JPH05148794A - 衛生薄葉紙 - Google Patents
衛生薄葉紙Info
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- JPH05148794A JPH05148794A JP14058191A JP14058191A JPH05148794A JP H05148794 A JPH05148794 A JP H05148794A JP 14058191 A JP14058191 A JP 14058191A JP 14058191 A JP14058191 A JP 14058191A JP H05148794 A JPH05148794 A JP H05148794A
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- paper
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、植物性繊維から成るパルプにセル
ロース分解酵素を添加しリファイナー、ビーター等の叩
解機による叩解を施すことなく製造された衛生薄葉紙に
関するものである。 【効果】 本発明の衛生薄葉紙は、柔軟性、吸水性、嵩
高性などが未叩解パルプからのシートと同様に優れると
共に強度が未叩解パルプからのシートよりも高いという
特性を有している。
ロース分解酵素を添加しリファイナー、ビーター等の叩
解機による叩解を施すことなく製造された衛生薄葉紙に
関するものである。 【効果】 本発明の衛生薄葉紙は、柔軟性、吸水性、嵩
高性などが未叩解パルプからのシートと同様に優れると
共に強度が未叩解パルプからのシートよりも高いという
特性を有している。
Description
【０００１】本発明は、酵素処理を受けた衛生薄葉紙に
関する。更に詳細には、本発明は、トイレットペーパ
ー、ちり紙、フェイシャルティシュ、京花紙、ペーパー
ナプキン、ペーパータオル、ワイパー、生理用紙、おむ
つ用紙などのような衛生薄葉紙を抄造する際に使用する
植物性繊維から成るパルプに、該パルプを分解する酵素
を少量添加し、該酵素の存在下に一定時間処理し、リフ
ァイナー、ビータ等の叩解機による叩解を行なわないで
抄紙したのち該酵素を失活させることによって製造され
た、強度および柔らかさの点で優れた特性を有する衛生
薄葉紙に関する。衛生薄葉紙には、品質特性として柔軟
性、吸水性、嵩高さのみならず使用時には必要最小限の
強度が要求される。当該紙の抄造に際しては、通常木材
繊維に代表される植物性繊維を原料としたパルプが用い
られる。柔軟性、吸水性、嵩高さの品質を維持するため
には、原料パルプを繊維状にほぐしただけの状態、いわ
ゆる未叩解状態で抄造することが最も好ましい。しかし
ながら未叩解状態で抄造した際には、前述の品質特性の
内必要最小限の強度を維持することが難しい。
関する。更に詳細には、本発明は、トイレットペーパ
ー、ちり紙、フェイシャルティシュ、京花紙、ペーパー
ナプキン、ペーパータオル、ワイパー、生理用紙、おむ
つ用紙などのような衛生薄葉紙を抄造する際に使用する
植物性繊維から成るパルプに、該パルプを分解する酵素
を少量添加し、該酵素の存在下に一定時間処理し、リフ
ァイナー、ビータ等の叩解機による叩解を行なわないで
抄紙したのち該酵素を失活させることによって製造され
た、強度および柔らかさの点で優れた特性を有する衛生
薄葉紙に関する。衛生薄葉紙には、品質特性として柔軟
性、吸水性、嵩高さのみならず使用時には必要最小限の
強度が要求される。当該紙の抄造に際しては、通常木材
繊維に代表される植物性繊維を原料としたパルプが用い
られる。柔軟性、吸水性、嵩高さの品質を維持するため
には、原料パルプを繊維状にほぐしただけの状態、いわ
ゆる未叩解状態で抄造することが最も好ましい。しかし
ながら未叩解状態で抄造した際には、前述の品質特性の
内必要最小限の強度を維持することが難しい。
【０００２】かかる欠点を補うため従来より一般の紙の
抄造の原料調製に用いられるリファイナー、ビーター等
の叩解機を用いて叩解することが行われている。叩解に
より繊維の外部フィブリル化、並びに内部フィブリル化
が惹起され、繊維同士の接触が増し、隣接する繊維のセ
ルロース分子間に水分子を介在して水素結合による繊維
間結合が形成される頻度が多くなる。これが、衛生薄葉
紙を含めた紙の抄造に際して、従来行われてきた強度上
昇のための方法である。しかし、叩解には、強度上昇が
はかれる反面、柔軟性、吸水性、嵩高さといった衛生薄
葉紙にとって重要な特性が損なわれるという重大な欠陥
がある。また、パルプを叩解した際には繊維の切断が避
けられず、叩解の負荷の程度にもよるが、衛生薄葉紙の
抄造にとっては必ずしも好ましくない微細繊維が発生す
る。この微細繊維によって抄紙機のワイヤー上での脱水
性が悪くなるという操業上の問題や、品質上において
は、紙粉量が増加するという問題が生じる。
抄造の原料調製に用いられるリファイナー、ビーター等
の叩解機を用いて叩解することが行われている。叩解に
より繊維の外部フィブリル化、並びに内部フィブリル化
が惹起され、繊維同士の接触が増し、隣接する繊維のセ
ルロース分子間に水分子を介在して水素結合による繊維
間結合が形成される頻度が多くなる。これが、衛生薄葉
紙を含めた紙の抄造に際して、従来行われてきた強度上
昇のための方法である。しかし、叩解には、強度上昇が
はかれる反面、柔軟性、吸水性、嵩高さといった衛生薄
葉紙にとって重要な特性が損なわれるという重大な欠陥
がある。また、パルプを叩解した際には繊維の切断が避
けられず、叩解の負荷の程度にもよるが、衛生薄葉紙の
抄造にとっては必ずしも好ましくない微細繊維が発生す
る。この微細繊維によって抄紙機のワイヤー上での脱水
性が悪くなるという操業上の問題や、品質上において
は、紙粉量が増加するという問題が生じる。
【０００３】本発明の目的は、上述のような既往の技術
の有する欠点を克服することにある。
の有する欠点を克服することにある。
【０００４】本発明のこの目的は、衛生薄葉紙抄造に用
いられる植物性繊維、すなわち木材パルプ、非木材パル
プ、および古紙の単独、又はこれらの配合物から成るパ
ルプスラリーに植物性繊維の主成分であるセルロースを
分解する酵素を添加し、一定時間撹拌処理した後ビータ
ー、リファイナー等の叩解機を通過させることなく希釈
し、単層又は多層のヘッドボックスを有する通常の長
網、丸網又はツインワイヤー等の抄紙機を用いて抄紙乾
燥し、その際の熱量でセルロース分解酵素を失活させる
ことにより達成される。斯くして得られる衛生薄葉紙
は、柔軟性、吸水性、嵩高さが未叩解パルプからのもの
と同等で強度が未叩解パルプからのものより優れてお
り、且つ、叩解による繊維の切断が起こっていないので
紙が量も少なく、ワイヤー上での脱水性の問題も生じな
い。光学顕微鏡による観察では、繊維の外観上の変化は
殆ど見られておらず、主として内部フィブリル化が進行
し、繊維の柔軟性が増しているものと思われる。
いられる植物性繊維、すなわち木材パルプ、非木材パル
プ、および古紙の単独、又はこれらの配合物から成るパ
ルプスラリーに植物性繊維の主成分であるセルロースを
分解する酵素を添加し、一定時間撹拌処理した後ビータ
ー、リファイナー等の叩解機を通過させることなく希釈
し、単層又は多層のヘッドボックスを有する通常の長
網、丸網又はツインワイヤー等の抄紙機を用いて抄紙乾
燥し、その際の熱量でセルロース分解酵素を失活させる
ことにより達成される。斯くして得られる衛生薄葉紙
は、柔軟性、吸水性、嵩高さが未叩解パルプからのもの
と同等で強度が未叩解パルプからのものより優れてお
り、且つ、叩解による繊維の切断が起こっていないので
紙が量も少なく、ワイヤー上での脱水性の問題も生じな
い。光学顕微鏡による観察では、繊維の外観上の変化は
殆ど見られておらず、主として内部フィブリル化が進行
し、繊維の柔軟性が増しているものと思われる。
【０００５】セルロース分解酵素の起源としては、Ａｓ
ｐｅｒｇｉｌｌｕｓ ｎｉｇｅｒ，Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒ
ｍａ ｖｉｒｉｄｅ， Ｒｈｉｚｏｐｕｓ ａｒｒｈｉ
ｚｕｓ， Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒｍａ ｋｏｎｉｎｇｉ，
Ｃｏｎｉｏｔｈｙｒｉｕｍｄｉｐｌｏｄｉｅｌｌａ，
Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ Ｏｒｙｚａｅ，Ｔｒａｍｅｔ
ｅｓ ｓａｎｇｕｉｎｅａ， Ｆｕｓａｒｉｕｍ ｍｏ
ｎｉｌｉｆｏｒｍｅ， Ｉｒｐｅｘ ｌａｃｔｅｕｓ
等が揚げられる。
ｐｅｒｇｉｌｌｕｓ ｎｉｇｅｒ，Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒ
ｍａ ｖｉｒｉｄｅ， Ｒｈｉｚｏｐｕｓ ａｒｒｈｉ
ｚｕｓ， Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒｍａ ｋｏｎｉｎｇｉ，
Ｃｏｎｉｏｔｈｙｒｉｕｍｄｉｐｌｏｄｉｅｌｌａ，
Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ Ｏｒｙｚａｅ，Ｔｒａｍｅｔ
ｅｓ ｓａｎｇｕｉｎｅａ， Ｆｕｓａｒｉｕｍ ｍｏ
ｎｉｌｉｆｏｒｍｅ， Ｉｒｐｅｘ ｌａｃｔｅｕｓ
等が揚げられる。
【０００６】セルロース分解酵素の添加量は、対パルプ
０．０５〜０．５重量％、好ましくは０．１〜０．３重
量％であり、処理温度は２０〜６０℃、好ましくは３０
〜５０℃の範囲であり、処理時間は１０分〜４時間、好
ましくは３０分〜３時間の範囲である。
０．０５〜０．５重量％、好ましくは０．１〜０．３重
量％であり、処理温度は２０〜６０℃、好ましくは３０
〜５０℃の範囲であり、処理時間は１０分〜４時間、好
ましくは３０分〜３時間の範囲である。
【０００７】以下、本発明を実施例により更に具体的に
説明する。
説明する。
【０００８】
【実施例１】針葉樹晒クラフトパルプをタッピ−標準型
離解機にて離解し、濃度３％に調整後、硫酸にてｐＨを
５．０にし、パルプスラリーを３０℃に加温し、Ｔｒｉ
ｃｈｏｄｅｒｍａ ｖｉｒｉｄｅを起源とするセルラー
ゼ（ナガセ生化学工業株式会社製セルライザー）を対パ
ルプ０．１重量％添加し、同温度で２時間にわたってゆ
るやかに撹拌した。その後、水酸化ナトリウムにてｐＨ
を７．０に調整し、常法により手抄シートを作成した。
離解機にて離解し、濃度３％に調整後、硫酸にてｐＨを
５．０にし、パルプスラリーを３０℃に加温し、Ｔｒｉ
ｃｈｏｄｅｒｍａ ｖｉｒｉｄｅを起源とするセルラー
ゼ（ナガセ生化学工業株式会社製セルライザー）を対パ
ルプ０．１重量％添加し、同温度で２時間にわたってゆ
るやかに撹拌した。その後、水酸化ナトリウムにてｐＨ
を７．０に調整し、常法により手抄シートを作成した。
【０００９】
【実施例２】セルラーゼ添加量が０．２重量％である以
外は、実施例１と同様に処理した。
外は、実施例１と同様に処理した。
【００１０】
【実施例３】セルラーゼ処理時間が４時間である以外
は、実施例１と同様に処理した。
は、実施例１と同様に処理した。
【００１１】
【実施例４】セルラーゼ添加量が０．２重量％である以
外は、実施例３と同様に処理した。
外は、実施例３と同様に処理した。
【００１２】
【比較例１】針葉樹晒クラフトパルプをタッピ−標準型
離解機にて離解し、濃度を１．８％に調整後、ナイアガ
ラビーターにより１分間叩解した。その後、常法により
手抄シートを作成した。
離解機にて離解し、濃度を１．８％に調整後、ナイアガ
ラビーターにより１分間叩解した。その後、常法により
手抄シートを作成した。
【００１３】実施例１〜４および比較例１により得られ
た手抄シートの諸物性の測定結果を第１表に示す（表中
のブランクとは、未叩解のパルプから作成した手抄シー
トである）。
た手抄シートの諸物性の測定結果を第１表に示す（表中
のブランクとは、未叩解のパルプから作成した手抄シー
トである）。
【００１４】
【実施例５】広葉樹晒クラフトパルプをタッピ−標準型
離解機にて離解し、濃度３％に調整後、硫酸にてｐＨを
５．０にし、パルプスラリーを３０℃に加温し、セルラ
ーゼを対パルプ０．１重量％添加し、同温度で２時間に
わたってゆるやかに撹拌した。その後、水酸化ナトリウ
ムにてｐＨを７．０に調整し、常法により手抄シートを
作成した。
離解機にて離解し、濃度３％に調整後、硫酸にてｐＨを
５．０にし、パルプスラリーを３０℃に加温し、セルラ
ーゼを対パルプ０．１重量％添加し、同温度で２時間に
わたってゆるやかに撹拌した。その後、水酸化ナトリウ
ムにてｐＨを７．０に調整し、常法により手抄シートを
作成した。
【００１５】
【実施例６】セルラーゼ処理時間が４時間である以外
は、実施例５と同様に処理した。
は、実施例５と同様に処理した。
【００１６】
【比較例２】広葉樹晒クラフトパルプをタッピ−標準型
離解機にて離解し、濃度を１．８％に調整し、ナイアガ
ラビーターにより１分間叩解した。その後、常法により
手抄シートを作成した。
離解機にて離解し、濃度を１．８％に調整し、ナイアガ
ラビーターにより１分間叩解した。その後、常法により
手抄シートを作成した。
【００１７】実施例５〜６および比較例２より得られた
手抄シートの諸物性の測定結果を第２表に示す（表中の
ブランクとは、未叩解のパルプから作成した手抄シート
である）。
手抄シートの諸物性の測定結果を第２表に示す（表中の
ブランクとは、未叩解のパルプから作成した手抄シート
である）。
【００１８】
【実施例７】ユーカリ晒クラフトパルプをタッピ−標準
型離解機にて離解し、濃度を３％に調整後、硫酸にてｐ
Ｈを５．０にし、パルプスラリーを３０℃に加温し、セ
ルラーゼを対パルプ０．２重量％添加し、同温度で２時
間にわたってゆるやかに撹拌した。その後、水酸化ナト
リウムにてｐＨを７．０に調整し、常法により手抄シー
トを作成した。
型離解機にて離解し、濃度を３％に調整後、硫酸にてｐ
Ｈを５．０にし、パルプスラリーを３０℃に加温し、セ
ルラーゼを対パルプ０．２重量％添加し、同温度で２時
間にわたってゆるやかに撹拌した。その後、水酸化ナト
リウムにてｐＨを７．０に調整し、常法により手抄シー
トを作成した。
【００１９】
【参考例】セルラーゼ添加量が１．０重量％、処理温度
が５０℃である以外は、実施例７と同様に処理した。
が５０℃である以外は、実施例７と同様に処理した。
【００２０】
【比較例３】ユーカリ晒クラフトパルプをタッピ−標準
型離解機にて離解し、濃度を１．８％に調整後、ナイア
ガラビーターにより１分間叩解した。その後常法により
手抄シートを作成した。
型離解機にて離解し、濃度を１．８％に調整後、ナイア
ガラビーターにより１分間叩解した。その後常法により
手抄シートを作成した。
【００２１】実施例７、参考例および比較例３より得ら
れた手抄シートの諸物性の測定結果を第３表に示す（表
中のブランクとは、未叩解のパルプから作成した手抄シ
ートである）。
れた手抄シートの諸物性の測定結果を第３表に示す（表
中のブランクとは、未叩解のパルプから作成した手抄シ
ートである）。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【表２】
【００２４】
【表３】
【００２５】実施例１〜７から明らかなように、本発明
に従い、酵素処理を受け叩解処理を施こされたパルプか
ら抄造されたシートは、衛生薄葉紙にとって重要な特性
である柔軟性、吸水性、嵩高さが損なわれることなく強
度がブランク・シートより高いという特性を有してい
る。ただし、参考例にみられるように、過度の酵素処理
は強度の低下を惹起し好ましくない。
に従い、酵素処理を受け叩解処理を施こされたパルプか
ら抄造されたシートは、衛生薄葉紙にとって重要な特性
である柔軟性、吸水性、嵩高さが損なわれることなく強
度がブランク・シートより高いという特性を有してい
る。ただし、参考例にみられるように、過度の酵素処理
は強度の低下を惹起し好ましくない。
【００２６】これに対して、比較例１〜３に明らかなよ
うに、叩解をうけたパルプから抄造されたシートは、柔
軟性、吸水性、嵩高さの全ての点で酵素処理をうけたパ
ルプから抄造されたシートよりも悪化しており、またブ
ランク・シートよりも悪化の傾向が見られる。
うに、叩解をうけたパルプから抄造されたシートは、柔
軟性、吸水性、嵩高さの全ての点で酵素処理をうけたパ
ルプから抄造されたシートよりも悪化しており、またブ
ランク・シートよりも悪化の傾向が見られる。
【手続補正書】
【提出日】平成３年７月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】 本発明のこの目的は、衛生薄葉紙抄造に
用いられる植物性繊維、すなわち木材パルプ、非木材パ
ルプ、および古紙の単独、又はこれらの配合物から成る
パルプスラリーに植物性繊維の主成分であるセルロース
を分解する酵素を添加し、−定時間撹拌処理した後ビー
ター、リファイナー等の叩解機を通過させることなく希
釈し、単層又は多層のヘッドボックスを有する通常の長
網、丸網又はツインワイヤー等の抄紙機を用いて抄紙乾
燥し、その際の熱量でセルロース分解酵素を失活させる
ことにより達成される。斯くして得られる衛生薄葉紙
は、柔軟性、吸水性、嵩高さが未叩解パルプからのもの
と同等で強度が未叩解パルプからのものより優れてお
り、且つ、叩解による繊維の切断が起こっていないので
紙粉量も少なく、ワイヤー上での脱水性の問題も生じな
い。光学顕微鏡による観察では、繊維の外観上の変化は
殆ど見られておらず、主として内部フィブリル化が進行
し、繊維の柔軟性が増しているものと思われる。
用いられる植物性繊維、すなわち木材パルプ、非木材パ
ルプ、および古紙の単独、又はこれらの配合物から成る
パルプスラリーに植物性繊維の主成分であるセルロース
を分解する酵素を添加し、−定時間撹拌処理した後ビー
ター、リファイナー等の叩解機を通過させることなく希
釈し、単層又は多層のヘッドボックスを有する通常の長
網、丸網又はツインワイヤー等の抄紙機を用いて抄紙乾
燥し、その際の熱量でセルロース分解酵素を失活させる
ことにより達成される。斯くして得られる衛生薄葉紙
は、柔軟性、吸水性、嵩高さが未叩解パルプからのもの
と同等で強度が未叩解パルプからのものより優れてお
り、且つ、叩解による繊維の切断が起こっていないので
紙粉量も少なく、ワイヤー上での脱水性の問題も生じな
い。光学顕微鏡による観察では、繊維の外観上の変化は
殆ど見られておらず、主として内部フィブリル化が進行
し、繊維の柔軟性が増しているものと思われる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２５】 実施例１〜７から明らかなように、本発
明に従い、酵素処理を受け叩解処理を施こされないパル
プから抄造されたシートは、衛生薄葉紙にとって重要な
特性である柔軟性、吸水性、嵩高さが損なわれることな
く強度がブランク・シートより高いという特性を有して
いる。ただし、参考例にみられるように、過度の酵素処
理は強度の低下を惹起し好ましくない。
明に従い、酵素処理を受け叩解処理を施こされないパル
プから抄造されたシートは、衛生薄葉紙にとって重要な
特性である柔軟性、吸水性、嵩高さが損なわれることな
く強度がブランク・シートより高いという特性を有して
いる。ただし、参考例にみられるように、過度の酵素処
理は強度の低下を惹起し好ましくない。
Claims (1)
- 【請求項１】 植物性繊維から成るパルプにセルロース
分解酵素を添加しリファイナー、ビータ等の叩解機によ
る叩解を施こすことなく製造された衛生薄葉紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3140581A JP2883872B2 (ja) | 1991-05-18 | 1991-05-18 | 衛生薄葉紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3140581A JP2883872B2 (ja) | 1991-05-18 | 1991-05-18 | 衛生薄葉紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05148794A true JPH05148794A (ja) | 1993-06-15 |
| JP2883872B2 JP2883872B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=15272023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3140581A Expired - Fee Related JP2883872B2 (ja) | 1991-05-18 | 1991-05-18 | 衛生薄葉紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2883872B2 (ja) |
Cited By (11)
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| JP2016182187A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 王子ホールディングス株式会社 | 衛生用紙およびその製造方法 |
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-
1991
- 1991-05-18 JP JP3140581A patent/JP2883872B2/ja not_active Expired - Fee Related
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