JPS6111980Y2 - - Google Patents

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JPS6111980Y2
JPS6111980Y2 JP1982070077U JP7007782U JPS6111980Y2 JP S6111980 Y2 JPS6111980 Y2 JP S6111980Y2 JP 1982070077 U JP1982070077 U JP 1982070077U JP 7007782 U JP7007782 U JP 7007782U JP S6111980 Y2 JPS6111980 Y2 JP S6111980Y2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H61/00Electrothermal relays
    • H01H61/002Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/14Electrothermal mechanisms
    • H01H71/16Electrothermal mechanisms with bimetal element

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転電気機械、抵抗起動型回転電気
機械用に適した組合せ起動保護装置に関するもの
である。
回転電気機械の巻線回路が過負荷状態に陥る
と、巻線が焼け切れるなどして回転電気機械の構
成部品に悪い影響がおよぶので、従来から回転電
気機械には種々の保護装置(プロテクター)を組
込んで、巻線回路が過負荷状態に陥ると電源から
自動的に遮断されるように構成してある。この種
の保護装置の一例が米国特許明細書第2771528号
に開示されている。また分相電動機を始めとする
回転電気機械には起動装置(スターター)が組込
んであり、回転電気機械が起動後に一定の回転速
度に達すると起動巻線が巻線回路から自動的に分
離されるようになつている。遠心式起動スイツ
チ、起動リレー等がその代表例である。また米国
特許明細書第3559016号に開示されているよう
に、分相電動機では巻線回路に正の温度係数を有
する抵抗器を組込み、この抵抗器の働きを利用し
て電動機が一定の回転速度に達した時に起動巻線
を巻線回路から遮断することも行われている。
さらに従来から知られている保護装置および起
動装置は、さまざまなやり方での回転電気機械に
設置される。たとえば端子板に取付けることもあ
れば、巻線の内部に埋込んだり、巻線の近辺に配
置したり、あるいは回転電気機械のハウジングに
取付けてリード線で巻線回路と電気接続すること
もある。米国特許明細書第3168661号に記載の方
法では、電動機のケーシングにプラグ部材を取付
け、起動リレーや保護装置をこのプラグ部材に差
込むようになつている。そしてエアコンの圧縮機
に用いる密閉形モータのような場合には、プラグ
部材を圧縮機のケーシングに取付け、プラグ部材
とモータの巻線回路とを電気接続するようにして
いる。
本考案の目的は、起動装置の構成部品と保護装
置の構成部品とを共通のハウジングに収容し、共
通の回路に構成して成る回転電気機械用組合せ起
動保護装置を提供することである。
本考案の別の目的は、回転電気機械の巻線回路
との回路接続を可能ならしめるためのソケツト端
子を内蔵した上述のタイプの起動保護装置を提供
することである。
本考案はさらに別の目的は、構造が簡単で組立
てが容易であり、かつ安価に製作できる回転電気
機械用起動保護装置を提供することである。
次に本考案の回転電気機械用組合せ起動保護装
置について簡単に説明する。本考案の起動保護装
置は運転巻線(主巻線)と起動巻線(補助巻線)
とを含む回転電気機械の巻線回路に接続使用する
ためのもので、一般的な構成を述べると装置全体
を回転電気機械の巻線回路中の運転巻線および起
動巻線に回路接続されている取付プラグに結合さ
せるようになつており、ハウジングには少なくと
も一対のリード端子が設けてあり、その一方は電
源に直接接続される。ハウジングの内部にはバイ
メタルが組込んであり、このバイメタルは通常は
一対のリード端子を導通させているが、巻線回路
が過負荷になつて温度が上昇すると作動してリー
ド端子間の導通を遮断する。ハウジングの内部に
はさらに起動巻線への通電をコントロールする正
特性サーミスタが設けてあり、この素子に流れる
電流量にほぼ応動し、温度上昇と共に抵抗値が増
大する。正特性サーミスタは一対の端子板により
ハウジング内部においてバイメタルと熱伝達関係
に支持してあり、各端子板は、個々の取付プラグ
と結合するソケツト端子とそれぞれ導電接続され
ている。一対のリード端子の残りは端子板の一方
とハウジング内において電気接続される。前記正
特性サーミスタは上に述べた起動制御動作の他
に、バイメタルが過負荷運転状態の発生と共に開
いた時には自己の発する熱でバイメタルが閉じる
のを遅らせる働きをする。
本考案の回転電気機械用組合せ起動保護装置の
別の具体例では、運転巻線と起動巻線とを含む回
転電気機械の巻線回路に接続するようになつてお
り、ハウジングの内部には取付ブロツクを収め
る。取付ブロツクには凹所が設けてあり、ハウジ
ングの内部空間に開口している。取付ブロツクに
は少なくとも一対のリード端子が設けてあり、ま
たハウジングには電源に接続するための一対の外
部端子が設けてある。起動巻線の通電を制御する
ための正特性サーミスタが一対の端子板によりほ
ぼ取付ブロツクの凹所内で支持され、両端子板は
正特性サーミスタの両端に電気的、機械的に接す
る。ハウジングには複数のソケツト端子が設けら
れ、そのうちの二個は運転巻線と起動巻線にそれ
ぞれ接続されるようになつている。第三のソケツ
ト端子は外部端子の一方と回路接続される。装置
を通じて巻線回路に電流を供給し得るようにする
ために、一対の外部端子の他方と端子板の一方と
をハウジング内において回路接続する。この回路
は巻線回路の過負荷と共に発生する一定の発熱状
態に応答して動作し、巻線回路への通電を停める
ためのバイメタルと、このバイメタルと一方の端
子板とを直列に適宜電気接続するための手段とか
らなり、この手段は少なくとも部分的に取付ブロ
ツクの凹所に収めてある。正特性サーミスタの発
する熱がバイメタルにも伝わるように両者を配置
してある。
以下添付の図面を参照して、本考案の若干の実
施例について詳しく説明する。先ず第1図には本
考案の第一の実施例になる組合せ起動保護装置1
33の構成が、回転電気機械25の巻線回路23
とともに概略的に図示してある。巻線回路23は
運転巻線27と起動巻線29とからなり、この回
路には電源端子L1,L2を通じて電流が供給され
る。起動保護装置133のハウジング31にはリ
ード端子33が設けてあり、電源端子L2につな
がる。巻線回路23中の起動巻線29への通電を
コントロールするための正特性サーミスタ(以下
PTCRと略称する)35をハウジング31に収め
る。第2図に示すように、PTCR35はハウジン
グ31の内部において一対の端子板37,39に
より固定支持されている。これらの端子板37,
39はPTCR35の底面および上面にそれぞれ接
することによつてPTCRを固定支持すると共に、
後述するようにそれぞれ運転巻線27および起動
巻線29に接続されるようになつている。一方の
端子板37と巻線回路23へ電流を導入するため
のリード端子33の間にバイメタル139を設
け、これにより保護回路41を構成する。バイメ
タル139もPTCR35と同様にハウジング31
の内部に収めるようになつており、巻線回路23
が過負荷となつて発熱し、一定の温度まで上昇す
ると、バイメタル139が働いて後述するように
巻線回路23への通電を停止する。
周知のように、電動機あるいはその巻線回路が
過負荷状態に陥いると、電動機の構成部品に好ま
しからぬ影響がおよぶ。たとえば電動機の巻線が
焼き切れるのはその一つである。電動機(または
巻線回路)の過負荷状態は、さまざまな原因ある
いはそれらの組合せによつて生じる。過負荷現象
の原因としてよく知られているのは、運転過負
荷、温度過負荷、回転子の拘束過負荷である。原
因の如何にかかわらず過負荷状態が生じると、結
果的に電動機には異常な大電流が流入し発熱によ
つて温度が急激に上昇する。従つて以下において
は回転電気機械の過負荷状態を、その発現形態に
着目して巻線回路への大電流の流入および巻線回
路の異常発熱による高温状態として把握し、本考
案装置の構成および動作をこれらとの関連で説明
することにする。
回転電気機械25、すなわち抵抗起動型分相電
動機のケーシングその他の適当な構造材に、第1
図に示すように一連の取付プラグ45,47,4
9が取付けられる。ただし、エアコンの電動コン
プレツサの場合などには、取付プラグを電動機以
外の部分、たとえばコンプレツサのハウジングに
取付け、これをコンプレツサハウジング内の電動
機の巻線に回路接続してもよい。電源端子L2
装置133のリード端子33とはリード線51で
つながつており、電源端子L1と取付プラグ49
ともリード線53でつながつている。起動保護装
置133は取付プラグ45,47にはめ入れるこ
とによつて回転電気機械の巻線回路23と回路接
続されるようになつている。
装置133のハウジング31はハウジング本体
55とカバー57とからなり、これらを適当な絶
縁材で成形する。またハウジング本体55とカバ
ー57とは適当な締付具(図示せず)を用いて相
互に一体的に締付けて固定する。参照符号59,
61で示すのはハウジング本体55およびカバー
57の端壁で、参照符号63,65で示すのは端
壁59,61に一体的に成形した側壁である。そ
してこれらの端壁59,61および側壁63,6
5によりハウジング31の内部に部品設置空間6
7が形成される。カバー端壁61の内側には穴6
9があけてあり、ハウジング本体の端壁59には
リード端子33の近くにネジ溝付の貫通孔71が
あけてある。リード端子33のハウジング本体5
5より外に突き出た部分は前述のようにリード線
51を通じて電源端子L2に接続するようになつ
ており、ハウジング本体55の内部に突き出た部
分は静止接点73を構成する。またハウジング本
体55の端壁59には、別のリード端子135が
設けてあつてハウジング本体55の内部に突き出
た部分は静止接点137を構成する。またハウジ
ング本体55の側壁63には案内スロツト75,
75aが形成してあり、後に詳しく説明するよう
にこの部分に装置133の一部の構成部品が収ま
る。なお必要であればハウジング本体の側壁63
上であつてその上端部に第3図で参照符号77で
示すような支持突起を設けてもよい。さらにハウ
ジング本体55とカバー57の接合部に側壁6
3,65を貫通する開口79,81をあけ、ハウ
ジングの内部空間67と外部とを連通さる(第3
図)。
PTCR35は図に示すようにほぼ円盤形で、そ
の平坦な上面83および底面85に前述したよう
に端子板39,37が電気的および機械的に接触
してPTCR35をハウジング内に固定保持する。
PTCR35はそこを通過する電流量に応じて発熱
し、ある温度まで上昇すると急激に抵抗値も増大
する。図示の実施例では円盤形ないしは円柱形の
PTCR35が用いてあるが、これ以外の形のもの
も使用可能である。
PTCR35に接してこれをハウジング内で固定
支持するための端子板37,39には、第3図に
示すように良好な電導性および熱伝導性を有する
材料を薄くて平坦な円板87,89に成形したも
のを用い、必要であればこの固定円板87,89
中にくぼみ91を設け、円板87,89とPTCR
35とが確実に電気的機械支持的に接触するよう
にする。各固定円板87,89には脚状突出部9
3,95が設けてあり、それぞれの突出部93,
95の先端に割れ目付きスリーブの形をしたソケ
ツト端子97,99が一体に形成してある。起動
保護装置133を回転電気機械に取付けるには、
第1図に概略的に示すように、ソケツト端子9
7,99に取付プラグ45,47を差込むと装置
133が取付プラグ45,47を介して回転電気
機械25に機械的に組合せられると共に、装置1
33内の回路が取付プラグ45,47を介して巻
線回路23に電気的に接続される。なお固定円板
87,89の脚状突出部93,95の先端部およ
びその先端部に設けてあるソケツト端子97,9
9は、前述のようにハウジング本体55とカバー
57の接合部にあけた開口79,81に収まる。
また固定円板87には径方向に突出する突起10
0が形成してあり、ハウジング31を所定のよう
に組立てるとこの径方向突起100がハウジング
本体55の側壁に設けてある突起77のうえにの
る。固定円板87の周縁にはさらに電気接続部と
しても機能する取付タブ101が形成してあり、
この取付タブ101は第2図に示すように固定円
板87の平面に対してほぼ直角に折り曲げてあ
る。カバー端壁61の内側にある穴69にはバネ
103を挿入するようになつており、固定円板8
9はバネ103に押されてPTCR35の上面83
に機械的電気的に接触する。図示の実施例では端
子板37,39として平坦な導電性の円板87,
89を使用しているが、PTCR35と電気的およ
び機械的に接触してこれをハウジングの内部にお
いて所定の如くに固定支持することができさえす
ればどのような形のものであつてもよい。また図
示の装置133では、取付プラグとの結合を差込
式に可能なようにするために固定円板87,89
に割れ目付スリーブ形のソケツト端子97,99
を設けたもので示したが、このソケツト端子9
7,99の形状は装置133と巻線回路23との
回路接続を可能ならしめることができるものであ
れば、図示のものに限らない。
ハウジング31の内部において端子板37を機
械的に支持すると共に、端子板37への電流通路
を構成するための部品として金属ブラケツト14
9を設けた。第2図に示すように、金属ブラケツ
ト149は一対のアーム部153,151からな
り、これらのアーム153,151は互いに連結
部155により連結されている。アーム153は
リード端子135が設けられているハウジング本
体55の端壁59に、リード端子135と導電的
に設けられ、アーム151は案内スロツト75内
をほぼ垂直にのびており、先端は溶接等の方法に
より端子板37のタブ101に電気的および機械
的に連結してある。このようにしてブラケツト1
49は端子板37をハウジング内部で機械的に支
持すると共に、端子板37に至る電流通路を形成
し、しかも端子板37の支持部材としても機能す
る。この結果、PTCR35と後述するバイメタル
139とをハウジング内で回路接続できて構造が
簡単となるのみならず、この起動保護装置のソケ
ツト端子97,99を回転電気機械の取付プラグ
45,47を嵌合させるだけで配線が完了すると
いう、取り扱い性、作業性にもすぐれたものにな
る。
第2図において参照符号43で示すのがバイメ
タルで、感熱性導電材で成形した可撓性スイイツ
チブレード141を有している。スイツチブレー
ド141の対向端にはスイツチ接点143,14
5が固着してある。このスイツチ接点143,1
45は通常は一対のリード端子33,135とつ
ながつている静止接点73,137と接して両者
を導通させている。従つてバイメタル139は常
閉スイツチである。他方、調節ネジ147がスイ
ツチブレード141の中心孔を通してハウジング
本体55の端壁59にあけたネジ孔71にねじ入
れてある。スイツチブレード141は上向きに弓
状に湾曲しており、調節ネジ147の頭はスイツ
チブレード141に接しているので、調節ネジ1
47を適当にねじ入れるとスイツチブレード14
1が下に押えつけられ、可動接点143,145
が静止接点73,137とより強力に接触するよ
うになる。このようにして調節ネジ147によつ
て可動接点143,145と静止接点73,13
7の接触状態を調節することができる。
起動保護装置133の構成部品が第1,2,3
図に示す休止状態にある時には、リード端子33
と端子板37の間の回路41はバイメタル139
とブラケツト149から成り、電源電流を巻線回
路23に導く。すなわちブラケツト149はバイ
メタル139と端子板37に直列に接続されてお
り、装置133を取付プラグ45,47に組合せ
ると、端子板37は巻線回路23中の運転巻線2
7に直列接続される。それと同時に端子板37、
PTCR35および端子板39を通じて巻線回路2
3の起動巻線29に至る並列回路も成立する。
〔動 作〕
第1図に示すように、起動保護装置133を取
付プラグ45,47に差込んで回転電気機械すな
わち抵抗起動型電動機25の巻線回路23に回路
接続すると共に、電動機25を電源端子L1,L2
に接続すると、電流が電源端子L2からリード線
51を経て装置133のリード端子33に流れ
る。リード端子33から電流はさらに静止接点7
3と接しているバイメタル139の可動接点14
3、スイツチブレード141、バイメタル139
の可動接点145、リード端子135の静止接点
137および端子板37を通じてソケツト端子9
7に流れる。ソケツト端子97は取付プラグ45
と連結しているので、電流はソケツト端子97か
ら取付プラグ45を経て巻線回路23中の運転巻
線27に通じる。これと同時に、電流は端子板3
7からPTCR35、端子板39を経てソケツト端
子99に流れる。ソケツト端子99は取付プラグ
47に連結されるので、電流は取付プラグ47を
通じて巻線回路23の起動巻線29にも流れる。
この端子板37からPTCR35、ソケツト端子9
9、取付プラグ47を経て起動巻線29に至る回
路は、端子板37からソケツト端子97、取付プ
ラグ45を経て運転巻線27に至る回路に対して
並列回路である。以上のように電動機25を始動
すると、起動保護装置133を通じて運転巻線2
7と起動巻線29とに同時に通電される。
既に述べたようにPTCR35は正の抵抗温度係
数を有する素子であるので、電流が流れて発熱す
ると温度上昇に応じて抵抗が増大する。電動機2
5の始動直後はPTCR35の温度は低いので、電
動機の起動のために必要なトルク(起動トルク)
を発生させるに足る電流がPTCR35を通じて起
動巻線29に流れる。PTCR35に電流が流れて
温度が上昇してゆくとそれに応じてPTCR35の
抵抗値が増大し、遂にはPTCR35に電流が流れ
なくなる。そのレベルまでPTCR35の抵抗値が
増大すると、起動巻線29は巻線回路23中の運
転巻線27から電気的に分断される。巻線回路2
3において起動巻線29が「機能的に消滅」する
時点、すなわち上に述べたように還転巻線27か
ら電気的に分断される時点は、電動機25の回転
が所定の運転速度に達する時点とほぼ一致するよ
うにあらかじめ定めておく。言いかえると電動機
25が所定の運転速度に達するとほぼ同時に起動
巻線29への通電が停止するようにしておく。も
ちろんPTCR35は電動機25の運転中起動巻線
29への通電を完全に阻止することはできない
が、実質上通電停止とみなすことのできる程度に
まで電流の流れを抑えることができる。電動機2
5の起動中および定常運転中に、PTCR35の発
する熱はハウジング31内でバイメタル139の
スイツチブレード141に伝わる。
電動機25の起動中および定常運転中バイメタ
ル139の可動接点143,145は静止接点7
3,137と接しており、バイメタル139は閉
じた状態にある。起動時をも含めて電動機の運転
中にバイメタル139に電流が流れると自己発熱
するのみならず、PTCR35の発する熱をも受け
る。しかし電動機25が正常に運転している限
り、バイメタル139は自己の発する熱によつて
もPTCR35から受ける熱によつても動作するこ
とがなく、従つて可動接点143,145が静止
接点75,137から離れることもない。
電動機25が過負荷状態になると巻線回路23
に異常な大電流が流入して、運転巻線27や起動
巻線29が焼き切れる等の悪い結果が生じること
は既に述べた通りである。しかし本考案の起動保
護装置133では、大電流が流れるとバイメタル
139が急激に高温度に加熱されて第2図でみて
上向きに彎曲するので、可動接点143,145
が静止接点73,137から離れ保護回路41が
開らく。従つて電動機25が過負荷運転に陥る
と、バイメタル139が動いて巻線回路23を自
動的に電源から切り離して電動機への通電を停め
る。
バイメタル139が働いて保護回路41が開く
とPTCR35への通電も停止し、その結果PTCR
35およびバイメタル139は冷えはじめる。バ
イメタル139はPTCR35の「余熱」を受けて
いるにもかかわらず冷え始めると復帰動作により
接点143,145が接点73,137に閉じ
る。しかしバイメタル139は完全には冷え切つ
ていないので、接点143,145と73,13
7が閉じて再び電流が流れると、すぐにバイメタ
ル139がそり返つて接点143,145と7
3,137が開らく。巻線回路23が過負荷とな
りその過負荷状態の発生と共にバイメタル139
が働いて回路をいつたん電源から遮断した後もし
ばらくは上に述べたようにバイメタル139の開
閉動作が何回か繰り返えされる。従つて過負荷保
護用バイメタル139の作動後も短時間ではある
が巻線回路23が電源端子L1,L2とつながつて
通電する。しかしバイメタル139の作動後の開
閉動作によつて巻線回路23に電流が流れるのは
極めて短時間であるので、巻線回路23に特に有
害な影響がおよぶことはない。そしてこのような
バイメタル139の開閉動作は、過負荷状態の発
生後もしばらくは何回か繰返されるのであるが、
PTCR35の発する熱の影響でこの期間中にバイ
メタル139が開いている時間(オフタイム)の
方が閉じている時間(オンタイム)よりも長くな
る。オンタイムよりオフタイムの方が長くなる
と、PTCR35自体も元のように冷える。PTCR
35が冷えて温度がさがると抵抗値が減少するの
で、再び十分な電流を流すことができるようにな
り、起動巻線29が再度励磁されて電動機25が
再始動する。またPTCR35が冷えるとバイメタ
ル139は、PTCR35の熱を受けなくなるので
元の位置に戻り接点143,145と73,13
7が閉じる。従つて上に述べたように、PTCR3
5を通じて起動巻線29に再び電流が流れ、運転
巻線27にも同様に電流が流れる。この意味で
PTCR35は、バイメタル139が過負荷運転状
態の発生と共に開いた時には自己の発する熱を伝
え、バイメタル139が閉位置に戻るのを遅らせ
る働きをする。
このようにして電動機25が定常運転に入れば
過負荷状態が解消したことを意味し、もしそうで
ない場合は装置133のバイメタル139が再作
動して電動機25の巻線回路23を電源端子
L1,L2から遮断する。
第4図に示す起動保護装置は第2図の装置13
3の変形例で、第2図のものと異なる点はハウジ
ング本体55の端壁59を貫通して第三のリード
端子159を設け、リード線51を介して電源端
子L2とつながるようにすると共に、バイメタル
139を加熱するための素子として抵抗コイル1
57を静止接点73と第三のリード端子159と
の間に挿入したことである。この場合には第一の
リード端子33のハウジング55の外に突出して
いる部分は不要となるので、第4図に示すように
省略するか切り取ればよい。
第5図、第6図、第7図に示すのは本考案の別
の実施例になる起動保護装置311で、装置の外
部端子259,257と電源リード線51,53
とを接続するのにコネクタ229を用いている。
装置331を電動機25の巻線回路23に回路接
続するには、前述の実施例装置と同様に取付プラ
グ45,47,49に差入れる。なおこの装置3
31の構造および動作も以下に述べる点を除いて
前述の実施例装置133とほぼ同じである。
先ず装置311のハウジング233は本体部2
35とカバー237からなり、内部には部品取付
ブロツク239が収まる。ハウジング本体235
とカバー237とは適当な絶縁材で成形し、両者
を取外し自在に固定する。またハウジング本体2
35とカバー237はそれぞれ端壁240,24
1および側壁245,243から成り、両者を一
体に組合せるとハウジング233の内部に空間2
47が形成される。部品取付ブロツク239はこ
の内部空間247において本体235とカバー2
37の間にはさまれた状態に収まる。ハウジング
本体235の端壁240には後述のソケツト端子
を収容するための貫通孔249,251,253
があけてあり、また本体235とカバー237の
側壁245,243には外部端子収容スロツト2
55が設けてある。スロツト255には外部端子
257,259が収まり(第7図)、端子257
の内部は割れ目のついたスリーブ形ソケツト端子
261と電気的機械的に連結されている。ソケツ
ト端子261はハウジング本体235の端壁23
9にあけた貫通孔249に収まり、装置311を
一連の取付プラグ45,47,49に装置する時
にはこのソケツト端子261が取付プラグ49と
電気的機械的に結合する。取付ブロツク239を
ハウジング233の内部に組入れた状態では、ブ
ロツク239の一部が外部端子257に接してス
ロツト255の内部に押しつけるので、端子25
7はスロツト内で所定の位置に固定保持される。
別の外部端子259も取付ブロツク239とカバ
ー端壁241の間にはさまれた状態で固定保持さ
れる。そして前にも述べたようにこれらの外部端
子257,259はコネクタ229に差込んで電
源リード線51,53との電気接続を行うように
なつている(第5図)。
取付ブロツク239には凹所263が設けてあ
り、その底壁265にはネジ孔267が貫通形成
してある。取付ブロツク239の底壁265には
さらに一対のリード端子269,313が貫通し
て取付けてあり、両リード端子269,313の
凹所263に突き出た部分は静止接点271,3
15を構成し、底壁265から外に突き出た一方
のリード端子269はリード線273を介して外
部端子259に接続される。
取付ブロツク239の凹所263には金属ブラ
ケツト149が設置してある。金属ブラケツト1
49は連結部155で連結された二つのアーム部
153,151から成り、アーム151はスロツ
ト275内をほぼ垂直にのび、他方のアーム15
3は、取付ブロツク239の底壁265に、リー
ド端子313と導電的に設けらている。
第6図において参照付号139で示したものが
バイメタルで、そのスイツチブレード141の対
向端には可動接点143,145が取付けてあ
り、平常は静止接点271,315とそれぞれ接
している。調節ネジ147がスイツチブレード1
41の中心にあけた穴を貫通して取付ブロツク底
壁265のネジ孔267にねじ入れてある。調節
ネジ147を適当にまわすことにより、スイツチ
ブレード141によつて可動接点143,145
に加えられる接圧を調節することができる。
取付ブロツク239の凹所263内において、
PTCR35を固定保持するために一対の端子板2
79,281が設けてある。端子板279,28
1はPTCR35の底面85および上面83に電気
的機械的に接触すると共に、電動機巻線回路23
中の運転巻線27と起動巻線29にそれぞれ回路
接続されるようになつている(第5図)。図示の
実施例装置311では端子板279,281とし
て導電金属から成形した薄くて平坦な円形板28
3,285を使用しており、必要に応じてこの円
形固定板283,285に突起289を作り、
PTCR35の上面83底面85との電気的機械的
接触が確実となるようにしてもよい。円形固定板
283,285にはさらに突出部289,291
を一体的に形成し、それぞれの先端をほぼL字形
に折り曲げて前述のソケツト端子293,295
に電気的機械的に連結してある。装置311を取
付プラグ45,47,49に組合せる時には、取
付プラグ45,47がソケツト端子293,29
5にはまり込んで相互に電気接続される。なおソ
ケツト端子293,295は前述のように端壁2
40中の貫通孔251,253に収めてある。円
形固定板283にはさらにもう一つタブ297が
一体的に形成してあり、ブラケツトアーム151
の先端と相接するようにL字形に折り曲げてあ
る。このタブ297とブラケツトアーム151の
先端とを溶接、ハンダ付け等によつて一体に連結
すると、ブラケツト149はバイメタル139か
ら円形固定板283に至る電路を構成するだけで
はなく、円形固定板283の支持部材としても機
能する。ハウジング233のカバー端壁241と
円形固定板285との間にはバネ303が挿入し
てあり、バネ303の力によつて円形固定板28
5が直接PTCR35の上面83に向けて押圧さ
れ、底面85も間接的に円形固定板283に向け
て押圧される。
以上のような構成において装置311が第6図
に示す通常の状態にある時は、外部端子259と
端子板279との間の回路41はリード線27
3、リード端子269、バイメタル139および
ブラケツト149で構成され、電源電流を巻線回
路23に導く。すなわちブラケツト149はバイ
メタル139と端子板279の間に直列に挿入し
てあり、装置311を取付プラグ45,47,4
9に装着すると端子板279は一方ではソケツト
端子293、取付プラグ45を通じて電動機巻線
回路23の運転巻線27につながり、他方では
PTCR35、端子板281、ソケツト端子29
5、取付プラグ47を通じて起動巻線29につな
がる。
装置311を取付プラグ45,47,49に装
置して上述のように巻線回路23に回路接続した
うえで、電動機25を電源端子L1,L2に接続す
ると(第5図参照)、電流は電源端子L2からリー
ド線51、コネクタ229を経て外部端子259
に入り、そこからさらにリード線273、端子2
69、静止接点271に接している可動接点14
3、スイツチブレード141、可動接点145、
静止接点315、ブラケツト149を経て端子板
279に流れる。端子板279から一方ではソケ
ツト端子293、取付プラグ45を通じて運転巻
線27に流れ、他方ではPTCR35、端子板28
1、ソケツト端子295、取付プラグ47を通じ
て起動巻線29に流れる。従つて運転巻線27と
起動巻線29とに同時に通電し、電動機25が起
動する。電動機25の巻線回路23を通つたあと
電流はソケツト端子49にはまり込んでいる取付
プラグ49、外部端子257、コネクタ229、
リード線53を経て電源端子L1に戻る。PTCR3
5は既に述べた実施例装置におけると同様に動作
し、電動機25が定常運転速度に達すると起動巻
線29への通電を停める。バイメタル139も装
置133におけると同様に電源端子L1,L2間で
過負荷状態が発生すると、巻線回路23への通電
を遮断して保護する。
第8図に示すのは第6図の装置311の変形例
で、この装置が第6図のものと異なるのは取付ブ
ロツク239の底壁265に第三のリード端子3
19を貫通して設け、バイメタル加熱素子として
抵抗コイル317をリード端子269とリード端
子319の間に直列に接続したことである。この
場合にはリード線273は端子269ではなく端
子319に接続する。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転電気機械の巻線回路と本考案の起
動保護装置の回路構成を概略的に示す図、第2図
は本考案の一つの実施例装置の縦断面図、第3図
は第2図の4−4線に沿つて切断した横断図、第
4図は第2図の実施例装置の変形例の構成を示す
縦断面図、第5図は第1図のものとは異なる回転
電気機械の巻線回路とこれに回路接続される本考
案の起動保護装置の回路構成を示す図、第6図は
本考案の他の実施例装置の構成を示す縦断面図、
第7図は第6図の13−13線に沿つて切断した
横断面図、第8図は第6図の実施例装置の変形例
の構成を示す縦断面図である。 23……巻線回路、25……回転電気機械、2
7……運転巻線、29……起動巻線、33……リ
ード端子、35……正特性サーミスタ、37,3
9……端子板、43……バイメタル、45,4
7,49……取付プラグ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁物よりなるハウジングと、 このハウジング内に装填され、一対の端子板に
    よつて挾持されてなる回転電気機械の起動を制御
    するための正特性サーミスタと、 前記一対の端子板とそれぞれ導電接続され、前
    記ハウジングに保持されてなるソケツト端子と、 前記ハウジング内に少なくとも一端が導入され
    てなる少なくとも一対のリード端子と、 前記ハウジング内に、前記正特性サーミスタに
    近接して装填され、回転電気機械の巻線回路の過
    負荷時に、前記一対のリード端子間の導通を遮断
    させるバイメタルと、よりなり、 前記一対の端子板の一方と、一対のリード端子
    の一方とが、ハウジング内において導電接続され
    るとともに、前記一対のリード端子の他方は、回
    転電気機械の巻線回路を付勢するための電源と接
    続され、前記一対の端子板は各ソケツト端子を介
    して巻線回路に回路接続されるようにしてなるこ
    とを特徴とする組合せ起動保護装置。
JP1982070077U 1975-10-21 1982-05-11 Expired JPS6111980Y2 (ja)

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