JPH05148414A - 冷蔵庫用樹脂内装品 - Google Patents
冷蔵庫用樹脂内装品Info
- Publication number
- JPH05148414A JPH05148414A JP3314691A JP31469191A JPH05148414A JP H05148414 A JPH05148414 A JP H05148414A JP 3314691 A JP3314691 A JP 3314691A JP 31469191 A JP31469191 A JP 31469191A JP H05148414 A JPH05148414 A JP H05148414A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- refrigerator
- impact resistance
- interior part
- thermoplastic polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリカーボネート樹脂と熱可塑性ポリエステ
ル樹脂と耐衝撃性改良剤との重量比が１０〜９０：９０
〜１０：０〜４０である樹脂組成物から得られた冷蔵庫
用樹脂内装品。 【効果】 本発明の冷蔵庫用樹脂内装品は、耐薬品性、
耐衝撃性、耐熱性、剛性、表面性に優れ、臭気も少な
く、有用である。
ル樹脂と耐衝撃性改良剤との重量比が１０〜９０：９０
〜１０：０〜４０である樹脂組成物から得られた冷蔵庫
用樹脂内装品。 【効果】 本発明の冷蔵庫用樹脂内装品は、耐薬品性、
耐衝撃性、耐熱性、剛性、表面性に優れ、臭気も少な
く、有用である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫用樹脂内装品に関
し、更に詳しくは、フロンガス、有機ガス、有機溶剤に
接触しても、白化やクレージング、クラック等が生じ
ず、更に機械的強度、表面性に優れ、臭気の少ない冷蔵
庫用樹脂内装品に関する。
し、更に詳しくは、フロンガス、有機ガス、有機溶剤に
接触しても、白化やクレージング、クラック等が生じ
ず、更に機械的強度、表面性に優れ、臭気の少ない冷蔵
庫用樹脂内装品に関する。
【０００２】冷蔵庫用樹脂内装品とは、冷蔵庫内部に使
用される部品であり、内箱、ドアライナー、棚支持具、
フリーザーライナー等が挙げられる。
用される部品であり、内箱、ドアライナー、棚支持具、
フリーザーライナー等が挙げられる。
【０００３】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】スチレン
系樹脂は、寸法安定性、剛性、成形等に優れているの
で、従来より、冷蔵庫の内箱等の内装品に使用されてい
る。
系樹脂は、寸法安定性、剛性、成形等に優れているの
で、従来より、冷蔵庫の内箱等の内装品に使用されてい
る。
【０００４】冷蔵庫は、断熱のために、発泡ポリウレタ
ンを外箱と内箱の間に使用する。すなわち、外箱と内箱
の間に発泡剤を含有させたポリウレタンを注入し、ここ
で発泡・成形させる。このポリウレタンを発泡させる発
泡剤として、従来より、フロンＲ−１１（ＣＣｌ
３Ｆ）、Ｒ−１２（ＣＣｌ２Ｆ２）が使用されている。
しかし、フロンガスが地球のオゾン層を破壊し、人体に
悪影響を及ぼすという事が問題視されており、フロンＲ
−１１、Ｒ−１２も規制の対象となるため、代替の発泡
剤が検討されている。その中でも、フロンガスでありな
がらオゾン層を破壊しないフロンＲ−１２３（ＣＨＣｌ
２ＣＦ３）及びフロンＲ−１４１ｂ（ＣＨ３ＣＣｌ
２Ｆ）が、冷蔵庫の断熱材用の発泡剤として使用が予定
されている。ところが、従来より冷蔵庫の内装品として
使用されているスチレン系樹脂は、耐薬品性、特に耐フ
ロン性に劣り、フロンＲ−１２３やフロンＲ−１４１ｂ
のガスに接触すると、白化やクレージング、クラック等
が発生し、使用に耐えない。また、サラダ油等の食油に
接触すると、特性が低下する。
ンを外箱と内箱の間に使用する。すなわち、外箱と内箱
の間に発泡剤を含有させたポリウレタンを注入し、ここ
で発泡・成形させる。このポリウレタンを発泡させる発
泡剤として、従来より、フロンＲ−１１（ＣＣｌ
３Ｆ）、Ｒ−１２（ＣＣｌ２Ｆ２）が使用されている。
しかし、フロンガスが地球のオゾン層を破壊し、人体に
悪影響を及ぼすという事が問題視されており、フロンＲ
−１１、Ｒ−１２も規制の対象となるため、代替の発泡
剤が検討されている。その中でも、フロンガスでありな
がらオゾン層を破壊しないフロンＲ−１２３（ＣＨＣｌ
２ＣＦ３）及びフロンＲ−１４１ｂ（ＣＨ３ＣＣｌ
２Ｆ）が、冷蔵庫の断熱材用の発泡剤として使用が予定
されている。ところが、従来より冷蔵庫の内装品として
使用されているスチレン系樹脂は、耐薬品性、特に耐フ
ロン性に劣り、フロンＲ−１２３やフロンＲ−１４１ｂ
のガスに接触すると、白化やクレージング、クラック等
が発生し、使用に耐えない。また、サラダ油等の食油に
接触すると、特性が低下する。
【０００５】一方、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフ
ィン樹脂は、耐薬品性に優れ、特にフロンガスと接触し
ても外観不良は生じない。しかしながら、剛性、寸法安
定性に劣り、使用に耐えない。
ィン樹脂は、耐薬品性に優れ、特にフロンガスと接触し
ても外観不良は生じない。しかしながら、剛性、寸法安
定性に劣り、使用に耐えない。
【０００６】本発明の課題は、フロンガス、その他有機
ガス、有機溶剤に侵されず、機械的強度、表面性に優
れ、臭気の少ない冷蔵庫用内装品を提供する処にある。
ガス、有機溶剤に侵されず、機械的強度、表面性に優
れ、臭気の少ない冷蔵庫用内装品を提供する処にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記問題点
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に至ったもので
ある。即ち、本発明の冷蔵庫用樹脂内装品は、ポリカー
ボネート樹脂と熱可塑性ポリエステル樹脂と耐衝撃性改
良剤との重量比が１０〜９０：９０〜１０：０〜４０で
ある樹脂組成物（以下、本発明に用いる樹脂組成物とも
いう）から、射出成形、真空成形または圧空成形により
得られる。
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に至ったもので
ある。即ち、本発明の冷蔵庫用樹脂内装品は、ポリカー
ボネート樹脂と熱可塑性ポリエステル樹脂と耐衝撃性改
良剤との重量比が１０〜９０：９０〜１０：０〜４０で
ある樹脂組成物（以下、本発明に用いる樹脂組成物とも
いう）から、射出成形、真空成形または圧空成形により
得られる。
【０００８】本発明に用いるポリカーボネート樹脂は、
フェノール性水酸基を２個有する化合物（以下、２価フ
ェノールという）より誘導されるものであり、通常、２
価フェノールとホスゲン、あるいは２価フェノールと炭
酸ジエステルとの反応により得られる樹脂である。２価
フェノールとしては、特にビスフェノールＡが好適であ
るが、これに限定されるものではない。
フェノール性水酸基を２個有する化合物（以下、２価フ
ェノールという）より誘導されるものであり、通常、２
価フェノールとホスゲン、あるいは２価フェノールと炭
酸ジエステルとの反応により得られる樹脂である。２価
フェノールとしては、特にビスフェノールＡが好適であ
るが、これに限定されるものではない。
【０００９】ポリカーボネート樹脂の分子量としては、
粘度平均分子量で１０，０００〜６０，０００の範囲の
ものが好ましい。該分子量が１０，０００未満では、得
られる内装品の耐薬品性、耐衝撃性等が低下しやすくな
り、６０，０００を超えると、得られる内装品の表面性
が低下し、好ましくない。
粘度平均分子量で１０，０００〜６０，０００の範囲の
ものが好ましい。該分子量が１０，０００未満では、得
られる内装品の耐薬品性、耐衝撃性等が低下しやすくな
り、６０，０００を超えると、得られる内装品の表面性
が低下し、好ましくない。
【００１０】本発明に用いる熱可塑性ポリエステル樹脂
は、芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導
体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体とから得
られる重合体ないし共重合体である。この熱可塑性ポリ
エステル樹脂の好ましい具体例としては、特に、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート等が例示されるが、これらに限定されるものではな
い。熱可塑性ポリエステル樹脂の溶液粘度としては、フ
ェノール／テトラクロロエタン＝１／１（重量比）混合
溶媒中、２５℃で濃度０．５ｇ／ｄｌにおける対数粘度
（ＩＶ）が０．３〜２．０、さらには０．５〜２．０の
範囲のものが好ましい。該対数粘度（ＩＶ）が０．３未
満では、得られる内装品の耐衝撃性、耐薬品性等が低下
しやすくなり、２．０を超えると、得られる内装品の表
面性等が低下し、好ましくない。
は、芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導
体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体とから得
られる重合体ないし共重合体である。この熱可塑性ポリ
エステル樹脂の好ましい具体例としては、特に、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート等が例示されるが、これらに限定されるものではな
い。熱可塑性ポリエステル樹脂の溶液粘度としては、フ
ェノール／テトラクロロエタン＝１／１（重量比）混合
溶媒中、２５℃で濃度０．５ｇ／ｄｌにおける対数粘度
（ＩＶ）が０．３〜２．０、さらには０．５〜２．０の
範囲のものが好ましい。該対数粘度（ＩＶ）が０．３未
満では、得られる内装品の耐衝撃性、耐薬品性等が低下
しやすくなり、２．０を超えると、得られる内装品の表
面性等が低下し、好ましくない。
【００１１】本発明において、必要に応じて使用される
耐衝撃性改良剤の好ましい具体例としては、コア／シェ
ル型グラフトポリマー、ポリオレフィン系重合体、熱可
塑性ポリエステル系エラストマー等が示される。これら
は単独で用いてもよく、２種以上併用してもよい。
耐衝撃性改良剤の好ましい具体例としては、コア／シェ
ル型グラフトポリマー、ポリオレフィン系重合体、熱可
塑性ポリエステル系エラストマー等が示される。これら
は単独で用いてもよく、２種以上併用してもよい。
【００１２】本発明に用いる樹脂組成物において、ポリ
カーボネート樹脂と熱可塑性ポリエステル樹脂と耐衝撃
性改良剤との重量比は、１０〜９０：９０〜１０：０〜
４０である。ポリカーボネート樹脂の重量比が１０未満
の場合には、得られる内装品の耐衝撃性、寸法安定性等
が低下しやすくなり、９０を超えると、耐薬品性、表面
性が低下し、好ましくない。また、熱可塑性ポリエステ
ル樹脂の重量比が１０未満では、得られる内装品の耐薬
品性、表面性等が低下し、９０を超えると、寸法安定
性、耐衝撃性等が低下し、好ましくない。また、耐衝撃
性改良剤を配合すると、耐衝撃性がさらに向上するが、
その重量比が４０を超えると、剛性、耐熱性、表面性等
が低下し、好ましくない。耐衝撃性改良剤を配合する場
合の好ましい重量比は０．５〜４０である。
カーボネート樹脂と熱可塑性ポリエステル樹脂と耐衝撃
性改良剤との重量比は、１０〜９０：９０〜１０：０〜
４０である。ポリカーボネート樹脂の重量比が１０未満
の場合には、得られる内装品の耐衝撃性、寸法安定性等
が低下しやすくなり、９０を超えると、耐薬品性、表面
性が低下し、好ましくない。また、熱可塑性ポリエステ
ル樹脂の重量比が１０未満では、得られる内装品の耐薬
品性、表面性等が低下し、９０を超えると、寸法安定
性、耐衝撃性等が低下し、好ましくない。また、耐衝撃
性改良剤を配合すると、耐衝撃性がさらに向上するが、
その重量比が４０を超えると、剛性、耐熱性、表面性等
が低下し、好ましくない。耐衝撃性改良剤を配合する場
合の好ましい重量比は０．５〜４０である。
【００１３】ポリカーボネート樹脂と熱可塑性ポリエス
テル樹脂との重量比は、２０〜８０：８０〜２０が好ま
しく、４０〜６０：６０〜４０がさらに好ましい。
テル樹脂との重量比は、２０〜８０：８０〜２０が好ま
しく、４０〜６０：６０〜４０がさらに好ましい。
【００１４】本発明に用いる樹脂組成物には、必要に応
じて、安定剤、染顔料、滑剤、充填剤、光安定剤等を含
有することも可能である。
じて、安定剤、染顔料、滑剤、充填剤、光安定剤等を含
有することも可能である。
【００１５】本発明の冷蔵庫用樹脂内装品としては、冷
蔵庫内部に使用される内箱、ドアライナー、棚支持具、
フリーザーライナー等が挙げられる。これらの内装品
は、本発明に用いる樹脂組成物から、射出成形により製
造されるか、または押出成形によりまずシートを生産
し、これを真空成形あるいは圧空成形して製造される。
蔵庫内部に使用される内箱、ドアライナー、棚支持具、
フリーザーライナー等が挙げられる。これらの内装品
は、本発明に用いる樹脂組成物から、射出成形により製
造されるか、または押出成形によりまずシートを生産
し、これを真空成形あるいは圧空成形して製造される。
【００１６】
【実施例】以下、実施例および比較例を示し、本発明を
具体的に説明する。なお、「部」および「％」は、特記
しないかぎり、「重量部」および「重量％」を表わす。
具体的に説明する。なお、「部」および「％」は、特記
しないかぎり、「重量部」および「重量％」を表わす。
【００１７】実施例１〜２、比較例１〜３ 下記の（Ａ）ポリカーボネート樹脂、（Ｂ）熱可塑性ポ
リエステル樹脂、（Ｃ）耐衝撃性改良剤、（Ｅ）安定剤
及び（Ｆ）顔料を、表１に示す割合で予備混合し、２７
０℃で二軸押出機を使用して溶融混練し、ペレット化し
た。このペレットを用いて、射出成形及び押出成形−真
空成形により、試験片および内箱を製造し、種々のテス
トに用いた。結果を表１に示す。
リエステル樹脂、（Ｃ）耐衝撃性改良剤、（Ｅ）安定剤
及び（Ｆ）顔料を、表１に示す割合で予備混合し、２７
０℃で二軸押出機を使用して溶融混練し、ペレット化し
た。このペレットを用いて、射出成形及び押出成形−真
空成形により、試験片および内箱を製造し、種々のテス
トに用いた。結果を表１に示す。
【００１８】（Ａ）ポリカーボネート樹脂 帝人化成（株）製のパンライトＬ−１２５０（粘度平均
分子量約２５，０００） （Ｂ）熱可塑性ポリエステル樹脂 ポリエチレンテレフタレート、鐘紡（株）製のＥＦＧ−
８５Ａ、対数粘度（ＩＶ）０．８５ （Ｃ）耐衝撃性改良剤 Ｃ−１：ダウケミカル（株）製のダウレックス２０８３
（線状低密度ポリエチレン） Ｃ−２：ブチルアクリレート６７％とブタジエン３３％
とから成る平均粒子径０．１５μｍのゴム状弾性体４０
部に、アクリロニトリル２０％、メチルメタクリレート
３０％およびスチレン５０％の混合物６０部をグラフト
重合して得たコア／シェル型グラフトポリマー Ｃ−３：特開平２−９２９５３号公報に記載の、ポリエ
チレンテレフタレート４０％、数平均分子量１，０００
のビスフェノールＡ変性ポリエチレングリコール６０％
より成る熱可塑性ポリエステル系エラストマー （Ｅ）安定剤 旭電化（株）製のアデカスタブＰＥＰ−３６ （Ｆ）顔料 酸化チタン。
分子量約２５，０００） （Ｂ）熱可塑性ポリエステル樹脂 ポリエチレンテレフタレート、鐘紡（株）製のＥＦＧ−
８５Ａ、対数粘度（ＩＶ）０．８５ （Ｃ）耐衝撃性改良剤 Ｃ−１：ダウケミカル（株）製のダウレックス２０８３
（線状低密度ポリエチレン） Ｃ−２：ブチルアクリレート６７％とブタジエン３３％
とから成る平均粒子径０．１５μｍのゴム状弾性体４０
部に、アクリロニトリル２０％、メチルメタクリレート
３０％およびスチレン５０％の混合物６０部をグラフト
重合して得たコア／シェル型グラフトポリマー Ｃ−３：特開平２−９２９５３号公報に記載の、ポリエ
チレンテレフタレート４０％、数平均分子量１，０００
のビスフェノールＡ変性ポリエチレングリコール６０％
より成る熱可塑性ポリエステル系エラストマー （Ｅ）安定剤 旭電化（株）製のアデカスタブＰＥＰ−３６ （Ｆ）顔料 酸化チタン。
【００１９】（落球強度）試験片として１５０ｍｍ×１
５０ｍｍ×２ｍｍの平板を用い、測定温度２３℃で測定
し、半数破壊高さ×球の重量（ｋｇ・ｍ）を求める （曲げ弾性率）ＡＳＴＭ Ｄ−７９０を用いて２３℃で
測定 （耐熱性）ＡＳＴＭ Ｄ−６４８を用いて４．６ｋｇ／
ｃｍ２荷重で測定 （耐薬品性）試験片として１５０ｍｍ×１０ｍｍ×２ｍ
ｍのものを用い、０．５％の曲げ歪みを負荷し、フロン
はガス雰囲気中で、サラダ油は塗布して、それぞれ２３
℃で２４時間放置した後に、観察して下記の基準で評価
した。 ○……クラック、白化、膨潤、溶解、その他の外観変化
が認められない ×……クラック、白化、膨潤、溶解、その他の外観変化
が認められる （成形性Ｉ）射出成形にて、幅３００ｍｍ×高さ２００
ｍｍ×深さ１００ｍｍで厚み２ｍｍの内箱を成形し、表
面外観を観察して下記の基準で評価した。 ○……焼け、フラシュ、艶等の表面外観の不良、不均一
性が認められない ×……焼け、フラシュ、艶等の表面外観の不良、不均一
性が認められる （成形性ＩＩ）押し出し成形で幅１８００ｍｍ、厚み２
ｍｍのシートを製造し、このシートから真空成形で幅５
００ｍｍ、高さ７００ｍｍ、深さ１５０ｍｍの内箱を成
形し、外観を観察して下記の基準で評価した。 ○……肉厚の不均一性、シワ、寸法精度の不良等が認め
られない ×……肉厚の不均一性、シワ、寸法精度の不良等が認め
られる （臭気）成形性ＩＩの前半で製造したシートを１５０ｍ
ｍ×１５ｍｍに切断し、各３枚を蒸留水１００ｃｃに２
３℃で２４時間浸漬した後に、臭気テストをして下記の
基準で評価した。 ○……蒸留水のみと差が認められない ×……蒸留水のみと差が認められ、臭気を感ずる （耐寒衝撃性）成形性Ｉで成形した箱を用い、上記の落
球強度と同様の方法で実施した。但し、測定温度は−３
０℃とした。
５０ｍｍ×２ｍｍの平板を用い、測定温度２３℃で測定
し、半数破壊高さ×球の重量（ｋｇ・ｍ）を求める （曲げ弾性率）ＡＳＴＭ Ｄ−７９０を用いて２３℃で
測定 （耐熱性）ＡＳＴＭ Ｄ−６４８を用いて４．６ｋｇ／
ｃｍ２荷重で測定 （耐薬品性）試験片として１５０ｍｍ×１０ｍｍ×２ｍ
ｍのものを用い、０．５％の曲げ歪みを負荷し、フロン
はガス雰囲気中で、サラダ油は塗布して、それぞれ２３
℃で２４時間放置した後に、観察して下記の基準で評価
した。 ○……クラック、白化、膨潤、溶解、その他の外観変化
が認められない ×……クラック、白化、膨潤、溶解、その他の外観変化
が認められる （成形性Ｉ）射出成形にて、幅３００ｍｍ×高さ２００
ｍｍ×深さ１００ｍｍで厚み２ｍｍの内箱を成形し、表
面外観を観察して下記の基準で評価した。 ○……焼け、フラシュ、艶等の表面外観の不良、不均一
性が認められない ×……焼け、フラシュ、艶等の表面外観の不良、不均一
性が認められる （成形性ＩＩ）押し出し成形で幅１８００ｍｍ、厚み２
ｍｍのシートを製造し、このシートから真空成形で幅５
００ｍｍ、高さ７００ｍｍ、深さ１５０ｍｍの内箱を成
形し、外観を観察して下記の基準で評価した。 ○……肉厚の不均一性、シワ、寸法精度の不良等が認め
られない ×……肉厚の不均一性、シワ、寸法精度の不良等が認め
られる （臭気）成形性ＩＩの前半で製造したシートを１５０ｍ
ｍ×１５ｍｍに切断し、各３枚を蒸留水１００ｃｃに２
３℃で２４時間浸漬した後に、臭気テストをして下記の
基準で評価した。 ○……蒸留水のみと差が認められない ×……蒸留水のみと差が認められ、臭気を感ずる （耐寒衝撃性）成形性Ｉで成形した箱を用い、上記の落
球強度と同様の方法で実施した。但し、測定温度は−３
０℃とした。
【００２０】
【表１】
【００２１】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫用樹脂内装品は、耐薬品
性、耐衝撃性、耐熱性、剛性、表面性に優れ、臭気も少
なく、有用である。
性、耐衝撃性、耐熱性、剛性、表面性に優れ、臭気も少
なく、有用である。
Claims (2)
- 【請求項１】 ポリカーボネート樹脂と熱可塑性ポリエ
ステル樹脂と耐衝撃性改良剤との重量比が１０〜９０：
９０〜１０：０〜４０である樹脂組成物から得られた冷
蔵庫用樹脂内装品。 - 【請求項２】 冷蔵庫用内装品が、内箱、ドアライナ
ー、棚支持具およびフリーザーライナーのうちの少なく
とも１つである請求項１記載の冷蔵庫用樹脂内装品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314691A JPH05148414A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 冷蔵庫用樹脂内装品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314691A JPH05148414A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 冷蔵庫用樹脂内装品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05148414A true JPH05148414A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18056393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3314691A Pending JPH05148414A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 冷蔵庫用樹脂内装品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05148414A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09132675A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Nok Corp | 水素添加ニトリルゴム組成物 |
| WO2003071205A1 (de) * | 2002-02-25 | 2003-08-28 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Innenteil für ein kältegerät |
| WO2015139102A1 (pt) * | 2014-03-17 | 2015-09-24 | Ilmar Laurindo | Conjunto de forros em termoplástico, tipo perfil para desenvolvimento de móveis em geral |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP3314691A patent/JPH05148414A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09132675A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Nok Corp | 水素添加ニトリルゴム組成物 |
| WO2003071205A1 (de) * | 2002-02-25 | 2003-08-28 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Innenteil für ein kältegerät |
| US10465973B2 (en) | 2002-02-25 | 2019-11-05 | BSH Hausgeräte GmbH | Inner part for a refrigerating device |
| WO2015139102A1 (pt) * | 2014-03-17 | 2015-09-24 | Ilmar Laurindo | Conjunto de forros em termoplástico, tipo perfil para desenvolvimento de móveis em geral |
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