JPH05149460A - チヤツキ弁 - Google Patents
チヤツキ弁Info
- Publication number
- JPH05149460A JPH05149460A JP3337764A JP33776491A JPH05149460A JP H05149460 A JPH05149460 A JP H05149460A JP 3337764 A JP3337764 A JP 3337764A JP 33776491 A JP33776491 A JP 33776491A JP H05149460 A JPH05149460 A JP H05149460A
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- JP
- Japan
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- gas
- back plate
- metal diaphragm
- gas inflow
- fitted
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 クリーンな高圧ガスを流すことができ、半導
体製造装置の配管途中に設けるのに好適なチャッキ弁を
提供する。 【構成】 一側にガス流入路2を有する内側ハウジング
1内に、微細孔6が多数貫通穿設されたガス流入側バッ
クプレート7を嵌入張設すると共に、環状ホルダー10
で保持された弁座シート9を段部8に嵌着する。ガス流
入側バックプレート及び環状ホルダーのガス流出側の面
を緩やかにくぼんだ球面11に形成し、その球面側に複
数のガス流通穴を有するメタルダイヤフラム13を張設
すると共に、メタルダイヤフラムのガス流通孔と直通す
る複数のガス流通路が貫通穿設され、くぼんだ球面を有
する流出側バックプレート17を設け、外側ハウジング
22を装着する。
体製造装置の配管途中に設けるのに好適なチャッキ弁を
提供する。 【構成】 一側にガス流入路2を有する内側ハウジング
1内に、微細孔6が多数貫通穿設されたガス流入側バッ
クプレート7を嵌入張設すると共に、環状ホルダー10
で保持された弁座シート9を段部8に嵌着する。ガス流
入側バックプレート及び環状ホルダーのガス流出側の面
を緩やかにくぼんだ球面11に形成し、その球面側に複
数のガス流通穴を有するメタルダイヤフラム13を張設
すると共に、メタルダイヤフラムのガス流通孔と直通す
る複数のガス流通路が貫通穿設され、くぼんだ球面を有
する流出側バックプレート17を設け、外側ハウジング
22を装着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧ガスが流れる配管
途中に設けられる逆流防止のためのチャッキ弁に係り、
特にCVD装置のような半導体製造装置に於いて、クリ
ーンな高圧ガスを流す配管途中に設けるのに好適なチャ
ッキ弁に係る。
途中に設けられる逆流防止のためのチャッキ弁に係り、
特にCVD装置のような半導体製造装置に於いて、クリ
ーンな高圧ガスを流す配管途中に設けるのに好適なチャ
ッキ弁に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧ガスが流れる配管途中に設け
られる逆流防止のためのチャッキ弁を図5によって説明
すると、両側外周にねじ31,31′を有し、中央外周
にナット部32が間隔をおいて2個一体に形成されたパ
イプボディ33内の一側に、外周にOリング34が装着
された筒状の弁座35が嵌入され、そのあとから筒状の
ストッパー36が螺入されて弁座35が抜け止めされて
いる。弁座35に対向してパイプボディ33内には、筒
状の弁体37が設けられ、弁体37は先端面周縁が弁座
35に当接するようになっており、先端部のテーパ外周
壁にはガス流通孔38が設けられ、後部外周壁はスリー
ブ39となってパイプボディ33内を摺動するようにな
っている。パイプボディ33の内周面には筒状の弁体3
7が一定量摺動すると停止するためのストッパ40が設
けられている。パイプボディ33内の他側にはスプリン
グ41が装入されて先端が筒状の弁体37のテーパ外周
壁内面に係止され、後端がパイプボディ33に他側より
螺入された筒状の調整ねじ42に係止され、調整ねじ4
2は筒状のロックねじ43により固定されている。
られる逆流防止のためのチャッキ弁を図5によって説明
すると、両側外周にねじ31,31′を有し、中央外周
にナット部32が間隔をおいて2個一体に形成されたパ
イプボディ33内の一側に、外周にOリング34が装着
された筒状の弁座35が嵌入され、そのあとから筒状の
ストッパー36が螺入されて弁座35が抜け止めされて
いる。弁座35に対向してパイプボディ33内には、筒
状の弁体37が設けられ、弁体37は先端面周縁が弁座
35に当接するようになっており、先端部のテーパ外周
壁にはガス流通孔38が設けられ、後部外周壁はスリー
ブ39となってパイプボディ33内を摺動するようにな
っている。パイプボディ33の内周面には筒状の弁体3
7が一定量摺動すると停止するためのストッパ40が設
けられている。パイプボディ33内の他側にはスプリン
グ41が装入されて先端が筒状の弁体37のテーパ外周
壁内面に係止され、後端がパイプボディ33に他側より
螺入された筒状の調整ねじ42に係止され、調整ねじ4
2は筒状のロックねじ43により固定されている。
【0003】このように構成されたチャッキ弁44を両
側外周のねじ31,31′にて高圧ガスが流れる配管の
途中に取付けて使用すると、チャッキ弁44に入ってき
た高圧ガスは筒状の弁体37をスプリング41の付勢力
に抗して押し込み、弁座35から離隔して開弁し、弁体
37のテーパ外周壁のガス流通孔38を通って筒状の弁
体37内に入り、パイプボディ33内を直進し、筒状の
調整ねじ42,ロックねじ43内を通ってチャッキ弁4
4を出ていく。
側外周のねじ31,31′にて高圧ガスが流れる配管の
途中に取付けて使用すると、チャッキ弁44に入ってき
た高圧ガスは筒状の弁体37をスプリング41の付勢力
に抗して押し込み、弁座35から離隔して開弁し、弁体
37のテーパ外周壁のガス流通孔38を通って筒状の弁
体37内に入り、パイプボディ33内を直進し、筒状の
調整ねじ42,ロックねじ43内を通ってチャッキ弁4
4を出ていく。
【0004】高圧ガスの供給先で何らかのトラブルによ
り逆流が生じた場合、弁体37はスプリング41の付勢
力と高圧ガスとにより弁座35に押し付けられて閉弁さ
れ、チャッキ弁44よりも上流への高圧ガスの逆流が防
止される。
り逆流が生じた場合、弁体37はスプリング41の付勢
力と高圧ガスとにより弁座35に押し付けられて閉弁さ
れ、チャッキ弁44よりも上流への高圧ガスの逆流が防
止される。
【0005】ところで、このチャッキ弁44は、高圧ガ
スが流通する部分に弁体37の摺動部材であるスリーブ
39が晒されているので、弁開閉に伴うスリーブ39の
摺動によってパーティクルが生じ、これが高圧ガス中に
混入し、汚染されるので、クリーンな高圧ガスを流すC
VD装置のような半導体製造装置の配管の途中に設ける
のは不適当である。
スが流通する部分に弁体37の摺動部材であるスリーブ
39が晒されているので、弁開閉に伴うスリーブ39の
摺動によってパーティクルが生じ、これが高圧ガス中に
混入し、汚染されるので、クリーンな高圧ガスを流すC
VD装置のような半導体製造装置の配管の途中に設ける
のは不適当である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、弁開
閉においてパーティクルが生ぜず、従ってクリーンな高
圧ガスを流すことができて、半導体製造装置の配管途中
に設けて逆流防止を図るのに好適なチャッキ弁を提供し
ようとするものである。
閉においてパーティクルが生ぜず、従ってクリーンな高
圧ガスを流すことができて、半導体製造装置の配管途中
に設けて逆流防止を図るのに好適なチャッキ弁を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のチャッキ弁は、一側にガス流入路を同心に有
する内側ハウジング内に、微細孔が中央部に等間隔に多
数貫通穿設された凸形のガス流入側バックプレートが嵌
入張設され、このガス流入側バックプレートの多数の微
細孔を囲むようにガス流出側の面の外周部に設けた段部
に弁座シートが嵌着されて突出され、この弁座シートが
ガス流入側バックプレートの凸部外周に嵌着され且つ内
側ハウジング内に嵌合された環状ホルダーにて保持さ
れ、前記ガス流入側バックプレート及び環状ホルダーの
ガス流出側の面が一体的に緩やかにくぼんだ球面になさ
れ、その球面側に周方向に複数のガス流通穴を有するメ
タルダイヤフラムが張設されて、このメタルダイヤフラ
ムの外周部が、前記内側ハウジング内に嵌合され中央部
に微細孔が等間隔に多数貫通穿設され周方向にメタルダ
イヤフラムのガス流通穴と直通するように複数のガス流
通路が貫通穿設されガス流入側の面がくぼんだ球面にな
されたガス流出側バックプレートの外周部にて挟まれ、
内側ハウジングの外周へ他側にガス流出路を同心に有す
る外側ハウジングが螺合されて、前記ガス流入側バック
プレート,環状ホルダー,メタルダイヤフラム,ガス流
出側バックプレートの各外周部が締付け固定されてなる
ものである。
の本発明のチャッキ弁は、一側にガス流入路を同心に有
する内側ハウジング内に、微細孔が中央部に等間隔に多
数貫通穿設された凸形のガス流入側バックプレートが嵌
入張設され、このガス流入側バックプレートの多数の微
細孔を囲むようにガス流出側の面の外周部に設けた段部
に弁座シートが嵌着されて突出され、この弁座シートが
ガス流入側バックプレートの凸部外周に嵌着され且つ内
側ハウジング内に嵌合された環状ホルダーにて保持さ
れ、前記ガス流入側バックプレート及び環状ホルダーの
ガス流出側の面が一体的に緩やかにくぼんだ球面になさ
れ、その球面側に周方向に複数のガス流通穴を有するメ
タルダイヤフラムが張設されて、このメタルダイヤフラ
ムの外周部が、前記内側ハウジング内に嵌合され中央部
に微細孔が等間隔に多数貫通穿設され周方向にメタルダ
イヤフラムのガス流通穴と直通するように複数のガス流
通路が貫通穿設されガス流入側の面がくぼんだ球面にな
されたガス流出側バックプレートの外周部にて挟まれ、
内側ハウジングの外周へ他側にガス流出路を同心に有す
る外側ハウジングが螺合されて、前記ガス流入側バック
プレート,環状ホルダー,メタルダイヤフラム,ガス流
出側バックプレートの各外周部が締付け固定されてなる
ものである。
【0008】
【作用】このように構成された本発明のチャッキ弁を、
高圧ガスが流れる配管の途中に取付けて使用すると、ガ
ス流入路から内側ハウジング内に入ってきた高圧ガス
は、ガス流入側バックプレートの中央部の多数の微細孔
を通ってメタルダイヤフラムを押圧し、弁座シートから
離隔してガス流出側バックプレートのくぼんだ球面に密
着させて開弁する結果、ガス流入側バックプレートとメ
タルダイヤフラムとの間に入った高圧ガスはメタルダイ
ヤフラムの周方向のガス流通穴及びこれと直通するガス
流出側バックプレートの周方向のガス流通路を通って外
側ハウジング内に入り、ここからガス流出路を通ってチ
ャッキ弁を出ていく。
高圧ガスが流れる配管の途中に取付けて使用すると、ガ
ス流入路から内側ハウジング内に入ってきた高圧ガス
は、ガス流入側バックプレートの中央部の多数の微細孔
を通ってメタルダイヤフラムを押圧し、弁座シートから
離隔してガス流出側バックプレートのくぼんだ球面に密
着させて開弁する結果、ガス流入側バックプレートとメ
タルダイヤフラムとの間に入った高圧ガスはメタルダイ
ヤフラムの周方向のガス流通穴及びこれと直通するガス
流出側バックプレートの周方向のガス流通路を通って外
側ハウジング内に入り、ここからガス流出路を通ってチ
ャッキ弁を出ていく。
【0009】高圧ガスの供給先で何らかのトラブルによ
り逆流が生じた場合、ガス流出路から外側ハウジング内
に入ってきた高圧ガスは、ガス流出側バックプレートの
中央部の多数の微細孔を通ってくぼんだ球面に密着して
いたメタルダイヤフラムを反対側に押圧し、弁座シート
の突出部を圧潰して、メタルダイヤフラムをガス流入側
バックプレート及び環状ホルダーの緩やかにくぼんだ球
面に密着し、閉弁する結果、チャッキ弁よりも上流への
高圧ガスの逆流が防止される。
り逆流が生じた場合、ガス流出路から外側ハウジング内
に入ってきた高圧ガスは、ガス流出側バックプレートの
中央部の多数の微細孔を通ってくぼんだ球面に密着して
いたメタルダイヤフラムを反対側に押圧し、弁座シート
の突出部を圧潰して、メタルダイヤフラムをガス流入側
バックプレート及び環状ホルダーの緩やかにくぼんだ球
面に密着し、閉弁する結果、チャッキ弁よりも上流への
高圧ガスの逆流が防止される。
【0010】このように本発明のチャッキ弁は、高圧ガ
スが流通する部分に摺動部材がなく、弁開閉の際動作す
るメタルダイヤフラムはガス流入側バックプレート,環
状ホルダー,ガス流出側バックプレートと擦れることが
なく密着するだけであるからパーティクルが生ぜず、高
圧ガスが汚染されることがないので、クリーンな高圧ガ
スを流すCVD装置のような半導体製造装置の配管途中
に設けるには好適である。
スが流通する部分に摺動部材がなく、弁開閉の際動作す
るメタルダイヤフラムはガス流入側バックプレート,環
状ホルダー,ガス流出側バックプレートと擦れることが
なく密着するだけであるからパーティクルが生ぜず、高
圧ガスが汚染されることがないので、クリーンな高圧ガ
スを流すCVD装置のような半導体製造装置の配管途中
に設けるには好適である。
【0011】
【実施例】本発明のチャッキ弁の一実施例を図によって
説明すると、図1において、1は一側にガス流入路2を
同心に有し、そのガス流入路2の外周面に配管接続用の
ねじ3を有するSUS316製の内側ハウジングで、ガ
ス流入路2から内側ハウジング1内の円形凹部4への連
絡部5は半球状となっている。内側ハウジング1内の円
形凹部4には、図2に示すように中央部に微細孔、本例
では直径0.7mmの微細孔6が1.5mm間隔に45本貫
通穿設された円形凸形のSUS316製のガス流入側バ
ックプレート7が図1に示すように嵌入張設され、この
ガス流入側バックプレート7の微細孔6を囲むようにガ
ス流出側の面の外周部に設けた段部8には弁座シート9
が嵌着されて一部突出され、この弁座シート9の外周が
ガス流入側バックプレート7の凸部7aの外周に嵌着さ
れ且つ内側ハウジング1内の円形凹部4に嵌合されたS
US316製の環状ホルダー10の内側の環状凸部10
aにて保持されている。前記のガス流入側バックプレー
ト7及び環状ホルダー10のガス流出側の面は一体的に
緩やかにくぼんだ球面11になされ、その球面11側に
図3に示すように周方向に複数の、本例では3個の円形
のガス流通穴12を三方に有する円形の厚さ0.05mm
〜0.06mmのコバルト合金よりなるメタルダイヤフラ
ム13が図1に示すように張設されている。このメタル
ダイヤフラム13の外周部は、図4に示すように中央部
に微細孔、本例では直径0.7mmの微細孔14が1.5
mm間隔に45本貫通穿設され、周方向に前記メタルダイ
ヤフラム13の3個のガス流通穴12と直通するように
3個のガス流通路15が貫通穿設され、ガス流入側の面
がくぼんだ球面16になされたSUS316製の円形の
ガス流出側バックプレート17が、前記内側ハウジング
1内の円形凹部4に嵌合されて、その外周部にて挟まれ
ている。そしてガス流入側バックプレート7,環状ホル
ダー10,ガス流出側バックプレート17が位置決めピ
ン18にて回り止めの上、内側ハウジング1の外周面の
雄ねじ19へ、他側にガス流出路20を同心に有し、そ
のガス流出路20の外周面に配管接続用のねじ21を有
するSUS316製の外側ハウジング22内の円形凹部
23の内周面の雌ねじ24が螺合されて、前記ガス流入
側バックプレート7,環状ホルダー10,メタルダイヤ
フラム13,ガス流出側バックプレート17の各外周部
が締付け固定されている。外側ハウジング22内の円形
凹部23からガス流出路20への連絡部25は皿状とな
っている。
説明すると、図1において、1は一側にガス流入路2を
同心に有し、そのガス流入路2の外周面に配管接続用の
ねじ3を有するSUS316製の内側ハウジングで、ガ
ス流入路2から内側ハウジング1内の円形凹部4への連
絡部5は半球状となっている。内側ハウジング1内の円
形凹部4には、図2に示すように中央部に微細孔、本例
では直径0.7mmの微細孔6が1.5mm間隔に45本貫
通穿設された円形凸形のSUS316製のガス流入側バ
ックプレート7が図1に示すように嵌入張設され、この
ガス流入側バックプレート7の微細孔6を囲むようにガ
ス流出側の面の外周部に設けた段部8には弁座シート9
が嵌着されて一部突出され、この弁座シート9の外周が
ガス流入側バックプレート7の凸部7aの外周に嵌着さ
れ且つ内側ハウジング1内の円形凹部4に嵌合されたS
US316製の環状ホルダー10の内側の環状凸部10
aにて保持されている。前記のガス流入側バックプレー
ト7及び環状ホルダー10のガス流出側の面は一体的に
緩やかにくぼんだ球面11になされ、その球面11側に
図3に示すように周方向に複数の、本例では3個の円形
のガス流通穴12を三方に有する円形の厚さ0.05mm
〜0.06mmのコバルト合金よりなるメタルダイヤフラ
ム13が図1に示すように張設されている。このメタル
ダイヤフラム13の外周部は、図4に示すように中央部
に微細孔、本例では直径0.7mmの微細孔14が1.5
mm間隔に45本貫通穿設され、周方向に前記メタルダイ
ヤフラム13の3個のガス流通穴12と直通するように
3個のガス流通路15が貫通穿設され、ガス流入側の面
がくぼんだ球面16になされたSUS316製の円形の
ガス流出側バックプレート17が、前記内側ハウジング
1内の円形凹部4に嵌合されて、その外周部にて挟まれ
ている。そしてガス流入側バックプレート7,環状ホル
ダー10,ガス流出側バックプレート17が位置決めピ
ン18にて回り止めの上、内側ハウジング1の外周面の
雄ねじ19へ、他側にガス流出路20を同心に有し、そ
のガス流出路20の外周面に配管接続用のねじ21を有
するSUS316製の外側ハウジング22内の円形凹部
23の内周面の雌ねじ24が螺合されて、前記ガス流入
側バックプレート7,環状ホルダー10,メタルダイヤ
フラム13,ガス流出側バックプレート17の各外周部
が締付け固定されている。外側ハウジング22内の円形
凹部23からガス流出路20への連絡部25は皿状とな
っている。
【0012】このように構成された実施例のチャッキ弁
26を、ガス流入路2の外周面のねじ3,ガス流出路2
0の外周面のねじ21にて高温ガスが流れる配管の途中
に取付けて使用すると、ガス流入路2から内側ハウジン
グ1内の半球状の連絡部5に入ってきた高圧ガスはガス
流入側バックプレート7の中央部の多数の微細孔6を通
ってメタルダイヤフラム13を押圧し、弁座シート9か
ら離隔してガス流出側バックプレート17のくぼんだ球
面16に密着させて開弁する結果、ガス流入側バックプ
レート7とメタルダイヤフラム13との間に入った高圧
ガスはメタルダイヤフラム13の周方向のガス流通穴1
2及びこれと直通するガス流出側バックプレート17の
ガス流通路15を通って外側ハウジング22内の皿状の
連絡部25に入り、ここからガス流出路20を通ってチ
ャッキ弁26を出ていく。
26を、ガス流入路2の外周面のねじ3,ガス流出路2
0の外周面のねじ21にて高温ガスが流れる配管の途中
に取付けて使用すると、ガス流入路2から内側ハウジン
グ1内の半球状の連絡部5に入ってきた高圧ガスはガス
流入側バックプレート7の中央部の多数の微細孔6を通
ってメタルダイヤフラム13を押圧し、弁座シート9か
ら離隔してガス流出側バックプレート17のくぼんだ球
面16に密着させて開弁する結果、ガス流入側バックプ
レート7とメタルダイヤフラム13との間に入った高圧
ガスはメタルダイヤフラム13の周方向のガス流通穴1
2及びこれと直通するガス流出側バックプレート17の
ガス流通路15を通って外側ハウジング22内の皿状の
連絡部25に入り、ここからガス流出路20を通ってチ
ャッキ弁26を出ていく。
【0013】高圧ガスの供給先で何らかのトラブルによ
り逆流が生じた場合、ガス流出路20から外側ハウジン
グ22内の皿状の連絡部25に入ってきた高圧ガスは、
ガス流出側バックプレート17の中央部の多数の微細孔
14を通ってくぼんだ球面16に密着していたメタルダ
イヤフラム13を反対側に押圧し、弁座シート9の突出
部を圧潰して、メタルダイヤフラム13をガス流入側バ
ックプレート7及び環状ホルダー10の緩やかにくぼん
だ球面11に密着し、閉弁する結果、チャッキ弁26よ
りも上流への逆流が防止される。
り逆流が生じた場合、ガス流出路20から外側ハウジン
グ22内の皿状の連絡部25に入ってきた高圧ガスは、
ガス流出側バックプレート17の中央部の多数の微細孔
14を通ってくぼんだ球面16に密着していたメタルダ
イヤフラム13を反対側に押圧し、弁座シート9の突出
部を圧潰して、メタルダイヤフラム13をガス流入側バ
ックプレート7及び環状ホルダー10の緩やかにくぼん
だ球面11に密着し、閉弁する結果、チャッキ弁26よ
りも上流への逆流が防止される。
【0014】このように実施例のチャッキ弁26は、高
圧ガスが流通する部分に摺動部材がなく、弁開閉の際動
作するメタルダイヤフラム13は、ガス流入側バックプ
レート7,環状ホルダー10,ガス流出側バックプレー
ト17と擦れることがなく密着するだけであるからパー
ティクルが生ぜず、高圧ガスが汚染されることがないの
で、クリーンな高圧ガスを流すCVD装置のような半導
体製造装置の配管途中に設けるのに好適である。
圧ガスが流通する部分に摺動部材がなく、弁開閉の際動
作するメタルダイヤフラム13は、ガス流入側バックプ
レート7,環状ホルダー10,ガス流出側バックプレー
ト17と擦れることがなく密着するだけであるからパー
ティクルが生ぜず、高圧ガスが汚染されることがないの
で、クリーンな高圧ガスを流すCVD装置のような半導
体製造装置の配管途中に設けるのに好適である。
【0015】
【発明の効果】以上の通り本発明のチャッキ弁は、弁開
閉においてパーティクルが生ぜず、従ってクリーンな高
圧ガスを流すことができて、半導体装置の配管途中に設
けて逆流防止を図るのに極めて有効である。
閉においてパーティクルが生ぜず、従ってクリーンな高
圧ガスを流すことができて、半導体装置の配管途中に設
けて逆流防止を図るのに極めて有効である。
【図1】本発明のチャッキ弁の一実施例を示す縦断面図
である。
である。
【図2】図1のチャッキ弁の内部のガス流入側バックプ
レートの斜視図である。
レートの斜視図である。
【図3】図1のチャッキ弁の内部のメタルダイヤフラム
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】図1のチャッキ弁の内部のガス流出側バックプ
レートの斜視図である。
レートの斜視図である。
【図5】従来のチャッキ弁を示す縦断面図である。
1 内側ハウジング 2 ガス流入路 4 円形凹部 6 微細孔 7 ガス流入側バックプレート 8 段部 9 弁座シート 10 環状ホルダー 11 緩やかにくぼんだ球面 12 ガス流通穴 13 メタルダイヤフラム 14 微細孔 15 ガス流通路 16 くぼんだ球面 17 ガス流出側バックプレート 19 雄ねじ 20 ガス流出路 22 外側ハウジング 24 雌ねじ 26 チャッキ弁
Claims (1)
- 【請求項1】 一側にガス流入路を同心に有する内側ハ
ウジング内に、微細孔が中央部に等間隔に多数貫通穿設
された凸形のガス流入側バックプレートが嵌入張設さ
れ、このガス流入側バックプレートの多数の微細孔を囲
むようにガス流出側の面の外周部に設けた段部に弁座シ
ートが嵌着されて突出され、この弁座シートがガス流入
側バックプレートの凸部外周に嵌着され且つ内側ハウジ
ング内に嵌合された環状ホルダーにて保持され、前記ガ
ス流入側バックプレート及び環状ホルダーのガス流出側
の面が一体的に緩やかにくぼんだ球面になされ、その球
面側に周方向に複数のガス流通穴を有するメタルダイヤ
フラムが張設されて、このメタルダイヤフラムの外周部
が、前記内側ハウジング内に嵌合され中央部に微細孔が
等間隔に多数貫通穿設され周方向にメタルダイヤフラム
のガス流通穴と直通するように複数のガス流通路が貫通
穿設されガス流入側の面がくぼんだ球面になされたガス
流出側バックプレートの外周部にて挟まれ、内側ハウジ
ングの外周へ他側にガス流出路を同心に有する外側ハウ
ジングが螺合されて、前記ガス流入側バックプレート,
環状ホルダー,メタルダイヤフラム,ガス流出側バック
プレートの各外周部が締付け固定されてなるチャッキ
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3337764A JPH0733871B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | チャッキ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3337764A JPH0733871B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | チャッキ弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05149460A true JPH05149460A (ja) | 1993-06-15 |
JPH0733871B2 JPH0733871B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=18311748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3337764A Expired - Lifetime JPH0733871B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | チャッキ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733871B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52128827U (ja) * | 1976-03-27 | 1977-09-30 | ||
JPS5631914A (en) * | 1979-08-25 | 1981-03-31 | Mitsuboshi Belting Ltd | Draining device |
JPS57157871A (en) * | 1981-03-24 | 1982-09-29 | Takaoka Seisakusho:Kk | Check valve |
JPH01168069U (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-27 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3337764A patent/JPH0733871B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52128827U (ja) * | 1976-03-27 | 1977-09-30 | ||
JPS5631914A (en) * | 1979-08-25 | 1981-03-31 | Mitsuboshi Belting Ltd | Draining device |
JPS57157871A (en) * | 1981-03-24 | 1982-09-29 | Takaoka Seisakusho:Kk | Check valve |
JPH01168069U (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0733871B2 (ja) | 1995-04-12 |
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