JPH05147675A - カートンケース - Google Patents

カートンケース

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Publication number
JPH05147675A
JPH05147675A JP3332569A JP33256991A JPH05147675A JP H05147675 A JPH05147675 A JP H05147675A JP 3332569 A JP3332569 A JP 3332569A JP 33256991 A JP33256991 A JP 33256991A JP H05147675 A JPH05147675 A JP H05147675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carton
cut
elastic member
lower elastic
raised portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP3332569A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Iwata
勇次 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH05147675A publication Critical patent/JPH05147675A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートンの底面に置かれた、被梱包製品が載
置される弾性部材が、搬送中に移動することを防止す
る。 【構成】 カートンの底面側フラップ1dに切起こし部
1hを設け、弾性部材2に切欠き部2bを設けて、弾性
部材2の切欠き部2bを切起こし部1hに向き合わせ、
弾性部材2の切欠き部2bと反対側の面をカートンの内
側面に当接させた状態で、弾性部材2をカートン1の底
面上に置く。これにより、弾性部材2の移動が防止され
る。切欠き部2bの長さと切起こし部1hの長さとを正
確に合わせることにより、カートン1内における、弾性
部材2の上記長さ方向の位置決めをも同時に行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、梱包作業において、
カートン内に入れられた下クッション(以下、下弾性部
材という。)が、搬送中等に、移動するのを阻止したカ
ートンケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビやステレオ等の製品をカートン
(段ボール箱)内に梱包する作業においては、カートン
内に置かれた下弾性部材の上に、製品が載置される。
【0003】ところで、電気製品をカートン内に梱包す
る流れ作業においては、まずある工程で、カートン内に
下弾性部材を置き、次にこのカートンをコンベア等によ
り他の工程に搬送して、製品がカートン内の下弾性部材
の上に載置される。
【0004】従って、下弾性部材をカートン内に置くに
は、図3(a)に示すように、位置固定がされない下弾
性部材32を単に置くだけでは、搬送中に下弾性部材が
移動してしまうため、従来、図3(b)に示すように、
前部および後部にリブ33aが形成された下弾性部材3
3をカートン31内に入れてリブ33aとカートンの内
側面との摩擦により移動を防止する場合や、図3(c)
に示すように、下弾性部材35の下面にだぼ35aを設
け、カートン34の下フラップに孔34aを設け,だぼ
35aと孔34aを嵌合して移動を防止する場合があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3
(b)の手段では、リブ33aの外端間の長さがカート
ン31の内側面間の長さより小さい場合には、下弾性部
材33が動いてしまい、リブ33aの外端間の長さがカ
ートン31の内側面間の長さより大きすぎる場合には、
摩擦が大きくなって、下弾性部材33をカートン31内
に入れる作業に手間取るという問題点があった。
【0006】また、図3(c)の手段では、下弾性部材
35の下面にだぼ35aがあるので、だぼ35aと孔3
4aとの位置合わせが難しく、また、だぼ35aの高さ
と孔34aの深さは、フラップの厚さが限度であるため
に、位置決めをしていても,ずれ易いという問題点があ
った。
【0007】そこで本発明の目的は、安価に、かつ容易
な作業で、十分に、下弾性部材のカートン内での移動を
防止することが可能な、カートンケースを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカートンケースは、少なくとも1箇所切起
こし部が設けられた底面側のフラップ部と、切起こし部
に対応した切欠き部が設けられ、底面フラップ上に載置
される弾性部材とを備えている。
【0009】
【作用】フラップ部の切起こし部と弾性部材の切欠き部
とを、嵌め合わせて、弾性部材をカートン内に置き、弾
性部材のカートン内での移動を防止する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて詳細に説明する。
【0011】まず、一般のカートンおよび下弾性部材の
構成について説明する。
【0012】カートン1は、図1(a)(b)に示すよ
うに、通常、側部1a,およびフラップを重ねて構成さ
れる底部1bと蓋部1cを有しており、これらを構成す
るために、1枚の段ボール紙に側部の各面の境界となる
折り曲げ線およびフラップを形成するために側部の上下
に切り込まれる切り込み線を形成し、側部の端縁同士を
つないで、筒状とする(図示省略)。そして、底部の4
枚のフラップのうち、対向する2枚1dを折り入れて、
残りの対向する2枚1fを折り曲げて互いに接合するこ
とにより、底部1bが形成されている。蓋部1cの4枚
のフラップ1gは、製品が梱包された後に、同様にして
折り重ねられ、接合される。
【0013】また梱包作業において、下弾性部材は、通
常、材料の節約等のために、対向する底面隅部に部分的
に一対、置かれ、また、それぞれの下弾性部材には、製
品の下面角部の形状を模した嵌合凹部を形成され、製品
は、下弾性部材間に渡されて嵌合凹部に嵌合される(図
3参照)。
【0014】次に、本発明のカートンの切起こし部を、
図1(a)(b)に基づいて説明する。
【0015】切起こし部1hは折り入れられる側の下フ
ラップ1d上にそれぞれ、形成されている。折り入れら
れる側の下フラップ1dに設けられているために、その
下側に他のフラップが重ねられ、切起こし部により生じ
る孔が外部から遮蔽される。切起こし部1hは、長辺を
下フラップ1dの折り曲げ線1iに平行に配置した、長
方形の形をしており、折り曲げ線1i側の長辺および2
つの短辺が切り抜かれて、残る長辺の位置で上方に折り
曲げられ、切り口を折り曲げ線1i側に向けた状態で切
り起こされている。そして、短辺は切起こし部1hの高
さを構成するので、その長さは、後述する下弾性部材2
が切起こし部1hを乗り越えて移動しないように、所定
の値が、定められている。
【0016】切起こし部1hは、1枚の段ボール紙に側
部の各面の境界となる折り曲げ線およびフラップを形成
するために側部の上下に形成される切り込み線を形成す
る際に、同時に形成される。すなわち、これらの折り曲
げ線および切り込み線を形成する際に、所定の切り込み
型により、切起こし部を形成する所定の正確な位置に
も、同時にプレスを行い、切起こし部1hの3辺を切り
込み、かつ他の1辺を折り曲げ線として折り起こす。従
って切起こし部1hを形成するためのコストは僅かで済
む。このとき、全体のプレスと同時に、プレスにより、
切起こし部1hの切り込み作業および折り起こし作業を
行うので、切起こし部1hを設けたい正確な位置に、切
起こし部1hを正確に位置させることができ、また、1
つの型で切起こし部1hの3辺を同時に切り込むため、
短辺間の長さ,すなわち切起こし部1hの長辺の長さを
極めて正確に得ることができる。このことは、後述す
る、下弾性部材2の、カートン1内における、その長さ
方向の位置決めを正確に行う際に、利用される。
【0017】型取りされた段ボール紙は切起こし部1h
が立ち上がっているが、切起こし部1hの位置を合わせ
てこの状態で各段ボール紙を積み上げていくことによ
り、積み上げられた各段ボール紙間に隙間が生じず、保
管のためのスペースを節約することができる。
【0018】次に下弾性部材の切欠き部を図1(c)
(d)に基づいて説明する。
【0019】下弾性部材2は、発泡スチロール等の弾性
材料により角柱状に形成され、その長さは、対応するカ
ートンの内面間の長さと略等しく取られている。そし
て、製品の下側角部の形状を模した形状の嵌合凹部2a
が、形成されている。次に、切欠き部2bが、下弾性部
材2の角部位置に、形成されている。切欠き部2bは、
下弾性部材2をカートンの内側面に沿わせたときに、切
起こし部1hに対向する位置に形成してある。そして、
切欠き部2bの長さは、切起こし部1hの長さに略等し
く取ってあり、また、その高さは、切起こし部1hの短
辺の長さより大きく取ってあり、切起こし部1hの高さ
に支えないようにしてある。次に切欠き部2bの奥行き
の位置は、切起こし部1hの折り曲げ線の位置よりやや
カートンの内側面側の位置となっており、切起こし部1
hの切起こし角度が直角以下の場合においても、切起こ
し部1hを切欠き部2b内に嵌合することが可能となっ
ている。
【0020】切欠き部2bは、嵌合凹部2aを含めた下
弾性部材2の全体型を射出成形に成形した後、カッター
等で切り取ることにより加工され、また、下弾性部材2
の全体型を射出成形により成形する際に同時に成形する
こともでき、したがって、正確な形状を得ることがで
き、また、切欠き部2bの加工のためのコストも僅かで
済む。
【0021】このように構成してあり、下弾性部材2を
カートン1内に挿入するときには、図2(a)に示すよ
うに、下弾性部材2の切欠き部2bを切起こし部1hに
対向させて、切欠き部2bの反対側面をカートン1の内
側面に沿わせて、そのまま下げていく。すると、図2
(b)に示すように、切起こし部1hが切欠き部2b内
に入り込んで、下弾性部材2はカートンの底部に置かれ
る。切欠き部2bを切起こし部1hに対向させる場合、
切欠き部2bおよび切起こし部1hの位置を、いずれ
も、斜め上方方向から見ることができるので、上記対向
させる作業,およびその後の切起こし部1hを切欠き部
2b内に入り込ませる作業は、極めて容易に行うことが
できる。なお、切起こし部1hが十分に起こされていな
いとき等には、まず、切欠き部2bと切起こし部1hと
を互いに嵌合させて、この状態で下弾性部材2を回転さ
せながら、直立させてカートン1の底面に置き、切起こ
し部1hとカートンの内側面との間に位置させるように
してもよい。
【0022】これにより、下弾性部材2は切起こし部1
hとカートンの内側面との間に挟まれて動くことができ
ない。また切起こし部1hの高さは所定の高さが取って
あるために、下弾性部材2が切起こし部1hを乗り越え
て移動することがない。
【0023】次に、切起こし部1hは切欠き部2b内に
嵌め込まれており、また、上述のように、切起こし部1
hの長さ,および切欠き部2bの長さは正確に形成され
ているので、下弾性部材2は切起こし部1hに引っ掛か
って、その長手方向にはほとんど移動することができ
ず、下弾性部材2のその方向への正確な位置決めの効果
が生じている。従って、下弾性部材2の長さとカートン
の内側面間の長さとを合わせることにより、カートン1
内で、下弾性部材2のその長手方向の位置決めを行うと
いう、従来の手段が不要となり、このことにより、従来
の、カートン1の内側面間の長さが一定していないこと
による、位置決めが確定できない、という問題点が解消
される。
【0024】カートン1の中に2個の下弾性部材2が載
置されたカートンケースは、コンベア等により次の作業
工程へ移動される。この際、下弾性部材2は上述により
移動せず、次工程の作業効率の低下とならない。
【0025】次工程では、製品が2つの下弾性部材の嵌
合凹部2a間に嵌合されて載置されるが、下弾性部材2
はそれぞれ、切起こし部1hにより、その長手方向に位
置決めが正確に行われているので、下弾性部材2の位置
合わせの必要なく、製品を下弾性部材の嵌合凹部2a間
に亘って容易に載置することができる。
【0026】製品が下弾性部材の上に載置された後、上
クッション(上弾性部材)を製品の上に、嵌合,載置し
て、蓋部1cの対向する1組のフラップ1gを折り入
れ、次に、残りのフラップ1gをその上に折り重ねて接
合し、これにより、製品のカートン1内への梱包が完了
する。
【0027】
【発明の効果】以上により、本発明のカートンケースを
用いれば、安価に、かつ容易な作業で、十分に、弾性部
材のカートン内での移動を防止することが可能となる。
【0028】また、上述のように、切欠き部の長さと切
起こし部の長さとを正確に合わせることにより、カート
ン内における、弾性部材の上記長さ方向の高精度な位置
決めを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は下フラップに切起こし部が設けら
れている状態を示す、カートンの斜視図,同図(b)は
同図(a)の縦断面図,同図(c)は切欠部が設けられ
ている弾性部材の斜視図,同図(d)は同図(c)の長
手直角方向の断面図である。
【図2】同図(a)(b)は図1の弾性部材をカートン
内に入れる動作を示す断面説明図である。
【図3】同図(a)(b)(c)はそれぞれ、従来にお
ける、弾性部材をカートン内に入れる手段を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 カートン 1d,1f 底面側のフラップ部 1h 切起こし部 2 弾性部材 2b 切欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1箇所切起こし部が設けられ
    た底面側のフラップ部と、 上記切起こし部に対応した切欠き部が設けられ、上記底
    面フラップ上に載置される弾性部材とを備えたことを特
    徴とするカートンケース。
JP3332569A 1991-11-20 1991-11-20 カートンケース Pending JPH05147675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3332569A JPH05147675A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 カートンケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3332569A JPH05147675A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 カートンケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05147675A true JPH05147675A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18256389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3332569A Pending JPH05147675A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 カートンケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05147675A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011057271A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Kao Corp

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011057271A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Kao Corp

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