JPH051502U - キヤスタの着脱装置 - Google Patents

キヤスタの着脱装置

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JPH051502U
JPH051502U JP521891U JP521891U JPH051502U JP H051502 U JPH051502 U JP H051502U JP 521891 U JP521891 U JP 521891U JP 521891 U JP521891 U JP 521891U JP H051502 U JPH051502 U JP H051502U
Authority
JP
Japan
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caster
control panel
casters
bolt
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP521891U
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English (en)
Inventor
勝 高橋
勇 酒井
和美 岩越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH051502U publication Critical patent/JPH051502U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャスタを使用した移動の際に転倒の危険が
少なくでき、キャスタの着脱作業のための作業スペース
が少なく、着脱作業が比較的容易にできるキャスタの着
脱装置を得る。 【構成】 キャスタ取り付けのための水平部と、制御盤
側面にボルト締めされる固定部と、制御盤側面に穿設さ
れたスリットから挿入され該側面内側に係止される一対
のフック部とを形成したキャスタ取り付け金具を制御盤
下部の側面から外方にはみ出して取り付け、上記水平部
の内方には制御盤昇降用ボルトを螺設し、その下面にキ
ャスタ係止用の爪部が形成された止め金具を溶接し、水
平部の外端面にはキャスタ固定用の溝孔を設けたもので
あり、上記昇降用ボルトを回動して制御盤を上昇させた
状態でキャスタを着脱できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は放電加工機等の工作機械の制御盤に関し、特に工作機械の近辺に据 え付ける際の移動に便利なように、一時的に制御盤に取り付けられるキャスタの 着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械の制御盤は荷下ろし後、該工作機械の近辺に運搬される。通常、この 運搬はフォークリフト等で行われるが、これら運搬機器の用意が無かったり、据 え付け場所が狭くてフォークリフトが使用できない場合がある。このため、制御 盤の底面にキャスタを付属し移動させることが多い。しかし、底面面積が小さく 重心が高い制御盤においては、キャスタを付属したままでは日常操作の際に転倒 の危険がある。従って、移動の時のみ制御盤にキャスタを取り付け、据え付け後 は取り外すことが望ましい。このような従来例1として実公昭63−30161 がある。上記従来例1は制御盤の下部に側面よりはみだす逆L字形の転倒防止片 を備え、一方、4個のキャスタと、レバー操作により回動される偏心カムと、こ の偏心カムで上下動されるL字形のリフタとを有した移送台車を用意して、上記 転倒防止片に移送台車のL字形リフタをあてがってレバー操作により制御盤を上 昇させ、移送台車によって移動するものである。
【0003】 従来例2として実開平2−137072がある。上記従来例2は制御盤の下部 側面にレベリングボルトを有した盤昇降用治具を備え、制御盤底面にキャスタを 取り付け、キャスタを使用した移動前後は上記レベリングボルトを回動操作して 制御盤を上昇させ、キャスタを着脱するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来例1のものは移送台車の着脱のためにレバー操作により制御盤の昇降を行 うが、制御盤が工作機械にほとんど密着して据え付けられる場合は、上記大型の 移送台車が工作機械と干渉して所定位置に据え付けできなかったり、上記レバー 操作のための作業スペースが不足するという問題点があった。また、従来例2の ものはキャスタが制御盤の底面に取り付けられているので、底面面積が小さく重 心が高い制御盤では移動作業の際に転倒の危険があり、キャスタの固定ねじが外 しにくいという問題点があった。
【0005】 この考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、キャスタ を使用した移動の際に転倒の危険が少なくでき、キャスタの着脱作業のための作 業スペースが比較的少なく、着脱作業が比較的容易にできるキャスタの着脱装置 を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るキャスタの着脱装置はキャスタ取り付けのための水平部の上下 にはそれぞれ制御盤側面にボルト締めされる固定部と、制御盤側面に穿設された スリットから挿入され該側面内側に係止される一対のフック部とを形成したキャ スタ取り付け金具を制御盤下部の側面から外方にはみ出して取り付け、上記水平 部の内方には制御盤昇降用ボルトを螺設し、その下面にキャスタ係止用の爪部が 形成された止め金具を溶接し、水平部の外端面にはキャスタ固定用の溝孔を設け たものである。
【0007】
【作用】
この考案においては、キャスタ取り付け金具に螺設された昇降用ボルトを回動 して制御盤を上昇させた状態でキャスタを着脱できる。キャスタの取り付けは取 り付け金具の水平部の下面にキャスタを挿入し、その台座の一端を止め金具の爪 部内に係止させ、他端を水平部とねじ止め固定することによってできる。上記キ ャスタ取り付けによって制御盤の底辺寸法が拡大できる。
【0008】
【実施例】
実施例1. 図1はこの考案によるキャスタの着脱装置の一実施例を示し、キャスタ着脱時 の要部縦断面図、図2は同じくキャスタを使用した移動時の要部縦断面図、図3 は図2の正面図、図4は図1の要部分解斜視図である。図において、1は工作機 械に近接して据え付けられる制御盤である。2は上記制御盤1の底板部、3は据え 付け脚で、上記底板部2の側壁2Aの内面に密着して固定されている。通常、上記 据え付け脚3の四隅の側面には一対のスリット3Aが穿設されている。また、スリ ット3Aの上部には一対のナット4が溶接されている。
【0009】 5はキャスタ取り付け金具で、キャスタ取り付け面である水平部5Aの一端は上 側に折り曲げられ固定部5Bが形成されている。水平部5Aの両端は下側に折り曲げ られ一対の脚部5Cが形成され、この脚部5Cの内方端部からは固定部5Bより外には みだす下向きのフック部5Dが形成されている。5Eは水平部5Aの外方端面に設けら れた溝穴である。6は2個の補強材で、水平部5Aと固定部5Bの間に配設されそれぞ れに溶接されている。7は止め金具で、水平部5A下面の内方に溶接されている。 上記止め金具7は脚部5Cと並行する両端が下側に折り曲げられ、外方に一対の爪 部7Aが形成されている。止め金具7の下面の略中央部にはナット8が溶接され、水 平部5A、止め金具7にはこのナット8に一致する貫通穴が設けられている。以上の キャスタ取り付け金具5、補強材6、止め金具7、ナット8からキャスタ取り付け組 立体9が構成されている。
【0010】 上記キャスタ取り付け組立体9は床面に置かれた制御盤1のスリット3Aにフック 部5Dを差し込んで据え付け脚3の策面の内側に係止させ、さらに固定部5Bをナッ ト4に螺合する穴付きボルト10を介して底板部側壁2Aにボルト締めして固定され る。上記穴付けボルト10は据え付け脚3の固定用ボルトの一部として兼用できる 。11は制御盤昇降用の穴付きボルトで、ナット8に螺合される。12は敷き板で、 上水平部脚2A、下水平脚12Bを有したコ字形断面に形成され、上水平脚12Aには穴 12Cが穿設されている。13はキャスタで、その台座13Aの下面片側にはナット14が 溶接され、ねじ15が螺合されている。
【0011】 次に制御盤の据え付け手順について説明する。上述したように、制御盤1の下 部側面に固定されたキャスタ取り付け組立体9のナット8に穴付きボルト11を螺合 し、そのねじ部を上水平脚12Aの穴12C内に通し、先端を下水平脚12Bに当接させ る。さらに穴付きボルト11を締める方向に回動して制御盤1を図1に示すように上 昇させる。敷き板12によって穴付きボルト11の先端で床面が損傷される事が防止 され、また、敷き板の上水平脚12A内に穴付きボルト11が貫通しているので敷き 板12の位置ずれが防止される。上記敷き板12の作用により制御盤昇降ボルトとし て、普通の穴付きボルト、または六角ボルトが使用でき、小型安価に製作できる 。次にキャスタ13を水平部5Aの下面に挿入し、台座13Aの一端を爪部7内Aに嵌合 させる。この状態で台座13Aの他端にゆるく螺合したねじ15は溝穴5E内に位置す るので、該ねじ15を締め付けることによりキャスタ13はキャスタ取り付け組立体 9に固定される。そして、穴付きボルト11を緩める方向に回動して図2に示すよ うにキャスタ13に制御盤1の重量を掛ける。通常、キャスタ取り付け組立体9は制 御盤1の四隅に設けられるので、順次上記作業を行って制御盤1は工作機械の近辺 に移動させる。所定の位置に移動できたら、再度穴付きボルト11により制御盤を 上昇してキャスタ13を取り外す。次に穴付きボルト11により制御盤を下降して据 え付け脚3を着床させる。最後に穴付きボルト10、キャスタ取り付け組立体9を取 り外して据え付けは完了する。
【0012】 キャスタ取り付け組立体9は制御盤1の側面より外方にはみ出して装着されるの で、制御盤1の実質的な底辺寸法は拡大されることになり、底面面積が小さく、 重心が高い制御盤でも移動作業中の転倒の危険を少なくできる。キャスタ取り付 け組立体9はバランスを失わない範囲で任意の装着位置を選択でき、3ケ所のみ でもよい。従って、工作機械に密着される側面を避けて装着でき、かつ、制御盤 昇降のための穴付きボルトの回動等の作業は小型な工具を使用し、作業スペース は少ないので制御盤を工作機械の近辺に支障なく据え付けできる。また、制御盤 底面部の作業がないため、作業は容易である。さらにキャスタ取り付け金具5は 荷重を分担するためにキャスタ台座13Aの両側に近接して脚部5C、フック部5Dを 形成しているので、薄鋼板で製作でき軽量安価である。
【0013】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、キャスタ取り付けのための水平部の上下には それぞれ制御盤側面にボルト締めされる固定部と、制御盤側面に穿設されたスリ ットから挿入され該側面内側に係止される一対のフック部とを形成したキャスタ 取り付け金具を制御盤下部の側面から外方にはみ出して取り付け、上記水平部の 内方には制御盤昇降用ボルトを螺設し、その下面にキャスタ係止用の爪部が形成 された止め金具を溶接し、水平部の外端面にはキャスタ固定用の溝孔を設けたの で、キャスタを使用した移動の際に転倒の危険が少なくでき、キャスタの着脱作 業のための作業スペースが比較的少なく、着脱作業が比較的容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるキャスタの着脱装置
の一実施例を示し、キャスタ着脱時の要部縦断面図であ
る。
【図2】この考案の一実施例によるキャスタを使用した
移動時の要部縦断面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図1の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 制御盤 3 据え付け脚 5 キャスタ取り付け金具 5A 水平部 5B 固定部 5C 脚部 5D フック部 5E 溝穴 7 止め金具 7A 爪部 9 キャスタ取付組立体 11 昇降用穴付きボルト 12 敷き板 13 キャスタ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 制御盤の下部の側面から外方にはみ出し
    て取り付けられるキャスタの取り付け金具、上記キャス
    タ取り付け金具の水平部の上下にはそれぞれ制御盤側面
    にボルト締めされた固定部と、制御盤側面に穿設された
    スリットから挿入され、該側面内側に係止された一対の
    フック部が形成され、上記水平部の外端部にはキャスタ
    固定用の溝孔が設けられ、水平部の内方には制御盤昇降
    用ボルトが螺設され、その下面にキャスタ係止用の爪部
    が形成された止め金具が溶接されており、上記昇降用ボ
    ルトを回動して制御盤を上昇させた状態で、キャスタ取
    り付け金具の水平部の下面にキャスタを挿入し、その台
    座の一端を上記止め金具の爪部内に係止させ、他端を水
    平部とねじ止め固定できるようにしたことを特徴とする
    キャスタの着脱装置。
JP521891U 1991-02-12 1991-02-12 キヤスタの着脱装置 Pending JPH051502U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013054443A1 (ja) * 2011-10-14 2013-04-18 三菱電機株式会社 工作機械
JP2017214177A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーター制御盤の運搬装置

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