JPH05146968A - ワイヤソー用溝付きローラ及びその取換方法 - Google Patents

ワイヤソー用溝付きローラ及びその取換方法

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JPH05146968A
JPH05146968A JP31669491A JP31669491A JPH05146968A JP H05146968 A JPH05146968 A JP H05146968A JP 31669491 A JP31669491 A JP 31669491A JP 31669491 A JP31669491 A JP 31669491A JP H05146968 A JPH05146968 A JP H05146968A
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groove
wire saw
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公平 外山
Etsuo Kiuchi
悦男 木内
Kazuo Hayakawa
和男 早川
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MIMASU HANDOTAI KOGYO KK
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ワイヤソー用溝付きローラ及びその
取換方法に関し、切断されて形成されたウエーハのうね
りを低減することを目的とする。 【構成】切断用ワイヤ40が巻掛けられるリング状の断
面Y字形溝26Cが金属製円柱外周面にピッチpで形成
され、溝26Cにポリウレタン28がコーティングされ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体インゴット等の
被加工物を切断してウエーハを形成するワイヤソーに用
いられ、ワイヤが巻掛けられるワイヤソー用溝付きロー
ラ及びその取換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、ワイヤソーに用いられる従来の
ローリング装置を示す。
【0003】このローリング装置10は、溝付きローラ
20と、溝付きローラ20の両端部を回転自在に支持す
るローラ軸支装置30a及び30bとからなる。溝付き
ローラ20は、鋳鉄(SS)製の大径軸22の両端から
小径軸24a及び24bが突出し、大径軸22にスリー
ブ25が外嵌されている。スリーブ25の外周面には、
リング状の溝26が一定ピッチで形成されている。この
溝26には、ピアノ線等のワイヤ40が巻掛けられる。
スリーブ25はワイヤ40の寿命を長くするためのもの
であり、磨耗抵抗が大きくかつ弾力性のある合成樹脂で
形成されている。
【0004】ローラ軸支装置30aは、ホルダ32aが
支持板34aに固定され、ホルダ32a内に軸受け36
aが保持され、この軸受け36aに小径軸24aが嵌入
支持されている。ローラ軸支装置30bは、ローラ軸支
装置30aと互いに同一構成であり、ホルダ32bが支
持板34bに固定され、ホルダ32b内に軸受け36b
が保持され、この軸受け36bに小径軸24bが嵌入支
持されている。
【0005】被加工物42は、例えば半導体インゴット
であって、そのオリエンテーションフラット面がワーク
ホルダ44に接着され、ワークホルダ44が不図示の機
構で昇降可能となっている。
【0006】上記構成において、被加工物42を下降さ
せ、被加工物42がワイヤ40に接触すると、溝付きロ
ーラ20が回転されてワイヤ40がその線方向に走行さ
れ、また、砥粒を含む加工液が切断部付近のワイヤ40
に流し当てられる。この状態で被加工物42を下降させ
ると、ワイヤ40で被加工物42が切断され、多数枚の
ウエーハが同時に形成される。
【0007】一回の切断に要する時間は例えば、直径5
インチのシリコン半導体インゴットで6時間である。こ
の間、切断条件を一定に保つことにより、ウエーハの面
精度を高くする必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワイヤと被加
工物との間で発生する摩擦熱やローラ軸支装置の軸受で
発生する摩擦熱により、切断中に溝付きローラの温度が
変動して、熱膨張で溝ピッチpが変動し、ウエーハにう
ねりが生じる。半導体集積回路の微細化が進んでいる今
日、ウエーハのうねりは、半導体装置の歩留まりを大き
く低下させる。
【0009】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、切断されて形成されたウエーハのうねりを低減する
ことができるワイヤソー用溝付きローラ及びその取換方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
るワイヤソー用溝付きローラ及びその取換方法を、実施
例図中の対応する構成要素の符号を引用して説明する。
【0011】本第1発明のワイヤソー用溝付きローラで
は、例えば図1及び図2に示す如く、切断用ワイヤ40
が巻掛けられるリング状の溝26Aが中実又は中空の金
属円柱22Aの外周面に所定ピッチpで形成された溝付
きローラ20Aと、溝26Aにコーティングされた合成
樹脂28とを備えている。
【0012】合成樹脂28の熱膨張率は、普通、金属の
熱膨張率よりも10倍程度大きいが、本発明のワイヤソ
ー用溝付きローラでは、合成樹脂28が溝26Aにコー
ティングされているので、図1において、溝ピッチp
は、金属円柱22Aのみの熱膨張により定まり、大きな
熱膨張率を有する合成樹脂28の熱膨張には影響されな
い。したがって、切断中に熱膨張で溝ピッチpが変動す
ることによるウエーハのうねりを、低減することができ
る。
【0013】図1において、溝26Aの深さをh、開き
角をφとすると、hを小さくしφを大きくすれば、切断
中にワイヤ40が溝26Aから外れる。このワイヤ外れ
は、ワイヤ40の直径pにも依存する。また、h及びφ
の上限は、溝26Aのピッチpにより制限される。溝ピ
ッチpが小さい場合、溝の深さhが制限されてワイヤ外
れが生じ易くなる。
【0014】そこで、溝ピッチpが小さい場合にワイヤ
外れが生じないようにするために、本第1発明の第1態
様では、例えば図4に示す如く、溝26Bは、断面底部
がV字形であり、断面開口側壁面が金属円柱22Bの外
周面と直角になっている。
【0015】本第1発明の第2態様では、例えば図5に
示す如く、溝26Cは、断面がY字形であり、合成樹脂
28は、溝26Cの底部に埋め込まれ、溝26CのV字
形部斜面にコーティングされて、表面が略V字形になっ
ている。
【0016】この構成の場合、合成樹脂28の表面側底
面と溝底面との間の合成樹脂28の厚さtを容易に大き
くすることができるので、ワイヤ40の張力変動の吸収
度が高くなる。これにより、切断されて形成されるウエ
ーハの面精度を向上させることができ、かつ、ワイヤ4
0の寿命をより長くすることができる。さらに、この厚
さtが比較的大きいので、合成樹脂28の寿命、すなわ
ち溝付きローラの取換寿命が長くなり、作業効率が向上
する。
【0017】合成樹脂28は、弾力性を有し、磨耗抵抗
が大きいものが好ましい。そこで、本第1発明の第3態
様では、合成樹脂28として、このような性質を備えた
ポリウレタンを用いている。
【0018】本第2発明のワイヤソー用溝付きローラ取
換方法では、例えば図3に示す如く、溝付きローラ10
A〜10Bの金属円柱とワイヤ40との間に電圧を印加
しておき、この金属円柱とワイヤ40とが導通している
かどうかを判別し、その判別結果に基づいてワイヤソー
用溝付きローラを取り換える。
【0019】これにより、合成樹脂28の再コーティン
グ回数を必要最小限に抑えることができ、また、金属円
柱とワイヤ40とが長時間接触するのを防止できるので
ワイヤ40の寿命を長くすることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0021】[第1実施例]図2は、ワイヤソーに用い
られる第1実施例のローリング装置10Aを示す。図1
は、ローリング装置10Aの溝付きローラ20Aの表面
部拡大図である。図6と同一構成要素には、同一符号を
付してその説明を省略する。
【0022】溝付きローラ20Aは、金属製大径軸22
の外周面にリング状の溝26Aが一定ピッチpで形成さ
れている。溝26Aの断面は、V字形となっている。ま
た、大径軸22Aの外周面には合成樹脂28がコーティ
ングされている。合成樹脂28は、主に、溝26Aの面
で他の部分よりも厚くコーティングされている。
【0023】溝26Aの深さをh、開き角をφとする
と、hを小さくしφを大きくすれば、切断中にワイヤ4
0が溝26Aから外れる。このワイヤ外れは、ワイヤ4
0の直径dにも依存する。また、h及びφの上限は、溝
26Aのピッチpにより制限される。好ましい溝26A
の断面寸法は、例えば、d=0.16mm、p=1.0
9mm対し、h=1.57mm、φ=50°であり、d
=0.16mm、p=0.51mm対し、h=0.73
mm、φ=35°である。
【0024】また、合成樹脂28は、弾力性を有し、磨
耗抵抗が大きいもの、例えばポリウレタン、ポリプロピ
レン、テフロン等が好ましく、特にポリウレタンが好ま
しい。合成樹脂28の溝斜面での厚さは、ポリウレタン
の場合、例えば0.2mmである。
【0025】他の構成は、図6と同一である。
【0026】図3に示す如く、互いに同一構成のローリ
ング装置10A、10B及び10Cは、軸を互いに平行
にして配置され、これらの溝にワイヤ40が巻掛けられ
ている。ローリング装置10A、10B及び10Cは、
不図示の機構で連動回転される。
【0027】ワイヤ40の始端側は、張力調節機構50
を介してワイヤ巻取りドラム52に巻掛けられている。
ワイヤ巻取りドラム52は、軸受けを介して脚板54に
支持され、ワイヤ巻取りドラム52がトルクモータ56
で回転駆動される。張力調節機構50とワイヤ巻取りド
ラム52との間のワイヤ40の張力は、トルクモータ5
6に印加する電圧により調節され、張力調節機構50と
ローリング装置10Cとの間のワイヤ40の張力は、張
力調節機構50により一定に調節される。
【0028】同様に、ワイヤ40の終端側は、張力調節
機構58を介してワイヤ巻取りドラム60に巻掛けられ
ている。ワイヤ巻取りドラム60は、軸受けを介して脚
板62に軸支され、ワイヤ巻取りドラム60がトルクモ
ータ64で回転駆動される。ローリング装置10Cと張
力調節機構58の間のワイヤ40の張力は、張力調節機
構58により一定に調節され、張力調節機構58とワイ
ヤ巻取りドラム60との間のワイヤ40の張力は、トル
クモータ64に印加する電圧により調節される。
【0029】脚板54と図2の支持板34aとの間に
は、直流電圧源70、スイッチ72及び抵抗器74が配
線で直列接続されている。この支持板34aは、ローリ
ング装置10A、10B及び10Cの各ローラ軸支装置
を介し各大径軸22Aに導通している。また、脚板54
はワイヤ巻取りドラム52を介しワイヤ40に導通して
いる。抵抗器74の端子間電圧は短絡判別回路76に供
給され、短絡判別回路76は、抵抗器74の端子間電圧
が設定値以上になると、リセットスイッチ77が押され
るまで出力を保持して、ブザー78を鳴らし、かつ、短
絡を表示する表示灯80を点灯させる。
【0030】次に、上記の如く構成されたワイヤソーの
動作を説明する。
【0031】被加工物42が下降され、被加工物42が
ワイヤ40に接触され、溝付きローラ20が回転されて
ワイヤ40がその線方向に走行され、また、砥粒を含む
加工液がワイヤ40に流し当てられる。この状態で被加
工物42を下降させると、ラッピング作用により被加工
物42が切断され、多数枚のウエーハが同時に形成され
る。
【0032】大径軸22Aの外周面にコーティングされ
た合成樹脂28は比較的薄いので、加工液をワイヤ40
に流し当てることにより、大径軸22Aを従来よりも効
率よく冷却することができ、大径軸22Aの温度を従来
よりもより一定に保持することが容易となる。
【0033】また、合成樹脂28の熱膨張率は、普通、
金属製大径軸22Aの熱膨張率よりも10倍程度大きい
が、図1において、溝ピッチpは、大径軸22Aのみの
熱膨張により定まり、大きな熱膨張率を有する合成樹脂
28の熱膨張には影響されない。したがって、切断中に
熱膨張で溝ピッチpが変動することにより、切断されて
形成されるウエーハのうねりを、従来よりも低減するこ
とができる。
【0034】切断回数が多数回となって、溝26Aの面
にコーティングされた合成樹脂28が劣化し、ワイヤ4
0が大径軸22Aに接触すると、抵抗器74の端子間に
電圧が加わり、これが設定値以上となって、短絡判別回
路76によりブザー78及び表示灯80がオンにされ
る。作業者は、スイッチ72をオフにし、かつ、リセッ
トスイッチ77を押して、短絡判別回路76の出力をオ
フにし、被加工物42の切断が終了した後に、ローリン
グ装置10A、10B及び10Cの溝付きローラ20A
を取り換える。そして、取り外した溝付きローラ20A
の合成樹脂28を溶融剥離させ、再度合成樹脂28を大
径軸22A上にコーティングして再使用に備える。
【0035】これにより、合成樹脂28の再コーティン
グ回数を必要最小限に抑えることができ、また、金属製
大径軸22Aとワイヤ40とが長時間接触するのを防止
できるのでワイヤ40の寿命を長くすることができる。
【0036】[第2実施例]上記第1実施例では、溝ピ
ッチpが小さい場合、溝の深さhが制限されてワイヤ外
れが生じ易くなる。そこで、本第2実施例では、溝付き
ローラ20Bの外周面に形成されたリング状の溝26B
の断面形状を、図4に示す如く、底部でV字形とし、開
口側壁面を外周面と直角にしている。
【0037】また、合成樹脂28を、溝26B内のみコ
ーティングしており、隣合う溝26Bの間の溝付きロー
ラ20Bの外周面にはコーティングしていない。これに
より、加工液が直接この面に接し、冷却効果が第1実施
例の場合よりも高められ、かつ、大径軸22Bの軸方向
に沿った温度分布を均一にすることができる。したがっ
て、切断されて形成されるウエーハのうねりを、第1実
施例の場合よりも低減することができる。
【0038】他の点は、上記第1実施例と同一である。
【0039】[第3実施例]図5は、第3実施例の溝付
きローラの表面部断面を、図1と対応させて示す。この
溝付きローラ20Cは、金属製大径軸22Cの外周面に
形成されたリング状の溝26Cの断面形状がY字形とな
っており、溝26Cは、開口側のV字部261と底側の
U字部262とからなる。U字部262には、合成樹脂
28が埋め込まれている。
【0040】他の構成は、上記第2実施例と同一であ
る。
【0041】本第3実施例では、U字部262により、
合成樹脂28の表面側の底面と、U字部262の底面と
の間の合成樹脂28の厚さtを容易に大きくすることが
できるので、ワイヤ40に対する合成樹脂28の弾性定
数は、第1実施例の場合よりも小さくなって、ワイヤ4
0の張力変動を吸収し易くなる。これにより、切断され
て形成されるウエーハの面精度を向上させることがで
き、かつ、ワイヤ40の寿命をより長くすることができ
る。さらに、この厚さtが第1実施例の場合よりも大き
いので、合成樹脂28の寿命が第1実施例の場合よりも
長くなり、作業効率が向上する。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く、本第1発明に係るワ
イヤソー用溝付きローラでは、金属円柱外周面に形成さ
れた溝に合成樹脂がコーティングされているので、溝ピ
ッチは金属円柱のみの熱膨張により定まり、大きな熱膨
張率を有する合成樹脂の熱膨張には影響されず、したが
って、切断中に熱膨張で溝ピッチが変動することによる
ウエーハのうねりを低減することができるという優れた
効果を奏し、半導体装置の歩留まり向上に寄与するとこ
ろが大きい。
【0043】本第1発明の第1態様では、溝は、断面底
部がV字形であり、断面開口側壁面が金属円柱の外周面
と直角になっているので、溝ピッチが小さくてもワイヤ
外れが生じないようにすることができるという効果を奏
する。
【0044】本第1発明の第2態様では、溝は、断面が
Y字形であり、合成樹脂は、溝の底部に埋め込まれ、溝
のV字形部斜面にコーティングされて、表面が略V字形
になっているので、合成樹脂の表面側底面と溝底面との
間の合成樹脂の厚さを容易に大きくすることができ、ワ
イヤに対する合成樹脂の弾性定数が小さくなって、ワイ
ヤの張力変動を吸収し易くなり、これにより、切断され
て形成されるウエーハの面精度を向上させることがで
き、かつ、ワイヤの寿命をより長くすることができ、さ
らに、該厚さが比較的大きいので、合成樹脂の寿命、す
なわち溝付きローラの取換寿命が長くなり、作業効率が
向上するという効果を奏する。
【0045】本第1発明の第3態様では、合成樹脂とし
てポリウレタンを用いているので、弾力性を有しかつ磨
耗抵抗が大きく、好ましい。
【0046】本第2発明のワイヤソー用溝付きローラ取
換方法では、溝付きローラの金属円柱とワイヤとの間に
電圧を印加しておき、この金属円柱とワイヤとが導通し
ているかどうかを判別し、その判別結果に基づいて溝付
きローラを取り換えるので、合成樹脂の再コーティング
回数を必要最小限に抑えることができ、また、金属円柱
とワイヤとが長時間接触するのを防止できるのでワイヤ
の寿命を長くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の溝付きローラの表面部断
面図である。
【図2】ローリング装置の一部断面正面図である。
【図3】ローリング装置が適用されたワイヤソーの全体
構成図である。
【図4】本発明の第2実施例の溝付きローラの表面部断
面図である。
【図5】本発明の第3実施例の溝付きローラの表面部断
面図である。
【図6】従来のローリング装置の一部断面正面図であ
る。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C ローリング装置 20、20A、20B、20C 溝付きローラ 22、22A、22B、20C 大径軸 24a、24b 小径軸 25 スリーブ 26、26A、26B、26C 溝 261 V字部 262 U字部 28 合成樹脂 30a、30b ローラ軸支装置 32a、32b ホルダ 34a、34b 支持板 36a、36b 軸受け 40 ワイヤ 42 被加工物 44 ワークホルダ 52、60 ワイヤ巻取りドラム 56、64 トルクモータ 70 直流電圧源 72 スイッチ 77 リセットスイッチ 78 ブザー 80 表示灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木内 悦男 群馬県群馬郡群馬町足門762番地 三益半 導体工業株式会社内 (72)発明者 早川 和男 群馬県群馬郡群馬町足門762番地 三益半 導体工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断用ワイヤ(40)が巻掛けられるリ
    ング状の溝(26A〜26C)が金属円柱(22A〜2
    2C)の外周面に所定ピッチ(p)で形成された回転軸
    (20A〜20C)と、 該溝にコーティングされた合成樹脂(28)と、 を有することを特徴とするワイヤソー用溝付きローラ。
  2. 【請求項2】 前記溝(26B)は、断面底部がV字形
    であり、断面開口側壁面が前記金属円柱(22B)の外
    周面と直角になっていることを特徴とする請求項1記載
    のワイヤソー用溝付きローラ。
  3. 【請求項3】 前記溝(26C)は、断面がY字形であ
    り、 前記合成樹脂(28)は、該溝の底部(262)に埋め
    込まれ、該溝のV字形部斜面にコーティングされて、表
    面が略V字形になっていることを特徴とする請求項1記
    載のワイヤソー用溝付きローラ。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂(28)は、ポリウレタン
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ
    に記載のワイヤソー用溝付きローラ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    ワイヤソー用溝付きローラの前記金属円柱(22A〜2
    2C)と前記ワイヤ(40)との間に電圧を印加してお
    き、該金属円柱と該ワイヤとが導通しているかどうかを
    判別し、その判別結果に基づいて該ワイヤソー用溝付き
    ローラを取り換えることを特徴とするワイヤソー用溝付
    きローラ取換方法。
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