JPH05150892A - コードレスデジタイザの位置検出方法 - Google Patents

コードレスデジタイザの位置検出方法

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Publication number
JPH05150892A
JPH05150892A JP33792391A JP33792391A JPH05150892A JP H05150892 A JPH05150892 A JP H05150892A JP 33792391 A JP33792391 A JP 33792391A JP 33792391 A JP33792391 A JP 33792391A JP H05150892 A JPH05150892 A JP H05150892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induced voltage
position indicator
coil group
receiving coil
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33792391A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Matsushima
恵一 松島
Mitsunori Sugiyama
光徳 杉山
Kiyohide Matsushima
清秀 松嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
Application filed by Graphtec Corp filed Critical Graphtec Corp
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Publication of JPH05150892A publication Critical patent/JPH05150892A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タブレット上に位置指示器が傾けて載置され
た場合でも正確な位置検出が行えるようにする。 【構成】 処理回路5は、受信コイルmから検出された
最大誘導電圧に基づいて位置指示器6の大まかな位置デ
ータを算出すると共に、受信コイルmの両側の近傍受信
コイルm−n,m+lから発生する最小誘導電圧値e
(m−n),e(m+l)を検出し、検出された最小誘
導電圧値e(m−n),e(m+l)の比率から保持角
度θを算出する。そして、さらに保持角度θと位置補正
データとの対応を示す補正テーブルを用い位置データを
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タブレット及びこのタ
ブレットと無線で結合される位置指示器とから構成され
るコードレスデジタイザの位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコードレスデジタイザは、タブ
レット側に、例えばX方向に配列された発信コイル群
と、発信コイル群と直交するように配列された受信コイ
ル群と、発信コイル群を駆動する駆動回路と、受信コイ
ルに誘導された電圧を検出するセンス回路と、センス回
路の検出出力を処理する処理回路とを有している。そし
て、処理回路は駆動回路を制御して発信コイル群に順次
電流を供給させており、タブレット上に位置指示器が載
置されている場合には、電流供給された発信コイルと位
置指示器とが電磁結合し、この結果受信コイル群側に誘
導電圧が発生する。この発生した誘導電圧はセンス回路
の順次走査により検出され、この結果処理回路において
は電流供給した発信コイルのX方向位置と電圧が誘起さ
れた受信コイルのY方向位置とからタブレット上の位置
指示器の平面位置を認識する。
【0003】図4(a)は、上記センス回路により検出
される誘導電圧の波形図である。即ち、位置指示器が受
信コイルm上にあり、このとき受信コイルmを走査すれ
ば最大誘導電圧e(m)が得られ、この受信コイルmの
近傍の受信コイルの誘導電圧e(m−1),e(m+
1)も最大誘導電圧に近い値となっている。なお図4
(b),(d)は位置指示器が受信コイルmの中心から
ずれて載置されている場合の誘導電圧波形図、図4
(c)は位置指示器が受信コイルmの中心に載置されて
いる場合の誘導電圧波形図である。従来は、位置指示器
の位置を算出する場合、まず最大誘起電圧e(m)を検
出してその大まかな位置を求め、さらにその近傍の誘導
電圧e(m−1),e(m+1)を検出してこれらの比
を計算することにより詳細な位置を算出するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記位
置指示器として例えばスタイラスペン等のようなペン型
の位置指示器を用いた場合、その位置付け角度によって
は、図4(b),(d)に示すような誘導電圧波形が検
出され、この結果処理回路においては位置指示器の位置
が移動したものとして扱われ、正確な詳細な位置検出が
できないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、受信コイル群に誘導される最大誘導
電圧値を検出して位置指示器の大まかな位置を算出する
と共に、最大誘導電圧を生じる受信コイルの両側の近傍
受信コイルにおいて生じる最小誘導電圧値をそれぞれ検
出し、検出されたこれらの最小誘導電圧値の比率から位
置指示器の保持角度を算出し、算出された保持角度デー
タに基づいて位置指示器の位置を補正するようにした位
置検出方法である。
【0006】
【作用】位置指示器の保持角度データに基づいて位置補
正が行われる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係るコードレスデジタイザの位置
検出方法を適用した装置の一実施例を示すブロック図で
ある。同図において、1は発信コイル群、2は受信コイ
ル群、3は駆動回路、4はセンス回路、5はCPU等の
処理回路であり、これらは全てタブレット側に設けられ
ていると共に、これらの回路を作動させることによりタ
ブレット上に載置された位置指示器6の位置を検出する
ものとなっている。
【0008】即ち、常時、処理回路5により駆動回路3
が制御され、この駆動回路3と接続される発信コイル群
1の各発信コイルに順次電流が供給されて磁界が発生し
ている。いま、電流供給された発信コイル上に位置指示
器6が載置されていると、この発信コイルと位置指示器
6とが電磁結合し、この結果受信コイル群2側に電圧が
誘起される。一方、センス回路4は、処理回路5に制御
されて受信コイル群2をm−n,・・・,m−1,m,
m+1,・・・,m+lの順に走査し、受信コイルに誘
導された電圧を検出している。そして、センス回路4に
おいて最大誘導電圧が検出された場合、処理回路5はこ
のときに選択された受信コイルの位置と電流供給を行っ
た発信コイルの位置とから位置指示器6のおおまかな位
置を算出するようにしている。
【0009】図2は、位置指示器としてフェライトコア
7を内蔵したペン型の位置指示器6を用いた場合に、受
信コイル群2側で検出される誘導電圧の波形図である。
同図(a)は、位置指示器6をタブレット面8に垂直に
載置したときの誘導電圧波形図である。ここで、e
(m)は受信コイルmの誘導電圧であり、以下同様に、
e(m−n),e(m−1),e(m+1),e(m+
l)は、受信コイルm−n,m−1,m+1,m+lに
誘導される電圧である。このように、位置指示器6がタ
ブレット面8に垂直に載置されている場合は、受信コイ
ルmの近傍のコイルに生じる誘導電圧の波形は、受信コ
イルmに誘導される最大誘導電圧e(m)を中心として
左右対称となる。しかし、図2(b),(c)に示すよ
うに、位置指示器6がタブレット面8に傾斜して載置さ
れた場合には、受信コイルmの近傍のコイルに生じる誘
導電圧波形は、最大誘導電圧e(m)を中心として左右
対称にはならず、したがって正確な位置指示器6の位置
を正確に算出することができない。即ち、「最大誘導電
圧e(m)で大まかな位置を検出し、その両隣のコイル
の誘導電圧e(m−1),e(m+1)で詳細な位置を
算出する」という従来の位置検出方法では、位置指示器
6が傾斜しただけで指示位置が移動したとみなされ正確
に位置検出を行うことができない。本発明は、最大誘導
電圧e(m)を発生する受信コイルmの両側にあって最
小誘導電圧を生じると共に、位置指示器の傾斜によりそ
の値が変化する受信コイルm−n,m+lの電圧値e
(m−n),e(m+l)を検出し、この最小誘導電圧
値e(m−n),e(m+l)の比率から位置指示器6
の保持角度を算出し、算出された保持角度データを加味
して位置検出を行うようにしたものである。
【0010】図3(a)は、位置指示器6がタブレット
面8に傾斜せずに載置された場合の受信コイル群2の誘
導波形を示しており、この場合は最小誘導電圧値e(m
−n),e(m+l)間を結ぶ線は水平方向に傾きを生
じない。しかし、位置指示器6をタブレット面8に傾け
て載置した場合には、最小誘導電圧値e(m−n),e
(m+l)間を結ぶ線は水平方向に対して角度θだけ傾
斜する。そして、この保持角度θと位置補正データとの
対応を示す補正テーブルは、予め処理回路5内に用意さ
れており、処理回路5は、検出された最大誘導電圧に基
づいて位置指示器6の大まかな位置データを算出すると
共に、最小誘導電圧値e(m−n),e(m+l)を検
出し検出された最小誘導電圧値e(m−n),e(m+
l)の比率から保持角度θを算出し、さらに補正テーブ
ルを用いて位置データの補正を行うようにしたものであ
る。この結果、例えば位置指示器6としてスタイラスペ
ン等を用いた場合、ペンの持ち方に起因する傾斜、特に
「右きき」や「左きき」等の個人差に起因してペンが傾
斜したときでも正確にその位置を検出することができ
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、タブレッ
ト上の位置指示器の位置を検出する場合、位置指示器が
傾けて載置されたときの保持角度を算出して補正するよ
うにしたので、位置指示器の位置を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したコードレスデジタイザにおい
て検出される誘導電圧波形図である。
【図3】上記コードレスデジタイザにおいて位置検出を
説明する図である。
【図4】従来のコードレスデジタイザの位置検出動作を
説明する図である。
【符号の説明】
1 発信コイル群 2 受信コイル群 3 駆動回路 4 センス回路 5 処理回路 6 位置指示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向に配列された発信コイル群
    と、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列された
    受信コイル群と、前記発信コイル群を順次選択して電流
    を供給する駆動回路と、前記受信コイル群を順次走査し
    て誘導電圧を検出するセンス回路と、前記駆動回路の制
    御を行うと共に前記センス回路の検出出力を処理する処
    理回路とをタブレットに備えると共に、前記発信コイル
    群との電磁結合により前記受信コイル群に誘導電圧を発
    生させる位置指示器を備え、前記タブレット上に載置さ
    れた位置指示器の位置検出を行うコードレスデジタイザ
    において、 前記受信コイル群に誘導される最大誘導電圧値を検出し
    て前記位置指示器の大まかな位置を算出すると共に、最
    大誘導電圧を生じる受信コイルの両側の近傍受信コイル
    において生じる最小誘導電圧値をそれぞれ検出し、検出
    されたこれらの最小誘導電圧値の比率から前記位置指示
    器の保持角度を算出し、算出された保持角度データに基
    づいて前記位置指示器の位置を補正するコードレスデジ
    タイザの位置検出方法
JP33792391A 1991-11-28 1991-11-28 コードレスデジタイザの位置検出方法 Pending JPH05150892A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146026A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Canon Inc タッチパネル装置およびタッチパネル検出位置補正方法
JP2015079281A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド デジタイザを備える携帯式電子機器、補正方法およびコンピュータ・プログラム
CN114089842A (zh) * 2020-07-31 2022-02-25 神讯电脑(昆山)有限公司 电磁笔的倾斜方向的判断方法、电磁笔的游标位置计算方法及显示装置

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