JPH0515074U - センサ実習装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実習装置単独で動作させる自動モードと、コ
ンピュータと接続して動作させるプログラムモードを１
台の実習装置で切換えができるようにすることを目的と
するものである。 【構成】 本考案のセンサ実習装は、物理量を電気信号
に変換するセンサ１と、センサ１からの信号をうける入
力回路２と、信号切換端子６を“Ｌ”レベル又は、
“Ｈ”レベルにすることにより、それぞれ入力端子Ａ
７、入力端子Ｂ８のどちらか一方の入力信号を出力端子
Ｙ９から出力するように構成した信号選択回路１０と、
信号選択回路１０からの信号をうける出力回路３と、出
力装置４と信号切換端子６を“Ｌ”レベル又は、“Ｈ”
レベルにするための切換スイッチ１１及びプルアップ抵
抗１２とにより構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、センサのしくみや働きを学習するための実習装置に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種のセンサ実習装置は、図２に示すように、センサ１と、入力回路 ２と、出力回路３と、出力装置４で構成されており、センサ１からの信号に応じ て出力装置４を制御するのかが通例である。 また、より複雑な制御を可能とするため、図３に示すように、センサ１からの信 号をマイクロコンピュータ５へ入力し、マイクロコンピュータ５で処理した結果 により、出力回路３へ信号を出力する回路が考えられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来のセンサ実習装置では、単独で簡単な制御を実 習する場合と、マイクロコンピュータを使用した、より複雑な制御を実習する場 合では、図２〜図３に示すように別々の装置を用意する必要があった。

【０００４】 この考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、出力回路 からの信号を入力回路から直接もらうか、スイッチで切換えることにより実習装 置単独で動作させる自動モードと、コンピュータと接続して動作させるプログラ ムモードの２つのモードの選択を可能にするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案に係るセンサ実習装置は、信号切換端子６を“Ｌ”レベル又は“Ｈ” レベルにすることにより、それぞれ入力端子Ａ７、入力端子Ｂ８のどちらか一方 の入力信号を出力端子Ｙ９から出力するように構成した信号選択回１０を用いた ものである。

【０００６】 すなわち、物理量を電気信号に変換するセンサ１と、センサ１からの信号をう ける入力回路２と、信号切換端子６を“Ｌ”レベル又は、“Ｈ”レベルにするこ とにより、それぞれ入力端子Ａ７、入力端子Ｂ８のどちらか一方の入力信号を出 力端子Ｙ９から出力するように構成した信号選択回路１０と、信号選択回路１０ からの信号をうける出力回路３と、出力装置４と信号切換端子６を“Ｌ”レベル 又は、“Ｈ”レベルにするための切換スイッチ１１及びプルアップ抵抗１２から なり、切換スイッチ１１により信号選択回路１０の信号切換端子６を“Ｌ”また は“Ｈ”のどちらか一方のレベルとした時、センサ１からの信号が入力回路２と 信号選択回路１０の入力端子Ａ７を通り、出力端子Ｙ９を経て出力回路３へ伝わ り、出力装置４を制御し、切換スイッチ１１の反転により信号選択回路１０の信 号切換端子６のレベルを反転した時、センサ１からの信号が入力回路２を通りマ イクロコンピュータ５へ入力され、処理された結果、出力信号が信号選択回路１ ０の入力端子Ｂ８を通り、出力端子Ｙ９を経て出力回路３へ伝わり出力装置４を 制御することを特徴としたものである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は、本考案のセンサ実習装置を示す回路図であり、２は、センサ１からの信 号をうける入力回路で、後述する信号選択回路１０の入力端子Ａとマイクロコン ピュータ５に接続されている。 ３は、出力装置４を制御する出力回路で、後述する信号選択回路１０の出力端子 Ｙ９と接続されている。 １０は、信号切換端子６を“Ｌ”レベルの時、入力端子Ａ７の入力信号が出力端 子Ｙ９に出力され、信号切換端子６が“Ｈ”レベルの時、入力端子Ｂ８の入力信 号が出力端子Ｙ９に出力される信号選択回路である。 この信号選択回路１０の信号切換端子６は、切換スイッチ１１とプルアップ抵抗 １２に接続され、入力端子６は、マイクロコンピュータ５の出力と接続されてい る。

【０００８】

【作用】

このように構成されたセンサ実習装置は、切換スイッチ１１がＯＮの時、信号 選択回路１０の信号切換端子６が“Ｌ”レベルとなり、センサ１からの信号は、 入力回路２と信号選択回路１０の入力端子Ａ７を通り、出力端子Ｙ９を経て出力 回路３への伝わり、出力装置４を制御する。 また、切換スイッチ１１がＯＦＦの時、信号選択回路１０の信号切換端子６が“ Ｈ”レベルとなり、センサ１からの信号は、マイクロコンピュータ５の入力へ入 力され、マイクロコンピュータで処理される。その信号処理の結果、マイクロコ ンピュータ５の出力から信号選択回路１０の入力端子Ｂ８を通り、出力端子Ｙ９ を経て出力回路３へ伝わり、出力装置４を制御する。

【０００９】

【他の実施例】

なお上記の実施例では、信号選択回路１０にデータセレクタと呼ばれる汎用デ ジタルＩＣを使用した回路を示したが、ＡＮＤ・ＯＲ・ＩＮＶ等の基本ロジック ゲートを組み合わせても同様の効果が得られる。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、信号選択回路を用いることにより、出力回路へ の信号を入力回路から直接もらうか、マイクロコンピュータからもらうかを、ス イッチで切換えるように構成しているので、実習装置単独で動作させる自動モー ドと、コンピュータと接続して動作させるプログラムモードを１台の実習装置で 切換えて実習できるため、その実用的効果は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例を示すセンサ実習装置の回
路図。

【図２】 従来のセンサ実習装置の一例を示す回路図。

【図３】 従来のセンサ実習装置の他の例を示す回路
図。

【符号の説明】

１ センサ。 ２ 入力回路。 ３
出力回路。４ 出力装置。 ５ マイクロコン
ピュータ。６ 信号切換端子。 ７ 入力端子Ａ。
８ 入力端子Ｂ。９ 出力端子Ｙ。 １０
信号選択回路。 １１ 切換スイッチ。１２ プルアッ
プ抵抗。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 物理量を電気信号に変換するセンサ１
   と、センサ１からの信号をうける入力回路２と、信号切
   換端子６を“Ｌ”レベル又は、“Ｈ”レベルにすること
   により、それぞれ入力端子Ａ７、入力端子Ｂ８のどちら
   か一方の入力信号を出力端子Ｙ９から出力するように構
   成した信号選択回路１０と、信号選択回路１０からの信
   号をうける出力回路３と、出力装置４と信号切換端子６
   を“Ｌ”レベル又は、“Ｈ”レベルにするための切換ス
   イッチ１１及びプルアップ抵抗１２からなり、切換スイ
   ッチ１１により信号選択回路１０の信号切換端子６を
   “Ｌ”または“Ｈ”のどちらか一方のレベルとした時、
   センサ１からの信号が入力回路２と信号選択回路１０の
   入力端子Ａ７を通り、出力端子Ｙ９を経て出力回路３へ
   伝わり、出力装置４を制御し、切換スイッチ１１の反転
   により信号選択回路１０の信号切換端子６のレベルを反
   転した時、センサ１からの信号が入力回路２を通りマイ
   クロコンピュータ５へ入力され、処理された結果、出力
   信号が信号選択回路１０の入力端子Ｂ８を通り、出力端
   子Ｙ９を経て出力回路３へ伝わり出力装置４を制御する
   ことを特徴としたセンサ実習装置。