及び121dそれぞれの中央付近の上端側に、係合孔129bを備える。係合孔129bは、外周枠121から外側に突出するように設けられており、上面視において、略長方形状の孔になっている。係合孔129bは、セルホルダ120と上部ケース300(図1参照)とを組み付ける際に使用される。なお、係合孔129bは、必ずしも側壁121a、121b、121c及び121dそれぞれの中央付近に設けられていなくてもよく、上部ケース300と係合可能な位置であれば、任意の位置に設けることができる。
次にセルホルダ120が備える保持蓋122の詳細を説明する。保持蓋122は、下部ケース110に収容された電池セル150を上側から保持するものである。
保持蓋122は、セルホルダ120と下部ケース110との係合状態における電池セル150の正極端子152及び負極端子153に対応する位置に、開口124aを有する。そのため、セルホルダ120と下部ケース110との係合状態において、電池セル150の正極端子152及び負極端子153は、開口124aから保持蓋122の上面側に露出した状態となる。
また、保持蓋122は、セルホルダ120と下部ケース110との係合状態における電池セル150の安全弁154に対応する位置に、開口124bを有する。そのため、セルホルダ120と下部ケース110との係合状態において、安全弁154から排出されたガスは、開口124bから電池セル150の外部に排出される。
開口124aから露出して一列に整列した正極端子152及び負極端子153は、ヒュージブルリンク240に接続される正極端子152とGND端子270に接続される負極端子153とを除いて、隣り合う端子同士がセル間バスバ160により電気的に接続される。
保持蓋122は、セルホルダ120に取り付けられるセル間バスバ160同士の間、及び、セル間バスバ160と総プラス端子バスバ165又は総マイナス端子バスバ164との間に、バスバ同士の電気的な接続を防止するとともにバスバの位置決めを行うためのビード125を備える。ビード125は、保持蓋122の上面側に突出する。
また、図7に示すように、保持蓋122は、上面側にLBC140を固定するためのねじ穴形成部126を備える。ねじ穴形成部126は、保持蓋122の上面側において、開口124aと開口124bとの間に形成される。すなわち、本実施形態においては、保持蓋122は、10個のねじ穴形成部126を備える。ねじ穴形成部126は、略円柱形状であり、中央にねじ穴126aが設けられている。LBC140は、セルホルダ120の上面側に載置され、ねじ穴形成部126に形成されたねじ穴126aを使用して、上面側からセルホルダ120にねじ留めされる。
また、セルホルダ120の保持蓋122のうち電池セル150と対向する面である保持蓋122の底面には、下側に向かって突出し、上下方向と直交する方向に延在する第2枠体としてのリブ127が設けられている。第2枠体としてのリブ127は、収容した電池セル150の位置ずれを防止する。また、リブ127は、電池セル150同士の間の空間を維持するスペーサでもある。
第2枠体としてのリブ127の保持蓋122の底面からの高さは、外周枠121のうち保持蓋122の底面から突出した部分の高さよりも低くなっている。本実施形態において、リブ127は、図7(b)に示すように、側壁121b及び121dに平行に、等間隔に4つ設けられている。すなわち、本実施形態において、セルホルダ120は、側壁121b、側壁121d及びリブ127により区画されている5つの第2収容空間16を有しており、各電池セル150のキャップ面151側は、第2収容空間16内に収容される。そのため、本実施形態の5つの電池セル150は、側壁121bから側壁121dまで、互いの第2側面同士(側面8b及び8d)が対向するように積層するように配置される。換言すれば、本実施形態の5つの第2収容空間16は、セルホルダ120の保持蓋122の底面近傍に形成されている。
ここで、セルホルダ120の第2枠体としてのリブ127は、セルホルダ120と下部ケース110とが係合した状態において、下部ケース110の第1枠体としてのリブ116に対応する方向及び位置に設けられる。より具体的に、セルホルダ120と下部ケース110とが係合した状態において、各電池セル150の上側の端部は、第2収容空間16内に収容され、各電池セル150の下側の端部は、第1収容空間15内に収容される。そして、第1枠体としてのリブ116及び第2枠体としてのリブ127は、隣接する電池セル150間の位置で上下方向において対向する。したがって、上述したリブ116により形成される隣り合う電池セル150間の空間とは、リブ127により形成される隣り合う電池セル150間の空間と同じであり、この空間には、後述する絶縁シート6が配置される。
次に下部ケース110及びセルホルダ120に保持された複数の電池セル150を電気的に接続するバスバについて説明する。図8は、セルホルダ120に取り付けられたセル間バスバ160の拡大外観斜視図である。セル間バスバ160は、例えばアルミニウム等の導電性の金属で構成される。セル間バスバ160は、セルホルダ120に取り付けられて、電池セル150の正極端子152(図4参照)と負極端子153(図4参照)とに接続した状態における、開口124a(図7参照)間での保持蓋122のフレーム部分122a(図7参照)との干渉を回避するための凸部161を有する。つまり、セル間バスバ160は、側面視において、正極端子152及び負極端子153に接続する2つの端子接続部162と、2つの端子接続部162を接続する、端子接続部162から上面側に突出した凸部161とを有する。
端子接続部162は、例えば図8に示すように、中央に溶接用開口162aを有する。セル間バスバ160並びに後述する総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164は、溶接用開口162aの周縁部においてビード溶接により、電池セル150の各端子に接続される。
また、各端子接続部162は、セルホルダ120に取り付けた状態において、開口124b(図7参照)側に突出する電圧センサ取付端子163を有する。各電圧センサ取付端子163は、ねじ穴163aを有する。セル間バスバ160において、各電圧センサ取付端子163は、セル間バスバ160の端子接続部162を正極端子152(図4参照)又は負極端子153(図4参照)に接続した場合に、ねじ穴形成部126(図7参照)上に配置されるように形成されている。ねじ穴163aは、電圧センサ取付端子163がねじ穴形成部126上に配置された状態において、ねじ穴形成部126に形成されたねじ穴126a(図7参照)と重なり、LBC140(図1参照)のねじ留めにより、ねじ穴126aとねじ穴163aとが合わせてねじ留めされる。電圧センサ取付端子163は、電圧センサに接続され、端子間の電圧を検出するために用いられる。
総プラス端子バスバ165(図1参照)は、ヒュージブルリンク240(図1、図2参照)に接続される正極端子152(図4参照)と接続される。
総マイナス端子バスバ164(図1参照)は、GND端子270(図1、図2参照)に接続される負極端子153(図4参照)と接続される。
総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164は、例えばアルミニウム等の導電性の金属で構成される。総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164それぞれは、電池セル150の正極端子152又は負極端子153と接続される1つの端子接続部162(図8参照。図8に示すバスバはセル間バスバ160であるため端子接続部162が2つ描かれている。)と、補機モジュール3の補機台座200に取り付けられた総プラス銅バスバ286又は総マイナス銅バスバ285(図2参照)に接続するための外部接続部166(図1参照)とを有する。本実施形態の外部接続部166と端子接続部162とは、端子接続部162よりも上側に突出し、セルホルダ120の外周枠121(図7参照)を上端側から挟み込む断面コの字型の連結部を介して一体に形成されている。そのため、外部接続部166は、外周枠121の外側に位置している。特に、外部接続部166は、図7に示すように、外周枠121の内側の面から外側の面に跨って形成されるバスバ支持部123cに沿って取り付けられる。また、外部接続部166(図1参照)は、外周枠121(図7参照)に取り付けられた状態において、ねじ穴123b(図7参照)に対応する位置に挿通孔166a(図1参照)を有する。なお、総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164の端子接続部162も、セルホルダ120に取り付けた状態において、開口124b(図7参照)側に突出する電圧センサ取付端子163(図8参照)を有する。
接着部5(図12参照)は、各電池セル150及びハウジング4の両方に接触し、各電池セル150をハウジング4に対して接着する。本実施形態の接着部5は、各電池セル150とハウジング4との間に介在する接着剤により構成されている。接着部5としての接着剤は、電池セル150とハウジング4とを接着可能な任意の接着剤とすることができ、例えばエポキシ系接着剤を利用することができる。なお、接着部5の配置の詳細については後述する。
ところで、図5に示したように、ハウジング4としての下部ケース110のうち、互いに対向する一対の側壁112b及び112dは、内部に補強部材としての金属板20を含んでいる。ここで、一対の側壁112b及び112dは、複数の電池セル150の積層方向に直交する位置に配置され、複数の電池セル150の積層方向への移動を規制する側壁である。また、金属板20は、絶縁樹脂からなる下部ケース110の他の領域よりも剛性が高い。
図9は、図5のA−A線に沿う断面図である。図9に示すように、金属板20は、側壁112dの内部に配置されている。また、図示は省略するが、金属板20は、側壁112bの内部にも配置されている。金属板20は、インサート成形等によって、側壁112b及び112dの内部に配置される。このように、金属板20を側壁112b及び112dの内部に配置することで、側壁112b及び112dの絶縁性を確保しつつ、下部ケース110を大型化することなく金属板20を側壁112b及び112dに固定することができる。
図10は、ハウジング4内に複数の電池セル150が収容された様子を示す外観斜視図である。図10に示すように、複数の電池セル150の積層方向への移動を規制する一対の側壁112b及び112dは、内部に金属板20を含むため、高い剛性を有する。従って、電池セル150が膨張した場合であっても、一対の側壁112b及び112dによって積層方向への電池セル150の伸張を抑制することができる。
なお、ハウジング4は、一対の側壁112b及び112dの内部にのみ、金属板20を含んでいる。これにより、複数の電池セル150が膨張しやすい積層方向での伸張を効果的に抑制しつつ、金属板20を必要以上に有することによる重量化や大型化を回避することができる。
図11は、本実施形態の金属板20及びその変形例を示す図である。具体的に、図11(a)は金属板20、図11(b)は金属板20の第1の変形例としての金属板20a、図11(c)は金属板20の第2の変形例としての金属板20bをそれぞれ示す。
図11(a)に示すように、金属板20は、厚み方向に貫通した貫通領域21を有する穴空き形状を有する。具体的に、金属板20の貫通領域21は、矩形状の枠体であるフレーム部22と、フレーム部22の対角線上に位置する対角線部23と、によって区画されている。ここで、金属板20の貫通領域21は、プレス加工又はレーザー加工等によるくり抜き加工によって形成されてもよい。このように、金属板20は、貫通領域21を有するので、軽量化が図れると共に、インサート成形時に樹脂との一体性を向上させることができる。
図11(b)に示すように、金属板20aは、金属板20と同様に、厚み方向に貫通した貫通領域21を有する穴空き形状を有する。具体的に、金属板20aの貫通領域21は、金属板20と同様に、ロ字状のフレーム部22と、フレーム部22の対角線上に位置する対角線部23と、によって区画されている。ここで、金属板20aの貫通領域21は、プレス加工又はレーザー加工等によるくり抜き加工によって形成されてもよい。このように、金属板20aは、貫通領域21を有するので、軽量化が図れると共に、インサート成形時に樹脂との一体性を向上させることができる。
さらに、金属板20aには、対角線部23から金属板20aの厚み方向に突出するリブ24が設けられている。リブ24は、プレス加工等の一体成形によって、金属板20aと一体的に形成されてもよい。このように、金属板20aは、リブ24によって剛性を高くすることができるので、板厚を薄くして更なる軽量化を図ることができる。また、リブ24は、一対の側壁112b及び112dの内部で、それぞれハウジング4の外側、すなわち複数の電池セル150とは反対側に突出するように配置される。このように、リブ24を電池セル150とは反対側に突出するように配置することで、側壁112b及び112dに車両からの過大な衝撃入力が加わり、側壁112b及び112dが変形に至る際でも、電池セル150には、金属板20aの平面部分(リブ24の形成されていない側の面)が接触することになるため、電池セル150の破損を抑制することができる。
図11(c)に示すように、金属板20cは、金属板20と同様に、厚み方向に貫通した貫通領域21を有する穴空き形状を有する。具体的に、金属板20cの貫通領域21は、網目状の網目部25によって区画されている。ここで、金属板20cの貫通領域21は、プレス加工又はレーザー加工等によるくり抜き加工によって形成されてもよい。このように、金属板20cは、貫通領域21を有するので、軽量化が図れると共に、インサート成形時に樹脂との一体性を向上させることができる。
図12は、電池セル150とハウジング4との接着位置の一例を示す図であり、電池セル150のキャップ面151の長手方向の中央の位置での縦断面図を示している。なお、図12では、接着部5としての接着剤を斜線部で示している。
図12に示すように、本実施形態の各電池セル150は、その下部がハウジング4の下部ケース110に形成された第1収容空間15に収容され、かつ、その上部がハウジング4のセルホルダ120に形成された第2収容空間16に収容された状態で、接着部5により下部ケース110及びセルホルダ120に接着している。具体的に、本実施形態の各電池セル150は、各電池セル150と下部ケース110との間に介在する接着部5により、下部ケース110に接着している。また、各電池セル150は、各電池セル150とセルホルダ120との間に介在する接着部5により、セルホルダ120に接着している。
より具体的に、接着部5のうち、各電池セル150のキャップ面151に接触する接着部(以下、「第1接着部5a」と記載する)は、正極端子152、負極端子153及び安全弁154に接触しないように、キャップ面151の第2側面(側面8b及び側面8d)側の周縁部のみに接触し、セルホルダ120の保持蓋122の底面との間に介在することで、キャップ面151を保持蓋122の底面に接着している。
また、図12に示すように、接着部5のうち、電池セル150の一対の第2側面(側面8b及び側面8d)のキャップ面151側の端部に接触する接着部(以下、「第2接着部5b」と記載する。)は、セルホルダ120の第2枠体としてのリブ127の側面との間に介在することで、第2側面8b及び8dをリブ127の側面に接着している。
このように、第1接着部5a及び第2接着部5bは、各電池セル150のキャップ面151と一対の第2側面(側面8b及び側面8d)とに跨る境界領域A1に配置されている。すなわち、各電池セル150は、セルホルダ120によって、接着部5を介してキャップ面151側及び第2側面8b及び8d側から支持されている。
また、接着部5のうち、電池セル150の底面7に接触する接着部(以下、「第3接着部5c」と記載する。)は、少なくとも底面7の一部に接触しており、下部ケース110の底壁111の上面との間に介在することで、底面7を底壁111の上面に接着している。具体的には、第3接着部5cは、図12及び図13(a)に示すように、底面7に、各電池セル150が延在する方向に沿って配置されている。すなわち、各電池セル150は、下部ケース110によって、接着部5を介して底面7側から支持されている。
なお、図12には、電池セル150とハウジング4との接着位置の一例として、接着部5としての第1接着部5a、第2接着部5b及び第3接着部5cを示したが、これらの接着部は例示であり、この構成に限定されるものではない。
絶縁シート6は、図12に示すように、複数の電池セル150間に配置される。本実施形態では、5つの電池セル150間に形成される4つの隙間それぞれに、絶縁シート6が配置されている。絶縁シート6により、電池セル150間で短絡が生じることを抑制することができる。絶縁シート6は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂材料により形成することができる。
ここで、組電池100の製造方法に含まれる、電池モジュール2の組立について説明する。図13は、電池モジュール2の組立工程の概要を順に示す図である。
図13(a)はセルホルダ120及び下部ケース110に接着部5となる接着剤(図13(a)では符号「5」で表記)を塗布する工程を示す。電池セル150が第1収容空間15及び第2収容空間16に収容された際に上述した第1接着部5a〜第3接着部5c(図12参照)が形成されるように、セルホルダ120及び下部ケース110の所定位置に接着剤を塗布する。本実施形態では、セルホルダ120の保持蓋122の底面とリブ127の基端部の側面とに跨る位置に、リブ127の延在方向に沿って接着剤を塗布する。この接着剤により、第1接着部5a及び第2接着部5b(図12参照)が形成される。
また、下部ケース110の底壁111に、各電池セル150が延在する方向に沿って延在するように接着剤を塗布する。この接着剤により、第3接着部5c(図12参照)が形成される。
なお、本実施形態では下部ケース110及びセルホルダ120に接着剤を塗布しているが、電池セル150側に接着剤を塗布することも可能である。
図13(b)は電池セル150をセルホルダ120にセットする工程を示す。セルホルダ120を上下反転させた状態で、電池セル150のキャップ面151を下向きにして、セルホルダ120の保持蓋122の底面側(図13(b)の状態では上側)に、リブ127に従って電池セル150を挿入する(図13(b)の白抜き矢印参照)。これにより、電池セル150のキャップ面151側の端部が、リブ127により区画される第2収容空間16に収容される。また、これにより、電池セル150とセルホルダ120とを接着する第1接着部5a及び第2接着部5b(図12参照)が形成される。
図13(c)は電池セル150間に絶縁シート6を挿入する工程を示す。絶縁シート6は、電池セル150間に挿入される(図13(c)の白抜き矢印参照)。なお、絶縁シート6は、その挿入方向の先端がリブ127の下端(図13(c)の状態では上側の端)に当接するまで挿入することが好ましい。
図13(d)は下部ケース110をセルホルダ120にセットする工程を示す。下部ケース110を上下反転させた状態で、電池セル150が挿入されたセルホルダ120に覆い被せるようにして、下部ケース110をセルホルダ120に係合させる(図13(d)の白抜き矢印参照)。このとき、セルホルダ120の係合爪128(図7参照)を下部ケース110の係合孔115(図5参照)に係合させる。
なお、本実施形態では、下部ケース110をセルホルダ120に係合させた状態にすると、電池セル150の底面7側の端部が、リブ116(図6参照)により区画される第1収容空間15(図6等参照)に収容される。これにより、電池セル150と下部ケース110とを接着する第3接着部5c及び第4接着部5d(図12参照)が形成される。第4接着部5dとなる図13(a)に示す工程で塗布した接着剤は、電池セル150が下部ケース110の第1収容空間15に嵌合すると、リブ116の上端(図13(d)の状態では下側の端)よりも上側(図13(d)の状態では下側)まではみ出して広がるように塗布されている。そのため、本実施形態では、下部ケース110をセルホルダ120に係合させると、リブ116の上端よりも上側にはみ出した接着剤が、絶縁シート6に接触する。これにより、本実施形態の絶縁シート6は、第4接着部5dによって位置が固定される。
下部ケース110をセルホルダ120にセットした状態で、接着剤が乾燥して接着部5を形成するように、所定時間そのままにしておく。このように、所定の乾燥時間を設けることで、電池セル150のハウジング4に対する傾きの発生を抑制し、後述する工程で取り付けられる各種バスバの溶接部に掛かる初期応力の低減を図ることができる。
図13(e)はセル間バスバ160、総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164を取り付ける工程を示す。図13(d)に示す工程の後、所定時間経過後、一体に組み立てられた電池セル150、下部ケース110、セルホルダ120及び絶縁シート6を、上下反転させ、セルホルダ120の開口124aから露出する正極端子152及び負極端子153にセル間バスバ160、総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164を溶接により取り付ける(図13(e)の白抜き矢印参照)。
次いで、保持蓋122にLBC140(図1参照)を取り付けることにより、電池モジュール2の組立が完了する。LBC140は、例えばねじ留めにより保持蓋122に取り付けられる。
本実施形態の電池モジュール2は、上述した工程を通じて組み立てられるが、ここで示す工程に限られるものではなく、例えば、下部ケース110及びセルホルダ120を上下反転させることなく、電池セル150を下部ケース110の空間110a(図5参照)に挿入し、その上からセルホルダ120を下部ケース110に係合させるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の組電池100を構成する電池モジュール2は、セルホルダ120及び下部ケース110の所定位置に接着剤を塗布するだけで、上述のようにセル間バスバ160に掛かる応力を低減させる接着部5を形成することができる。
次に、本実施形態に係る組電池100の補機モジュール3について説明する。図2に示すように、補機モジュール3は、補機台座200と、補機台座200上に配置されるMOSFET210、リレー220、電流センサ230及びヒュージブルリンク240と、補機台座200上に配置される各部品を電気的に接続するための銅バスバと、を備えている。
図2に示すように、本実施形態の銅バスバは、ヒュージブルリンク240の端子と電流センサ230の一方の端子とを電気的に接続する銅バスバ280と、電流センサ230の他方の端子とリレー220の一方の端子とを電気的に接続する銅バスバ281と、リレー220の他方の端子とMOSFET210の端子とを電気的に接続する銅バスバ282と、この銅バスバ282と電気的に接続され、銅バスバ282を介してリレー220の他方の端子とSSG端子250とを電気的に接続する銅バスバ283と、MOSFET210の端子とLOAD端子260とを電気的に接続する銅バスバ284と、ヒュージブルリンク240の端子と電池モジュール2の総プラス端子バスバ165とを電気的に接続する総プラス銅バスバ286、GND端子270と電池モジュール2の総マイナス端子バスバ164とを電気的に接続する総マイナス銅バスバ285と、で構成されている。
次に、上部ケース300について説明する。上部ケース300は、図1に示すように、組電池100を組み立てた際に、それぞれSSG端子250、LOAD端子260及びGND端子270を上部ケース300から外部に露出させるための3つの開口310a、310b及び310cを有する。
また、上部ケース300は、4つの側面の底面側にセルホルダ120に係合するための係合爪320を備える。係合爪320は、セルホルダ120と上部ケース300とが組み付けられた状態において、係合孔129bに対応する位置に設けられる。係合爪320は、各側面の外部側から底面方向に延びており、係合爪320の先端部は、側面視において楔形状になっている。係合爪320の先端部が係合孔129bに嵌め込まれることにより、係合爪320と係合孔129bとが係合する。
また、上部ケース300は、セルホルダ120と上部ケース300とが組み付けられた状態において、総プラス銅バスバ286及び総マイナス銅バスバ285を保護するためのバスバ保護部330を備える。
次に、組電池100全体の組立について説明する。まず、電池モジュール2と補機モジュール3との組付けについて説明する。電池モジュール2と補機モジュール3との組付けは、セルホルダ120と補機台座200との組付けにより実現される。セルホルダ120と補機台座200とは、係合爪205を係合孔129aに嵌め込んで係合させることにより、組み付けられる(図1参照)。また、セルホルダ120と補機台座200とは、補機台座200がセルホルダ120に載置された状態において、ボルト340を用いて結合される。具体的に、補機台座200に固定された総プラス銅バスバ286及び総マイナス銅バスバ285に形成されている挿通孔と、総プラス端子バスバ165及び総マイナス端子バスバ164の外部接続部166に形成されている挿通孔166aと、セルホルダ120のねじ穴123bと、を連通させた状態でボルト340を螺合する。これにより、総プラス銅バスバ286及び総マイナス銅バスバ285を介して間接的に、セルホルダ120と補機台座200とを結合することができる。
また、図1に示すように、セルホルダ120と補機台座200とは、補機台座200がセルホルダ120に載置された状態において、ボルト350を、上面側から挿通し、セルホルダ120のねじ穴123aに螺合することにより、セルホルダ120と補機台座200とをねじ結合する。
次に、上部ケース300を組み付ける。上部ケース300は、係合爪320をセルホルダ120の係合孔129bに嵌め込んで係合させることにより、セルホルダ120と係合される。このようにして、セルホルダ120に上部ケース300が係合されることにより、組電池100全体の組立が完了する。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
本発明は組電池及び組電池の製造方法に関する。
2 電池モジュール
3 補機モジュール
4 ハウジング
5 接着部
5a 第1接着部
5b 第2接着部
5c 第3接着部
6 絶縁シート
7 電池セルの底面
8a、8c 電池セルの第1側面
8b、8d 電池セルの第2側面
9a、9b 溝
10a、10b 溝
11a、11b 収容溝
11a1、11b1 溝壁
12a、12b 開口部
15 第1収容空間
16 第2収容空間
20、20a、20b 金属板(補強部材)
21 貫通領域
22 フレーム部
23 対角線部
24 リブ
25 網目部
100 組電池
110 下部ケース
110a 空間
111 底壁
112、112a、112b、112c、112d、121a、121b、121c、121d 側壁
113、124a、124b、310a、310b、310c 開口
114 取付機構
115、129a、129b 係合孔
116 リブ(第1枠体)
120 セルホルダ
121 外周枠
121e 係合挿入部
122 保持蓋
122a フレーム部分
123、126 ねじ穴形成部
123a、123b、126a、163a ねじ穴
123c バスバ支持部
125 ビード
127 リブ(第2枠体)
128、205、320 係合爪
130 第1の二次電池
140 LBC(バッテリコントローラ)
150 電池セル
151 電池セルのキャップ面
152 正極端子
153 負極端子
154 安全弁
160 セル間バスバ
161 凸部
162 端子接続部
162a 溶接用開口
163 電圧センサ取付端子
164 総マイナス端子バスバ
165 総プラス端子バスバ
166 外部接続部
166a 挿通孔
200 補機台座
210 MOSFET
220 リレー
230 電流センサ
240 ヒュージブルリンク
250 SSG端子
260 LOAD端子
270 GND端子
280、281、282、283、284 銅バスバ
285 総マイナス銅バスバ
286 総プラス銅バスバ
300 上部ケース
330 バスバ保護部
340、350 ボルト
400 電源システム
410 オルタネータ
420 スタータ
430 第2の二次電池
440 負荷
450 スイッチ
460 制御部

Claims (9)

  1. 複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルを積層させて保持するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングのうち、前記複数の電池セルの積層方向への移動を規制する一対の側壁は、内部に補強部材を含む、組電池。
  2. 前記ハウジングは、前記複数の電池セルの積層方向への移動を規制する前記一対の側壁にのみ前記補強部材を含む、請求項1に記載の組電池。
  3. 前記補強部材は金属板である、請求項1又は2に記載の組電池。
  4. 前記金属板は、厚み方向に貫通した貫通領域を有する、請求項3に記載の組電池。
  5. 前記貫通領域は、矩形状のフレーム部と、前記フレーム部の対角線上に位置する対角線部と、によって区画される、請求項4に記載の組電池。
  6. 前記対角線部から前記金属板の厚み方向に突出するリブをさらに備える、請求項5に記載の組電池。
  7. 前記リブは、前記ハウジングの外部へ向かって突出する、請求項6に記載の組電池。
  8. 前記リブは、前記金属板と一体的に形成されている、請求項6又は7に記載の組電池。
  9. 前記貫通領域は、網目状の網目部によって区画される、請求項4に記載の組電池。
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