JPH05148170A - 1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンおよび/または1,1,1,2−テトラフルオロエタンの製法 - Google Patents
1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンおよび/または1,1,1,2−テトラフルオロエタンの製法Info
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- JPH05148170A JPH05148170A JP3312328A JP31232891A JPH05148170A JP H05148170 A JPH05148170 A JP H05148170A JP 3312328 A JP3312328 A JP 3312328A JP 31232891 A JP31232891 A JP 31232891A JP H05148170 A JPH05148170 A JP H05148170A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 トリクロロエチレン及び/又は1,1,1−ト
リフルオロ−2−クロロエタンを触媒の存在下フッ化水
素と気相反応させ、1,1,1−トリフルオロ−2−クロ
ロエタン及び/又は1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンを製造する工程で、1,1,1−トリフルオロ−2−ク
ロロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、フ
ッ化水素及び場合によりトリクロロエチレンの混合物の
一部又は全部を蒸留塔で蒸留し、塔頂から1,1,1,2
−テトラフルオロエタンに富む成分を抜き出し、蒸留塔
の内部圧力下での1,1,1−トリフルオロ−2−クロロ
エタンとフッ化水素の共沸混合物の沸点以上でフッ化水
素の沸点より5℃低い温度未満の温度で蒸留塔中段から
1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタン、フッ化水
素及び場合によりトリクロロエチレンの混合物を気体で
抜き出し反応工程に戻す方法。 【効果】 中段からの抜き出しにより、高純度の循環ガ
スを反応系へ仕込むことができ、設備費を削減できる。
リフルオロ−2−クロロエタンを触媒の存在下フッ化水
素と気相反応させ、1,1,1−トリフルオロ−2−クロ
ロエタン及び/又は1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンを製造する工程で、1,1,1−トリフルオロ−2−ク
ロロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、フ
ッ化水素及び場合によりトリクロロエチレンの混合物の
一部又は全部を蒸留塔で蒸留し、塔頂から1,1,1,2
−テトラフルオロエタンに富む成分を抜き出し、蒸留塔
の内部圧力下での1,1,1−トリフルオロ−2−クロロ
エタンとフッ化水素の共沸混合物の沸点以上でフッ化水
素の沸点より5℃低い温度未満の温度で蒸留塔中段から
1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタン、フッ化水
素及び場合によりトリクロロエチレンの混合物を気体で
抜き出し反応工程に戻す方法。 【効果】 中段からの抜き出しにより、高純度の循環ガ
スを反応系へ仕込むことができ、設備費を削減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フッ素化触媒の存在下
でのフッ化水素(以下、HFという。)によるフッ素化反
応によりトリクロロエチレンおよび/または1,1,1−
トリフルオロ−2−クロロエタン(以下、R−133aと
いう。)からR−133aおよび/または1,1,1,2−
テトラフルオロエタン(以下、R−134aという。)を
製造するにあたって、生成物中のR−133a、HFお
よび場合によってはトリクロロエチレンを分離し、反応
工程に循環して、R−133aおよび/またはR−13
4aを製造する方法に関する。R−133aはフッ素化有
機化合物の中間体として有用である。またR−134a
は、規制フロンであるジクロロジフロロメタンの代替物
として、冷媒及び発泡用途に利用される。
でのフッ化水素(以下、HFという。)によるフッ素化反
応によりトリクロロエチレンおよび/または1,1,1−
トリフルオロ−2−クロロエタン(以下、R−133aと
いう。)からR−133aおよび/または1,1,1,2−
テトラフルオロエタン(以下、R−134aという。)を
製造するにあたって、生成物中のR−133a、HFお
よび場合によってはトリクロロエチレンを分離し、反応
工程に循環して、R−133aおよび/またはR−13
4aを製造する方法に関する。R−133aはフッ素化有
機化合物の中間体として有用である。またR−134a
は、規制フロンであるジクロロジフロロメタンの代替物
として、冷媒及び発泡用途に利用される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】R−1
33aおよびR−134aは、通常トリクロロエチレン
を、クロムを主成分とする触媒の存在下に気相でまたは
アンチモン化合物を主成分とする触媒の存在下に液相で
HFによりフッ素化することによって得られる。またR
−134aは、R−133aを同様に反応させることによ
っても得られる。反応は逐次で進み、以下の反応式で示
される。
33aおよびR−134aは、通常トリクロロエチレン
を、クロムを主成分とする触媒の存在下に気相でまたは
アンチモン化合物を主成分とする触媒の存在下に液相で
HFによりフッ素化することによって得られる。またR
−134aは、R−133aを同様に反応させることによ
っても得られる。反応は逐次で進み、以下の反応式で示
される。
【0003】 CCl2=CHCl+3HF→CF3CH2Cl+2HCl (1) トリクロロエチレン R−133a CF3CH2Cl + HF →CF3CH2F + HCl (2) R−133a R−134a
【0004】R−134aを生成する反応(2)には平衡
が存在し、しかも逆反応の反応速度の方が順反応より約
100倍速い。このため、比較的効率のよい気相反応の
場合でも大過剰のHFを用いて反応を行うことになる
が、それでもR−133aの転化率を30%以上にする
ことは困難である。従って、未反応のR−133aとH
Fを反応生成物から分離し、反応工程に循環する必要が
ある。しかし、従来の技術では反応生成物を全量水洗す
る方法が記載されているのみで、効率の良い分離循環方
法はこれまで全く知られていない。
が存在し、しかも逆反応の反応速度の方が順反応より約
100倍速い。このため、比較的効率のよい気相反応の
場合でも大過剰のHFを用いて反応を行うことになる
が、それでもR−133aの転化率を30%以上にする
ことは困難である。従って、未反応のR−133aとH
Fを反応生成物から分離し、反応工程に循環する必要が
ある。しかし、従来の技術では反応生成物を全量水洗す
る方法が記載されているのみで、効率の良い分離循環方
法はこれまで全く知られていない。
【0005】この気相反応を中心とする反応工程で得ら
れる混合物にはR−133a、R−134a、塩化水素、
HFおよび場合によってはトリクロロエチレンが含まれ
る。反応工程においてトリクロロエチレンを完全にフッ
素化した場合およびR−133aをフッ素化した場合に
は、トリクロロエチレンは実質的に見られなくなる。し
かし、これらの場合でも完全になくすことは困難であ
り、通常0.1mol%程度のトリクロロエチレンは含ま
れる。またこれ以外にも原料中に含まれる微量の水分が
少量ではあるが必ず存在する。水分はそれが微量であっ
ても触媒活性を低下させ、反応を阻害する。
れる混合物にはR−133a、R−134a、塩化水素、
HFおよび場合によってはトリクロロエチレンが含まれ
る。反応工程においてトリクロロエチレンを完全にフッ
素化した場合およびR−133aをフッ素化した場合に
は、トリクロロエチレンは実質的に見られなくなる。し
かし、これらの場合でも完全になくすことは困難であ
り、通常0.1mol%程度のトリクロロエチレンは含ま
れる。またこれ以外にも原料中に含まれる微量の水分が
少量ではあるが必ず存在する。水分はそれが微量であっ
ても触媒活性を低下させ、反応を阻害する。
【0006】通常考えられる方法ではまず反応混合物を
冷却後蒸留塔に仕込み、反応(2)の平衡を左へ移動させ
る塩化水素と、R−134aおよびHFの共沸混合物と
が低沸点混合物として塔頂から、また、主にR−133
a、HFおよび場合によってはトリクロロエチレンが高
沸点混合物として塔底から抜き出される。その後、高沸
点混合物は蒸発器により気化され反応系へ循環ガスとし
て回収される。この時、蒸留塔とは別に蒸発器を必要と
し、装置が非常に複雑となる。その上、この方法では微
量の水分も反応工程に循環し、反応系には水分が蓄積さ
れることになる。このようにR−133aおよびHFを
分離して反応工程に循環する方法には、不純物の問題
と、熱を与えるための多くの構成機器を必要とするとい
う問題点がある。
冷却後蒸留塔に仕込み、反応(2)の平衡を左へ移動させ
る塩化水素と、R−134aおよびHFの共沸混合物と
が低沸点混合物として塔頂から、また、主にR−133
a、HFおよび場合によってはトリクロロエチレンが高
沸点混合物として塔底から抜き出される。その後、高沸
点混合物は蒸発器により気化され反応系へ循環ガスとし
て回収される。この時、蒸留塔とは別に蒸発器を必要と
し、装置が非常に複雑となる。その上、この方法では微
量の水分も反応工程に循環し、反応系には水分が蓄積さ
れることになる。このようにR−133aおよびHFを
分離して反応工程に循環する方法には、不純物の問題
と、熱を与えるための多くの構成機器を必要とするとい
う問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に鋭意検討した結果、R−133aとHF、トリクロロ
エチレンとHFにはそれぞれ共沸組成が存在し、しかも
それが水とHFの共沸とは異なって最低共沸であるこ
と、ある圧力下ではHF、R−133a、トリクロロエ
チレンのあらゆる組成の混合物はR−133aとHFと
の共沸組成物の沸点とHFの沸点の間の平衡温度をもつ
こと、またこの温度が水とHFの共沸温度と離れている
ため容易に高純度の前記3化合物の混合物が得られるこ
とを見いだした。さらにフッ素化反応混合物を蒸留分離
するにあたり、蒸留塔中段より上記温度範囲で気体で混
合物を抜き出すことにより、これをそのまま反応工程へ
循環させることができ、通常必要とされる蒸発装置群を
省略できることを見いだし本発明を完成させた。
に鋭意検討した結果、R−133aとHF、トリクロロ
エチレンとHFにはそれぞれ共沸組成が存在し、しかも
それが水とHFの共沸とは異なって最低共沸であるこ
と、ある圧力下ではHF、R−133a、トリクロロエ
チレンのあらゆる組成の混合物はR−133aとHFと
の共沸組成物の沸点とHFの沸点の間の平衡温度をもつ
こと、またこの温度が水とHFの共沸温度と離れている
ため容易に高純度の前記3化合物の混合物が得られるこ
とを見いだした。さらにフッ素化反応混合物を蒸留分離
するにあたり、蒸留塔中段より上記温度範囲で気体で混
合物を抜き出すことにより、これをそのまま反応工程へ
循環させることができ、通常必要とされる蒸発装置群を
省略できることを見いだし本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は、トリクロロエチレン
および/または1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエ
タンをフッ素化触媒の存在下、フッ化水素と気相で反応
させ、1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンおよ
び/または1,1,1,2−テトラフルオロエタンを生成
する反応工程で得られる1,1,1−トリフルオロ−2−
クロロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、
フッ化水素および場合によってはトリクロロエチレンを
含む混合物から1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエ
タン、フッ化水素および場合によってはトリクロロエチ
レンを分離し前記反応工程に循環する方法であって、該
混合物の一部または全部を蒸留塔で蒸留し、塔頂から
1,1,1,2−テトラフルオロエタンに富む成分を抜き
出し、前記蒸留塔の内部圧力下での1,1,1−トリフル
オロ−2−クロロエタンとフッ化水素の共沸混合物の沸
点以上であり無水フッ化水素の沸点より5℃低い温度を
下回る温度で蒸留中段から1,1,1−トリフルオロ−2
−クロロエタン、フッ化水素および場合によってはトリ
クロロエチレンからなる混合物を気体で抜き出して前記
反応工程に戻すことを特徴とする1,1,1−トリフルオ
ロ−2−クロロエタンおよび/または1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンの製法を提供する。
および/または1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエ
タンをフッ素化触媒の存在下、フッ化水素と気相で反応
させ、1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンおよ
び/または1,1,1,2−テトラフルオロエタンを生成
する反応工程で得られる1,1,1−トリフルオロ−2−
クロロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、
フッ化水素および場合によってはトリクロロエチレンを
含む混合物から1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエ
タン、フッ化水素および場合によってはトリクロロエチ
レンを分離し前記反応工程に循環する方法であって、該
混合物の一部または全部を蒸留塔で蒸留し、塔頂から
1,1,1,2−テトラフルオロエタンに富む成分を抜き
出し、前記蒸留塔の内部圧力下での1,1,1−トリフル
オロ−2−クロロエタンとフッ化水素の共沸混合物の沸
点以上であり無水フッ化水素の沸点より5℃低い温度を
下回る温度で蒸留中段から1,1,1−トリフルオロ−2
−クロロエタン、フッ化水素および場合によってはトリ
クロロエチレンからなる混合物を気体で抜き出して前記
反応工程に戻すことを特徴とする1,1,1−トリフルオ
ロ−2−クロロエタンおよび/または1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンの製法を提供する。
【0009】本発明は、トリクロロエチレン、R−13
3aまたはこれら両者をHFと反応させる方法であれ
ば、どのような組成の場合にも適用できる。反応は、ア
ンチモン触媒を用いる液相法でもクロム化合物を用いる
気相法のいずれれであってもよい。
3aまたはこれら両者をHFと反応させる方法であれ
ば、どのような組成の場合にも適用できる。反応は、ア
ンチモン触媒を用いる液相法でもクロム化合物を用いる
気相法のいずれれであってもよい。
【0010】反応工程で得られる混合物は、R−133
a、R−134a、塩化水素、HFおよび場合によっては
トリクロロエチレンを主成分とするガスである。これら
は、通常−50℃〜50℃の温度まで冷却され、その大
部分が液化して蒸留塔へ仕込まれる。しかし、蒸留塔へ
の仕込方法は、上記の液仕込に限定されるものではな
く、液仕込に加えて凝縮しきれなかったガスを必要であ
れば昇圧して蒸留塔に仕込んでもよく、また、凝縮せず
に全ての混合物を必要であれば昇圧して蒸留塔に仕込ん
でもよく、さらに、反応混合物を自圧で液状、ガス状ま
たは混相状でも仕込んでもよい。
a、R−134a、塩化水素、HFおよび場合によっては
トリクロロエチレンを主成分とするガスである。これら
は、通常−50℃〜50℃の温度まで冷却され、その大
部分が液化して蒸留塔へ仕込まれる。しかし、蒸留塔へ
の仕込方法は、上記の液仕込に限定されるものではな
く、液仕込に加えて凝縮しきれなかったガスを必要であ
れば昇圧して蒸留塔に仕込んでもよく、また、凝縮せず
に全ての混合物を必要であれば昇圧して蒸留塔に仕込ん
でもよく、さらに、反応混合物を自圧で液状、ガス状ま
たは混相状でも仕込んでもよい。
【0011】蒸留塔の圧力は特に限定されないが、通常
大気圧から20気圧が用いられる。これより低いと塔頂
での冷却にエネルギーを要し、これより高いと蒸留塔に
耐圧性を持たせるために費用がかかる。
大気圧から20気圧が用いられる。これより低いと塔頂
での冷却にエネルギーを要し、これより高いと蒸留塔に
耐圧性を持たせるために費用がかかる。
【0012】蒸留塔に導かれた混合物は、主として塩化
水素、R−134aおよびHFを含む低沸点混合物と、
主としてR−133a、トリクロロエチレンおよびHF
を含む高沸点混合物とに分離される。低沸点混合物は蒸
留塔の塔頂より抜き出され、高沸点混合物は反応混合物
の仕込み段より下でかつ塔底より上の塔中段よりガス状
で抜き出される。抜き出す温度は、R−133aとHF
の共沸点以上でありHFの沸点より5℃低い温度を下回
らなければならない。そうでない場合にはR−134a
や水分等が反応工程に循環することになる。R−133
aとHFとの共沸点およびHFの沸点は1.5kg/cm2G
でそれぞれ20℃および47℃であり、9kg/cm2Gで
66℃および102℃である。トリクロロエチレンの沸
点は1.5kg/cm2Gで120℃であり、通常であれば
高沸点成分として塔底に残るが、HFとの共沸点がこの
圧力下で41℃であるため上記範囲内での温度で抜き出
しが可能となる。
水素、R−134aおよびHFを含む低沸点混合物と、
主としてR−133a、トリクロロエチレンおよびHF
を含む高沸点混合物とに分離される。低沸点混合物は蒸
留塔の塔頂より抜き出され、高沸点混合物は反応混合物
の仕込み段より下でかつ塔底より上の塔中段よりガス状
で抜き出される。抜き出す温度は、R−133aとHF
の共沸点以上でありHFの沸点より5℃低い温度を下回
らなければならない。そうでない場合にはR−134a
や水分等が反応工程に循環することになる。R−133
aとHFとの共沸点およびHFの沸点は1.5kg/cm2G
でそれぞれ20℃および47℃であり、9kg/cm2Gで
66℃および102℃である。トリクロロエチレンの沸
点は1.5kg/cm2Gで120℃であり、通常であれば
高沸点成分として塔底に残るが、HFとの共沸点がこの
圧力下で41℃であるため上記範囲内での温度で抜き出
しが可能となる。
【0013】中段からの抜き出しにより、水やタールな
どのさらに高沸点の物質を塔底に残して高純度の循環ガ
スが得られる。またこのガスをそのまま反応循環ガスと
して反応系へ仕込むことができ、従来蒸留塔塔底より抜
き出した高沸点混合物を蒸発器等で気化させるという工
程を省くことができる。この設備の簡素化によって、従
来に比べ大幅に設備費を削減することができる。
どのさらに高沸点の物質を塔底に残して高純度の循環ガ
スが得られる。またこのガスをそのまま反応循環ガスと
して反応系へ仕込むことができ、従来蒸留塔塔底より抜
き出した高沸点混合物を蒸発器等で気化させるという工
程を省くことができる。この設備の簡素化によって、従
来に比べ大幅に設備費を削減することができる。
【0014】塔底から抜き出した水やタールなどには通
常HFが含まれている。これらを別の蒸留塔で分離し、
有用なHFだけを回収してもよい。また、蒸留塔中段よ
り主に抜き出すR−133aとHFの組成比は、反応に
大きな影響を及ぼすため、この蒸留塔に新たにフッ化水
素を追加することにより任意にその組成比を変更するこ
とも可能である。R−133aを単独で得る場合は循環
ガスの抜き出し段より上の段からR−133aとHFの
共沸物として抜き出すことも可能である。
常HFが含まれている。これらを別の蒸留塔で分離し、
有用なHFだけを回収してもよい。また、蒸留塔中段よ
り主に抜き出すR−133aとHFの組成比は、反応に
大きな影響を及ぼすため、この蒸留塔に新たにフッ化水
素を追加することにより任意にその組成比を変更するこ
とも可能である。R−133aを単独で得る場合は循環
ガスの抜き出し段より上の段からR−133aとHFの
共沸物として抜き出すことも可能である。
【0015】
実施例1 下部に5lの容器と上部に冷却器を有する蒸留塔(理論段
35段、塔径50mm)にR−134aを2mol、R−13
3aを25mol、HFを70molを仕込み、抜き出すこと
なく9kg/cm2Gの圧力を保つように還流状態を作り出
した。この時の塔頂の温度は39℃で、還流液の組成は
R−134aが95mol%、HFが5mol%であり、共沸
組成を示していた。ここに、R−133aとHFおよび
/またはトリクロロエチレンとHFを反応させたガスを
0℃に冷却後、液相部分のみをポンプで導入した。それ
ぞれの流量を表1に示す。
35段、塔径50mm)にR−134aを2mol、R−13
3aを25mol、HFを70molを仕込み、抜き出すこと
なく9kg/cm2Gの圧力を保つように還流状態を作り出
した。この時の塔頂の温度は39℃で、還流液の組成は
R−134aが95mol%、HFが5mol%であり、共沸
組成を示していた。ここに、R−133aとHFおよび
/またはトリクロロエチレンとHFを反応させたガスを
0℃に冷却後、液相部分のみをポンプで導入した。それ
ぞれの流量を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】導入につれて圧力が上昇するので、冷却器
の出口から気体を放出することにより9kg/cm2Gの圧
力を維持した。凝縮しなかったガスは水洗し、乾燥後加
圧凝縮しタンクに溜めた。約5分後に塔底より3段目に
ある抜き出し口付近のガス温度が90℃になったので、
容器の液量を一定に保ちながら気相からの抜き出しを開
始した。抜き出したガスは消費したHFとトリクロロエ
タンを追加するだけでそのまま反応器に循環した。これ
を継続し、2時間後、循環ガス、塔頂からの抜き出しガ
スおよび容器内の液体の組成を分析した。この時の抜き
出し温度は88℃であった。
の出口から気体を放出することにより9kg/cm2Gの圧
力を維持した。凝縮しなかったガスは水洗し、乾燥後加
圧凝縮しタンクに溜めた。約5分後に塔底より3段目に
ある抜き出し口付近のガス温度が90℃になったので、
容器の液量を一定に保ちながら気相からの抜き出しを開
始した。抜き出したガスは消費したHFとトリクロロエ
タンを追加するだけでそのまま反応器に循環した。これ
を継続し、2時間後、循環ガス、塔頂からの抜き出しガ
スおよび容器内の液体の組成を分析した。この時の抜き
出し温度は88℃であった。
【0018】成分の内、酸(HFと塩化水素)は水で吸収
後滴定によって合計量を求め、イオンクロマトグラフィ
ーで塩化物イオンとフッ化物イオンの比率を求めてそれ
ぞれの量を計算した。有機物質については水洗,乾燥
後、ガスクロマトグラフィーで組成を求めた。水分はカ
ールフィッシャー法で求めた。それぞれの組成を表2に
示す。効率よく水分が分離され、蒸留塔に導かれた有用
な未反応物、HF、R−133aおよびトリクロロエチ
レンはほとんどすべて無駄なく回収でき、しかも非常に
高純度であることが分かる。
後滴定によって合計量を求め、イオンクロマトグラフィ
ーで塩化物イオンとフッ化物イオンの比率を求めてそれ
ぞれの量を計算した。有機物質については水洗,乾燥
後、ガスクロマトグラフィーで組成を求めた。水分はカ
ールフィッシャー法で求めた。それぞれの組成を表2に
示す。効率よく水分が分離され、蒸留塔に導かれた有用
な未反応物、HF、R−133aおよびトリクロロエチ
レンはほとんどすべて無駄なく回収でき、しかも非常に
高純度であることが分かる。
【0019】比較例1 塔底より3段目から抜き出しを一時中断し、抜き出し口
の温度が65℃になったときに抜き出しを始めた以外は
実施例1の手順を繰り返した。この組成を表2に示す。
R−134aの混入が認められる。
の温度が65℃になったときに抜き出しを始めた以外は
実施例1の手順を繰り返した。この組成を表2に示す。
R−134aの混入が認められる。
【0020】実施例2および比較例2 実施例1をさらに継続したところ、12時間経過後、抜
き出し口の温度が徐々に高くなり始めた。95℃の時の
組成を表2の実施例2の欄に、100℃の時の組成を比
較例2の欄に示す。温度が好ましい範囲をはずれた場
合、水の混入が認められる。
き出し口の温度が徐々に高くなり始めた。95℃の時の
組成を表2の実施例2の欄に、100℃の時の組成を比
較例2の欄に示す。温度が好ましい範囲をはずれた場
合、水の混入が認められる。
【0021】
【表2】
【0022】実施例3 塔底より3段目から抜き出しを行わず、かわりに塔底の
容器から液量が一定になるように液抜き出しを行ったこ
と以外は実施例1と同様に反応を行った。抜き出し液体
中には常に約30ppmの水分が認められた。
容器から液量が一定になるように液抜き出しを行ったこ
と以外は実施例1と同様に反応を行った。抜き出し液体
中には常に約30ppmの水分が認められた。
【0023】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よれば、フッ素化反応混合物を冷却して蒸留塔に仕込
み、塔の下部中段より他の不純物を含まない高純度のR
−133a、トリクロロエチレン及びHFの混合物を得
ることができる。またこの抜き出した混合物を気化器な
しで直接加熱するだけで反応工程へ循環させることによ
って、従来必要であった蒸発装置群を省くことを可能に
し設備を簡素化することができる。さらに、蒸留塔の塔
底に水やタールを濃縮させて、反応循環系より容易に抜
き出すことをも可能になる。
よれば、フッ素化反応混合物を冷却して蒸留塔に仕込
み、塔の下部中段より他の不純物を含まない高純度のR
−133a、トリクロロエチレン及びHFの混合物を得
ることができる。またこの抜き出した混合物を気化器な
しで直接加熱するだけで反応工程へ循環させることによ
って、従来必要であった蒸発装置群を省くことを可能に
し設備を簡素化することができる。さらに、蒸留塔の塔
底に水やタールを濃縮させて、反応循環系より容易に抜
き出すことをも可能になる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】R−1
33aおよびR−134aは、通常トリクロロエチレン
を、クロムを主成分とする触媒の存在下に気相でHFに
よりフッ素化することによって得られる。またR−13
4aは、R−133aを同様に反応させることによっても
得られる。反応は逐次で進み、以下の反応式で示され
る。
33aおよびR−134aは、通常トリクロロエチレン
を、クロムを主成分とする触媒の存在下に気相でHFに
よりフッ素化することによって得られる。またR−13
4aは、R−133aを同様に反応させることによっても
得られる。反応は逐次で進み、以下の反応式で示され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明は、トリクロロエチレン、R−13
3aまたはこれら両者を気相でHFと反応させる方法で
あれば、どのような組成の場合にも適用できる。
3aまたはこれら両者を気相でHFと反応させる方法で
あれば、どのような組成の場合にも適用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 (72)発明者 田中 義紀 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 津田 武英 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】 トリクロロエチレンおよび/または1,
1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンをフッ素化触
媒の存在下、フッ化水素と気相で反応させ、1,1,1−
トリフルオロ−2−クロロエタンおよび/または1,1,
1,2−テトラフルオロエタンを生成する反応工程で得
られる1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタン、
1,1,1,2−テトラフルオロエタン、フッ化水素およ
び場合によってはトリクロロエチレンを含む混合物から
1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタン、フッ化水
素および場合によってはトリクロロエチレンを分離し前
記反応工程に循環する方法であって、該混合物の一部ま
たは全部を蒸留塔で蒸留し、塔頂から1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンに富む成分を抜き出し、前記蒸留塔
の内部圧力下での1,1,1−トリフルオロ−2−クロロ
エタンとフッ化水素の共沸混合物の沸点以上であり無水
フッ化水素の沸点より5℃低い温度を下回る温度で蒸留
塔中段から1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタ
ン、フッ化水素および場合によってはトリクロロエチレ
ンからなる混合物を気体で抜き出して前記反応工程に戻
すことを特徴とする1,1,1−トリフルオロ−2−クロ
ロエタンおよび/または1,1,1,2−テトラフルオロ
エタンの製法。 - 【請求項2】 蒸留塔の圧力が大気圧から20気圧であ
る請求項1記載の製法。 - 【請求項3】 蒸留塔の塔底から液状でフッ化水素と水
の混合物を抜き出す請求項1記載の製法。 - 【請求項4】 蒸留塔にフッ化水素を新たに追加するこ
とにより、反応工程に戻す1,1,1−トリフルオロ−2
−クロロエタンとフッ化水素の比を調整することを含む
請求項1記載の製法。 - 【請求項5】 前記蒸留塔において1,1,1−トリフル
オロ−2−クロロエタンとフッ化水素を抜き出す段より
上の段から1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタン
をフッ化水素との共沸混合物として抜き出す請求項1記
載の製法。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP3312328A JP2661441B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンおよび/または1,1,1,2−テトラフルオロエタンの製法 |
US08/090,077 US5426251A (en) | 1991-11-27 | 1992-11-27 | Process for preparing 1,1,1-trifluoro-2-chloroethane and/or 1,1,1,2-tetrafluoroethane |
DE69212484T DE69212484T2 (de) | 1991-11-27 | 1992-11-27 | Herstellung von 1,1,1-trifluoro-2-chloroethan und/oder 1,1,1,2-tetrafluoroethan |
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PCT/JP1992/001552 WO1993011093A1 (en) | 1991-11-27 | 1992-11-27 | Production of 1,1,1-trifluoro-2-chloroethane and/or 1,1,1,2-tetrafluoroethane |
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JP3312328A JP2661441B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンおよび/または1,1,1,2−テトラフルオロエタンの製法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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EP (1) | EP0594859B1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009221228A (ja) * | 1994-09-20 | 2009-10-01 | E I Du Pont De Nemours & Co | ヘキサフルオロエタンの生成物の精製方法 |
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CN101117305B (zh) * | 2007-04-11 | 2010-07-28 | 西安近代化学研究所 | 1,1,1,2-四氟乙烷的制备方法 |
CN112250540B (zh) * | 2020-10-14 | 2023-10-31 | 太仓中化环保化工有限公司 | 一种从精馏重组分中分离R134a、R133a和R124的方法 |
CN112174801B (zh) * | 2020-10-15 | 2022-03-29 | 江苏蓝色星球环保科技股份有限公司 | 一种一锅法联产制备羟基乙酸与1,1,1,2-四氟乙烷的方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493965B1 (ja) * | 1968-01-29 | 1974-01-29 | ||
US3558438A (en) * | 1968-10-30 | 1971-01-26 | Du Pont | Distillation process and apparatus |
US4766260A (en) * | 1987-07-07 | 1988-08-23 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Gas-phase fluorination process |
US4944846A (en) * | 1988-08-01 | 1990-07-31 | E. I. Dupont De Nemours And Company | Process for the separation of HF via Azeotropic distillation |
EP0455748B2 (en) * | 1989-02-03 | 2003-01-15 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Manufacture of 1,1,1,2-tetrafluoroethane |
US4975156A (en) * | 1989-05-04 | 1990-12-04 | Atochem North America, Inc. | Process for the separation of hydrogen fluoride, 1,1-dichloro-1-fluoroethane and 1-chloro-1,1-difluoroethane from liquid mixtures thereof |
AU645063B2 (en) * | 1990-03-13 | 1994-01-06 | Daikin Industries, Ltd. | Process for preparing 1,1,1,2-tetrafluoroethane |
GB9007029D0 (en) * | 1990-03-29 | 1990-05-30 | Ici Plc | Chemical process |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3312328A patent/JP2661441B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-11-27 US US08/090,077 patent/US5426251A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-27 WO PCT/JP1992/001552 patent/WO1993011093A1/ja active IP Right Grant
- 1992-11-27 DE DE69212484T patent/DE69212484T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-27 EP EP92924019A patent/EP0594859B1/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009221228A (ja) * | 1994-09-20 | 2009-10-01 | E I Du Pont De Nemours & Co | ヘキサフルオロエタンの生成物の精製方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
US5426251A (en) | 1995-06-20 |
JP2661441B2 (ja) | 1997-10-08 |
EP0594859A4 (en) | 1994-03-17 |
WO1993011093A1 (en) | 1993-06-10 |
EP0594859B1 (en) | 1996-07-24 |
DE69212484T2 (de) | 1996-12-19 |
DE69212484D1 (de) | 1996-08-29 |
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