JPH05147404A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

重荷重用空気入りラジアルタイヤ

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JPH05147404A
JPH05147404A JP3314482A JP31448291A JPH05147404A JP H05147404 A JPH05147404 A JP H05147404A JP 3314482 A JP3314482 A JP 3314482A JP 31448291 A JP31448291 A JP 31448291A JP H05147404 A JPH05147404 A JP H05147404A
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Eiji Igarashi
英二 五十嵐
Osamu Imamiya
今宮  督
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/062Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2205/00Rope or cable materials
    • D07B2205/30Inorganic materials
    • D07B2205/3021Metals
    • D07B2205/3025Steel
    • D07B2205/3046Steel characterised by the carbon content
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最外ベルト層のスチールコードとして、1×
2の単撚りコード構造を使用することにより軽量化と同
時に、耐錆性と耐衝撃性とを共により一層良好になるよ
うにする。 【構成】 トレッド部に複数層のスチールコード1から
なるベルト層を配置した重荷重用ラジアルタイヤにおい
て、前記複数層のベルト層のうちトレッド面に最も近い
最外ベルト層を、1×2の単撚りコード構造であると共
に素線2の型付率が105%以上で、撚りピッチが素線
径dの20倍以下であり、タイヤ中から取り出したコー
ドの破断伸度が4%以上であるスチールコード1から構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は良好な耐衝撃性を保持し
ながら耐錆性を向上すると同時に軽量化を可能にする重
荷重用空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】重荷重用空気入りラジアルタイヤは、カ
ーカス層のトレッド部に、複数層(一般に4層以上)の
スチールコードからなるベルト層を配置している。その
うちトレッド部に最も近い最外ベルト層は、内側のベル
ト層を保護する役目を持っていなければならないため、
耐衝撃性を有するように伸度の大きなスチールコードを
使用することによって構成されている。
【0003】従来、この最外ベルト層に使用するスチー
ルコードとしては、その伸度を大きくするため、4×4
や3×7等の複撚りコード構造にし、かつその撚りピッ
チを小さくしたものが使かわれていた。しかし、4×4
や3×7のコード構造は多数の素線を必要とするため、
軽量化には限界がある。しかも、大きな伸度にするため
に撚りピッチを小さくすることによって素線が相互に密
に撚り合わされ、コートゴムが浸透し難くなっているた
め耐錆性に劣るものになることを避けられなかった。
【0004】このような欠点を解消するためのスチール
コードとして、特開平2−229289号公報には、1
×5の単撚り構造のスチールコードが提案されている。
しかし、本発明者らが鋭意研究した結果、撚りピッチを
短くし、ゴムに埋設する以前の伸びを大きくすることが
できても、ゴムに埋設した後ではその伸びは通常のスチ
ールコード並みに小さくなるという問題があることが明
らかになった。これは加硫によりコード内部に浸入した
コートゴムがワイヤーの伸長時に素線間隙が閉じること
を妨げ、コードの伸びを減じてしまうからである。した
がって、このようなコードではコードの耐錆性は改善で
きるものの、最外ベルト層に要求される十分な耐衝撃性
を満足することはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、最外ベルト
層のスチールコードとして、1×2の単撚りコード構造
を使用することにより軽量化と同時に、耐錆性と耐衝撃
性とを共により一層良好にすることを可能にする重荷重
用空気入りラジアルタイヤを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、トレッド部に複数層のスチールコードから
なるベルト層を配置した重荷重用ラジアルタイヤにおい
て、前記複数層のベルト層のうちトレッド面に最も近い
最外ベルト層を、1×2の単撚りコード構造であると共
に素線の型付率が105%以上で、撚りピッチが素線径
dの20倍以下であり、タイヤ中から取り出したコード
の破断伸度が4%以上であるスチールコードから構成す
ることを特徴とするものである。
【0007】このように最外ベルト層のスチールコード
を1×2という単撚りコード構造としたから、コードの
撚り減り率が減少して強力利用率が増大する結果、軽量
化が可能になる。同時に、コートゴムにより素線の周囲
が実質的に完全に被覆され、優れた耐錆性を発揮する。
また、1×5構造等で問題になるコートゴムに埋設した
後の伸度の減少に関しては、1×2ではコートゴムを包
み込むような閉鎖空間がないため、素線の動きが妨げら
れず、コートゴムに埋設した後も十分に大きな伸びを示
す。しかしながら、1×2構造では2本の素線が全長に
わたってほぼ完全に線接触し、素線間のフリクションが
大きいため、単に撚りピッチを短かくするだけでは十分
な高伸度コードにすることができるものではなく、撚り
ピッチを短かくすると同時に型付率も大きくする必要が
ある。すなわち、撚りピッチを素線径dの20倍以下に
すると共に、型付率を105%以上にすることにより、
最外ベルト層に使用可能な高伸度コードにすることがで
きる。
【0008】ここで、型付率とは、図2に示すように2
本の素線2の直径dの和に対するコード1の最大径Dの
比率(D/2d)×100を言う。以下、図面を参照し
て本発明の構成について具体的に説明する。図1は、本
発明の重荷重用ラジアルタイヤの最外ベルト層に使用す
るスチールコードの1例を示す斜視図である。
【0009】スチールコード1は2本の素線2が長手方
向で相互に完全密着しない部分を有する1×2の単撚り
構造になっている。このスチールコード1は型付率10
5%以上の素線2から構成されることに加えて、その撚
りピッチPが素線径dの20倍以下になるように撚り合
わされ、この型付率と撚りピッチPとの相乗効果により
コートゴム中でも非常に大きな伸度を呈するようになっ
ている。従来の1×n(n≧3)の高伸度スチールコー
ドは、前述のごとくコートゴムで被覆されると、その伸
度が制約されるが、上記構成にの1×2構造を使用する
ことにより、コートゴムで被覆されても、すなわち一旦
タイヤの中に埋設した後に取り出した場合も4%以上の
大きな破断伸度を有するようにすることができる。した
がって、最外ベルト層に使用したとき、優れた耐衝撃性
を得ることができる。
【0010】また、上記スチールコード1は、2本の素
線2が互いに撚り合わせられた1×2のコード構造であ
るから、素線相互間に密閉した空隙を形成することがな
いので、各素線の全周囲を完全にコートゴムで被覆する
ことができ、耐錆性を向上する。また、1×2のコード
構造のスチールコードは、従来の4×4や3×7の複撚
りコード構造に比べて素線数が少ないから、コードの撚
り減り率が減少しして強力利用率が増加する結果軽量化
されるが、その素線を炭素含有量が0.8〜1.0重量
%である超高強力鋼から形成することによって、より一
層軽量化をはかることができる。
【0011】また、本発明のスチールコードを構成する
2本の素線の直径は同一であることが望ましいが異なっ
ていてもよい。また、コードの外接円が楕円であるよう
な、所謂偏平コードであっても本発明の効果にはなんら
変りがない。
【0012】
【実施例】炭素含有量が0.82重量%、素線径が0.
42mm、型付率が110%である素線を2本用いて、
撚りピッチが7.0mmのスチールコードを作り、この
スチールコードを50mm幅当たり28本打ち込んでコ
ートゴムで被覆した最外ベルト層として使用し、下記の
コード構造のスチールコード及びその打ち込み本数を有
するカーカス層と3層のベルト層(カーカス層側からト
レッド側に数えて第1番目のベルト層を1番ベルト層、
第2番目のベルト層を2番ベルト層、第3番目のベルト
層を3番ベルト層と称する)を有するタイヤサイズ10
00/R20の本発明タイヤを製作した。
【0013】カーカス層: 3+9+15×0.175
+W,打ち込み数=28本 1番ベルト層: 3×0.20+6×0.38,打ち込
み数=18本 2番ベルト層: 3×0.20+6×0.38,打ち込
み数=27本 3番ベルト層: 3×0.20+6×0.38,打ち込
み数=27本 また、比較として、本発明タイヤにおける最外ベルト層
を構成するスチールコードの素線径、型付率及び撚りピ
ッチを表1に示す通り変更した2種類の比較タイヤ1と
比較タイヤ2を製作した。これらのタイヤサイズは、い
ずれも本発明タイヤと同一とした。これらを従来タイヤ
と共に表1に示した。
【0014】これら4種類のタイヤについて、下記の方
法により最外ベルト層のスチールコードの破断伸度、耐
錆性及びベルト折れ性(耐衝撃性)を評価し、結果を表
1に示した。破断伸度 :悪路上を10万Km走行した後のタイヤか
ら、最外ベルト層のスチールコードを取り出し、JIS
K3510に規定されている方法に準じて測定した。耐錆性 :悪路上を10万Km走行した後のタイヤのトレ
ッドを剥がし、最外ベルト層の錆の発生状況を目視観察
し、全面に錆が発生していた場合を1点、錆の発生が無
かった場合を5点とし、その間を5段階評価する5点法
により評価した。ベルト折れ性 :悪路上を10万Km走行した後のタイヤ
について、最外ベルト層のベルト折れの生じた個所の数
を調べた。
【0015】 表1中、撚りピッチの欄の下段の数値は素線径に対する
倍数を示す(但し、コード構造が異なる従来タイヤにつ
いては、このような計算は無意味であるため記入してい
ない)。表1から判るように、本発明タイヤは比較タイ
ヤ1と比べると最外ベルト層に用いたスチールコード
(ベルトコード)の耐錆性、破断伸度及びベルト折れ性
のいずれにおいても優れている。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、重荷重用ラジアルタイ
ヤの最外ベルト層のベルトコードを2本の素線からなる
1×2のコード構造としたから軽量化と共にコートゴム
により素線の周囲を実質的に完全に被覆して耐錆性に優
れたものにすることができる。しかも、型付率が105
%以上の素線を撚りピッチを素線径の20倍以下になる
ように撚り合わせたから、その相乗効果によってコート
ゴムに埋設した状態でもスチールコードの伸度を大きく
し、最外ベルト層の耐衝撃性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用するスチールコードの1例を示す
斜視図である。
【図2】図1のスチールコードのA−A線における断面
図である。
【符号の説明】 1 スチールコード 2 素線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部に複数層のスチールコードから
    なるベルト層を配置した重荷重用ラジアルタイヤにおい
    て、前記複数層のベルト層のうちトレッド面に最も近い
    最外ベルト層を、1×2の単撚りコード構造であると共
    に素線の型付率が105%以上で、撚りピッチが素線径
    dの20倍以下であり、タイヤ中から取り出したコード
    の破断伸度が4%以上であるスチールコードから構成し
    た重荷重用空気入りラジアルタイヤ。
JP03314482A 1991-11-28 1991-11-28 重荷重用空気入りラジアルタイヤ Expired - Fee Related JP3028496B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011207276A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ

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