WO2022030449A1

WO2022030449A1 - 蓄電装置

Info

Publication number: WO2022030449A1
Application number: PCT/JP2021/028617
Authority: WO
Inventors: 朋重井上; 隆志池田
Original assignee: 株式会社Ｇｓユアサ
Priority date: 2020-08-07
Filing date: 2021-08-02
Publication date: 2022-02-10
Also published as: JPWO2022030449A1

Abstract

蓄電素子（４１０）を有する蓄電ユニット（４００）と、蓄電ユニット（４００）が収容される外装体（１００）と、を備える蓄電装置（１０）であって、外装体（１００）は、蓄電素子（４１０）の中心位置に対して蓄電素子（４１０）の電極端子（４１２）と反対側に位置する壁部（底壁部（２１０））を有し、蓄電装置（１０）は、当該壁部と蓄電ユニット（４００）との間に配置され、当該壁部と蓄電ユニット（４００）との間に空間（おもり収容空間（Ｓ１））を形成して、蓄電ユニット（４００）を当該壁部から離間させる離間部材（第一支持部材（６００）等）を備え、当該壁部には、離間部材の移動を規制するリブ（２１１）が形成されている。

Description

蓄電装置

　本発明は、蓄電素子と、蓄電素子が収容される外装体とを備える蓄電装置に関する。

　従来、蓄電素子が外装体に収容された構成の蓄電装置が広く知られている。特許文献１には、複数の単電池（蓄電素子）がハウジング（外装体）に収容された車両用蓄電池装置（蓄電装置）が開示されている。

国際公開第２０１６／０４２７８３号

　上記従来のような構成の蓄電装置において、蓄電装置のサイズに起因して不具合が生じるおそれがある。本発明は、サイズに起因する不具合の発生を抑制できる蓄電装置を提供することを第１の目的とする。

　上記従来のような構成の蓄電装置において、蓄電装置の重さに起因して不具合が生じるおそれもある。本発明は、重さに起因する不具合の発生を抑制できる蓄電装置を提供することを第２の目的とする。

　上記第１の目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子を有する蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットが収容される外装体と、を備える蓄電装置であって、前記外装体は、前記蓄電素子の中心位置に対して前記蓄電素子の電極端子と反対側に位置する壁部を有し、前記蓄電装置は、前記壁部と前記蓄電ユニットとの間に配置され、前記壁部と前記蓄電ユニットとの間に空間を形成して、前記蓄電ユニットを前記壁部から離間させる離間部材を備え、前記壁部には、前記離間部材の移動を規制するリブが形成されている。

　本発明は、このような蓄電装置として実現できるだけでなく、リブが形成された外装体と離間部材との組み合わせとしても実現できる。

　上記第２の目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子を有する蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットが収容される外装体と、を備える蓄電装置であって、前記蓄電ユニットと前記外装体の１つの壁部との間に配置され、おもりが収容される複数の空間である複数のおもり収容空間と、前記蓄電ユニットと前記壁部との間に配置され、前記蓄電ユニットを支持する支持部と、を備える。

　本発明は、このような蓄電装置として実現できるだけでなく、おもり収容空間が設けられた外装体と支持部との組み合わせとしても実現できる。

　本発明における蓄電装置によれば、サイズまたは重さに起因する不具合の発生を抑制できる。

図１は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。図２は、実施の形態に係る蓄電装置を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。図３は、実施の形態に係る外装体の外装体本体の構成を示す斜視図である。図４は、実施の形態に係るおもり、第一支持部材及び第二支持部材の構成を示す斜視図である。図５は、実施の形態に係るおもり、第一支持部材及び第二支持部材の構成を示す斜視図である。図６は、実施の形態に係るおもり、第一支持部材及び第二支持部材の構成を示す断面図である。図７は、実施の形態の変形例１に係る蓄電素子、おもり及び支持部材の構成を示す斜視図である。図８は、実施の形態の変形例１に係る外装体本体、蓄電素子、おもり及び支持部材の構成を示す断面図である。図９Ａは、実施の形態の変形例２に係る蓄電素子及び支持部材の構成を示す断面図である。図９Ｂは、実施の形態の変形例２に係る蓄電素子及び支持部材の構成を示す断面図である。

　蓄電装置が使用される設備において、当該設備が長期間使用されるのに対し、蓄電装置は取り替えが行われる場合がある。この場合、蓄電装置の性能向上によって蓄電装置が小型化されることにより、当該設備に空きスペースが生じ、当該設備の仕様等に影響を及ぼすおそれがある。上記特許文献１に開示されたような車両用に用いられる蓄電装置では、車両は長期間使用されるのに対し、蓄電装置は取り替えが行われて小型化されることにより、当該車両に空きスペースが生じ、車両設計等に影響を及ぼすおそれがある。このように、本願発明者は、蓄電装置のサイズに起因して不具合が生じるおそれがあることを見出した。

　本発明は、サイズに起因する不具合の発生を抑制できる蓄電装置を提供することを第１の目的とする。

　これによれば、蓄電装置において、外装体のうちの蓄電素子の電極端子と反対側の壁部と、蓄電素子を有する蓄電ユニットとの間に、蓄電ユニットを当該壁部から離間させる離間部材が配置され、当該壁部には、離間部材の移動を規制するリブが形成されている。このように、外装体の壁部と蓄電ユニットとの間に、蓄電ユニットを壁部から離間させる離間部材を配置することで、蓄電素子または蓄電ユニットが小型化されても、蓄電装置が小型化されるのを抑制できる。これにより、蓄電装置のサイズが、蓄電装置が配置される設備に合ったサイズになるように調整できる。離間部材を、外装体のうちの蓄電素子の電極端子と反対側の壁部と蓄電ユニットとの間に配置することで、蓄電素子が小型化されても、蓄電装置内での電極端子の高さが低くなるのを抑制できる。これにより、電極端子と他の部材（バスバー等）との位置関係が変更されて不具合が生じるのを抑制できる。離間部材を、外装体の壁部と蓄電ユニットとの間に空間を形成して、蓄電ユニットを壁部から離間させる構成とすることで、簡易な構成で、蓄電ユニットを壁部から離間させることができる。当該壁部に、離間部材の移動を規制するリブを形成することで、離間部材を配置した場合でも、離間部材が蓄電装置内で移動するのを抑制できる。これらにより、蓄電装置のサイズに起因する不具合の発生を抑制できる。

　前記電極端子は、前記外装体から露出した状態で配置されてもよい。

　離間部材によって、蓄電ユニットを、電極端子と反対側の外装体の壁部から離間して配置することで、電極端子を外装体に近づけて配置できるため、電極端子を外装体から露出させることができる。これにより、露出した電極端子を蓄電装置の外部端子（総端子）とできるため、外部端子を新たに設ける必要がなく、蓄電装置の構成を簡素化できる。

　さらに、前記空間に収容される収容物を備えてもよい。

　これによれば、外装体の壁部と蓄電ユニットとの間の空間に収容物を収容することで、当該収容物によって当該空間内で離間部材を支えることができる。蓄電装置の重さを調整したい場合には、当該収容物として重さを調整したおもりを配置することで、蓄電装置の重さを調整することもできる。

　前記蓄電ユニットは、複数の前記蓄電素子を有し、前記離間部材は、前記複数の蓄電素子に亘って、前記壁部と前記複数の蓄電素子との間に配置されてもよい。

　これによれば、蓄電ユニットが有する複数の蓄電素子が小型化されても、複数の蓄電素子に亘って外装体の壁部と複数の蓄電素子との間に離間部材が配置されることで、蓄電装置が小型化されるのを抑制できる。これにより、蓄電装置のサイズに起因する不具合の発生を抑制できる。

　前記離間部材は、前記蓄電素子に対して取り付けられてもよい。

　これによれば、離間部材が蓄電素子に対して取り付けられることで、蓄電素子が外装体内で固定されていれば、離間部材が外装体内で移動してしまうのを抑制できる。または、離間部材が外装体内で固定されていれば、蓄電素子が外装体内で移動してしまうのを抑制できる。

　前記リブは、前記離間部材に向けて突出して配置され、前記離間部材は、前記リブに当接することで、前記壁部との間に前記空間を形成してもよい。

　これによれば、離間部材が外装体の壁部のリブに当接することで、離間部材と当該壁部との間に空間を容易に形成して、蓄電ユニットを当該壁部から離間させることができる。これにより、簡易な構成で、蓄電装置が小型化されるのを抑制できるため、蓄電装置のサイズに起因する不具合の発生を容易に抑制できる。

　蓄電装置が使用される設備において、当該設備が長期間使用されるのに対し、蓄電装置は取り替えが行われる場合がある。この場合、蓄電装置の性能向上によって蓄電装置が軽量化されることにより、当該設備の重量が軽くなり、当該設備の仕様等に影響を及ぼすおそれがある。上記特許文献１に開示されたような車両用に用いられる蓄電装置では、車両は長期間使用されるのに対し、蓄電装置は取り替えが行われて軽量化されることにより、当該車両の重量が軽くなり、車両設計等に影響を及ぼすおそれがある。このように、本願発明者は、蓄電装置の重さに起因して不具合が生じるおそれがあることを見出した。

　本発明は、重さに起因する不具合の発生を抑制できる蓄電装置を提供することを第２の目的とする。

　これによれば、蓄電装置において、蓄電素子を有する蓄電ユニットと外装体の１つの壁部との間に、おもりが収容される複数のおもり収容空間が配置され、蓄電ユニットと当該壁部との間に、蓄電ユニットを支持する支持部が配置されている。このように、蓄電ユニットと外装体の壁部との間に複数のおもり収容空間を配置することで、おもり収容空間におもりを収容できるため、蓄電装置の重さを調整できる。これにより、蓄電装置の重さが、蓄電装置が配置される設備に合った重さになるように調整できるため、当該設備を適切な重さに調整できる。蓄電ユニットと外装体の壁部との間に、蓄電ユニットを支持する支持部を配置することで、蓄電ユニットと当該壁部との間におもり収容空間を配置した場合でも、蓄電ユニットを安定して支持できる。これらにより、蓄電装置の重さに起因する不具合の発生を抑制できる。

　前記壁部は、前記外装体の底壁部であり、前記複数のおもり収容空間は、前記蓄電ユニットと前記外装体の底壁部との間に配置されてもよい。

　外装体内におもりを収容すると、蓄電装置の重さバランスが変化し、蓄電装置が傾いたり、転倒したりするおそれがある。このため、複数のおもり収容空間を、蓄電ユニットと外装体の底壁部との間に配置する。これにより、外装体の底壁部側におもりが配置されることで、蓄電装置の重心位置が上がるのを抑制できるため、外装体内におもりを収容しても、蓄電装置を安定した姿勢で配置できる。したがって、蓄電装置の重さに起因する不具合の発生を抑制できる。

　前記支持部は、前記おもりが取り付けられる第一取付部を有してもよい。

　これによれば、支持部に、おもりが取り付けられる第一取付部を設けることで、外装体内におもりを収容しても、おもりが外装体内で移動してしまうのを抑制できる。これにより、蓄電装置の重さに起因する不具合の発生を抑制できる。

　前記支持部は、前記蓄電素子に対して取り付けられる第二取付部を有してもよい。

　これによれば、支持部に、蓄電素子に対して取り付けられる第二取付部を設けることで、外装体内で蓄電素子を安定して支持できるため、蓄電素子が外装体内で移動してしまうのを抑制できる。

　前記複数のおもり収容空間は、おもりが収容された第一収容空間と、おもりが収容されていない第二収容空間と、を有してもよい。

　これによれば、複数のおもり収容空間のうちの第一収容空間にはおもりを収容し、第二収容空間にはおもりを収容しないというように、選択的におもりを収容することで、蓄電装置の重さを適切に調整できる。

　前記蓄電ユニットは、第一蓄電素子と第二蓄電素子とを有し、前記第一収容空間は、前記第一蓄電素子と前記壁部との間に配置され、前記第二収容空間は、前記第二蓄電素子と前記壁部との間に配置されてもよい。

　これによれば、第一蓄電素子と壁部との間に、おもりが収容された第一収容空間を配置し、第二蓄電素子と壁部との間に、おもりが収容されていない第二収容空間を配置することで、重さを調整できる。これにより、蓄電装置の重さを適切に調整できる。

　前記蓄電ユニットは、複数の前記蓄電素子を有し、前記複数のおもり収容空間のそれぞれは、前記複数の蓄電素子のそれぞれと前記壁部との間に配置されていてもよい。

　これによれば、それぞれの蓄電素子と外装体の壁部との間に、それぞれのおもり収容空間を配置することで、それぞれの蓄電素子について、おもり収容空間におもりを配置したり配置しなかったりして重さを調整できる。これにより、蓄電装置の重さを適切に調整できる。

　以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態（その変形例も含む）に係る蓄電装置について説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。

　以下の説明及び図面中において、蓄電素子の容器の長側面の対向方向、または、蓄電装置の外装体の長側面の対向方向を、Ｘ軸方向と定義する。１つの蓄電素子における一対（正極側及び負極側）の電極端子の並び方向、蓄電素子の容器の短側面の対向方向、または、蓄電装置の外装体の短側面の対向方向を、Ｙ軸方向と定義する。蓄電装置の外装体本体と蓋体との並び方向、蓄電素子とバスバーとの並び方向、蓄電素子の容器本体と蓋部との並び方向、または、上下方向を、Ｚ軸方向と定義する。これらＸ軸方向、Ｙ軸方向及びＺ軸方向は、互いに交差（本実施の形態では直交）する方向である。使用態様によってはＺ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Ｚ軸方向を上下方向として説明する。

　以下の説明において、Ｘ軸プラス方向とは、Ｘ軸の矢印方向を示し、Ｘ軸マイナス方向とは、Ｘ軸プラス方向とは反対方向を示す。Ｙ軸方向及びＺ軸方向についても同様である。平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。２つの方向が直交している、とは、当該２つの方向が完全に直交していることを意味するだけでなく、実質的に直交していること、すなわち、数％程度の差異を含むことも意味する。

　（実施の形態）
　［１　蓄電装置１０の全般的な説明］
　まず、本実施の形態における蓄電装置１０の全般的な説明を行う。図１は、本実施の形態に係る蓄電装置１０の外観を示す斜視図である。図２は、本実施の形態に係る蓄電装置１０を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。図３は、本実施の形態に係る外装体１００の外装体本体２００の構成を示す斜視図である。具体的には、図３は、図２に示された外装体本体２００を、斜め上方（Ｚ軸プラス方向）から見た場合の構成を拡大して示す斜視図である。

　蓄電装置１０は、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電できる装置であり、本実施の形態では、略直方体形状を有している。蓄電装置１０は、電力貯蔵用途または電源用途等に使用される電池モジュール（組電池）である。具体的には、蓄電装置１０は、自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、船舶、スノーモービル、農業機械、建設機械、または、電気鉄道用の鉄道車両等の移動体の駆動用またはエンジン始動用等のバッテリ等として用いられる。上記の自動車としては、電気自動車（ＥＶ）、ハイブリッド電気自動車（ＨＥＶ）、プラグインハイブリッド電気自動車（ＰＨＥＶ）及びガソリン自動車が例示される。上記の電気鉄道用の鉄道車両としては、電車、モノレール、リニアモーターカー、並びに、ディーゼル機関及び電気モーターの両方を備えるハイブリッド電車が例示される。蓄電装置１０は、家庭用または発電機用等に使用される定置用のバッテリ等としても用いることができる。

　図１及び図２に示すように、蓄電装置１０は、外装体１００を備えており、外装体１００の内方には、蓄電素子４１０を有する蓄電ユニット４００、おもり５００、第一支持部材６００、第二支持部材７００、及び、バスバー８００等が収容されている。蓄電装置１０は、上記の構成要素の他、バスバー８００が載置されるバスバーフレーム、並びに、蓄電素子４１０の充電状態及び放電状態を監視するための回路基板、ヒューズ、リレー及びコネクタ等の電気機器等を備えていてもよい。

　外装体１００は、蓄電装置１０の外装体を構成する箱形（略直方体形状）の容器（モジュールケース）である。つまり、外装体１００は、蓄電ユニット４００、おもり５００、第一支持部材６００、第二支持部材７００、及び、バスバー８００等の外方に配置され、これら蓄電ユニット４００等を所定の位置で固定し、衝撃等から保護する。外装体１００は、ポリカーボネート（ＰＣ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリスチレン（ＰＳ）、ポリフェニレンサルファイド樹脂（ＰＰＳ）、ポリフェニレンエーテル（ＰＰＥ（変性ＰＰＥを含む））、ポリエチレンテレフタラート（ＰＥＴ）、ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）、ポリエーテルエーテルケトン（ＰＥＥＫ）、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル（ＰＦＡ）、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）、ポリエーテルサルフォン（ＰＥＳ）、ＡＢＳ樹脂、若しくは、それらの複合材料等の絶縁部材、または、絶縁塗装をした金属等により形成されている。外装体１００は、これにより、蓄電ユニット４００等が外部の金属部材等に接触することを回避する。蓄電ユニット４００等の電気的絶縁性が保たれる構成であれば、外装体１００は、金属等の導電部材で形成されていてもよい。

　外装体１００は、外装体１００の本体を構成する外装体本体２００と、外装体１００の蓋体を構成する蓋体３００と、を有している。外装体本体２００は、Ｚ軸プラス方向に向く開口が形成された有底矩形筒状のハウジング（筐体）であり、蓄電ユニット４００等を収容する。蓋体３００は、外装体本体２００の開口を閉塞する扁平な矩形状の部材である。外装体本体２００及び蓋体３００は、同じ材質の部材で形成されていてもよいし、異なる材質の部材で形成されていてもよい。

　本実施の形態では、外装体本体２００及び蓋体３００は、互いに係合されて接続される。具体的には、外装体本体２００は、４つの本体側係合部２２１を有し、蓋体３００は、当該４つの本体側係合部２２１に対応する位置に４つの蓋体側係合部３１０を有している。それぞれの本体側係合部２２１と、それぞれの蓋体側係合部３１０とが係合することで、外装体本体２００と蓋体３００とが接続される。本実施の形態では、本体側係合部２２１は、外装体本体２００の側壁を貫通する貫通孔であり、蓋体側係合部３１０は、当該貫通孔に挿入される突起であるが、本体側係合部２２１及び蓋体側係合部３１０の係合の構成は、特に限定されない。外装体本体２００及び蓋体３００は、嵌合、ボルト締結、接着剤、ヒートシール、超音波溶着またはレーザー溶着等によって接続（接合）されてもよい。

　図３に示すように、外装体本体２００は、底壁部２１０と、側壁部２２０とを有している。底壁部２１０は、外装体本体２００の下部（Ｚ軸マイナス方向の部位）に配置される、Ｙ軸方向に長い平板状かつ矩形状の壁部である。側壁部２２０は、底壁部２１０のＸ軸方向両側かつＹ軸方向両側の外縁からＺ軸プラス方向に立設して配置される、４枚の平板状かつ矩形状の側壁からなる四角環状の壁部である。この側壁部２２０のうちの、Ｘ軸方向両側に位置するそれぞれの側壁のＺ軸プラス方向の端部に、上述したＹ軸方向に並ぶ２つの本体側係合部２２１が形成されている。

　底壁部２１０には、Ｚ軸プラス方向に突出する複数のリブ２１１が、格子状に設けられている。本実施の形態では、底壁部２１０のＸ軸方向の一端から他端に亘って延びる３本のリブ２１１が、Ｙ軸方向両端部及び中央部に配置され、底壁部２１０のＹ軸方向の一端から他端に亘って延びる５本のリブ２１１が、Ｘ軸方向の一端から他端までの間に等間隔で並んで配置されている。これにより、底壁部２１０のＺ軸プラス方向には、リブ２１１で仕切られた８つのおもり収容空間Ｓ１が配置される。おもり収容空間Ｓ１は、Ｙ軸方向に延びるＺ軸方向に扁平な直方体形状の空間であり、内方におもり５００が収容される。具体的には、底壁部２１０に沿ってＸ軸方向に並ぶ４つのおもり収容空間Ｓ１が、Ｙ軸方向に２セット並んで配置される。つまり、蓄電素子４１０ごとに、おもり収容空間Ｓ１が配置されている。本実施の形態では、８個の蓄電素子４１０に対応して、８つのおもり収容空間Ｓ１が配置されている。

　蓋体３００のＹ軸プラス方向かつＸ軸方向両側の角部には、矩形状の切欠きである開口部３２０が形成されている。開口部３２０は、後述の蓄電ユニット４００が有する蓄電素子４１０の電極端子４１２が露出する開口である。つまり、電極端子４１２（Ｙ軸プラス方向かつＸ軸方向両側に位置する電極端子４１２）は、外装体１００（蓋体３００の開口部３２０）から露出した状態で配置されている。蓄電装置１０は、この電極端子４１２を介して、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電する。

　蓄電ユニット４００は、複数の蓄電素子４１０を有している。具体的には、Ｘ軸方向に配列された４個の蓄電素子４１０がＹ軸方向に２セット並べられて、８個の蓄電素子４１０からなる蓄電ユニット４００が構成されている。蓄電ユニット４００が有する蓄電素子４１０の個数及びその配置位置（配列構成）は、特に限定されない。蓄電ユニット４００は、これら蓄電素子４１０に加えて、蓄電素子４１０同士の間または蓄電素子４１０の側方にスペーサを有していてもよいし、これら蓄電素子４１０を拘束する拘束部材（エンドプレート及びサイドプレート）等を有していてもよい。

　蓄電素子４１０は、電気を充電し、電気を放電することのできる二次電池（単電池）であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。蓄電素子４１０は、扁平な直方体形状（角形）を有している。蓄電素子４１０の大きさ及び形状は、特に限定されない。蓄電素子４１０は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。蓄電素子４１０は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。蓄電素子４１０は、固体電解質を用いた電池であってもよい。蓄電素子４１０は、パウチタイプの蓄電素子であってもよい。

　具体的には、蓄電素子４１０は、容器４１１と、一対（正極側及び負極側）の電極端子４１２と、を備えている。容器４１１の内方には、電極体、一対の集電体、及び、電解液（非水電解質）等が収容されており、容器４１１と電極端子４１２及び集電体との間にはガスケットが配置されているが、これらの図示は省略する。当該電解液としては、蓄電素子４１０の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、様々なものを選択できる。蓄電素子４１０は、上記構成の他、集電体の側方等に配置されるスペーサ、及び、容器４１１の外面を覆う絶縁シート等を備えていてもよい。

　容器４１１は、開口が形成された容器本体と、容器本体の開口を閉塞する蓋部とを有する直方体形状（角形）の容器であり、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、または、メッキ鋼板等の金属製の部材で形成されている。本実施の形態では、容器４１１は、長側面がＸ軸方向に向き、短側面がＹ軸方向に向く姿勢、つまり、一対の長側面がＸ軸方向で対向し、一対の短側面がＹ軸方向で対向する姿勢で配置されている。容器４１１には、容器４１１内方の圧力が上昇した場合に当該圧力を開放するガス排出弁、及び、容器４１１内方に電解液を注液するための注液部等が設けられていてもよい。

　電極端子４１２は、容器４１１のＺ軸プラス方向側の面（蓋部）に配置される蓄電素子４１０の端子（正極端子及び負極端子）であり、集電体を介して、電極体の正極板及び負極板に電気的に接続されている。つまり、電極端子４１２は、電極体に蓄えられている電気を蓄電素子４１０の外部空間に導出し、電極体に電気を蓄えるために蓄電素子４１０の内部空間に電気を導入するための金属製の部材である。電極端子４１２は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、または、銅合金等で形成されている。

　電極体は、正極板と負極板とセパレータとが積層されて形成された蓄電要素（発電要素）である。正極板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属からなる集電箔である正極基材層上に正極活物質層が形成されたものである。負極板は、銅または銅合金等の金属からなる集電箔である負極基材層上に負極活物質層が形成されたものである。正極活物質層及び負極活物質層に用いられる活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能なものであれば、適宜公知の材料を使用できる。本実施の形態では、電極体は、極板（正極板及び負極板）がＸ軸方向に積層されて形成されている。電極体は、極板（正極板及び負極板）が巻回されて形成された巻回型の電極体、複数の平板状の極板が積層されて形成された積層型（スタック型）の電極体、または、極板を蛇腹状に折り畳んだ蛇腹型の電極体等、どのような形態の電極体でもよい。

　集電体は、電極端子４１２と電極体とに電気的に接続される導電性の部材（正極集電体及び負極集電体）である。正極集電体は、正極板の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金等で形成され、負極集電体は、負極板の負極基材層と同様、銅または銅合金等で形成されている。

　バスバー８００は、蓄電素子４１０に接続される矩形状かつ平板状の部材である。具体的には、バスバー８００は、複数の蓄電素子４１０の上方に配置され、複数の蓄電素子４１０の電極端子４１２に接続（接合）される。つまり、バスバー８００は、複数の蓄電素子４１０の電極端子４１２同士を電気的に接続する。本実施の形態では、バスバー８００と電極端子４１２とは、ボルト締結によって接続（接合）されるが、溶接等によって接続（接合）されてもよい。バスバー８００は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、ニッケル等の金属製の導電部材若しくはそれらの組み合わせ、または、金属以外の導電性の部材で形成されている。本実施の形態では、７個のバスバー８００が、隣り合う蓄電素子４１０の正極端子と負極端子とを接続することで、８個の蓄電素子４１０を直列に接続している。蓄電素子４１０の接続の態様は上記には限定されず、直列接続及び並列接続がどのように組み合わされていてもよい。

　複数の蓄電素子４１０が有する複数の電極端子４１２のうちの、Ｙ軸プラス方向端部かつＸ軸方向両端部に位置する２つの電極端子４１２は、バスバー８００に接続されることなく、上述の蓋体３００の開口部３２０から露出して配置される。この２つの電極端子４１２が、外部端子（図示せず）に接続される、または、外部端子として機能することにより、蓄電装置１０が、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電できる。

　次に、おもり５００、第一支持部材６００及び第二支持部材７００について説明する。ここでは、これらの部材の概要について説明し、これらの部材の構成の詳細な説明については、後述する。

　おもり５００は、蓄電装置１０の重さ調整用の部材である。つまり、おもり５００は、蓄電素子４１０が小型軽量化（特に軽量化）されたことによる蓄電素子４１０の重さの不足分を補う重さ調整部材である。おもり５００は、外装体本体２００の底壁部２１０と第一支持部材６００との間に配置され、かつ、第一支持部材６００に取り付けられて、おもり収容空間Ｓ１に収容される。おもり５００は、蓄電素子４１０のＺ軸マイナス方向に配置されるＹ軸方向に延びる平板状の部材であり、蓄電素子４１０ごとに配置されている。つまり、本実施の形態では、８個の蓄電素子４１０に対応して、８個のおもり５００が配置されている。おもり５００は、どのような部材で形成されていてもよいが、外装体１００（外装体本体２００）よりも密度が高い部材で形成されているのが好ましく、蓄電素子４１０と密度が同等または蓄電素子４１０よりも密度が高い部材で形成されているのがさらに好ましい。本実施の形態では、おもり５００は、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、鉄、または、鋼板等の金属製の部材で形成されている。

　第一支持部材６００は、おもり５００と第二支持部材７００との間に配置され、複数（８個）の蓄電素子４１０に亘ってＸ軸方向及びＹ軸方向に広がる、平板状かつ矩形状の部材である。第一支持部材６００は、蓄電ユニット４００と外装体本体２００の底壁部２１０との間に配置され、蓄電ユニット４００を支持する支持部の機能を有している。第一支持部材６００は、底壁部２１０と蓄電ユニット４００との間に空間（おもり収容空間Ｓ１）を形成して、蓄電ユニット４００を底壁部２１０から離間させる離間部材の機能も有している。離間部材は、蓄電素子４１０が小型軽量化（特に小型化）されたことによる蓄電素子４１０のサイズの不足分を補うために、蓄電ユニット４００を底壁部２１０から離間させる部材である。第一支持部材６００には、おもり５００が取り付けられ、かつ、第二支持部材７００が位置決めされる。第一支持部材６００は、どのような部材で形成されていてもよいが、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、または、鋼板等の金属製の部材で形成されている。

　第二支持部材７００は、蓄電素子４１０と第一支持部材６００との間に配置される、Ｙ軸方向に延び、かつ、Ｚ軸プラス方向に向く開口が形成された有底矩形筒状の部材である。第二支持部材７００は、蓄電素子４１０ごとに蓄電素子４１０のＺ軸マイナス方向に配置されて、蓄電素子４１０に対して取り付けられる。本実施の形態では、８個の蓄電素子４１０に対応して、８個の第二支持部材７００が配置されている。第二支持部材７００は、第一支持部材６００と同様に、蓄電ユニット４００と外装体本体２００の底壁部２１０との間に配置され、蓄電ユニット４００を支持する支持部の機能を有している。第二支持部材７００は、どのような部材で形成されていてもよいが、上記の外装体１００に使用可能ないずれかの電気的絶縁性の樹脂材料等で形成されている。

　［２　おもり５００、第一支持部材６００及び第二支持部材７００の構成の説明］
　次に、おもり５００、第一支持部材６００及び第二支持部材７００の構成について、詳細に説明する。図４及び図５は、本実施の形態に係るおもり５００、第一支持部材６００及び第二支持部材７００の構成を示す斜視図である。具体的には、図４は、図２に示された蓄電素子４１０、おもり５００、第一支持部材６００及び第二支持部材７００を拡大して示す斜視図であり、図５は、図４の構成を斜め下方（Ｚ軸マイナス方向）から見た場合の構成を示す斜視図である。図４及び図５では、説明の便宜のため、図２に示された複数の蓄電素子４１０、複数のおもり５００及び複数の第二支持部材７００のうち、Ｚ軸方向に並ぶ１つの蓄電素子４１０、１つのおもり５００及び１つの第二支持部材７００を図示している。図６は、本実施の形態に係るおもり５００、第一支持部材６００及び第二支持部材７００の構成を示す断面図である。具体的には、図６は、図１に示された蓄電装置１０を、ＹＺ平面に平行、かつ、おもり５００の中心を通る平面で切断した場合の断面を示している。

　これらの図に示すように、おもり５００は、第一支持部材６００と接続されておもり５００を第一支持部材６００に取り付ける第三取付部５１０を有している。本実施の形態では、おもり５００のＸ軸方向中央部においてＹ軸方向に並ぶ２つの第三取付部５１０が配置されている。具体的には、第三取付部５１０は、おもり５００をＺ軸方向に貫通する、雌ネジ部が形成された貫通孔であり、この雌ネジ部に、第一支持部材６００を貫通した接続部材６４０の雄ネジ部が螺合する構成となっている。

　第二支持部材７００は、蓄電素子４１０に対して取り付けられる第二取付部７１０と、第一支持部材６００と接続される第二接続部７２０と、を有している。第二取付部７１０は、第二支持部材７００のＺ軸プラス方向の上面がほぼ全体に亘ってＺ軸マイナス方向に凹んで形成された凹部であり、蓄電素子４１０のＺ軸マイナス方向の端部が挿入される。これにより、第二支持部材７００が蓄電素子４１０に取り付けられる。第二接続部７２０は、第二支持部材７００のＺ軸マイナス方向の下面からＺ軸マイナス方向に突出する凸部であり、第一支持部材６００に挿入される。本実施の形態では、第二支持部材７００のＸ軸方向中央部においてＹ軸方向に並ぶ２つの第二接続部７２０が配置されている。

　第一支持部材６００は、第一本体６１０と、おもり５００が取り付けられる第一取付部６２０と、第一側壁６３０とを有している。第一本体６１０は、第一支持部材６００の本体を構成するＸＹ平面に平行な、Ｙ軸方向に長い平板状かつ矩形状の部位である。第一側壁６３０は、第一支持部材６００のＸ軸方向両側かつＹ軸方向両側の外縁からＺ軸マイナス方向に突出して配置される平板状かつ矩形状の側壁である。

　第一本体６１０は、第二支持部材７００の第二接続部７２０と接続される第一接続部６１１を有している。第一接続部６１１は、第一本体６１０をＺ軸方向に貫通する円形状の貫通孔であり、第二支持部材７００の複数の第二接続部７２０と対応する位置に、複数の第一接続部６１１が配置されている。これら複数の第一接続部６１１のそれぞれに、複数の第二接続部７２０のそれぞれが挿入されることにより、第一支持部材６００に対して第二支持部材７００が位置決めされて取り付けられる。これにより、蓄電素子４１０は、第二支持部材７００を介して第一支持部材６００に対して取り付けられる、または、第一支持部材６００は、第二支持部材７００を介して蓄電素子４１０に対して取り付けられる、と言える。

　第一取付部６２０は、第一本体６１０からＺ軸マイナス方向に突出し、かつ、Ｙ軸方向に折れ曲がって、ＸＹ平面に平行となるように形成された突出状の部位である。つまり、第一取付部６２０は、第一本体６１０を切り欠いた部分を、Ｚ軸マイナス方向かつＹ軸方向に折り曲げることで形成されている。このようにして、おもり５００の複数の第三取付部５１０と対応する位置に、複数の第一取付部６２０が配置されている。これら複数の第一取付部６２０のそれぞれには、Ｚ軸方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔に接続部材６４０の雄ネジ部が挿入されて、それぞれの第三取付部５１０の雌ネジ部と螺合することで、第一取付部６２０と第三取付部５１０とが接続される。これにより、第一支持部材６００におもり５００が取り付けられる。

　以上のようにして、図６に示すように、蓄電素子４１０、おもり５００、第一支持部材６００及び第二支持部材７００等が取り付けられて、外装体１００内に収容される。この構成において、第一支持部材６００は、複数の蓄電素子４１０に亘って、外装体本体２００の底壁部２１０と複数の蓄電素子４１０との間に配置される。底壁部２１０のリブ２１１（図６では、Ｙ軸方向中央部及びＹ軸マイナス方向端部のリブ２１１）が、第一支持部材６００に向けて突出し、かつ、第一支持部材６００に当接して配置され、第一支持部材６００のＺ軸マイナス方向への移動を規制する。

　これにより、リブ２１１、第一支持部材６００及び第二支持部材７００は、蓄電ユニット４００と外装体１００の１つの壁部（外装体本体２００の底壁部２１０）との間に配置され、蓄電ユニット４００を支持する支持部であると定義できる。本実施の形態では、第一支持部材６００に取り付けられたおもり５００が底壁部２１０に当接して載置されるため、おもり５００についても、第一支持部材６００のＺ軸マイナス方向への移動を規制し、かつ、蓄電ユニット４００を支持する機能を有していると言える。

　リブ２１１が第一支持部材６００に当接することで、第一支持部材６００と底壁部２１０との間に空間（おもり収容空間Ｓ１）が形成される。これにより、第一支持部材６００は、当該壁部（底壁部２１０）と蓄電ユニット４００との間に空間（おもり収容空間Ｓ１）を形成して、蓄電ユニット４００を当該壁部（底壁部２１０）から離間させる離間部材でもあると定義できる。当該壁部（底壁部２１０）は、外装体１００のうちの、蓄電素子４１０の中心位置に対して蓄電素子４１０の電極端子４１２と反対側（Ｚ軸マイナス方向側）に位置する壁部である。第二支持部材７００と蓄電素子４１０との間、または、第二支持部材７００と第一支持部材６００との間にも隙間が形成されている場合には、第二支持部材７００も、離間部材であると定義できる。

　このように、当該壁部（底壁部２１０）には、離間部材（第一支持部材６００等）の移動を規制するリブ２１１が形成されている。リブ２１１は、離間部材（第一支持部材６００等）に向けて突出して配置され、離間部材（第一支持部材６００等）は、リブ２１１に当接することで、当該壁部（底壁部２１０）との間に空間を形成する。当該空間（おもり収容空間Ｓ１）には、収容物（おもり５００）が収容される。

　リブ２１１（図６では、Ｙ軸方向中央部のリブ２１１）は、複数のおもり収容空間Ｓ１を仕切っている（区切っている、区分している）。これにより、複数のおもり収容空間Ｓ１は、蓄電ユニット４００と外装体１００の１つの壁部（底壁部２１０）との間に配置される異なる複数の空間となっている。具体的には、複数のおもり収容空間Ｓ１は、それぞれ、複数の蓄電素子４１０のそれぞれのＺ軸マイナス方向に、蓄電素子４１０ごとに配置されている。言い換えれば、複数のおもり収容空間Ｓ１のそれぞれは、複数の蓄電素子４１０のそれぞれと当該壁部（底壁部２１０）との間に配置されている。

　複数のおもり収容空間Ｓ１のうちの一部のおもり収容空間Ｓ１からおもり５００を取り出すこともできる。図６に示した複数のおもり収容空間Ｓ１のうち、Ｙ軸マイナス方向の第一収容空間Ｓ１１にはおもり５０１が収容されており、Ｙ軸プラス方向の第二収容空間Ｓ１２にはおもり５０２（破線で図示）が取り外されて収容されていない場合も想定される。この場合、複数のおもり収容空間Ｓ１は、おもり５００が収容された第一収容空間Ｓ１１と、おもり５００が収容されていない第二収容空間Ｓ１２と、を有することとなる。図６において、Ｙ軸マイナス方向の蓄電素子４１０を第一蓄電素子と称し、Ｙ軸プラス方向の蓄電素子４１０を第二蓄電素子と称する。蓄電ユニット４００は、第一蓄電素子と第二蓄電素子とを有し、第一収容空間Ｓ１１は、第一蓄電素子と外装体１００の壁部（底壁部２１０）との間に配置され、第二収容空間Ｓ１２は、第二蓄電素子と当該壁部（底壁部２１０）との間に配置されている。

　［３　効果の説明］
　以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電装置１０によれば、外装体１００のうちの電極端子４１２と反対側の壁部（外装体本体２００の底壁部２１０）と、蓄電ユニット４００との間に、蓄電ユニット４００を当該壁部から離間させる離間部材（第一支持部材６００等）が配置されている。当該壁部には、離間部材の移動を規制するリブ２１１が形成されている。このように、外装体１００の当該壁部と蓄電ユニット４００との間に、蓄電ユニット４００を当該壁部から離間させる離間部材を配置することで、蓄電素子４１０または蓄電ユニット４００が小型化されても、蓄電装置１０が小型化されるのを抑制できる。これにより、蓄電装置１０のサイズが、蓄電装置１０が配置される設備に合ったサイズになるように調整できる。離間部材を、外装体１００のうちの電極端子４１２と反対側の壁部と蓄電ユニット４００との間に配置することで、蓄電素子４１０が小型化されても、蓄電装置１０内での電極端子４１２の高さが低くなるのを抑制できる。これにより、電極端子４１２と他の部材（バスバー８００等）との位置関係が変更されて不具合が生じるのを抑制できる。離間部材を、外装体１００の当該壁部と蓄電ユニット４００との間に空間（おもり収容空間Ｓ１）を形成して、蓄電ユニット４００を当該壁部から離間させる構成とすることで、簡易な構成で、蓄電ユニット４００を当該壁部から離間させることができる。当該壁部に、離間部材の移動を規制するリブ２１１を形成することで、離間部材を配置した場合でも、離間部材が蓄電装置１０内で移動するのを抑制できる。これらにより、蓄電装置１０のサイズに起因する不具合の発生を抑制できる。

　離間部材によって、蓄電ユニット４００を、電極端子４１２と反対側の外装体１００の壁部（底壁部２１０）から離間して配置することで、電極端子４１２を外装体１００に近づけて配置できるため、電極端子４１２を外装体１００から露出させることができる。これにより、露出した電極端子４１２を蓄電装置１０の外部端子（総端子）とできるため、外部端子を新たに設ける必要がなく、蓄電装置１０の構成を簡素化できる。

　外装体１００の壁部（底壁部２１０）と蓄電ユニット４００との間の空間（おもり収容空間Ｓ１）に収容物（おもり５００）を収容することで、当該収容物によって当該空間内で離間部材（第一支持部材６００等）を支えることができる。蓄電装置１０の重さを調整したい場合には、当該収容物として重さを調整したおもり５００を配置することで、蓄電装置１０の重さを調整することもできる。

　蓄電ユニット４００が有する複数の蓄電素子４１０が小型化されても、複数の蓄電素子４１０に亘って外装体１００の壁部（底壁部２１０）と複数の蓄電素子４１０との間に離間部材（第一支持部材６００等）が配置されることで、蓄電装置１０が小型化されるのを抑制できる。これにより、蓄電装置１０のサイズに起因する不具合の発生を抑制できる。

　離間部材（第一支持部材６００等）が蓄電素子４１０に対して取り付けられることで、蓄電素子４１０が外装体１００内で固定されていれば、離間部材が外装体１００内で移動してしまうのを抑制できる。または、離間部材が外装体１００内で固定されていれば、蓄電素子４１０が外装体１００内で移動してしまうのを抑制できる。

　離間部材（第一支持部材６００等）が外装体１００の壁部（底壁部２１０）のリブ２１１に当接することで、離間部材と当該壁部との間に空間（おもり収容空間Ｓ１）を容易に形成して、蓄電ユニット４００を当該壁部から離間させることができる。これにより、簡易な構成で、蓄電装置１０が小型化されるのを抑制できるため、蓄電装置１０のサイズに起因する不具合の発生を容易に抑制できる。

　本発明の実施の形態に係る蓄電装置１０によれば、蓄電素子４１０を有する蓄電ユニット４００と外装体１００の１つの壁部（外装体本体２００の底壁部２１０）との間に、おもり５００が収容される複数のおもり収容空間Ｓ１が配置されている。蓄電ユニット４００と当該壁部との間に、蓄電ユニット４００を支持する支持部（第一支持部材６００及び第二支持部材７００）が配置されている。このように、蓄電ユニット４００と外装体１００の当該壁部との間に複数のおもり収容空間Ｓ１を配置することで、おもり収容空間Ｓ１におもり５００を収容できるため、蓄電装置１０の重さを調整できる。これにより、蓄電装置１０の重さが、蓄電装置１０が配置される設備に合った重さになるように調整できるため、当該設備を適切な重さに調整できる。蓄電ユニット４００と外装体１００の当該壁部との間に、蓄電ユニット４００を支持する支持部を配置することで、蓄電ユニット４００と当該壁部との間におもり収容空間Ｓ１を配置した場合でも、蓄電ユニット４００を安定して支持できる。これらにより、蓄電装置１０の重さに起因する不具合の発生を抑制できる。

　外装体１００内におもり５００を収容すると、蓄電装置１０の重さバランスが変化し、蓄電装置１０が傾いたり、転倒したりするおそれがある。このため、複数のおもり収容空間Ｓ１を、蓄電ユニット４００と外装体１００の底壁部２１０との間に配置する。これにより、外装体１００の底壁部２１０側におもり５００が配置されることで、蓄電装置１０の重心位置が上がるのを抑制できるため、外装体１００内におもり５００を収容しても、蓄電装置１０を安定した姿勢で配置できる。したがって、蓄電装置１０の重さに起因する不具合の発生を抑制できる。

　第一支持部材６００に、おもり５００が取り付けられる第一取付部６２０を設けることで、外装体１００内におもり５００を収容しても、おもり５００が外装体１００内で移動してしまうのを抑制できる。これにより、蓄電装置１０の重さに起因する不具合の発生を抑制できる。

　第二支持部材７００に、蓄電素子４１０に対して取り付けられる第二取付部７１０を設けることで、外装体１００内で蓄電素子４１０を安定して支持できるため、蓄電素子４１０が外装体１００内で移動してしまうのを抑制できる。

　複数のおもり収容空間Ｓ１のうちの第一収容空間Ｓ１１にはおもり５００を収容し、第二収容空間Ｓ１２にはおもり５００を収容しないというように、選択的におもり５００を収容することで、蓄電装置１０の重さを適切に調整できる。

　これによれば、第一蓄電素子と壁部（外装体本体２００の底壁部２１０）との間に、おもり５００が収容された第一収容空間Ｓ１１を配置し、第二蓄電素子と当該壁部との間に、おもり５００が収容されていない第二収容空間Ｓ１２を配置することで、重さを調整できる。これにより、蓄電装置１０の重さを適切に調整できる。

　それぞれの蓄電素子４１０と外装体１００の壁部（底壁部２１０）との間に、それぞれのおもり収容空間Ｓ１を配置することで、それぞれの蓄電素子４１０について、おもり収容空間Ｓ１におもり５００を配置したり配置しなかったりして重さを調整できる。これにより、蓄電装置１０の重さを適切に調整できる。

　［４　変形例の説明］
　（変形例１）
　次に、上記実施の形態の変形例１について、説明する。図７は、本実施の形態の変形例１に係る蓄電素子４１０、おもり５００及び支持部材７０１の構成を示す斜視図である。図７では、蓄電ユニット４００が備える複数の蓄電素子４１０のうちの１つの蓄電素子４１０について、その周囲の構成を図示している。図８は、本実施の形態の変形例１に係る外装体本体２００、蓄電素子４１０、おもり５００及び支持部材７０１の構成を示す断面図である。具体的には、図８は、これらの構成を、ＸＺ平面に平行、かつ、おもり５００の中心を通る平面で切断した場合の断面を示している。

　これらの図に示すように、本変形例においては、上記実施の形態における第一支持部材６００及び第二支持部材７００に代えて、支持部材７０１が配置されている。本変形例のその他の構成については、上記実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。

　支持部材７０１は、蓄電素子４１０ごとに蓄電素子４１０のＺ軸マイナス方向に配置されて、蓄電素子４１０に対して取り付けられるとともに、おもり５００が取り付けられる部材である。つまり、本変形例では、８個の蓄電素子４１０に対応して、８個の支持部材７０１が配置される。支持部材７０１は、どのような部材で形成されていてもよいが、上記の外装体１００に使用可能ないずれかの電気的絶縁性の樹脂材料等で形成されている。

　支持部材７０１は、第一取付部７０１ａと、第二取付部７０１ｂとを有している。第一取付部７０１ａは、支持部材７０１のＺ軸マイナス方向の端部に配置され、おもり５００が取り付けられる部位である。第一取付部７０１ａは、Ｚ軸マイナス方向に向く開口が形成された有底矩形筒状の部位であり、これにより、おもり５００との間に空間Ｓ２（図８参照）が形成される。第二取付部７０１ｂは、支持部材７０１のＺ軸プラス方向の端部に配置され、蓄電素子４１０に取り付けられる部位である。第二取付部７０１ｂは、Ｚ軸プラス方向に向く開口が形成された有底矩形筒状の部材であり、これにより、蓄電素子４１０との間に空間Ｓ３（図８参照）が形成される。

　具体的には、支持部材７０１の第一取付部７０１ａにおもり５００が取り付けられた状態で、おもり５００及び第一取付部７０１ａが、外装体本体２００の底壁部２１０に形成されたおもり収容空間Ｓ１に収容される。この際、おもり５００は、底壁部２１０に載置され、かつ、おもり５００及び第一取付部７０１ａは、底壁部２１０のリブ２１１によって、水平方向（図８ではＸ軸方向）における移動が規制される。リブ２１１は、おもり５００及び第一取付部７０１ａと当接するように配置されていてもよいし、おもり５００及び第一取付部７０１ａとの間に少し隙間（クリアランス）が形成されるように配置されていてもよい。

　このように、支持部材７０１は、上記実施の形態における第一支持部材６００及び第二支持部材７００と同様に、蓄電ユニット４００と外装体本体２００の底壁部２１０との間に配置され、蓄電ユニット４００を支持する支持部の機能を有している。支持部材７０１は、底壁部２１０と蓄電ユニット４００との間に空間（空間Ｓ２、Ｓ３）を形成して、蓄電ユニット４００を底壁部２１０から離間させる離間部材の機能も有している。または、支持部材７０１と底壁部２１０との間におもり収容空間Ｓ１が配置されるため、支持部材７０１は、底壁部２１０と蓄電ユニット４００との間におもり収容空間Ｓ１を形成して、蓄電ユニット４００を底壁部２１０から離間させているとも言える。

　以上のように、本変形例に係る蓄電装置によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に本変形例では、上記実施の形態における第一支持部材６００及び第二支持部材７００の２部材を、支持部材７０１の１部材で形成しているため、簡易な構成で実現できている。

　（変形例２）
　次に、上記実施の形態の変形例２について、説明する。図９Ａ及び図９Ｂは、本実施の形態の変形例２に係る蓄電素子４１０及び支持部材７０２、７０３の構成を示す断面図である。具体的には、これらの図は、蓄電素子４１０及び支持部材７０２、７０３を、ＸＺ平面に平行な平面で切断した場合の断面を示している。これらの図では、蓄電ユニット４００が備える複数の蓄電素子４１０のうちの１つの蓄電素子４１０について、その周囲の構成を図示している。

　本変形例においては、図９Ａに示すように、上記変形例１における支持部材７０１及びおもり５００に代えて、支持部材７０２が配置されている。本変形例のその他の構成については、上記変形例１と同様であるため、詳細な説明は省略する。

　支持部材７０２は、上記変形例１における支持部材７０１と同様に、上記の外装体１００に使用可能ないずれかの電気的絶縁性の樹脂材料等で形成された部材であり、第一取付部７０２ａ及び第二取付部７０２ｂを有している。第一取付部７０２ａは、上記変形例１における第一取付部７０１ａのＺ軸マイナス方向の端部が、Ｚ軸マイナス方向に延びた形状を有している。第二取付部７０２ｂは、上記変形例１における第二取付部７０１ｂと同様の形状を有している。これにより、第一取付部７０１ａ内に空間Ｓ４が形成され、第二取付部７０２ｂ内に空間Ｓ３が形成される。

　このように、支持部材７０２は、蓄電ユニット４００と外装体本体２００の底壁部２１０との間に配置され、蓄電ユニット４００を支持する支持部の機能を有している。支持部材７０２は、底壁部２１０と蓄電ユニット４００との間に空間（空間Ｓ３、Ｓ４）を形成して、蓄電ユニット４００を底壁部２１０から離間させる離間部材の機能も有している。または、支持部材７０２と底壁部２１０との間におもり収容空間Ｓ１が配置されるため、支持部材７０２は、底壁部２１０と蓄電ユニット４００との間におもり収容空間Ｓ１を形成して、蓄電ユニット４００を底壁部２１０から離間させているとも言える。

　図９Ｂに示す構成においては、蓄電素子４１０が、図９Ａに示した蓄電素子４１０に比べて、Ｘ軸方向の幅が狭くなっている。このため、蓄電素子４１０のＸ軸方向の幅を調整するために、蓄電素子４１０のＺ軸マイナス方向の端部に、支持部材７０３を取り付けるとともに、蓄電素子４１０のＺ軸プラス方向の端部に、支持部材７０４を取り付けている。

　支持部材７０３は、第一取付部７０３ａ及び第二取付部７０３ｂを有している。第一取付部７０３ａは、上述の支持部材７０２の第一取付部７０２ａと同様の構成を有している。第二取付部７０３ｂは、上述の支持部材７０２の第二取付部７０２ｂよりも蓄電素子４１０が挿入される凹部のＸ軸方向の幅が小さいが、その他は、第二取付部７０２ｂと同様の構成を有している。支持部材７０４は、外周のＸ軸方向の幅が、支持部材７０３と同じになるように形成された、蓄電素子４１０のＺ軸プラス方向の端部の周囲に配置される環状の部材である。これにより、蓄電素子４１０のＸ軸方向の幅が調整される。Ｙ軸方向の幅についても、同様に調整できる。つまり、支持部材７０３は、蓄電素子４１０の下部を下方及び側方から支持する部材であり、支持部材７０４は、蓄電素子４１０の上部を側方から支持する部材である。

　以上のように、本変形例に係る蓄電装置によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に本変形例では、おもり５００を配置する必要がないため、簡易な構成で実現できている。

　本変形例において、おもり５００の代わりとして、支持部材７０２、７０３または７０４の重さを調整することにより、支持部材７０２、７０３または７０４を重さ調整部材として機能させることができる。この場合、おもり収容空間Ｓ１内に、おもりとしての支持部材７０２または７０３が配置されることとなる。支持部材７０２または７０３における空間Ｓ３またはＳ４内に、おもりを配置することもできる。この場合、空間Ｓ３またはＳ４が、おもり収容空間となる。当該おもりがおもり収容空間Ｓ１内にも配置される場合には、おもり収容空間Ｓ１についても、当該おもりが収容されるおもり収容空間となる。空間Ｓ３またはＳ４は、部材に形成された凹部内の空間ではなく、中空の部材内の空間であってもよいし、その他どのように形成された空間でもよい。他の空間（空間Ｓ２等）についても同様である。

　（その他の変形例）
　以上、本実施の形態（上記変形例も含む）に係る蓄電装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態には限定されない。つまり、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではなく、本発明の範囲は、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。以下において、上記実施の形態について説明する内容は、上記変形例１、２についても同様のことが言える。

　上記実施の形態では、おもり収容空間Ｓ１は、それぞれの蓄電素子４１０と外装体本体２００の底壁部２１０との間に配置されることとした。しかし、おもり収容空間Ｓ１は、複数の蓄電素子４１０に亘って、当該複数の蓄電素子４１０と底壁部２１０との間に配置されてもよい。

　上記実施の形態では、複数のおもり収容空間Ｓ１は、外装体本体２００の底壁部２１０に沿って並んで配置されることとした。しかし、底壁部２１０と直交する方向に、複数のおもり収容空間Ｓ１が並んで配置されてもよい。

　上記実施の形態では、おもり収容空間Ｓ１は、蓄電ユニット４００と外装体本体２００の底壁部２１０との間に配置されることとした。しかし、おもり収容空間Ｓ１は、蓄電ユニット４００と外装体本体２００の側壁部２２０との間に配置されてもよいし、蓄電ユニット４００と蓋体３００との間に配置されてもよい。

　上記実施の形態では、第一支持部材６００にはおもり５００が取り付けられ、第二支持部材７００は、蓄電素子４１０に対して取り付けられることとした。しかし、第一支持部材６００にはおもり５００が取り付けられなくてもよく、第二支持部材７００は、蓄電素子４１０に対して取り付けられなくてもよい。

　上記実施の形態では、複数のおもり収容空間Ｓ１には、同じおもり５００が収容されることとした。しかし、複数のおもり収容空間Ｓ１には、大きさ、形状、または、密度が異なるおもり５００が収容されてもよい。これにより、複数のおもり収容空間Ｓ１に、重さが異なるおもり５００を収容することで、蓄電装置１０の重さを適切に調整できる。

　上記実施の形態では、複数のおもり収容空間Ｓ１のうちのいずれかのおもり収容空間Ｓ１には、おもり５００が収容されていることとした。しかし、全てのおもり収容空間Ｓ１からおもり５００が取り出されて、いずれのおもり収容空間Ｓ１にもおもり５００が収容されていないことにしてもよい。

　上記実施の形態では、蓄電ユニット４００と外装体１００の壁部との間に配置される空間を、おもり５００が収容されるおもり収容空間Ｓ１と定義した。しかし、当該空間に収容される収容物は、おもり５００でなくともよく、軽い部材でもよい。ただし、当該収容物は、第一支持部材６００及び第二支持部材７００等を支持する観点からは、剛性が高い部材で形成されているのが好ましい。

　上記実施の形態では、蓄電ユニット４００は、複数の蓄電素子４１０を有していることとしたが、蓄電ユニット４００は、１個の蓄電素子４１０しか有していなくてもよい。

　上記実施の形態及びその変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。

　本発明は、蓄電装置として実現できるだけでなく、リブ２１１が形成された外装体１００と離間部材（第一支持部材６００等）との組み合わせとしても実現できる。

　本発明は、蓄電装置として実現できるだけでなく、おもり収容空間Ｓ１が設けられた外装体１００と支持部（第一支持部材６００及び第二支持部材７００等）との組み合わせとしても実現できる。

　本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子を備えた蓄電装置に適用できる。

　１０　蓄電装置
　１００　外装体
　２００　外装体本体
　２１０　底壁部
　２１１　リブ
　２２０　側壁部
　２２１　本体側係合部
　３００　蓋体
　３１０　蓋体側係合部
　３２０　開口部
　４００　蓄電ユニット
　４１０　蓄電素子
　４１１　容器
　４１２　電極端子
　５００、５０１、５０２　おもり
　５１０　第三取付部
　６００　第一支持部材
　６１０　第一本体
　６１１　第一接続部
　６２０、７０１ａ、７０２ａ、７０３ａ　第一取付部
　６３０　第一側壁
　６４０　接続部材
　７００　第二支持部材
　７０１、７０２、７０３、７０４　支持部材
　７１０、７０１ｂ、７０２ｂ、７０３ｂ　第二取付部
　７２０　第二接続部
　８００　バスバー
　Ｓ１　おもり収容空間
　Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４　空間
　Ｓ１１　第一収容空間
　Ｓ１２　第二収容空間

Claims

　蓄電素子を有する蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットが収容される外装体と、を備える蓄電装置であって、
　前記外装体は、前記蓄電素子の中心位置に対して前記蓄電素子の電極端子と反対側に位置する壁部を有し、
　前記蓄電装置は、前記壁部と前記蓄電ユニットとの間に配置され、前記壁部と前記蓄電ユニットとの間に空間を形成して、前記蓄電ユニットを前記壁部から離間させる離間部材を備え、
　前記壁部には、前記離間部材の移動を規制するリブが形成されている
　蓄電装置。
　前記電極端子は、前記外装体から露出した状態で配置される
　請求項１に記載の蓄電装置。
　さらに、
　前記空間に収容される収容物を備える
　請求項１または２に記載の蓄電装置。
　前記蓄電ユニットは、複数の前記蓄電素子を有し、
　前記離間部材は、前記複数の蓄電素子に亘って、前記壁部と前記複数の蓄電素子との間に配置される
　請求項１～３のいずれか１項に記載の蓄電装置。
　前記離間部材は、前記蓄電素子に対して取り付けられる
　請求項１～４のいずれか１項に記載の蓄電装置。
　前記リブは、前記離間部材に向けて突出して配置され、
　前記離間部材は、前記リブに当接することで、前記壁部との間に前記空間を形成する
　請求項１～５のいずれか１項に記載の蓄電装置。
　前記蓄電ユニットと前記壁部との間に配置され、おもりが収容される複数の空間である複数のおもり収容空間を備える
　請求項１～６のいずれか１項に記載の蓄電装置。
　前記離間部材は、前記蓄電ユニットを支持する支持部である
　請求項７に記載の蓄電装置。
　前記支持部は、前記おもりが取り付けられる第一取付部を有する
　請求項８に記載の蓄電装置。
　前記支持部は、前記蓄電素子に対して取り付けられる第二取付部を有する
　請求項８または９に記載の蓄電装置。
　前記壁部は、前記外装体の底壁部であり、
　前記複数のおもり収容空間は、前記蓄電ユニットと前記外装体の底壁部との間に配置される
　請求項７～１０のいずれか１項に記載の蓄電装置。
　前記複数のおもり収容空間は、おもりが収容された第一収容空間と、おもりが収容されていない第二収容空間と、を有する
　請求項７～１１のいずれか１項に記載の蓄電装置。
　前記蓄電ユニットは、第一蓄電素子と第二蓄電素子とを有し、
　前記第一収容空間は、前記第一蓄電素子と前記壁部との間に配置され、
　前記第二収容空間は、前記第二蓄電素子と前記壁部との間に配置される
　請求項１２に記載の蓄電装置。
　前記蓄電ユニットは、複数の前記蓄電素子を有し、
　前記複数のおもり収容空間のそれぞれは、前記複数の蓄電素子のそれぞれと前記壁部との間に配置されている
　請求項７～１３のいずれか１項に記載の蓄電装置。
　蓄電素子を有する蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットが収容される外装体と、を備える蓄電装置であって、
　前記蓄電ユニットと前記外装体の１つの壁部との間に配置され、おもりが収容される複数の空間である複数のおもり収容空間と、
　前記蓄電ユニットと前記壁部との間に配置され、前記蓄電ユニットを支持する支持部と、
　を備える蓄電装置。