JPH05149840A - マイクロマニピユレータ - Google Patents

マイクロマニピユレータ

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JPH05149840A
JPH05149840A JP31635691A JP31635691A JPH05149840A JP H05149840 A JPH05149840 A JP H05149840A JP 31635691 A JP31635691 A JP 31635691A JP 31635691 A JP31635691 A JP 31635691A JP H05149840 A JPH05149840 A JP H05149840A
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JP
Japan
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biocutter
cutting
metal foil
contact
cut
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Pending
Application number
JP31635691A
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English (en)
Inventor
Tadashi Miura
忠 三浦
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被処理物を切断する際に被処理物が切断され
たことを正確に検出する。 【構成】 マイクロマニピュレータは、被処理物として
のサンプルシート11を載置するための金属箔8と、サ
ンプルシート11を切断するためのバイオカッター15
と、切断検出手段としての制御部21及び接触信号処理
部22とを備えている。接触信号処理部22は、バイオ
カッター15と金属箔8とに接続され、バイオカッター
15が金属箔8に接触したときにサンプルシート11が
切断されたことを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロマニピュレー
タ、特に、被処理物を切断するための微小器具を備えた
マイクロマニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】高分子ポリマー,フィル
ム,磁気テープ,紙等のシート状の部材を製造する工程
で、微小異物がシート状部材に混入する場合がある。そ
のような場合、品質管理上の要求によって、異物が付着
した部分を顕微鏡下で切断して取り出し、異物をFTI
R(フーリエ変換赤外分光光度計)等で分析する必要が
ある。
【0003】このようなシート状部材から異物を取り出
す装置及び方法としては、ミクロトームの使用,熟練者
の手作業,マイクロマニピュレータのカッターの使用等
が従来より知られている。ミクロトーム使用の場合は、
シート状部材が柔らかい場合に硬くする必要があり、複
雑な作業が必要になる。そのうえ、切断後の微小異物が
付着した切片を発見するのが困難な場合があり、実用に
は適さない。
【0004】手作業の場合には、熟練者以外は作業が不
可能であり、熟練者であっても切片の切れ幅を十分に薄
くすることはできず、必要な微小異物のみを取り出すこ
とが困難である。マイクロマニピュレータのカッター使
用の場合は、カッターの刃先がシート状部材をどのくら
いまで切り込んだか肉眼観察で確認することが難しい。
そのため、カッターの刃先がシート状部材の下まで通っ
ていない場合には、切断が不完全になる。
【0005】本発明の目的は、マイクロマニピュレータ
使用の場合において、被処理物を切断する際に被処理物
が切断されたことを正確に検出することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマイクロマ
ニピュレータは、被処理物を載置するための載置台と、
被処理物を切断するための微小器具と、切断検出手段と
を備えている。切断検出手段は、微小器具と載置台とに
接続され、微小器具が載置台に接触したときに被処理物
が切断されたことを検出する手段である。
【0007】
【作用】本発明に係るマイクロマニピュレータでは、微
小器具が載置台に載置された被処理物を切断する。微小
器具が被処理物を通過し載置台に接触したときには、被
処理物が切断されたことが切断検出手段により正確に検
出される。この検出結果に基づいて、微小器具を作動さ
せることにより、被処理物の切断が正確に行える。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例としてのマイクロ
マニピュレータの概略図である。図において、マイクロ
マニピュレータは、ベース1上に載置された顕微鏡2
と、顕微鏡2の側方に配置された駆動装置3と、顕微鏡
2及び駆動装置3を制御するための制御装置4とを有し
ている。
【0009】顕微鏡2は、その中央部に回転ステージ5
を有している。回転ステージ5は、後述する制御部21
(図5)により回転させられる。回転ステージ5には被
処理物が載置される試料台7が配置されている。図2に
詳細に示すように、試料台7上には薄い金属箔8が載置
されている。この金属箔8は、ねじ9により試料台7上
に固定されている。ねじ9の上部には電極10が設けら
れている。金属箔8はねじ9を介して電極10に電気的
に接続されており、また電極10は接触信号処理部22
(後述)に接続されている。金属箔8上には被処理物と
してのサンプルシート11が載置されるようになってい
る。
【0010】駆動装置3は、図1に示すようにベース1
上に載置されており、粗動部12,13と、粗動部1
2,13の上部に取り付けられた微動部14とを主とし
て有している。粗動部12,13は、図示しないステッ
ピングモータにより、ベース1に対して数10μm単位
で垂直方向及び水平方向に移動し得る。微動部14は、
電磁方式により、垂直方向及び水平方向に1μm以下の
単位の動きを行い得る。駆動部3は、制御部21(後
述)により制御されるようになっている。
【0011】微動部14の顕微鏡2側端部には、微小器
具としてのバイオカッター15がアーム16を介して取
り付けられている。バイオカッター15とアーム16の
間には絶縁体17が配置されており、バイオカッター1
5の刃は制御装置4内の接触信号処理部22(後述)に
接続されている。顕微鏡2の上部には、テレビカメラ6
が配置されている。テレビカメラ6からの映像情報信号
は、制御部21に送られるようになっている(後述)。
【0012】制御装置4は、CRT18と、操作パネル
19と、制御ユニット20とを主に有している。制御ユ
ニット20内には、図5に示すように、CPU,RO
M,RAM等からなる制御部21を有するマイクロコン
ピュータが設けられている。制御部21には、操作パネ
ル19と、テレビカメラ6と、接触信号処理部22とが
接続されている。さらに、制御部21には、駆動部3
と、回転ステージ5と、CRT18とが接続されてい
る。なお、接触信号処理部22は、金属箔8とバイオカ
ッター15とが接触して電気的に導通したときに、制御
部21に接触信号が送られる構成となっている。
【0013】次に、図6〜図8に示す制御フローチャー
トにしたがって、上述の実施例の動作を説明する。プロ
グラムがスタートすると、ステップS1で、回転ステー
ジ5や駆動装置3を初期位置に設定する等の初期設定が
行われる。初期設定が済めばステップS2に移行する。
ステップS2では、通常モードの指定がなされたか否か
を判断する。通常モードであれば、ステップS3に移行
し通常動作サブルーチンを実行する。ステップS2で通
常モードでないと判断したときには、ステップS4に移
行する。ステップS4では、切断モードか否かを判断す
る。切断モードであれば、ステップS5に移行して切断
動作サブルーチンを実行する。ステップS4で切断モー
ドでないと判断したときには、ステップS6に移行して
その他の処理を行う。ステップS6での処理が済めば、
ステップS2に戻る。
【0014】図7を用いて、ステップS5における切断
動作サブルーチンを説明する。ステップS7では、異物
Aが含まれたサンプルシート11を切断するための条件
が操作者により操作パネル19を介して設定される。こ
こでは、切り出される切片の長さLは数十μm〜1mm
の範囲内で設定され、幅Wは通常10数μm〜数100
μmの範囲内で設定される。ステップS8では、操作者
により操作パネル19のジョイスティックを用いてバイ
オカッター15が切断開始位置に配置される。ステップ
S9では、操作パネル19のスタートスイッチが押され
るのを待つ。
【0015】操作者がスタートスイッチが押すと、ステ
ップS10に移行し、バイオカッター15の下降を開始
する。ステップS11では、バイオカッターの刃先がサ
ンプルシート11を通過して金属箔8に接触するのを待
つ。バイオカッター15が金属箔8に接触すると両者が
電気的に導通し、その結果接触信号処理部21から接触
信号が制御部21に送られる。その接触信号に応じて、
ステップS12に移行し、バイオカッター15の下降を
停止させる。
【0016】ステップS13では、図8に示す水平移動
サブルーチンを実行する。図8のステップS32では、
バイオカッター15を横方向に、この場合は図1の左右
方向に微小移動させる。ステップS33では、接触信号
処理部21からの信号に基づいてバイオカッター15が
金属箔8に接触しているか否かを判断する。接触してい
ない場合は、ステップS35に移行し、バイオカッター
15の下降を開始する。ステップS36では、接触信号
処理部21からの信号に基づいて、バイオカッター15
と金属箔8が接触するのを待つ。両者が接触すれば、ス
テップS37でバイオカッター15の下降を停止し、ス
テップS32に戻る。
【0017】ステップS33で接触している場合には、
ステップS34に移行し、ステップS7で設定された切
断の終点に達したか否かを判断する。終点に達していな
い場合は、ステップS32に戻る。終点に達している場
合には水平移動サブルーチンを終え、図7のステップS
14に戻る。以上のステップS13のサブルーチンにお
いて、図3に示す切断線Bの1本が形成されたことにな
る。
【0018】ステップS14では、バイオカッター15
を上昇させ、距離Lだけ平行移動させる。ステップS1
5では、バイオカッター15の下降を開始する。ステッ
プS16では接触信号処理部22からの接触信号に基づ
き、バイオカッター15が金属箔8に接触するのを待
つ。両者が接触すると、ステップS17に移行し、バイ
オカッター15の水平移動サブルーチン(図8)を実行
する。このステップS17において、もう一方の切断線
Bが形成される(図3)。ステップS18では、バイオ
カッター15を上昇させる。
【0019】ステップS19に移行すると、回転ステー
ジ5を90°回転させる。ステップS20では、操作者
により操作パネル19のジョイスティックを用いて切断
開始位置にバイオカッター15が配置される。ステップ
S21では操作パネル19の切断開始スイッチが押され
るのを待つ。操作者により切断開始スイッチが押される
と、ステップS22に移行し、バイオカッター15の下
降を開始する。ステップS23では、接触信号処理部2
2からの接触信号に基づき、バイオカッター15と金属
箔8とが接触するのを待つ。両者が接触すると、ステッ
プS24に移行してバイオカッター15の下降を停止さ
せる。ステップS25では、図8の水平移動サブルーチ
ンを行う。この結果、図3に一点鎖線で示される幅切断
線Cの1本が形成されたことになる。
【0020】ステップS26に移行すると、バイオカッ
ター15を上昇させ、距離Wだけ平行移動させる。ステ
ップS27では、バイオカッター15の下降を開始す
る。ステップS28では、バイオカッター15と金属箔
8が接触するのを待つ。両者が接触すると、ステップS
29ではバイオカッター15の下降を停止する。ステッ
プS30に移行すると、図8の水平移動サブルーチンを
実行する。この結果、切断線Cの残りの1本が形成さ
れ、図4に示すようなシート切片11aが切り出され
る。ステップS31では、バイオカッター15を上昇さ
せ、その後に図6のメインルーチンに戻る。
【0021】以上の動作では、バイオカッター15がサ
ンプルシート11を通って金属箔8に接触したことが、
接触信号処理部22及び制御部21により検出される。
したがって、サンプルシート11の切り出し位置におい
てサンプルシート11は確実に切断される。また、バイ
オカッター15が水平移動してサンプルシート11を連
続して切断する途中においても、バイオカッター15が
金属箔8に接触しているか否かを常に検出しているた
め、確実に切断が行える。
【0022】〔他の実施例〕 (a)前記実施例ではバイオカッター15の切断開始位
置の決定以外は全て自動で行ったが、操作パネル19の
ジョイスティックにより操作者がバイオカッター15を
操作して切断動作を行っても良い。この場合は、バイオ
カッター15と金属箔8が接触した際に接触信号処理部
22からの信号を検出して、その検出結果を例えばCR
T18あるいは操作パネル19上のランプに表示するこ
とにより操作者に知らせる。 (b)ステップS1の初期設定では回転ステージ5等の
初期位置への移動を省略してもよい。 (c)ステップS35〜ステップS37の処理を省略す
ることにより、切断動作を簡略化してもよい。 (d)ステップS20及びステップS21に代えて、ス
テップS7で予め切断開始位置を設定しておき、90°
回転後に自動的に切断位置にバイオカッター15が配置
される構成としてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るマイクロマニピュレータで
は、切断検出手段が被処理物の切断を検出するので、被
処理物が切断状態にあることを正確に検出でき、被処理
物の切断が正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるマイクロマニピュレー
タの正面概略図。
【図2】その試料台部分の斜視図。
【図3】図2の平面部分図。
【図4】切片の斜視図。
【図5】マイクロマニピュレータの制御部の概略ブロッ
ク図。
【図6】その制御フローチャート。
【図7】その制御フローチャート。
【図8】その制御フローチャート。
【符号の説明】
8 金属箔 9 ねじ 10 電極 11 サンプルシート 15 バイオカッター 21 制御部 22 接触信号処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を載置するための載置台と、 前記被処理物を切断するための微小器具と、 前記微小器具と前記載置台とに接続され、前記微小器具
    が前記載置台に接触したときに前記被処理物が切断され
    たことを検出する切断検出手段と、を備えたマイクロマ
    ニピュレータ。
JP31635691A 1991-11-29 1991-11-29 マイクロマニピユレータ Pending JPH05149840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31635691A JPH05149840A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 マイクロマニピユレータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP31635691A JPH05149840A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 マイクロマニピユレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05149840A true JPH05149840A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18076192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31635691A Pending JPH05149840A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 マイクロマニピユレータ

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JP (1) JPH05149840A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014167424A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Olympus Corp 基板回収装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63212349A (ja) * 1986-11-26 1988-09-05 ビースクムニー ウースタフ ジボチシュネイ ビーロビ 胚分割用マイクロマニピュレータ
JPH01219535A (ja) * 1988-02-26 1989-09-01 Shimadzu Corp マイクロマニピュレータにおける微小器具の位置決め用プレート

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