JPH0514758U - 電磁弁装置の防振構造 - Google Patents

電磁弁装置の防振構造

Info

Publication number
JPH0514758U
JPH0514758U JP7156891U JP7156891U JPH0514758U JP H0514758 U JPH0514758 U JP H0514758U JP 7156891 U JP7156891 U JP 7156891U JP 7156891 U JP7156891 U JP 7156891U JP H0514758 U JPH0514758 U JP H0514758U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
spool
vibration
solenoid valve
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7156891U
Other languages
English (en)
Inventor
始洋 住吉
Original Assignee
トーソク株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トーソク株式会社 filed Critical トーソク株式会社
Priority to JP7156891U priority Critical patent/JPH0514758U/ja
Publication of JPH0514758U publication Critical patent/JPH0514758U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁弁装置における振動および振動音を減少
する。 【構成】 スプール13を収容し、かつその一端部に電
磁弁18が接合されたスリーブ10の他端部に防振ゴム
25を装着する。この防振ゴム25を介してスリーブ1
0の他端部をブロック2に支持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、摺動自在なスプールを収容するスリーブが嵌入された弁本体と該弁 本体の端部に付設された電磁弁とで構成された電磁弁装置の防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁弁装置としては、例えば図2に示したものがある。すなわち、図2 に示したように、弁本体1はブロック2を有しており、該ブロック2の内部には 、一端側から他端側に亙って、小径部3と該小径部3より大径の大径部4が軸方 向に順次連続して開口されている。前記ブロック2の周部及び他端側には、前記 小径部3に連通する入力ポート5と出力ポート6、第1の排出ポート7、及び第 2の排出ポート8と、前記大径部4に連通する駆動圧供給ポート9が形成されて いる。前記小径部3の内部には、一端側を開口されたスリーブ10がブロック2 と僅かなクリアランスをもって内嵌され、スリーブ10には真円状のスプール穴 11が形成されている。
【0003】 また、前記スリーブ10にはスプール穴11と、前記入力ポート5及び前記出 力ポート6、前記第1,第2の排出ポート7,8とを連通する複数の孔12・・ が設けられている。スリーブ10の他端部は前記小径部3の奥部においてブロッ ク2に支持されており、これにより前記各ポート5〜8に対する前記複数の孔1 2・・・の位置、すなわちブロック2に対するスリーブ10の延在方向の位置を 規制されている。前記スプール穴11にはスプール13及び、スプール13の一 端部を前記大径部4方向へ付勢するスプリング14とが収容されており、スプー ル13の一端部側には第1のランド15が形成され、該第1のランド15よりも 大径の第2のランド16がその他端側に形成されている。また第2のランド16 は前記スリーブ10と共に前記小径部3と前記大径部4とを隔成している。
【0004】 一方、前記大径部4には、スプール13の他端部側に加圧室17を形成すると ともに、スリーブ10の開口部に嵌合された電磁弁18が密接嵌合されている。 該電磁弁18は前記ブロック2より突出した部分にブラケット19を有しており 、該ブラケット19はゴムブッシュ20を介してボルト21によって前記ブロッ ク2に固定されている。また、前記電磁弁18は常閉型であって、前記駆動圧供 給ポート9に連通された入力口22と前記加圧室17に連通された出力口23と を備えており、入力パルスのデューティ比に応じて、前記入力口22から前記出 力口23に流れる油量を規制するように構成されている。そして、前記駆動圧供 給ポート9には、図外の油圧供給源から高い入力圧(例えば15Kg/cm2) が供給されるとともに、前記弁本体1の入力ポート5には、前記油圧供給源とは 異なる油圧供給源から低い入力圧(5Kg/cm2)が供給されるようになって いる。
【0005】 かかる構成においては、電磁弁18の作動に伴い加圧室17に駆動圧が供給さ れると、図2に示したように、スプリング14によって加圧室17側へ付勢され ているスプール13は、加圧室17内の駆動圧により前記スプリング14の付勢 力に抗して一端部側へ摺動する。これに伴い前記第1のランドによって閉鎖され ていた入力ポート5が開放されて出力ポート6と連通される一方、第1の排出ポ ート7が第2のランド16によって閉鎖される。また、スリーブ10内でのスプ ール13の規制位置は、加圧室17内の駆動圧とスプリング14の弾性抗力との バランスによって決定されるため、電磁弁によって駆動圧が変化されると、その 駆動圧に応じてスプール13の前記規制位置が変化し、前記第1のランドによっ て入力ポート5の開度が変化される。したがって、前記駆動圧供給ポート9から 供給される低い油圧を電磁弁により変化させることによって、前記弁本体1にお ける高い出力圧を可変制御することができるのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電磁弁装置にあっては、前記弁本体1の出力 圧を調整する際、前記スプール13の移動時に伴って前記スリーブ10にはスプ ール13の移動方向への振動が発生する。しかもスリーブ10の一端部には電磁 弁18が嵌合されているため、スリーブ10には電磁弁18の作動に伴う振動が 伝達される。これにより、スリーブ10の他端部を支持するブロック2には、ス プール13と電磁弁18との双方によって振動されたスリーブ10の振動が伝達 されるとともに、その振動に伴い作動音を発生する。
【0007】 かかることから、前記ブロック2を他の弁装置と共用する場合、すなわち前述 した電磁弁装置が多連結弁等のいわゆる複合弁の一部を構成する場合等において は、ブロック2の振動によって他の弁装置の作動精度を低下させる等の不具合が あった。しかも、前述した電磁弁装置が自動車のエンジン等の静粛性を要求され る機器内に用いられる場合には、ブロック2の振動音によって機器の静粛性を阻 害するといった不都合もあった。
【0008】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、電磁弁装置に おける振動および振動音を減少する電磁弁装置の防振構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、弁本体にスリーブを嵌入し、該 スリーブに一端部を軸方向に付勢されたスプールを収容するとともに、前記弁本 体の端部には前記スリーブの一端部に接合され、かつ前記スプールの他端部側に 供給される駆動圧を可変する電磁弁を付設し、前記駆動圧によって前記スプール を作動させて前記弁本体の出力圧を制御する電磁弁装置において、前記スリーブ の他端部と前記弁本体との間に、弾性体からなる防振部材を設けることとした。
【0010】
【作用】
前記構成において、一端部を軸方向に付勢されたスプールの他端部側に駆動圧 が供給されると、前記スプールは供給された駆動圧に応じてその一端部側へ移動 する。また、供給される駆動圧が電磁弁によって変化されると、前記スプールが 駆動圧の変化に応じてスリーブ内を軸方向へ移動し、これにより、弁本体の出力 圧が可変制御される。このため、出力圧の可変制御作動時には、前記スプールの 移動に伴ってスプールの軸方向への振動が前記スリーブに発生する。また、電磁 弁が接合されたスリーブには、その作動に伴う電磁弁の振動も伝達される。一方 、スリーブに発生し、または伝達されたスプールの軸方向への振動は、弁本体と スリーブの他端部との間に設けられた、弾性体からなる防振部材によって吸収さ れることとなる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1にしたがって説明する。図1は本考案にかかる 防振構造を有する電磁弁装置を示したものである。なお、図から明らかように、 その構成は従来例において説明したものとほぼ同様の構成を有しているため、同 一の構成については説明を省略する。すなわち、ブロック2内に連続形成された 大径部4及び小径部3内には、ブロック2の内周壁との間にごく僅かなクリアラ ンスを有するスリーブ10が嵌入されている。該スリーブ10は一端側を開口さ れるとともに、その他端側を小径状には成形されるとともに、その他端部には弾 性体からなる防振部材である防振ゴム25が装着されており、スリーブ10は防 振ゴム25を介して、ブロック2内部における延在方向への位置を規制されてい る。
【0012】 前記防振ゴム25は断面凹状の部材であって円筒部26と底部27とを有する とともに、スリーブ10の他端側外周に突設された円環状の突出部28によって スリーブ10と係合されている。前記円筒部27は、スリーブ10とブロック2 との間に押圧挾持されるとともに、ブロック2に形成された入力ポート5と第2 の排出ポート8との連通を遮断しており、また前記底部27はスリーブ10の他 端側端面と密接されており、底部27にはスリーブ10の他端側端面に開口され た孔12と連続して開口する穴29と、スリーブ10の他端側端面とブロック2 間に押圧挾持された凸部30とが形成されている。
【0013】 以上の構成において、従来例で既説したように弁本体1の出力圧を調整する際 、前記スリーブ10には、スプール13の移動時に伴って、主にスプール13の 移動方向に対応する振動が発生するとともに、また、このときスリーブ10には 、その作動に伴い電磁弁18に発生する振動が伝達される。一方、スプール13 の移動方向に延在するスリーブ10の他端部には前記防振ゴム25が装着されて おり、該防振ゴム25を介してスリーブ10はその他端部を前記ブロック2に支 持されている。したがって、スプール13の作動に伴い発生するスリーブ10の 、スプール13の移動方向に対応する振動の大部分が前記防振ゴム25によって 吸収され、また電磁弁18からスリーブ10へ伝達された振動のうち、スプール 13の移動方向に対応する振動成分の大部分も防振ゴム25によって吸収される 。
【0014】 よって、電磁弁装置の作動時にスリーブ10からブロック2に伝達される振動 の大部分が減少されることから、ブロック2に発生する振動および作動音を減少 させることが可能となる。その結果、前記電磁弁装置が多連結弁等のいわゆる複 合弁の一部を構成する場合であってもブロック2の振動に起因する他の弁装置の 作動精度の低下を未然に防止することが可能となり、また、自動車のエンジン等 の静粛性を要求される機器内に用いられた場合に、前記機器の静粛性を向上させ ることが可能となる。
【0015】 一方、前述した電磁弁装置においては、ブロック2に形成された前記入力ポー ト5と前記第2の排出ポート8との連通を、スリーブ10の他端部に装着された 防振ゴム25によって完全に遮断することができる。したがって、スリーブ10 とブロック2間に僅かなクリアランスが存在していたとしても、入力ポート5か ら排出ポート8への油の漏れがなく、油圧の供給源における圧力低下を防止する ことが可能となる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、スプールを収容するとともに、その一端部に電 磁弁が接合されたスリーブの他端部と弁本体との間に、弾性体からなる防振部材 を設けたことから、弁本体の出力圧を可変制御する際に前記スリーブに発生また は伝達されるスプールの移動方向に対応する振動の大部分を前記防振部材によっ て吸収することができる。よって、スリーブから弁本体に伝達される振動の大部 分が減少されることから、前記制御作動時に弁本体に発生する振動および作動音 を減少させることが可能となる。その結果、前記電磁弁装置が多連結弁等のいわ ゆる複合弁の一部を構成する場合であっても弁本体の振動に起因する他の弁装置 の作動精度の低下を未然に防止することが可能となり、また、自動車のエンジン 等の静粛性を要求される機器内に用いられた場合に、前記機器の静粛性を向上さ せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す部分断面図である。
【図2】従来例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 ブロック 10 スリーブ 13 スプール 18 電磁弁 25 防振ゴム(防振部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体にスリーブを嵌入し、該スリーブ
    に一端部を軸方向に付勢されたスプールを収容するとと
    もに、前記弁本体の端部には前記スリーブの一端部に接
    合され、かつ前記スプールの他端部側に供給される駆動
    圧を可変する電磁弁を付設し、前記駆動圧によって前記
    スプールを作動させて前記弁本体の出力圧を制御する電
    磁弁装置において、前記スリーブの他端部と前記弁本体
    との間に、弾性体からなる防振部材を設けたことを特徴
    とする電磁弁装置の防振構造。
JP7156891U 1991-08-12 1991-08-12 電磁弁装置の防振構造 Pending JPH0514758U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156891U JPH0514758U (ja) 1991-08-12 1991-08-12 電磁弁装置の防振構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156891U JPH0514758U (ja) 1991-08-12 1991-08-12 電磁弁装置の防振構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0514758U true JPH0514758U (ja) 1993-02-26

Family

ID=13464445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7156891U Pending JPH0514758U (ja) 1991-08-12 1991-08-12 電磁弁装置の防振構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0514758U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07224963A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Jatco Corp 電磁弁の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07224963A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Jatco Corp 電磁弁の取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0285532A (ja) 自動車用の制御可能な流体振動ダンパー
JPH0419436A (ja) 流体封入式マウント装置
JPS61136032A (ja) パワ−ユニツトのマウンテイング装置
US6921067B2 (en) Hydraulic damping mount
WO2010134216A1 (ja) 流量制御弁
JP2528964B2 (ja) 能動型サスペンション
JP2001140933A (ja) 油圧ダンパ
JP3784797B2 (ja) 油圧制御弁のダンパ装置
JP2007038909A (ja) トルクロッド
JP3509639B2 (ja) 空気圧式能動型防振装置
JP2005127519A (ja) 液圧式軸受
JPH0514758U (ja) 電磁弁装置の防振構造
US20060151270A1 (en) Hydraulic damping system for vehicle
JP2002267037A (ja) 電磁弁
JP4168445B2 (ja) 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置
JPS6057032A (ja) 防振ゴム装置
JPH10184761A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP4186217B2 (ja) 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置
JP2006266425A (ja) 能動型流体封入式防振装置
JP2552370B2 (ja) 液体封入式防振ブッシュ
JP3753702B2 (ja) 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置
JPS631072Y2 (ja)
JPH09177862A (ja) ソレノイド直動バルブ付き油圧緩衝器
KR101033937B1 (ko) 스티어링 장치의 댐핑밸브
JPH0615287Y2 (ja) 能動型サスペンション用圧力制御弁