JPH0514993Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0514993Y2 JPH0514993Y2 JP1986164473U JP16447386U JPH0514993Y2 JP H0514993 Y2 JPH0514993 Y2 JP H0514993Y2 JP 1986164473 U JP1986164473 U JP 1986164473U JP 16447386 U JP16447386 U JP 16447386U JP H0514993 Y2 JPH0514993 Y2 JP H0514993Y2
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- Japan
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- sound
- elastic
- sound absorbing
- base material
- elastic bodies
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［技術分野］
本考案は、木質系の表層材を有する防音床パネ
ルに関する。
ルに関する。
［背景技術］
従来、木質系の表層材を有する防音パネルは、
第２図に示すように、むく材または複合材から構
成された表層材１の下面に弾性体層４を積層一体
化させたものが提案されていて、その弾性体層４
の硬度を下げると床衝撃による振動（音）発生は
緩和されるが、重積載物による陥没が生じ、床と
しての積載機能が低下するものであり、そして逆
に硬度を上げて積載機能を充分に発揮するように
する場合には、床衝撃の緩和機能が低下するもの
である。又、弾性体層４として遮音効果を有する
ものを用いる構成のものもあるが、遮音効果を上
げるにはその厚みが増し、施工が不適合となるも
のとなつていた。ところで床衝撃音は、物が床に
衝突した時に、発生する固体音で、衝撃による振
動が固体中を音波として伝播する。この伝播した
音が階下でどの位下がるかで防音の効果を計るの
である。そして一般に、表層材、内部構造材の硬
度を低下させたり、内部構造材に音波の透過損失
の大きいものを用いることにより、防音効果が上
がるものである。
第２図に示すように、むく材または複合材から構
成された表層材１の下面に弾性体層４を積層一体
化させたものが提案されていて、その弾性体層４
の硬度を下げると床衝撃による振動（音）発生は
緩和されるが、重積載物による陥没が生じ、床と
しての積載機能が低下するものであり、そして逆
に硬度を上げて積載機能を充分に発揮するように
する場合には、床衝撃の緩和機能が低下するもの
である。又、弾性体層４として遮音効果を有する
ものを用いる構成のものもあるが、遮音効果を上
げるにはその厚みが増し、施工が不適合となるも
のとなつていた。ところで床衝撃音は、物が床に
衝突した時に、発生する固体音で、衝撃による振
動が固体中を音波として伝播する。この伝播した
音が階下でどの位下がるかで防音の効果を計るの
である。そして一般に、表層材、内部構造材の硬
度を低下させたり、内部構造材に音波の透過損失
の大きいものを用いることにより、防音効果が上
がるものである。
［考案の目的］
本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、木質系の表層
材を有するものにおいて、床衝撃音（主として軽
衝撃音）に対する発生音の低減及び階下への伝播
の低減を図ることができる防音床パネルを提供す
ることにある。
であり、その目的とするところは、木質系の表層
材を有するものにおいて、床衝撃音（主として軽
衝撃音）に対する発生音の低減及び階下への伝播
の低減を図ることができる防音床パネルを提供す
ることにある。
［考案の開示］
本考案の防音床パネルは、木質系の表層材１と
基材２との間に表裏両面に振動減衰性能を有する
弾性体３，３を部分的に付設した吸音体５を介装
して一体化し、基材２の裏面に振動減衰及び遮音
性能を有する弾性体層４を積層し、上記弾性体
３、３を吸音体５の表裏の同位置に付設すると共
に吸音体５と基材２との間及び吸音体５と表層材
１との間において隣合う弾性体３間に空間を設け
て成ることを特徴とするものであり、このように
構成することによつて、上記目的を達成したもの
である。つまり、表層材１と基材２間に表裏両面
に振動減衰性能を有する弾性体３，３を部分的に
付設した吸音体５を介装するとともに基材２の裏
面にも弾性体層４を積層することで、表裏の弾性
体３，３及び弾性体層４との三層で振動を減衰さ
せ、かつ中間の吸音体５によつて吸音を図り、加
えて吸音体５の表裏に部分的に設けた弾性体３，
３間で弾性体３が無い吸音体５の上下の空間にお
いては、空間内で音波を行き来させてその減衰を
図り、かつ軽量化を達成し、しかも裏面の弾性体
層４によつて床下地の凹凸も吸収するようにした
ものである。
基材２との間に表裏両面に振動減衰性能を有する
弾性体３，３を部分的に付設した吸音体５を介装
して一体化し、基材２の裏面に振動減衰及び遮音
性能を有する弾性体層４を積層し、上記弾性体
３、３を吸音体５の表裏の同位置に付設すると共
に吸音体５と基材２との間及び吸音体５と表層材
１との間において隣合う弾性体３間に空間を設け
て成ることを特徴とするものであり、このように
構成することによつて、上記目的を達成したもの
である。つまり、表層材１と基材２間に表裏両面
に振動減衰性能を有する弾性体３，３を部分的に
付設した吸音体５を介装するとともに基材２の裏
面にも弾性体層４を積層することで、表裏の弾性
体３，３及び弾性体層４との三層で振動を減衰さ
せ、かつ中間の吸音体５によつて吸音を図り、加
えて吸音体５の表裏に部分的に設けた弾性体３，
３間で弾性体３が無い吸音体５の上下の空間にお
いては、空間内で音波を行き来させてその減衰を
図り、かつ軽量化を達成し、しかも裏面の弾性体
層４によつて床下地の凹凸も吸収するようにした
ものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る。
木質系の表層材１は天然突板に合板を積層した
ものであり、基材２は合板製である。そして表層
材１と基材２との間に表裏両面に硬度が60程度の
ブチルゴムに金属粉を混入して振動減衰性能及び
遮音性能を有する弾性体３，３を部分的にゴム系
の接着材にて接着した発泡硬質ウレタンのような
吸音体５を介装して接着一体化してある。ここ
で、弾性体３は図１に示されるように吸音体５の
表裏の同位置に付設されていると共に吸音体５の
表裏において隣合う弾性体３間には空間が形成さ
れている。そして基材２の裏面にはシリコンゴム
に金属粉を混入して振動減衰及び遮音性能を有す
る弾性体層４を接着して防音パネルＡを構成して
ある。
ものであり、基材２は合板製である。そして表層
材１と基材２との間に表裏両面に硬度が60程度の
ブチルゴムに金属粉を混入して振動減衰性能及び
遮音性能を有する弾性体３，３を部分的にゴム系
の接着材にて接着した発泡硬質ウレタンのような
吸音体５を介装して接着一体化してある。ここ
で、弾性体３は図１に示されるように吸音体５の
表裏の同位置に付設されていると共に吸音体５の
表裏において隣合う弾性体３間には空間が形成さ
れている。そして基材２の裏面にはシリコンゴム
に金属粉を混入して振動減衰及び遮音性能を有す
る弾性体層４を接着して防音パネルＡを構成して
ある。
しかして、表層材１と基材２間に表裏両面に振
動減衰性能を有する弾性体３，３を部分的に付設
した吸音体５を介装するとともに基材２の裏面に
も弾性体層４を積層することで、表裏の弾性体
３，３及び弾性体層４との三層で振動を減衰させ
るのであり、又、中間の吸音体５によつて吸音を
図り、更に吸音体５の表裏に部分的に設けた弾性
体３，３間で弾性体３が無い吸音体５の上下の空
間において、基材２の裏面の遮音性能を有する弾
性体層４により、音波を行き来させてその減衰を
図るのである。
動減衰性能を有する弾性体３，３を部分的に付設
した吸音体５を介装するとともに基材２の裏面に
も弾性体層４を積層することで、表裏の弾性体
３，３及び弾性体層４との三層で振動を減衰させ
るのであり、又、中間の吸音体５によつて吸音を
図り、更に吸音体５の表裏に部分的に設けた弾性
体３，３間で弾性体３が無い吸音体５の上下の空
間において、基材２の裏面の遮音性能を有する弾
性体層４により、音波を行き来させてその減衰を
図るのである。
尚、表層材１、基材２、弾性体３、弾性体層４
及び吸音体５の構成材料はその機能を逸脱しない
範囲で種々変更可能である。
及び吸音体５の構成材料はその機能を逸脱しない
範囲で種々変更可能である。
［考案の効果］
以上要するに本考案は、表層材と基材間に表裏
両面に振動減衰性能を有する弾性体を部分的に付
設した吸音体を介装するとともに基材の裏面にも
弾性体層を積層するから、表裏の弾性体及び弾性
体層との三層で振動を減衰させ、かつ中間の吸音
体によつて吸音を図り、加えて吸音体の表裏に部
分的に設けた弾性体間で弾性体が無い吸音体の上
下の空間においては、空間内で音波を行き来させ
てその減衰を図り、かつ軽量化を達成し、しかも
裏面の弾性体層によつて床下地の凹凸も吸収で
き、さらに、吸音体の上下に部分的に弾性体を設
けて空間を部分的に形成したものにおいて、吸音
体の表裏の同位置に弾性体が付設されていると荷
重は吸音体を挟んで吸音体の上下で対向するよう
に配置された弾性体によつて受けられることとな
り、上下で配置位置が異なるように弾性体が設置
されているもののように表層材上の荷重が吸音体
の上下面で異なる位置で作用して吸音体が波打つ
たように変形することがなく、表層材上の荷重が
吸音体を介して弾性体によつて確実に受けられて
表層材の沈みが少なくできるという利点がある。
両面に振動減衰性能を有する弾性体を部分的に付
設した吸音体を介装するとともに基材の裏面にも
弾性体層を積層するから、表裏の弾性体及び弾性
体層との三層で振動を減衰させ、かつ中間の吸音
体によつて吸音を図り、加えて吸音体の表裏に部
分的に設けた弾性体間で弾性体が無い吸音体の上
下の空間においては、空間内で音波を行き来させ
てその減衰を図り、かつ軽量化を達成し、しかも
裏面の弾性体層によつて床下地の凹凸も吸収で
き、さらに、吸音体の上下に部分的に弾性体を設
けて空間を部分的に形成したものにおいて、吸音
体の表裏の同位置に弾性体が付設されていると荷
重は吸音体を挟んで吸音体の上下で対向するよう
に配置された弾性体によつて受けられることとな
り、上下で配置位置が異なるように弾性体が設置
されているもののように表層材上の荷重が吸音体
の上下面で異なる位置で作用して吸音体が波打つ
たように変形することがなく、表層材上の荷重が
吸音体を介して弾性体によつて確実に受けられて
表層材の沈みが少なくできるという利点がある。
第１図は本考案の一実施例の一部破断した斜視
図、第２図は従来例の一部破断した斜視図であ
り、１は表層材、２は基材、３は弾性体、４は弾
性体層、５は吸音体である。
図、第２図は従来例の一部破断した斜視図であ
り、１は表層材、２は基材、３は弾性体、４は弾
性体層、５は吸音体である。
Claims (1)
- 木質系の表層材と基材との間に表裏両面に振動
減衰性能を有する弾性体を部分的に付設した吸音
体を介装して一体化し、基材の裏面の振動減衰及
び遮音性能を有する弾性体層を積層し、上記弾性
体を吸音体の表裏の同位置に付設すると共に吸音
体と基材との間及び吸音体と表層材との間におい
て隣合う弾性体間に空間を設けて成る防音床パネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986164473U JPH0514993Y2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986164473U JPH0514993Y2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6369246U JPS6369246U (ja) | 1988-05-10 |
| JPH0514993Y2 true JPH0514993Y2 (ja) | 1993-04-21 |
Family
ID=31093625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986164473U Expired - Lifetime JPH0514993Y2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514993Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61137965A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-25 | 株式会社ブリヂストン | 床板材 |
| JPS61137964A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-25 | 株式会社ブリヂストン | 床板材 |
-
1986
- 1986-10-27 JP JP1986164473U patent/JPH0514993Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61137965A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-25 | 株式会社ブリヂストン | 床板材 |
| JPS61137964A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-25 | 株式会社ブリヂストン | 床板材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6369246U (ja) | 1988-05-10 |
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