JPH0514675U - デイスクブレーキ - Google Patents

デイスクブレーキ

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JPH0514675U
JPH0514675U JP5659991U JP5659991U JPH0514675U JP H0514675 U JPH0514675 U JP H0514675U JP 5659991 U JP5659991 U JP 5659991U JP 5659991 U JP5659991 U JP 5659991U JP H0514675 U JPH0514675 U JP H0514675U
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JP
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pad
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flat surface
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carrier
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金蔵 小林
信一 中山
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トキコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パッド5の外周部22に、該パッド5の支持
部10の下面部15と平行な平面部24が設けられ、該
平面部24に垂直に穿設された係止穴25にリターンス
プリング26の端部27を挿入する構造とすることによ
り、加工基準となる前記下面部15に平行な平面部24
に垂直に前記係止穴25を穿設することができる。 【効果】 係止穴穿設用のドリルが平面部24に当接す
るためドリルの寿命が大幅に向上し、また、パッド5の
加工基準に対して垂直にドリルを立てて穴明作業ができ
るため作業性をも大幅に向上することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車等に取り付けられるディスクブレーキに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
ディスクブレーキには、ブレーキを解除した際のディスクによるパッドの引き ずり防止の目的で、パッドをディスクから離間する方向へ付勢するリターンスプ リングが設けられているものがある。従来、このパッドとリターンスプリングと の係止構造は、パッドの裏金の両端支持部付近の円弧状の外周部に、その接線に 対しほぼ垂直に係止穴を穿設し、この係止穴にリターンスプリングの端部をそれ ぞれ係止するようになっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、パッドの裏金には、その外周部の反ライニング固着面側の角部 にキャリパとの干渉を防止するための面取部が設けられており上記係止穴を穿設 するためのドリルがこの面取部と外周部との境界部分に当接する場合があるため 、ドリルの寿命に影響を与えたり、また、外周部の接線に対し垂直すなわち少な くともいずれか一方が加工基準となるパッドの両端支持部の上面部および下面部 に対して斜めにドリルの軸を倒す必要があるため、作業性に支障を来して作業時 間が増加したり、いずれの理由においても製造コストがアップしてしまうという 問題があった。
【0004】 したがって、本考案の目的は、リターンスプリング用の係止穴の穿設作業の作 業性を向上しかつドリルの寿命をも向上することができて、製造コストを低減す ることができるディスクブレーキを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案のディスクブレーキは、車両の非回転部に 固定されるキャリアと、該キャリアに両端支持部の下面部で摺動自在に支持され る一対のパッドと、前記キャリアを跨いだ位置に設けられ前記一対のパッドをデ ィスクに押圧するキャリパと、前記パッドを前記ディスクより離間する方向へ付 勢するリターンスプリングとを有するものであって、前記パッドの外周部に、前 記支持部の下面部に平行な平面部が設けられ、該平面部に垂直に穿設された係止 穴に前記リターンスプリングの端部が挿入されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
この考案のディスクブレーキによれば、加工基準となるパッドの両端支持部の 下面部に対して平行に設けられた平面部に垂直にリターンスプリング用の係止穴 を穿設することになる。したがって、この係止穴穿設用のドリルが平面部に当接 するためドリルの寿命に影響を与えることがなく、また、パッドの加工基準に対 して斜め方向にドリルの軸を倒す必要がなくなるため作業性に支障を来すことが ない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例によるディスクブレーキを図1〜図5を参照して以下 に説明する。
【0008】 図において、符号1はディスクブレーキである。このディスクブレーキ1は車 両の非回転部に固定されるキャリア2と、このキャリア2を跨いだ位置に摺動案 内部2aによって該キャリアに対して摺動自在に設けられたキャリパ3と、キャ リア2にディスク4を挾むよう設けられた一対のパッド5とから構成されている 。また、両パッド5はキャリア2に相互に対向するように設けられた一対のパッ ドガイド6により、ディスク4の軸に沿う方向へ摺動自在となるよう支持されて いる。そして、このディスクブレーキ1は、ブレーキペダルが踏み込まれると、 キャリパ3のブリッジ部7を介して一方側に設けられたピストン8と該ピストン 8と対向するよう他方側に設けられた爪部9とがディスク4を介して両パッド5 を挾持し、これにより、両パッド5とディスク4との間に摩擦が発生してタイヤ の回転が弱められ車両が制動されるものである。
【0009】 ここで、図4等に示すように、各パッド5は、パッドガイド6を介してキャリ ア2に設けられる両端支持部10およびこれら支持部10間に設けられた円弧部 11とを有する裏金12と、この裏金12の円弧部11のディスク4側の固着面 13に固着され該ディスク4に当接して摩擦力を発生させるライニング14とを 有する構造をなしている。そして、裏金12は、その両端の各支持部10の下面 部15が、キャリア2の段部16に当接されるパッドガイド6の下板部17によ り支持され、上面部18が、同パッドガイド6の下板部17に対向し該下板部1 7方向に付勢力を発生させる押圧部19により支持され、上面部18および下面 部15に対して直交する端面20が同パッドガイド6の下板部17と押圧部19 とを連結させる基板部21に当接するようになっており、円弧部11の外周部2 2の反固着面13側の角部には装着時のキャリパ3との干渉を防止するための面 取部23が設けられている(図3参照)。なお、下面部15は、両側とも同一平 面となるように同一高さの位置に設けられている。
【0010】 なお、本実施例においては、両端支持部10の各上面部18はそれぞれパッド ガイド6の押圧部19により支持される部分よりさらに内側まで延在する形状を なしており、これら延在部分が平面部24を構成することになる。そして、これ ら平面部24には垂直に係止穴25がそれぞれ穿設されている。すなわち、加工 基準となるパッド5の両端支持部10の下面部15に対して平行な平面部24に 垂直に係止穴25を穿設することになるのである。したがって、この係止穴25 を穿設するためのドリルが平面部24に当接するためドリルの寿命に影響を与え ることがなく、また、パッド5の加工基準に対して斜め方向にドリルの軸を倒す 必要がなくなるため作業性に支障を来すことがなくなる。なお、平面部24は、 上記のように上面部18の一部で構成するのでなく、下面部15に平行であれば 別の部分に設けることも勿論可能である。
【0011】 そして、両パッド5の各係止穴25にそれぞれ一対のリターンスプリング26 の対応する各係止部(端部)27を挿入することになる。ここで、このリターン スプリング26は、ブレーキ解除時のディスク4によるパッド5の引きずりを低 減すべくそれぞれのパッド5をディスク4から離間する方向に付勢するもので、 中央の屈曲部28とこの屈曲部28から相互に所定の角度をなすよう同一平面上 を延在する両腕部29と、これら腕部29から前記平面に対し所定角度で折り曲 げられた上記両端の係止部27とを有しており、両パッド5に所定の付勢力を付 与するようになっている。
【0012】 ここで、図5に示すように、リターンスプリング26の形状を、屈曲部28か ら延在する両腕部29と両端係止部27との境界部分に、所定長さディスク4の 軸に沿う方向に延在する形状の中間部30をそれぞれ設けるものとすることによ り、平面部24と外周部22との境界部分と係止穴25との距離(図5に示すB )を短くしてもリターンスプリング26がパッド5の円弧部11の外周部22と 干渉するのを防ぐことができるため、パッド5の幅をコンパクトにすることがで きる。
【0013】 なお、上記実施例においては、パッドの下面部でキャリア2に対し摺動案内さ れる構造のものを例にとり説明したが、本考案は、これにとらわれることなく種 々の構造のものに適用することが可能である。例えば、キャリアにパッド摺動用 の溝を設け、これに対応するようにパッドの両端部に突出部を設けて、この突出 部の上面部および下面部でキャリアに対し摺動案内される構造のものでも、ある いは、逆にキャリアに突出部を設けパッドの端部に溝を設けた構造のものでも、 その突出部の下面部に対して平行な平面部に垂直に係止穴を設ける構造とすれば 、この場合も良好な効果を発揮することになる。また、下面部とは、パッドがデ ィスクの径方向内方へ移動しようとする際に、これを係止するキャリアの面に当 接するパッドの面をいうのであって、位置関係で上下をいうのではない。
【0014】
【考案の効果】 以上詳述したように、本考案のディスクブレーキによれば、加工基準となるパ ッドの両端支持部の下面部に対して平行に設けられた平面部に垂直にリターンス プリング用の係止穴を穿設することができる。したがって、この係止穴穿設用の ドリルが平面部に当接するためドリルの寿命が大幅に向上し、また、パッドの加 工基準に対して垂直にドリルを立てて穴明作業ができるため作業性も大幅に向上 するので、製造コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるディスクブレーキを示
す正面図であって、中央から左側を断面としたものであ
る。
【図2】本考案の一実施例によるディスクブレーキを示
す平面図であって、中央から上側を断面としたものであ
る。
【図3】本考案の一実施例によるディスクブレーキのパ
ッドを示す図2におけるA−A線に沿う断面図である。
【図4】本考案の一実施例によるディスクブレーキの両
パッドへのリターンスプリングの装着状態を示す斜視図
である。
【図5】本考案の別の実施例によるディスクブレーキの
両パッドへのリターンスプリングの装着状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ディスクブレーキ 2 キャリア 3 キャリパ 4 ディスク 5 パッド 10 支持部 15 下面部 18 上面部 22 外周部 24 平面部 25 係止穴 26 リターンスプリング 27 係止部(端部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の非回転部に固定されるキャリア
    と、該キャリアに両端支持部の下面部で摺動自在に支持
    される一対のパッドと、前記キャリアを跨いだ位置に設
    けられ前記一対のパッドをディスクに押圧するキャリパ
    と、前記パッドを前記ディスクより離間する方向へ付勢
    するリターンスプリングとを有するディスクブレーキに
    おいて、 前記パッドの外周部に、前記支持部の下面部に平行な平
    面部が設けられ、該平面部に垂直に穿設された係止穴に
    前記リターンスプリングの端部が挿入されていることを
    特徴とするディスクブレーキ。
JP1991056599U 1991-07-19 1991-07-19 ディスクブレーキ Expired - Lifetime JP2555937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991056599U JP2555937Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 ディスクブレーキ

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JP1991056599U JP2555937Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 ディスクブレーキ

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JPH0514675U true JPH0514675U (ja) 1993-02-26
JP2555937Y2 JP2555937Y2 (ja) 1997-11-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139857U (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 伊勢電子工業株式会社 螢光表示管

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139857U (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 伊勢電子工業株式会社 螢光表示管

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JP2555937Y2 (ja) 1997-11-26

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Effective date: 19970722