JPH0515096A - モールドモータ - Google Patents
モールドモータInfo
- Publication number
- JPH0515096A JPH0515096A JP16156491A JP16156491A JPH0515096A JP H0515096 A JPH0515096 A JP H0515096A JP 16156491 A JP16156491 A JP 16156491A JP 16156491 A JP16156491 A JP 16156491A JP H0515096 A JPH0515096 A JP H0515096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold resin
- resin portion
- molded
- moisture
- lead wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リード線を有するモールドモータにおいて、
樹脂へ接合部からの水分の侵入を防止し、耐湿絶縁性を
向上することを目的とする。 【構成】 第1のモールド樹脂部3の外周に沿って複数
の溝部を形成して、外部から侵入した水分が第1のモー
ルド樹脂部3と第2のモールド樹脂部5との隙間を通っ
て、接続端子2に達するまでの沿面距離を長くする。ま
た第1のモールド樹脂部3の材質をリード線1の被覆と
同じ材質にして密着性を良くする。したがって外部から
接続端子2への水分の侵入を防止し、耐湿絶縁性能を向
上することができる。
樹脂へ接合部からの水分の侵入を防止し、耐湿絶縁性を
向上することを目的とする。 【構成】 第1のモールド樹脂部3の外周に沿って複数
の溝部を形成して、外部から侵入した水分が第1のモー
ルド樹脂部3と第2のモールド樹脂部5との隙間を通っ
て、接続端子2に達するまでの沿面距離を長くする。ま
た第1のモールド樹脂部3の材質をリード線1の被覆と
同じ材質にして密着性を良くする。したがって外部から
接続端子2への水分の侵入を防止し、耐湿絶縁性能を向
上することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻線部分をモールド成形
するモールドモータに関する。
するモールドモータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、耐湿性等の信頼性向上や静音化等
の目的で巻線部分を樹脂モールドしたモールドモータが
多量に生産されている。
の目的で巻線部分を樹脂モールドしたモールドモータが
多量に生産されている。
【0003】以下に従来のモールドモータについて図4
を参照しながら説明する。図4はモールドモータのリー
ド線接続部の部分断面図で、塩化ビニル等で被覆された
リード線1の先端に、L形をした接続端子2をかしめ等
により接続し、前記接続端子2の先端に結線に使用する
所定の長さを残してモールド成形して、第1のモールド
樹脂部3を形成している。そしてモータ固定子巻線(図
示せず)と接続されたプリント基板4と前記接続端子2
を結線した後、前記第1のモールド樹脂部3の外周に第
2のモールド樹脂部5をモールド成形し、モールドモー
タを構成している。
を参照しながら説明する。図4はモールドモータのリー
ド線接続部の部分断面図で、塩化ビニル等で被覆された
リード線1の先端に、L形をした接続端子2をかしめ等
により接続し、前記接続端子2の先端に結線に使用する
所定の長さを残してモールド成形して、第1のモールド
樹脂部3を形成している。そしてモータ固定子巻線(図
示せず)と接続されたプリント基板4と前記接続端子2
を結線した後、前記第1のモールド樹脂部3の外周に第
2のモールド樹脂部5をモールド成形し、モールドモー
タを構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、第1のモールド樹脂部3と第2のモー
ルド樹脂部5との接合部またはリード線1と第1のモー
ルド樹脂部3との接合部にわずかな隙間が生じ、外部か
らの水分がこの隙間を通じて、モールドモータ内部へ浸
入し、巻線との結線部において、耐湿絶縁性能が低下す
るという問題があった。
従来の構成では、第1のモールド樹脂部3と第2のモー
ルド樹脂部5との接合部またはリード線1と第1のモー
ルド樹脂部3との接合部にわずかな隙間が生じ、外部か
らの水分がこの隙間を通じて、モールドモータ内部へ浸
入し、巻線との結線部において、耐湿絶縁性能が低下す
るという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題を解決するもので、樹
脂の接合部からの水分の浸入を防止し、耐湿絶縁性能を
向上させたモールドモータを提供することを目的として
いる。
脂の接合部からの水分の浸入を防止し、耐湿絶縁性能を
向上させたモールドモータを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、樹脂被覆に覆われたリード線の先端に接
続端子を接続し、前記接続端子の先端に結線に使用する
所定の長さの部分を残してモールド成形した第1のモー
ルド樹脂部と、プリント基板と前記接続端子を結線した
後、前記第1のモールド樹脂部の外周にモールド成形し
た第2のモールド樹脂部を備え、前記第1のモールド樹
脂部の外周に沿って、複数の溝部を形成する。また、第
1のモールド樹脂部の材質をリード線の被覆と同一の材
質とするものである。
成するために、樹脂被覆に覆われたリード線の先端に接
続端子を接続し、前記接続端子の先端に結線に使用する
所定の長さの部分を残してモールド成形した第1のモー
ルド樹脂部と、プリント基板と前記接続端子を結線した
後、前記第1のモールド樹脂部の外周にモールド成形し
た第2のモールド樹脂部を備え、前記第1のモールド樹
脂部の外周に沿って、複数の溝部を形成する。また、第
1のモールド樹脂部の材質をリード線の被覆と同一の材
質とするものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成において、第1のモール
ド樹脂部の外周に沿って複数の溝部を形成しているの
で、外部から水分が浸入した場合、接続端子への浸入距
離を長くすることができる。
ド樹脂部の外周に沿って複数の溝部を形成しているの
で、外部から水分が浸入した場合、接続端子への浸入距
離を長くすることができる。
【0008】また、第1のモールド樹脂部の材質をリー
ド線の被覆の材質と同一のものを使用することにより、
リード線被覆と第1のモールド樹脂部との密着性が向上
する。したがって外部からの水分の浸入を防止するもの
である。
ド線の被覆の材質と同一のものを使用することにより、
リード線被覆と第1のモールド樹脂部との密着性が向上
する。したがって外部からの水分の浸入を防止するもの
である。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1〜図3
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0010】なお、従来例で説明したものと同一構成部
材には同一番号を用いる。図に示すように、塩化ビニル
等で被覆されたリード線1は先端にL形をした接続端子
2をかしめ等により接続し、第1のモールド樹脂部3に
よりモールド成形してリード線成形品を構成している。
前記第1のモールド樹脂部3は外周に沿って複数の溝部
を有し、またその材質はリード線の被覆と同一の材質で
成形している。そしてリード線成形品に設けた突起をス
テータコア6に取付け、固定子巻線7の結線用ピン8
と、リード線成形品の接続端子2をプリント基板4によ
って結線する。その後、モールド樹脂5によって全体を
成形してモールドモータを構成している。
材には同一番号を用いる。図に示すように、塩化ビニル
等で被覆されたリード線1は先端にL形をした接続端子
2をかしめ等により接続し、第1のモールド樹脂部3に
よりモールド成形してリード線成形品を構成している。
前記第1のモールド樹脂部3は外周に沿って複数の溝部
を有し、またその材質はリード線の被覆と同一の材質で
成形している。そしてリード線成形品に設けた突起をス
テータコア6に取付け、固定子巻線7の結線用ピン8
と、リード線成形品の接続端子2をプリント基板4によ
って結線する。その後、モールド樹脂5によって全体を
成形してモールドモータを構成している。
【0011】上記構成において、第1のモールド樹脂部
3の外周に沿って溝部を形成しているので、外部から浸
入した水分が、第1のモールド樹脂部3と第2のモール
ド樹脂部5との隙間を通って接続端子2に達するまでの
沿面距離が長くなり、高湿度内での接続端子2の絶縁低
下を防止することができる。なお、外周に沿った溝部を
複数として説明してきたが、1つであってもよい。ま
た、第1のモールド樹脂部3の材質をリード線1の被覆
の材質と同じものを使用することにより、第1のモール
ド樹脂部3とリード線1の被覆との密着性が向上し、水
分の浸入を防止することができる。
3の外周に沿って溝部を形成しているので、外部から浸
入した水分が、第1のモールド樹脂部3と第2のモール
ド樹脂部5との隙間を通って接続端子2に達するまでの
沿面距離が長くなり、高湿度内での接続端子2の絶縁低
下を防止することができる。なお、外周に沿った溝部を
複数として説明してきたが、1つであってもよい。ま
た、第1のモールド樹脂部3の材質をリード線1の被覆
の材質と同じものを使用することにより、第1のモール
ド樹脂部3とリード線1の被覆との密着性が向上し、水
分の浸入を防止することができる。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明は第1のモールド樹脂部の外周に沿って、複
数の溝部を形成することにより、外部から浸入した水分
が第1のモールド樹脂部と、第2のモールド樹脂部との
隙間を通って接続端子に達するまでの沿面距離が長くな
る。また第1のモールド樹脂部の材質をリード線の被覆
の材質と同一にすることにより、第1のモールド樹脂部
とリード線の被覆との密着性が向上する。したがって水
分の浸入を防止し、耐湿絶縁性能が向上することによ
り、安全性も向上する。
に、本発明は第1のモールド樹脂部の外周に沿って、複
数の溝部を形成することにより、外部から浸入した水分
が第1のモールド樹脂部と、第2のモールド樹脂部との
隙間を通って接続端子に達するまでの沿面距離が長くな
る。また第1のモールド樹脂部の材質をリード線の被覆
の材質と同一にすることにより、第1のモールド樹脂部
とリード線の被覆との密着性が向上する。したがって水
分の浸入を防止し、耐湿絶縁性能が向上することによ
り、安全性も向上する。
【図1】本発明の一実施例のモールドモータのリード接
続部の部分断面図
続部の部分断面図
【図2】同、モールドモータの部分断面図
【図3】同、リード線成形品の斜視図
【図4】従来のモールドモータのリード線接続部の部分
断面図
断面図
1 リード線
2 接続端子
3 第1のモールド樹脂部
4 プリント基板
5 第2のモールド樹脂部
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂被覆に覆われたリード線の先端に接
続端子を接続し、前記接続端子の先端に結線に使用する
所定の長さの部分を残してモールド成形した第1のモー
ルド樹脂部と、プリント基板と前記接続端子を結線した
後、前記第1のモールド樹脂部の外周にモールド成形し
た第2のモールド樹脂部を備え、前記第1のモールド樹
脂部の外周に沿って、複数の溝部を形成してなるモール
ドモータ。 - 【請求項2】 第1のモールド樹脂部の材質をリード線
の被覆と同一の材質とした請求項1記載のモールドモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16156491A JPH0515096A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | モールドモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16156491A JPH0515096A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | モールドモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515096A true JPH0515096A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15737514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16156491A Pending JPH0515096A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | モールドモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515096A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003134757A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-09 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材 |
US10084357B2 (en) | 2013-10-22 | 2018-09-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Molded stator, molded electric motor, and air conditioner |
US10284043B2 (en) | 2014-07-11 | 2019-05-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Stator for electric motor, electric motor, and air conditioner |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP16156491A patent/JPH0515096A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003134757A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-09 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材 |
US10084357B2 (en) | 2013-10-22 | 2018-09-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Molded stator, molded electric motor, and air conditioner |
US10284043B2 (en) | 2014-07-11 | 2019-05-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Stator for electric motor, electric motor, and air conditioner |
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